13Novation
8/16 更改に対する偏見(4/4)偏見の除去のための基本的考え方

【テロップ】
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【ノート】
★わが国の更改の規定を軽視し,ドイツ法に依拠する方法論には,以下のような問題点があります。■ ★確かに,ドイツ民法には,わが国にはないとされる債務引受の規定があります。 ■しかし,国内のケースにドイツ民法を適用することはできません。■ ★しかも,民法制定の歴史を振り返ってみると,債務引受の規定は旧民法には存在していたのです。■ ★わが国の旧民法には,債務者の交替による更改の規定の中に,免責的債務引受,並存的債務引受の規定(すなわち,旧民法▲財産編▲496条~498条)が存在していました。■ ★それを修正した現行民法514条の解釈において,旧民法の規定をうまく活用し,条文の解釈の範囲で,債務引受の問題を解決することが可能なのです。 ■わが国の民法学説は,ドイツ民法にならって,更改契約をダイブツ弁済契約で置き換えようとしています。■ ★しかし,ダイブツ弁済の規定は,わずか1箇条しかなく,使い勝手が悪いのです。■ ★なぜなら,わずか1箇条では,複雑な問題を解決するには適していないからです。■ ★債務の消滅とともに,新債務が発生する場合については,6箇条を有する更改の規定を活用する方が,1か条しかないダイブツ弁済の規定を無理に適用するよりも,具体的で妥当な解決を図ることができるのです。