WhatIsLaw2015
20/31 解釈方法論(2/7)公園に「車馬通行止め」

【テロップ】
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【ノート】
第2問です。■ 牛を連れた人が通りかかったとします。この人は,公園にはいれるでしょうか?■ 答えは,「通ることができない」が正解です。■ その根拠は,「車馬 通行止め」でなければなりません。練習問題では,このルールしか使うことができないからです。 ■しかし,車又は馬は通行禁止ですが,牛については何も書かれていません。 ■そこで,解釈が必要になります。 ■子供が遊ぶ公園の場合には,「子供に危害を加えるような大型の乗り物を通行させてはいけない」というのが,「車馬 通行止め」の意味ですから, その意味では,大型動物としての馬と牛とは同等に扱ってよいということになります。■ このような解釈は,馬の概念を拡大して,牛も含めるというものなので,法律学では,このような解釈に名前を付けて,「拡大解釈」と呼んでいます。