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33/37 2-2-9. クレジットカード決済の仕組み山本正行『カード決済業務のすべて』金融財政事情研究会(2012/05)

【テロップ】
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【ノート】
第2に,クレジットカードの決済システムは,どのような仕組みなのでしょうか? プリペイド・カードに続いて,クレジットカードの決済システムについて考えてみましょう。 ■国債ブランドのクレジットカードシステムにおいては, 国際ブランドのカード会社と カード発行会社(イシュアー)と 加盟店組織会社(アクワイアラー)とが, ■メンバー契約を締結しており, ■いわば,日銀とシチュウ銀行における全銀システムと同じような決済システムを構築しています。 ■さて,一方で,アクウィアラーは, クレジットカードの取扱店としての加盟店を開拓し, クレジットカードによる売り上げの際に,売買代金債権を譲り受けて,速やかに代金相当額を支払うことを約するという加盟店契約を締結します。 ■他方で,イシュアーは, カード利用者との間で, クレジットカードで買物をした場合は,一定期間後に利用者の預金口座から代金相当額を引き落として,売主に代金を支払うというカード会員契約を締結します。 ■このようなクレジットカードによる決済システムが出来上がると,買主は現金を持ち歩かなくても,高額な商品を含めて,気軽に買い物ができるようになります。 カード利用者である買主が,カード加盟店である売主から商品を購入したとしましょう。 アクワイアラーは,売買代金債権を譲り受けると,速やかに売買代金相当額を支払います。 売買代金債権は,国際クレジットカードのメンバー契約を通じて,イシュアーに譲渡され,アクワイアラーは,代金相当額を回収できます。 売買代金債権をアクワイアラーから取得したイシュアーは,カード利用者に対して売買代金相当額をカード利用者の預金口座から引き落として回収し,売買代金債権は消滅すると同時にすべての決済が完結します。 ■このようにして,クレジットカードによる決済の仕組みは,債権譲渡だけを使って説明することができます。