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9/29 債務引受を第三者のためにする契約として認めた判例

【テロップ】
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【ノート】
わが国の民法には,債務引受について,明文の規定がないのですが,実務上は,債務引受は行われており,そのことでトラブルが生じた場合,裁判者は,ドイツ民法によって事件解決するわけにはいかないので,条文上の手がかりが求められることになります。 ■わが国の判例の中には,債務引受の根拠条文として,「第三者のためにする契約」を使ったものがあります。■ 大審院▲大正6年11月1日▲判決▲民事判決録1715頁を見てみましょう。 ■この判決は,以下のように判示しています。■ 第三者給付の契約は,契約当事者が契約の目的たる給付の上に第三者をして一定の権利を取得せしむる目的をもって当事者の一方が相手方に対し第三者に給付すべきことを約するに因りて成立するものなれば, 要約者と第三者との間にあらたなる独立の給付を約したる場合のみならず, 既存債務の履行を引受け支払を為すことを約する場合においても,当事者の意思が第三者をして権利を取得せしむるにあるときは, 第三者のためにする契約は成立するものとす。