06StipulationAutrui
54/95 第三者のためにする契約の応用例(1/3)電信送金契約

【テロップ】
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【ノート】
電信送金制度がどのようなものかを考えるために,第三者のためにする契約として構成する場合に,どのような構成となるのかを,結論を先取りして,示すことにします。 電信送金契約は,現金送金と為替送金との二つの種類がありますが,現金を輸送するわけではないため,ここでは,送金指図人の預金債権を,送金受取人へと平行移動する,為替送金を図示することにします。 ■電信送金契約は,二つの契約から成り立ちます。■ 第1は,送金指図人と仕向銀行との間で締結される電信送金委託契約です。 ■この第1の契約は,送金受取人のために,送金指図人の金銭債権を送金受取人へと移転させる第三者のためにする債権譲渡契約です。■ 第2は,仕向銀行と被仕向銀行との間であらかじめ締結されている電信送金支払委託契約です。 ■この第2の契約は,送金受取人に対する仕向銀行の金銭債務を被仕向銀行が,送金受取人のために債務の引受けをする第三者のためにする契約です。 ■この二つの契約の履行を通じて,送金指図人と送金受取人との間の原因関係が決済されます。■