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2016年度 基礎演習2(加賀山)

-「地政学上の地図」の活用-

作成:2016年09月20日
明治学院大学法学部教授 加賀山 茂


講義日程

 講義名  基礎演習2(加賀山)
 テーマ  平和を確保するための戦略としての地政学を学ぶ 
 講義期間  2年次 秋学期
 担当者名  加賀山 茂
 校地・曜日・時限  白金・木曜日・3限(13:25~14:55)
 授業概要  明治学院大学の建学の精神を踏まえ,平和を確保するための戦略として注目されている地政学を学習することを通じて,世界政府がないためにホッブスのいう自然状態(万人よる万人の闘争状態)にある世界情勢の現状と近未来を分析する手法をマスターする。
 このため,教科書を熟読し,グループ単位で事例等の検討結果を報告し,学生同士,講師との間で議論を行う。
 毎回,予習で分からなかった点,演習でそれが解決できたかどうか等についてのリアクションペーパーを提出することを義務づけるほか,グループ(3名以内)で章ごとの要旨と検討結果を報告し,その成果をまとめたレポートを最後に提出することを義務づける。
 学習目標  複雑な事案を地政学の知識を活用して解決する方法の発見を通じて,複雑な問題を解決するための分析方法を会得し,それをアイラック(IRAC)で表現できるようになること。
 授業計画  以下の順序で授業を行う。受講者は,全員,「地政学上の地図」を参考にして,教科書をよく読んで予習すること。
 報告者は,第2回以降の課題についてレジュメを作成して,報告し,最後に400字以内で要約すること。
 日程 報告チーム   概要
 第1回
(09/20)
 加賀山  イントロダクション・地政学の紹介
 世界情勢の現状を分析するために有用な手段とされている地政学について,教科書の序章(13-19頁)に従って紹介する。
 第2回
(09/27)
 各チーム  プレゼン打ち合わせ,準備
 第3回
(10/04)
チーム1 
 第4回
(10/11)
チーム2 
 第5回
(10/18)
チーム3 
 第6回
(10/23)
チーム4
 第7回
(11/08)
 チーム5
第8回
(11/15) 
チーム6
 第9回
(11/22)
チーム1 
 第10回
(11/29)
チーム2 
 第11回
(12/06)
 チーム3
 第12回
(12/13)
チーム4 
 第13回
(12/20)
 チーム5  
 第14回
(01/10)
 チーム6
 第15回
(01/17)
 まとめ  
 教科書 ・ロバート・D・カブラン『地政学の逆襲(The revenge of geography)』朝日新聞出版(2014/12/30)
 参考書 ・井筒俊彦『イスラーム生誕』中公文庫(1990/08/10)
・ジャック・アタリ(林昌宏訳)『21世紀の歴史-未来の人類から見た世界-』作品社(2008/08/30)
・パスカル・ボニファス=ユベール・ヴェドリーヌ(松永りえ=加賀通絵 訳)『最新 世界情勢地図』ディスカバー・トゥエンティワン(2011/04/15)
重信メイ『「アラブの春」の正体-欧米とメディアに踊らされた民主化革命-』 角川新書(2012/10/10)
・豊下楢彦『「尖閣問題」とは何か』 (岩波現代文庫)(2012/11/17)
・アル・ゴア『未来を語る-世界を動かす6つの要因』KADOKAWA(2014/10/26)
・池内恵『イスラーム国の衝撃』文春新書(2015/01/20)
 成績評価の
基準 
 演習における質疑応答,リアクションペーパーの提出による平常点(30%),報告内容を改訂して学期末に提出するレポート(70%)を総合的に判断して評価する。
 なお,レポートの評価基準(100点満点換算)は以下の通りである。
 1.レポートのタイトル(教科書の章のタイトル)が何を意味するか,明確に述べられているかどうか(60点)。
 2.取り上げた章の要約が的確になされているかどうか(30点)。
 3.報告をするために学習したことを通じて「何を学んだか」,「どのような示唆を得たか」について,その感想が自分の言葉として述べられているかどうか(10点)。
 関連URL ・ 仮想法科大学院(http://cyberlawschool.jp/kagayama/)
地政学上の地図(http://cyberlawschool.jp/kagayama/LegalInformatics/Politics/Geopolitics/index_map.html)
・(最終回)学生たちへの「はなむけ」のメッセージ
 ・ビデオ教材(10分)
 ・プレゼンテーションファイル
 ・PDFファイル
 授業に向けての準備・アドバイス  予習に際しては,分からなかった点をノートにメモしておき,授業時に配布されるリアクションペーパーに,分からなかった点が,演習の議論を通じて解決されたかどうかを書く習慣をつけること。
 備考  リアクションペーパーの提出が7割に満たない場合には,たとえ演習で報告をし,レポートを提出しても単位を取得できないので注意すること。

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No.  学籍番号 氏名  日程
1 16JU1022 井上 駿介  書道  10/25
2 16JU1095 小杉 智子  世界史  10/4
3 16JU1151 高橋 弓月  世界史  10/4
4 16JU1153 武井 政憲  ゴスペル  10/18
5 16JU1215 平澤 優太  ゴスペル  10/18
6 16JU1218 廣瀬 涼太  サッカー  10/11
7 16JU1261 山本 有紗  書道  10/25
 8  16JU1269 吉田 晧太郎   サッカー  10/11