06StipulationAutrui
80/95 最二判平8・4・26 民集50巻5号1267頁(4/10) 最高裁の判決理由(1/4)

【テロップ】
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【ノート】
ご振込み事件について,最高裁▲平成8年判決は,一審・二審の判断を覆して,以下のような判決を下しました。■ 振込依頼人から受取人の銀行の普通預金口座に振込みがあったときは,振込依頼人と受取人との間に振込みの原因となる法律関係が存在するか否かにかかわらず, 受取人と銀行との間に振込金額相当の普通預金契約が成立し,受取人が銀行に対して右 金額相当の普通預金債権を取得するものと解するのが相当である。■ けだし,前記普通預金規定には,振込みがあった場合にはこれを預金口座に受け入れるという趣旨の定めがあるだけで,■ 受取人と銀行との間の普通預金契約の成否を振込依頼人と受取人との間の振込みの原因となる法律関係の有無に懸からせていることをうかがわせる定めは置かれていないし,■ 振込みは,銀行間及び銀行店舗間の送金手続を通して安全,安価,迅速に資金を移動する手段であって,■ 多数かつ多額の資金移動を円滑に処理するため,その仲介に当たる銀行が各資金移動の原因となる法律関係の存否,内容等を関知することなくこれを遂行する仕組みが採られているからである。■