10SetOff1
6/22 相殺の要件

【テロップ】
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【ノート】
ソウサイの要件は,複雑なので,積極的ヨウケンと消極的ヨウケンとに分けて理解するのがよいでしょう。 ■積極的ヨウケンとしては, 代替性・相互性の要件と■ ソウサイ適状という二つのヨウケンがあり,■ ソウサイができなくなる消極的ヨウケンとして,つぎに述べるように,四つの障害ヨウケンがあります。 ■最初に,二つの積極的要件について説明します。 ■第1の代替性・相互性の要件とは,■ 同種の債権(通常は金銭債権)が債権者・債務者間にアイ対立して存在することです。 ■第2のソウサイ適状の要件とは,■ 双方の債権ともに弁済期にあることです。 ■つぎに,ソウサイの消極的ヨウケン,すなわち,障害ヨウケンについて説明します。■ 第1に,債務の性質がソウサイを許さないとき(民法501条1項ただし書き)には,ソウサイはできません。■ 第2に,ソウサイ禁止の特約があるとき(民法505条2項)には,ソウサイができません。■ 第3に,互いに労務を供給する債務,互いに競業しない不作為債務のように,ソウサイをして消滅させたのでは意味のない債権の場合には,ソウサイはできません。■ 第4に,ジュドウ債権を消滅させずに現実に支払を確保する必要があるとき(民法509条,510条,511条,会社法208条3項,労基法17条)にも,ソウサイはできません。