WhatIsLaw2015
7/31 法学部の教育目標(1/2)法的分析能力

【テロップ】
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【ノート】
普通の学習方法と逆向きの学習との違いをもう少し詳しく説明しましょう。■ 通常の学習は,法律の条文について説明を受け,そのルールがどのような事実に適用されるのかについて理解を深めていきます。 ■つまり,トップ・ダウンの思考方法です。 これに対して,逆向きの学習方法は,事実から始めて,それに適用されるべきルールを探索する学習方法,つまり,ボトム・アップの学習法です。 ■この学習方法の特色は,事実に適用されるべきルールの候補を複数見つけることができるようになることです。 ■この方法は,ルールの意味を理解していることが前提になりますが,それにとどまらず,逆向きの学習を並行して行うことで,実務に役立つ経験を積み重ねることができます。 ■以上をまとめて言うと,最初は,トップ・ダウン式にルールから必要な事実を発見し,次に,ボトム・アップ式に,発見した事実から,適用されるべきルールを探索し,さらには,それらを総合して,両方向を「行きつ・戻りつ」と,行き来しながら学習することが大切なのです。