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9/25 振込契約は第三者のためにする契約か? (1/3)

【テロップ】
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【ノート】
先に,振込み契約について,判例(大審院▲昭和9年5月25日判決▲民事判例集13巻829頁)は,第三者のためにする契約ではないと解釈するのが通説的な見解であることを述べました。 ■確かに,判決文の一部には,誤解を招く表現があるものの,しかし,判決をよく読んでみると,振込み契約は,第三者のためにする契約であることを明確に認めています。■ コウが,ある銀行と契約し,その銀行は第三者▲乙に対し,もしも1,000円を支払うべく取り決めたるときは,いわば,疑いもなく,「第三者のためにする契約」なり。■ この場合,コウが銀行に当該金員を払い込むと否と,その払込みは現金をもってすると,はたまた,コウの預金(があらかじめ存在せしならば),その中より差引くという形式をもってすると,これらは,総てコウと銀行との間における内部即ち資金関係の問題に過ぎず。■ 要は,ただ,コウと銀行との間に,前記のごとき支払の契約が成立すれば たりるとともに,また,成立せざるべからず。■ また,あるいは,コウは銀行の了解を得て,乙名義の預金をなし,他日乙がこの預金の返還を請求し,きたるときは,銀行はこれに応ずべき旨,コウと銀行との間に取極めをなすときは,これまた,「第三者のためにする契約」にほかならず。