13Novation
6/16 更改に対する偏見(2/4)条文の削除問題

【テロップ】
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【ノート】
更改に対する偏見の例は,先の例にとどまりません。■ ★現代語化▲以前の民法513条2項には,その後段として,以下の条文が規定されていました。■ ★「債務の履行に代えて為替手形を発行する▲亦同じ」■ ★ところが,この条文は,「更改ではなく,ダイブツ弁済である」として,この規定をダイブツ弁済に移して保存することもしないまま,この条項を削除してしまったのです。 ■これも,民法現代語化の行き過ぎの一例であると,私は考えています。(民法422条の場合も同じ行き過ぎがなされていますので,復習しましょう。)■ ★債務の履行に代えて,「銀行振込み」をする場合であれば,理念的には,債務が消える一方で預金債権が発生するので,更改に違いないとしても, ■現実には,預金債権は,預金通貨と認められているので,ダイブツ弁済として扱っても,問題は少ないかもしれません。(ただし,ご振込の場合には問題が残ります)。■ ★しかし,為替手形の場合には,ジン的抗弁が切断され,物的抗弁が残る新たな手形債務が発生するのであり,この手形債務は,不渡りになる危険性もあるのですから,債務と抗弁とが完全に消滅するダイブツ弁済と同等に扱うべきではありません。 ■債務の履行に代えて,為替手形を発行するのは,更改契約として,条文に残すべきであったと,私は考えています。