01Orientation
14/37 法的分析能力とは

【テロップ】
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【ノート】
アイラックのうち,I(争点)とR(ルール)とは,あわせて,法的分析方法と呼ぶことができます。 ■争点の発見と,ルールの発見とが,相互に関連しているからです。■ 具体的な事実を解決する場合,まず,問題を解決する手がかりとなる重要な事実は何かを発見することが必要です。そして,重要な事実を発見するためには,問題を解決するのに適用されるべき条文の要件を知る必要があります。 ■なぜなら,その要件に該当する事実があるかどうかという観点から事実を見ると,その中から重要な事実が浮かび上がってくるからです。比ゆ的に言うと,条文の要件という「色めがね」をかけて事実を見ると,その中から重要な事実が浮かび上がってくるのです。■ 反対に,事実が分かると,その事実を解決するのに適切な条文は何か,それらの事実にとってもっと適切な条文や原理はないのだろうかという観点を得ることができます。 ■このようにして,具体的な問題を適切に解決するためには,これまで学んできたルールによって重要な事実を発見したり,それとは逆に,発見された事実から,適切なルールを発見したり,それらの作業を「行きつ戻りつ」しながら,争点となる事実を発見して,その争点を適切に解決すべきルールを発見しなければならないのです。 ■したがって,法的分析能力とは,ルールから重要な事実を発見し,逆に,事実から適用されるべきルールを発見する能力であるということができます。