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作成:2023年1月1日
名古屋大学名誉教授・明治学院大学名誉教授 加賀山 茂
2023年のホームページの更新記録を兼ねた,私の教育・研究・生活の日誌です。
私が,日々,どこで,何を考え,何をしたのかを記録しています。
ただし,個人名(公刊物の著者名等を除く)を含めて,プライバシーに関することは記録していません。
2022年の総括を踏まえて,以下のように,2023年の目標を設定しました。このページの最後に記録されることになる「2023年の総括」,および,「2023年の業績」において,この「2023年の目標」が達成されたか否かが検証されることになります。
高い目標を立てると,それを実現することは至難の業ですが,人間は安きにつきやすく,面倒くさいことを嫌う傾向にあるため,明確で高い目標を立てておかないと,業績を上げることができないのも世の常です。
確かに,夢を見れば,その実現のために辛いことや,面倒なことが多くなりますが,夢を見ずにいられないのも人間なのですから(中島みゆき,”May
be"),そこは割り切って,自分のできる限りの高くて明確な目標を設定し,その目標を達成するために日々努力を重ねることしか,充実した人生を送る方法はないように思われます。
- 活動拠点
- 現在,74歳で年金生活者です。無償の名誉職を3つ有しています。
- 名古屋大学名誉教授,明治学院大学名誉教授,法と経営学会名誉会長
- 現役は,無償と有償の以下の5つです。
- 日出ロータリークラブ会長エレクト(次期会長) ,NPO法人・名古屋留学生ネット理事,まちと学びのイノベーション研究所取締役
- 名古屋大学法政国際教育協力研究センター(CALE)非常勤講師,真庭市政策アドバイザー
- 田舎暮らし
- 家計
- 昨年,吉備国際大学大学院(通信制)知的財産学研究科の特任教授を退任して,年収が半減したため,以下の方法を実施しました。
- 第1に,食事を玄米と乾物の炊込みご飯を中心の粗食に切り替え,食費を軽減しました。
- 第2に,ずっと続けてきた自費での出張を取りやめ,旅費が支給される出張だけをするようにしました。
- 第3に,デジタル家計簿(Money Forward Me)を導入して,日々の家計をチェックして,無駄遣いを少なくしました。
- こうした努力を通じて,年収が600万円から300万円へと半減したにもかかわらず,前年と同様の生活水準を保つことに成功しました。
- 負債はゼロなのですが,貯蓄はほぼゼロになって久しいため,今年は,研修活動による収入を徐々に増やして,世間並みの貯蓄もできるようにしたいと考えています。
- 健康生活
- 昨年から開始した,玄米と乾物(小豆,昆布,干し椎茸,干し大根,梅干し,海苔)の炊込みご飯を中心とし,自家製のパン(北海道産の強力粉,全粒粉を主原料とし,クルミ,松の実,レーズンで甘みをつけ,それにシナモン,キャラウェイシーズを加えて作る香り高いパン)のサンドイッチを加えた食事を継続し,健康を維持します。
- 昨年は,毎朝,一日も欠かさずにストレッチと筋トレ(腹筋,腕立伏せ,腸腰筋運動を各100回ずつ)を行ってきました。
- 今年は,ストレッチの目標を上げるとともに,筋トレの回数を100回から110回に増やすことを考えています。
- 3年前から,毎週2回,社交ダンス教室に通って,身体と頭を鍛えています。
- 今年は,ダンス教室に通う回数を週3回に増やして,技に磨きを掛けるつもりです。
- 目標は,将来のパートナーと楽しく踊れるようになることであり,その準備を怠らないようにしたいと考えています。
- 学問への貢献
- 法学への貢献
- 昨年度実現することができなかった『子どものための法学入門』を完成させ,出版したいと考えています。
- 名古屋大学法政国際教育協力センター(CALE:Center for Asian Legal Exchange)での留学生に対する民法の講義を通じて,民法を優しく教えるための教材(民法を楽しく・深く学ぶ20講) と方法論を構築していきます。
- 個人情報の本人のための利活用,著作物の利用権の拡大とを調和する理論を探求します。
- 国民の三大義務を実現するための支援の法体系を構築するとともに,憲法15条1項を実現するための組織理論を構築したいと考えています。
- 法と経営学への貢献
- 「一般社団法人 法と経営学会」の第2分科会(地方創生とDX)の座長として活動を継続し,研究成果を『法と経営研究』に投稿します。
- 社会への貢献
- 地方創生に役立つ活動の実践
- 日出町
- 日出ロータリークラブ
- 青少年奉仕活動の一環として,子ども食堂の支援を行なったり,1年後に迫った創立40周年記念行事の一つとして,日出町の小中学校の教員のイエナプラン・オランダ研修へのj派遣に向けてのプランを策定したり,若者の域外流出を防止するために,大学を含めて,高等教育機関を設立するための方法を提案したりします。
- 日出町ダンススポーツ連盟
- 会長として,コロナ禍後のダンススポーツの活動の在り方を模索します。
- 真庭市
- 政策アドバイザーとして,個人情報保護法施行条例に関する意見を具申したり,個人情報保護法,著作権法,民法に関する職員研修を通じて,職員の法的思考力の向上に貢献します。
- まちと学びのイノベーション研究所の取締役として,高等教育機関の設立に向けての活動,および,所有者不明土地・建物に関する法の考え方に基づいてまちづくりに貢献します。
- 2023年1月1日(土) 晴れ
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2023年元旦 初日の出 |
初日の出を撮影しました。今年は,東の空に雲が懸っていましたが,美しい「初日の出」を撮影することができました。
- 年賀状の返事に使う,今年の干支(ウサギ)のイラストを作成し,私のWebサイトを2022年版から2023年版へと変更(追加変更)する作業を行いました。
- このWebサイトをご覧いただいている皆様,今年も,良書をたくさん読んで,書評を掲載する予定です。皆様,お忙しいところ恐縮ですが,本年も引き続きご覧いただきますよう,お願い申し上げます。
- (HP訪問者の延べ人数:49,160人)
- 2023年1月2日(月) 晴れ
- 昨年のWebサイトのデータを基に,新年のWebサイトへとリニューアルしました。
- まちと学びのイノベーション研究所の取締役会(Zoom)に参加しました。
- キヴィ『七人兄弟』の教材化の依頼者とZoomミーティングを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:49,180人)
- 2023年1月3日(火) 晴れ
- 今週末(1月7日(土))に,明治学院大学「これくら研(これからの暮らしを考える会)」で報告するプレゼンテーションの原稿「コロナ禍後の新しい生活」を改訂しています。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行いました。
- キヴィ『七人兄弟』の教材化の依頼者とZoomミーティングを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:49,190人)
- 2023年1月4日(水) 晴れ
- まちづくりに不可欠の都市計画ですが,フランス都市計画法が2015年に改正されて,従来の引用条文が検索しにくくなっているので,思い切って,フランス都市計画法を翻訳することを思いつきました。土曜日の「これくら研」での報告を終えたら,作業にかかりたいと考えています。
- 外国に移住した友人から法律相談を受けたので,参考までに,日本の場合の手続の概要と外国との差異を説明しました。
- 昨年の11月24日に読み終えて興味深かったので,その続きのつもりで,内海聡=玉蔵『秘密度99%コロナパンデミックの奥底―支配する者と支配される者の歴史を遡る!』ヒカルランド(2022/01/31)を購入して読んでみました。
- 読んでみると,思ったのとは毛色の異なる,一読したところでは,トンデモない暴露本でした。
- 本書は,コロナパンデミックを比喩的に以下のように分析して見せる本です。コンピュータウィルスを退治するソフトを作っている会社が,ウィルスを作ってばらまいて大儲けをしたという話がある。今回の新型コロナウイルス対策のワクチンも,実は,ウイルスをばらまいているところとワクチンを作っているところが一緒で,そこが大儲けをしているのではないかという見立てです(本書76頁)。
- 本書の目次は以下の通りです。
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内海聡=玉蔵
『秘密度99%コロナパンデミックの奥底―
支配する者と支配される者の歴史を遡る!』
ヒカルランド(2022/01/31) |
- はじめに(内海 聡)
- Part1:騙し騙され,真実に目覚めるまで
- Part2:トランプとQアノン幻想―正義と悪だけで考えるな
- Part3:一枚岩ではない世界の支配者層,貴族ネットワーク
- Part4:支配者は庶民を恐れている
- Part5:今のワクチンは支配計画のまだスタート段階
- Part6:打って死ぬか,打って突然変異で進化か!?
- Part7:ネット検閲,児相,養子縁組,現実レベルの事件を見よ
- Part8:ムーの末裔,日本人の意義
- Part9:エジプト,シュメールに源流を探る
- Part10:エセのスピリチュアルを超えよ
- Part11:日本は再生か絶滅か
- おわりに(玉蔵)
- 本書は,二人の著者,すなわち,一人は,現役の医者で先住民族のオタク,もう一人は,元ITCの技術者で現在は山奥の田舎で半自給自足のコミュニティをやっているという,支配階級としての貴族の歴史オタクとの二人が普通の人にはついて行けないほどにぶっ飛んだ話(例えば,コロナウイルスのワクチンは,RNA遺伝子を体内に入れ込むものであり,支配階級が遺伝子操作で庶民を改造人間にして飼いならすという人体実験の始まりではないかなど(本書87頁))で盛り上がるという対談集です。
- しかし,最後まで辛抱して読んでみると,二人の考え方が,徐々に変化していき,最初とは立場が逆転していくという意外性が楽しめる本です。
- 最後に,ある国の大統領の演説の骨子が紹介されていますが,本書によって明らかにされたワクチンの副作用(ワクチンの副作用で,日本で2万人以上が亡くなっている)という記述(本書86-87頁)や,「全員にマスクをさせる,全員にワクチンを打つというのも,同調意識と村八分の成れの果てに過ぎない」(本書193頁)との主張を読んだ後では,説得力があります(本書206-207頁)。
- ワクチン接種したら感染しないかって? するだろう!
- 感染させないかって? させるだろう!
- それでなんでワクチンパスポートがいるんだ?首輪を…国民にかけたがる理由は何だ?自由を失うぐらいだったら死んだ方がましだ。
- ファイザーの説明書を読め!「副作用について責任は負いません」って書いてあるよ。「路上で車軸が緩んで事故が起きても我々は何の関係もない何の責任も取らない」って書いてある車に誰が乗るんだ? 自由への少しの小さな妥協を許せば,最後には安心も自由もすべて手放すことになるんだ!
- 本書の警告は以下の通りです。
- 「市民の方が多いのだから,多いやつが目覚めて動いたら勝ち」ということで,誰かが助けてくれるという思想は絶対にないはず(本書133頁)。
- それなのに,私たちは,脅かされれば怖い怖いでワクチンを打って,誘われれば楽しそうで便利そうでホイホイついて行く。まるで牧羊犬に囲い込まれる羊です。将来的に娯楽も栄養も与えられるお気楽な家畜になるのは目に見えています(本書207頁)。
- それでは,私たちはどうすればよいのでしょうか。
- 本書のPart10,Part11で,著者たちが,それぞれの処方箋を示しています。
- 詳しくは本書を読んでいただくほかありませんが,私としては,読み始めた時は変な人と思っていた玉蔵氏の処方箋に共感しているのがわかって,不思議な気分になりました。
- しかし,よく考えてみれば,私も,ワクチン接種を一度だってしていないし,世間の人から見れば,立派な変人だったのでした。
- (HP訪問者の延べ人数:49,200人)
- 2023年1月5日(木) 晴れ
- 今週末(1月7日(土))に,明治学院大学「これくら研(これからの暮らしを考える会)」で報告するプレゼンテーションの原稿「コロナ禍後の新しい生活」を改訂しています。
- キヴィ『七人兄弟』の教材化の依頼者とZoomミーティングを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:49,210人)
- 2023年1月6日(金) 晴れ後曇り
- 明日,明治学院大学「これくら研(これからの暮らしを考える会)」で報告するプレゼンテーションの原稿「コロナ禍後の新しい生活」を改訂します。
- 東京の発明家が尋ねて来られたので,街に出て,水素の生成,運搬,活用について,議論しました。
- 西脇文男『日本の国家戦略「水素エネルギー」で飛躍するビジネス―198社の最新動向』東洋経済新報社(2018/7/19)を読みました。
- エネルギーを完全に自給できる「水素社会」を実現するためには,具体的に何が必要で,日本企業がどこまで対応しようとしているのかをわかりやすく説明する本です。
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西脇文男『日本の国家戦略
「水素エネルギー」で飛躍するビジネス
―198社の最新動向』
東洋経済新報社(2018/7/19) |
- 本書の目次は,以下の通りです。
- はじめに
- 序章 水素エネルギーが未来を拓く
- 第1章 究極のエコカー燃料電池自動車
- 第2章 水素ステーション
- 第3章 燃料電池
- 第4章 水素発電
- 第5章 水素の製造
- 第6章 水素の輸送と貯蔵
- 第7章 エネルギーキャリアとして期待される役割と広がる可能性
- 第8章 水素社会の実現を目指して
- 巻末資料 「水素エネルギー」ビジネス 企業動向一覧
- 索引 ― 企業・大学・自治体・その他法人
- 本書の構成は,目次で示されているように,明快です。本書の内容を更に分かりやすくするため,構造的に表示すると以下のようになります。
- 化石燃料から水素エネルギー利用の時代へ(第1章~第4章)
- 燃料電池自動車(FCV:Fuel cell Vehicle)(第1章)〔EVの次はFVだ!〕
- 燃料電池=発電装置(第3章)
- 家庭用燃料電池「エネファーム」
- 業務用燃料電池ビジネス
- 水素発電(第4章)
- 水素の製造・輸送・貯蔵(第5章,第6章)
- 水素の製造(第5章)
- 副生水素,化石燃料改質,水の電気(再エネ発電)分解,バイオマスなど
- 〔本書では紹介されていない大分高専「松本佳久研究室」の「水素分離膜」の研究を「化石燃料ガスの改質」として位置づけるべきかが,現在の私の課題(近日中に研究室を訪問して確認する予定)〕
- 水素の輸送と貯蔵(第6章)
- エネルギーキャリアとしての水素の役割(第7章)
- 再生可能エネルギー発電の導入拡大を支援
- P2G(Power to Gas:電力から水素ガスへ)
- 自立型水素エネルギー供給システムの実用化に成功(東芝エネルギーシステムズのH2OneTM)
- ①再エネの余剰電力で水素を製造する水電解装置+②作った水素を貯めて置く水素貯蔵装置+③純水素型燃料電池の3つの機能をパッケージ化(本書214-221頁)
- 海外の安価な最エネ電力等を水素に変えて日本に運搬
- 水素社会実証プロジェクトの紹介(第8章)
- 本書は,日本がエネルギー自給を可能にする水素社会に変えていくためには,何が必要なのかを具体的に考えるヒントを与えてくれる本であり,広く一般の読者にお薦めできる良書だと思います。
- (HP訪問者の延べ人数:49,220人)
- 2023年1月7日(土) 曇り
- 明治学院大学「これくら研」で,「コロナ禍後の新しい生活」について報告しました。
- 「これからの暮らしを考える研究会」の年頭報告として,ふさわしい報告で会たとの評価を,研究代表者からいただきました。
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コロナ禍後の新しい生活 |
- 健康で文化的な最低限の生活を送るために必要な知識(生物学上の知識)と政策(エネルギー自給政策,赤字財政政策,アファマティブアクション)についての報告は,会員にとって,刺戟的だったようです。
- 3年前から社交ダンスを習っており,昨年の12月20日に練習の成果をダンス教室内で発表し,それをビデオ収めた作品を会員に披露したことについては,衝撃をもって迎えられました。
- 私にとっては,失敗が目立って恥ずかしいビデオ作品だったのですが,初めての人にとっては,私が社交ダンスを踊るということ自体が,驚きだったようです。
- 新型コロナウイルス,および,ワクチンの正体については,以下の三つの質問をいただきました。そこで,以下のように,私なりの回答をしておきました。
- 質問1.ワクチンパスポートについて,3回以上のワクチン接種者を優遇することは妥当か?
- (回答)ワクチンを3回受けると,ホテル代が大幅に値引きされるなど,観光が活性化されるというシステムだが,なぜ,1回や2回では駄目で,3回が必要なのだろうか。
- これまでは,ワクチン接種は2回で充分だったはずで,3回の根拠が不明である。3回摂取を受けた人でも,コロナウイルスに感染している人が多いのだから,なおさら,ワクチンパスポートは,意味不明である。要するに,「儲かることなら,理由を問わずに政府の言うことに盲目的に従う人たち」だけを優遇しようという,差別政策に過ぎない。
- コロナ禍で打撃を受けている観光業を救済するためであるならば,ワクチンの摂取の有無にかかわらず,観光に協力する人すべてに,平等にクーポンを発行するなど,優遇措置を実施すればよい。
- それなのに,観光産業を応援しようとする人の中で,感染を防止する効力も,他人に感染させないという効力もない(単に重症化を防ぐ効力だけがあるとされているが,実は,その根拠も疑わしい。むしろ,摂取を受けて死亡している人が2万人以上いるとの説もある)ワクチン接種をした人だけを優遇するという差別を行うことが間違っている。
- 質問2.ワクチン接種の際の医師の説明義務について,副作用等の説明が不十分ではないか?
- (回答)説明義務の前提となる因果関係であるが,厚生労働省の指針によると,一方では,死者からウィルスが発見されると,死因が交通事故で死亡したことが明らかであっても,ウイルスによる死亡と認定することになっており,因果関係は非常に緩く認定されている。反対に,ワクチン接種後に死亡した場合には,ほとんどの場合に,ワクチン接種と死亡との間の因果関係は不明であると認定されている。これらは,明らかな二重基準(ダブル・スタンダード)であり,一つの科学的基準に戻さなければならない。
- 第1に,厚生労働省が,ウイルスによる死亡とワクチンによる死亡とについて,矛盾した基準を設定しているため,それに従わざるを得ない医師たちは,科学的な説明をすることができない。つまり,説明不足なのではなくて,医師たちは,政府の基準を科学的に説明できないので,説明不能の事態に陥っているのである。
- 第2に,良心的な医師にとって,ワクチンの副作用(重篤な皮膚疾患,死亡,RNA遺伝子の注入による遺伝子の変異など)を正直に説明するならば,自らのワクチン接種行為を正当化できない事態を招くことになってしまう(それでは,病院経営が成り立たなくなる。その意味では,厚生労働省のオウムになっている医師を含めて,良心を捨てている医師・学者が多いように思われる)。
- 以上の二つの理由によって,医師は説明不足ではなく,説明不能の事態に陥っているのである。
- 質問3.ワクチン接種による死亡・後遺症等の因果関係認定は,司法判断の場合にはどのように予想されるか?
- (回答)厚生労働省の判断は,先に述べたように,ウイルスによる死亡は容易に,ワクチンによる死亡は厳格にという,明らかに不当な二重基準(ダブル・スタンダード)で行われている。
- しかし,司法判断となれば,従来通りの因果関係の認定基準(ルンバ―ル事件以来の最高裁の判断基準)に従って,一元的に行なわれると思われる。
- 荒川洋平『日本語いう外国語』講談社現代新書(2009/8/20)を読んでいます。(第1日)
- (HP訪問者の延べ人数:49,230人)
- 2023年1月8日(日) 晴れ
- 昨日の研究会での報告を終えて,いろいろ考えてみました。
- 一時が万事,日本政府はアメリカの言いなりで国費を無駄遣いしています。日本の議員の多数は票と金になることなら良心も捨てています。日本国民も儲かることなら政府の言いなりで理由を探求しようともしません。
- 確かに,日本のすべての政治現象は,三つの用語(アメリカ追随,票と金)で説明できるほど単純明快です。
- 最近の若者が政治を論じる意欲を失っているのも,結論が見え見えで面白くないからでしょう。
- 日本人は,いつの頃から,「自主独立」とか,「反骨精神」とか,「良心」とかいう言葉の実体を失い,アメリカ隷属の道を歩み始めたのでしょうか?いや,いや,この国の人々は,いつの時代も,国難を経験しないと,自分で考えることをしないのかもしれません。
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気象庁
https://www.data.jma.go.jp/
svd/eqev/data/nteq/assumption.html |
- そろそろ,富士山の爆発とか,南海トラフ巨大地震とか,大災害を逃れて地方にやって来るわが国の被災者たち,さらには,近隣の国で起こるであろう紛争・戦禍を逃れてわが国やって来る隣人たちのことを考える時期に来ています。
- この人たちを分け隔てなく,温かくもてなすために,私たち地方の住民は,その人たちのためにも,広すぎる住宅,多すぎる空地・空き家を利用して,避難してくる人々に対して,安全な住居・安全な地産の食料・再生可能なエネルギーを準備する必要がありそうです。
- その試み,すなわち,住宅改築・建設に際して,避難民を受け入れる離れ部屋とか住居を併設すると補助金が交付される仕組みとか,空き家を避難民のために改築する公共事業を推進するなどの政策(防衛費よりもうんと少ない予算で十分)を通じて,日本の良さを最大限に発揮できる政策を採用することが大切ではないでしょうか。
- 巨大災害や隣国での戦争が起こる前に,むしろ,戦争を未然に防止するためにも,避難民の受け入れ準備を完了しておきたいものです。
- 長く住んでいただける避難民と協力することを通じて,私たちは,差別をなくし,自分の頭で考える,平和で豊かな日本を再構築できるかもしれません。
- 荒川洋平『日本語という外国語』講談社現代新書(2009/8/20)を読み終わりました。(第2日)
- 本書は,20年以上にわたって外国人に日本語を教えてきた著者が,外国人に日本語を教えようとする人々に対して,何を準備しなければならないかをノウハウを含めて懇切丁寧に教えてくれる本です。
- 本書の目次は以下の通りです。
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荒川洋平
『日本語という外国語』
講談社現代新書(2009/8/20) |
- 第1章 日本語はどんな外国語か?
- 第2章 日本語の読み書きは難しい?
- 第3章 日本語の音はこう聞こえる
- 第4章 外国語として日本語文法を眺めてみると
- 第5章 日本語表現のゆたかさを考える
- 第6章 日本語教育の世界へ
- 日本語を母国語としている私たちは,日本語を自由に使うことができています。したがって,これから日本語を学ぼうというとする人たちにとって,ロールモデルとはなりえます。しかし,外国人に日本語を教えるとなると,自分が日本語を使うための普通は意識しない発音やルールをわかりやすく明示しなければなりません。
- つまり,「日本人だったら誰でもすぐに日本語が教えられる,というわけではありません。」(本書214頁)
- 私は,昨年の12月29日に,原沢伊都夫『日本人のための日本語文法入門』講談社現代新書(2016/11/1)を読んで,日本語文法を少しだけかじっていたのですが,助動詞を含めた述語と「ムード」に明確な語順がある(例えば,ボイス(使役,受身),アスペクト(進行,過去),ムード(推測,判断))ということは,本書の例題(山田選手は,かなり練習 「させ られ てい た らしい よ」)の解析を読んで初めて理解しました(本書156-195頁)。
- 私は,来週から,外国人である友人に日本語を教えることになったので,俄か日本語教師となるために,日本語能力試験のスリーエーネットワークの教科書とか,原沢伊都夫『日本人のための日本語文法入門』講談社現代新書(2016/11/1)とか,本書とかを読み続けているのですが,教えられることが山ほどあります。
- 本書は,外国人に日本語を教えようとする人に対して,日本語の客観的な姿を明らかにしているだけでなく,日本語を教えるためには,どのような準備が必要であり,どのような教え方が有効なのかを参考文献を含めて具体的に教えてくれる本であり,外国人のために日本語を再学習しようとする人の入門書として推薦できる良書だと思います。
- (HP訪問者の延べ人数:49,240人)
- 2023年1月9日(月) 晴れ
- まちと学びのイノベーション研究所」の顧問,研究員と「情報Ⅰ」の教材作成についてZoomで情報交換を行いました。
- まちと学びのイノベーション研究所の定例取締役会にZoomで参加しました。
- Nagoya RyuNetの理事懇談会(Zoom)に参加しました。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行いました。
- キヴィ『七人兄弟』の教材化の依頼者とZoomミーティングを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:49,260人)
- 2023年1月10日(火) 晴れ
- 豊岡公民館でのダンス教室に参加しました。
- 昨年12月20日に開催された教室内練習成果発表会の際に撮影したビデオをみて,反省会を行いました。
- 発表会での個別の演技に特化した練習から,通常の一般練習に戻りました。
- 日出ロータリークラブのハイブリッド例会(Zoom例会)に出席しました。
- 今日は,コロナ禍で開催が遅れていた年次総会が開催されました。
- 私が,次年度の日出ロータリークラブの会長に選任されたので,幹事を選任するとともに理事と役員の選任を行い,理事会で承認されました。
- 次に,2024年6月4日(日)に開催予定の日出ロータリークラブ創立40周年記念行事を盛大に開催できるように万全の準備態勢を構築することを会員に呼びかける,会長就任受諾のスピーチを行いました。
- そのスピーチの中で,会員全員に対して,創立40周年記念行事までになすべきことの役割分担を提案し,かつ,常に進捗状況を例会で報告することを要請することを通じて,着実に先進的な業績を積み上げていくよう,呼びかけました。
- さらに,次の創立50周年記念行事の前には,SDGsの完成年度を迎えることになるので,少なくともSDGsの第1目標(あらゆる形態の貧困をなくそう!)を実現できるように,SDGsの前文を紹介して,次年度の取り組みに対するインセンティブを高めることにしました。
- SDGs前文(抜粋)
- 我々は,極端な貧困を含む,あらゆる形態と側面の貧困を撲滅することが最大の地球規模の課題であり,持続可能な開発のための不可欠な必要条件であると認識する。…我々はこの共同の旅路に乗り出すにあたり,誰一人取り残さないことを誓う。
- (HP訪問者の延べ人数:49,280人)
- 2023年1月11日(水) 晴れ
- 石井怜子他『新完全マスター漢字 日本語能力試験N1』スリーエーネットワーク(2010/10/12)を読み始めました。(第1日)
- NHKのニュース番組で紹介されていた「月での生活」に使う水素発生装置を開発している「高砂熱学工業(株)」に問合せのメールを送りました。(会社のWebサイト:https://www.tte-net.com/index.html)
- NHKのニュースで,月着陸船に搭載される,水から水素を発生させる御社の小型のシステムが紹介されていました。
- 大分県の日出ロータリークラブで,次世代エネルギーとしての水素の有用性の啓発活動を行っていますが,被災地を支援できることがよく理解できる,以下のような循環型実験システムを作成できないでしょうか?
- 水→(①御社のシステム)→水素→(②御社の新しいシステム)→水素を圧縮→ボンベに充填→家庭用コンロで湯を沸かす→水→初めに戻る
- このようなシステムで実演を行うと,水素のクリーンエネルギーとしての役割が一般の人々に理解できるようになり,水素社会への進展が加速することと思います。
- ご検討のほど,よろしくお願いします。
- 暫くしてから,高砂熱学工業(株)の担当者から電話で回答をいただきました。そして,現在の段階では,上記のようなシステムを構築することは困難であること,および,その詳しい説明をしてもらうことができました。
- 外国に移住した友人と日本語の教え方についてZoomで懇談しました。
- 最首公司『水素社会宣言-脱酸素「減炭」政策のために-』エネルギーフォーラム(2005/11/21)を読み始めました。(第1日)
- キヴィ『七人兄弟』の教材化の依頼者とZoomミーティングを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:49,290人)
- 2023年1月12日(木) 晴れ
- 最首公司『水素社会宣言-脱酸素「減炭」政策のために-』エネルギーフォーラム(2005/11/21)を読んでいます。(第2日)
- 川崎公民館でダンスの個人レッスンを受けました。
- Rumbaを続けると共に新しいWaltzの練習に取り組むことになりました。
- 大学院生と著作権法の判例研究を行いました。
- 裁判例(東京地判平2・7・20木目化粧紙事件)を読みながら,判例の構造と論文の構造の同一性について議論しました。
- ひょんなことから,裁判官の苦悩に話題が飛んで,個人の尊厳と死刑制度の矛盾について議論することになりました。日本人が陥りがちの思い違いについて,私の方から説明をしました。
- 世界では,106か国(2018年現在)が死刑制度を正式に廃止している。
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ピーテル・ブリューゲル
「絞首台のカササギ」(1568)
(絵画の一部) |
- 死刑制度を実施している国は,今や,少数となっており,先進国とされるOECDに加盟する36か国の中で,死刑を実施しているのは,米国と日本だけである。確かに,韓国は,死刑制度を残しているが,長年実施していない。
- 死刑制度を認めている国の政治家には,戦争が好きな人々が多く,しかも,国民の支持を集めている。
- これに対して,欧州では,死刑制度は,基本的人権を認めていない国のすることだと考えられており,EU諸国は,すべて死刑を廃止している。反対から言えば,EUに加盟するには死刑制度を廃止しなければならない。
- 死刑制度を廃止している国々が,それを廃止すべきとして挙げている死刑制度廃止の理由は以下の通りである。
- 死刑制度は,それ自体が矛盾の極みである。
- 国家が「個人の尊厳」を主張しつつ,国が裁判官を使って「個人を殺す」ことを決定するのは矛盾であり,論理的にも,倫理的にも説明ができない。
- 死刑以外の刑罰は,個人にやり直しの機会を与えることができる。しかし,死刑はそれを認めない。執行してしまえば,取り返しのつかない結果を生じる危険な刑罰である。
- 死刑判決には,冤罪であることが判明した例が幾つもある。他の刑罰なら再審によってやり直しが可能だが,死刑は,執行されたら,絶対にやり直しができない。
- 犯罪は犯人によって償われるべきである。しかし,死刑は,犯人が償いをする機会さえも奪ってしまう。
- 遺族の感情は尊重されるべきだが,「犯人を死刑に処して欲しい」という遺族の感情は,尊重に値しない。
- 第1に,「遺族の気持ちを尊重する」というのであれば,「死刑を執行された遺族の気持ち」をも理解すべきである。死刑を執行された家族は,その悲しみを持っていく場所すら奪われていることに気づくべきである。
- 第2に,正当防衛等の事情なしに,謀議の上で人を殺すことを求める主張は,すべて却下すべきである。それは,リンチを求める暴徒の声を拒絶すべきであるとか,戦争を煽る政治家の意見を却下すべきであるとかと理由は同じである。「死には死を」という負の循環は,断ち切る必要がある。
- 第3に,極刑を求める遺族感情は,死刑を廃止して,極刑を終身刑に改めれば,それで済むことである。
- 日本人の法律嫌いは有名ですが,日本人の多くが死刑制度を肯定しているのは(法律嫌いの死刑好き),法律の無知が原因となっているようです。
- 死刑制度を排している国が,世界では多数派(106か国)であり,しかも,EUに加入するには,死刑制度を廃止しなければなりません。なぜなら,死刑は,基本的人権を無視する制度だからです。ところが,このような事実を知っている日本人は,未だに少数です。
- 死刑制度の肯定と,戦争の肯定とは,思考的には同じ構造(「やられたら,やり返す!」,「死には死を!」)なので,死刑制度を肯定している人々は,基本的には,戦争(やられる前にやり返す)もお好きなようです。
- 「基本的人権を尊重すべきだ」と言いながら,「死刑制度を残すべきだ」と言っている,論理矛盾に鈍感な人々(例えば,某国は人権を無視しているなどと言いながら,死刑制度に賛成している日本の人々)を,法律をよく知っている世界の人々は,決して信用しないでしょう。
- キヴィ『七人兄弟』の教材化の依頼者とZoomミーティングを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:49,310人)
- 2023年1月13日(金) 曇り後雨
- 最首公司『水素社会宣言-脱酸素「減炭」政策のために-』エネルギーフォーラム(2005/11/21)を読んでいます。(第3日)
- 外国に移住した友人と日本語の教え方についてZoomで懇談しました。
- 1月21日(土)13:30~15:30に全国消費生活相談員協会(全相協)・関西支部の主催で開講されるZoomでの「消費生活相談員のための事例研究・民法講座」について,運営担当の方々,および,講師の山本正行様とZoomで懇談しました。
- 「消費生活相談員のための事例研究・民法講座」の内容を以下のようにすることを申し合わせました。
- 1.【講義】 改正民法のポイント-消費者行政に関係する部分を中心に-(加賀山) 30分
- 二当事者関係の理解を超えて,三当事者関係の理解へと進もう!(第三者のためにする契約の理解の重要性と応用力の養成)
- 民法総則部分(意思能力,行為能力,錯誤,代理権の濫用,取消し,時効)
- 債権総論部分(法定利率,債務不履行,賠償額の予定(失敗),詐害行為取消権(破産法のパクリ)多数当事者の債権・債務関係(債権者の過剰保護),債務引受の新設,振込み規定の新設)
- 契約部分(契約自由を規定,承諾発信主義から到達主義への変更,第三者のためにする契約の活用領域の拡大,解除の要件の緩和,約款規定の新設,瑕疵担保責任の抹消など)
- 2.【事例研究】 (山本正行=加賀山茂)80分
- ① 国際カードのチャージバック
- チャージバックとは?(山本)
- チャージバックを断られた場合の対抗ロジックとしての「抗弁の対抗」(民法468条:債権譲渡,471条:並存的債務引受,472条の2:免責的債務引受,民法539条:第三者のためにする契約)(加賀山)
- ② 子供による家族のカード・アカウント盗用
- 事例の説明(山本)
- 親の管理責任はどこまで?カード会社やキャリアに責任を問えないか?(加賀山)
- ③ フィッシング詐欺
- 事例解説(山本)
- 事業者の責任をどこまで問えるか?(加賀山)
- ④ キャリア決済
- 問題点の解説(山本)
- 通信利用と販売の抱き合わせ契約は有効なのか?独禁法の適用は?(加賀山)
- ⑤ 後払い決済
- 仕組みの解説(山本)
- 後払い決済事業者の責任は?消費者契約法の適用は?(加賀山)
- 3. 【質疑応答】 10分
- キヴィ『七人兄弟』の教材化の依頼者とZoomミーティングを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:49,320人)
- 2023年1月14日(土) 雨後曇り
- 最首公司『水素社会宣言-脱酸素「減炭」政策のために-』エネルギーフォーラム(2005/11/21)を読んでいます。(第4日)
- 「消費生活相談員のための事例研究・民法講座」のレジュメを作成しています。(第1日)
- (HP訪問者の延べ人数:49,330人)
- 2023年1月15日(日) 曇り
- 最首公司『水素社会宣言-脱酸素「減炭」政策のために-』エネルギーフォーラム(2005/11/21)を読んでいます。(第5日)
- 石油をめぐる利権争いが常に戦争の火種になっており,各国がエネルギー自給率を高めない限り,戦争の火種が消えることがないことを理解しました。
- アメリカにへつらう日本外交の姿を見ていると,水素社会の実現が急務であることがよく分かります。
- 「消費生活相談員のための事例研究・民法講座」のレジュメを作成しています。(第2日)
- キヴィ『七人兄弟』の教材化の依頼者とZoomミーティングを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:49,340人)
- 2023年1月16日(月) 晴れ
- まちと学びのイノベーション研究所」の顧問と「情報Ⅰ」の教材作成についてZoomで情報交換を行いました。
- まちと学びのイノベーション研究所の定例取締役会にZoomで参加しました。
- 「消費生活相談員のための事例研究・民法講座」のレジュメを作成しています。(第3日)
- 講義でペアを組む相手方の講義レジュメに,民法解釈に基づく解決策を追加して,相手方に送付しました。
- アジア法整備支援の新組織について,名古屋大学のOBとZoom会議を行いました。
- 週1回の頻度で,アジア法整備支援のあり方を検討することになりました。
- キヴィ『七人兄弟』の教材化の依頼者とZoomミーティングを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:49,350人)
- 2023年1月17日(火) 晴れ
- 豊岡公民館でのダンス教室に参加しました。
- RumbaとWaltzの徹底的な練習を行いました(第1回)。
- 前後左右のステップと体の動きをくり返し練習しました。
- パートナーとの組手の位置を一定に保つことを通じて,お互いに次の動きを伝えることができるという技術を学びました。
- 日出ロータリークラブの新年例会に参加しました。
- 年はじめの例会後の懇親会に,手作りパンをオークションに出品して1,000円の値をつけてもらいました。
- 懇親会の終わりに,会長エレクトして,次年度に開催する創立40周年に向けて,以下のような抱負を述べて,例会を締めくくりました(日出ロータリークラブ週報2022-23年20号に掲載予定)。
- 1.日出ロータリークラブ創立40周年行事に向けての役員体制
- 2.ロータリークラブの最終目標としての世界平和
- 3.世界平和を脅かす根本原因としてのエネルギー争奪戦
- 4.食料の地産地消・エネルギーの地産地消の試み
- 5.職業人としての会員の叡智を結集して40周年行事へ
- キヴィ『七人兄弟』の教材化の依頼者とZoomミーティングを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:49,360人)
- 2023年1月18日(水) 晴れ後曇り
- 最首公司『水素社会宣言-脱酸素「減炭」政策のために-』エネルギーフォーラム(2005/11/21)を読んでいます。(第6日)
- 他大学から依頼された博士論文の査読を開始しました。(第1日)
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行います。
- (HP訪問者の延べ人数:49,370人)
- 2023年1月19日(木) 晴れ
- 最首公司『水素社会宣言-脱酸素「減炭」政策のために-』エネルギーフォーラム(2005/11/21)を読み終わりました。(第7日)
- 水素社会とは,温暖化の原因となる石油関連のエネルギーを減らし,環境を汚染しない水素エネルギーを主力とする社会であり,そのことによって,地域社会のエネルギーの自給率が高まり,現代の戦争の原因となってきた石油の争奪争いもなくなり,ひいては,格差と戦争がなくなる世界平和が実現される社会であるというのが,この本の著者の考え方です。
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最首公司
『水素社会宣言
-脱酸素「減炭」政策のために-』
エネルギーフォーラム
(2005/11/21) |
- ただし,水素は単独ではほとんど存在せず,酸素と強く結びついた水(H2O),炭素(C)と強く結びついた炭化水素(石炭(C2H),石油(CH2),天然ガス(CH4)など)というように化合物として存在しているため,水素を独立させて利用しようとすると逆にエネルギーが必要であり,水素社会は,採算性の観点からは割に合わない社会です。
- それにもかかわらず,地球環境を保全し,温暖化を防止し,貧困と戦争をなくすためには,効率は悪くても,私たちは,石油中心の炭化水素社会から徐々に水素社会へと方向を変えていかなければなりません。
- そのためには,目先の利益,たかだか,目に見える将来のことしか考えられない男性はトップの座を退き,目に見えなくても子孫の未来を考えて行動できる女性にトップの座を譲るべきだというのが,本書の著者の考え方です。
- 本書の目次は以下の通りです。
- はじめに
- プロローグ なぜ「水素社会」か
- 第1の仮説 エネルギーの担い手は女性に
- 第2の仮説 水素は安心のエネルギー
- 第3の仮説 小国と地方から始まる「減炭政策」
- 第4の仮説 大国は石油に縛られていはいけない
- 第5の仮説 エネルギーの自立と温暖化対策の両立
- 第6の仮説 自然エネルギーの可能性と核エネルギーの選択
- 第7の仮説 核エネルギーの国に平和憲法は「葵の印篭」
- 仮説のまとめ 日本が「水素立国宣言」をしたら
- エピローグ 東北のイエス・キリスト
- あとがき
- 本書の著者は,新聞記者として中東,エネルギー問題を担当した経験の持ち主であり,世界各国を飛びまわって水素社会の可能性を探求してきた人物であるだけに,石油の争奪をめぐる醜い争いの裏事情についても,水素を利用する場合の困難な問題にも精通しています。
- しかも,比喩の使い方がとても優れていて,難しい化学式をわかりやすく説明したり,水素を得るために必要な方法(太陽光,風力等の自然エネルギーを使った余剰電力の利用による水素の生成,バイオマス発電,下水処理から発生するメタンを利用した水素の生成等),エネルギー自給の方法論をもわかりやすく説明しています。
- 貧困と富裕の「格差」,女性「差別」,「戦争」は,人類が抱えてきた最も解決の困難な問題ですが,それらの三大課題を解決する選択肢の一つとしての水素社会の形成,維持,発展を体系的に論じ切った本書は,地球環境の保全と世界平和に関心のあるすべての人にお薦めできる良書です。
- 川崎公民館でダンスの個人レッスンを受けました。
- 今日は,Tangoのステップをおさらいした後,Rumba,Waltzの基本ステップを何度もくり返し練習しました。
- 回転(natural spin, reverse turn)の個所で,私が早く回転しようとして,姿勢の正しさが崩れている点を先生から厳しく指摘されました。回転よりも,姿勢の正しさの方がより重要だと,諭されました。
- 大学院生と著作権法の判例研究を行います。
- 東京地判平2・7・20木目化粧紙事件を読んで,検討しました。来週は,この控訴審判決(東京高判平3・12・17木目化粧紙事件)を読みます。
- (HP訪問者の延べ人数:49,380人)
- 2023年1月20日(金) 晴れ後曇り
- 真面目一方の読書家の友人から「最近読んだ本の中で最も面白く,最も人生哲学に富む本で,絶対のお勧め。4時間で一気読み切れる」と勧められて,団鬼六『死んでたまるか 団鬼六自伝エッセイ』ちくま文庫(2023/1/10)を読んでみました。
- 本書の目次は以下の通りです。
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団鬼六
『死んでたまるか
団鬼六自伝エッセイ』
ちくま文庫
(2023/1/10) |
- 第Ⅰ部 少年-青壮年期
- 第1話 ジャパニーズ・チェス 13歳(昭和20年)
- 第2話 ショパンの調べ 23歳(昭和30年)
- 第3話 情趣について 24歳(昭和30年)
- 第4話 除夜の鐘 25歳(昭和31年)
- 第5話 くず屋さん 27歳(昭和33年)
- 第6話 頓死 28歳(昭和34年)
- 第7話 出船の港 32歳(昭和38年)
- 第8話 悪ガキ共 33歳(昭和39年)
- 第9話 マグロの肉 36歳(昭和42年)
- 第Ⅱ部 中年-老年期
- 第10話 思い出のたこ 41歳(昭和47年)
- 第11話 年賀状 49歳(昭和55年)
- 第12話 フグの喰べ方教えます 56歳(昭和62年)
- 第13話 牡丹 58歳(平成元年)
- 第14話 相撲甚句 60歳(平成3年)
- 第15話 牛丼屋にて 62歳(平成5年)
- 第16話 駑馬の会 63歳(平成6年)
- 第17話 養老酒場 67歳(平成10年)
- 第18話 透析拒否 75歳(平成18年)
- 第19話 瘋癲老人 79歳(平成22年)
- あとがき
- 解説 黒岩由起子(団鬼六秘書・長女)
- 私も,本書を4時間で読み切れました。確かに,笑いあり,涙ありの通常人ではなかなか経験できない話の詰まったエッセイです。
- しかし,私は,本書を薦めてくれた友人がいうほどの感動を本書から得ることができませんでした。
- 第11話(年賀状)を読むと,その理由がよくわかると思いますが,この本の著者は,人生で最も大切なことを知らなかったんだなと,私は思いました。
- 他大学から依頼された博士論文の査読を行なっています。(第2日)
- ダンス教室で先生から指摘されたspinで姿勢が崩れるという私の欠点を矯正するため,YouTubeの「ダンサー裕美の動画レッスン」で原因究明と改善方法を探求します。
- (HP訪問者の延べ人数:49,380人)
- 2023年1月21日(土) 晴れ
- 全国消費生活相談員協会の相談員(100名余り)を対象に国際コンサルタンツ代表の山本正行氏と協力して「民法で解くキャッシュレス決済トラブル」の講義を行いました。
- 第1部 民法(債権関係)改正の概要-抗弁権の対抗を中心に-(加賀山 茂)
- Ⅰ 消費生活相談に民法を活用する効用
- 1.民法91条(任意規定の劣後原則)と消費者契約法10条(任意規定の優越)
- 2.民法改正による約款規制(民法548条の2)
- Ⅱ 消費生活相談における改正民法の活用例
- 1.根拠の薄弱な前払契約の無効とクレジットカードのチャージバック
- (1)抗弁の意味(請求,否認,抗弁の区別)
- (2)同時履行の抗弁(民法533条,546条)
- (3)異時履行と後払いの原則(雇用(民法624条),請負(民法633条),委任(民法648条),寄託(民法665条),組合(民法671条))
- (4)民法において,サービス契約がすべて後払いの理由
- 2.改正民法における抗弁の対抗(抗弁の接続)
- (1)債権譲渡と抗弁の対抗(民法468条,469条)
- (2)債務引受と抗弁の対抗(民法471条,472条の2)
- (3)第三者のためにする契約と抗弁の対抗(民法539条)
- Ⅲ 参照文献(加賀山民法)
- 第2部 事例研究(山本正行=加賀山 茂)
- 1.国際カードのチャージバック
- 2.子が親のカード情報を盗用
- 3.フィッシング詐欺
- 4.キャリア決済
- 5.コンビニ後払い決済
- 第3部 事前質問への回答(山本正行=加賀山茂)
- 1.副業のサポート契約とチャージバック
- 2.倒産した脱毛エステ店とクレジットカード決裁
- 3.コンサルタント契約の解約とペイペイに対する抗弁
- 4.フィッシング詐欺に対する予防
- 消費生活相談員の方々との交流がここ数十年途絶えていたので,久しぶりに相談員の方々とZoom越しとはいえお会いできてよかったです。
- キヴィ『七人兄弟』の教材化の依頼者とZoomミーティングを行います。
- (HP訪問者の延べ人数:49,400人)
- 2023年1月22日(日) 晴れ後雨
- 末川民事法研究会に久しぶりにZoomで参加しました。
- 債権(不法行為を除く)の判例回顧について,以下の質問を行い,議論を盛り上げました。
- 大阪高判令3・10・28(判時2524・2525 号合併号 328 頁)は
違法性と注意義務違反の区別して論じている。校則の頭髪規制は違法性がないとしているが,関連する問題として注意義務違反は議論しなくてよいのだろうか。
- 大阪高判令3・3・5(判時2514号17頁,判タ 1500号88頁)「追い出し条項」を消費者契約法10条によって無効とした裁判例について,差止請求はどうなったのだろうか。
- 無体物の寄託を成立しないとした東京地判令2・3・2(判時2509号50頁,金判1598号42頁の判断は,消費寄託に関する666条3項に違反しないだろうか。
- 不法行為の判例回顧について,以下の質問を行い,議論を盛り上げました。
- 東京地判令4・5・16 (判時2530号5頁)について,コロナ禍対策として緊急事態宣言期間中に営業時間の短縮を要請したことは,「違法」であるとしつつ,本判決は,Y知事Aが本件命令を発出するに当たり過失があるとまでは言えず,職務上の注意義務に違反注意義務に違反したとは認められない」としているます。しかし,違法な行為を発出することがなぜ,注意義務違反にならないのか理解に苦しむ。
- 国家賠償法第1条の文言上,「故意又は過失」と「違法に」が区別されていることはわかりますが,過失が主観的な心理状態から,客観的な「注意義務違反」とされた現在においては,ともに客観的な違法性と注意義務違反とを区別して認定することには問題があるのではないだろうか。
- すなわち,違法性の判断には,注意義務違反の観点が入り込んでおり,違法ではないが,注意義務違反があるという認定は矛盾を含んでいるように思われるが,どうだろうか。
- キヴィ『七人兄弟』の教材化の依頼者とZoomミーティングを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:49,420人)
- 2023年1月23日(月) 雨後曇り
- まちと学びのイノベーション研究所」の顧問,研究員と「情報Ⅰ」の教材作成についてZoomで情報交換を行いました。
- まちと学びのイノベーション研究所の定例取締役会にZoomで参加しました。
- 他大学から依頼された博士論文の査読を行なっています。(第3日)
- キヴィ『七人兄弟』の教材化の依頼者とZoomミーティングを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:49,440人)
- 2023年1月24日(火) みぞれ後曇り
- 他大学から依頼された博士論文の査読を行なっています。(第4日)
- 豊岡公民館でのダンス教室に参加しました。
- Rumbaの基本ステップの復習とWaltzの新しいステップの練習を行います(第2日)
- Natural spin turn
- Reverse turn
- Progressive chasse to right
- Natural turn
- Closed change
- Open telemark
- Chasse from P.P
- キヴィ『七人兄弟』の教材化の依頼者とZoomミーティングを行いました。
- 日出ロータリークラブのハイブリッド例会(Zoom例会)に出席します。
- 国際奉仕委員会の卓話に対して,私は以下のような質問を行いました。
- 国際奉仕というと,遠い世界のように思われますが,今回はコロナ禍とウクライナ戦争で,国際奉仕が,私たちにも身近に感じられるようになってきています。
- 今回,ウクライナ戦争に対する国際奉仕を取り上げていただいたので,この点について,質問をさせていただきます。
- わが国は,難民の受け入れに対して非常に冷淡であることで有名です。この汚名をそそぐためにも,ロータリークラブとして,留学生の受け入れと同じ様に,ロータリークラブとして,ウクライナの難民を大々的に受け入れるシステムを立ち上げる必要があるのではないでしょうか。
- 実は,台湾についても,2026年以降が怪しいと言われていますが,中国の香港化が始まろうとしています。その場合にも,難民を受け入れが必要となると思います。その場合は,親睦会などという問題では済まないと思います。
- 国がぐずぐずしている間に,民間として難民を受け入れるシステムをロータリークラブの国際奉仕委員会が率先して作り上げていただきたいと思いますが,そのような試みはありますでしょうか。
- (HP訪問者の延べ人数:49,450人)
- 2023年1月25日(水) 雪後晴れ
- 久しぶりに大学時代の同級生(弁護士を辞めて悠々自適の生活をしている)と電話で話し合いました。
- 明治学院大学・共同研究にZoomで参加しました。
- 研究報告のテーマ:登記抹消請求事件における給付の訴えの利益
- 対象判例:最高裁昭和41年3月18日第二小法廷判決(昭和38年オ第160号:登記抹消請求事件)(民集20巻3号464頁,判時445号31頁,判タ
190号121頁)
- 判決要旨
- 1.不動産登記の抹消登記手続を求める請求は,被告の抹消登記申請という意思表示を求める請求であつて,その勝訴の判決が確定すれば,それによつて,被告が右意思表示をしたものとみなされ(民訴法736条〔現行法では,民事執行法177条〕),その判決の執行が完了するものである。したがつて,抹消登記の実行をもつて,右判決の執行と考える必要はないから,右抹消登記の実行が可能であるかどうかによつて,右抹消登記手続を求める請求についての訴の利益の有無が左右されるものではない。
- 2.これを本件についてみるに,Xに対し,Y1が本件建物について経由された自己名義の所有権保存登記の抹消登記手続を,上告人Y2 が本件建物について経由されたY1からの所有権移転請求保保全仮登記および所有権移転登記の抹消登記手続を,それぞれする義務がある以上,XのYらに対する右各登記の抹消登記手続を求める請求は,認容されるべきであり,たとえ,本件建物について右上告人Y2から原審控訴人Y3への所有権移転登記が経由されており,XのY3
に対する右所有権移転登記の抹消登記手続請求が認容されず,したがつて,Yらの経由した前記各登記の抹消登記の実行も不可能であつても(不動産登記法146条1項参照),それがため,XのYらに対する前記各登記の抹消登記手続請求が,訴の利益を欠き,不適法となるわけではない。
- 問題の所在
- 私なりの解釈では,本件も問題は,以下のように性質決定されると考えています。
- 不動産登記が,Xから悪意のY1,Y2を経て,善意のY3に移転してしまっている場合には,民法424条4項(債権者は,その債権が強制執行により実現することのできないものであるときは,詐害行為取消請求をすることができない。)によって,Xは,善意の転得者Y3ばかりでなく,悪意の転得者Y1,Y2に対する詐害行為取消請求をすることができなくなってしまうのか?
