06StipulationAutrui
5/95 「第三者のためにする契約」の機能民法に規定のない制度の構築が可能

【テロップ】
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【ノート】
第三者のためにする契約には,以下のように,主として,三つの機能が認められます。■ 第1は,債権者・債務者間の合意による「債権譲渡」の機能です。■ 第2は,債権者・債務者間の合意による「債務引受」の機能です。■ 第3は,銀行「振込」の基礎理論を構成することができる優れた機能です。■ ■第1の機能については, 民法466条以下の債権譲渡とは異なり,債権者と債務者との間の契約で債権を譲渡できるという特色を有しています。 ■第2の機能については, 判例・学説によって認められている債務引受とは異なり,債権者と新債務者との間の合意ではなく,債務者と新債務者との間の合意で債務引受を実現できるという特色を有しています。しかも, 民法514条(債務者の交代による更改)とは異なり,新債務者は,債務者が有していた抗弁をもって,債権者に対抗できるのが特色です。 ■第3の機能については, 振込依頼人から受益者への振込依頼に基づき,仕向銀行と被仕向銀行との合意で,依頼人名義の仕向銀行の預金債権を受益者名義の預金債権へと移転することを理論的に説明できるという特色を有しています。■