Law_SetTheory
39/58 Exercise 5: Distinction between true requirements and apparent requirements→ex.6
【テロップ】
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【ノート】
第5章が終わったので,練習問題5「真の法律要件」と「見せかけの法律要件との区別」を解いてみましょう。民法770条は,とても重要な条文なので,現実の問題とギャップがないか,統計資料で調べてみましょう。 1. 離婚に関する統計(司法統計)を調べて,夫および妻が離婚を望むに至った理由を調べてみよう。その上で,現在の民法770条の裁判上の離婚原因の規定に問題がないか検討してみよう。 2. 民法770条1項1号から4号までの離婚原因と5号の離婚原因とを比較して,前者が「見かけ上の離婚原因」であり,後者が「真の離婚原因」であるとされるのはなぜかを説明しなさい。 3. 民法770条1項1号から4号までの離婚原因が真の離婚原因でないとしたら,それをわざわざ規定している意味はどこにあるのか。 4. 民法770条の裁判上の離婚原因の規定を,現代社会に適合するように,しかも,「真の法律要件」と「見せかけの法律要件」の意味がわかるように修正する改正案を起草してみなさい。