- 私の解釈提案は以下の通りであり,この見解を提示して,議論を盛り上げました。
- 1.本件請求は,詐害行為取消権(に基づく,登記抹消請求であると性質決定することが可能である。
- (私は,現在においても,詐害行為取消権は,破産法のパクリであるからして,なおさらのこと,「責任無効に基づいて強制執行を求めるという責任説」の立場に立っている)
- もちろん,民法94条2項の類推解釈によって解決することも可能であるが,転転売買された場合の善意の第三者と悪意の第三者の関係については学説が別れており,解決は容易ではない。
- この点,改正民法424条4項と424条の6を活用すると,明文の規定によって,全てを解釈の余地なく解決することができる。
- 2.民法424条4項は,「債権者は,その債権が強制執行により実現することのできないものであるときは,詐害行為取消請求をすることができない。」と規定している。
- したがって,民法424条4項によって,本件においては,Xは,善意のY3に対しては,詐害行為取消権(本件では,登記抹消請求権)を行使できない。
- 3.しかし,民法424条の6(財産の返還又は価額の償還の請求)は,「①債権者は,受益者に対する詐害行為取消請求において,債務者がした行為の取消しとともに,その行為によって受益者に移転した財産の返還を請求することができる。受益者がその財産の返還をすることが困難であるときは,債権者は,その価額の償還を請求することができる。」と規定している。
- したがって,民法424条の6第1項によって,Xは,Y1,Y2に対しては,詐害行為取消請求をすることができ,Y1,Y2に対して,返還(登記の抹消)に代わる価額の償還を請求することができる。
- 4.この場合における,悪意の受益者であるY1,Y2に対するXの請求は,共同不法行為に基づく請求として構成することができるため,連帯して価額を償還するように求めることができると解すべきである。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:49,460人)
- 2023年1月26日(木) 晴れ後曇り
- 先日(2月21日)行なった「消費生活相談員のための民法を活用した事例研究」の追加レジュメを共同講師と協力して作成します(Zoom会議)。
- 川崎公民館でダンスの個人レッスンを受けました。
- 木曜日は個人レッスンなので,Waltzの新しいステップの練習を徹底的に行うことができました(第3日)
- Natural spin turn …spin with CBM (Contrary Body Movement)
- Reverse turn …simple and easy when the sipin is under turn
- Progressive chasse to right …revese turn in a broad sense
- Natural turn …natural, from the view point of the partner
- Closed change …start with the right foot, there is no turn
- Open telemark …revese turn in a broad sense
- Chasse from P.P …with ending presentation
- 段々に,CBMのコツがつかめるようになってきたので,今年の終わりには,華やかなプレゼンテーションができそうです。
- 大学院生と著作権法の判例研究を行いました。
- 東京高判平3・12・17木目化粧紙事件を読みました。
- 第1審(東京地判平2・7・20木目化粧紙事件)では,木目化粧紙は著作権法の対象となる「思想又は感情を創作的に表現したもの」に当たらないとして,木目化粧紙の製作者の請求が棄却されました。
- しかし,この控訴審判決では,著作権法を含む知的財産権法で保護できないとしても,デッドコピーは,不公正な取引方法として,民法の不法行為法で責任を追及できるとして,請求額(1千万余円)全額の損害賠償を認めました。
- 本来は,不正競争防止法で保護すべき事案でしょうが,知財関連法に法の欠缺があったため,最終的には,木目化粧紙をデッドコピーをされた被害者が民法で保護されることになりました。特別法にはない,一般法としての民法の力を見せつけた判決だと思います。
- キヴィ『七人兄弟』の教材化の依頼者とZoomミーティングを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:49,470人)
- 2023年1月27日(金) 雨のち曇り
- 大分高専の松本佳久研究室を訪問し,炭化水素から純粋水素を分離する効用等について話を伺いました。
- (HP訪問者の延べ人数:49,470人)
- 2023年1月28日(土) 晴れのち雪
- 他大学から依頼された博士論文の査読を行なっています。(第5日)
- 所得拡大促進税制が租税公平主義を曲げてまで行い得る効果を有しているかを問う論文であり,読み応えがあります。
- AIが活用できるようになると,これまで,分析対象の全体の平均とかでごまかしてきた分析を,分析対象の個別最適化まで論じることができるようになりました。
- つまり,立法者(実質的には官僚)の専門的な分析に委ねるほかなかった精緻な分析が,AIを利用すると,素人(裁判官,弁護士)でもできるようになったのです。
- したがって,現在においては,租税特別措置法も,企業の平均的な給与の引上げをターゲットにするのでは不十分であり,個々の従業員の長時間労働に着目して,違法の度合いに応じてその企業に重課措置(ムチ)を行うとともに,個々の従業員の時給の向上の度合いに応じて,その企業の優遇措置(アメ)を講じるという方向に進化させていくべきではないかと考えながら,論文を読み続けています。
- (HP訪問者の延べ人数:49,480人)
- 2023年1月29日(日) 曇り時々晴れ
- 他大学から依頼された博士論文の査読を行なっています。(第6日)
- キヴィ『七人兄弟』の最終章(第14章)のテキスト化を再開しました。(第1日)
- キヴィ『七人兄弟』の教材化の依頼者とZoomミーティングを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:49,490人)
- 2023年1月30日(月) 晴れ
- まちと学びのイノベーション研究所」の顧問,研究員と「情報Ⅰ」の教材作成についてZoomで情報交換を行いました。
- 久しぶりに外国に移住した友人とZoomミーティングを行いました。
- ある外国人が日本のホテルを予約した際に,日本のホテルから予約番号だけが送られてきて,ホテルから顧客に対してConfirmation(確認)を求める手続がなされなかったため,その外国人は,契約が成立しなかったと思って,別のホテルと契約をしました。ところが,日本のホテルから,違約金(キャンセル料)の支払いを請求され,顧客の国で大きな問題となったという海外の事例を友人から紹介されました。
- わが国では,予約番号だけで,契約が成立したのと同じ状況が生じます。
- ただし,厳密に言うと,この段階では宿泊の「予約」が成立したに過ぎず,顧客がチェックインするまで,すなわち,顧客が「予約完結の意思表示(confirmation)」をするまでは,宿泊契約を自由にキャンセルできます(民法556条)。
- 予約ではなく,本契約が成立しているというのであれば,その時点で,顧客は契約に拘束されるはずで,顧客が自由にキャンセルできることを説明できません。
- そもそも,ホテルの予約は,民法の条文通り,いわゆる「一方の予約」(民法556条)であり,ホテル側は拘束されますが,顧客は拘束されません。この状態は,ホテル側から,宿泊契約の申し込みをし,顧客が承諾をしていない状態と同じです。つまり,予約とは,予約の相手方が,本契約の申込みをしたのと同じ状況(相手方(予約義務者)からの申込みだけがあって,予約権者の承諾のない状況)を作り出す法制度なのです。
- ところが,日本の学者たちがホテルの予約は,本契約の締結だと言ってくれているため,日本のホテルは,予約の段階で,本契約が成立したものと考えているようです(日本の常識(社会通念)は世界の非常識)。
- しかし,この外国人の国では,ホテルを予約する場合に,ホテル側からconfirmation(確認)がなされない限り契約は成立しないという商慣習が定着しており,予約を受けたホテルは,顧客に別途confirmation(確認)を求め,その上でConfirmationメールを送っているとのことです。
- そこで,この場合,日本と外国のどちらの国の法律が適用されるかという,抵触法(Conflict of laws),すなわち,国際私法(法の適用に関する通則法第4条以下)の問題が生じます。
- 法適用通則法第11条(消費者契約の特則)によれば,消費者契約の場合には,約款の規定があったとしても,「消費者成立及び効力は,消費者の常居所地法による」とされています。
- したがって,この事例の場合には,外国法が適用されることになり,外国人は,キャンセル料を支払わなくてもよいということになります。
- 法の適用に関する通則法は,日本の常識が必ずしも,世界の常識ではないことを教えてくれる意味でも,重要な法律といえます。
- 他大学から依頼された博士論文の査読を行なっています。(第7日)
- キヴィ『七人兄弟』の最終章(第14章)のテキスト化を再開しました。(第2日)
- キヴィ『七人兄弟』の教材化の依頼者とZoomミーティングを行いました。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:49,500人)
- 2023年1月31日(火) 晴れ
- 外国に移住した友人とZoomミーティングを行いました。
- 伝統文化を保持することは簡単ではなく,不断の努力が必要であることについて,漢字文化を例にとって議論しました。
- 豊岡公民館でのダンス教室に参加しました。
- Rumbaの復習の後に,Waltzの新しいステップの練習を行いました。
- Natural spin turn
- Reverse turn
- Progressive chasse to right
- Natural turn
- Closed change
- Open telemark
- Chasse from P.P
- 日出ロータリークラブのハイブリッド例会(Zoom例会)に出席しました。
- 3月26日に開催予定の子ども食堂について,具体案を詰めました。
- 2024年6月2日に開催予定の日出ロータリークラブ創立40周年行事の計画案について説明しました。
- (HP訪問者の延べ人数:49,510人)
- 2023年2月1日(水) 曇り後晴れ
- 外国に移住した友人とZoomミーティングを行いました。
- 少子化で姉妹兄弟がいない子どもたちに対して,例えば,1年生,2年生,3年生をひとまとめにクラス分けをして,教育を行うことの有効性について話し合いました。
- 先生は,相談役に徹し,3年生が1年生を教えます。2年生は,次の年は1年生を教えるという使命に燃えて学習に専念します。1年生は,成績のいかんにかかわらず,3年生からみれば,レベルは低いので,成績が悪いという理由でいじめが起こることもありません。
- この教育方法によれば,姉妹兄弟のいない子どもたちも姉妹兄弟における切磋琢磨を体験してもらうことができるだけでなく,「教えることが最高の学びとなる」ということを,クラスの全員が実感することができます。
- 教育における少子化対策は,そのような試みから開始すべきではないでしょうか。
- 他大学から依頼された課程博士論文の審査を行なうため,その大学に赴き,外部専門委員として審査に参加しました。
- 審査委員3名の他,学部長を始めとするオブザーバーが集まって,活発な議論が行われました。
- (HP訪問者の延べ人数:49,520人)
- 2023年2月2日(木) 曇り後晴れ
- 外国に移住した友人とZoomミーティングを行いました。
- 日本人が受けてきた国文法(日本語の構造や法則を確認する文法)と,外国人のための新しい日本語文法(日本語を生成するための文法)との違いについて,詳しく説明しました。
- 川崎公民館でダンスの個人レッスンを受けました。
- Rumbaの基本ステップとワルツの新しいステップを何度も練習しました。
- 大学院生と著作権法の判例研究を行いました。
- 修士論文が完成したので,今日で,研究指導を終了しました。
- (HP訪問者の延べ人数:49,540人)
- 2023年2月3日(金) 晴れ時々曇り
- 外国に移住した友人とZoomミーティングを行いました。
- 外国でも,日本の「スシローぺろぺろ事件」が大きく取り上げられていることを友人から聞きました。友人は,日本の子どもたちに,小さいころから,刑法を含めた法律の教育をしないと,日本人や日本のビジネスモデルの信用が低下するのではないかと心配していました。
- 「スシローぺろぺろ」事件とは,回転寿司のスシローで,高校生(17歳)の男性客が卓上の湯呑みや醤油さしをぺろぺろと舐め回して元に戻し,また,唾をつけた指でレーン上の寿司に触れるという迷惑行為(愉快犯)を撮影した動画がSNS上で拡散された事件のことです。
- この事件によって,被害者であるスシローの受けた損害はどれほどになりうるのか,加害者はどのような責任を負わされるのか,そして,回転寿司というビジネスモデル(寿司の無人配膳サービス)は生き残れるのか等の問題が噴出し,大きな話題となっています。
- 加害者の行為と責任
- スシローで男性客が行った行為は,刑事的には,威力業務妨害罪,営業妨害罪(3年以下の懲役または50万円以下の罰金),器物損壊罪(3年以下の懲役または30万円以下の罰金若しくは科料)に該当し,民事的には,故意の不法行為(損害賠償責任)に該当すると思われます。
- 被害者の受けた損害
- スシローが被った損害額は,株価の下落,顧客離れ等を含めて,最大に見積もると,160億円とも報じられています。
- これに対して,加害者の行為と株価の低下との因果関係の不明朗性,回転寿司というビジネスモデルに内在する危険性を考慮すると,せいぜい100万円程度であるとの見解も弁護士によって公表されています。
- 経済法的視点
- 回転寿司というビジネスモデルは,従来の寿司屋営業と比較すると,以下のようなメリットとデメリットを併せ持っています。
- 一方で,回転寿司は,顧客の注文した品を人手で配膳するという経費のかかるビジネスモデルに対して,配膳をレーンを使って自動化したことによって経費を節減した点にメリットがあります。このメリットによって回転寿司店は,大きな利益を得てきました。
- 他方で,回転寿司は,配膳が個別の顧客に直接に行われず,レーンを使ってオープンに行われるという方法を採用しているため,途中で他人が介入するという危険性,すなわち,デメリット(脆弱性という弱点)を内在していました。
- 今回の高校生による犯罪は,この弱点を見事に突いた犯罪行為(興味本位の愉快犯)であり(今回が初めての犯罪ではなく,これまでにも行なわれていた犯罪が露見しただけなのかもしれません),配膳の途中で他人が容易に介入しうるという弱点を改善しない限り,回転寿司を利用する顧客は激減するものと思われます。
- 注文した寿司に途中で他人に触られたり,他人の唾がつけられたりしているかもしれないと知ってしまったら,そんな寿司を食べようとする人は,あまりいないように思われるからです。
- 「これくら研」の研究用図書を選択して,事務局に注文しました。
- (HP訪問者の延べ人数:49,540人)
- 2023年2月4日(土) 晴れ
- 大分ダンススポーツ連盟の理事会に出席しました。
- 2月19日(日)に大分ダンススポーツ連盟が開催する『2023年競技関連規定集』の読み合せ会に出席することになりました。
- 4月9日(日)に日本ダンススポーツ連盟が主催し,大分ダンススポーツ連盟が主管する,今年の一大イベント「2023年ダンススポーツグランプリin大分」(べっぷアリーナ(別府市総合体育館))で,新米理事として,受付を担当することになりました。
- この大会は,2024年WDSFラテン世界選手権代表選考戦,同じく,シニア・スタンダード世界選手権代表選考戦を兼ねた重要な大会であり,日本中からダンサーが集まるので,観戦するだけでも,よい勉強になると思います。
- 法と経営学会第2分科会(地方創生とDX)の第20回会議を開催しました。
- 外部講師(損害保険事業総合研究所シニアフェロー/平成国際大学講師(経済法))の報告テーマ「金融教育と保険教育ーこれまでの経緯と国家戦略格上げに思うこと」
- 私は,以下のような質問をして議論を盛り上げました。
- そもそも,お金は,貯めたり,内部留保したり,資金形成するためのものではなく,身体における血液と同じように,それを流動させることによって,循環型の社会を実現するためにあるのではないだろうか。
- 循環型の社会によって貧困や犯罪の温床となっている格差を減らし,平和な社会を形成するためには,金融教育も,お金を貯めて資産を形成するという目的ではなく,お金をいかにうまく循環させるかという点に力点を置いて行うべきではないだろうか。
- 「不安はストックを増やす,安心はフローを増やす」といわれているように,お金を循環させるためには,人々の不安を和らげる,BIのような社会基盤の形成を第一に考える必要があるのではないだろうか。
- わが国の金融政策は,ほとんどが外圧(アメリカ資本のご都合主義)によって主導されており,日本人の貴重な貯蓄をアメリカ資本に移転するのを手助けするためにのみ行われてきたように思われる。
- そのような現状において,まともな金融教育が出来るのであろうか。むしろ,中立を装って行われる知識中心のアメリカ主導の金融教育は,結局のところ,アメリカ資本を助けるための金融教育に堕することになってしまうのではないだろうか。
- 保険制度に関しても同じことがいえるのではないだろうか。そもそも,保険は,大数の法則に従って行なわれる,リスクヘッジ・相互扶助のための制度なのだから,保険会社が儲けることを考えること自体がおかしいのではないか。
- 自動車損害賠償保障法(自賠法)に関連して,保険会社の役割について報告者とかなり立ち入った議論をすることも出来ました。
- 自賠法16条(保険会社に対する損害賠償額の請求)について,保険会社は,加害者の損害賠償債務を引受けて,示談交渉の当事者となることを狙っているとの回答を得たことが,今回の議論で得ることの出来た大きな収穫のひとつでした。
- 最大の収穫は,参加者から,「貯蓄から投資へ」というスローガンがあるが,「投資を通じて社会貢献をしたいのなら,受動的に株取引に参加するのではなく,能動的に起業をして,そのことによって社会貢献をすべきではないのか」との意見を聞くことができたことでした。
- 経営としての起業と,教育としての金融教育とが見事に接続した一瞬でした。
- (HP訪問者の延べ人数:49,550人)
- 2023年2月5日(日) 晴れ
- 大分ダンススポーツ連盟会長と一緒に,佐伯ダンススポーツ連盟主催「2030年新春交流ダンスパーティー」に参加しました。
- オープンなダンスパーティに参加するのは,私にとってこれが初めてのことです。しかも,ジルバ,ルンバ,チャチャ,ワルツの基本ステップしか出来ない状態での参加なので,こちらから,「踊っていただけますか」という声をかける勇気は全くありません。
- そのことを察した連盟の会長が,自分たちの弟子筋の女性たちに,私をダンスに誘うようにと声掛けをしてくださいました。
- その声掛けが効を奏して,競技選手を始めとする何人もの女性が,初心者であることを認識した上で私をダンスに誘ってくださいました。それで,私は,ジルバ,ルンバ,チャチャ,ワルツを,女性に教えてもらったり,リードしてもらったりして,楽しく踊ることができました。
- ダンスの途中で,シューベルトの「鱒(Die Forelle)」の音楽が始まった時に,その曲はいつも私が練習しているせいで,私は反射的にドイツ語で歌い始めました。それをMCが聞きつけて,私にマイクを渡して下さったので,「鱒」を独唱させていただきました。私の歌にあわせて,会場の皆さんが,半分驚きながらも笑顔で躍って下さったので,とてもうれしかったです。
- (HP訪問者の延べ人数:49,560人)
- 2023年2月6日(月) 曇り後雨
- まちと学びのイノベーション研究所」の顧問,研究員と「情報Ⅰ」の教材作成についてZoomで情報交換を行いました。
- 情報教育に不可欠のデジタルコンテンツを充実するに当たって,デジタルコンテンツの流通に関する法制度とそれを実現する技術について,研究員と私とで,論文を書いて,法と経営学会で報告する計画を検討しました。
- その後,研究員から,論文の第1版(デジタルコンテンツの流通を実現する技術)が送られてきたので,デジタルコンテンツの流通を疎外している法制度の現状と,解決策について私が追加をして,水曜日までに第2版を作成することになりました。
- まちと学びのイノベーション研究所の定例取締役会にZoomで参加しました。
- COOから,まちと学びのイノベーション研究所のメンバーとして,即戦力として4名が加わったことの報告を受けました。
- 真庭市からの受託業務もWork5まで順調に進んでおり,最後のWork6の検討に入っているとの報告を受けました
- 私は,3月下旬に真庭市出張することが決まりました。
- Nagoya RyuNetの理事懇談会(Zoom)に参加しました。
- 今年の夏に名古屋市の下水道処理施設(汚泥処理施設を含む)を見学することが決まったので,バイオマス発電について,予め予備知識を習得しておくことにしました。
- 7月には,四日市市を訪問する計画も立ち上がったので,市役所に勤めている私の友人に連絡をとることになりました。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行いました。
- 博士論文の完成が近づいてきたので,論文の創造性,有用性,体系的整合性について厳しくチェックし,それが全て備わっていることを確認しました。
- (HP訪問者の延べ人数:49,570人)
- 2023年2月7日(火) 雨時々曇り
- 豊岡公民館でのダンス教室に参加しました。
- Waltzのステップのシャドウをしながら,先生から間違って覚えている点を指摘され,その点を修正しました。
- デジタルコンテンツの流通の疎外原因となっている著作権法の問題点と解決策について考察し,共著「デジタルコンテンツ流通制禦の法と経営」という論文の第2版を作成しました。
- (HP訪問者の延べ人数:49,580人)
- 2023年2月8日(水) 晴れ
- デジタルコンテンツの流通の疎外原因となっている著作権法の問題点と解決策について,まちと学びのイノベーション研究所の研究員と議論し,共著「デジタルコンテンツ流通制禦の法と経営」という論文の第2版を改訂するために,以下の論文を検討することにしました。
- 栗田 昌裕「デジタルコンテンツの流通と消尽原則―EU法及びドイツ法を中心とした考察」総務省 学術雑誌『情報通信政策研究』 第5巻第1号49-76頁
- https://www.soumu.go.jp/main_content/000780361.pdf
- 小泉直樹=奥邨弘司=駒田泰土=張睿暎=生貝直人=内田祐介『クラウド時代の著作権法: 激動する世界の状況』 (KDDI総研叢書)勁草書房 (2013/7/16)
- 金野和弘「デジタルコンテンツの著作権処理に関する研究-コモンズ問題とアンチコモンズ問題-」日本社会情報学会全国大会研究発表論文集(日本社会情報学会 第22回全国大会)
- https://www.jstage.jst.go.jp/article/jasi/22/0/22_0_128/_pdf/-char/ja
- 島並良「デジタル著作物のダウンロードと著作権の消尽」高林龍・三村量一・竹中俊子編集代表『知的財産法の国際的交錯』日本評論社 (2012/12/25)228頁以下
- 中山信弘『著作権法』〔第3版〕有斐閣(2022/2/10)330-342頁(デジタル消尽については335頁)
- 国家賠償法における民法上の過失相殺の規定の準用について,検討しました。
- (HP訪問者の延べ人数:49,600人)
- 2023年2月9日(木) 晴れ時々曇り 後雨
- 母のリハビリの付き添いを勤めるため,自転車(電動アシスト自転車)で自宅と病院との間を往復しました。
- 川崎公民館でダンスの個人レッスンを受けました。
- ワルツのステップのうち,spin turnから,reverse turnに移る際の回転の軸足の動きを何度も練習しました。
- open telemarkの足寄せの練習を何度も繰り返して練習しました。
- 沈黙が承諾等の積極的な意思表示とみなされるかどうかについて,移転登記,固定資産税の支払を例にとって検討しました。
- 検討した事例では,所有権の移転登記,固定資産税の支払をもって,明示又は黙示の異議と解釈できることに気づきました。
- (HP訪問者の延べ人数:49,610人)
- 2023年2月10日(金) 雨
- 日出ロータリークラブの2022-23年度後期の会費(54,000)と,食事代(31,500円),および,諸経費の合計として,118,286円を会計掛に支払いました。
- 明治学院大学「これくら研」の合宿(修善寺)に備えて,準備をします。
- 自宅のルーターに不都合が生じたのか,インターネット接続ができなくなってしまいました。
- 修善寺に12時半に到着するため,名古屋で1泊します。
- (HP訪問者の延べ人数:49,620人)
- 2023年2月11日(土) 晴れ 冠雪した富士山の雄姿をみることができました
- 名古屋のホテルを出て,合宿場所の修善寺に向かいました。
- 明治学院大学「これくら研」の合宿(修善寺)に参加し,議論を盛り上げました。(第1日)
- 第1報告:「組織的犯罪(霊感商法を含む)に対する刑事法的対応」
- 報告の趣旨を私なりにまとめると,以下の通りです。
- 消費者被害を救済するためには,従来は,民事救済に重点が置かれてきた。しかし,近年の反社集団や半ぐれ集団による暴力(強盗や殺人をも辞さない暴力)を背景に行われる組織的犯罪に対しては,刑事責任(懲役,罰金の他,犯罪組織が被害者から収奪した犯罪収益の没収)背景とした救済が必要となってきている。
- この点で,没収した犯罪収益収を被害者の被害回復の原資とする制度,すなわち,「犯罪被害財産等による被害回復給付金の支給に関する法律(平成18年法律第87号)(犯罪収益支給法)」の活用が有用である。
- 以上の報告を受けて,私は,組織的暴力に対抗するためには,暴力の排除を自己責任で行わざるを得ない民事責任の追及よりも,刑事責任の追及を背景とし,犯罪収益を没収し,それを被害者に回復するための民事責任と刑事責任の融合がなによりも重要であることを主張し,議論を盛り上げました。
- 第2報告:「デジタル社会における無償の消費者契約と消費者保護」
- 報告の趣旨を私なりにまとめると,以下の通りです。
- 従来の消費者被害救済は,有償契約における対価の不均衡を是正するという観点で救済が行われてきたが,霊感商法に代表されるような「法外な寄附」等の無償行為に対する救済が必要となってきている。
- 特商法は有償契約を中心に組み立てられているが,消費者契約法は,有償・無償の契約を区別せずに被害救済を実現しようとしている。ただし,消費者契約法は,特商法が備えている刑事責任の追及を背景にした行政救済の制度を欠いているため,組織的な犯罪に対しては,有効な救済をなし得ないという欠点を有している。
- 2019年のEUのデジタルコンテンツ指令(デジタル・コンテンツ及びデジタル・サービス供給契約の一定の側面に関する欧州議会及び理事会指令)は,個人情報の保護を人権として保護しており,契約のいかんにかかわらず,個人情報の活用の同意を撤回できるとしているため,個人情報の利活用が困難となっている。
- この点,指令を受けて国内法化したドイツ民法(327q条)は,個人情報の利活用の同意の撤回を認めるとともに,それが,契約上の信頼関係を破壊する場合には解約告知ができるという妥協策を採用している。
- 以上の報告を受けて,私は,わが国の個人情報保護法は,本人の同意を約款によって得ることを許しているのであるから,債権法改正によって実現した定型約款の法理を使って,一方で,個人情報の利活用に関する合意の推定と,他方で,過酷な約款の場合の合意の否定を実現することができるのであって,わが国の法制の方が,EU指令よりも,個人情報の保護と利活用を両立しうるのではないかとの主張をして,議論を盛り上げました。
- また,私は,特商法にも,また,消費者契約法にも,刑事責任(懲役,罰金,没収)を背景にした犯罪収益の回復と被害者への「支給制度」が組み込まれるべきであると考えました。
- 第3報告:「消費生活相談における被害救済の課題-消費者相談実施要領(相談マニュアル)の現状と課題を中心に-」
- 報告の趣旨を私なりにまとめると,以下の通りです。
- 従来の消費生活相談処理と比較すると,最近の相談処理は,結果に重点が置かれ,その結果導かれた相談処理の経緯が見えずらくなっているように思われる。そのこともあって,SNSなどで偏った情報が拡散されて一種のクレーマーを生じさせたり,相談処理を困難にさせたりしているように見受けられる。
- そこで,あっせんを中心とした消費者相談処理を困難にしている原因(当事者間の合意形成の困難さ)を究明し,問題の解決のための提言(相談員と行政職員との緊密な連携,および,相談処理要領・相談マニュアルの再検討)を行いたい。
- 以上の報告を受けて,私は,悪質業者に対抗して消費者被害救済の実効性を高めるためには,消費者相談の実施要領(相談マニュアル)の再検討とともに,先の報告とそれらの議論で明らかになったように,組織的な暴力に対抗するための刑事責任と民事責任の融合が必要であることを実感しました。
- 第4報告:「欧州AI規制法案について」
- 報告の趣旨を私なりにまとめると,以下の通りです
- 欧州AI規制法案(欧州委・AI規制枠組み法案や開発促進策などの政策パッケージ発表)は,AIが人類にもたらすのリスクについて,以下の3つのレベルに分類して,それぞれに対する規制を提案している。
- 1.容認できないリスク
- サブリミナル(潜在意識に作用する)技術の利用,政府が個人の信用力を格付けする社会信用システムの運用,法執行目的を含めた顔認証などの遠隔生体認証技術の公共の場でのリアルタイム利用といった,基本的人権に反するAIシステムの活用は原則禁止する。
- 2.高リスク
- 雇用,教育,医療,法執行などの分野で個人の重大な利益に係る意思決定,重要なインフラ,生体認証などで用いられる安全性や基本的人権に悪影響を及ぼすAIシステムは規制対象となる。こうしたAIシステムの提供事業者には,当該AIシステムの提供開始前に,同規則案の規定要件の適合性評価手続きをとることが義務化され,提供開始後もリスクや品質の管理を実施することが求められる。
- 3.低リスク
- 上記規制の対象外のAIシステムに対しては,新たな義務は課さない。ただし,自動応答(チャットボット)プログラムのように人と関わることを前提に開発されたシステムなどを提供する場合には,AIシステムが利用されていることを開示する義務を課す。
- 以上の報告を受けて,私は,人間がAIのリスクについて検討している間に,AIが人類の地球環境に与えるリスクを3つに分類して,人類の行動を規制する法案を作るようになるだろうと考えました。
- 人類がのん気に考えているうちに,AIの方が急激に進化して,人類の叡智を超える知能を獲得するでしょう。そうなると,AIと人類との対立は不可避となります。その場合の事態を予測して,AIと人類との平和的な共存のための調整の仕組みを用意する必要があると,私は考えています。
(HP訪問者の延べ人数:49,630人)
- 2023年2月12日(日) 晴れ時々曇り後雨
- 明治学院大学「これくら研」の合宿(修善寺)に参加し,議論を盛り上げました。(第2日)
- 第5報告:「不招請勧誘(訪問販売,電話勧誘販売,訪問購入)をめぐる法規制・被害救済の変遷と課題」
- 報告の趣旨を私なりにまとめると,以下の通りです。
- 攻撃的な販売方法は,不意打ち行為による不当な取引方法である。
- なぜなら,不招請勧誘は,消費者に下準備を与えることなく契約の締結を迫るものであり,結果的に不公正な取引方法(特に,欺瞞的顧客誘引)を助長するおそれが大きいので,訪問販売,電話勧誘販売,訪問購入のすべての類型において,不招請勧誘を禁止行為とすべきである。
- 情報技術の専門家から,2024年度には,電話線と交換機を使った従来の固定電話サービスは廃止され,IP電話(P2Pを使ったIP接続)に切り替えられるとの情報を得ました。
- そうすると,IP電話と同じ機能を有する携帯電話,スマートフォン,Skype,Zoomなどは,すべて電話という範疇で括ることができようになります。
- つまり,私たちが利用できる通信手段は,以下の三つに再分類されることになります。
- (1) アナログとしての郵便
- (2) デジタルだが即時性が保障されない電子メール
- (3) 即時の対話が実現できるIP電話(携帯電話,スマホ,LINE電話,Zoom,Google Meet等を含む)
- ところで,特定取引に関する法律(特商法)によれば,消費者保護が不完全な「通信販売」は,「電話勧誘販売に該当しないもの」(特商法第2条2項)とされています。
- このため,従来の郵便,および,電子メールで行われている通信販売とは異なり,インターネットのP2PのIP接続によって実現される通信手段(携帯電話,スマホ,LINE,Zoom等を含む)による「販売」は,すべて,「通信販売」ではなく,「電話勧誘販売」ということになり,訪問販売並みの消費者保護が実現される余地が出てきます。
- そうだとすると,従来の電話回線を使った固定電話サービスが廃止されるのを機に,「電話勧誘販売」の定義を,抜本的に見直す必要があると思われます。
- 合宿を終えて大分に帰りました。
- (HP訪問者の延べ人数:49,640人)
- 2023年2月13日(月) 雨後曇り
- まちと学びのイノベーション研究所」の顧問,研究員と「情報Ⅰ」の教材作成についてZoomで情報交換を行いました。
- キヴィ『七人兄弟』の教材化の依頼者とZoomミーティングを行いました。
- 七人兄弟を含んだフィンランドの法に関する研究書の作成に関する相談を受けました。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:49,660人)
- 2023年2月14日(火) 晴れ後曇り
- 豊岡公民館でのダンス教室に参加しました。
- 今回は,Rumba,Waltzの厳しい練習だけでなく,先生がジルバを踊るダンスタイムが設けて下さったので,みんなで楽しく踊りました。
- 日出ロータリークラブのハイブリッド例会(Zoom例会)に出席しました。
- 時代の移り変わりで,バレンタインデーのチョコレートをもらう機会を失いつつある男性会員を慰めるため,女性会員が,義理チョコを用意して下さったので,男性会員たちは大喜びでした。
- 創立40周年記念行事の大枠を決めることができました。当日のタイムテーブル(案)を作る作業を依頼されました。
- (HP訪問者の延べ人数:49,680人)
- 2023年2月15日(水) 曇り時々晴れ
- 2か月分の年金(厚生年金,国家公務員共済年金,私学共済年金:計42万余円)の支給を受けました。
- 次回に支給を受ける4月15日まで,月平均21万円で家計のやりくりをMoney forward Meで行います。
- 現在も,Money forward Meが作成してくれる家計簿と財布の中身(現金残高)とが一致しています。
- 家計簿と財布の中身が常に一致するということは,これまでの私の筆記による家計簿作成の挫折の苦い経験からは,一度も成功しない理想状態だっただけに,まさに,快感です。
- さらに,Money forward Meは,クレジットカードの当月お引き落とし額をクレジット会社よりも先に通知してくれたり,預金額が不足しているかどうかまで通知してくれたりするため,余分な預金をせずに,年金を思い切り使い果たすことができる点でも,収入と支出のバランスを保つ上での安心感を与えてくれます。
- デジタル・コンテンツ(Kindle本を含む)に関して,まちと学びのイノベーション研究所の研究員と私とで,著作権上の「デジタル消尽」についてZoomで議論しました。
- 次回に,デジタル・コンテンツの代表格のKindleの利用約款を詳しく検討することになりました。
- 今回は,今話題のAIチャットbot「ChatGPT」で著作権法の問題を解かせてみて,学部学生の水準に達していることを確認しました。
- さらに,「Perplexity(https://www.perplexity.ai/)」という研究者用のAIチャットbotで,同じ問題(日本語)を解かせてみたところ,回答は英文でしたが,適切な日本の参照文献が根拠として示されたのには驚きました。
- Perplexityの英文の回答は簡単なものでしたが,注で示された参照文献は貴重なものばかりで,回答全体のレベルは学部学生として十分なところまで達していました。
- これからの大学教育においては,教員が学生にレポートを課した場合,以下の3段階のプロセスが必要となるでしょう。
- 1.第1次提出:学生からのレポートの提出を受け付ける。
- 2.第2に提出:学生のレポートの提出後に,AI自体の学習が一段と向上したChatGPTなり,Perplexityなりの最新版の回答と学生のレポートとを比較させ,それらのAIの回答が参照文献を十分に読みこなせた上で回答されているかどうかを含めて,AIの回答を批判するレポートの再提出を義務づける。
- 3.第2次の学生のレポートの内から複数のレポートを選択して,AIの回答と比較した上で,内容の検討と議論をさせるばかりでなく,問題の「意味を理解する」とはどういうことであり,どのような作業が必要なのかを学生たちに考えさせる。
- Perplexityの登場によって,学生たちの自学自習の楽しさが倍増する一方で,大学教員の質が問われる時代がやってきたように思われます。
