12SetOff3
20/25 多数当事者間相殺(5/6)最後まで相殺前の状態を残す方法(1/2)

【テロップ】
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【ノート】
これまでCCPを利用した決済を外観してきましたが,便利な方法であるからといって, ■効率化だけを推し進めると,思わぬ落とし穴に陥ることがあります。 ■それは,債権や債務が錯誤,詐欺等によって無効となったり,取消し事由が発生した場合であり, ■そのような場合に,一端行った決済を元に戻せるようなやり方を考えておく必要が肝心です。 ■そこで,CCPを利用しながらも,債権に生じた様々な抗弁事由に対処できるような,決済方法を考えておくことにしましょう。 ■第1の方法は,CCPを最後に利用する場合の方法です。 ★Aに関する債権・債務関係のデータを残したまま,Aのプラスマイナスを差し引き計算します。■ ★同様にして,Bに関する債権・債務関係のデータを残したまま,Bのプラスマイナスを差し引き計算します。■ ★同様にして,Cに関する債権・債務関係のデータを残したまま,Cのプラスマイナスを差し引き計算します。■ ★同様にして,Dに関する債権・債務関係のデータを残したまま,Dのプラスマイナスを差し引き計算します。■ ★引き続き,その結果を利用して,CCPとの関係を決定します。■ ★まず,AのCCPへの支払い額2万円を決定しますが,そのプロセスを消去しないで残します。もともとの債権に事故が生じた場合に,再計算を可能にするためです。■ ★同様にして,BのCCPへの支払額3万円を決定しますが,そのプロセスを消去せずに残します。 ★CのCCPへの請求額1万円を決定しますが,同様にして,そのプロセスを消去せずに残します。 ★DのCCPへの請求額4万円を決定しますが,同様にして,そのプロセスを消去せずに残します。 ■このようにして,CCPとの関係を決定するまでのプロセスを残しておくことで,事故が起きたときの再計算,すなわち,組戻しが可能となります。