CriticRevisionObligatios2015
14/32 Ⅱ 改正理由・適合性の評価

【テロップ】
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【ノート】
第2部では,国会に提出された「改正理由」に改正案が適合しているかどうかを検討します。■ ■改正理由は,今回の改正案の目玉とされていますが,改正案を詳しく検討すると,いずれの項目についても,期待を裏切る結果に終わっています。■ ★第1の消滅時効期間の統一については,用語の混乱と,国民に多大な負担を課す結果になっています。■ ★第2の法定利率の変動制については,ゼロ金利が続いても,法定利率は,さがらないという欺瞞的な変動制となっています。■ ★第3の保証人の保護については,保証人のほぼすべてを占める連帯保証人について,連帯債務の債務者の保護規定を削除したため,それに連動して,保証人の保護が後退する結果に陥っています。■ ★第4の定型約款規定の新設については,「作成者不利原則」を規定しなかったため,約款作成者有利原則に堕するという結果になっています。■ ★第5の原始的不能のドクマからの解放については,買主保護のとりでとなっていた現行法570条(瑕疵担保責任)の規定が削除され,買主の責任が不当に強化されるという結果を招来しています。 ■第2部では,これらの問題について,詳しく検討します。