- 近い将来,AIのチャットbotの回答を的確に批判できる能力のある教員しか生き残れないようになることは確実であり,さらに,将来的には,AIを超える知能を有する人間はほんの少数になるため,大学教員の多くは,失職するおそれがあります。
- 社会人ばかりでなく,大学の先生方についても,生き残りをかけた研修(リスキリング)が必要になって来たようです。
- 外国に移住した友人とZoomでミーティングを行いました。
- ChatGPTとPerplexityの話題で盛り上がりました。
- 法整備支援のあり方について名古屋大学の名誉教授とZoomで議論しました。
- 以下の項目をメインとして,文科省の科学研究費を申請する準備を始めることにしました。
- (1) アジア法整備支援の30年を振り返って,法整備支援の理念を再検討する。
- (2) 留学生との交流を通じて,各国の現状に即し,かつ,人材養成を兼ねた研修プログラムを構築し,その研修を受けることをもって法整備支援を実行する人々の必須要件とする。
- (3) デジタルデータの蓄積と,それを瞬時に活用できるアーカイブシステムを構築する。
- (HP訪問者の延べ人数:49,690人)
- 2023年2月16日(木) 晴れ
- 川崎公民館でダンスの個人レッスンを受けました。
- Rumbaの基本ステップの復習を中心に,Waltzの新しいルーティンを通しで,何度も練習しました。
- Kindleの利用規約(https://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html?nodeId=201014950)の著作権法上の問題,消費者契約法上の問題について,検討を行います。(第1日)
- 民事責任と刑事責任を融合した法制度について,メリットとデメリットを検討します。
- 来月の3月4日(土)に開催される法と経営学会・第2分科会(地方創生とDX)の基調報告のテーマを「デジタルコンテンツ流通の制禦と法」とし,まちと学びのイノベーション研究所の研究員と私とで報告することにしました。
- Kindle本を含むデジタルコンテンツの流通を妨げている技術と著作権法の問題を取り上げ,譲渡を適法に行うための情報技術の紹介,および,著作権者の「譲渡権のデジタル消尽」という新しい解釈方法の模索を行う予定です。
- (HP訪問者の延べ人数:49,700人)
- 2023年2月17日(金) 晴れ
- 外国に移住した友人とZoomで誕生会を行います。
- 私は,これから,後期高齢者(75歳以上)の仲間入りをします。
- 「これからの人生で,今が一番若い」という現実を直視し,以下の3つの活動を積極的に行います。
- 1.本業としての研究・教育においては,『子どものための法学入門』(刑法の専門家との共著)を刊行するほか,民法の相隣関係・共有関係の改正(所有者不明の土地・建物問題を含む)に関する論文の執筆,著作権法に関連する論文(譲渡権のデジタル消尽を含む)の執筆等,創作活動を進展させます。
- 2.青少年への奉仕活動としては,2023-24年度日出ロータリークラブの会長として,日出ロータリークラブ創立40周年記念行事(2024年6月2日(日)予定)の成功に向けて,世界平和を視野に入れた奉仕活動(子ども食堂,無料塾への支援,イエナプランオランダ研修への教員の派遣,水素社会の実現に向けた公共サービスなど)を広範囲に展開します。
- 3.趣味としては,美しい社交ダンスへの技術を磨き,歌詞を見ずに相手の目を見て完璧に歌える曲目を増やし(ドイツ語,フランス語,イタリア語,英語,中国語,日本語,各5曲以上),日本語の新しい文法を含めて,多言語の習得に邁進します。
- Kindleの利用規約(https://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html?nodeId=201014950)の著作権法上の問題,消費者契約法上の問題について,検討を行います。(第2日)
- (HP訪問者の延べ人数:49,710人)
- 2023年2月18日(土) 曇り (愛用のPCにワインをこぼして完全にダウンさせてしまった痛恨の記念日)
- 昨日,うっかり,ワイングラスをひっくり返し,パソコンにワインを浴びせてしまったため,昨日は,なんとか動いてくれていた愛用のパソコンが,ついに,電源もろともダウンしてしまいました。
- 修理ができるかどうかわからず,できるとしても時間がかかることなので,5年ほど前まで使っていた古いパソコンを引っ張り出して,データの復活作業を始めました。今まで通りの作業をするためには,古いパソコンに,新しいソフトを入れ直したり,データを更新する作業が必要となるからです。
- 週末を利用して,新しいソフトを古いパソコンにインストールして,何とか,従来通りの研究ができるように環境を整備するつもりですが,作業をこれまで通りに進められるようになるまでないは,かなりの時間がかかりそうです。
- ダメもとで,速度の遅いパソコンに辛抱強く付き合いながら作業を進めたところ,データをクラウドに蓄積しておいたおかげで,比較的最新のフィル(クラウドのバックアップには,時間差があるようで,ここ数日間のデータはバックアップされていませんでした)を古いパソコンでも操作できることが判明して,やっと安堵しました。
- それで,情報の専門家の意見を聞いた上で街まで出て,電気店に赴き,ダウンした愛用のパソコンを修理に出すことにしました。
- その相談だけで6,600円も請求されたのにはビックリしましたが,マニュアル通りの請求なので,相談料を支払いました。
- また,修理代金は,購入価格の半額である10万円を限度として見積を作成してもらうことにしました。
- 不測の事態を考えると,これからの時代,データは,いくつかのクラウドに分散しておいていく以外に道はなさそうです。
- 「愛用のパソコンが壊れて,修理できるかどうかもわからなくなっているのに,それでも平気でいられるのはなぜなのか」と友人に問われました。
- 「自分の頭で考えたことは,データが失われても,自分の頭でより良いものに作り直せるという自信があるからです」とカッコよく答えました。
- 大阪大学の教授時代の1995年1月17日(火)に,私は,阪神淡路大地震に遭遇し,朝の5時から執筆していた45分間の入力データが,激しい揺れによる突如の停電ですべて失われました。しかし,停電が復活してから,気を取り直し,記憶を頼りにすべてを復活させた経験が,今の自分を支えてくれているのだと思います。
- 自分の頭で考えたことは,たとえデータがすべて消失しても,時間さえかければ,元通り,または,もっと良いものに復活できるという自信は,阪神淡路大震災を経験した際に私が確信したことです。
- それに,パソコンが壊れたのは,私のせいであり,誕生記念パーティの良い思い出になったことも,私の気持ちに余裕を与えてくれています。
- (HP訪問者の延べ人数:49,730人)
- 2023年2月19日(日) 雨のち曇り
- 大分県ダンススポーツ連盟の理事会に出席しました。
- 長年事務局を担当してきた顧問による「2023年競技関連規定集」の重要部分の解説をよく聴き,4月9日(日)のダンススポーツグランプリ大会(大分)に向けての理事の理論強化が目的です。
- 今回は,いつも大分駅から同乗させてくださる会長が欠席だったので,顧問に大分駅まで来ていただいて,会場までの送り迎えをしていただきました。
- 規定集をあらかじめ読んで,疑問点を書き出しておいたので,顧問の解釈を聞きながら,疑問点の質問をしたところ,実はベテラン会員も問題意識を持っていたようで,議論が深まりました。
- また,規定集には規定があるにもかかわらず,現在では,全く使われていない制度があって,規定集と現実との乖離があることもよくわかりました。
- (HP訪問者の延べ人数:49,750人)
- 2023年2月20日(月) 晴れ時々曇り
- Kindleの利用規約(https://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html?nodeId=201014950)の著作権法上の問題,消費者契約法上の問題について,検討を行いました。(第3日)
- Werner"HeidenRöslein"の合唱ができるように,ICレコーダーに高音部と低音部の声を録音して,合唱の練習をしました。
- 1番から3番まで,歌詞を見て歌えるようになりました。明日からは,歌詞を見ずにいつでも合唱ができるように練習します。
- (HP訪問者の延べ人数:49,760人)
- 2023年2月21日(火) 曇り
- ICレコーダーに録音したWerner"HeidenRöslein"の高音部に合わせて,低音部を歌詞見ずに歌えるように練習をしています。
(第1日)
- 歌詞を見ずに歌えるようになりましたが,低音部の音程は,まだ,高音部につられて安定しません。もう少し練習が必要です。
- 大分高専の松本佳久教授の研究室を訪問し,炭化水素から純粋水素を分離するビデオを見せていただき金属膜を使った分離の理論的説明を受けました。
- 今回は,日出ロータリークラブの事務局と東京の発明家も一緒に松本研究室を訪問しました。
- 日出ロータリークラブとの関係では,外来卓話をいつしていただけるのか,また,40周年記念行事に参加したいただく場合には,エネルギー自給の可能性について,15分以内のスピーチをしていただけるかどうかお尋ねをしました。
- 外来卓話は,夏休みの9月にしていただけることになりました。詳しい日程は,4月になって新年度の講義日程等が決定してから,改めてお願いすることになりました。
- 災害時にも対応可能なPanasonic製の純水素型燃料電池(5kW)H2 KIBOUのパンフレットもいただきました。
- 医療用の水素ガスの活用にも話が及び,病院経営においては,太陽光発電等の再生エネルギーの余剰電力を使った水素の製造と貯蔵,純水素型燃料電池による温水の確保と無停電電源の確保という組み合わせが適切であることがわかりました。
- 発明家との関係では,トリチウムと水素の分離の可能性についても,質疑を行いました。トリチウムをヘリウムとして活用するのか,水素と分離して活用するのか,議論が行われ,水素と分離して活用する方向で,議論を継続することになりました。
- チャットGPTやPerplextyを使った大学教育のあり方について,大学の同僚たちと議論しました。
- (HP訪問者の延べ人数:49,780人)
- 2023年2月22日(水) 曇り時々晴れ
- ICレコーダーに録音したWerner"Heidenröslein"の高音部に合わせて,低音部を歌詞見ずに歌えるように練習をしています。 (第2日)
- 前日と同様,歌詞を見ずに歌えるようになりましたが,低音部の音程は,まだ,高音部につられて安定しません。もう少し練習が必要です。
- 外国に移住した友人とZoomミーティングを行いました。
- 日本語の漢字の読み方の多様性について,例を挙げながら議論しました。
- 3月4日(土)に「法と経営学会」第2分科会(地方創生とDX)で発表する予定で,伊東栄典・九大准教授と共同して執筆している原稿「デジタルコンテンツ(無体物)流通の制御と法」(Ver.4)の執筆を続けています。
- デジタルコンテンツの流通に関する課題を技術的に解決する方法を論じた第3版に,著作権法の問題点(デジタル消尽)を論じた第4版を伊東准教授に送りしました。
- (HP訪問者の延べ人数:49,790人)
- 2023年2月23日(木)(天皇誕生日) 曇り
- ICレコーダーに録音したWerner"Heidenröslein"の高音部に合わせて,低音部を歌詞見ずに歌えるように練習をしています。
(第3日)
- Heidenröslein を3番まで歌詞を見ずに歌えるようになりました。また,高音部につられずに低音部の音程を歌えるようになりました。
- 現在の時点で,歌詞を見ずに3番まで通して歌うことができるドイツの歌曲は,野ばら(Heidenröslein),鱒(Die Forelle),ローレライ(Die
Loreley),別れの曲(In mir klingt ein Lied)の4曲だけです。シューベルトのアベマリア(Ave Maria)は,歌詞を見ないと2番までしか歌えないので,これからの練習課題です。
- 3月4日(土)に発表する予定で,伊東栄典・九大准教授と共同して執筆している原稿「デジタルコンテンツ(無体物)流通の制御と法」(Ver.4)の執筆を続けています。
- 伊東准教授とZoomミーティングを行い,伊東教授が提案する技術的な方法が,著作権法をクリアできるかどうかについて,議論しました。
- (HP訪問者の延べ人数:49,810人)
- 2023年2月24日(金) 雨のち曇り
- 歌詞を見ないと,2番までしか歌うことができない,シューベルトのアベマリア(Ave Maria)を3番まで,歌詞を見ずに歌えるようになるための練習をしています。(第1日)
- 加賀山茂=渡辺靖明『子どものための法学入門』の原稿の未完部分の執筆を行っています。(第1日)
- 久しぶりに,未完成部分を含めて,本文をすべて読んでみました。A4で178頁になっていました。
- はじめに
- 第1部 法を知る会話編-よくないこと・悪いことと犯罪とは?
- 第2部 法で考えて行動する会話編-学校生活の出来事と法
- 第3部 法の学びを「なに?,なぜ?」で深める基礎編
- 巻末付録(学習の手引き)
- 参考文献
- この原稿の執筆を一休みしている間に,私は,個人情報保護法と著作権法の研究を進展させていました。その成果がこの原稿には反映されていないので,情報Ⅰで取り上げられている範囲でプライバシーと著作権法の部分を追加することを思いつきました。
- (HP訪問者の延べ人数:49,830人)
- 2025年2月25日(土) 晴れ後雨
- 歌詞を見ないと,2番までしか歌うことができない,シューベルトのアベマリア(Ave Maria)を3番まで,歌詞を見ずに歌えるようになるための練習をしています。(第2日)
- 加賀山茂=渡辺靖明『子どものための法学入門』の原稿の未完部分の執筆を行っています。(第2日)
- 巻末付録の最後に,学習の手助けにAI(ChatGPT,Perplexity)を使う方法を追加しました。
- 4.最近急激に発達しているAIを味方につけて学習する
- (1) 人間は,将来的にはAIに勝てない
- (2) 現在の職業の多くは,近い将来にAIロボットによって奪われる
- (3) 人間は,AIとも共存せざるを得ない
- (4) これからは,AIに学習を手伝ってもらおう
- (5) 学習成果の評価には口頭試問が併用される
- 日出ロータリークラブの会員の誕生日会に参加しました。
- 最近誕生日を迎えた日出ロータリークラブの会員4名の誕生会が日出町の漁師料理の店で開催されました。
- 名物の城下カレイを含めて,新鮮な魚料理尽くしで,とてもおいしかったのですが,食べきれませんでした。
- 品数を少なめにして注文すれば,どんなお客様にも喜んでもらえる良いお店だとわかりました。
- (HP訪問者の延べ人数:49,850人)
- 2023年2月26日(日) 晴れ
- 歌詞を見ないと,2番までしか歌うことができない,シューベルトのアベマリア(Ave Maria)を3番まで,歌詞を見ずに歌えるようになるための練習をしています。(第3日)
- 加賀山茂=渡辺靖明『子どものための法学入門』の原稿の未完部分の執筆を行っています。(第3日)
- 昨年から中断していた執筆の間に,私が読み込んだ重要な文献を最後の文献一覧に追加します。
- 末川民事法研究会にZoomで参加して,議論を盛り上げます。
- 第1報告「入会権・入会地使用収益権に基づく妨害排除請求としての登記抹消請求の可否―最高裁第二小法廷令和3年4月16日決定を素材として―」
- 私は,以下の4点について質問をして議論を盛り上げました。
- そもそも,入会権者の3分の2の賛成で,売買を行うことは,共有物の変更に当たるのであるから,先行する売買契約が無効となるのではないだろうか。
- 入会訴訟は確認訴訟については,合一確定の必要性を強調して,長い間,不適法却下の時代が続いてきたが,原告が全員揃っていなくても,訴訟参加しない構成員を被告として訴えれば,合一確定ができるということで,訴訟要件の充足が認められるようになった。それは,確認訴訟の話であり,給付訴訟には,そのような面倒な要件は不要である。
個々の入会権者が給付訴訟として妨害排除請求をすることは,民法252条明文で認められている。また,共有の性質を有する入会権の場合,民法263条で,共有の規定を適用することが明文で規定されているのであるから,個々の入会権者が保存行為としての妨害排除請求を提起することに障害はないはずであり,妨害排除請求としての登記抹消請求を妨げるのであれば,むしろ,その明確な根拠が必要であろう。
- 総有には,持分がないというが,条文上の根拠はあるのだろうか。組合の共有は,合有であるといわれているが,その場合には,持分はあるが,制限がかかっているとされている。その制限がもっと厳しいのが総有であるというだけのことであると考えられないだろうか。
- 各共有者は,保存行為は,各自でできるとされている。行使の要件に持分の有無は,関係ないのではないか。むしろ,総有にも,合有と同様の,さらに,制限された持分を観念することができるのではないだろうか。
- 第2報告「取材記者が公務員から受けた性暴力に対する国家賠償責任(長崎地判令和4年5月30日平成31年(ワ)114号,裁判所HPほか)」
- 本判決の言渡し日(2022年05月30日)にNHK長崎が報じた内容が「女性記者に性暴力裁判 長崎市に約2千万円賠償命じる判決」(長崎WEB特集:一日のドキュメント)としてWebにアップされていることを情報提供して議論を盛り上げました(https://www.nhk.or.jp/nagasaki/lreport/article/000/17/)
- (HP訪問者の延べ人数:49,860人)
- 2023年2月27日(月) 晴れ
- 歌詞を見ないと,2番までしか歌うことができない,シューベルトのアベマリア(Ave Maria)を3番まで,歌詞を見ずに歌えるようになるための練習をしています。(第4日)
- まちと学びのイノベーション研究所」の顧問,研究員と「情報Ⅰ」の教材作成についてZoomで情報交換を行いました。
- まちと学びのイノベーション研究所の定例取締役会にZoomで参加しました。
- 来月の出張の予定は,28日(火),29日(水)に行うことが決まりました。
- 加賀山茂=渡辺靖明『子どものための法学入門』の原稿の未完部分の執筆を行っています。(第4日)
- 第8話(約束(契約)をするには?)の【考えてみよう】の部分を書き残していたので,執筆を行い,原稿を完成させました。
- 第8話 【考えてみよう】
- (1) 契約をする前に逃げ道を確保しておこう(第8話の補足)
- 1) 申込みの誘引(国際物品売買契約に関する国連条約第14条第2項,民法529条~532条)
- 2) 予約(民法556条)
- 3) 手付(民法557条)
- (2) 契約によって当事者が満足するためには,別の選択肢がある契約が好ましい
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行います。
- (HP訪問者の延べ人数:49,870人)
- 2023年2月28日(火) 晴れ
- 歌詞を見ないと,2番までしか歌うことができない,シューベルトのアベマリア(Ave Maria)を3番まで,歌詞を見ずに歌えるようになるための練習をしています。(第5日)
- 加賀山茂=渡辺靖明『子どものための法学入門』の原稿の未完部分の執筆を行っています。(第5日)
- 本文全体を読み上げソフトで読み上げさせながら,誤字脱字をチェックしつつ,小見出しがついていない箇所のすべてに小見出しを付けます。
- 例えば,「はじめに」には,以下のような小見出しを付けてみました。
- はじめに
- 1.法の目的と役割
- (1) 法は,支配の道具か,腐敗を防ぐ弱者保護の道具か
- (2) 複雑な世界情勢は,不可抗力か,人間の脳の仕組みが作り出したものか
- (3) 法は,利益第一主義の仕組みを変化させることができるか
- 2.この本のねらい
- (1) 「好きこそものの上手なれ」より先に「上手こそものの好きなれ」
- (2) 演劇のシナリオを記述し,実際に演じてもらう
- (3) シナリオを演じることを通じて,言行一致の習慣を形成する
- 3.この本の組み立て
- (1) 第1部 法を知る対話(シナリオ)編-悪いことと犯罪とは?
- (2) 第2部 法で考えて行動する対話(シナリオ)編-学校生活と法
- (3) 第3部 法の基礎編-法の学びを「なに?,なぜ?」で深める
- 3月4日(土)に発表する予定で,伊東栄典・九大准教授と共同して執筆している原稿「デジタルコンテンツ(無体物)流通の制御と法」(Ver.5)の執筆を続けています。
- Wordで作成中の原稿(Ver.5)が一応の完成を見たので,当日の報告用のPowerPointファイルを作成しています。 (第1日)
- 豊岡公民館でのダンス教室に参加しました。
- Waltzの第2ステップの練習が開始されました。私は,すぐには対応できず,先生と指導員の演技を見ているだけでした。
- 日出ロータリークラブのハイブリッド例会(Zoom例会)に出席しました。
- (HP訪問者の延べ人数:49,880人)
- 2023年3月1日(水) 晴れのち雨
- 歌詞を見ないと,2番までしか歌うことができない,シューベルトのアベマリア(Ave Maria)を3番まで,歌詞を見ずに歌えるようになるための練習をします。(第6日)
- 加賀山茂=渡辺靖明『子どものための法学入門』の原稿の未完部分の執筆を行っています。(第6日)
- 巻末付録(学習の手引き)に以下の項目を追加します。 (第1日)
- 3月4日(土)に発表する予定で,伊東栄典・九大准教授と共同して執筆している原稿「デジタルコンテンツ(無体物)流通の制御と法」(Ver.5)の執筆を続けています。
- Wordで作成中の原稿(Ver.5)が一応の完成を見たので,当日の報告用のPowerPointファイルを作成しています。 (第2日)
- (HP訪問者の延べ人数:49,890人)
- 2023年3月2日(木) 晴れ
- 歌詞を見ないと,2番までしか歌うことができない,シューベルトのアベマリア(Ave Maria)を3番まで,歌詞を見ずに歌えるようになるための練習をします。(第7日)
- 意味をいい加減に理解していたのを反省し,辞書引きをして意味をしっかり把して練習することにしました。
- もっとも,ドイツ語の歌詞の意味を探求していると,疑問点も出てきます。ドイツ語の歌詞の第2番と,第3番とで,冠詞の使い方が矛盾しているように思えるからです。
- 第2番:O Jungfrau, eine Jungfrau ruft! … Jungfrauに対して女性冠詞が使われている。(よく理解できる)
- 第3番:Der Jungfrau wolle hold dich neigen, …Jungfrauに対して男性冠詞が使われている(理解できない)
- 歌詞の第3番のDerは,女性名詞についているとすると,可能性としては,第2格か,第3格かしかないわけなので,文章の最初に出てくるような第2格,第3格があるのかが問題となりそうです。
- いずれにせよ,歌詞の第2番と第3番で,冠詞の使い方が逆になっているのはなぜなのか,ドイツ語の文法に詳しい人に説明してもらいたいと思っています。
- 加賀山茂=渡辺靖明『子どものための法学入門』の原稿の未完部分の執筆を行っています。(第7日)
- 巻末付録(学習の手引き)に以下の項目を追加します(第2日)。著作権法以外に, 個人情報保護法,刑法のポイントも追加します。
- 4.情報は,著作権法等のルールを守って発信しよう
- (1) 著作権法をクリアしよう
- (2) プライバシーの保護,個人情報保護法をクリアしよう
- (3) 名誉棄損をしないように注意しよう
- 川崎公民館でダンスの個人レッスンを受けました。
- Waltzの第2段階の練習課題を先生が更改してくださいました。
- Natural turn
- Open impetus
- Natural weave from P.P.(Promenade Position)
- Wing
- Double reverse spin
- Open telemark
- Chasse from P.P.
- (HP訪問者の延べ人数:49,900人)
- 2023年3月3日(金) 晴れ
- 歌詞を見ないと,2番までしか歌うことができない,シューベルトのアベマリア(Ave Maria)を3番まで,歌詞を見ずに歌えるようになるための練習をしています。(第8日)
- やっとのことで,3番まで,歌詞を見ずに歌えるようになりました。これで,歌詞を見ることなく歌えるドイツ語の歌が5曲そろいました。
- Heidenröslein(野ばら・合唱)
- Die Forelle(鱒)
- Die Loreley(ローレライ)
- Ave Maria(アベ・マリア)
- In mir klingt ein Lied(別れの曲)
- 週末は,上記のドイツ語の歌曲をよどみなく歌えるように練習し,来週からは,イタリア語の歌5曲を歌詞を見ずに歌えるように練習を行う予定です。
- 3月4日(土)に発表する予定で,伊東栄典・九大准教授と共同して執筆している原稿「デジタルコンテンツ(無体物)流通の制御と法」(Ver.5)の執筆を続けています。
- Wordで作成中の原稿(Ver.5)が一応の完成を見たので,当日の報告用のPowerPointファイルを作成しています。 (第3日)
- (HP訪問者の延べ人数:49,910人)
- 2023年3月4日(土) 晴れ
- 法と経営学会・第2分科会(地方創生とDX)において,伊東栄典=加賀山茂「デジタルコンテンツ(無体物)流通の制御と法」の報告を行いました。
- 1.著作権法の基礎知識(加賀山)
- (1) 著作権法の経済法における位置づけ(独禁法21条)
- (2) 著作権法の目的(著作権法1条)
- (3) 著作物とは何か(著作権法2条1項1号)
- (4) 著作物とパブリックドメイン(著作権法13条,51条~58条)
- 2.デジタルコンテンツ(無体物)流通の現状(伊東)
- 3.コンテンツ利用権購入の形態(伊東)
- 4.約款(契約条項)の効力とその制限(加賀山)
- (1) 契約と契約法(強行規定,任意規定)との区別(民法1条,民法90条)
- (2) 従来:契約は任意規定に優先する(民法91条)
- (3) 現在:任意規定は不当契約条項に優先する(消費者契約法10条,民法548条の2)
- 5.コンテンツ利用における問題(伊東・加賀山)
- (1) 著作権法上の問題点としての「譲渡権のデジタル消尽(著作権法26条の2)」(加賀山)
- (2) 技術上の問題(伊東)
- 6.問題の定式化(伊東)
- 7.中央集権型のコンテンツ流通制御(伊東)
- Case1:同一プラットフォームでのデジタルコンテンツの譲渡
- Case2:同一プラットフォームでの利用権の譲渡
- Case3:プラットフォーム間での利用権の譲渡
- 8.実現可能性(伊東)
- 9.結論と今後の課題(伊東)
- 10.(補遺)AI(ChatGPT,Perplexity)が生成する文章の著作権(加賀山)
- 11.(付録)プログラム例(伊東)
- (HP訪問者の延べ人数:49,920人)
- 2023年3月5日(日) 晴れ
- 山本国際コンサルタンツの代表者が,私の愛用ノートパソコンがワインを浴びて壊れたのを知って支援を差し伸べてくださることになり,同社の技術者の松井さんが,ThinkPad
X270 を初期化し,私がすぐに使えるようにして送ってくださいました。おかげで,Zoomを1台のパソコンで使えるようになりました。
- 2月17日(金)の私の誕生会で,私が乾杯用のワインをひっくり返してパソコンのキーボードをワイン浸しにしてしました。
- 2月18日(土)に,街の電気量販店に出かけて,メーカーに修理に出したのですが,昨日,メーカーから,修理代金が22万円かかるとの返事が来ました。新品を買った方が安いので,メーカーによる修理を諦めたところでした。
- その間の,2月18日(土)から昨日の3月4日(土)までの16日,私はどうしていたかというと,第1に,ビデオカメラのついていない古いパソコンを引っ張り出してきて,OneDriveに置いていたデータの復帰と修復を行うとともに,第2に,ビデオカメラはついているが,キーボードのないSufaceを画像を担当させることにしました。これらの2台のパソコンを使って,やっとのことで,Zoomを立ち上げてミーティングに利用していました。
- 2台のパソコンで1人前になるので,Zoomミーティングに私が2人登場するという奇妙な現象が起こる上に,解像度の高いカメラを有するSurfaceを使うと,顔の皺が目立つので,自分の顔を見るのが嫌でした(75歳の後期高齢者になったのだから贅沢な話なのですが…)。
- そうは言っても,ほかに良い方法が見つからないため,この16日間は,第1に,SurfaceでZoomを立ち上げ,第2に,カメラはないがキーボードがしっかりしているのない古いパソコンで文字入力をしながら,Zoomでの議論を行ってきました。
- 今日からは,山本国際コンサルタンツから送っていただいたThinkPad X270 だけを使って,Zoomを立ち上げ,解像度の低いカメラで皺の目立たない自分の顔と対面しながら,Zoomミーティングを運営することができるようになります。
- もっとも,ThinkPad X270 には,私が常用していたソフトウェアが完備しているわけではないので,少しずつ,有料ソフトを買い足しながら,数か月をかけて,以前と同様に,仕事が古効率的にできるように,パソコンの使い勝手を良くしていきたいと思います。
- (HP訪問者の延べ人数:49,930人)
- 2023年3月6日(月) 晴れ
- まちと学びのイノベーション研究所」の顧問,研究員と「情報Ⅰ」の教材作成についてZoomで情報交換を行いました。
- まちと学びのイノベーション研究所の定例取締役会にZoomで参加しました。
- 山本国際コンサルタンツからいただいたThinkPad X270に,プリンタやScanSnapのドライバをインストールしました。
- 私の愛用のパソコン(NEC LAVIE HZ550/L)が壊れて修理不能となったという情報を私のWebサイトで知った複数の方々から,支援の申し出を受けました。
- とてもありがたい申し出なのですが,すでに,山本国際コンサルタンツからThinkPad X270をいただき,これまでキーボードなしで音楽専用に使っていたMicrosoft
Surfaceのキーボードと,HDMつきのUSBハブをを新たに購入して,外出の際にも不便がないようにパソコンの利用環境を再構築しつつあります。
- そういうわけですので,支援の申し出はとてもありがたかったのですが,すべてお断りしました。
- パソコンの利用環境を再構築しながら,従来通りのペースで,研究・研究活動を継続することによって,温かい支援の申し出にお応えしたいと考えています。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:49,950人)
- 2023年3月7日(火) 晴れ
- 加賀山茂=渡辺靖明『子どものための法学入門』の原稿の未完部分の執筆を行っています。(第8日)
- 巻末付録(学習の手引き)に以下の項目を追加したのですが,著作権法以下の追加項目の記述が不十分なので,さらに充実させる執筆を行っています。
- 4.情報は,著作権法等のルールを守って発信しよう
- (1) 著作権法をクリアしよう
- (2) プライバシーの保護,個人情報保護法をクリアしよう
- (3) 名誉棄損をしないように注意しよう
- 豊岡公民館でのダンス教室に参加しました。
- 日出ロータリークラブのハイブリッド例会(Zoom例会)に出席します。
- (HP訪問者の延べ人数:49,970人)
- 2023年3月8日(水) 晴れ(気温が20℃まで上昇) 国際女性デー
- 城所岩生『音楽はどこへ消えたか?-2019改正著作権法で見えたJASRACと音楽教室問題』みらいパブリッシング (2018/12/11)を読んでいます。(第1日)
- 3月25日に民法学研究会で報告する「SDGsと民法」に関する具体的なテーマについて,変更を考えています。
- 私は,当初,SDGsのゴール11(住み続けられるまちづくりを)報告のテーマとして選定し,相隣関係,共有に関する民法改正の紹介を行う予定でした。
- しかし,最近の著作権法改正とAIの発展を考慮するならば,SDGsのゴール9(産業の技術革新の基盤をつくろう)を選択して,民法85条(定義)「この法律において『物』とは,有体物をいう」という条文の意味を「デジタル社会」の中で,再構築することの方が,優先順位が高いのではないかと考えるに至りました。
- 現在は,まだ,構想段階ですが,以下のような骨子を考えています。
- 「物とは,有体物をいう」という民法85条(定義)の新しい解釈
- 「物」は有体物を示す場合にのみ使う。しかし,「もの」(第398条の2(根抵当権)2項における債権の範囲,第398条の3(根抵当権の被担保債権の範囲),399条債権の目的)など)は,無体物を含んで使うことができる。実際問題として,民法は,「債権」という無体物を対象としている。
- 著作物は,無体物なので,本稿では「著作」と言い換える。本などの著作の複製物こそを「著作物」ということにするのが適切である。
- 著作という無体物を扱う著作権法と有体物を扱う民法の物権法とは無関係とされている。
- 実際は,美術に関しては,所有者の権利と著作者の権利が交錯している。
- 著作物の所有者の権利が,民法の不法行為法によって保護されている。
- 著作権法は,他の知的財産権法(特許法,実用新案法,商標法,意匠法など)と比較して,権利者である著作者を保護しすぎている。
- 権利の存続期間
- 著作権法:著作者の死後70年間
- 他の知的財産権法:10年~25年
- 人格権の保護
- 著作権法のみ
- 行き過ぎた著作者人格権保護が,パロディという批判文化(日本の伝統的な本歌取りなど,茶化したり,笑い飛ばすなどの批判的な文化)を破壊しつつある。
- デジタル社会において重要な地位を示すデジタルコンテンツについても,著作者の権利保護が行き過ぎており,プラットフォーム産業の独占化を助長している。
- 著作権法(著作者の権利の過保護)と民法(不当取引約款の無効),消費者契約法(消費者契約条項の無効)との折り合いが必要
- 著作権法と民法との連携によってこそ,デジタル社会における情報産業の技術革新の基盤を再構築することができるのではないか。
- (HP訪問者の延べ人数:49,990人)
- 2023年3月9日(木) 晴れ時々曇り ウグイスの初音を聴く
- 私のWebサイト(仮想法科大学院)への訪問者が,開設以来5万人を突破しました。
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私のHPへの訪問者の延べ人数が5万人を超えました。 |
- 学術的な記載が多く,世間一般には面白くないと思われる日誌を読んでくださっている方々に心からお礼申し上げます。
- 現在の私の教育・研究のテーマは,(1)平和の構築に欠かせない自立のための食料とエネルギーの自給率の向上,(2)モノ,情報,カネ,人材の循環の促進です。
- これまでの戦争の歴史を振り返ると,そのほとんどが,食料とエネルギー(石油・天然ガス等)の争奪に端を発しています。
- 日本の食料自給率は39%であり(戦後直後は80%以上でした),エネルギー自給率は13%未満です。農林水産業の復興と「水素社会」の実現によって,この問題を解決しなければなりません。
- すべての病気の原因が血液の循環の不全から生じるように,社会の機能不全は,その多くがカネの循環の停滞から生じています。カネを電子化し,地方税を含めた税金を担保にした信用創造を行い,BI(Basic
Income)を実現することによって,日本の貧困をなくし,を格差の少ない社会へと変化させていく必要があると,私は考えています。
- 今年に7月1日に,日出ロータリークラブの会長に就任するのを契機に,青少年奉仕活動を本格的に行い,2024年6月2日に開催する日出ロータリークラブの創立40周年記念行事で,以上の構想をどこまで実現できるか,報告したいと考えています。
- これから,その日に向けた準備の状況をこのWebサイトで記録し続けたいと思いますので,今後とも,お付き合いをいただけると幸いです。
- 城所岩生『音楽はどこへ消えたか?-2019改正著作権法で見えたJASRACと音楽教室問題』みらいパブリッシング (2018/12/11)を読んでいます。(第1日)
- 母のリハビリの付き添いを勤めるため,自転車(電動アシスト自転車)で自宅と病院との間を往復しました。
- 川崎公民館でダンスの個人レッスンを受けます。
- (HP訪問者の延べ人数:50,000人)
- 2023年3月10日(金) 晴れ
- 城所岩生『音楽はどこへ消えたか?-2019改正著作権法で見えたJASRACと音楽教室問題』みらいパブリッシング (2018/12/11)を読んでいます(第2日)
。読み終えました。
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城所岩生
『音楽はどこへ消えたか?
-2019改正著作権法で見えた
JASRACと音楽教室問題-』
みらいパブリッシング
(2018/12/11) |
- 本書は,最近音楽が流れない喫茶店が増えている原因(喫茶店でBGMを流すにはJASRACに申請して,毎年6,000円の程度を支払わなければならない)を通して,独占状態にあるJASRC(一般社団法人日本音楽著作権協会)の業務運営,すなわち,文化の発展よりも使用料の徴収だけを念頭に置いた業務運営を徹底的に批判するとともに,ユーザーの利用よりも,時代遅れの著作者第一主義に立脚しているわが国の著作権法について,アメリカ著作権法にみられるフェアユース(公正な利用)を尊重する方向で改正すべきことを主張する本です。
- 本書の目次は以下の通りです。
- 第1章 厳しすぎる?日本の著作権法
- 第2章 最近マスコミを賑わしているJASRACって何者?
