WhatIsLaw2015
21/31 解釈方法論(3/7)公園に「車馬通行止め」

【テロップ】
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【ノート】
第3問です。■ 小さい木馬を引いた子どもが通りかかったとします。この子は,公園にはいれるでしょうか?■ 正解は,「通ることができる」です。■ その根拠は,「車馬 通行止め」でなければなりません。練習問題では,ルールは,これしかないからです。 ■しかし,馬は通行禁止のはずです。どうして,馬を連れた人について,通行許可をすることができるのでしょうか? 馬といっても,おもちゃの木馬は,通行しても,子供にとってなんの危険もありません。 ■つまり,馬は通行禁止だけれども,おもちゃの木馬は通行してもよいのです。 ■馬の概念をおもちゃについては,縮小しているので, このような解釈のことを法律学では,「縮小解釈」と呼んでいます。■ それでは,おもちゃの車を引いた子供が来たら,どうでしょうか?■ その場合も,縮小解釈によって,通行を許可することができます。