03Assignment2
4/35 債権譲渡禁止特約(1/4)意義と機能

【テロップ】
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【ノート】
債権譲渡禁止特約の意義と機能について説明します。■ 債権は自由に譲渡できるのが原則です。 ■しかし,現行法上は,債権者と債務者との合意で債権の譲渡を禁止することができることになっています(これを譲渡禁止特約といいます)。■ 譲渡禁止特約は,もともとは,債権が譲渡されることにより弁済する相手が変わってしまう不都合,すなわち,譲受人に払うべきところを誤って譲渡人に支払ってしまうというリスクを回避するための債務者保護の制度でした。■ ところが,現在では,譲渡禁止特約の機能に変化が生じています。■ すなわち,最近では,必ずしも弱い立場といえない債務者(例えば,請負代金の債務者である地方公共団体,預金債権の債務者である銀行など)が,これまでの慣習や事務の繁雑さを避けるといった▲自己の利便を図る目的で利用する例が少なくありません。■ 例えば,地方公共団体の工事を請け負った請負業者が,請負代金債権を第三者に譲り渡すことで直ちに資金を得たいと思っても,譲渡禁止特約があることによって,これを実行できないという不都合が生じています。 ■つまり,債権譲渡禁止特約については,現在においては,強い債務者を保護し,弱い立場にある債権者に不都合が生じるという問題が生じているのです。