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13/25 最二判平8・4・26 民集50巻5号1267頁(1/10)第三者異議事件

【テロップ】
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【ノート】
最高裁平成8年判決の事実関係とハンシを述べます。 振込依頼人Xの真意は,A銀行コウ支店に対して,B(株式会社・東辰(トウシン))の取引銀行(D銀行)の普通預金口座に振込みを依頼するつもりでした。■ ところが,以前取引のあったカタカナ名が同じ振込先C(株式会社・透信(トウシン))と間違えて振込依頼をしたため,XからCの取引銀行(A銀行乙支点)の普通預金口座に振込みがなされました。■ 最高裁は,このような場合には,たとえ,両者の間に振込みの原因となる法律関係が存在しない場合であっても,受取人と銀行との間に,振込金額相当の普通預金契約が成立すると判示しました。■ そして,最高裁は,ご振込みを依頼したXは,ご振込みを受けたCに対して,不当利得に基づく返還請求権を有するに過ぎないと判示しました。■ したがって,Cの債権者がCの預金債権を差し押さえた場合には,これに対して第三者異議の訴えを提起して強制執行を排除することはできないということになりました。