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11/12 連帯債務の基本設例
【テロップ】
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【ノート】
ここで,実際に行なっている連帯債務のビデオ教材の導入部分を紹介します。■ 3人の債務者が,債権者から,それぞれ,300万円,200万円,100万円を借りることにして,債権者に対して,連帯して債務を負うとの契約を締結したとします。■ 連帯債務は,当事者間にどのような効果を生じさせるのでしょうか?■ 債権者▲Xから, Y1 ▲が,Xから,300万円を借り,■ Y2 ▲が,Xから,200万円を借り,■ Y3 ▲が,100万円を借りて,債権者▲Xに対して,合計額である600万円を連帯して債務を負うとの契約を締結したとします。■ そうすると,債権者▲Xは,Y1 ▲に対しても,600万円,■Y2 ▲に対しても,600万円,■Y3 ▲に対しても600万円を請求することができます。 ■ここで,疑問が生じます。■ 300万円しか借りていない▲Y1 ▲が,残りの300万円を支払わなければならないのはなぜでしょうか?■ 200万円しか借りていない▲Y2 ▲が,残りの400万円を支払わなければならないのは,なぜでしょうか?■ 100万円しか借りていない▲Y3 ▲が,残りの500万円を支払わなければならないのは,なぜでしょうか? ■「連帯しているのだから,当たり前だ」と思うヒトがいるかもしれませんが,学問的には,それは,答えになっていません。 ■300万円しか借りていない▲Y1 ▲が,残りの300万円を債権者▲Xに支払わなければならないのは,Y1 ▲が,Y2 ▲,Y3▲の負担部分を肩代わりして,債権者▲Xに支払っているからです。 ■さて,この講義は,その後も続きますが,じかんの関係で割愛させていただきます。