Law_SetTheory
20/58 Legal report of the accident by IRAC

【テロップ】
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【ノート】
アイラックを使って,具体例の解決案をまとめるとどうなるでしょうか?■  実際の判決では,先に判決の結論を示し(主文),争点を明らかにし(争点),事実への法の適用を述べます(判決理由)。しかし,普通の報告書であれば,以下のように書くのがわかりやすいでしょう。 I:被告は,自己が所有する車を運転するに際して,脇見運転という過失によって,自転車で走行中の原告に衝突し,原告に全治3か月のおお怪我をさせるという損害を生じさせた。 R:民法709条:故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は,これによって生じた損害を賠償する責任を負う。 A:被告が原告に衝突したのは,対向車が車線を越えて向かってきたため,被告は緊急避難としてとっさにハンドルを切ったためである。したがって被告は,民法720条2項によって責任を免れる。 C:民法709条(原則)が適用される条件が満たされている場合であっても,民法720条(例外としての免責事由:正当防衛・緊急避難)の条件が満たされている場合には,被告は原告に対して責任を負わない。