How2Evaluate2015
2/17 成績評価の視点

【テロップ】
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【ノート】
成績評価については,相反するふたつの視点があります。■ ★一つ目の視点は,採点する側,すなわち,教員の視点です。■ ★授業を終えて,ホッとするのも つかの間,短い採点期間で成績評価をしなければなりません。 ■大量の答案を採点する場合には,何日もかかり,採点基準が微妙にぶれて,公正さを期することが困難です。 ■しかも,不可が続出すれば,教え方が悪いということになり,甘い採点だと,いい加減だといわれ,何もいいことはありません。 ■これが,成績評価のジレンマです。■ ★二つ目の視点は,採点される側,すなわち,学生の視点です。■ ★学生にしてみれば,一生懸命に書いた答案が,いい加減に採点されるのは心外です。 ■かといって,厳格すぎる答案は,単位を取得できなくなるおそれがあるので,ある程度は,甘く採点されることが望まれます。 ■それでも,不公平な採点に対しては,異議を申立てることになります。 ■このような,答案を採点する側とされる側の相反する利害を調整するためには, ★公正かつ厳格な評価システムを構築する必要があります。■ ★「厳格な成績評価の実効性を担保する仕組み」として,「公正かつ透明な評価システム」を構築すべきだと思います。 ■さらに,教員のジレンマを解消するためには,■ ★Microsoft Excelなどを使って,答案採点を一定程度自動化し,教員の労力を省力化するのがよいと思います。