LegalInference2016
11/34 法廷での議論の図式化(トゥールミン図式)

【テロップ】
※各テロップ文字をクリックすると該当の場所がピンポイントで閲覧できます。



【ノート】
上記の交通事故の場合を含めて,不法行為が問題となる事件の原告と被告の攻防を図式化してみます。■ このような法廷弁論を図式化するのに適しているのが,のちに詳しく説明するトゥールミン図式です。 ★トゥールミン図式によれば,原告は,データ(主要事実)を示し,論拠(請求原因)を示して,請求を主張します。■ これに対して,被告は,データ(主要事実)を否認することもできますし,データを認めつつ,論拠に対して反論(抗弁)を行うことによって,原告の主張を覆滅することができます。■ 裁判官は,両者の言い分をよく聞き,論拠と反論を裏付ける原理を考慮しつつ,憲法と法律の条文に基づいて,結論を下します。■