- 第3章 音楽教室にまで手が伸びたJASRACの使用料徴収
- 第4章 何が違う?日本と海外の著作権法
- 第5章 日本のイノベーションをも邪魔する著作権法
- 第6章 今後どうなる?日本の著作権法
- 第7章 どのように改正された?平成30年改正著作権法
- 第8章 改正法でどうなる?JASRAC vs音楽教室訴訟の行方
- 本書を読み進めると,わが国の著作権法が,わが国の経済の発展の大きな阻害要因となっているばかりか,文化の発展を阻害していることが,様々なデータによって説得的に論証されていることがわかります。
- 文化の発展を阻害しているのは,法律だけではありません。最高裁も,日本の伝統文化である「本歌取り」等を例に挙げて,パロディを著作権法違反ではないとした高裁判決を覆して,著作権違反との判決を下しています(最三判昭55・3・28民集34巻3号244頁(パロディ・モンタージュ写真事件))。
- また,本書が問題としている音楽教室と多少の共通点がある場合として,利用料を払わずに楽曲を利用しているカラオケ店主をJASRACが訴えた事件で,カラオケの店主は,楽曲を演奏しているわけではないが,①客の歌唱を管理している,②売上げを上げるためにカラオケを許可したという理由で,客の演奏を「カラオケ店主の演奏」と拡大解釈して,JASRACを勝訴させたりしています(最三判昭63・3・15民集42巻3号199頁(クラブキャッツアイ事件))。
- 著者は,この点について「日本では,裁判所も『利用者が作品を自由に使えなくなることで,日本の音楽文化の発展を妨げてしまうのではないか』ということは考えていません。ただ,法律に違反しているかどうかのみで判断しています。」という手厳しい批判を行っています(本書74頁)
- 私は,学生時代も,また,最近始めた社交ダンスでも,予習重視の学習を行っていますが,その習慣が,実は,小学生時代に行っていたピアノ練習の経験が一つのきっかけとなっていたことに,本書を読んでいて気づかされました。
- 「音楽教室では,課題曲を練習して教室に来なければならないので,小さい時から音楽教室に通っている子どもは,小学生になったときに宿題をして授業に臨む習慣がすでに身についていることも関係している。」(本書84頁)
- 「教室に行ったときだけ練習するほかの習い事とは違い,ピアノの場合,自宅でも毎日練習しなければならない。しかもその練習は単調なことの繰り返しであることが多く,それが習慣化することで,学習の定着にもつながる。」(本書84頁)
- 今から考えれば,ピアノレッスンは,アクティブラーニングの最先端といわれている「反転授業(flip teaching)」の先駆けだったというわけです。
- 本書のQ&A方式は,最後に,2018年の著作権法の大改正が,本書の問題提起に答えるものであったかどうかについても,結論としてまとめてあり,最後まで,楽しくに読み続けることができました。
- 日本の文化と教育に興味を持っているすべての型に薦めることができる良書だと思います。
- なお,本書の出版時には,決着がついていなかった,音楽教育を守る会 vs. JASRACの最高裁判決は,以下のように,「カラオケ法理」の拡張を狙ったJASRACの手痛い敗訴となりました。本書の予想が当たりました。
- 最一判令4・10・24(音楽教室における著作物使用に関わる請求権不存在確認請求事件)
- 音楽教室の運営者と演奏技術等の教授に関する契約を締結した者(生徒)が,上記契約に基づき,上記運営者に対して受講料を支払い,演奏技術等の教授のためのレッスンにおいて教師の指示・指導の下で著作権等管理事業者の管理に係る音楽著作物を含む課題曲を演奏する場合に,次の(1)~(3)など判示の事情の下では,上記レッスンにおける生徒の演奏に関し,上記運営者が上記音楽著作物の利用主体であるということはできない。
- (1) 生徒の演奏は,教師から演奏技術等の教授を受けてこれを習得し,その向上を図ることを目的として行われるのであって,上記課題曲を演奏するのは,そのための手段にすぎない。
- (2) 生徒の演奏は,教師の行為を要することなく生徒の行為のみにより成り立つものであり,教師による伴奏や各種録音物の再生が行われたとしても,これらは,生徒の演奏を補助するものにとどまる。
- (3) 教師による課題曲の選定や生徒の演奏についての指示・指導は,生徒が上記(1)の目的を達成することができるように助力するものにすぎない。
- 外国へ移住した友人とZoomミーティングを行いました。
- 明日から開催されるロータリークラブの会長エレクト研修セミナー(Presidents-elect training seminar: PETS)の準備として,次年度の会長のテーマを考えました。
- 次年度のRI会長のゴードン・マッキナリー氏が提唱する会長テーマは,「CREATE HOPE in the WORLD!(世界に希望を生み出そう)」です。
- 確かに,RI会長のテーマは,魅力的です。しかし,希望は生み出さなくても,世界の人々は,必ず,それぞれの固有の希望(世界平和,健康で文化的な生活,パートナーとの協働など)を持っています。問題なのは,その実現が困難なことにあると,私は思っています。
- そこで,私は,次年度の日出ロータリークラブの会長テーマを「人々の希望を実現する方法を創造しよう!(Create ways to make people's hopes come true!)」とすることを思いつきました。
- 次年度の最終目標は,「日出ロータリークラブ創立40周年記念行事を成功させる」という明確な目標があり,その中心的活動を「青少年奉仕」に絞り込んでおり,その実現のための具体的目標を以下の点においているので,その目標達成(夢の実現)に近づきたいと考えています。
- 世界平和へ向けての,「自給率」の向上と循環型社会の実現
- 「食料」自給率の向上のための農林水産業の振興を支援する。
- 「エネルギー」自給率向上のための「水素社会」の実現に向けた官民学の協力関係を構築する。
- 「人材」自給率向上のための小中学校の教員若干名をイエナプラン・オランダ研修へ派遣する。
- 世界平和に向けての貧困撲滅と教育格差の是正
- 「他人を大切にする」キッチンカーを利用した子ども食堂を運営する。
- 「自分を育てる」花育教室,AI教室を運営する。
- 「チャレンジする」少年スポーツ大会を開催する。
- (HP訪問者の延べ人数:50,010人)
- 2023年3月11日(土) 晴れ
- PETS:会長エレクト研修セミナー(マリエールオークインパクト日田)に参加するため,日田に出張しました。 (第1日)
- 会場に到着するまで
- 予習優先主義の習慣にのっとり,事前の準備(これまでのセミナーの記録から,今回のセミナーで予想される課題の下準備)をしっかりと行いました。
- 交通の便が悪いため,別府東ロータリークラブの会長エレクトの運転する車に便乗させてもらい,3名で会場に向かいました。
- 宿泊先のホテルにチェックインしてから,近くの店で昼食を取ってから会場に向かいました。
- 研修プログラム(13:00~18:00)の概要
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会長エレクト研修セミナー2023 |
- ガバナーエレクト「国際協議会と次年度の地区方針について」
- 次年度地区研修委員(その1)「会長の役割と責務・クラブ運営について」
- 各地区部門長「地区部門(その1)「管理運営,公共イメージ,会員増強,職業奉仕,社会奉仕,国際奉仕の理解」
- 地区危機管理委員長「危機管理委員会について」
- 各地区部門長「地区部門(その2)「青少年奉仕,ロータリー財団,米山記念奨学会,地区学友会の理解」
- 次年度研修員(その2)「会長の時間について」
- 質疑応答
- 「会長の時間」のネタ探しとスピーチ原稿の代行について,有料のサービスがあるとの説明があったため,私から以下のような情報提供を行いました。
- AIの進展によって,マスコミをにぎわしている「ChatGPT」とか,出典まで明示して論文を書いてくれる「Perplexity」という「無料のサービス」が開始されています。
- 「会長の時間」のテーマを検索することはもちろんのこと,探したテーマについて,「〇〇〇のテーマについて,1分間のスピーチを書いてください」と入力すると,1分間で話すのに適した内容のスピーチの下書きをしてくれます。また,そのテーマについて「3分間のスピーチをお願いします」と入力すると,その倍の内容のスピーチ原稿を作成してくれます。
- 先日,実際の「会長の時間」で行った私のクラブの会長のスピーチについて,ChatGPTに書かせた同じテーマのスピーチ原稿とを比較してみましたが,実際の会長の経験談を除くと,ChatGPTの作成したスピーチは,実際の会長のスピーチに劣らない内容のスピーチ原稿に仕上がっていました。
- 「会長の時間」のテーマ選定と,スピーチ原稿の作成を苦手とする方々は,以上の無料のサービスを試してみると参考になると思います。
- 質疑応答が終わると,何名かの会長エレクトから,上記のサービスの正確な名前を教えてほしいとの問い合わせがありました。
- 1日目 評価書記入
- 事前にしっかりと予習をしてきたので,ガバナーエレクトの「国際協議会報告」を中心に,かなり批判的な評価を記入することができました。
- ガバナーエレクトの次年度地区方針について
- 1日目の研修で特に印象に残っていることや,感想
- 自らのクラブの現状と次年度クラブの理想像
- 地区の各部門に対する要望
- 地区運全般に対する意見・要望
- 懇親会(18:00~20:30)
- 久しぶりに出会った他のクラブの会長エレクトの方々と旧交を温めました。
- 次期会長となる二人の弁護士から,それぞれが抱えている民法上の問題について相談があり,解決のヒントを教示することができました。
- 余力のある会員たちと一緒にカラオケ・スナック店に行って,久しぶりのカラオケを楽しみました。
- (HP訪問者の延べ人数:50,030人)
- 2023年3月12日(日) 曇り
- PETS:会長エレクト研修セミナー(マリエールオークインパクト日田)に参加しました。 (第2日)
- グループ討議を中心とする研修(9:00~12:00)に参加しました。
- 地区グループ会議(60分)
- 大分第3グループ(別府4RC,由布院RC,日出RC)の6RCの会長エレクトが集まり,ガバナー補佐エレクトが議長となって,次年度の活動計画を検討した後,クラブ活性化,DEI(Diversity,Equity,Inclusion)に基づくクラブ改革について議論しました。
- 次年度の目標設定(My Rotaryの活用)(20分)
- My Rotaryの実習をするのかと期待していたのですが,会場は,Wifiが使えない上に,My Rotaryの説明だけで終わってしまったのは残念でした。
- 決意表明(1に人につき3分)
- 全員が決意表明をするのかと思ったら,これも,運営側が選んだ3名の会長エレクトの決意表明だけで,がっかりしました。
- 今回の会長エレクト研修セミナーを受講するに際して,しっかりと準備をし,かつ,セミナーに参加してわかったことは,以下のような悲しい事実でした。
- 私は,これまで,1年ごとに会長が変わるロータリークラブのシステムは,組織の腐敗防止に最適のシステムだと考えていました。
- ところが,昨日,地区のガバナーエレクトが,「ロータリーは,国際ロータリーを頂点とし,ゾーン,地区,クラブ,ロータリアンへとリンクするピラミッド型の組織です」(2023-24年度PETS資料22頁)というスピーチを行ったのには,仰天しました。
- ロータリークラブの中心は,個々のロータリークラブであって,それらのクラブの連携を強化するための目的で国際ロータリークラブが作られているのであって,国際ロータリークラブが個々のロータリークラブよりも上にあるものではありません。
- 地区ガバナーエレクトが,ロータリークラブを国際ロータリーを頂点に仰ぐ組織などと考えているから,国際ロータリーから,「個々のロータリークラブは,国際ロータリーの集金組織」とみなされているのです。
- その結果,ロータリークラブは,いまだに,「ポリオ撲滅」などという非科学的な活動(ウィルスは撲滅できない。しかも,ポリオは,コロナウイルスと異なり,経口感染なので,衛生状態を改善すれば,利権の巣となるワクチンの必要性すらない)が継続され,事務総長を頂点とする国際ロータリー事務局の言いなりになっているクラブが多いのだということがわかりました。
- 国際ロータリーが決めたことをきちんとこなすが,自分の頭では考えないという官僚型の会員が多いことにも気づきました。
- もっとも,今日の地区議論では,ポリオ撲滅運動にいつまでも資金をつぎ込む国際ロータリーの考え方に反対のロータリアンが何人か存在していることがわかり,この点は,まさに救いでした。
- さらに,よく調べてみると,国際ロータリーの象徴である会長は1年任期ですが,理事は2年任期であり,さらに,事務局トップで,実質的な最高執行責任者(COO)である事務総長は5年任期で,再選も可能であることがわかりました。
- しかも,ジョン・ヒュウコー(John Hewko)国際ロータリー事務局長の2019の年俸は,507,638ドル(約6,800万円)とのことです(Anne
Paddock,"Executive Compensation at Rotary International, February 24, 2019)。国際ロータリーの理事は,無報酬だというのに,事務総長は,年俸6,000万円以上というのは,変だと思います。
- こういうわけで,国際ロータリーは,その事務局体制によって,腐敗から免れられないシステムになっていることがわかりました。
- ロータリークラブが,「コロナ禍による製薬会社の利権構造が明確になった以後も,ポリオ撲滅運動をしているのはなぜなのか」を考え,いまだに,この運動を熱狂的に支持している会員が多いことに驚き,国際ロータリーが腐敗を免れない組織であることに気づいた以上,私は,ロータリークラブを変えていくか,ロータリークラブを去るか,どちらかを選ばなければならないと思いました。
- そういうわけで,私自身の決意表明は,以下の通りです。
- 腐敗の温床となりかねない長期の任期を認めてはなりません(ウクライナ戦争の教訓)。
- 5年任期,かつ,再任を妨げないという国際ロータリーの事務総長の任期は論外です。
- 国際ロータリーの事務総長の5年任期は,ロータリーの精神に反します。事務総長の任期は,少なくとも,理事並みの2年に限定し,再任は1度のみに制限することが必要です。
- 事務総長の任期を理事並みの2年任期に改革できるかどうか,一会員としてしっかり挑戦してみて,ダメなら私はロータリアンをやめるという決意を固めました。
- PETS:会長エレクト研修セミナーを終えて,帰宅しました。
- 田中久夫『ロータリークラブに入ろう! 』幻冬舎ルネッサンス新書(2021/6/4)を読みました。
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田中久夫
『ロータリークラブに入ろう! 』
幻冬舎ルネッサンス新書
(2021/6/4) |
- ロータリークラブとは何なのか,会員たちは,何を目標にして,何をしているのかを一般論ではなく,著者が初めてロータリークラブに誘われた時から,会長を経験するまでの過程を通して,わかりやすく解説する本です。
- 本書の目次は以下の通りです。
- ロータリーへの勧誘と入会
- 初めての例会出席
- 親睦委員会(納涼例会)
- 親睦委員会(クリスマス家族例会)
- 国際奉仕委員会
- 姉妹クラブ
- 親睦委員会(花見例会)
- 職業奉仕委員会
- ロータリーにとって大切な概念「職業奉仕」
- 米山記念奨学事業〔ほか〕
- 筆者がロータリークラブで経験した実話をもとにしたロータリクラブの入門書なので,ご愛嬌の自慢話を含めて,興味深く最後まで読み通せます。
- ただし,筆者は,国際ロータリークラブとのかかわりについては,穏当な立場をとっているので,これに物足りない方は,国際ロータリーに批判的な考え方を説得的に展開している以下の文献を読まれることをお薦めします。
- 2680 地区 PDG 田中 毅「国際ロータリーの実態」
- https://genryu.org/tanaka/rohen/rohen531.pdf
- (HP訪問者の延べ人数:50,040人)
- 2023年3月13日(月) 晴れ
- まちと学びのイノベーション研究所」の顧問,研究員と「情報Ⅰ」の教材作成についてZoomで情報交換を行いました。
- まちと学びのイノベーション研究所の定例取締役会にZoomで参加しました。
- 母の診療の付き添いを勤めるため,自転車(電動アシスト自転車)で自宅と病院との間を往復しました。
- アジア法整備支援に関して,これまでの歴史と実績を振り返りながら,これからの展望について,名古屋大学の名誉教授同士で懇談しました(Zoom会議)。
- (HP訪問者の延べ人数:50,060人)
- 2023年3月14日(火) 晴れ
- PETSの報告書(PowerPointファイル,PDF)を作成して日出ロータリー事務局に送りました。
- 公民館でのダンス教室に参加しました。
- 入会するかどうか判断するため,1組のカップルが見学に来たため,久しぶりに自由演技タイムが設けられ,ジルバを楽しみました。
- 日出ロータリークラブのハイブリッド例会(Zoom会)に出席しました。
- PETS(会長エレクト研修セミナー)の報告を行いました。
- PowerPointに,ガバナーエレクトの次年度の活動活動方針の要約を追加してほしいとの要望が出たため,Word文書を作成することにしました。
- (HP訪問者の延べ人数:50,060人)
- 2023年3月15日(水) 晴れ
- 例年行っている確定申告ですが,国税庁の「確定申告等作成コーナー」を利用して令和4年分の確定申告書を作成したところ,非常勤講師2件のほかは,ボランティア活動ばかりしていて,申告納税額が7,700円となってしまったため,「確定申告は必要ありません」という,情けなくも,ありがたいお言葉を頂きました。
- これまで,確定申告によって毎年10万円以上の国税を納めてきたのですが,確定申告が必要ないといわれるほど収入が減っていることを反省し,来年度からは,収入を増やして,例年通りの確定申告ができるように努力したいと思いました。
- 日出ロータリークラブのハイブリッド例会で報告した「ガバナーエレクト研修集セミナー」について,会員から情報を追加してほしいとの要望が出たことを考慮して,PowerPointの報告資料に情報を追加したWord文書「2023-24年度ガバナーエレクト研修セミナー(PETS)報告書」を作成します。(第1日)
- 民法学研究会で報告する「SDGsと民法」に関する具体的な報告「デジタルプラットフォーム取引における無体物(特に著作物)と有体物(美術品・書籍等)に関する財産権との交錯-SDGs第9ゴール(産業と技術革新の基盤をつくろう)との関係において-」の原稿を作成しています。(第1日)
- (HP訪問者の延べ人数:50,080人)
- 2023年3月16日(木) 晴れのち曇りのち雨
- 民法学研究会で報告する「SDGsと民法」に関する具体的な報告「デジタルプラットフォーム取引における無体物(特に著作物)と有体物(美術品・書籍等)に関する財産権との交錯-SDGs第9ゴール(産業と技術革新の基盤をつくろう)との関係において-」の原稿を作成しています。(第2日)
- 川崎公民館でダンスの個人レッスンを受けました。
- Rumbaの基本ステップとWaltzの第1ラウンドのステップを繰り返し練習しました。
- 第2ラウンドの練習の前の休憩時間に,ジルバの踊り方も教えていただきました。
- 今日は3時間,柔軟体操を含めてみっちり練習をしたため,帰宅するとどっと疲れが出ました。そこで,ゆっくり風呂に入り,早めにベッドに入りました。
- (HP訪問者の延べ人数:50,090人)
- 2023年3月17日(金) 雨時々曇り
- 民法学研究会で報告する「SDGsと民法」に関する具体的な報告「デジタルプラットフォーム取引における無体物(特に著作物)と有体物(美術品・書籍等)に関する財産権との交錯-SDGs第9ゴール(産業と技術革新の基盤をつくろう)との関係において-」の原稿を作成しています。(第3日)
- 法と経営学会・第2分科会(地方創生とDX)の「今期の振り返りと来期の計画」を執筆し,本部に送付しました。
- 加賀山茂=渡辺靖明『子どものための法学入門』の原稿を出版社からの意見を参考に,原稿の改訂について,検討します。
- (HP訪問者の延べ人数:50,110人)
- 2023年3月18日(土) 雨のち晴れ
- 民法学研究会で報告する「SDGsと民法」に関する具体的な報告「デジタルプラットフォーム取引における無体物(特に著作物)と有体物(美術品・書籍等)に関する財産権との交錯-SDGs第9ゴール(産業と技術革新の基盤をつくろう)との関係において-」の原稿を作成しています。(第4日)
- 法と経営学会の座長会にZoomで参加し・第2分科会(地方創生とDX)の座長として「今期の振り返りと来期の計画」を報告し,他の分科会の座長の報告を聞きながら議論をしました。
- (HP訪問者の延べ人数:50,130人)
- 2023年3月19日(日) 晴れ時々曇り
- 民法学研究会で報告する「SDGsと民法」に関する具体的な報告「デジタルプラットフォーム取引における無体物(特に著作物)と有体物(美術品・書籍等)に関する財産権との交錯-SDGs第9ゴール(産業と技術革新の基盤をつくろう)との関係において-」の原稿を作成しています。(第5日)
- 「物」とは有体物をいう(民法85条)という現代の取引社会にそぐわない規定が,民法内部でも矛盾を生じていることについて,第1に,「債権の目的」と「債権の目的物」との別を例に挙げて論じ,第2に,民法上の「物」は有体物に限定することが妥当だとしても,「〇〇物(目的物を含む)」」には,無体物を含むことを認めるという解釈論を展開すべきであることを論じました。
- そうでないと,民法上で,無体物である「著作物」について言及することができなくなり,民法と著作権法の相互交流を促進することができないからです。
- 明日は,民法と著作権法との交錯について,詳しく論じる予定です。
- (HP訪問者の延べ人数:50,150人)
- 2023年3月20日(月) 晴れ後曇り(袴田事件について,検察が特別抗告を断念したため,再審が開始されることになった)
- まちと学びのイノベーション研究所」の顧問,研究員と「情報Ⅰ」の教材作成についてZoomで情報交換を行いました。
- まちと学びのイノベーション研究所の定例取締役会にZoomで参加しました。
- 新しい取締役を1名追加して,4名の取締役で業務執行にあたることを内定しました。
- 民法学研究会で報告する「SDGsと民法」に関する具体的な報告「デジタルプラットフォーム取引における無体物(特に著作物)と有体物(美術品・書籍等)に関する財産権との交錯-SDGs第9ゴール(産業と技術革新の基盤をつくろう)との関係において-」の原稿を作成しています。(第6日)
- 無体物である著作権と原作品又は複製物の所有者の所有権とは相互に無関係であるとされてきましたが,第1に,その相互作用を認める著作権法45条,47条を例にとって,両者の相互関係を考察するとともに,第2に,創作性を否定された作品をデッドコピーしたことについて,著作権法上の救済は認められなくても,民法上の救済は与えられるとした裁判例の検討を通じて,民法と著作権法の連続性を探求します。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行います。
- (HP訪問者の延べ人数:50,160人)
- 2023年3月21日(火) 雨 (春分の日)
- 民法学研究会で報告する「SDGsと民法」に関する具体的な報告「デジタルプラットフォーム取引における無体物(特に著作物)と有体物(美術品・書籍等)に関する財産権との交錯-SDGs第9ゴール(産業と技術革新の基盤をつくろう)との関係において-」の原稿を作成しています。(第7日)
- 売主の完全な権利を買主に移転する義務(民法561条)と著作権による譲渡禁止,貸与禁止との関係について論じました。
- 日出ロータリークラブの会員(フグ調理資格所得者)によるフグ食事会に参加しました。
- (HP訪問者の延べ人数:50,170人)
- 2023年3月22日(水) 曇り時々雨 (WBCで侍ジャパンがアメリカの銀河チームを破って3年ぶりに優勝)
- 民法学研究会で報告する「SDGsと民法」に関する具体的な報告「デジタルプラットフォーム取引における無体物(特に著作物)と有体物(美術品・書籍等)に関する財産権との交錯-SDGs第9ゴール(産業と技術革新の基盤をつくろう)との関係において-」の原稿を作成しています。(第8日)
- デジタルコンテンツの取引について,著作権法26条の2第2項を類推するための前提,並びにデジタルコンテンツの取引約款について民法548条の2第2項,消費者契約法10条の適用の可能性について検討しました。
- 外国に移住した友人と久しぶりにZoomで懇談しました。
- 日出ロータリークラブの週報に掲載する「PETS(会長エレクト研修セミナー)の報告書」 を作成し,事務局に送付しました。
- (HP訪問者の延べ人数:50,190人)
- 2023年3月23日(木) 雨
- 民法学研究会で報告する「SDGsと民法」に関する具体的な報告「デジタルプラットフォーム取引における無体物(特に著作物)と有体物(美術品・書籍等)に関する財産権との交錯-SDGs第9ゴール(産業と技術革新の基盤をつくろう)との関係において-」の原稿を作成しています。(第9日)
- デジタルコンテンツの取引について,デジタル消尽を可能にする条件について検討します。
- 外国に移住した友人とZoomで懇談しました。
- 渉外事件における弁護士の企業経営に果たす役割について議論しました。
- 母のリハビリの付き添いをするため,病院に立ち寄ります。
- 川崎公民館でダンスの個人レッスンを受けます。
- デジタル・コンテンツ(Kindle本を含む)に関して,まちと学びのイノベーション研究所の研究員と私とで,著作権上の「デジタル消尽」についてZoomで議論します。
- (HP訪問者の延べ人数:50,200人)
- 2023年3月24日(金) 曇り
- 外国に移住した友人とZoomで懇談しました。
- 事務弁護士と法廷弁護士の違いについて議論しました。
- ワインをこぼしたせいで故障した私のパソコンをメーカーに送ったけれども,修理不能となって日出町の家電量販店に帰ってきました。
- そのパソコンを,その電気量販店に引き取りに行きました。
- 修理を依頼する際に診断料としてその家電量販店に6,500円を支払ったのですが,思いがけなくも,全額を返金してくれました。
- とても良心的な電気量販店だなと感心しました。
- 民法学研究会で報告する「SDGsと民法」に関する具体的な報告「デジタルプラットフォーム取引における無体物(特に著作物)と有体物(美術品・書籍等)に関する財産権との交錯-SDGs第9ゴール(産業と技術革新の基盤をつくろう)との関係において-」の原稿を作成しています。(第10日)
- 項目だけ立てていた部分をすべて執筆し,必要な文献も追加して,一応の完成を見ることができました。詳細目次は以下の通りです。
- デジタルプラットフォームにおいて有体物と無体物を統一的に取り扱うための新しい解釈-SDGs第9目標(産業と技術革新の基盤をつくろう)との関係-
- 1.問題の所在
- (1) 「デジタル社会」におけるAI関連技術の役割
- (2) SDGs第9目標を実現するためのデジタルプラットフォーム
- (3) デジタルコンテンツに関する著作権と民法との関係
- 2.「物とは有体物をいう」という民法85条の立法理由
- (1) 民法85条(物の定義)
- (2) 無体物を定義していた旧民法の規定(財産編第6条)
- (3) 現行民法が無体物の定義を削除した理由
- 3.現行民法では,「〇〇物」は,すべて有体物
- (1) 「債権の目的」と「債権の目的物」との区別
- (2) 債権の目的と目的物との区別の混乱
- (3) 混乱を避けるための工夫と民法85条の新しい解釈
- 4.著作権法における「著作物」の定義と民法との関係
- (1) 著作物は,「〇〇物」だが,無体物
- (2) 著作物(無体物)と著作物の複製物(有体物)との関係の切断
- 最二判昭59・1・20民集38巻1号1頁(書籍所有権侵害禁止請求事件(顔真卿自書建中告身帖事件・上告審判決))
- i) 判決要旨
- ii) 事実の概要
- iii) 判決
- iv) 判決に対する学説の対応
- (3) 著作権法と民法との交錯
- (4) 著作権法が保護しない作品の民法による保護
- 東京高判平3・12・17木目化粧紙事件
- i) 判決要旨
- ii) 事実の概要
- iii) 判決
- iv) 判決に対する学説の対応
- 5.売買による有体物の所有権移転と著作権による制限
- (1) 民法561条による売主の買主に対する使用収益権の移転義務
- 1) 所有権の対象は「有体物」だが,売買の対象には「無体物」が含まれる
- 2) 売主は,買主に完全な権利(使用収益権)を与えなければならない
- 3) 売買目的物に著作権による譲渡制限がある場合の売主の義務
- (2) 著作者の譲渡権の消尽の民法上の解釈の可能性
- (3) 著作者の貸与権の消尽の解釈の可能性
- 6.デジタルコンテンツにおける著作権法と民法との交錯
- (1) 有体物における著作者の譲渡権の消尽
- (2) デジタルコンテンツにおける著作者の譲渡権の消尽の否定
- (3) デジタルコンテンツの譲渡等を否定する約款の現状
- (4) デジタルコンテンツの譲渡等を否定する約款の効力
- 7.デジタル社会における無体物と有体物との統一的処理
- (1) デジタル社会におけるデジタルプラットフォームの重要性
- (2) デジタルコンテンツにおけるデジタル消尽の技術的可能性
- (3) デジタルプラットフォームに対する法規制の在り方
- (4) デジタルプラットフォームの持続的発展の可能性
- 8.結論
- 9.今後の展望
- (1) AIが作成する作品の高度化
- 1) Perplexityへの質問
- 2) Perplexityの解答
- (2) AIが生成する作品の著作物性
- (3) AIが生成する作品に対する著作権法,および,民法上の取り扱い
- 10.参照文献
- (HP訪問者の延べ人数:50,210人)
- 2023年3月25日(土) 曇り時々雨
- 民法学研究会(同志社大の会場とZoomのハイブリッド)で「デジタルプラットフォームにおいて有体物と無体物を統一的に取り扱うための新しい解釈-SDGs第9目標(産業と技術革新の基盤をつくろう)との関係-」というテーマで報告を行いました。
- 第1報告:「デジタルプラットフォームにおいて有体物と無体物を統一的に取り扱うための新しい解釈-SDGs第9目標(産業と技術革新の基盤をつくろう)との関係-」
- 債権の目的と債権の目的物の区別が現代語化によって明確なったとされているにもかかわらず,実は,混乱が生じているという点に注目が集まりました。
- この点を踏まえて,「物」は有体物に限定しても問題はないが,複合語「〇〇物」,例えば,「目的物」,「著作物」などにおける「物」は,無体物を含めてもよいと解釈すべきだという私の新しい解釈論に対して,ラテン語に詳しい会員から,ラテン語の場合にも,複合語の場合は,無体物が含まれている。すぐ思い出すのは,「訴訟物(res
litigiosa)」だ,という賛成意見をいただきました。
- そういえば,ラテン語に対応する日本語訳には,上記の「訴訟物(res litigiosa)」ばかりでなく,「転用物訴権(acito de in rem verso)」などのように,無体物を「物」を表現する法律用語がたくさんあります。
- ドイツ語では,訴訟物を"Streitgegenstand"(訴訟対象)としていますがが,その意味が,「訴訟上の請求」のことであることは,日独で共通であり,「訴訟物=訴訟上の請求」が無体物であることは明確です。
- 現在の民法解釈によると,「目的物」ばかりでなく,刑法上の「財物」も,著作権法上の「著作物」も,民事訴訟法上の「訴訟物」も,民法の立場からは,すべて,用語法の誤りであるということになってしまいます。これでは,民法と他の学問との架橋が困難となってしまいかねません。
- 私の新しい解釈,即ち,「単独の『物』は,有体物に限定して用いられるべきだが,複合語の『〇〇物』の場合には,無体物を含むことが許される」という解釈は,自分自身では平凡なものだと考えていたのですが,学際的な観点からは,なかなかの優れものなのかもしれません。
- 「デジタル消尽」の話は,著作権法を研究している会員が少ないせいか,議論についていけないという意見が多かったので,いつか機会を見つけてていねいなレクチャーを試みようと思いました。
- 第2報告:「金融取引――民法学の視点から」」
- 私からは,以下の4点について質問をして,議論を盛り上げました。
- 1.今回の報告の「金融取引」には,資産形成のための取引を中心とするのでしょうか,リスクの分散としての保険取引も含まれるのでしょうか。
- 2.報告の問題意識を教えてほしい。AIを使うのが事業者の場合と,顧客が使う場合とで,問題の性質が異なってくると思うので。
- 3.AIは,個別最適化をめざしますが,そうなると,大数法則に従って,相互扶助を行うという保険や資産形成に関するリスク管理の基本的な考え方が崩れてしまうのではないでしょうか。個別のリスクが具体化され,予見の正確性が進化するに応じて,保険事故や金融危機の場合に救済できない人が増えるのではないでしょうか。
- 4.報告者の問題意識は,フォレンジック会計の考え方にあると思うのですが,そのことを民事責任へとつなげるということはお考えですか。
- (HP訪問者の延べ人数:50,220人)
- 2023年3月26日(日) 雨のち曇り
- 日出ロータリクラブの今年度の最大の行事である「子ども食堂(名称は「なかよしクラブ 春まつり」)」を実施しました。
- 事の発端は,私が会長を務めていた3年前のIM(Intercity Meeting)で,ガバナー補佐と相談の結果,「子どもの貧困」問題を取り上げ,キッチンカーを使って,子ども食堂を運営するか,子ども食堂を運営すべきことを提案したことに遡ります。
- そのことに着目した日出ロータリークラブの女性会員が,子ども食堂の運営に積極的に乗り出し,家族ぐるみで子ども食堂の運営について,斬新なアイディアを出して下さり,日出ロータリークラブの会員全員が,そのアイディアを高く評価し,それぞれの役割を分担しあって,以下のアイディアを実現することができました。
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日出ロータリークラブで初めての
子ども食堂の運営(参加者約80名) |
- 子ども食堂という言葉には,貧困というイメージが付きまとうので,名称は,「なかよしクラブ」とする。
- 提供する食事は,カレーライスとし,中央公民館で調理したうえで,川崎公民館に運び,そこで,参加希望者(約100名)に食事をしてもらう。
- 会員には,調理師免許を持つ者が3名おり,食中毒が生じないよう,また,アレルギー対策等万全の措置を講じて,事故が生じないようする。
- 食事だけでなく,楽しく遊んでもらうために,ゲームをする場を確保し,射的,サイコロゲーム,抽選ゲームなどしてもらった上で,子どもたちが喜ぶお土産をプレゼントする。
- 参加費は,すべて無料とし,参加資格に差別を行わず,すべての参加希望者を歓迎する。
- 昨日から,日出町の中央公民館で,カレーライスの炊き出しの準備を始め,今日の朝の10時半に出来上がったカレーをキッチンカーで川崎公民館に運び,参加した子どたちや保護者にふるまいました。
- 子どもたちは,好きなゲームに興じた後にカレーライスを保護者や友達と一緒に食べ,その後も,好きなゲームを楽しんでいました。「カレーライスおいしかった。」,「ゲームをもう1回してもいい?」と,子どもたちには,食事もゲームも,とても喜んでもらえました。
- 付き添いのお母さん,お父さん方も,終始ニコニコと楽しいひと時を過ごされていました。
- 今回は,日出町の一地区である,川崎公民館での実施でしたが,次第にその他の地区(藤原,大神,日出,豊岡)でも実施する方向で検討することになりました。
- (HP訪問者の延べ人数:50,230人)
- 2023年3月27日(月) 曇り後晴れ
- まちと学びのイノベーション研究所」の顧問,研究員と「情報Ⅰ」の教材作成についてZoomで情報交換を行いました。
- 「デジタルプラットフォームにおいて有体物と無体物を統一的に取り扱うための新しい解釈-SDGs第9目標(産業と技術革新の基盤をつくろう)との関係-」
の改訂を行います(Ver.3)。(第1日)
- 土曜日の民事法研究会での議論の成果を論文に取り込みました。
- その際,訴訟物のラテン語をMicrosoft Bing AIにドイツ語で質問することによって確認することができました(日本語で質問しても,英語やフランス語で質問してもダメでしたが,ドイツ語で質問すると見事に"res
litigiosa"と回答してくれました)。
- (質問)Bitte beantworten Sie auf Deutsch, wie der Gegenstand des Zivilprozesses
"Streitgegenstand" im Lateinischen ausgedrückt wird.
- (回答)Der lateinische Ausdruck für den Streitgegenstand im Zivilprozess ist
“res litigiosa” oder “res controversa”(de.wikipedia.org).
Ich hoffe, das hilft Ihnen weiter. Gibt es noch etwas, bei dem ich helfen
kann?(bluegiantdqw.com)
- (補足回答)Der Unterschied zwischen “res litigiosa” und “res controversa” ist,
dass “res litigiosa” sich auf einen Gegenstand bezieht, der bereits Gegenstand
eines Gerichtsverfahrens ist, während “res controversa” sich auf einen
Gegenstand bezieht, der noch nicht Gegenstand eines Gerichtsverfahrens
ist.
- Bing aiの面白い使い方が,だんだんにわかってきました。
- 廃品回収業者が訪ねてきたので,使わなくなったミカンの選果機等の鉄製品を廃棄処分にしてもらいました。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行いました。
- エストニアへ短期で見学に行ってきた研究者とZoomで懇談しました。
- (HP訪問者の延べ人数:50,240人)
- 2023年3月28日(火) 晴れ
- 「デジタルプラットフォームにおいて有体物と無体物を統一的に取り扱うための新しい解釈-SDGs第9目標(産業と技術革新の基盤をつくろう)との関係-」
の改訂を行っています(Ver.3)。(第2日)
- キヴィ『七人兄弟』の教材化の依頼者とZoomミーティングを行いました。
- 豊岡公民館でのダンス教室に参加しました。
- Rumba:3 Aremanaの練習を開始しました。
- Waltz:Natural spin turn,Reverse turnを繰り返し練習しました。
- (HP訪問者の延べ人数:50,250人)
- 2023年3月29日(水) 晴れ (衆議院予算員会でChatGPTにした質問の答えと岸田首相の答弁を比較するという質疑応答がなされた)
- 福岡の会場とZoomで繋いで,「自立型循環社会の実現」というテーマで講演をしました。
- 加賀山 茂「自給型循環社会の実現」
- Ⅰ 序論:デジタル社会のあるべき姿
- 1.デジタル社会におけるデジタルプラットフォームの課題
- 2.自立のための食糧とエネルギーの自給率の向上
- 3.モノ・ヒト・エネルギー・カネの循環の促進
- Ⅱ コロナ禍で考えたこと
- 4.ウイルスとは何か
- 5.免疫・抗体とは何か
- 6.ワクチンは有効か,安全か
- Ⅲ コロナ禍で判明したこと
- 7. 良かったこと
- 8. 悪かったこと
- 9.残された課題
- Ⅳ 人間の本質に迫る
- 10.生物としての人間
- 11.ヒトと類人猿との違い
- 12.分かち合う心
- Ⅴ人間の生活に必要なもの
- 13.総論(隷属なき道)ベーシックインカム,一日3時間労働,国境の解放・移民の受入れ
- 14.健康-水と食料,居場所,エネルギー
- 15.文化-学習,仕事,お金
- Ⅵ日本の三大弱点とその克服
- 16.労働生産性
- 17.デジタル化
- 18.女性のリーダー
- Ⅶ 法の再構成
- 19.SDGs前文の精神
- 20.SDGsと日本国憲法との融合
- 21.日本国憲法第25条の実質化
- Ⅷ 結論:分かち合う生活
- 22.所得を分かち合う
- 23.時間を分かち合う
- 24.空間を分かち合う
- Ⅸ 将来の展望:憲法15条1項の実質化
- 25.学習環境の改善
- 26.透明化による腐敗の防止
- 27.憲法15条1項の実質化
- Ⅹ 参考文献
- 「デジタルプラットフォームにおいて有体物と無体物を統一的に取り扱うための新しい解釈-SDGs第9目標(産業と技術革新の基盤をつくろう)との関係-」
の改訂を行っています(Ver.3)。(第3日)
- (HP訪問者の延べ人数:50,270人)
- 2023年3月30日(木) 晴れのち曇り
- 母のリハビリの付き添いを勤めるため,自転車(電動アシスト自転車)で自宅と病院との間を往復しました。
- 川崎公民館でダンスの個人レッスンを受けました。
- 「デジタルプラットフォームにおいて有体物と無体物を統一的に取り扱うための新しい解釈-SDGs第9目標(産業と技術革新の基盤をつくろう)との関係-」
の改訂を行っています(Ver.3)。(第4日)
- (HP訪問者の延べ人数:50,280人)
- 2023年3月31日(金) 曇り後晴れ
- 明日の法と経営学会・第2分科会(地方創生とDX)で報告する加賀山茂=渡辺靖明『子どものための法学入門』の紹介をかねて,「法学学習の意義と方法」に関するレジュメを作成し,事務局に送りました。
- 加賀山茂「法学学習の意義と方法」
- Ⅰ 序:嫌われ者の法律だが,世界のトップリーダーに共通の資質は法学部出身?
