01Orientation
25/37 2-2-1. 債権の移転と決済

【テロップ】
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【ノート】
債権総論2は,債権の移転と債権の消滅とを扱う講義ですが,それを経済学の概念である,「決済」という観点から見ると,この債権の移転と債権の消滅が,決済を法的に分析するための必須の道具であることに気がつきます。■ 「決済」という用語は法律学辞典を引いても出てきませんが,経済学辞典を引くと,以下のように定義されていることが分かります。■ すなわち,「決済」とは,(商品売買あるいは金銭貸借により生じた)債権・債務関係を,債務者が支払義務を果たすことによって消滅させることです。■ そして,経済学辞典には,決済機能として,以下の説明がなされています。■ 取引で生じた債権・債務の関係を消滅させることができるのは,債務者が貨幣でその支払義務を果たしたときであるから,その点で貨幣の支払手段としての機能を決済機能という。■ コンニチ,ほとんどの決裁は預金振替(銀行振込み)の形で銀行を通じて行われており,その点で銀行の果たす役割を決済機能ともいう。 ■このように見てくると,経済学上の決済とは,預金債権に代表される新しい形態の仮想通貨の移転を通じて,債権を消滅させることであり,債権総論2は,その決済を法的に分析するための必須のツール(弁済,ダイブツ弁済,ソウサイ,更改,免除,混同)を用意しているということができると,私は考えています。