Law_SetTheory
28/58 IV. The elements of set theory

【テロップ】
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【ノート】
第4章は,「集合論の基礎」です。■  法律の解釈が難しいのは,一つには,ある条文から導かれる結論が,他の条文によって否定される可能性があるからです。つまり,法律の解釈は,その分野について,すべての条文を理解していないと,正しい結論を導くことができないのです。  すべての条文を知るには,その分野の体系を知ることが大切です。電気回路図や流れ図が法律の全体像を示すのに適しているので,そのような図を各自で作成して,全体像を把握するのに努めましょう。  法律の解釈が難しい,もうひとつの原因は,個々の条文の要件が真の要件ではなく,見せかけの要件に過ぎないことがある点にあります。  個々の条文に書かれている要件が,真の要件なのか,それともみせかけの要件なのかを区別し,それをわかりやすく表現する方法があるでしょうか? それを実現するのが,集合論に基づく,ヴェン図です。 そこで,論理式とヴェン図の関係を理解することから始めることにしましょう。