- Ⅱ 法律がわかりにくい原因
- 1.日常用語が使われていても,法律用語になると,途端に区別が厳密になる
- (1) 及び,並びに
- (2) 又は,若しくは
- (3) その他,その他の
- 2.外国語の翻訳が多くて難しい
- (1) 法律行為(Rechtsgeschäft) 契約,遺言
- (2) 事務管理(gestion d'affaire) ボランティア精神の神髄
- (3) 訴訟物(Streitgegenstand) 請求の趣旨,既判力
- 3.学説が多岐に分かれていて学習しにくい
- (1) 立法事実と学説の対立
- (2) 立法理由と学説の統合
- (3) 新しい立法事実と新たな学説の対立
- Ⅲ 法律が毛嫌いされる理由:法律家の常識は世間の非常識
- 1.泥棒でも20年間居座れば法律上は自分のものになる?
- (1) 所有権の証明は実は難しい(悪魔の証明)
- (2) ある時点で,歴史の探索を切断する必要がある
- (3) 当事者が援用すると裁判官を拘束するという証明方法(証拠法:Law of Evidence)
- 2.借金でも5年間踏み倒せば無罪放免となる?
- (1) 契約の成立は成立を主張する側が証明する
- (2) その契約が無効だとか,弁済(消滅)していることは,反対に相手側が証明する。
- (3) 一定期間,弁済を請求せずに放置していると,弁済したことにされる。
- 3.隣からはみ出してきたの木の枝は,勝手に切れないが,木の根は勝手に切ってもよい?法改正が明日から施行される!
- (1) 必要なこと(社会的に有用なこと)はすることが許される
- (2) しかし,それによって損害を被る人がいれば,その損害は最小限度に抑えるべき
- (3) 必要なことはしてよい。ただし,生じる損害を最小にする方法を選択すべし。
- Ⅳ 法律にも良い点はある
- 1.法律にも判例にも著作権がない(著作権フリー),だからタダで学習ができる
- (1) 著作権法13条「君たちの著作権は私が守る。でも,私の著作権は放棄する,自由に使ってくれ。」
- (2) 現行法令:e-Gov法令検索(https://elaws.e-gov.go.jp/)
- (3) 立法理由:法律基盤(https://www.law.nagoya-u.ac.jp/jalii/meiji/civil/)
- 2.原典はただ一つで,誰とでも共有でき,しかも変更が可能
- (1) 法律の原典:インターネット官報(https://kanpou.npb.go.jp/)
- (2) 日本法令外国語訳データベースシステム(https://www.japaneselawtranslation.go.jp/ja)
- (3) 判例(https://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/search1)
- 3.世界平和に貢献できる
- (1) 他人を大切する:人間の多様性を認め,尊敬し,友情を深める(憲法24条,25条)
- (2) 自分を高める:限界を超えるほどの学習を習慣づける(憲法26条,27条,30条)
- (3) 失敗を恐れずチャレンジする:失敗したらやり直す・償う(民法697条,709条,憲法98条)
- Ⅴ 法学をマスターするための効率的な学習方法
- 1.これまでの学習方法:条文からスタート
- (1) 条文からスタートする。
- (2) 判例を読みながら適用条文との関係を意識する
- (3) 個々の条文を全体の中で位置づける
- 2.ゼミや臨床法学教育での学習方法:事例からスタート
- (1) 事例からスタートする。
- (2) 類似する複数の判例を検索し,適用条文を意識ながら読み込む。
- (3) 事例に適用されるべき条文の候補をすべて尽くした上で,議論を通じて,最適解を発見する。
- 3.今後の教育方法⇒加賀山茂=渡辺靖明『子どものための法学入門』の紹介
- (1) 条文を具体例を通じて理解するように学習する。
- (2) 判例を学習しながら,事実を変えたらどの条文が適用されることになるかを必ずチェックする。
- (3) 事例から条文の発見を行い,条文の要件から未発見の事実を発見するという,行きつ戻りつの学習を繰り返す。
- Ⅵ 参照文献
- 外国に移住した友人とZoomミーティングを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:50,290人)
- 2023年4月1日(土) 晴れ
- 法と経営学会・第2分科会(地方創生とDX)で,加賀山茂=渡辺靖明『子どものための法学入門』の紹介をかねて,加賀山茂「法学嫌いをなくす学習方法」を報告しました。
- 報告レジュメ(PowerPoint)の改訂を,報告時間の直前まで行いました。
- 加賀山茂「法学嫌いをなくす学習方法」(PowerPoint,PDF)を使って,まず,私が序論的な報告を行いました。
- その後,渡辺会員が本書(加賀山茂=渡辺靖明『子どものための法学入門』)の紹介を行いました。
- そして,会員と議論し,以下のような批判をいただきました。
- 1.内容のレベル
- 子どもに対する法学教育の必要性は理解できるが,本書の本文は文字情報が多すぎて,最近の子どもは読んでくれないだろう。少なくともイラストを多くする必要がある。
- 本書の内容は,子どもたちの理解を超えており,大学の教養課程のレベルである。法学部以外の大学生を対象としているように思える。
- 法律を暗記科目としてではなく,そこに含まれている哲学を理解させようとしている試みには賛同するが,レベルが高すぎて,子どもは理解してくれないのではないか。
- 2.シナリオ
- 二人の対話形式が多いのはよいが,それなら,LINEのチャット形式のように,「吹き出し」等を使って,二人の会話うちのどちらが発言しているかが明確になるような方法を採用した方がわかりやすい。
- 専門家と子どもの対話とする場合,子どもが賢すぎるのはよくない。徹底的に読者としての子どものレベルに合わせるべきである。
- 3.試行錯誤
- 子どもに平和の大切さを説く法学教育を試みを使用としている点は,大いに評価できる。しかし,このままでは,読んでもらえそうにない。本書の内容を実際に親子とか,高校生とか,大学生に読んでもらって,感想を聞き,改善をするのがよいのではないか。
- 出版社の担当者とよく相談して,内容のレベル,シナリオの表現法,イラストの数など,改善を続けるとよい。
- (HP訪問者の延べ人数:50,300人)
- 2023年4月2日(日) 晴れ時々曇り
- 加賀山茂「法学嫌いをなくす学習方法」(PowerPoint,PDF)の改訂(一部欠けている部分を補充)を行いました。
- 山本隆司『アメリカ著作権法の基礎知識』〔第2版〕太田出版(2008/10/29)を読んでいます。(第1日)
- (HP訪問者の延べ人数:50,310人)
- 2023年4月3日(月) 晴れ
- まちと学びのイノベーション研究所の定例取締役会にZoomで参加しました。
- 4月と5月の事業計画について検討し,株主総会を5月10日に開催することを決定しました。
- 山本隆司『アメリカ著作権法の基礎知識』〔第2版〕太田出版(2008/10/29)を読んでいます。(第2日)
- Nagoya RyuNetの理事懇談会(Zoom)に参加しました。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:50,320人)
- 2023年4月4日(火) 曇り時々晴れ
- 山本隆司『アメリカ著作権法の基礎知識』〔第2版〕太田出版(2008/10/29)を読んでいます。(第3日)
- 豊岡公民館でのダンス教室に参加しました。
- 私たちのダンス教室に,会員1名(男性)が加入しました。これで,男性会員は2名になりました。
- 日出ロータリークラブの次期幹事と次期会長の私とで次期の委員会構成について検討し,理事会への提出案を固めました。
- 各ロータリークラブと国際ロータリー(RI)との関係について,特に,国際ロータリーの事務総長のあり方について,議論しました。
- 私は,RI事務局のトップは5年の任期を認めるとしても,更新は認めるべきでないし,トップは,あくまでロータリアンの中から選出し,ロータリアンとして報酬を受け取るべきでないと主張しました。
- 次期幹事との議論はかみ合いませんでしたが,問題の深刻さ(RI事務総局によるロータリークラブ全体の支配と各クラブの独立性の喪失のおそれ)については,認識を共有できたように思います。
- (HP訪問者の延べ人数:50,340人)
- 2023年4月5日(水) 雨のち曇り
- 「デジタルプラットフォームにおいて有体物と無体物を統一的に取り扱うための新しい解釈-SDGs第9目標(産業と技術革新の基盤をつくろう)との関係-」
の改訂を行っています(Ver.3)。(第3日)
- 外国に移住した友人とZoomで懇談する予定でしたが,都合により,来週に延期となりました。
- 伊東栄典・九大准教授と共同して執筆している原稿「デジタルコンテンツ(無体物)流通の制御と法」(Ver.5)の改訂を伊東准教授とZoomで検討しました。
- 私は,伊東先生に,譲渡権のない目的物を売却した場合には,売主には,買主に契約に適合する権利を取させなければならないという担保責任が生じること(民法561条,565条),そのような担保責任を免責する約款(民法572条)は,消費者契約法10条,および,民法548条の2第2項によって無効となるおそれがあることを説明しました。
- 売買の目的物が,適正な価格で売却されたのであれば,売主には,買主の使用収益・換価処分権が備わるようにする義務がある(民法561条)。
- 目的物に対する買主の転売(譲渡)権は,有体物の場合には,著作権を含めて適切に処理されるのであるから(著作権法26条の2第2項),デジタルコンテンツの場合でも,同様に処理する義務が売主にはある。
- もしも,デジタルコンテンツの売主がそのような著作権を処理をしない場合には,売主は,追完義務,代金の減額(損害賠償)義務,または,代金の返金義務が生じる(民法565条)。
- そのような処理がなされないことによって,買主が譲渡権を取得することができないおそれがある場合には,買主は,代金の支払を拒絶することもできる(民法576条)
- これらの規定に反して,売主の担保責任を免責するデジタルコンテンツ取引約款(民法572条)は,信義則に反して,無効となるおそれがある(消費者契約法第10条,民法548条の2第2項)。
- これらの売主の担保責任をインセンティブとして,デジタルコンテンツの売買システム自体に,買主の権利を保護する技術的処理を課すことができるのではないだろうか,ということで,次回は,伊東先生に,これに応じた技術を提案をしていただくことになりました。
- (HP訪問者の延べ人数:50,350人)
- 2023年4月6日(木) 雨時々曇り
- 母のリハビリの付き添いを勤めるため,自転車(電動アシスト自転車)で自宅と病院との間を往復しました。
- 「デジタルプラットフォームにおいて有体物と無体物を統一的に取り扱うための新しい解釈-SDGs第9目標(産業と技術革新の基盤をつくろう)との関係-」
の改訂を行っています(Ver.3)。(第4日)
- 民法85条「この法律において『物』とは,有体物をいう」のインパクトが強すぎるためか,一方で,AI法の専門家は,無体物に関する民法の適用について,以下のような間違いを平気で公表している。
- 「データは無体物であり,民法上,所有権や占有権,用益物権,担保物権の対象とならず…」(福岡真之介=桑田寛史=料屋恵美『IoT・AIの法律と戦略』〔第2版〕商事法務(2019/3/30)78頁)
- この記述が誤っているのは,担保物権の中には,一般先取特権(民法306条)とか,質権(民法362条)とかのように,データを含めた無体物を対象とする民法上の担保物権が存在しているばかりでなく,データベースを含めて,知的財産に対しては,すべて,質権という担保物権を設定することが明文で認められているからである(特許法95条,実用新案法25条,意匠法35条,商標法34条,著作権法66条)。
- そればかりでなく,他方で,民法学者においても,無体物に関する契約法の適用について,以下のような間違いを平気で公表している。
- 「デジタルコンテンツは無体物であるため,所有権を観念できない。そのため,アプリの販売といっても売買契約ではなく,電気通信利用的無の提供に関する契約になる。」(南部あゆみ「インターネットにおけるプラットフォーム型複合契約」吉田和夫=大木満=大野武『市民生活関係法の新たな展開』(大西泰博先生古希記念論文集)敬文堂(2019/1/26)193-229頁所収211頁)
- この記述が誤っているのは,売買の目的物は,有体物に限定されるわけでなく,債権という無体物の売買は,民法の明文(民法569条)で認められており,債権の譲渡契約が,民法上の贈与契約か売買契約であることは,民法学上も,一般に認識されているからである。
- 民法は,確かに,所有権については,無体物を対象とすることはない。しかし,担保物権や債権(契約,事務管理,不当利得,不法行為)については,広く適用されることを,私たちは再認識しなければならない。
- そのことを通じて,寡占化が進むデジタルプラっとフォームに生じている不公正な約款や消費者被害の救済を進めることが必要だと,私は考えている。
- (HP訪問者の延べ人数:50,370人)
- 2023年4月7日(金) 雨 のち晴れ
- 「デジタルプラットフォームにおいて有体物と無体物を統一的に取り扱うための新しい解釈-SDGs第9目標(産業と技術革新の基盤をつくろう)との関係-」
の改訂を行っています(Ver.3)。(第5日)
- Youtubeで,山田姉妹が歌う「君といつまでも」を聴きました。私も,山田姉のように,低音部を上手に歌えるようになりたいと思いました。
- そこで,合唱用の楽譜をインターネットで注文しました。楽譜が届いたら,テノールの部分を歌えるように練習します。
- (HP訪問者の延べ人数:50,380人)
- 2023年4月8日(土) 晴れ
- 執行秀幸「民法の事例問題を解けるようになるのは何故難しいのか(1-6・完)-認知科学の知見から民法の学び方を考える-」中央ロー・ジャーナル16巻4号(2020/3/31)49-74頁,17巻1号(2020/6/30)47-64頁,17巻3号(2020/12/20)23-57頁,18巻1号(2021/6/30)29-69頁,19巻3号(2022/12/20)65-89頁,19巻4号(2023/63/31)49-107頁(全204頁)を読みました。
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執行秀幸
「民法の事例問題を解けるようになるのは何故難しいのか
-認知科学の知見から民法の学び方を考える-(1-6・完)」
中央ロー・ジャーナル16巻4号(2020/3/31)49-74頁,
17巻1号(2020/6/30)47-64頁,
17巻3号(2020/12/20)23-57頁,
18巻1号(2021/6/30)29-69頁,
19巻3号(2022/12/20)65-89頁,
19巻4号(2023/63/31)49-107頁(全204頁) |
- 民法の学習方法については,私も関心をもって研究してきました(加賀山茂『現代民法 学習法入門』信山社(2007/11/20)90-125頁)。
- 執行教授のこの論文は,さらに,私が気が付かなった多くの点(①人間の理解と長期記憶との関係,および,長期記憶からの想起との関係,②手続的記憶と限界練習との関係,③事例学習からの転移とメタ認知との関係など)について,優れた先端的な研究を進められており,私にとっても,大変参考になりました。
- この論文は,2019年3月31日に行われた執行教授の最終講義のテーマを4年の歳月をかけて,長大な論文へとまとめられた執行教授の遺作であり,「民法の学習方法」についての金字塔と称することのできる論文だと思います。
- この論文の目次(概略)は以下の通りです。
- Ⅰ はじめに
- Ⅱ 認知科学等の知見
- 1.認知心理学,認知科学
- 2.記憶のメカニズム
- 3.手続き的知識の獲得
- 4.学習の転移
- 5.ワーキングメモリ
- 6.熟達者と初心者
- 7.認知負荷理論
- 8.メタ認知
- Ⅲ 認知科学の知見からみた民法学習のあり方
- 1.民法の事例問題を解けるようになるのは何故難しいのか
- 2.認知科学の知見から見た民法学習
- (1) ワーキングメモリの制限に対する工夫
- (2) 知識の構造化
- (3) 手続き的知識の自動化
- (4) メタ認知の意識化
- Ⅳ 結語
- 最後のⅢ(認知科学の知見からみた民法学習のあり方)とⅣ結語は,おそらく,病床にあって書かれたものだと思われ,かなり簡略化されています。しかし,全体との関係で整理すると,本論文のサブタイトル(認知科学の知見から民法の学び方)として,以下のように再構成できるのではないかと思われます。
- 認知科学の知見から民法の学び方を考える
- 1.ワーキングメモリの制限に対する工夫〔森を見てから木を見よう〕
- (1) 全体の概略を把握する
- (2) 知識を階層化・構造化する
- (3) 他人に説明したり教えたりしてみる
- 2.手続的知識の自動化〔忘れることのない知識を限界的練習で習得しよう〕
- (1) 具体的な目標を設定する
- (2) 熟慮された練習(deliberate practice:限界的練習(土方奈美訳))を行う
- (3) 他人(コーチ等)からフィードバックを受ける
- 3.メタ認知〔無限の問題を有限のルールで解決しよう〕
- (1) 事実から条文を発見し,逆に条文から事実を発見する作業を繰り返す
- (2) 事例学習を通じて帰納的な転移を実現する
- (3) 自分で自分を教え,自分の学習を評価し制御する
- この論文は,民法の学習方法ばかりでなく,法律学全般の学習方法にも通じる最先端の優れた論文なので,一冊の本にまとめて公開できるように,出版社に働きかけをしたいと思います。
- (HP訪問者の延べ人数:50,390人)
- 2023年4月9日(月) 晴れ
- 別府アリーナで開催される「2023ダンススポーツグランプリin大分」を見学しました。
- この大会は,2024年WDSFラテン世界選手権代表選考戦および2024年WDSFシニアⅠスタンダード世界選手権代表選考戦を兼ねています。
- 大分ダンススポーツ連盟の理事を務めている私は,本来は,運営側に回るべきなのですが,ダンス初心者でかつ理事になってからの日が浅い新米理事のため,今回は,見学側に回らせていただきました。
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シニアⅠスタンダード表彰式 |
ラテン世界選手権代表戦 |
グランプリラテン表彰式 |
2023 ダンススポーツ グランプリ in 大分 |
- (HP訪問者の延べ人数:50,400人)
- 2023年4月10日(月) 晴れ
- まちと学びのイノベーション研究所」の顧問,研究員と「情報Ⅰ」の教材作成についてZoomで情報交換を行いました。
- Stable Diffusion Online を使って,各自が作品を作ってみることになりました。
- まちと学びのイノベーション研究所の定例取締役会にZoomで参加しました。
- 激変が予想される今後の教育方法について議論しました。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:50,410人)
- 2023年4月11日(火) 晴れのち曇り
- 豊岡公民館でのダンス教室に参加しました。
- レッスンの前に,2023 ダンススポーツ グランプリ in 大分の観戦報告をPCを使って行いました。
- レッスンでは,Rumba,Waltzの練習の後に,前回からフリー演習タイムが設けられました。前回は,Basic Jiveだけだったのですが,今回は念願のCha
Chaを踊ることができました。
- 日出ロータリークラブのハイブリッド例会(Zoom例会)に出席しました。
- 今回は,日出町教育員会の恒川英志教育長の外来卓話だったので,現在の初等教育の現状を伺うことができました。
- 質疑タイムで,私は,日出ロータリークラブを代表して,現在計画中の「イエナプラン・オランダ研修への小学校の教員派遣計画」の概要を説明し,協力を要請しました。
- (HP訪問者の延べ人数:50,420人)
- 2023年4月12日(水) 曇り時々雨
- 昨日の日出RC理事会の要請を受け,会長エレクトして,RI2720地区補助金委員会に提出する次期の地区補助金受給計画書の作成を行いました。
- プロジェクト名
- プロジェクトの概要
- 地元小中学校長会(町立幼稚園を含む),および,地元教育委員会と協議を重ね,それぞれの学校の要望に応じた善行奨励・表彰活動(花育(フラワーアレンジメント指導),推薦図書の贈呈活動など)を実施するほか,給食のない休日での実施が要望されている「子ども食堂」をIR2720地区所有のキッチンカーを使って地元の公民館等で運営し,食事の提供ばかりでなく,多彩なゲーム(旧来のゲームのほか,AI教育型ゲームを含む)を楽しむ場を提供して,ロータリアンと地域の子ども・保護者との交流を深める。これらの活動を通じて,地域における青少年奉仕活動を強力に推進する。
- キヴィ『七人兄弟』の教材化の依頼者とZoomミーティングを行いました。
- 事実問題と法律問題の区別が微妙な問題の取り扱いについて議論しました。
- 伊東栄典・九州大学准教授と,伊東栄典=加賀山茂「デジタルコンテンツ(無体物)流通の制御と法」の改訂(Ver.9)を行いました。
- デジタルコンテンツ供給業者である著作物の売主の責任を論じることによって,買主が著作権の利用権を十分に享受できるようなインセンティブを売主に与えることができるかどうかを民法572条(担保責任を負わない旨の特約)の問題を含めて検討しました。
- 昨日の日出ロータリークラブでの日出町教育長の外来卓話へのコメントを以下のように整理して,事務局に送りました。
- 全国的な教員不足,ブラック企業とのマスコミ報道を受けて,それらの問題を解決すべく努力している日出町の小中学校の現状と課題,教員のやりがい等について,詳しく話していただきありがとうございました。
- 日出ロータリークラブでは,日本の初等教育の質の低下が海外から批判されるようになっていることを憂慮し,日出町の小中学校の教員から有志を募り,もっとも先端的な初等教育の教員研修プログラムである,イエナプラン・オランダ研修に教員を派遣する計画(1人当たり40万円を支給)を立てており,コロナ禍が収束しつつある今期から,この活動を本格化したいので,ご協力をお願いします。
- 名古屋大学の名誉教授3人がZoom上で顔を合わせて,停滞気味のアジア法整備支援の活性化の方策について議論しました。
- (HP訪問者の延べ人数:50,430人)
- 2023年4月13日(木) 晴れ
- 母のリハビリの付き添いを勤めるため,自転車(電動アシスト自転車)で自宅と病院との間を往復しました。
- ついでに,病院内日出RCの事務局で「2023-24年度日出町青少年善行奨励・表彰活動」の最終版に署名しました。
- 川崎公民館でダンスの個人レッスンを受けました。
- Rumbaのステップを復習するとともに,Waltzの基本ステップを腕の枠と姿勢を崩すことなく踊れるようにと,徹底的な指導を受けました。
- 伊東栄典=加賀山茂「デジタルコンテンツ(無体物)流通の制御と法」(Ver.9)について,民法の観点から改訂を行い,伊東准教授に送りました。
- (HP訪問者の延べ人数:50,450人)
- 2023年4月14日(金) 曇りのち雨
- 2023-24年度の日出ロータリークラブの会長(加賀山茂)のテーマ「分かち合おう-時間,空間,費用」(Let's share together - time, space, and cost.)について,原案(Ver.1)を作成しました。
- Ⅰ 理論編-私たちは次の世代に何を残すのか?
- 1.人類に共通の特徴-「分かち合う心」を引き出し育てる …………… ロータリーの目的(奉仕の理念とその実践を通じて国際平和を推進する)
- 2.平和と戦争を起こす人間のミラーニューロン(共感脳)を調整する … 四つのテスト(真実,公平,友情,公益のテストに照らして行動する)
- 3.平和を構築できる心とスキルを養う ………………………………… 中核的価値観(多様性,和らぎ睦び,高潔性,リーダシップ,奉仕の精神を育てる)
- Ⅱ 実践編
- 1.時間を分かち合おう
- (1) 喧嘩の原因の解消-保育園でのおもちゃの奪い合いから時間の分かち合いへ→教育現場での「教える時間」の分かち合いへ
- (2) 長時間労働の解消-職場での時給を意識したデジタル化による労働生産性の向上へ→家庭での家事・子育て時間の確保
- (3) 腐敗の原因の解消-共同体での長期政権から大政奉還へ→RIの事務総局の停滞の解消
- 2.空間を分かち合おう
- (1) 所有権絶対の解消-独占・寡占からプラットフォームでの情報・モノの共有へ
- (2) 排他性の解消-私有・公有の中に「南海トラフ巨大地震」等の災害避難民,国際難民・移民の受け入れ施設の設置を
- (3) 国境の弊害の解消-ネットワークとAI搭載のドローンで直接の交流を進展させよう
- 3.費用を分かち合おう
- (1) 親睦の始まりは,割り勘-マッチング理論によるタクシー相乗り料金の算定
- (2) 親睦の深まりは,個別最適化された費用負担の原則-共益費の優先と比例配分の原則
- (3) 親睦から奉仕へ-青少年善行奨励・表彰活動,および,教員のイエナプラン・オランダ研修派遣で最高度の次世代教育を実現しよう
- Ⅲ 総括編-私たちは何をなしえたのだろうか?
- 1.青少年善行奨励・表彰活動の成果は?
- 2.創立40周年記念行事の成果は?
- 3.イエナプラン・オランダ研修への小中学校の教員派遣活動の成果は?
- 伊東栄典=加賀山茂「デジタルコンテンツ(無体物)流通の制御と法」(Ver.9)の改訂を行っています(第1日)。
- 昨年度の鼓山塾の実施報告書を読んで,「人類の特徴である『分かち合いの精神』の視点」から,今年度の実施計画へのコメントを作成しています(第1日)。
- まちと学びのイノベーション研究所の役員懇談会にZoomで参加しました。
- キヴィ『七人兄弟』の教材化の依頼者とZoomミーティングを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:50,460人)
- 2023年4月15日(土) 雨
- 日出ロータリークラブの会員といっしょに,熊本県人吉市で開催されるRI2720地区の地区大会に参加しました。
- コロナ禍後の対面で行われたRI2720地区(熊本・大分)の地区大会は,休日にもかかわらず,900人以上が一堂に会するという盛大なものでした。
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RI第2720地区(熊本・大分) 地区大会 |
- 私たち日出ロータリークラブの会員は,朝7時半に日出を出発して,熊本県の人吉市に午前11時に到着し,昼食後,大会に参加しました。
- 来賓として招かれた松岡隼人・人吉市長は,災害からの回復の現状と復興への思いを語るとともに,ロータリクラブの地区ガバナーが地区大会の開催地として人吉市に選んだことを高く評価してくださいました。
- 関場慶博・RI会長代理による記念講演「ポリオとロータリーと私」は,これから生まれてくる子供たちをポリオから守ろうという,心温まる講演でした。しかし,
私は,講演者の発想が,根本のところで間違っていると思いました。その理由は以下の通りです。
- 1.ウイルスは絶対に撲滅できない。したがって,当然のことながら,ポリオウイルスも撲滅できない。「ポリオ撲滅」という目標の立て方自体が誤っている。つまり,「公衆衛生を改善することによってウイルスと共存する」しかない。
- 講演者も認めているように,現在でも,残された感染地域(アフガニスタン)ばかりでなく,ロンドンでも,ニューヨークでも,新たにポリオウィルスとその感染が次々と発見されている。
- 2.ポリオは,コロナと違って空気感染ではなく,糞尿を介した経口感染であるから,ワクチン接種ではなく,衛生状態の改善で容易に未然防止できる。
- 講演者も認めているように,特に生ワクチンは,二次感染の原因ともなっている。本来の解決策は,「ポリオの撲滅」ではなく,「水と衛生」,「母子の健康」というロータリーの第3,第4の重点分野の充実による,「疾病予防と治療」であろう。
- 3.結論:グローバル補助金の重点分野の中で,不可能なことが明白であり,誤った目標である「ポリオの撲滅」ではなく,「公衆衛生の改善」と「貧困の解消」へと重点政策を転換すべきである。
- 国際ロータリーの会長代理も佐藤芳郎・理事も,上から目線で,各ロータリークラブへの要望を述べていましたが,自分たちの組織(特に国際ロータリーの事務総局)こそが腐敗の根源となっていることを気づくべきだと感じました。私も含めて,誰でも陥りやすい反省点なのですが,自分の組織の実態に気づかない・気づきたくないようです。
- 天候が悪化しそうになったため,翌日の予定(ゴルフコンペ等)のある会員を除いて,残りの会員は,地区大会を途中で退席し帰路につき,無事に帰宅しました。
- (HP訪問者の延べ人数:50,470人)
- 2023年4月16日(日) 晴れのち雨 (NHKの「日曜討論」会の中心テーマが「ChatGPT」となるという事態が発生)
- 伊東栄典=加賀山茂「デジタルコンテンツ(無体物)流通の制御と法」(Ver.9)の改訂を行っています(第2日)。
- 昨年度の鼓山塾の実施報告書を読んで,「人類の特徴である『分かち合いの精神』の視点」から,今年度の実施計画へのコメントを作成しています(第2日)。
- キヴィ『七人兄弟』の教材化の依頼者とZoomミーティングを行います。
- (HP訪問者の延べ人数:50,480人)
- 2023年4月17日(月) 晴れ
- まちと学びのイノベーション研究所」の顧問,研究員と「情報Ⅰ」の教材作成についてZoomで情報交換を行いました。
- Stable Diffusion Online を使って,各自が作品を作る試みをしたところ,一人は大成功しましたが,あとの二人は,Errorが出て作品が作れませんでした。大変な人気で,Work spaceが確保できないようです。
- キヴィ『七人兄弟』の教材化の依頼者とZoomミーティングを行いました。
- 伊東栄典=加賀山茂「デジタルコンテンツ(無体物)流通の制御と法」(Ver.9)の改訂を行っています(第3日)。
- 昨年度の鼓山塾の実施報告書を読んで,「人類の特徴である『分かち合いの精神』の視点」から,今年度の実施計画へのコメントを作成しています(第3日)。
- これからの学習は,AIを駆使しつつも,以下のステップを踏んで最終目標である高潔な人格を形成することに向かう必要があるように思います。
- 1.相互理解(短期記憶から長期記憶へ)
- これからの学習は,AIの学習理論(教師なし学習・強化学習)と切り離して論じることはできないと思います。AI(ChatGPT,Stable diffusion,etc.)を駆使しつつも,人間の得意とする理解を深める学習理論を構築しなくてはなりません。
- (1) 理解は一人では進みません。私たちの脳自体が右脳(感性)と左脳(論理)とで出来ているのは,二つの異なる機能を持つ脳の対話を通じて私たちの理解が始まるからです。
- (2) 現実のもう一人の他人(最初は母親)との対話によって,書物という他人の作品を通じて,または,AIとの対話を通じて,私たちは共通の理解を手に入れることができるようになります。
- (3) しかし,本当の理解は,違った観点,違った事実から,対立する二人の意見を受け止めることによって深まります。右脳と左脳との機能が前頭葉によって統合されるのと同様に,母親と父親,さらには姉妹兄弟のそれぞれが異なる意見を聴いて子どもが理解を深めていくという事実が学習の真相を物語っているように思います。
- 2.理解の実行(限界的練習による長期記憶と手続的記憶との連携)
- 学習で大切なことは,理解だけではなく,理解したことをを実行する身体性との連携です。わかったわかったというだけで,行動に移せないのでは,本当に理解したことにはなりません。理解したことを実行するための熟慮的練習・限界的練習(Deliberate practice)によって,理解を実行に移すこと(よく学び,よく遊べ),反対に,実行したことを体系的に理解し直すこと(よく遊び,良く学べ)が必要です。
- (1) 理解が限界的練習を通じて実行できるようになると,その技術は,脳の手続き的記憶に移転され,一生忘れることのない技術として獲得されます。ある分野の技術が獲得できるようになると,その分野が好きになります。逆説的ですが,「上手こそ,ものの好きなれ」です。
- (2) 理解したことを実行できるようになったら,次に必要なことは,良いことは(分かち合い)続けて習慣化する一方で,悪いこと(奪い合い)は抑制し,習慣化しないように制御することが必要です。
- (3) 知らず知らずに習慣化している癖は,自分では気づきにくいものです。信頼できる他人(コーチ)からフィードバックを受けて,良い点を伸ばし,悪い点は矯正することが重要です。
- 3.人格の形成(良い行動の習慣化・悪い行動の矯正)
- 習慣化された行動のことを人格といいます。ある人が無意識に行っている行動を見て,わたくしたちは,その人の人格を判断することができます。これらの性質は,決して生まれつきのものではありません(世の中に,生まれつきの天才とか,生まれつきの人格者など存在しません。天才とか人格者といわれた人々も,実は,人知れず限界的練習を行った人々なのです)。つまり,人格は,習慣化された行動(限界的練習)によってのみ形成されます。
- (1) 高潔な人格とは,自分に都合の良い意見だけに偏ることなく,都合の悪い意見も十分に理解したうえで,バランスの良い判断をできる人の行動上の性質です。
- (2) 高潔な人格とは,無意識のうちに良い行動(分かち合うこと)を実行でき,悪いこと(奪い合うこと)を抑制できる人の行動上の性質です。
- (3) 高潔な人格とは,失敗を恐れずに理想を求めてチャレンジをし,失敗したら,反省してやり直しを続ける人の行動上の性質です。
- (HP訪問者の延べ人数:50,500人)
- 2023年4月18日(火) 晴れ
- 豊岡公民館でのダンス教室に参加しました。
- Rumbaでは,Three alemanaを中心に練習を行い,Waltzは,第1教程と第2教程を続けて練習しました。
- 知能システム工学講座の教授とAIの進展と,AI理解のレベルについてZoomで懇談しました。
- 強化学習と深層学習(ディープラーニング)との違いについて,詳しくレクチャーしていただきました。
- 日出ロータリークラブのハイブリッド例会(Zoom例会)に出席しました。
- ベトナムからの米山留学生を迎えて卓話(日本語での自己紹介,研究・文化交流活動,将来の夢のスピーチ)の経験をしてもらいました。
- この留学生は,すでに,N2の資格を取ってN1に挑戦しているとのことでした。
- そこで,私は,日本語の「大使館:tai shi kan」を例にとって,ベトナム語の"đại sứ quán "との発音の対比を行い,その近似性を留学生に理解してもらいました。不思議なことに,日本語を学習しているベトナムの留学生であっても,日本語とベトナム語の近似性には,全く気づいていないのです。
- さらには,留学生の卓話の中に出てきた日本語の「政策」とベトナム語の"chính sách"を例にとって,日本語とベトナム語は古代の中国語を介して,発音が似ている単語が多いことを理解してもらいました。
- したがって,その点をうまく利用するとN1の合格が早まると思いますと,留学生の日本語学習にエールを送っておきました。
- 他クラブの周年行事と地域のボランティア団体からの招待行事の日程が重なったため,どちらに出席すべき,会員間で珍しく激論が交わされました。
- 私は,ボランティア団体からの招待行事の日程の第2次候補を知っていたため,ボランティア団体の行事日程を第2次候補日にしてもらうことで,日程の重複を避けることを提案しました。
- その結果,私たちのクラブは,両方の行事に参加することで議論を収めることができました。
- (HP訪問者の延べ人数:50,510人)
- 2023年4月19日(水) 曇り
- 伊東栄典=加賀山茂「デジタルコンテンツ(無体物)流通の制御と法」(Ver.9)の改訂を行っています(第4日)。
- 外国に移住した友人とZoomミーティングを行いました。
- 慣れない外国でつらいことが多いとのことでしたので,こちらから楽しい話をいっぱいしました。すると,気分が落ち着いたとのことで,いつも通りの議論をしました。よかったです。
- 加賀山茂=渡辺靖明『子どものための法学入門』の原稿について,法と経営学会・第2分科会(地方創生とDX)で報告した際に会員から頂いた貴重な意見をどのように反映すべきか,共著者とZoomで検討を行いました。
- 特に,限界的練習とも訳されている熟慮的練習(Deliberate practice)の重要性について議論しました。
- 伊東・九大准教授と,伊東栄典=加賀山茂「デジタルコンテンツ(無体物)流通の制御と法」(Ver.9)の改訂について,Zoomで議論する予定でしたが,都合により,金曜日に延期しました。
- キヴィ『七人兄弟』の教材化の依頼者とZoomミーティングを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:50,530人)
- 2023年7月20日(木) 晴れ
- 日出ロータリークラブの会員として,佐尾交差点で実施された「交通安全街頭啓発活動」に参加しました。
- 参加されていた本田町長に挨拶をして,私が次年度の会長となること,次年度に日出ロータリークラブで卓話をしていただきたい旨のお願いをしました。
- 母のリハビリの付き添いを勤めるため,自転車(電動アシスト自転車)で自宅と病院との間を往復しました。
- 川崎公民館でダンスの個人レッスンを受けました。
- Rumba:いい加減に踊っていたRope spinのステップの誤りを指摘され,完全に踊れるようになるまで練習を繰り返しました。
- Waltz:ステップが相手の動きよりも先行して形が崩れてしまっているDouble reverse spinの練習を何度も繰り返して行い,不十分ですが,なんとか,自分の動きを相手と同調できるようになりました。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行いました。
- 将来予測とビッグデータの活用に関して議論をしました。
- キヴィ『七人兄弟』の教材化の依頼者とZoomミーティングを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:50,550人)
- 2023年4月21日(金) 晴れ時々曇り
- 伊藤真『ScratchでAIを学ぼう ゲームプログラミングで強化学習を体験』日経BP (2020/8/6)を読んでいます。(第1日)
- 外国に移住した友人とZoomミーティングを行います。
- 友人が,慣れない外国で親切な法律家と知り合いになれたとのことなので,一安心です。
- 伊東・九大准教授と,伊東栄典=加賀山茂「デジタルコンテンツ(無体物)流通の制御と法」(Ver.9)の改訂について,Zoomで議論します。
- 前もって,私が追加したVer.10を伊東先生に送って,文献の追加方法を含めて検討をしました。
- 久しぶりに,理髪店(Neu Hair)に散髪に行きました。
- キヴィ『七人兄弟』の教材化の依頼者とZoomミーティングを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:50,560人)
- 2023年4月22日(土) 晴れ
- 伊藤真『ScratchでAIを学ぼう ゲームプログラミングで強化学習を体験』日経BP (2020/8/6)を読んでいます。(第2日)
- キヴィ『七人兄弟』の教材化の依頼者とZoomミーティングを行います。
- (HP訪問者の延べ人数:50,570人)
- 2023年4月23日(日) 晴れ後曇り
- 伊藤真『ScratchでAIを学ぼう ゲームプログラミングで強化学習を体験』日経BP (2020/8/6)を読んでいます。(第3日)
- 本書は,AIで採用されている学習方法のうち,「教師なし学習」の一つである,「強化学習」について,その仕組みを,現在小学生が学習しつつあるScratchプログラミングを使って,わかりやすく説明してくれている本です。
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伊藤真『ScratchでAIを学ぼう
ゲームプログラミングで強化学習を体験』日経BP (2020/8/6)
第4章(64頁以下)で紹介されているゲームで遊んでみた。 |
- 本書全体のの紹介は,読み終わってからしたいと思いますが,本書を読み進めていくうちに,読者とAIとが初めて対戦するという興味深い個所に出会ったので,読んでいる途中の段階ですがその個所だけを紹介してみることにしました。
- 本書の第4章(レベル1・砂漠でダイヤ集めゲーム)で,本書の最初のゲームの遊び方が書かれていたので,実際にこのゲームで遊んでみました。
- 1回目に挑戦してときは,訳が分からずに遊んでみたのですが,いきなり,本書の強化学習のプログラムと対戦させられ,その結果,私が11得点,強化学習プログラムが15得点で,私はプログラムに完敗しました。
- そこで,こちらも作戦を立て直し,2回目をやってみました。すると,見事に本書の強化学習のプログラムに勝つことができました。
- 本書を読み進めていくうちに,本書のゲームで私がAIに勝つことができなくなることが予測されるので,初歩的な強化学習のプログラムとはいえ,私がAIに勝てたのですから,これは記念すべき一瞬ではないかと勝手に解釈して,右のようなスナップショットを撮って見ました。
- 右上のスナップショットは,20点満点を競うゲームで,私の得点が16点,初歩的な強化プログラムの得点が12点で,大袈裟ですが,人間がAIに勝った記録です。
- 本書の強化学習のレベルが上がるにつれて,私が本書のプログラムに勝てる可能性はなくなるので,初歩的な最初のゲームで本書のプログラムに勝った記念として,スナップショットを取ってみたというわけです。
- ゲームの初心者でも,AI]に勝てることがあるというレベルから強化学習の仕組みを解説をしてくれている本書は,AIの仕組みを知りたいと考えている人にとって教務深い入門書となっていると思います。
- 本書の書評は,読み終えてからにしますが,読み進めていく都度に,感想を記録していきたいと考えています。
- キヴィ『七人兄弟』の教材化の依頼者とZoomミーティングを行います。
- 末川民事法研究会(対面とZoomのハイブリッド会議)にZoomで参加しました。
