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32/37 2-2-8. プリペイド・カードでの弁済(2/2)債権譲渡説(人的抗弁つき)

【テロップ】
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【ノート】
電子マネーによる決済に関する債権譲渡構成を紹介します。 プリペイド(前払い)ですから,カード利用者は, カード発行会社に対して, 預託金を支払います。 ■この段階では,預託金を現金で支払うのが通常ですが,この段階においても,電子マネーや,クレジットカード,さらには,ビットコインで支払ができるようになると,現金の必要性が減少していきます。 預託金は,預金債権と同様に,返還請求権が発生しますが, 電子マネーの場合には,カード利用者自身による返還請求を禁止しています。あくまで,代金決済専用の制度だからです。■ ただし,これには例外があり,特に,解約時には,返還を受けることができるため,債務引受ではなく,債権譲渡構成をとることが可能となります。 カード利用者が,売主からモノまたはサービスの提供を受けて, その対価を支払う段階で, 預託金返還請求権は実質化し,預託金請求権は,売主に移転します。 これによって,売主の買主であるカード利用者の債権は,ダイブツ弁済によって,または,弁済によって消滅します。■ ■最後に,JR等の運賃は,多くの地域で,現金で払うよりも,電子マネーで払う方が安くなっています。その理由は何でしょうか?自動販売機の設置と維持のコスト面から,その理由を考えてみましょう。