LegalInference2016

1/34 法的推論の基礎

このプレゼンテーションは，「法的推論の基礎」を学ぶためのものです。■ 法律を始めて学習する人とか，一応法律を学習したけれども，身についていないので，法律を最初から学び直したいと思っている人とかに対して，法的推論の基礎について，説明しています。■ ★このプレゼンテーションを通じて，以下の三つの問いに答えることができるようになれば，法的推論の基礎をマスターしたことになります。■ 第1に，法の解釈は，なぜ必要なのでしょうか? ■ このことを，なんとなくというのではなく，条文の根拠を示して説明できるでしょうか? ■ 第2に，法律の条文の理想の姿は，具体的でわかりやすい法律上の推定の前提となる「例示」と，抽象的ではありますが，「真の法律要件」との二つの類型によって構成されます。■ このことを，民法770条（裁判上の離婚原因）を例にとって，説明できるでしょうか? ■ 第3に，法律の条文の理想の形が理解できたならば，それに沿って，民法770条，および，民法612条の改正案を，自分なりに，構造的に作成し，提案することができるでしょうか? ■ ★おそらく，現在のところでは，皆さんは，以上の三つの問いに答えることはできないでしょう。■ そこで，このプレゼンテーションでは，法的推論の基礎をマスターしたいと考えている人々に対して，以上の三つの問いに答えることができるように，順序良くヒントを与えるという構成をとっています。■ このプレゼンテーションを見ながら，メモを取り，以上の三つの問いに，自分なりに答えることができるようになってみませんか? ■