- 報告:「権利能力なき社団(町内会)による建物(町内会館)の共有持分権確認の訴えの趣旨と社団財産の構成員への総有的帰属-最三小判令和4年4月12日判時2534号66頁-」
- 私は,以下の質問をして,議論を盛り上げました。
- 民法は,第33条(法人の成立等)において,「①法人は,この法律その他の法律の規定によらなければ,成立しない。」と規定しております。
- 第1に,形式的には,民訴法29条が代表者の定めがある社団・財団・組合(最三判昭和37・12・18民集16巻12号2422頁)は,訴訟能力を認めていることから,実体法上も法人格を認めたものと解釈することができるのではないでしょうか。
- 第2に,実質的には,組合(合有)は,分割ができる共有とは異なります(676条3項)。また,民法677条は,組合財産に対する組合員の債権者の権利の行使が制限・禁止されております。
- そうすると,上記のように,個人の財産と団体の財産が分離されている点を考慮するならば,組合は,個人の単なる集合体ではなく,法的に財産分離が実現されていることになります。つまり,代表者の定めがある組合は,法人格を有すると考えることができるのであり,むしろ,そう考えないと,自然人(財産の自由処分)と法人(構成員による財産の処分の禁止)との区別について,矛盾が生じるのではないでしょうか。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:50,580人)
- 2023年4月24日(月) 曇り
- まちと学びのイノベーション研究所」の顧問,研究員と「情報Ⅰ」の教材作成についてZoomで情報交換を行いました。
- 1.ChatGPT等のAI発展によって,プロとアマチュアとの垣根が限りなく低くなりつつある。
- 専門家は,思い切ってレベルを上げないと専門家とみてもらえなくなる。つまり,トップレベルの専門家しか,専門家と認められなくなる。
- そればかりでなく,レベルが高くない専門家,および,素人の仕事は,AIとAIロボットによって代替される時代が迫りつつある。
- このため,AIの進展にしたがって,従来の専門家を含めて,公務員・サラリーマンの大量解雇・大量失業の時代がやってくる。
- 2.AIを最大限に使いこなせる発問力と評価力を持たない人は,専門家でも素人でも,職場では必要性がなくなり,解雇の危機にさらされる。
- 産業革命等のこれまでの機械化においては,たとえ解雇されても他の職場への異動が可能であった。
- しかし,AIの進展は,あらゆる分野に及ぶことになるため,解雇された人の再就職先もAI化の進展とともに,ままならなくなる。
- そうすると,AIを最大限に使いこなしたり,AIの誤りを正せる人間以外の働く場は,ますます減少していくことが予想される。
- 3.このため,以上の近未来予測を前提とした,小中学校,高等学校,大学教育における教育方法論・研究方法論が求められていることになる。
- トップレベルのプロ棋士たちが,AIから学んでいるように,すべての学習者は,AIの学習方法(教師なし学習としての強化学習)を理解し,その方法を取り入れる必要がある。
- 従来の学習方法では,トップレベルの専門家になるためには,約1万時間の訓練が必要とされてきた。すなわち,1日3時間の過酷な限界的練習(deliberate
practice)を10年間継続する必要があった。これからは,予測のできない環境変化に適応するために,AIの学習理論を取り込むことによって,1万時間の限界的練習を5千時間の限界練習,すなわち,5年間の限界的練習で,トップレベルの専門家になれるようにする学習方法が必要となるだろう。
- そうすれば,人生100年時代において,野心家は,一つの専門分野にこだわることなく,10以上の分野にわたる専門分野をマスターすることができるようになる。
- そうすると,そのような人々は,あらゆる環境変化に適応することができるようになため,その人々の貢献を通じて,人類は,経済発展が持続することができることになろう。
- それができない・する気がない人々も,BIを実現することによって,AIと共存しつつ優雅で平和な生活を送れるようになるだろう。
- 現代社会が求めている個別最適化学習とは,このようにして,すべての人々が,誰一人取り残されことなく健康で文化的な生活ができる社会を実現するための学習権(学習しない自由も認める)に関する教育方法論なのである。
- まちと学びのイノベーション研究所の定例取締役会にZoomで参加しました。
- キヴィ『七人兄弟』の教材化の依頼者とZoomミーティングを行いました。
- 課題となっていた成果物を一つですが構築することができました。
- 真庭市に出張するため,岡山に向かい,一泊します。
- いつもは,小倉駅の土産物売り場で「通りもん」という菓子を買うのですが,今回は,卵不足で,生産が制限されており,福岡では販売しているが,北九州には配送されないとのことで,購入することができませんでした。「鳥インフルエンザ」,「ウクライナ戦争」による物価高の影響がここにも及んでいることを実感しました。
- ただし,福岡発の新幹線の車内販売で「通りもん」を見つけて購入し,いつも通りのお土産を用意することができました。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行います。
- (HP訪問者の延べ人数:50,600人)
- 2023年4月25日(火) 曇り後雨
- 岡山から真庭市に移動し,まちと学びのイノベーション研究所の仕事をこなしました。
- 鼓山塾の昨年度の実績を踏まえて,今年度の取り組みについて,同窓会,高校と連携をとりつつ,検討しました。
- 公共図書館と連携しつつ,独自の運営をしている,まちライブラリーを見学しました。
- 政策アドバイザーの今年度の活動について検討しました。
- (HP訪問者の延べ人数:50,610人)
- 2023年4月26日(水) 雨のち晴れ
- 真庭市で,まちと学びのイノベーション研究所の仕事をこなして,大分に帰りました。
- これまで研究所の経営を助けるために無報酬で働いてきましたが,経営が順調になってきて報酬を受け取る準備が整いました。そこで,報酬の受取口座を開設する手続を行いました。
- 真庭市に赴き,真庭市の政策アドバイザーとしての今年度の業務について,複数の部署で懇談をしました。
- 岡山で,お土産の吉備団子を買って,大分に帰りました。
- (HP訪問者の延べ人数:50,630人)
- 2023年4月27日(木) 晴れ
- 愛媛県の加賀山本家のいとこ婦夫が自家栽培のレモン等をもって,母に会いに訪ねてきてくれました。
- 母のリハビリの付き添いを勤めるため,自転車(電動アシスト自転車)で自宅と病院との間を往復しました。
- 川崎公民館でダンスの個人レッスンを受けました。
- Rumba:姿勢が崩れないように注意しながら,ルーティンを通して練習しました。
- Waltz:第1フェーズと第2フェーズを通して練習しました。
- 第1フェーズのNatural spin turnからのReverse turnは,かなり慣れてきました。
- 第2フェーズのWingからのDouble reverse spinは,まだうまく踊れません。
- キヴィ『七人兄弟』の教材化の依頼者とZoomミーティングを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:50,640人)
- 2023年4月28日(金) 晴れ
- 外国に移住した友人とZoomで懇談しました。
- 環境にもだいぶ慣れて,元気を回復した様子がよくわかりました。確かにZoomは便利です。
- 自治体でChatGPTを活用する際の課題と効率的な活用方法について研究することになりました。
- さしあたっての研究課題は以下の通りです。
- 現時点での各国政府,わが国の中央政府・地方政府におけるChatGPT等の生成系AIの利用状況と問題点
- ChatGPTを行政が活用する場合の法的問題点
- 著作権法上の問題点(生成物の著作者はだれか,著作権侵害が起こった場合の責任の所在等)
- 個人情報,プライバシー侵害の問題点
- 活用の過程で事故が生じた場合の責任主体(公表主体,開発主体,利用主体)とそれぞれの責任分担
- 想定事例に対するChatGPTの活用方法
- キヴィ『七人兄弟』の教材化の依頼者とZoomミーティングを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:50,660人)
- 2023年4月29日(土) 雨 昭和の日
- まちと学びのイノベーション研究所の役員に薦められて,鷲田清一『しんがりの思想-反リーダーシップ論』角川新書(2015/4/10)を読んでみました。
- 本書のタイトルである「しんがり」とは,登山グループの「しんがり」のように,最後尾でみんなの安否を確認しつつ進む人のことです。本書では,登山とともに,退却戦で敵の一番近くにいて,味方の安全を確認してから最後に引き上げる存在も例として挙げています(本書140頁)。
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鷲田清一
『しんがりの思想-
反リーダーシップ論』
角川新書(2015/4/10) |
- しかし,登山グループの「しんがり」は,従来は,リーダーが務めるものであるとされており,サブリーダーが先頭を進むというのが通例のようです。したがって,本書のサブタイトルの「反リーダーシップ論」というのは,おそらく誤りでしょう。本書においても,「リーダーがその『しんがり』の務めに戻るべきときが今来ている」(本書140頁,145頁)と述べているのですから,本書のタイトルは,「右肩下がり時代における『しんがり(フォロワーシップ)』の思想」というのが適切のように思われます。
- 本書の目次は,以下の通りです。
- はじめに
- 第1章 「成長」とは別の途
- 「右肩上がり」を知らない世代の登場;「右肩上がり」の世代―意識から抜け落ちた未来世代のゆくえ ほか
- 第2章 サービス社会と市民性の衰弱
- 「顧客」という物言い;いのちの世話とその「委託」 ほか
- 第3章 専門性と市民性のあいだの壁
- 専門家主義と市民の受動化;トランスサイエンスの時代 ほか
- 第4章 「しんがり」という務め―フォロワーシップの時代
- 「観客」からの脱却;全員に開かれているということ ほか
- 第5章 「押し返し」というアクション―新しい公共性の像
- あとがき
- 主な引用及び参考文献一覧
- 本書の基本的な視点は,以下の通りです。
- すなわち,経済が右肩上がりの時代を生きてきた現代のリーダーたちは,右肩下がりの時代になってもなお,「先頭に立ってで道を切り開いていく」という従来のリーダーシップ論にしがみついており,リーダーになることをあおる本が書店をにぎわせ,巷でも強いリーダーを待ち望む声が聴かれます。しかし,このような強いリーダーによる「押し付け」と強いリーダーを待望し「おまかせ」するという,「合わせ鏡」が,市民の力量を奪っているというのが本書の視点です(本書48頁)。
- 福沢諭吉が述べていたように,市民とは,「一人にて主客二様の職を勤むべき者なり」でなければならないというのが本書の基本的な考え方です。すなわち,普段は委託した政府や専門家にまかせて「客」であってよいが,もし政府や専門家の判断が信用できないもの,被害を及ぼすものとなれば,忌憚なく議論し,政府や専門家の間違いを突いて,民権を回復すべきだ,つまりは「主」に戻るべきなのです(本書50頁,130頁」)。経済成長が終わりをつげ,右肩下がりの経済が続いている現代においては,リーダーとフォロワーとが常に循環する環境を整備すること(しんがりの思想)が重要であり,右肩上がりの時代を生きてきた人々も,右肩下がりの現代においては,ダウンサイジングの生き方を学び実践することが必要だ(本書26頁,143頁)というのが筆者の主張です。
- 本書の課題は以下の通りです。
- 本書は,2011年3月の東日本大震災・福島原発事故を契機として書かれたものなので,3年間にわたって世界を翻弄したコロナ禍とその教訓については触れられていません。本書は,9版が2023年3月10日に発行されているのですから,この点についても論じる必要があったと思われます。
- また,本書は,市民がいのちの世話とその委託を通じて,いのちの世話の能力を失っているというのですが,それは男性に顕著に表れている能力の喪失であって,この点については,男性は女性から謙虚に学ぶことが必要です。しかし,本書では,男性の話ばかりで,女性については一切言及がありません。
- そうはいっても,2015年に執筆された本書は,専門家と市民とのコミュニケーションのあり方について,カント,ガセット,福沢諭吉,宇沢弘文,梅棹忠夫などの著名な論客の考え方をうまく取り入れて説得的な提言をしており,専門家と一般市民との対話を取り戻そうとする人々にとって広く読まれるべき良書だと思われます。
- キヴィ『七人兄弟』の教材化の依頼者とZoomミーティングを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:50,670人)
- 2023年4月30日(日) 晴れ時々雨
- 論文の評価基準について,アイラック(IRAC)を含めて,様々な視点から評価する方法を検討しました。
- キヴィ『七人兄弟』の教材化の依頼者とZoomミーティングを行いました。
- 伊東栄典・九大准教授と共同して執筆している原稿「デジタルコンテンツ(無体物)流通の制御と法」(Ver.9)の執筆を続けています。
- (HP訪問者の延べ人数:50,680人)
- 2023年5月1日(月) 晴れ
- まちと学びのイノベーション研究所」の顧問,研究員と「情報Ⅰ」の教材作成についてZoomで情報交換を行いました。
- ChatGPTなどの生成系AIを初等教育に活用する方法と課題について議論しました。
- まちと学びのイノベーション研究所の定例取締役会にZoomで参加しました。
- 地方公共団体におけるChatGPT等の生成系AIの活用について,職員とZoomで議論しました。
- ChatGPTを利用する際の注意点を中心に利用マニュアルを作成する必要性を理解しました。
- Nagoya RyuNetの理事懇談会(Zoom)に参加しました。
- 四日市を訪問する時期が,7月29日に決定しました。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行いました。
- キヴィ『七人兄弟』の教材化の依頼者とZoomミーティングを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:50,690人)
- 2023年5月2日(火) 晴れ
- キヴィ『七人兄弟』の教材化の依頼者とZoomミーティングを行いました。
- 伊東栄典・九大准教授と共同して執筆している原稿「デジタルコンテンツ(無体物)流通の制御と法」(Ver.10)の執筆を続けています。
- (HP訪問者の延べ人数:50,700人)
- 2023年5月3日(水) 晴れ 憲法記念日
- まちと学びのイノベーション研究所」の顧問,研究員とChatGPTが行っている文章の「要約」の方法にについて議論しました。
- 私は,外国人に対して日本語の文章を要約する技術を教示している日本語能力試験の教科書『新完全マスター日本語能力試験 N2 読解』スリーエーネットワーク(2011)で紹介されている以下のような練習集技術が役に立つのではないかと考え紹介しました。
- 1.文章の仕組みを理解する
- (1)文章全体を読んで,どのようなキーワードが多く使われているかに着目し,文章のテーマ・目的を推測する。
- (2)問題提示文(これから何を述べるかを,疑問文を使って示している文)に着目し,その答えを探して,文章の問題提起と結論を推測する。
- (3)主張表現(「~と思う」「~べきだ」「~だろう」「~なければならない」「~してはいけない」「~のではないか」など,筆者の意見(主張)が書かれている文)を探し,文章の筆者が何を高く,何を低く表現しているかを読み取る。
- (4)以上の作業において,以下の読解技術を常に利用する。
- 1)「対比」(ほかのものと比べる)に着目する。対比をつかむと文章のポイントが見えてくる。
- 2)「言い換え」(同じ意味のほかの言葉や文に変えて書いたり,具体的な例などで説明すること)」に着目する。言い換えて説明していることは,大事なポイントであることが多く,言い換えのうちの短い方を利用すると要約に役立つ。
- 3)「比喩」(むつかしいことをよく知られている日常的なことに置き換えたり,たとえたりして,わかりやすく説明すること)に着目する。それまでの内容と全く関係のない言葉が出てきたら,比喩を使っているかもしれないので何を何に例えているのかを把握する。
- 2.指示語を本文に結び付けて理解する
- 「指示語」(「これ・それ・あれ」「このこと・あのこと」「だれが・何が・何を」など)が何を指しているかを明確にする。指示語に対する本文を明確に数る作業を通じて,重要なキーワードが見つかることが多い。
- キヴィ『七人兄弟』の教材化の依頼者とZoomミーティングを行いました。
- ChatGPTのマニュアルを作成するのに先立って,チャットボットの仕組みを知るため,チャットボットを実際に作ってみることを教示してくれている中村雅之『チャットボットの教科書―自動応答システムで導入企業が続々!』日経BP(2021/02/22)を読み始めました。(第1日)
- (HP訪問者の延べ人数:50,710人)
- 2023年5月4日(木) 曇りのち雨 みどりの日
- 中村雅之『チャットボットの教科書―自動応答システムで導入企業が続々!』日経BP(2021/02/22)を読んでいます。(第2日)
- 本書を読みながら,インターネット検索をして,ChatGPTの機能を取り入れているチャットボットがあることを知りました。
- また,ChatGPTを作成すべきチャットボットに取り込むためのAPIの利用に仕方と制御の方法(Pythonのコード)が公開されていることも知ることができました。
- (HP訪問者の延べ人数:50,720人)
- 2023年5月5日(金) 曇り 子どもの日
- 中村雅之『チャットボットの教科書―自動応答システムで導入企業が続々!』日経BP(2021/02/22)を読んでいます。(第3日)
- 第3章までよみ終えて,いよいよ第4章(チャットボットを作ってみよう)に入ったので,本書が推奨する"Botpress"をダウンロードして使おうとしたんですが,Botpressが今話題のChatGPTを取り込んで機能強化を図るために,Webページが全面的に改訂され,ダウロードページも見当たらなくなっていました。
- せっかくの実習ができなくなったため,がっかりしましたが,ここまで読んできた成果を無駄にするのも惜しいので,本書を捨てるのではなく,理論だけでも吸収するために,読み続けることにしました。
- 同時に,「ChatGPT利用マニュアル」の執筆を開始しました。(第1日)
- 明日開催される法と経営学会・第2分科会(地方創生とDX)の報告者の予稿を読んで,質疑応答の準備をしました。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:50,730人)
- 2023年5月6日(土) 曇りのち雨
- 大分県ダンススポーツ連盟の理事会に出席します。
- 法と経営学会・第2分科会(地方創生とDX)を開催します。
- 基調報告:「消費生活相談の現状―消費者相談の格差解消のためのDXの利活用について」
- 1.いわゆる「消費生活相談」とは
- 2.相談現場ではどのようなことが起きているのか?課題の抽出
- 3.消費生活相談(消費者被害)の最近の実例紹介(5つ)
- 4.令和4年消費者白書から-消費者相談の概況など
- 6.相談現場の相談員の聴取から(生の声から聴く問題点とは)
- 7.今後に向けた提言(まとめ)
- あらかじめ,ChatGPT(Ver4)に以下のような質問をすると,以下のような回答が返ってきます。今や,人間とAIの知恵比べが始まっています。
- (質問)令和4年消費者白書の消費生活相談の概況を踏まえた消費者相談の格差解消のためのDXの利活用について400字以内で論じてください。
- (回答)こんにちは,こちらはBingです。😊
- 令和4年版消費者白書1によると,2021年に全国の消費生活センター等に寄せられた消費生活相談の件数は85.2万件であり,前年より大きく減少したことが分かります2。しかし,相談1件当たりの平均金額は前年に比べ増加し,特に「住宅・土地」や「医療・介護」などの高額な商品・サービスに関する相談が多くなっています3。
- 消費者相談の格差解消のためには,DX(デジタルトランスフォーメーション)の利活用が有効だと考えられます。DXとは,デジタル技術を活用して組織や社会の仕組みを変革することです。DXを消費者相談に適用することで,以下のようなメリットが期待できます。
- 消費者がインターネットやスマートフォンなどを使って,いつでもどこでも相談できるようになる。
- 消費生活センター等がデータベースやAIなどを使って,相談内容や対応方法を効率的に管理できるようになる。
- 消費者庁や地方自治体がビッグデータやクラウドなどを使って,相談状況や消費者問題の傾向を分析し,政策立案や情報発信に活用できるようになる。
- 以上のように,DXの利活用は消費者相談の格差解消に寄与すると考えられます。ただし,DXを進める際には,以下のような課題も考慮する必要があります。
- デジタル技術に不慣れな消費者や相談員の教育・支援
- プライバシー保護やセキュリティ対策
- デジタル技術の普及・更新
- 詳細情報
- 1. caa.go.jp https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_research/white_paper/
- 2. caa.go.jp https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_research/white_paper/2022/white_paper_108.html
- 3. caa.go.jp https://www.caa.go.jp/notice/entry/029041/
- 4. caa.go.jp https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_research/white_paper/2022/
- 5. bing.com www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_research/white_paper/2020/white_paper_109.htm
- 6. metro.tokyo.lg.jp https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2022/08/01/16.html
- (HP訪問者の延べ人数:50,750人)
- 2023年5月7日(日) 雨
- 今話題のChatGPTについて,Bingを含めて,ChatGPTを安全に活用するためのマニュアルを作成しています。
- 東京の発明家が尋ねて来られたので,街に出て,福島汚染水からの水素の生成,運搬,活用について,議論しました。
- キヴィ『七人兄弟』の教材化の依頼者とZoomミーティングを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:50,760人)
- 2023年5月8日(月) 晴れ
- 今話題のChatGPTを安全に活用するためのマニュアルを作成しました。
- Ⅰ ChatGPTとは何か
- 1.チャットの意義とChatGPTの前身としてのチャットボット
- 2.GPTとこれまでのAIとの違いとしての汎用性
- 3.ChatGPTの仕組みと人間の能力の違い,課題としての「理解」
- Ⅱ ChatGPT等の導入方法
- 1.ChatGPT等の生成系AIの種類
- (1) ChatGPT(GPT-3.5)
- (2) Perplexity
- (3) ChatGPT Plus(GPT-4;Bing)
- 2.ChatGPT等の利用手続き(インストールは不要)
- 3.ChatGPT等の機能
- Ⅲ ChatGPTの利用例
- 1.自己使用
- (1) メールの下書き
- (2) リスキリング等の学習支援
- (3) レポートの下書き支援
- 2.公式使用
- (1) 業務文書(報告書)の作成支援
- (2) プログラミング等の作成支援
- (3) 議会対応
- 3.ChatGPTの利用上の注意
- (1) 著作権法問題のクリア
- (2) 個人情報保護法・プライバシー権のクリア
- (3) 事故が生じた場合の責任の所在
- Ⅳ 今後の課題
- Ⅴ 参考文献(50音順)
- まちと学びのイノベーション研究所」の顧問,研究員と「情報Ⅰ」の教材作成についてZoomで情報交換を行ないました。
- まちと学びのイノベーション研究所の定例取締役会にZoomで参加しました。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行いました。
- キヴィ『七人兄弟』の教材化の依頼者とZoomミーティングを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:50,770人)
- 2023年5月9日(火) 晴れ
- 西垣通『集合知とは何か-ネット時代の「知」のゆくえ』中公新書(2013/2/22)を読んでいます。(第1日)
- 豊岡公民館でのダンス教室に参加しました。
- 日出ロータリークラブのハイブリッド例会(Zoom例会)に出席しました。
- キヴィ『七人兄弟』の教材化の依頼者とZoomミーティングを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:50,780人)
- 2023年5月10日(水) 晴れ
- 西垣通『集合知とは何か-ネット時代の「知」のゆくえ』中公新書(2013/2/22)を読んでいます。(第2日)
- ChatGPT等の生成系AIの業務利用に関するマニュアルについて,総務省自治行政局デジタル基盤推進室の事務連絡を踏まえて,以下の点の検討を行いました。
- ChatGPT等の生成系AIの開発の振興,および,ChatGPT等の生成系AIの利活用の推進
- 第1段階:チャットを通じて,1人称の知(主観知)と3人称の知(客観知)を架橋する。
- 第2段階:ChatGPT等の生成系AIの活用による個別最適化教育=個別最適化業務研修=相談(チャット)業務を通じて,市民全体の知識レベルが向上する。
- 第3段階:ChatGPT等の生成系AIの活用によって行政のあらゆ分野で最高レベルの「集合知」を形成する。
- ChatGPT等の生成系AIの利活用に対する適切な規制(業務利用のための環境整備を含む)
- 業務に利用する個人の責務:プライバシー・個人情報の保護,著作権の保護
- 業務に利用させる行政の責務:生成物から生じる被害の未然防止(Fool proof,Fail safe),損害の極小化
- 個人と行政の双方の責任:第三者に被害が生じた場合の責任の所在の明確化
- (株)まちと学びのイノベーション研究所の株主総会に出席するため,真庭市に出張しました。
- 第2回定時株主総会において,第2期の事業報告・決算報告,第3期の事業計画報告,株式譲渡報告が承認されました。
- また,新取締役1名の選任,役員報酬,監査役報酬が決定されました。
- その後の交流会で,役員,研究員,株主との間で情報交換を行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:50,790人)
- 2023年5月11日(木) 晴れ
- 西垣通『集合知とは何か-ネット時代の「知」のゆくえ』中公新書(2013/2/22)を読み終わりました。(第3日)
- 1年ぶりに,真庭市の神庭の滝を訪問し,新緑の美しい環境に浸りました。
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神庭の滝 |
- 昨年は,5月3日に現在の研究所のCEOと一緒に訪問したのですが,今年は,新しく研究員になった方と神庭の滝を訪問しました。
- 昨年と同じ場所で記念撮影をした後,昨年は行かなかった瀧壺の間近まで行ってみました。
- 瀧のしぶきがかかるほど近づいてみて,瀧の大きさがよくわかりました。
- 五月晴れのなかの澄み切った空気,目に優しい新緑,澄み切った水の流れと瀧のしぶきを浴びて,心身ともにリラックスすることができました。
- 真庭市での仕事を終えて,大分に帰りました。
- (HP訪問者の延べ人数:50,800人)
- 2023年5月12日(金) 晴れのち曇りのち雨
- 外国に移住した友人と久しぶりにZoomでミーティングを行いました。
- ミーティングの最後に,私の暗記が完了した「君といつまでも」と「いつも何度でも」を披露してみました。
- 意外性が受けて,とても喜んでもらえました。
- 「ChatGPT等の生成系AIの利活用マニュアル」の全面改定を以下の視点に立って1週間後をめどに完成させます。(第1日)
- 作品(公共財)としての集合知(国際知,国家知,自治体知)の形成
- 真の個別最適化教育・研修を通じた人材養成(行政職員の間専門性,一般市民の民度の向上)
- 憩いのプラットフォームの構想(よく遊び,よく遊ぶ)
- 西垣通『集合知とは何か-ネット時代の「知」のゆくえ』中公新書(2013/2/22)の書評を書くために読み直しています。(第4日)
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行いました。
- キヴィ『七人兄弟』の教材化の依頼者とZoomミーティングを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:50,810人)
- 2023年5月12日(土) 雨
- 西垣通『集合知とは何か-ネット時代の「知」のゆくえ』中公新書(2013/2/22)の書評を書くために読み直しています。(第5日)
- 「ChatGPT等の生成系AIの利活用マニュアル」の最終章(Ⅳ今後の展望)を執筆し,マニュアルを完成させました。 (第2日)
- Ⅳ 今後の展望
- 1.「集合知」のレベルアップ-「百科事典」から「質疑応答全集(FAQ)」の形成へ-
- (1) 「何?」から「なぜ?」そして「どうすればいい?」へ
- (2) 上から目線の「FAQ」から下から目線の「FAQ」へ
- (3) デジタル化(DX)推進のインセンティブ
- 2.個別最適化教育による人材の育成の実現
- (1) 集団教育から個別最適化教育へ
- (2) 「好きこそものも上手なれ」から「上手こそものの好きなれ」へ
- (3) 「素人」から「複数の専門分野の専門家」へ
- 3.何でも相談できる憩いのプラットフォームの形成
- (1) ChatGPTの利活用からそれを組み込んだ独自のデジタルプラットフォームの形成
- (2) プラットフォームにChatGPTのAPIを利用したなんでも相談機能を取り込む
- (3) 現実空間と仮想空間でよく遊び,よく遊ぶ
- キヴィ『七人兄弟』の教材化の依頼者とZoomミーティングを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:50,820人)
- 2023年5月14日(日) 小雨のち曇り のち晴れ
- 大分県日田市のパトリア日田で開催される国際ロータリー第2720地区「研修・協議会」に日出ロータリークラブの次期会長として,会員4名と一緒に参加しました。
- 10:00 開会
- 10:03 歓迎の挨拶 日田RC会長/ガバナー挨拶/ガバナーノミニー挨拶/ガバナーノミニー・デジグネート挨拶/地区研修リーダー挨拶
- 10:22 次年度RIテーマと地区方針
- 11:02 講演1「メンタルヘルスケアについて」
- 11:45 会場移動・昼食
- 13:00 部門別協議会 (ガバナー補佐・会長部会)
- 14:20 会場移動と休憩
- 15:00 講演2「ロータリー財団の仕組みと役割」
- 15:40 地区財政について
- 15:55 講評
- 16:00 閉会
- キヴィ『七人兄弟』の教材化の依頼者とZoomミーティングを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:50,830人)
- 2023年5月15日(月) 晴れ
- まちと学びのイノベーション研究所」の顧問,研究員と「情報Ⅰ」の教材作成についてZoomで情報交換を行ないました。
- まちと学びのイノベーション研究所の定例取締役会にZoomで参加しました。
- 「ChatGPT等の生成系AIの利活用マニュアル」について,著作権法・個人情報保護法の項目に具体的遵守事項の追加を行いました。 (第3日)
- キヴィ『七人兄弟』の教材化の依頼者とZoomミーティングを行いました。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:50,840人)
- 2023年5月16日(火) 晴れ
- 「ChatGPT等の生成系AIの利活用マニュアル」について,著作権法・個人情報保護法の項目に具体的遵守事項の追加を行いました。 (第4日)
- 豊岡公民館でのダンス教室に参加しました。
- Rumba:いつものルーティンを復習しました,Cha cha:基本のステップを練習しました。
- Waltz:第1段階,第2段階を通して,何度も反復して練習しました。
- Tango:基本ステップの復習を復習しました。
- 知能システム工学講座の教授と,生成系AIの問題点について懇談しました。
- 特に,利用者の情報が収集され,悪用される危険性について議論しました。
- 日出ロータリークラブのハイブリッド例会(Zoom例会)に出席しました。
- 「クラブ戦略」について,久しぶりに議論が沸騰しました。
- 2名の新入会員に対して,私が「イエナプラン・オランダ研修へ小中学校の先生方の派遣計画」の解説をしたところ,町会議員,および,小学校の校長経験者から消極的な慎重論が表明がなされ,議論に火が付きました。
- その後,イエナプラン・オランダ研修計画への積極的な推進案,子ども食堂の運営の具体的な推進案,小学校での花育の計画案など,日出ロータリークラブ独自の計画案を積極的に推進するための提案が次々になされました。
- 来年(2024年)6月1日(土)に開催される予定の「日出ロータリークラブ40周年記念行事」には,会員の一人一人が,それぞれが担当している分野で,先進的な取り組みの報告をすることができるとの確信を得ることができました。
- キヴィ『七人兄弟』の教材化の依頼者とZoomミーティングを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:50,860人)
- 2023年5月17日(水) 晴れ ホトトギスの初音を聴く
- 「ChatGPT等の生成系AIの利活用マニュアル」について,ChatGPTを組み込んだチャットボットの作成による市民サービスの向上について追加の執筆を行いました。 (第5日)
- 外国に移住した友人とZoomでミーティングを行いました。
- キヴィ『七人兄弟』の教材化の依頼者とZoomミーティングを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:50,870人)
- 2023年5月18日(木) 曇りのち雨
- 「ChatGPT等の生成系AIの利活用マニュアル」の執筆をすべて完了して,担当者に送付しました。
- Ⅰ ChatGPTとは何か
- 1.チャットの意義とChatGPTの前身としてのチャットボット
- 2.ChatGPTとこれまでのAIとの違いとしての汎用性
- 3.ChatGPTの仕組みと人間の能力との違い,課題としての「理解」
- Ⅱ ChatGPT等の導入方法
- 1.ChatGPT等の生成系AIの種類
- 2.ChatGPT等の利用手続き
- 3.ChatGPT等の機能
- Ⅲ ChatGPT等の利用例
- 1.自己使用
- 2.公式使用
- 3.ChatGPT等の利用上の注意
- Ⅳ 今後の展望
- 1.「集合知」のレベルアップ
- 2.「個別最適化教育」による人材の育成の実現
- 3.何でも相談できる憩いのプラットフォームの形成
- Ⅴ 参考文献(著者50音順)
- 川崎公民館でダンスの個人レッスンを受けました。
- Waltzの基本ステップを徹底的に練習しました。
- 腕の枠が緩いこと,スイングに対応できていない点を厳しく指摘され,何度も練習を繰り返しました。
- 連日の執筆活動による睡眠不足を解消するため,早く就寝して,十分な睡眠をとりました。
- (HP訪問者の延べ人数:50,880人)
- 2023年5月19日(金) 雨のち曇り
- 「ChatGPT等の生成系AIの利活用マニュアル」の改訂版の準備を開始しました。
- 外国に移住した友人とZoomでミーティングを行いました。
- キヴィ『七人兄弟』の教材化の依頼者とZoomミーティングを行いました。
- ホテルサンバリーアネックス別府で開催されるロータリークラブ次年度会長幹事会に出席しました。
- ホテルサンバリーアネックス別府での会議の後,6ロータリーの次期会長・幹事の方々と食事会をし,最後に全員で2分間スピーチを行って親睦を深めました。
- 2次回では,久しぶりにカラオケを楽しみました。
- (HP訪問者の延べ人数:50,890人)
- 2023年5月20日(土) 晴れ
- Bingで,以下のような質問を英語でしてみて,アメリカでは,すでに,生成系AIの開発会社に対する著作権法違反を理由とする訴訟が提起されていることがわかりました。
- Bing(GTP-4)に対する質問
- Generative AIs such as ChatGPT are gaining popularity. Please tell us about
issues related to copyright law, such as the attribution of rights to works
created by these generative AIs, copyright violations, and users' duty
of care.
- Bing(GTP-4)からの回答
- Generative AI is becoming more prevalent in creative industries. However,
the legal implications of using generative AI are still unclear, particularly
in relation to intellectual property infringement1. There are infringement
and rights of use issues, uncertainty about ownership of AI-generated works,
and questions about unlicensed content in training data and whether users
should be able to prompt these tools with direct reference other creators’
copyrighted and trademarked works by name without their permission1.
- 創作的な産業において,生成系AIの普及が進んでいる。しかし,生成系AIを使用することの法的意味は,特に知的財産権侵害との関係では,まだ不明確である。著作権侵害と利用権の問題,AIが生成した作品の帰属に関する不確実性,深層学習データにおけるライセンスを受けていないコンテンツに関する疑問,他のクリエイターの著作権や商標権を持つ作品を,その許可なくその名で直接参照しながら,ユーザーがこれらのツールに対して回答を促す入力をすることができるかどうかという問題がある。
- These claims are already being litigated. In a case filed in late 2022, Andersen v. Stability AI et al., three artists formed a class to sue multiple generative AI platforms on the basis of the AI using their original works without license to train their AI in their styles1.
- こうした主張は,すでに訴訟になっている。2022年末に提訴されたAndersen v. Stability AI et al.という事件では,3人のアーティストが集団を形成し,AIが彼らのオリジナル作品をライセンスなしで使用し,彼らのスタイルでAIに学習させたことを理由に複数の生成AIプラットフォームを訴えている。
- Before businesses can embrace the benefits of generative AI, they need
to understand the risks — and how to protect themselves2,3.
- 企業が生成系AIのメリットを享受する前に,リスクを理解し,自らを守る方法を知る必要がある。
- 1. hbr.org:https://hbr.org/2023/04/generative-ai-has-an-intellectual-property-problem
- 2. arxiv.org:https://arxiv.org/abs/2303.09272
- 3. arxiv.org:https://arxiv.org/pdf/2303.09272.pdf
- 引用文献をよく読んで,ChatGPT等の生成系AIと著作権との関係を整理してみることにします。
- (HP訪問者の延べ人数:50,900人)
- 2023年5月21日(日) 雨
- 生成系AIが引き起こしている著作権法違反の問題について,検討しています。
- Bingに英語で質問したところ,すぐに回答してくれるとともに,貴重な文献(Gil Appel, Juliana Neelbauer, and
David A. Schweidel, "Generative AI Has an Intellectual Property Problem",
Harvard Business Review(2023/4/7))を引用してくれたので,この文献を翻訳しました。
- その文献に掲載されていた,連邦最高裁判所に係属中のAndy Warhol Foundation for the Visual Arts,INC.v.
