06StipulationAutrui
21/95 第三者のためにする契約民法538条の理解(3/3)

【テロップ】
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【ノート】
民法538条の立法の経緯によれば,民法538条については,反対解釈が可能であることが分かります。■ なぜなら,民法538条(第三者の権利の確定)は,さきに見たように, 前条の規定により第三者の権利が発生した のちは,当事者は,これを変更し,又は消滅させることができない,と規定していますから■ 受益者が受益の意思表示をするまでは,受益者の権利を変更できます。 ■判例も,大審院▲大正5年7月5日判決▲民録▲22輯1336頁が,このことを認めています。■ 特別法である保険法第43条(保険金受取人の変更)は,以下のように規定して,保険事故が発生するまでは,保険金受取人を変更できるとしています。 ■さらに,受益者が権利のみを取得し,不利益を受けない場合には,受益の意思表示も必要ではないとして,以下のように規定しています。■ 保険法▲第43条▲第1項■保険契約者は、保険事故が発生するまでは、保険金受取人の変更をすることができる。■ 保険法▲第43条▲第2項■保険金受取人の変更は、保険者に対する意思表示によってする。■ 保険法▲第43条▲第3項■前項の意思表示は、その通知が保険者に到達したときは、当該通知を発した時にさかのぼってその効力を生ずる。ただし、その到達前に行われた保険給付の効力を妨げない。■