06StipulationAutrui
15/95 第三者のためにする契約民法537条の理解 (3/5)

【テロップ】
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【ノート】
民法537条の立法理由の続きです。■ 立法理由書によると,民法537条の立法の必要性は,以下の通りです。■ 今 当事者間において,この契約の有効なるは,げんをまたざるをもって,明文をかかぐるの必要なしといえども,第三者がこの契約によりて権利を取得すべきものなるや,いなや,にありては,学説及び立法例,未だ一致せざるをもって,特にこれに関する規定をもうくるの必要あり。■ 立法者は,従来の立法例との対比によって,立法の正当化を以下のように説明しています。■ 従来の立法例によれば,この場合において,第三者は契約に干与せざるをもって,その利益をうくることを得ざるものと したるも,近時 ドイツ民法草案〔ドイツ民法328条以下〕及び,スイス債務法〔112条〕のごときは,正反対に,第三者をして直ちに権利を取得せしめ,特に拒絶を なしたる場合において,その権利を失うものとせり。■ 最後に,立法者は,本条の特色を以下のように説明しています。■ 本案においては,右の両主義を折衷し,原則として,当事者の意思をもって 第三者をして 権利を取得することを得せしめ,ただ,第三者の自ら知らざる間に権利を取得したるものとなすは,その当を得ざるをもって,第二項の規定を置きたり。■ ところで,上記の両主義の折衷とはなんでしょうか?■ 両者を代表する,フランス民法1121条(旧民法財産編323条),ドイツ民法328条は,それぞれ,「第三者のためにする契約」について,どのように規定しているのでしょうか?■