Goldsmith et al.事件ですが,Bingにさらに質問すると,この事件は,3日前の2023年5月18日に判決が下されていることがわかりました。
- 早速,連邦裁判所の判決全文をダウンロードして,読み始めました。
- 3日前に下された連邦最高裁判所の重要判決の注釈付きの全文(PDF87頁)をいち早く読むことができるという幸せをかみしめています。
- キヴィ『七人兄弟』の教材化の依頼者とZoomミーティングを行いました。(今回でいったん終了)
- (HP訪問者の延べ人数:50,910人)
- 2023年5月22日(月) 曇り後晴れ
- Andy Warhol Foundation for the Visual Arts,INC.v. Goldsmith et al.事件に関する2023年5月18日に下された連邦最高裁判所の判決を読み進めています。(第1日)
- ゴールドスミスが著作権を有するミュージシャンの「プリンスの写真」をアンディ・ウォーホル財団が利用したことは,フェアユースとして認められるほど変形的なものではないとして,ゴールドスミスを支持した判決です(反対意見があります)。
- https://www.supremecourt.gov/opinions/22pdf/21-869_87ad.pdf
- まちと学びのイノベーション研究所の定例取締役会にZoomで参加しました。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:50,930人)
- 2023年5月23日(火) 曇り 景色が黄砂霞んでいます
- Andy Warhol Foundation for the Visual Arts,INC.v. Goldsmith et al.事件について,フェアユースの適用を否定した2023年5月18日連邦最高裁判所判決を読み進めています。(第2日)
- この判決は,画像処理についてフェアユースの適用を否定したものなので,生成系AIが生成する著作物が原著作物に対する著作権違反となるかどうかについて,大きな影響を及ぼすと言われています。
- 豊岡公民館でのダンス教室に参加しました。
- 念願のCha chaの基礎練習が開始されました。とはいえ,前途遼遠です。
- 基本ステップはゆっくりやれば,なんとかできるのですが,音楽に合わせようとすると,ごまかしできないという,ひどい状態です。
- 日出ロータリークラブのハイブリッド例会(Zoom例会)に出席しました。
- 日出ロータリークラブ40周年行事実行委員長とともに,この行事は,2024年6月1日(土)に開催すること,および,行事の概要について決定をしました。
- (HP訪問者の延べ人数:50,940人)
- 2023年5月24日(水) 晴れ
- Andy Warhol Foundation for the Visual Arts,INC.v. Goldsmith et al.事件について,フェアユースの適用を否定した2023年5月18日連邦最高裁判所判決を読み進めています。(第3日)
- 法廷意見(多数意見)と反対意見の応酬が凄まじいです。両者の引用画像の多さと質の高さも注目に値します。
- 外国に移住した友人とZoomでミーティングを行いました。
- 友人は,慣れない外国生活で苦しい思いをされてきたのですが,再就職が決まったとのことで,元気を取り戻されました。よかったです。
- 日出ロータリークラブの会員の一人の75歳の誕生日会に会員の一人として参加しました。
- (HP訪問者の延べ人数:50,960人)
- 2023年5月25日(木) 曇り
- Andy Warhol Foundation for the Visual Arts,INC.v. Goldsmith et al.事件について,フェアユースの適用を否定した2023年5月18日連邦最高裁判所判決を読み進めています。(第3日)
- Prety woman(ラップ)は,映画で有名なOh, prety womanを変形したもの(フェアユース)と認められたCampbell事件(510 U.S.)が引用されていて,興味深いです。
- Campbell事件で引用されているどちらの作品も,居ながらにしてYoutubeで実際の演奏を比較しながら楽しめるのですから,私たちは,なんともいい時代にいるといわざるを得ません。
- 母のリハビリの付き添いを勤めるため,自転車(電動アシスト自転車)で自宅と病院との間を往復しました。
- 川崎公民館でダンスの個人レッスンを受けました。
- Rumba:基本のステップを通しで何度も練習しました。
- Waltz:第2段階,特にWing, Double reverse turn, Open Ttelemarkの個所を繰り返し練習しました。
- (HP訪問者の延べ人数:50,970人)
- 2023年5月26日(金) 晴れ時々曇り 出会い記念日
- Andy Warhol Foundation for the Visual Arts,INC.v. Goldsmith et al.事件について,フェアユースの適用を否定した2023年5月18日連邦最高裁判所判決を読み進めています。(第4日)
- (HP訪問者の延べ人数:50,980人)
- 2023年5月27日(土) 曇り
- Andy Warhol Foundation for the Visual Arts,INC.v. Goldsmith et al.事件について,フェアユースの適用を否定した2023年5月18日連邦最高裁判所判決を完訳しました。(第5日)
- (HP訪問者の延べ人数:50,990人)
- 2023年5月28日(日) 晴れ時々曇り
- Andy Warhol Foundation for the Visual Arts,INC.v. Goldsmith et al.事件について,フェアユースの適用を否定した2023年5月18日連邦最高裁判所判決を完訳したので,この判決の日本法への影響についてコメントを付加しました。(第6日)
- 上記の連邦最高裁判所の判決は,著作権のある著作物の利用について,最も寛大な規定(連邦著作権法第107条(フェア・ユース))を持つとされている米国において,女性写真家によって撮影されたミュージシャンのプリンスの肖像写真(左下)を著名画家が変形して作成した作品(オレンジ・プリンス)(右下)について,フェア・ユースに当たらないとの判断を下しました(https://www.supremecourt.gov/opinions/22pdf/21-869_87ad.pdf)。
-
|
|
1981年リン・ゴールドスミス
によって撮影されたプリンスの
白黒ポートレート写真 |
コンデナスト社から2016年に発行された
ウォーホルよって作成されたプリンスの
オレンジ色のシルクスクリーンの肖像画 |
- 連邦最高裁判所の判決は,生成系AIの安易な利用について警鐘を鳴らしていますが,わが国にとっても大きな影響を及ぼすものと思われます。
- なぜなら,わが国の著作権法は,アメリカ合衆国のような「フェア・ユース」一般規定を有しない上に,わが国の最高裁判所は,パロディを著作権法違反との判断を下しており(最三判昭55・3・28民集34巻3号244頁),原作品の著作権表示を行わなずに,生成系AIが作成した作品を公表することは,著作権違反とする可能性が高いからです。
- 米国連邦最高裁判所の判決についてコメントを付すことに熱中するあまり,大分ダンス連盟の総会に出席することを度忘れしまっていました。
- 機転を利かせた連盟の会長に,大分から高速を飛ばして迎えに来てもらい,15分遅れで総会に出席することができました。
- 私は,大分ダンス連盟の総会の議長に選任され,議事の進行に努め,すべての議案を可決に導くことができました。
- 今回の総会を機に大分ダンス連盟の会長を辞して顧問に就任した先生と昼食をともにしました。
- その後,先生の車(Audi)のオイル交換をするためにAudiを販売する大分ヤナセ大分店に赴き,コーヒーをいただきました。そして,この会社の社長および取締役と懇談することができました。
- この会社の取締役が,真庭市のゼロカーボンシティという戦略に共感し,真庭バイオマス発電所を見学していることを知り,話が盛り上がりました。
- Andy Warhol Foundation for the Visual Arts,INC.v. Goldsmith et al.事件に関する2023年5月18日の連邦最高裁判所の判決の訳と日本法への示唆をまとめた文書を担当者に送付しました。
- (HP訪問者の延べ人数:51,000人)
- 2023年5月29日(月) 曇り一時雨
- まちと学びのイノベーション研究所」の顧問,研究員と「情報Ⅰ」の教材作成についてZoomで情報交換を行ないました。
- 2023年5月18日連邦最高裁判所判決(ウォーホル対ゴールドスミス事件)の翻訳を完成させ,日本法への示唆についてコメントしたことを報告したところ,参加者から,Stable
diffusionの利用について迷っていたことだったので,助かったという意見をいただきました。
- この事件は,私の専門の消費者法の問題ではなく,BtoBの著作権法の問題なのですが,見方によっては,ポップアートの大御所vs.新進気鋭の女性写真家という構図が透けて見えており,弱い立場にある新進気鋭の女性写真家を保護するために著作権法が使われたという点で,消費者(弱者)保護の構図と似ているという点があります。
- 私の立場は,基本的には,著作権法を著作者第一主義から利用者第一主義に転換すべきだというものなのですが,例外的に,著作者が弱者である場合には,従来の著作者第一主義の法理を使ってもよいと考えているため,今回の連邦最高裁判者の判断には賛成の立場をとっています。
- 今後の課題としての生成系AIの作成する作品の利用に関しては,出所が明示されないGPT-3.5は,安易に利用すべきではなく,生成系AIの開発会社に対しては,深層学習に使うデータについて,従来のオプト・アウト戦略をオプト・イン戦略へと変更すべきことを強く訴えていくべきだと,私は考えています。
- (HP訪問者の延べ人数:51,010人)
- 2023年5月30日(火) 雨
- 英日同時通訳の第一人者から,外国人の移住にたいする自治体の対応について話をするように依頼されて,躊躇しています。
- 私の所属しているロータリークラブの「中核的価値観」のひとつとしての「多様性」の考え方からも,また,最近ロータリークラブの基本概念に取り込まれたDEI(Diversity,Equity,Inclusion)から考えても,当然に外国からの移住者に対する奉仕活動に踏み切るべきなのですが,今のところ,私にはその経験がありません。
- 講演の日程が8月12日(土)なので,にわか勉強と実態調査だけで切り抜けることができるものなのか不安なのですが,思い切ってやってみるほかないのかもしれません。
- よくよく考えて,明日には返事をしたいと考えています。
- 豊岡公民館でのダンス教室に参加しました。
- Rumba,Waltz,Tangoの練習ほか,Cha chaの基本ステップの練習を行いました。
- 日出ロータリークラブの例会に出席しました。
- 雨のため,防犯例会を切り替えて通常例会を行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:51,020人)
- 2023年5月31日(水) 曇り
- 外国人の移住にたいする自治体の対応について,8月12日にスピーチをすることを決意して,同時通訳の第一人者に返事のメールを出しました。
- 論文の査読の依頼を受けたので,査読の方法に関するルール(採択率,応答回数等)について質問しました。ルールわからないと受けるべきかどうかわからないからです。
- 明治学院大学第1回共同研究会にZoomで参加しました。
- 第1報告「債務の存在を争いつつ行った弁済の受領の催告について、債務の本旨に従った弁済の提供と認められた事例」(東京地判令和3年8月30日判例時報2522号112頁の判例評釈)
- 本件は,弁済提供と供託が連続して行われており,実体法上は,何の問題もない事案ですが,関連問題として,仮執行の宣言付き判決の効力について,民訴法260条に詳細な規定があることを知ることができました。
- 第2報告「自動車損害賠償保障法3条をめぐる諸問題から-運転補助者と他人性-」
- 自賠法3条という,民法の特別法の問題であっても,自賠法の要件について,具体例を突き詰めていくと,結局,一般法である民法の解釈(帰責性,因果関係,過失相殺など)に立ち戻らざるを得ないことを実感しました。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:51,030人)
- 2023年6月1日(木) 曇りのち雨
- 母のリハビリの付き添いを勤めるため,自転車(電動アシスト自転車)で自宅と病院との間を往復しました。
- 外国に移住した友人とZoomミーティングを行いました。
- 外国生活にも慣れ,再就職先も決まって,来週から勤務が始まるということなので,就職祝いをしました。
- 勤務が始まると,従来のように,平日の午前中にZoomミーティングをすることが出来なくなったので,今後は,余裕のある場合の週末の夜にZoomミーティングを行うことにしました。
- 川崎公民館でダンスの個人レッスンを受けました。
- Rumbaのルーティンの復習をし,Waltzの第1段階と第2段階を通しで練習し,枠が崩れている個所を厳しく指摘され,何度もやり直しをしました。
- Cha chaの基本ステップを練習しました。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行いました。
- DeepLの有料バージョンの素晴らしい機能を紹介し,PDFの文書を丸ごと翻訳する機能を実際に試してみました。
- (HP訪問者の延べ人数:51,050人)
- 2023年6月2日(金) 雨のち晴れ
- 私が政策アドバイザーとして作成に関わった「真庭市ChatGPT等生成系AIの利活用マニュアル」について,今日,真庭市長が記者会見で公表することになったと連絡を受けました。
- どんな記者会見になるのか楽しみです。記者会見が終了したら,市の職員の方が報告をしてくれると思います。
- 朝日新聞記者から,単に紹介だけでなく,マニュアルに生成系AI利活用の将来展望まで入っているのがすごいとの評価が寄せられたとのことでした。
- 日出ロータリークラブの次年度(2023年7月1日~2024年6月30日)の例会等の予定表(案)を作成して,幹事に送付しました。
- (HP訪問者の延べ人数:51,070人)
- 2023年6月3日(土) 晴れ
- 8月3日(木)~9月4日(金)の日程で,名古屋大学の留学生(大学院生)に対して,民法の特別講義を英語で実施することが決まりました。
- 海外に移住した友人とZoomミーティングを行いました。
- 日出ロータリークラブの次年度幹事と次年度の例会等について,私の作成した案を元にして,次年度の年間計画を練り上げました。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行いました。
- 真庭市の市長の記者会見の模様を伝える朝日新聞のデジタル版をインターネット検索で見つけました。
- https://digital.asahi.com/articles/ASR626F2QR62PPZB00B.html?_requesturl=articles/ASR626F2QR62PPZB00B.html&pn=6
- 「生成AI,市長あいさつや議会答弁の下書きに活用 岡山・真庭が指針」との見出しの下で,以下のような文章が続いていました。
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朝日新聞デジタル
2023年6月2日 21時00分(礒部修作) |
- ChatGPT(チャットGPT)などの生成AI(人工知能)について,岡山県真庭市の太田昇市長は2日の会見で「積極的に活用,利用していきたい」と述べ,市独自の利用マニュアルなどを作り運用を始めたと発表した。
- 市によると,生成AIのマニュアルとガイドラインの作成は岡山県内の自治体では初めてで,利用例として市長のあいさつや議会答弁の下書きなどを挙げている。
- 予期せぬことに,真庭市の政策アドバイザーとして,私の名前が記載されていました。その部分は以下の通りです。
- 「市総合政策課は,生成AIを導入する理由について「市民生活の質の向上,市役所内の業務効率化と効果的な実施に役立つ可能性がある」とする。
- そのうえで,利用事例や注意事項を明記したマニュアルとガイドラインを作成した。
- 法律や知能情報学の専門家である加賀山茂・名古屋大名誉教授や原口誠・北海道大名誉教授ら,市の政策アドバイザーの指導を受けたという。」
- ここまでの記事は無料版でも読めるのですが,この後の記事の内容は,有料版となっていました。しかたなく,有料版を読むための契約をして,全文を読むことにしました。
- 月額1,980円は,私にとってはかなりの負担ですが,ニュースソースとして活用することにしました。
- (HP訪問者の延べ人数:51,090人)
- 2023年6月4日(日) 晴れのち曇り
- 法と経営学会の社員総会にZoomで参加しました。
- くにさきRCの40周年記念行事に出席しました。
- 来年に開催する日出ロータリークラブの40周年記念行事の運営にとって,大変参考になる良い記念行事でした。
- 里海ホームで開催される日出RCと里親会との交流会に出席しました。
- 日出ロータリークラブの会員が食材と道具をを持ち込み,別府湾を臨む里親会の広場でバーベキューを楽しみました。
- 里親と里子たちの熱烈な歓迎を受けました。里子たちのパフォーマンスが素晴らしかったです。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:51,100人)
- 2023年6月5日(月) 曇り時々晴れ
- まちと学びのイノベーション研究所」の顧問,研究員とChatGPT等の生成系AIを使ったチャットボットの作成についてZoomで情報交換を行ないました。
- 明治学院大学の先生に教えてもらった吉田塁「教員向けChatGPT講座〜基礎から応用まで〜」(オンライン教材・動画)をじっくりと拝見しました。
- 中学1年生が家庭教師役のGPT-4によって,作文を書くための準備を楽しく行うための「プロンプトの作成方法」が紹介されており,大変参考になりました。
- Nagoya RyuNetの理事懇談会(Zoom)に参加しました。
- 7月28日にNPO法人NagoyaRyuNetが開催する見学会「四日市に学ぶ未来の産業・都市」に参加するため,四日市市を訪問することが決まりました。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:51,110人)
- 2023年6月6日(火) 雨
- 豊岡公民館でのダンス教室に参加しました。
- 見学者が1名訪れました。
- 今日は,Rumba,Cha cha,Walz,Tangoの順番で練習を行いました。
- 日出ロータリークラブのハイブリッド例会(Zoom例会)に出席しました。
- 久しぶりにSmile Boxで以下の2つの話題を紹介しました。
- 第1に,すでに席上配布されていたガバナー月信第12号(2023/06)に,堀川貴史ガバナーが2022年12月13日に日出ロータリークラブを公式訪問された際に行なわれたガバナー・アドレス「DEI(Diversity,
Equity, Inclusion)について」の改訂・追加版が掲載されていました。
- そこで,その追加版を作るきっかけになったのが,私の以下の質問であり,その結果,ガバナーアドレスが更新されたことを紹介しました。
|
出典:Equality v.s. Equity - 西尾泰和のScrapbox |
- 加賀山:堀川ガバナー,右の2つのイラストをよく見てください。左側(Equality)では,踏み台の合計は3つなのに,右側(Equity)では6つも必要だということですね。不経済ではないですか?
- 堀川ガバナー:どういうことですか?
- 加賀山:最初に,左側の人が,1段の踏み台を使って木の実を取った後,自分が使ったその踏み台をその次の人に貸せばよいでしょう。
- 加賀山:そうすれば,真ん中の人は踏み台2段を使って木の実が取れますし,同様に,最後の人も3段の踏み台を使って木の実を取ることができますよ。これだと踏み台の数は3つで済みます。
- 堀川ガバナー:なるほど。これこそが私たちがが掲げる「人に対する思いやりを持って,人のお役に立つこと!」いわゆる「奉仕の理念」ですね。
- 第2に,朝日新聞デジタル(2023年6月2日号)の「生成AI,市長あいさつや議会答弁の下書きに活用 岡山・真庭市が指針」という記事のの1部分(1頁)を席上配布し,真庭市の政策アドバイザーとして,法律の知識を駆使して,活動している様子を紹介しました。
- 今日の理事会から,次期会長の私が,理事会を主宰することになりました。
- 第1回の理事会で,次年度の事業計画,例会日程,その他,例年通りの重要事項をすべて決定しました。
- (HP訪問者の延べ人数:51,120人)
- 2023年6月7日(水) 晴れ(梅雨の時期の1日だけの晴れ)
- 米国連邦最高裁2023年5月18日判決の全訳と日本法への影響についてのコメントも出来上がったので,この点を踏まえて「ChatGPT等の生成系AIの利活用マニュアル」の改訂(Ver.6)を行います。(第1日)
- 8月5日に経営実務法学会で報告予定の報告「ChatGPT等の生成系AIの意義,利活用の方法及びそれに伴うリスク管理」のレジュメの作成を開始します。(第1日)
- 末川民事法研究会から依頼された論文の査読について,査読に必要な関連文献の調査を開始します。(第1日)
- (HP訪問者の延べ人数:51,140人)
- 2023年6月8日(木) 雨
- 母のリハビリの付き添いをするため,病院に立ち寄ります。
- 8月5日に経営実務法学会で報告予定の報告「ChatGPT等の生成系AIの意義,利活用の方法及びそれに伴うリスク管理」のレジュメを作成しています。(第2日)
- 川崎公民館でダンスの個人レッスンを受けました。
- Rumbaのステップが正確に踏めていない点を厳しく指摘され,改善のための練習を繰り返しました。
- Cha dhaは,音楽に合わせようとすると,早すぎて動作が追い付かない状態です。
- 日出町スポーツ協会の2023年度第1回部長・副部長会議に出席しました。
- 帰りに久しぶりにスナックによって,カラオケの上達具合をチェックしました。
- (HP訪問者の延べ人数:51,150人)
- 2023年6月8日(金) 曇り後晴れ
- 8月5日に経営実務法学会で報告予定の報告「ChatGPT等の生成系AIの意義,利活用の方法及びそれに伴うリスク管理」のレジュメを作成しています。(第3日)
- 日出ロータリークラブの外来卓話の依頼をするため,日出町教育委員会を訪問して,教育長と懇談しました。
- 11月14日に外来卓話を依頼し,快諾をいただきました。しかし,教育長は,イエナプランについては,思いのほか消極的でした。しかも,ChatGPT等を活用した教育改革に対しても消極的でした。新教育長も以前と同じで,「新しいことは,何もしないことがいいこと」というタイプなのだろうかとガッカリしました。
- 教育長との懇談を通じて,日出町の教育レベルを向上させるためには,ロータリーの支援策を根本的に見直す必要があることを実感しました。
- そこで,日本の公立学校で唯一イエナプランを採用している,広島県福山市立の「常石ともに学園」の実情を知るため,福山市教育委員会学事課(084-928-1116)に問い合わせを行い,直近の視察日(6月13日)に自費で視察に参加することを決めました。
- 6月13日(火)の視察の内容は以下の通りです。
- 10:20~10:50「学校説明」
- 10:50~11:20「授業見学」
- 11:20~11:50「質疑・応答」
- 予定質問1:異学年である1年・2年・3年の生徒を1クラスにまとめたり,4年・5年・6年の生徒を1クラスにまとめるという試みは,少子化がが進んで全校生徒が数名しかいないという学区では例外として認めらものの,全校生徒が100名を超えるような学校でも,上記のようなクラス編成が認められるための法律上(学校教育法上)の根拠はあるのだろうか。なお,中教審の答申では,異年齢クラス編成を推奨しているといわれているが,その典拠をご存じであれば教えていただきたい。
- 予定質問2:学習指導要領を守るという観点からは,異学年のクラスに対応するカリキュラムを作成するのは,生徒にカリキュラムを作成させるとしても,大変だと思われる。実際にカリキュラムを作成するプロセスとカリキュラムの実例があれば,教えてほしい。
- 予定質問3:この視察には,全国から学校関係者が参加されていると思われるが,イエナプランを採用するための準備を始めている学校があれば教えてほしい。ぜひ,見学に行きたい。
- 福山市立「常石ともに学園」の視察の成果は,日出ロータリークラブに持ち帰り,理事会でイエナプランに関する取り組みについて,議論するつもりです。
- (HP訪問者の延べ人数:51,160人)
- 2023年6月10日(土) 曇りのち雨
- 8月5日に経営実務法学会で報告予定の報告「ChatGPT等の生成系AIの意義,利活用の方法及びそれに伴うリスク管理」のレジュメを作成しています。(第4日)
- 外国に移住した友人とZoomミーティングを行いました。
- 福山市立「常石ともに学園」の視察を決めた6月12-13日と,明治学院大学での合宿に参加するための乗車券等を杵築駅で購入しました。
- 法と経営学会・第2分科会(地方創生とDX)第24回会議を開催しました。
- 基調報告「発信のために求められる英語力」
- 基調講演のねらい
- 対象は,自治体でWebサイトなどで,英語で情報を発信している人々
- 自治体で情報発信している人々は,「Webサイトで英語で発信できていればそれでよい」と思い込んでいる節がある。
- しかし,その英語が,情報を英語で受けたいと望んでいる人々(海外からの移住者とか,観光客など)に伝わっているのかどうかが問題である。
- 自治体の担当者の「苦情が出ていないから問題ない」という考え方は,自己満足に過ぎない。苦情があっても外国からの観光客は,わざわざ自治体に苦情を言わないだけ。
- カタカナ英語(実は日本語)を英文にしていることがあるが,外国人の伝わらない場合が多い。
- 主として案内板・看板に記載されるべき英文のお手本を作成して発信する試みを続ける必要がある。
- 私からの提案
- 外国人と日本人とを区別する必要はないのではないか。日本人の移住者に対する配慮こそが,外国人に対する「おもてなし」に通じるのではないか。
- 表示・看板の英文化について
- 東京のように雑多な人が集まる地域では,日本人に対して表示が行き届いている。この表示を「伝わる英語」に変換して追加すればよい 。
- これに対して,地方では,そもそも,外から来る人に対する親切な表示・看板が欠けている。そこで,東京や外国の主要都市の表示・看板の例を参考にして,適切な表示・看板を設置することから作業を始め,その際に,「伝わる英語」を表示・看板に追記することを試みるのがよい。
- 海外からの移住者の受け入れについて
- 南海トラフ巨大地震を想定すると,四国から中国地方へと避難する住民の受け入れが必要となる。
- 地震の被害が少ない地方を中心に,住民の住居にゲストハウス(離れ)を立てることを奨励し,思い切った補助金政策を実施すべきである。
- 巨大地震が起発生するまでに,このゲストハウスの数を増やして,この施設を外国人の受け入れにも利用できるように,表示やパンフレットの英文化を進める。
- 地域住民の間に,外部からの移住者を温かく迎え入れる精神と設備と環境が整っていないと,海外からの移住者を暖かく迎え入れることはできない。日本人の間に親睦・協力・奉仕の精神が育てながら,海外からの移住者を呼び込むのがよいと思う。
- (HP訪問者の延べ人数:51,160人)
- 2023年6月11日(日) 曇り
- 6月12日-13日に実施する福山市立「常石ともに学園」(公立学校としてわが国で最初にイエナプランを採用した学校)の視察のための準備を行いました。
- 8月12日に「日本の英語を考える会」で報告する予定の「自治体における多言語ウェブページの構想」について,執筆を開始しました(第1日)
- (HP訪問者の延べ人数:51,170人)
- 2023年6月12日(月) 曇り
- 8月5日に経営実務法学会で報告予定の報告「ChatGPT等の生成系AIの意義,利活用の方法及びそれに伴うリスク管理」のレジュメを作成しています。(第5日)
- 8月12日に「日本の英語を考える会」で報告する予定の「自治体における多言語ウェブページの構想」について,執筆しています(第2日)
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行います。
- 福山市立「常石ともに学園」(公立学校としてわが国で最初にイエナプランを採用した学校)の視察(明日10:00~)のため中継地で宿泊します。
- (HP訪問者の延べ人数:51,190人)
- 2023年6月13日(火) 晴れのち曇り
- まちと学びのイノベーション研究所」の顧問,研究員と「ChatGPT等生成系AI利活用マニュアル」の作成についてZoomで情報交換を行ないました。
- 福山市立「常石ともに学園」(公立学校としてわが国で最初にイエナプランを採用した学校)の視察を行いました。
- 10:20~10:50「学校説明」
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わが国の公立学校の中で唯一イエナプランを採用している
広島県 福山市立「常石ともに学園」の視察風景 |
- 学校長と教育員会の委員は,この学校は,確かに,イエナプランを採用しているけれども,学校独自の調査に基づいて,独自の取り組みをしている点を強調されていました。
- もっとも,「異年齢のクラス編成」という独特の個別学習,および,「ワールドオリエンテーション」という総合学習の2本立ての教育方法は,イエナプランの精神を完全に受け継いでおり,私としては,むしろ,安心しました。
- 10:50~11:20「授業見学」
- 代表的なクラスだけの見学だと思っていたら,すべてのクラスの授業を見学させていただき,大変参考になりました。
- 文科省の学習指導要領を順守しながらも,イエナプランと同様に,すべての生徒が思い思いの課題に取り組んでいる姿を見て感心しました。
- 11:20~11:50「質疑・応答」
- (感想と質問)異学年である1年・2年・3年の生徒を1クラスにまとめたり,4年・5年・6年の生徒を1クラスにまとめるという試みが成功していることに感心した。異学年のクラスに対応するカリキュラムを作成するのは,生徒にカリキュラムを作成させるとしても,大変だと思われる。実際にカリキュラムを作成するプロセスとカリキュラムの実例を示してもらえて,非常に変更になった。
この視察には,全国から学校関係者が参加されていると思われるが,イエナプランを採用するための準備を始めている学校があれば教えてほしい。
- (回答)全国から視察をしてもらっているが,現在のところ,公立学校で後に続くという動きは出ていない。
- なお,福山駅からバスで常石ともに学園へ向かう際に,大阪市立の「やたなか小中一学校」の視察団と一緒になり,少子化による小中学校の現場の危機的状況について,貴重な情報を得ることができました。
- 日出ロータリークラブのハイブリッド例会(Zoom例会)に出席しました。
- スマイルボックスで,イエナプラン・スクール福山市立「常石ともに学園」の見学の概要を報告しました。
- (HP訪問者の延べ人数:51,200人)
- 2023年6月14日(水) 曇り時々雨
- 8月5日に経営実務法学会で報告予定の報告「ChatGPT等の生成系AIの意義,利活用の方法及びそれに伴うリスク管理」のレジュメを作成しています。(第6日)
- 8月12日に「日本の英語を考える会」で報告する予定の「自治体における多言語ウェブページの構想」について,執筆しています(第3日)
- 8月17日締切りの末川民事法研究会から依頼された論文の査読について,関連文献の調査を行っています。(第2日)
- 真庭市のウェブサイトのサブサイトの中にある「定住・移住」というページ,および,ManiColleというページが外国人にとっても有用であることがわかりました。
- (HP訪問者の延べ人数:51,220人)
- 2023年6月15日(木) 曇り時々雨
- 名古屋大学で博士号を取得して中国で教授になられた北京在住の先生が,私の著書『民法条文100選-100ヵ条で学ぶ民法(ひゃくみん)』信山社(2017/2/20)の中国語への翻訳をして下さっていたのですが,いよいよその翻訳が完成したとのメールをいただきました。
- 最後の仕上げに必要だとされる2,3の文献を送ってほしいとのことだったので,すぐにお送りしました。中国での中国版の出版が楽しみです。
- 8月12日に「日本の英語を考える会」で報告する予定の「自治体における多言語ウェブページの構想」について,執筆しています(第4日)
- 母のリハビリの付き添いを勤めるため,自転車(電動アシスト自転車)で自宅と病院との間を往復しました。
- 川崎公民館でダンスの個人レッスンを受けました。
- (HP訪問者の延べ人数:51,230人)
- 2023年6月16日(金) 快晴
- 明日,明治学院大学で開催される「これくら研」で報告する資料を会員に送付しました。
- 屋根の上に設置しているテレビのアンテナが,昨年の台風で傾いたのを放置していたので,電気屋さんに連絡して,状況を見てもらいました。
- アナログ時代のアンテナ部分が腐食していることがわかり,新しいテレビアンテナに交換してもらいました。
- 理髪店で散髪をしてもらい,すっきりしました。
- 庭にある10本のミカンの木がツタのつるに絡まれてしまったため,玄関からミカンの木までの導線部部分の草刈りをして,ミカンの木に絡まったつるを切る準備をしてもらいました。
- 伸び放題の雑草の量が多いため,来週までかかって作業をしてもらうことになりました。
- 久しぶりに外国に移住した友人とテレビ電話でミーティングをしました。
- 友人が就職した外国の会社の昼休みの時間を使ったミーティングだったのですが,和食レストランを含めて付近のお店をいろいろと紹介してもらうことができました。
- 8月12日に「日本の英語を考える会」で報告する予定の「自治体における多言語ウェブページの構想」について,執筆しています(第5日)
- (HP訪問者の延べ人数:51,240人)
- 2023年6月17日(土) 晴れ時々曇り
- 明治学院大学で開催される「これくら研」に参加するため,久しぶりにい東京に出張しました。
- 第1報告「電子マネーをめぐる犯罪について(仮題)」
- 電子計算機使用詐欺罪(刑法246条の2),および,支払用カード電磁記録に関する罪(刑法163条の2)の判例研究を中止とする報告でした。
- 電子マネーの概念は,クレジットカードを含まないので,両方について論じるのであれば,支払用カード(刑法163条の2以下)という概念を使った方がよいと思わます。もっとも,現在では,カードを使わない資金決済方法が増えてきているので,電子的支払手段という方が適しているかもしれないと,私は思いました。
- 第2報告「第2報告「Warhol対Goldsmith事件連邦最高裁判決(著作権法違反肯定)」
- 写真家Goldsmithが撮影したミュージシャンPrinceの写真を著名な芸術家Warholが無断で変形して公表した事件の紹介と日本法への影響について,フェアユースの考え方を中心に解説を行い,様々な質問に対して,Bing
aiを使って,実例を示しながら回答を行いました。
- 研究会の有志と一緒に,品川駅近くのお店で会食を楽しみました。
- 会食の後,今日の報告者二人で,久しぶりにカラオケ三昧の夜を過ごしました
- (HP訪問者の延べ人数:51,250人)
- 2023年6月18日(日) 曇り時々晴れ
- 「これくら研」での報告を終えて,帰途につきました。
- 大分への帰りの列車の中で,4月初旬で中断していた山本隆司=奥邨弘司『アメリカ著作権法の基礎知識』〔第2版〕太田出版(2008/10/29)を読見直しています。(第4日)
- 今年の4月2日~4日のころ,まだ,ChatGPTに関する研究が今ほど進んでいない段階で読んでいたのとは,私の理解のレベルが格段に向上しているのを実感しながら,読み進めています。
- 本書の各ページを読むよりも先に,本書のそのページの記述内容が予測できるところまで,私の「フェア・ユース」に対する理解力が進歩しているのを確認することができるのが,なんとも楽しいです。
- (HP訪問者の延べ人数:51,260人)
- 2023年6月19日(月) 晴れ
- ミカンの木にツタが絡まって枯れるおそれがあるため,草刈りを兼ねてツタを除去する作業を二人の方に依頼しました。(第1日)
- 山本隆司=奥邨弘司『フェア・ユースの考え方』太田出版(2010/8/20)を読んでいます。(第1日)
- フェア・ユースに関する連邦最高裁判決の中で最も重要とされているキャンベル判決の個所を再読しました。
- 文科省の「著作権セミナー」にZoomで参加しました。
- 外国に移住した友人とテレビ電話でミーティングをしました。
- クリーニングに出していた夏用の背広を引き取りに行き,明日からは,しばらくの間この背広で行事に参加しました。
- 夏の間,背広一着で済ますわけにはいかないので,交換用の背広をもう一着,クリーニングに出しました。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:51,270人)
- 2023年6月20日(火) 曇り時々晴れ
- 山本隆司=奥邨弘司『フェア・ユースの考え方』太田出版(2010/8/20)を読んでいます。(第2日)
- ミカンの木にツタが絡まって枯れるおそれがあるため,草刈りを兼ねてツタを除去する作業を二人の方に依頼しました。(第2日・終了)
- まちと学びのイノベーション研究所」の顧問,研究員と「ChatGPT等生成系AI利活用マニュアル」の作成についてZoomで情報交換を行ないました。
- 豊岡公民館でのダンス教室に参加しました。
- コーチのペアが華麗なデモンストレーションを披露してくれました。
- 知能システム工学講座の教授と,生成系AI仕組みと規制のあり方について懇談しました。
- 今回は,仕組みと規制の関係について論点を掘り起こしました。次回は,ChatGPTの教育利用について議論します。
- 日出ロータリークラブのハイブリッド例会(Zoom例会)に出席しました。
- 今回は,クラブ協議会で,来年度事業計画について議論しました。地区ガバナー補佐エレクトがゲストとして参加して下さり,来年度の事業計画に対するコメントと,ガバナー補佐としての展望を熱く語ってくださいました。IRに対する批判は見事でした。
- (HP訪問者の延べ人数:51,280人)
- 2023年6月21日(水) (夏至)雨
- 山本隆司=奥邨弘司『フェア・ユースの考え方』太田出版(2010/8/20)を読んでいます。(第3日)
- 外国に移住した友人とテレビ電話でミーティングをしました。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:51,290人)
- 2023年6月22日(木) 曇り一時晴れ
- 9月14日に実施する研修の構想案を以下のようにまとめてみました。
- Ⅰ 知的財産権概説
- 1.知的創造活動の権利
- (1) 産業財産権(その1)〔経済産業省・特許庁〕
- 特許権(特許法)
- 実用新案権(実用新案法)
- 意匠権(意匠法)
- (2)著作権(著作権法)〔文部科学省・文化庁〕
- (3) その他の知的創造活動の権利
- 回路配置利用権(半導体回路配置保護法)〔経済産業省〕
- 育成者権(種苗法)〔農林水産省〕
- 営業秘密(不正競争防止法)〔経済産業省〕
- 2.営業上の標識の権利
- (1) 産業財産権(その2)〔経済産業省・特許庁〕
- (2)その他の営業表示の権利
- 商号(商法)〔法務省〕
- 商品表示(不正競争防止法)〔経済産業省〕
- 地理的表示(特定農林水産物等の名称の保護に関する法律)〔農林水産省〕
- Ⅱ ChatGPTと著作権
- 1.著作権法の最近の大改正
- (1) 第1層:権利者の利益を通常害さない行為類型
- 著作権法30条の4(著作物に表現された思想又は感情の享受を目的としない利用)
- 著作権法47条の4(電子計算機における著作物の利用に付随する利用等)
- (2) 第2層:権利者に及ぶ不利益が軽微な行為類型
- 著作権法47条の5(新たな知見・情報を創出する電子計算機による情報処理の結果提供に付随する軽微利用等)
- (3) 第3層:著作物の市場と衝突する場合があるが,公益的政策実現のために著作物の利用の促進が期待される行為類型
- 2.生成系AIの生成する作品の著作権性
- (1) 思想・感情の創作的表現
- (2) 原作品との類似性・依拠性
- (3) 複製禁止と表現の自由の調整,および,パグリックドメイン(著作権法第13条)
- 3.フェア・ユースの考え方
- (1) 日本法との相違点
- 要件と効果の組み合わせ方式(日本法)
- 必須の考慮事項の明文化方式(アメリカ法)
- 製造物責任法第2条に見る両方式の融合のきざし
- (2) 米国連邦著作権法第107条の4つの考慮要素の使い方
- 複製を通じて成立した著作物の性質(複製が文化の発展に寄与しているか)
- ①利用の目的と性質(利用が営利か,非営利の教育目的か,最近では,営利利用が「改変的」かどうかで争われることが多い)
- ②著作権のある著作物の性質(事実的・機能的著作物か,芸術的著作物か)
- 複製によって原著作物が受ける影響(複製によって原著作物が取って代われれる危険があるかどうか)
- ③著作物全体との関係における利用された部分の量及び重要性(引用の量と質)
- ④著作物の潜在的な利用又は価値に対する利用の及ぼす影響(取って代わるものか,新たな価値を創造するだけで原著作者の市場に影響を与えないものか)
- (3) 連邦最高裁判所の判決の最新の動向(2023年)
- Andy Warhol Foundation for the Visual Arts, Inc. vs. Goldsmith
- Andersen vs. Stability AI et al.
Ⅲ 参考文献
- 母のリハビリの付き添いを勤めるため,自転車(電動アシスト自転車)で自宅と病院との間を往復しました。
- 川崎公民館でダンスの個人レッスンを受けました。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:51,300人)
- 2023年6月23日(金) 曇り時々晴れ
- 山本隆司=奥邨弘司『フェア・ユースの考え方』太田出版(2010/8/20)を読んでいます。(第4日)
- Meite Itoiz & John Kellyとが踊りとギターを使ってデュエットするウェルナーの「野ばら(Sah ein Knab ein Röslein stehen, 2007)」をYou tubeで見て感激しました。
- ゲーテの「野ばら(Heidenröslein)」の解釈(少年と野生の少女の交流)として,納得のいく傑作だと思いました。
- 外国に移住した友人とテレビ電話でミーティングをしました。
- 7月から,日出ロータリークラブの会長に就任するため,大分県ダンス連盟の理事を日出ダンス連盟の副会長と交代することを大分県の連盟の会長に打診しました。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:51,310人)
- 2023年6月24日(土) 晴れのち曇り
- 日出ロータリークラブの次年度の年間計画(案)をすべてGoogleカレンダーに組み入れました。
- 日出ロータリークラブの役員・理事・委員会構成も常に参照できるように,メモに転記しました。
- 母の腰痛治療に付き添うため,自転車(電動アシスト自転車)で自宅と病院との間を往復しました。
- 母の腰の痛みを緩和するために,コルセットを常用するようにとの助言を担当の医師から受けました。
- 久しぶりに妹が母の見舞いに来ました。
- チーズを薄くスライスできるナイフや,ゴマクリームを大量に持ってきてくれました。とても助かります。
- お返しに特上のチーズとトマトのサンドイッチをご馳走し,加賀山パンをお土産に渡しました。
- 母の髪が伸びてきていたので,妹と協力して,母の髪を夏向きに刈りこんで差し上げました。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:51,320人)
- 2023年6月25日(日) 曇り時々雨
- Meite Itoiz & John Kelly「野ばら(Sah ein Knab ein Röslein stehen, 2007)」が気に入って,一日中,バックグラウンドで聞いています。
- 末川民事法研究会2023年6月例会にZoomで参加しました。
- 第1報告「宅地建物取引業の免許者と無免許者間の名義貸契約及び利益分配契約の公序良俗違反該当性」(最高裁令和3年6月29日第三小法廷判決、民集75巻7号3340頁、判時2515号5頁、判タ1493号17頁、金法2185号26頁、金商判1639号8頁)
- 私は以下の質問をして,議論を盛り上げました。
- (質問1)公序良俗に反する契約の場合,703条・704条では不当利得の返還が可能ですが,通常は708条が適用されて,返還が認められないのが通常でしょう。そうすると,原審否定したにもかかわらず,最高裁の結論は,結局,原審と同じとなってしまうことになりませんか?
