CriticRevisionObligatios2015
16/32 Ⅱ-1. 消滅時効期間の統一(2/2)

【テロップ】
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【ノート】
★今回の民法(債権関係)改正案については,野球の試合の中断を例にとって,法律用語として,現行法の「時効の中断」は,その意味がわかりにくかったが,■ ★この点,現行法の「時効の中断」という法律用語が「時効の更新」へと改められ,「時効の停止」という法律用語が,「時効の完成猶予」に改められており,改正案は,現行法に比較して,わかりやすくなっていると指摘するものがあります。 ■しかし,更新という用語は,賃貸借契約の更新でなじみがあるように,「契約の存続期間が満了したときに,その契約をさらに継続させること」と定義されています。したがって,時効というタイマーを止めて,タイマーを元の時効期間にリセットするものである「時効の中断」を「時効の更新」とすることは,誤解を招くことになります。「時効の停止」こそが,「時効の短期更新」というにふさわしいからです。■ ★このように考えると,「時効の中断」は,「時効の更新」ではなく,「時効の中止・再開」へ,「時効の停止」は,「時効の完成猶予」ではなく,「時効の短期更新」とする方がわかりやすいと思います。 ■つまるところ,今回の時効に冠する改正案は,用語を分かりやすくしたというよりは,従来の法律用語の用語法に反するものであり,用語法に混乱を生じさせるだけでしょう。