06StipulationAutrui
78/95 最二判平8・4・26 民集50巻5号1267頁(2/10) 第一審判決(請求認容)

【テロップ】
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【ノート】
このご振込み事件について,第一審の東京地裁▲平成2年10月25日判決は,最高裁の判断とは異なり,以下のように判示していました。■ 振込における受取人と被仕向銀行との関係は,両者間の預金契約により,あらかじめ包括的に,被仕向銀行が為替による振込金等の受入れを承諾している。■ そして,受入れの都度,当該振込金を受取人のため,その預金口座に入金し,かつ,受取人もこの入金の受入れを承諾してこれについて預金債権を成立させる意思表示をしているものである。■ この契約は,準委任契約と消費寄託契約の複合的契約であると解される。■ ここで,両者が,預金債権を成立させることにつき事前に合意しているものは,受取人との間で取引上の原因関係のある者の振込依頼に基づき,仕向銀行から振り込まれてきた振込金等に限られると解するのが相当である。■ 本件では,原告と「トウシン」との間に右取引上の原因関係がないことは明らかであるから,本件振込金について原告と前記銀行との間では預金契約は締結されていない。■