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32/39 民法478条に関する判例(2/5)定期預金の期限前払い戻し

【テロップ】
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【ノート】
民法478条に関する代表的な判例紹介の続きです。■ ■定期預金の期限前払い戻しは,厳密には,契約の解除と原状回復の問題なので,ヒョウケン代理の問題なのですが,最高裁は,以下のように,銀行にとって立証責任が軽減される▲民法478条の適用を認めています。■ 最高裁▲昭和41年10月4日判決▲民事判例集▲20巻8号1555頁は,以下のように判示しています。■ 定期預金契約の締結に際し、当該預金の期限前払戻しの場合における弁済の具体的内容が契約当事者の合意により確定されているときは、右預金の期限前の払戻しであっても、民法第478条の適用をうける。■ この判決の問題点は,以下の通りです。 さきに述べたように,期限前の払戻しは、契約解除を含む法律行為であり、本来は、ヒョウケン代理に関する民法110条が適用されるべき問題です。■ それにもかかわらず、最高裁が、民法旧478条を適用したのは、立証責任が銀行に有利であり、預金者の利益よりも、銀行を保護する必要があると考えたからでしょう。 ■しかし,民法の現代語化に伴って,民法478条が改正され,立証責任が民法110条と同じになりました。 ■したがって,現在においては,判例のこのような無理な解釈は不要であり,素直に,民法110条を適用すればよいことになります。