05BankTransfer
7/25 第三者のためにする契約の代表例(3)契約上の地位の譲渡

【テロップ】
※各テロップ文字をクリックすると該当の場所がピンポイントで閲覧できます。



【ノート】
民法(債権関係)改正によって,新設される契約上の地位の移転(改正案539条の2)について,賃貸借契約における賃貸人の地位の移転を例にとって,第三者のためにする契約の観点から考えてみましょう。 ■賃貸借契約における賃貸人の地位の移転は,契約当事者は,旧賃貸人と新賃貸人との間の契約によって実現されます。■ 賃貸人の権利,すなわち,賃料債権などについては, 旧賃貸人と新賃貸人との間の,通常の債権譲渡によって 実現できます。■ 賃貸人の債務,すなわち,賃借物を使用・収益させる債務についても, 旧賃貸人(旧債務者)と新賃貸人(新債務者)との間の第三者のためにする契約によって, 債務引受が実現できます。 ■このようにして,契約の地位の移転は,受益者である賃借人を契約当事者とすることなく,旧賃貸人と新賃貸人との契約によって,債権・債務を同時に移転することが可能となるのです。■ 最高裁▲第二小法廷▲昭和46年4月23日▲判決▲民事判例集▲25巻3号388頁は,以下のように判示しています。■ 賃貸人の地位の譲渡の場合,新所有者に義務の承継を認めることが賃借人にとって有利であるから,賃借人の承諾を必要とせず,旧所有者と新所有者間の契約をもってこれをなすことができる。