12SetOff3
3/25 三者間相殺の類型(Aが相殺権者)

【テロップ】
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【ノート】
三者間ソウサイは,複雑な問題を含んでいますが,その類型は,以下の3つに限定されます。 ■Aをソウサイ権者として,図示すると,■ ★C→A→B型という▲第1類型■ ★A→B→C型という▲第2類型■ ★B→C→A型という▲第3類型の3種類です。 ■第1類型は,順番に,C▲を債権の譲受人,A▲を債務者,B▲を債権の譲受人と考え,■ ★債権の譲受人から弁済を請求された債務者(A)が,■ ★債権の譲渡人に対して有していた反対債権でもって■ ★ソウサイし,債権の譲受人に対抗するという事例を想定すると,分かりやすいと思います。 ■第2類型は,順番にA▲を一人の連帯債務者,B▲を債権者,C▲を他の連帯債務者と考え,■ ★連帯債務者の一人Aが,債権者Bに対して反対債権を有しており,■ ★債権者Bが他の連帯債務者Cに対しても債権を有している場合に,■ ★連帯債務者の一人Aがソウサイをすると,債権者Bの他の連帯債務者の債務も絶対的効力によって消滅します。 ■このことは,厳密に言うと,複雑な問題を含んでいますので,後に,具体例で説明します。 ■最後の第3類型は,順番に,B▲を債務者,C▲を債権者,A▲を保証人と考え,■ ★債権者(C)から弁済を請求された保証人(A)が,■ ★債務者(B)が債権者(B)に有していた反対債権でもって■ ★ソウサイし,債権者に対抗するという事例を想定すると,分かりやすいと思います。 ■この場合,ソウサイの実体は,C▲からA▲に対する保証人に対する請求権ではなく,C▲のB▲に対する債権とB▲のC▲に対する反対債権のソウサイを援用しているだけなのですが, ■第2類型とは反対に,形式的には,三者間ソウサイの体裁をとっているので,この例で理解するのが便宜でしょう。本来的な第3類型は,ソウサイという用語が使われていない事例なので,後に,詳しく説明することにします。