TracficAccident&PLver2
35/64 システムとしての正義→契約正義

【テロップ】
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【ノート】
正義は,遠くにあって理想として仰ぎみるものではなく,目的を実現するためのシステムとして理解すべきです。■ システムとしての正義の使命(ミッション)は,個人の自由と組織の自治を実現することにあります。 個人の自由を実現するためには,組織のメンバーの信頼を得ることが必要です。メンバー同士の信頼関係が大きいほど,個人の自由度は大きくなります。信頼されている個人に対しては,他のメンバーが,その人の自由裁量を認めるからです。 ■反対に,個人がメンバーから信頼を得ていない場合には,その人の自由は,さまざまに制限され,干渉されます。 ■自主行動基準を定めて,組織の透明化を高めることによって,組織のメンバー同士の信頼関係が高まればたかまるほどに,メンバーの自由は大きくなるのです。■ 信頼関係を築くために必要なものが,法律に従った自主行動基準であり,それに従った各人の行動があり,信賞必罰が実行される結果として,組織の生産性が向上するのです。■ もっとも,組織の自主行動基準,労働契約,就業規則等の組織のルールは,時代の変化とともに,改善していく必要があります。改善の際に考慮すべきなのが,正義の判断レベルです。■ 通常の場合には,すでにあるルールを適用することによって,問題が解決されます。■ しかし,ルールが時代の要請に合わなくなった場合には,それを,個人の自由と組織の自治が機能しているかどうかという目的に照らして,審査し,改正する必要があります。■ 個人の自由と組織の自治という目的自体も,時代とともに,その具体的な内容は変化する可能性があるので,そのこと自体も債権等の対象となることも考えられます。■ 正義を個人の自由と組織の自治を実現するためのシステムと考えた場合,正義とは,組織のメンバーが共有すべき公共財であることがわかります。 組織は,常に,腐敗によって自滅する危険にさらされているため,透明性を高め,信賞必罰を通じて,信頼関係を維持していくことが必要です。 正義を公共財であると考えるならば,正義は,メンバーの努力によって,常に進化させていくべき身近な存在となることでしょう。