- (質問2)最高裁は,名義貸し契約について,公序良俗に反して絶対無効と判断しています。しかし,名義貸しについて,絶対的無効となる民法90条を安易に適用すべきではないように思われます。なぜなら,民法90条を適用してしまうと,第三者との間で締結した不動産取引について,その契約までも絶対的無効となってしまう恐れがあり,善意の第三者をも害することになるからです。したがって,名義貸しについては,無権代理,表見代理で問題を解決しておいて,内部では,共同不法行為における求償問題として,もしくは,民法708条ただし書きの柔軟な解釈によって解決できるのではないでしょうか。
- (質問3)本件は,宅建業法違反として違法性が強いとのことでしたが,宅建業法を消費者保護法,または,顧客に対する専門家責任立法だというように性質決定できるとすると,今回の事案においては,顧客には全く迷惑が掛かっていないのですから,公序良俗違反とするのではなく,不当に得た利益をどのように分配するかという問題として捉えればよいということになるのはないでしょうか。
- もしも,本件が公序良俗に違反して無効となると,事業者は,不動産の売主および転売買主に対して,全損害の賠償をする責任を負うことになりますが,その賠償の方法としては,契約を有効にすることによって実現できるように思われます。
- この問題は,このように,不法行為の損害賠償の方法としての契約責任の履行(民法117条1項参照:無権代理人の責任は,契約は成立していないので,不法行為責任のはずだが,民法117条1項は,無権代理人に対して,選択的ではあるが,契約の履行責任を課している)として解決されるべきではないでしょうか。
- 第2報告「石綿(アスベスト)含有建材の製造販売行者が、建物解体作業者に対して負うべき警告義務(最二小判令和4年6突き3日裁判集民事268号1ページ、判事2543・2544合併号55頁、判タ
1504号99頁)」
- 私は以下の質問をして,議論を盛り上げました。
- アスベスト関連事件については,消滅時効の起算点が,潜伏期間が経過した後に症状が現れる損害については,その損害が生じた時から起算するとされているのですから(最三判平6・2・22民集48巻2号441頁(長崎じん肺訴訟判決),製造物責任法5条3項参照),その時点までは,メーカーは,配線・配管工だけでなく,解体工にも,等しく警告義務(情報伝達義務)を負うべきだといってよいのではないでしょうか。
- なお,最三判平6・2・22民集48巻2号441頁(長崎じん肺訴訟判決)の判旨は以下の通りです。
- 雇用者の安全配慮義務違反によりじん肺にかかったことを理由とする損害賠償請求権の消滅時効は,じん肺法所定の管理区分についての最終の行政上の決定を受けた時から進行する。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:51,330人)
- 2023年6月26日(月) 雨
- 山本隆司=奥邨弘司『フェア・ユースの考え方』太田出版(2010/8/20)を読んでいます。(第5日) 本書を読み終わりました。
- 本書は,フェア・ユースに関する53本のノック(判決)を打ちまくり(評釈しまくり),それを受け止めることによって,フェア・ユースがどのような法原理かを体得させてくれる本です。
- 強烈な問題意識がない人には,本書は,退屈な本に過ぎませんが,例えば,ChatGPT等の生成系AIの著作権問題について思いを巡らせたいと考えている人にとっては,非常に有用な本です。
- 本書の目次は,以下の通りです。
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山本隆司=奥邨弘司
『フェア・ユースの考え方』
太田出版(2010/8/20) |
- 序章 日本版フェア・ユース導入の動き
- 1.フェア・ユース規定へのニーズ
- 2.日本政府における検討
- 3.海外におけるフェア・ユース規定導入の動き
- 4.フェア・ユース導入の留意点
- 第1章 フェア・ユースの法理
- 1.フェア・ユースの法理の成立
- 2.フェア・ユースの法理の適用方法
- 第2章 非営利的使用の範囲
- 1.タイム・シフティング
- 2.プレイス・シフティングないしメディア・シフティング
- 3.教室における使用
- 4.司法手続き
- 5.宗教活動
- 6.愉快犯的な使用
- 第3章 トランスフォーマティブ・ユースの範囲
- 1.報道目的での使用
- 2.研究目的での使用
- 3.批判・批評目的での使用
- 4.パロディでの使用
- 5.比較広告での使用
- 6.伝記のための使用
- 7.アイディア抽出のための使用
- 8.事実抽出のための使用
- 9.検索サービスでの使用
- 10.盗作検出サービスでの使用
- 第4章 単なる商業的・営利的使用の範囲
- 1.単なる私的複製
- 2.単なる二次的著作物の作成
- 3.コンピュータの保存行為
- 4.適法行為の代行
- 5.写り込み(写し込み)・ささいな複製
- 6.実害がないように見える複製
- 〔なお,本書の序章4(13-17頁)に掲載された表(使用目的,事件名,事案,フェア・ユース,日本法)は,貴重な表であって,本書で取り上げられている全事件の目次をも兼ねています。これに,判決年を付加すれば,フェア・ユースに関する判決データベースとしても使えるようになります。〕
- 著作権については,著作者の権利を保護することも大事であすが,それと同時に一般公衆による著作物の「公正な利用」を促進することがそれにも増して重要です。なぜなら,一般公衆による著作物の利用を通じてのみ,文化的な創作活動のすそ野が広がるとともに,文化活動のレベルが向上するのであり,そのことを通じて,著作権法の目的である「文化の発展寄与すること」(著作権法1条)が実現できるからです。
- このような一般公衆の公正な利用を促進する制度として,模範とされているのが,米国連邦著作権法第107条において判例法理が明文化されている「フェア・ユース」という法原理です。
- このフェア・ユースの制度を採用しようとする国や地域(イスラエル,台湾,フィリピン,韓国,シンガポール,香港,ニュージーランドなど)が増加してきており,わが国においても,2018年の著作権法の大改正において,コンピュータにおける著作物の利用に関しては,「日本版フェア・ユース」が実現したなどといわれています(著作権法30条の4,47条の4,47条の5参照)。
- しかし,本書を読むと,日本の著作権法が採用したといわれている日本版のフェア・ユースの考え方と米国連邦著作権法第107条に規定されているフェア・ユースとは,事案ごとの結論の違いだけにとどまらず,制度設計自体が似て非なるものであることがよくわかります。
- その決定的な違い(日本型:要件効果の組み合わせですべてを決定する;米国型:4つの考慮事項の比較衡量で事案ごとに柔軟に判断する)を体得するためにも,本書の53本のノックを受けてみることをお薦めします。
- 2020年1月1日から使い続けている「手書きのメモ帳」ですが,11冊目の最後のページを書き終えたので,12冊目を使い始めました。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:51,340人)
- 2023年6月27日(火) 曇り時々晴れ
- ChatGPT等の生成系AIの教育・研究への利活用について,市の政策アドバイザー三人で情報交換を行ないました(Zoom会議)。
- 日出町長に日出ロータリークラブでの外来卓話を依頼するため,町役場で町長と面談します。
- 豊岡公民館でのダンス教室に参加しました。
- 日出ロータリークラブのハイブリッド例会(Zoom例会)に出席します。
- 今日は,今年度の会長・幹事・役員の慰労会です。
- 偶然に,有力とされる町議会議員と出会い,懇談しました。
- (HP訪問者の延べ人数:51,350人)
- 2023年6月28日(水) 曇り時々雨後晴れ
- うっかりと赤の他人に誤振込みをしてしまったので,組戻し手続を取引銀行に依頼しました(手数料880円)。
- 最二判平8・4・26民集50巻5号1267頁(振込依頼人から受取人の銀行の普通預金口座に振込みがあったときは,両者の間に振込みの原因となる法律関係が存在するか否かにかかわらず,受取人と銀行との間に振込金額相当の普通預金契約が成立する)を地で行くような事態を,私自身が引き起こすとは夢にも思っていなかったので,個人情報のあり方を含めて大変勉強になりました。
- 組戻しには,誤振込先の同意が必要であるため,手続が成功するかどうかは,1から2週間がかかるとのことでした
- 40周年記念行事の開催場所が白紙に戻るという事態が生じたため,日出ロータリークラブの次期会長の役割が,大変重いものとなってしまいました。
- そのこともあって,大分県ダンス連盟の理事を辞退することにして,連盟の会長に通知を行いました。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:51,350人)
- 2023年6月29日(木) 曇り時々晴れ一時雨,のち雨
- 母のリハビリの付き添いを勤めるため,自転車(電動アシスト自転車)で自宅と病院との間を往復しました。
- 川崎公民館でダンスの個人レッスンを受けました。
- 8月29日のダンス教室の発表会に向けて,種目をWaltzに絞って,会場を一周できるための練習を開始しました。
- 山本隆司=奥邨弘司『フェア・ユースの考え方』太田出版(2010/8/20)を参照しつつ,フェア・ユースの判決一覧表の作成を開始します。(第1日)
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:51,360人)
- 2023年6月30日(金) 断続的な豪雨
- 山本隆司=奥邨弘司『フェア・ユースの考え方』太田出版(2010/8/20)を参照しつつ,フェア・ユースの判決一覧表を作成しています。(第2日)
- 日出ロータリークラブの新年度の開始が近づいたため,以下の2つの原稿を作成して,事務局に送付しました。
- 第1回目の「会長の時間」の原稿(重点事業計画)
- 1.地区ガバナー公式訪問(9月19日(火))に向けての活動計画書の作成(8月1日,8月8日)
- ①日出ロータリークラブ・クラブ細則の見直し
- ②日出ロータリークラブ・クラブ戦略の明確化
- イエナプラン・オランダ研修の実施計画の具体化が論点
- 生成系AIをどのように活用すべきかが論点
- ③ロータリー財団への寄与の現状と目標
- グローバル補助金の7つの重点分野のうち,「基本的教育と識字率向上」が時代遅れとなっているため,「個別最適化学習の実現の取り組み」とすることを提言するかどうかが論点
- 2.子ども食堂(10月8日(日))の実施
- 3.日出ロータリークラブ創立40周年記念行事(2024年6月1日(土))の実施
- 活動計画書に掲載される新会長の「あいさつ」(2023-24年度の「会長のテーマ」を含む)の原稿
- 上記の原稿を作成する過程で,副会長と会計に以下のような依頼を電話で行いました。
- 日出ロータリークラブの副会長には,クラブ細則の見直しを依頼し,その際,会費の値下げについても検討するように依頼しました。
- 日出ロータリークラブ会計に対しては,予算書を,①従来通りの予算書,②会費を半額に改定した場合の予算書,③女性会員だけを半額にした場合の予算書という3つの予算書を作成するように依頼しました。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行いました(めでたく終了)。
- (HP訪問者の延べ人数:51,370人)
- 2023年7月1日(土) 断続的豪雨
- 山本隆司=奥邨弘司『フェア・ユースの考え方』太田出版(2010/8/20)を参照しつつ,フェア・ユースの判決一覧表を作成しています。(第3日)
- 外国に移住した友人と久しぶりにミーティングをしました。
- 懸案事項の問題解決に専念するため,これまで勤めた会社を退職することにしたとの知らせを聞いてびっくりしました。決断力の迅速さに感心しました。
- 日出ロータリークラブの会員増強拡大委員会の委員長に電話をして,会員拡大にとっても,クラブ会費の値下げ(半額化)は緊急の課題となっていることを説明し,了承を得ました。
- 委員長は,そればかりでなく,クラブ例会も,月4回から,2回に半減させるべきではないかとの新説を述べられました。食費も半額になるので,会員の負担がさらに軽減されるというのがその理由です。
- もっとも,例会を月2回にすると,これまで1年で出来たことが2年かかることになます。そうなると,会長・幹事・役員の任期を1年から2年に延長することを視野に入れなければならなくなります。このため,この点については,「前向きに検討する」ことにとどめおきました。
- 法と経営研究学会第2分科会(地方とDX)の第㉕回会議(Zoom会議)を開催しました。
- (HP訪問者の延べ人数:51,380人)
- 2023年7月2日(日) 雨後晴れ後雨
- 山本隆司=奥邨弘司『フェア・ユースの考え方』太田出版(2010/8/20)を参照しつつ,フェア・ユースの判決一覧表を作成しています。(第4日)
一応の完成
- 上記の本の13-17頁を参考にして,「判決年」と「英文の事件名」の項目を追加し,「事案」の内容を詳しくするとともに,形式を統一して,「フェア・ユースに関する重要判例一覧」というExcelの表を完成させました。
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参照文献:山本隆司=奥邨弘司『フェア・ユースの考え方』太田出版(2010/8/20) |
- 今後は,この表を「判決年」の項目によってソートして,その他の文献から,さらに,重要判例を追加することにします。
- 日出ロータリークラブのR財団委員会の新委員長に,今年度の活動計画について,私の希望をメールで送り,その後,電話で懇談をしました。
- (HP訪問者の延べ人数:51,380人)
- 2023年7月3日(月) 雨
- 山本隆司=奥邨弘司『フェア・ユースの考え方』太田出版(2010/8/20)を基にExcelで作成した「フェア・ユースの判決一覧表」を判決年でソートして,さらに判決を追加しています。(第1日)
- 外国に移住した友人とZoomでミーティングを行いました。
- Nagoya RyuNetの理事懇談会(Zoom)に参加しました。
- (HP訪問者の延べ人数:51,390人)
- 2023年7月4日(火) 晴れ
- ChatGPT等の生成系AIの教育・研究への利活用について,市の政策アドバイザー三人で情報交換を行ないました(Zoom会議)。
- 伊東先生の利用例を実際に紹介してもらって,大いに刺激を受けました。
- 豊岡公民館でのダンス教室に参加しました。
- 日出ロータリークラブのハイブリッド例会(加賀山年度第1回)に出席しました。
- 会長のテーマを「分かち合おう! 時間,空間,費用」について,「費用」という用語を使うことについて,疑義が出たため,大いに議論をした結果,最終的に,「分かち合おう! 時間,空間,情報」とすることで,折り合いが付きました。
- (HP訪問者の延べ人数:51,400人)
- 2023年7月5日(水) 雨
- 知的財産権の職員研修に備えて注文していた教科書と判例集がが届いたので,内容をざっと確認しました。明日から少しずつ読み始めます。
- 外国に移住した友人とZoomでミーティングを行いました。
- 明治学院大学の民事判例の共同研究会にZoomで参加しました。
- 第1報告「第1報告「わが国における区分所有のかたち? 我妻榮関係文書第三部(J-DAC)を手掛かりに?」
- 管理組合がその名において区分所有法26条4項の管理者の権限を行使することは許されないのか?(東京高判平8・12・26判時1599・79頁参照)
- 報告テーマ:「和解契約の解除と訴訟の終了(最判昭和 43・2・15 民集 22 巻 2 号 184 頁)」
- 訴訟上の和解の内容たる私法上の契約(和解契約)が、債務不履行を理由に解除された場合、訴訟上の和解による訴訟終了の効果(訴訟終了効)に影響はあるか?
- (HP訪問者の延べ人数51,410人)
- 2023年7月6日(木) 晴れ(全国的な猛暑日)(「誤振込み」の「組戻し」が成功した記念日)
- 外国に移住した友人から,私の得意分野に関する文書作成のリクエストを受けたので,友人から送ってもらった英文資料の翻訳に取り掛かりました。
- 母のリハビリの付き添いを勤めるため,自転車(電動アシスト自転車)で自宅と病院との間を往復しました。
- 川崎公民館でダンスの個人レッスンを受けました。
- 8月31日に開催される教室内発表会で披露するWaltzの個人練習を開始しました。
- 私が6月27日(火)にうっかりとやってしまった「誤振込み」ですが,被仕向銀行(ゆうちょ銀行)が誤振込先の方の承諾を得てくれたため,私が仕向銀行(みずほ銀行)に6月28日付で,手数料880円で依頼していた「組戻し」が成功し,私の銀行口座に誤振込金の全額が返ってきました。
- 1週間で「組戻し」の手続が完了して良かったです。これで,来年に予定している海外旅行等が実現できそうです。
- (HP訪問者の延べ人数51,420人)
- 2023年7月7日(金) 曇り時々雨
- 外国に移住した友人から,私の得意分野に関する文書作成のリクエストを受けたので,友人から送ってもらった英文資料を参考にして,文書の作成に専念しました。
- 夕方までかかって,文書の作成を終えたので,文書を友人に送付しました。
- (HP訪問者の延べ人数51,430人)
- 2023年7月8日(土) 曇り時々雨
- 外国に移住した友人とZoomでミーティングを行います。
- しばらく放置していた査読論文の読み直しを行い,問題点を書き出して,整理しています。 (第2日)
- 論文の査読に不可欠の以下の2つ文献を見つけたので,読み込みました。
- 髙橋 脩一「アメリカ合衆国における民事訴訟記録の公開とその意義に関する覚え書き-近年の密封を巡る連邦控訴裁判所判例の考察を中心に」専修ロージャーナル16号(2020/12/01)117-148頁
- 近藤 弘「民事訴訟記録の閲覧制度の問題点」NIBEN Frontier(2018年6月号)56頁
- (HP訪問者の延べ人数51,440人)
- 2023年7月9日(日) 雨
- 外国の友人と話していて,宮﨑駿監督の新作アニメ『君たちはどう生きるか』が話題になり,以下の疑問が生じました。
- 公開まで1週間に迫っているのに,予告編も宣伝もないのはなぜなのか?→スタジオ ジブリの鈴木敏夫CEOの戦略。
- この新作アニメと同名の小説である吉野源三郎『君たちはどう生きるか』とは,どのような関係にあるのか?→原作のリメイクではない。
- この疑問に答えるために,ネット検索をして,その回答を英文にまとめて,友人に送付しました。
- この過程で,宮﨑駿の監督の新作は,吉野源三郎『君はどう生きるか』のリメイクではなく,原作が主人公に影響を与えるだけの「冒険活劇ファンタジー」だということがわかりました。
- しかし,原作を読んでいなければ,映画の面白さが半減すると思い,早速,吉野源三郎作=羽賀翔一(イラスト)『漫画 君たちはどう生きるか』マガジンハウス
(2017/8/24)を購入して一気読みしてしまいました。
- 原作が今なお読み継がれている古典的名作といわれているだけあって,貧困に対する考え方,中央集権の危険性の指摘などを含めて,現代にもそのまま当てはまる記述だと感服しました。
- ナポレオンの最大の業績として,軍事面よりも平和に通じるナポレオン法典(民法典)が高く評価されている点も納得です。
- そして,原作も楽しもうと,吉野 源三郎『君たちはどう生きるか』岩波文庫(1982/11/16)を注文しました。映画を見るまでに,読み終えるつもりです。
- しばらく放置していた査読論文の読み直しを行い,問題点を書き出して,整理しています。 (第3日)
- 日出ロータリークラブの週報(今年度第1号)のゲラが送られてきたので,ていねいに校正して,担当者に送付しました。
- (HP訪問者の延べ人数51,450人)
- 2023年7月10日(月) 雨のち曇り時々晴れ
- 査読論文の読み直しを行い,問題点を書き出した上で,査読を完成しました。 (第4日)
- 宮﨑駿監督の新アニメ『きみたちはどう生きるのか』に影響を与えているとの評判のジョン・コナリー(田内志文訳)『失われたものたちの本』創元推理文庫
(2015/9/30)を読み始めました
- 日出ロータリークラブの会員のご母堂(99歳)が逝去されたとの通知を受けたので,会長として告別式に参加しました。
- (HP訪問者の延べ人数51,460人)
- 2023年7月11日(火) 晴れ
- ジョン・コナリー(田内志文訳)『失われたものたちの本』創元推理文庫 (2015/9/30)を読んでいます。(第2日)
- ChatGPT等の生成系AIの教育・研究への利活用について,市の政策アドバイザー三人で情報交換を行ないました(Zoom会議)。
- Bingの新しい使い方(チャットだけでなく,「作成」を選択するとGPT4.0をも無料で利用できる)について情報を得ることができました。
- 豊岡公民館でのダンス教室に参加しました。
- 8月31日の教室内発表会で披露するWaltzのルーティンが決まりました。
- 日出ロータリークラブのハイブリッド例会(加賀山年度第2回)に出席しました。
- 会長の時間に,ChatGPT等の生成系AIの現状と活用法を紹介しました。
- 今日は,ゲストが多くて,時間が限られたため,第1回目として,さわりだけでとどめ,次回に使い方を詳しく説明する予定です。
- (HP訪問者の延べ人数51,470人)
- 2023年7月12日(水) 曇り時々晴れ一時雨
- ジョン・コナリー(田内志文訳)『失われたものたちの本』創元推理文庫 (2015/9/30)を読み終わりました。(第3日)
- 私は,暖かい家族の中で育ててもらったけれど,実は,一つ間違うと,家族は恐ろしい世界になるのだということを教えてもらいました。
- 吉野源三郎『君たちはどう生きるか』岩波文庫 (1982/11/16)を読み始めました。
- 7月13日(木)締切りの名古屋大学で行う特別講義のレジュメの作成のための準備作業を行います。
- (HP訪問者の延べ人数51,480人)
- 2023年7月13日(木) 曇り時々晴れ
- 吉野源三郎『君たちはどう生きるか』岩波文庫 (1982/11/16)を読み終わりました。(第2日)
- 本書は,15歳の少年(コペル君」)が,旧友との交流,母の弟(叔父さん)との日記の交換を通じて,ものの考え方,科学的認識,人間関係において精神的に成長していく過程を描く小説です。
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吉野源三郎
『君たちはどう生きるか』
岩波文庫 (1982/11/16) |
- 本書の目次は以下の通りです。
- 1 へんな経験
- 2 勇ましき友
- 3 ニュートンの林檎と粉ミルク
- 4 貧しき友
- 5 ナポレオンと四人の少年
- 6 雪の日の出来事
- 7 石段の思い出
- 8 凱旋
- 9 水仙の芽とガンダーラの仏像
- 10 春の朝
- 本書は,1937年8月10日に発刊された当時の著書(新潮社)を底本としており,書かれた当時の早慶戦など,時代背景がよくわかります。日本が軍国主義に突っ走っていた戦争中によくこれだけのことが自由に書けたものだと感心します。
- 第1に,ものの考え方について,著者は,まずは,人間は,自分本位なものだから,客観的で科学的な知識によって自分本位の考え方を修正する必要があることを論じています(22-27頁)。
- しかし,その一方で,科学的知識を知識として覚えるのでは不十分であり,「自分が一つ一つ判断していく過程で,いつでも,自分の胸から湧き出てくる生き生きとした感情に貫かれていなければならない」(56頁)というように,何事も一人称で語れるようにならなけばならないことが強調されています。
- つまり,自分本位の一人称から出発して,それを三人称の客観的な知識によって検証し,自分の知識を修正するとともに,自分なりに形成された一人称の考え方を常に持ち続けることの重要性が強調されています。
- 一人称から出発し,三人称の知識によって,自分の偏見を正しつつ,一人称の知識を体系化し,他人とは一味違った意見を主張できるようでなければ,独立した存在とはみなされなくなります。なぜなら,みんなと同じ意見しか言えない人間は,将来的には人工知能(AI])にとって代わられる,職場では「いらない人間」とみなされてしまう危険性が高くなるからです。
- 第2に,貧困問題(本書99-142頁)についての著者の論理展開は素晴らしいです。
- 本書の解説(丸山真男)では,戦後の経済発展によって,日本の貧困問題は大きな問題ではなくなりつつあるかのように書かれていますが(329, 338頁),最近の「失われた30年」によって,子供の貧困をはじめ,日本の貧困問題は,現在も,大きな問題となっています。
- 日本国憲法第25条(生存権)に謳われている「健康で文化的な制定限度の生活」を享受できていない人がむしろ増加しつつあるのが現状であって,著者が現在の状況を知ったら,ベーシック・インカム(BI)について,論じたのではないかと思われます。
- 第3に,軍国主義華やかなりしときに,敵国であるフランスのナポレオンを高く評価するとともに,返す刀で,権力を握った時からナポレオンの破滅の道が始まり,世界の発展に貢献したかどうかという観点からは,平和の法典としての『ナポレオン法典』が最大の業績と言い切っているのは,痛快です。
- もっとも,現代の科学の水準から考えると,本書にも,欠点はあります。
主人公のあだ名として登場するコペルニクスの地動説ですが,本書では,科学的な考え方の典型として位置づけられています。しかし,コペルニクスやガリレオの地動説も,実は,惑星の軌道を円軌道と考えていたために,実際の観測結果と大きく隔たっており,誤った理論だったのです。惑星の軌道を太陽を中心とする円軌道ではなく,太陽を一つの焦点とする楕円軌道だと考えて,観測結果を見事に説明したのは,チコ・ブラーエのデータを根拠に考え抜いたケプラーの功績であり,それが,ニュートンの万有引力の発見へとつながることになったのです。主人公の名前は,従って,コペル君よりも,チコ君とか,ケプラ君の方がふさわしかったかもしれません。
- そのような欠点があっても,本書の価値が失われることはありません。失敗しても,失敗の原因を突き詰め,自分の非を認め,謝ってやり直すという「雪の日の出来事」(本書196-271頁)は,本書の真骨頂といえると思います。
- 宮崎駿の新作アニメ(スタジオ・ジブリ)のタイトルが,本書と同じ『君たちはどう考えるか』であることからも,これを契機に本書が広く読まれ,①他人を大切にし,②自分を育て,③失敗を恐れずにチャレンジする人が増えることを期待したいと思います。
- 名古屋大学で行う特別講義のレジュメを以下のように作成して,担当者に送りました。
- Overview of Japanese Civil Law and Attempt to use generative AI
- 1. Preface(Abstract)
- (1) Aim of this lecture
- The history and unique development of the succession of continental law
in the Japanese Civil Code will be understood based on the important articles
of the Japanese Civil Code and their typical examples.
- The foreign students will try to solve those typical examples in their
home country's law to understand the differences between Japanese law and
their own law. In the process, they will acquire skills to break through
the language barrier through the use of AI translation and generative AI
such as ChatGPT or Bing.
- (2) Reasons for studying civil law
- The Civil Code is said to be the Constitution of civil life. It has general
provisions (harmony with public welfare, rule of faith, prohibition of
abuse of rights, etc.) that are not found in special laws, and forms the
basis of public international law (treaties, customary law, organizational
law, liability and sanctions).
- Therefore, the study of civil law leads to the study of the fundamentals
of all laws.
- (3) Characteristics of this lecture
- The lecture will consist of lectures by the instructor and exercises by
the students. The lecturer will systematically organize the articles of
the Japanese Civil Code and explain them using concrete examples.
- The students will try to solve the specific examples by applying the laws of their own countries. Through this process, students will be able to understand the differences between the Japanese Civil Code and the laws of their home countries, not only the differences in the texts of the articles, but also the differences in the results of the application of laws.
- 2. Introduction
- (1) Self-introduction
- (2) History of Japanese Civil Law
- (3) Current Status of Japanese Civil Law
- 3. The Main Issue of Civil Code of Japan
- Chapter 1: General Provisions of Civil Code
- (1) Composition of the General Provisions of the Civil Code
- (2) Provisions common to the Japanese Civil Code (Articles 1 and 2)
- (3) Purpose of the Civil Code (My Proposed Amendment to the Civil Code)
- (4) Validity of legal acts
- (5) Statute of Limitations--Evidence of Acquisition and Extinction of Legal Acts
- Chapter 2: Real property right
- (1) Structure of Property Rights
- (2) Distinction between real rights and claims
- (3) Relationship between the contract of sale and the property rights to the land
- Chapter 3: Relationship between Real Property Right and Obligation
- (1) Effect of pursuing the right to rescind a fraudulent act (action Paulienne)
- (2) The power of creditors' subrogation (action oblique) and enforcement
is equal among creditors.
- (3) The victim's "action directe" against the insurance company
- (4) Superiority of Claims over Property Rights in Modern Law
- (5) Structure of security interest (preferential payment rights attached
to claims)
- Chapter 4: Contract Law
- (1) Contract flow
- (2) Type of Contract
- (3) Requirements for non-contractual default
- Chapter 5: Business Management
- (1) Articles of business management
- (2) Features of office management
- Chapter 6: Unjust Enrichment
- (1) Type of unjust enrichment
- (2) Characteristics of unjust enrichment
- Chapter 7: Tort Law
- (1) Difference between criminal law and tort law
- (2) Types of tort law in the world
- (3) Dynamic understanding of general tort law
- (4) Joint tort
- Chapter 8: Lawyer's way of thinking
- (1) IRAC: Legal Thinking Process
- (2) Toulmin Diagram as a method of discussion
- (3) Ideal Article Structure
- Conclusion
- (1) What is civil law?
- The fundamental law among free and equal citizens, the core of which is
contract (including administration of affairs), tort and family law.
- (2) What are the advantages of studying civil law?
- You can learn the basics of all laws (contracts, customs, organization, liability).
- (3) How to learn law?
- The best way to learn is to teach. Teach comparative law through articles and specific examples.
- 日出ロータリークラブの会長幹事の就任報告のため,別府北RCの例会場(ホテル別府パストラル)を訪問し,挨拶をしました。
- 例会の開始直前に,参加者全員で軽い体操をしているのが,参考になりました。
- 例会を1時間きっかりに終えているのが印象的でした。確かに,昼例会ならば,この方法しかないと思いました。
- (HP訪問者の延べ人数51,490人)
- 2023年7月14日(金) 曇りのち雨
- オトフリート・プロイスラー=ヘルベルト・ホルツィング (イラスト)(中村 浩三訳)『クラバート』偕成社; 改訂版 (1980/5/1)を読み始めました。
- 日出ロータリークラブの一員として,交通安全街頭啓発活動に参加しました。
- 別府ロータリークラブの昼例会(両築別邸)に幹事と一緒に参加して,日出ロータリークラブの会長・幹事の就任の挨拶をしました。
- (HP訪問者の延べ人数51,500人)
- 2023年7月15日(土) 曇り
- 久しぶりに外国に移住した友人とZoomでミーティングをしました。
- オトフリート・プロイスラー=ヘルベルト・ホルツィング (イラスト)(中村 浩三訳)『クラバート』偕成社; 改訂版 (1980/5/1)を読み終わりました。(第2日)
- 本書は魔法を取り扱ったファンタジーですが,魔法を抜きにしても,何かの技術を習得しようと思えば,師匠とその弟子たちどどのように接すべきか,師匠を越えようと思えば,何が必要かを教えてくれる本です。
- 本書の目次は以下の通りです。
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オトフリート・プロイスラー=
ヘルベルト・ホルツィング (イラスト)
中村 浩三(訳)
『クラバート(KRABAT)』
偕成社; 改訂版 (1980/5/1) |
- 1年目
- 1 コーゼルの湿地の水車場/2 11人とひとり/3 蜜をなめるように甘くはない/4 逃亡の夢/5 羽飾りの帽子の男/6 さあ早く,止まり木にとまれ!/7
秘密団のしるし/8 わしが師匠であることを忘れるな/9 カーメンツからきた博労/11 軍楽/12 形身/12 牧師もいず,十字架もなく
- 2年目
- 1 水車場の規定と組合の慣習にのっとって/2 おだやかな冬/3 アウグスト殿下ばんざい!/4 復活祭のろうそくのあかり/5 デカ帽物語/6 馬の取引き/7
ぶどう酒と水/8 闘鶏/9 塚の列の端に
- 3年目
- 1 ムーア人の博士/2 翼で飛べ/3 逃亡の試み/4 秋まきの苗の上に雪を/5 おれはクラバート/6 夢のなかのような/7 驚くべき事実/8
ほねのおれる仕事/9 サルタンの鷲/10 髪の毛でつくった輪/11 申し出/12 年の瀬
- 解説
- 私の感想(ChatGPT等の生成系AIでは,今のところ,このような感想文を生成することは無理です。実際に試してみると,生成系AIは,インターネット上にあるデータしか参照できないため,本書の翻訳者の的を射た解説を参考にできない等の事情もあって,不十分な感想文しか作成できないのが現状です。)
- 1.魔法の功罪について
- 私は,魔法を信じていないし,本書は,魔法の部分をすべて取り除いたとしても,優れた価値を持っていると,私は考えています。
- 私が,魔法を信じたくないのは,呪文という「言葉」だけで,「行動」を伴わずに,目的を実現しようという人間の「安易な考え方」が透けて見えるからです。
- そのような言行一致とは正反対の考え方は,実行を伴わない虚言に騙される多くの人々を生み出します。さらには,「おまえが縁起でもないことを言ったから,悪い結果が生じた」など,言葉尻を捕らえて責任を追及するなど,地道な行動によってしか実現しないことを,言葉だけで実現するかのように錯覚する「始末の悪い考え方(言霊信仰)」だからです。
- もっとも,私といえども,子どもの頃は,魔法の呪文を必死で覚えていたことがあるので,ストーリーの中に魔法が大きな役割を果たしていることに違和感を持っているわけではありません。本書も,親方と共に「魔法が消えた世界」を肯定的に記述しています(本書321,363,375頁)。
- むしろ,現実の方が,すでに,魔法を超えているともいえるのではないでしょうか。
- 私は,遠い外国に友人がいます。コロナ禍で3年以上も実際には会っていないのですが,インターネット上の遠隔会議システムを利用して,魔法のテレパシーよりも確実に,しかも,時間の制約もなく二人の間で,しっかりと意思疎通をとっています。
- 譬えてみれば,Zoomのアイコン等をクリックして,会議システムに入り込むのが,魔法の呪文を唱えているのと同じというわけです。
- 魔法との違いは,ZoomやAIシステムは,その呪文が万人に公開されており,しかも,万人が無料で利用できる点にあります。つまり,昔は,魔法は「魔法使い」だけが知っている「秘密の世界」であったのですが,今では,「魔法の呪文が,万人に無料で公開されている」といってもよいでしょう。
- そう考えると,ZoomやAIシステムなどを自由自在に操ることができる人が現代の「魔法使い」であり,AIの利用にに四苦八苦している人々が「魔法使いの弟子」ということになりそうです。
- これで,物語の世界と私たちが暮らしている現実の世界とがつながりました。
- つまり,AIを作り出したり自由に使いこなしている「魔法使い」と,その技術を習得しようとしている多くの人々とが,同じ土俵に立つことになりました。
- 2.師匠と弟子との関係(教育の本質)について
- 師匠に弟子入りした時点では,師匠と弟子とは,主従の関係にあり,師匠の言うことを素直に聴く弟子が著しい成長を遂げることができます。
- しかし,弟子がある程度のレベルに達すると,弟子同士での切磋琢磨が重要となり,師匠を超える技を習得する弟子が育ち始めます。
- そして,その中から師匠を超える弟子が育ち,弟子が師匠を継ぐことになります。師匠を継がない弟子たちも,巣立ちを通して独立していきます。
- したがって,師匠と弟子との関係を,固定的に考える師匠は,後継者を育てることも,巣立ちをさせることもできません。
- 人間は,すべて死ぬのですから,巣立ちや交代をを認めない師匠はこの物語のように自滅します(本書375頁)。
- したがって,師匠のやり方に自滅の兆候が現れたら,弟子たちは,巣立ちを急がなければなりません。
- 3.技術を修得するために不可欠の苦しい修行に耐えることができるのは,明確な目標,弟子同士の連帯と友情,独立を支援するパートナーの愛情の3拍子がそろっているからです。
- どんな分野の技術でも,それを習得するためには,1万時間の厳しい限界練習(Deliberate Practice)を耐え抜かなければなりません。
- 一人の力では,この試練に耐え抜くことはできないとされています。少なくとも3人の助けが必要です。
- 間違った練習方法を的確に指摘し,修正し,限界練習が計画通りの成果を上げているかをチェックするコーチの存在(師匠が担当する)
- 修得すべき技を競い合い,励ましあう友人の存在(他の弟子が担当する)
- 技を修得して,独立することをことを待ち望んでくれる支援者の存在(保護者とか,将来のパートナーとかが担当する)
- 本書の物語は,以上の3要素をすべて満たしながら展開しています。現実には,本書のような生死をかけた争いまでが生じることは稀なのでしょうが,そのようなハラハラ・ドキドキが,物語としては必要なことなのかもしれません。
- 本書は,380頁もある長編ファンタジーにもかかわらず,じっくりと味わうのが好きな私でさえ,本書を実質1日で読んでしまいました。それというのも,単に物語が面白かっただけでなく,本書の緻密なストーリー展開に私が魅せられたからでしょう。
- 本書を読んでいて,法律家の私にとって思いがけない以下の文章に出会って感激しました(私がこの物語を熟読していたという証拠です)。
- 「魔法は,われわれに,殿様や王様すら制する力を生する力を授けてくれるものなのですね」(本書168頁)。
- この文章から「魔」だけを取り除くと,「法の支配」という法格言が完成するからです。
- 「法は,われわれに,殿様や王様すら制する力を生する力を授けてくれるものなのですね。」
- 以上の次第ですので,本書は,何か一つの技術を習得しようとしながら,壁に突き当たったり,思い悩んだりしている人に対して,一読を薦めることができる良書だと,私は考えています。
- (HP訪問者の延べ人数51,510人)
- 2023年7月16日(日) 晴れ
- (株)まちと学びのイノベーション研究所のCEOの呼びかけで,研究員である理系3名・文系3名の学者グループ(北大名誉教授,明治学院大学名誉教授,名古屋大学名誉教授,大分大学名誉教授,九州大学名誉教授,九州大学准教授の6名)が九大西新プラザに集結して,生成系AIの活用方法について議論します。
- この中には,旧世代のAI研究プロジェクト(法律エキスパートシステム開発研究プロジェクト)のメンバーが3名含まれており,当時の経験と反省をを踏まえて,新たな開発研究プロジェクトがスタートすることになりそうです。
- 私は,生成系AIの法的規制に関連して,個人情報保護・プライバシー保護,および,著作権侵害防止の観点から,世界の法律・判例の動向を調査しつつ,①「生成系AIを規制するモデル立法」,および,②「生成系AIの利活用に関する契約約款のひな形」の両方を作成する仕事を担当することになると思われます。
- さらに,プログラマーとしての当時の経験を取り戻して,生成系AIを取り込んだチャット・ボットの開発研究にも参加するつもりです。
- (HP訪問者の延べ人数51,520人)
- 2023年7月17日(月) 晴れ一時雨
- 学者グループの会議を終えて,学者の一人の車に同乗させてもらって,大分に帰りました。
- 外国に移住した友人とZoomでミーティングをしました。
- モノグラフィーを執筆する予定の社会人に対するアドバイスを行いました。
- 今回執筆予定の論文全体の位置づけについて,その分野におけるパラダイムシフトを実現させるものであるとの自覚を要請しました。
- (HP訪問者の延べ人数51,530人)
- 2023年7月18日(火) 曇り時々晴れ
- ChatGPT等の生成系AIの教育・研究への利活用について,真庭市の政策アドバイザー三人で情報交換を行ないました(Zoom会議)。
- 市に問い合わせたところ,市の生成系AIに関する職員研修(MAST:Maniwa Academic (Ai) Staff Training)については,理論編の受講希望者が25名,実習編については,日程調整中とのことでした。
- 学生たちが主体となって地域住民に対してアンケート調査をする際に,調査項目,データ分析についてアドバイスする研究クラブ(HAC:Hakata Academic
Club)の結成について議論し,クラブのメンバーを決定しました。
- 別府中央ロータリークラブの昼例会(ANAインターコンチネンタル別府)に幹事と一緒に参加して,日出ロータリークラブの会長・幹事の就任の挨拶をしました。
- (HP訪問者の延べ人数51,540人)
- 2023年7月19日(水) 雨のち曇り時々晴れ
- ジョン・コナリー(田内志文訳)『失われたものたちの本』創元推理文庫 (2015/9/30)を読み直しています。(第1日)
- 別府北ロータリークラブの昼例会(ホテル別府パストラル)に幹事と一緒に参加して,日出ロータリークラブの会長・幹事の就任の挨拶をしました。
- 別府市にある4つのロータリークラブの例会(昼例会)をすべてを訪ね終わりました。
- 4つのロータリクラブに共通する特色として,年度初めの数回は,委員会の新任の委員長に対して,毎回3名ずつ,所信表明の卓話を義務づけていることがわかりました。この際の司会は,プログラム委員長がタイム・キーパーを兼ねて務めていました。
- 日出ロータリークラブでも,来年度から,このやり方を取り入れるのがよいと思いました。
- 8月5日に経営実務法学会で報告するテーマ「ChatGPT等の生成系AIの意義,利活用の方法及びそれに伴うリスク管理」の報告書の執筆をしています。
(第7日)
- (HP訪問者の延べ人数51,550人)
- 2023年7月20日(木) 曇り後晴れ
- ジョン・コナリー(田内志文訳)『失われたものたちの本』創元推理文庫 (2015/9/30)を読み直しています。(第2日)
- 日出ロータリークラブの一員として,交通安全街頭啓発活動に参加しました。
- 母のリハビリの付き添いを勤めるため,自転車(電動アシスト自転車)で自宅と病院との間を往復しました。
- 川崎公民館でダンスの個人レッスンを受けました。
- 日出ロータリークラブ40周年記念式典の会場を予定しているホテルが改築工事をすることになったため,式典の会場として利用可能かどうか等について,幹事,副幹事と共に,ホテルの総支配人と懇談しました。
- 日出ロータリークラブホテル&リゾート別府湾(旧称・ロイヤルホテル別府湾)がフランスのホテル事業者ACCOR(アコー:フランス語のAccord(合意:事業者と従業員と顧客の合意形成を図ろうという意味))に買収され,来年春には,ホテルの名称もグラン・メルキュール(Grand
Mecure:英語ではマーキュリー,ギリシャ神話の旅行の神であるヘルメス)+Beppu Bay?)へと変更されることになりました。大ホールは大改装によってバイキングレストランとなって,なくなるとのことでした。
- このことによって,2024年6月1日(土)に開催予定の日出ロータリークラブ40周年記念式典をこのホテルで開催できるかどうか,微妙な状態となりました。
- (HP訪問者の延べ人数51,560人)
- 2023年7月21日(金) 曇り時々晴れ
- ジョン・コナリー(田内志文訳)『失われたものたちの本』創元推理文庫 (2015/9/30)を読み直しています。(第3日)
- 外国に移住した友人とZoomミーティングを行いました。
- 会話を通じて,友人の,生活がどんどん変化していることがよくわかりました。
- (HP訪問者の延べ人数51,570人)
- 2023年7月22日(土) 晴れ
- ジョン・コナリー(田内志文訳)『失われたものたちの本』創元推理文庫 (2015/9/30)を読み直していましたが,やっと読み終わりました。(第4日)
- 現実社会において,片親の死亡と他の親の再婚によって生まれた妹や弟によって,親の愛情を奪われたと感じた兄が妹とか弟かを連れて異次元の世界に失踪して,兄独自の物語の世界を実現し,似たような境遇の子どもたちをその物語の世界へ誘いこむという,現在でいうところのメタバースの世界を描いた作品であることがやっと理解でました。
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ジョン・コナリー(田内志文訳)
『失われたものたちの本』
創元推理文庫 (2015/9/30) |
- 1回目の読書では,主人公の考え方に振り回されて,全体が見えてこなかったのですが,2回目の読書で,現実の世界と,物語の世界との区別と共に,その間の秘密の交流がよく理解できるようになり,この作品を心から楽しむことができました。
- 本書の目次は,1から33までの番号がつけられているだけで,本来の意味での目次は存在しません。あえて整理すれば以下のようになるでしょう。
- 現実の世界(1~6)
- 別世界(7~31)
- 木こりと共に(7~12)
- 小人と共に(13~14)
- 女狩人と共に(15~17)
- 戦士と馬と共に(18~25)
- 王たちと共に(26~31)
- 現実の世界(32~33)
- 別世界(33)
- 本書は,結局は,子供の成長物語なのですが,子どもが描く想像(妄想)を実際に実現させてくれる別世界を作り出している点に特色があります。
- さらに,その中で,子どもが,別世界で出会う他人を尊敬し,その人の援助を通じて自分を鍛え上げ,人々の幸福を実現しようと,失敗を恐れずにチャレンジすることを通じて,現実の世界でも立派に通用する大人へと成長させる物語となっているところが,本書の特徴です。
- 以上をもって,宮﨑駿監督の新作「君たちはどう生きるか」を観賞するための準備作業(以下の4冊の本を読み込む)が終わりました。後は,映画を鑑賞するのみです。
- (1) 映画のタイトルとして参照されている作品
- 吉野源三郎 『君たちはどう生きるか』岩波文庫 (1982/11/16,初版は,新潮社1937年8月10日刊)
- 吉野源三郎=羽賀翔一(イラスト) 『漫画 君たちはどう生きるか』マガジンハウス (2017/8/24)
- (2) 映画のストーリー展開に活用されている作品
- ジョン・コナリー(田内志文訳) 『失われたものたちの本』創元推理文庫 (2015/9/30)
- (3) 映画の主人公の成長の過程に影響を与えたとされる作品
- オトフリート・プロイスラー=ヘルベルト・ホルツィング (イラスト)(中村 浩三訳 ) 『クラバート』偕成社; 改訂版 (1980/5/1)
- 8月5日に経営実務法学会で報告するテーマ「ChatGPT等の生成系AIの意義,利活用の方法及びそれに伴うリスク管理」の報告書の執筆をしています。 (第8日)
- 民法学研究会(同志社大)にZoomで参加しました。
- 第1報告:「保証債務の相続性についての再検討」
- 第2報告:「SDGsと民法解釈方法論――情報社会のあり方をめぐって」
- (HP訪問者の延べ人数51,580人)
- 2023年7月23日(日) 曇り時々晴れ一時雨
- 末川民事法研究会(立命館大学)にZoomで参加しました。
- 報告:「オーストラリア法を準拠法とする離婚調停事件において、オーストラリア国籍の子の単独親権者としてオーストラリア人の母を指定する調停に代わる審判をした事例」広島家庭裁判所(平成30年(家ホ)第33号離婚等請求事件)
- 私は,以下の質問をして,議論を盛り上げました。
- 1.「子の最善の利益を最優先する」と本気で望むのであれば,本件のように,子の利益を侵害することを許しており,子の福祉と両立しない「親権」という制度を廃止して,親義務または監護義務(Child
custody)とし,父と母と子の三者に同等の権利を与えるべきではないか。そうなれば,夫婦で意見が分かれた場合には子の意思が尊重される多数決によって決定することになる。もしも,子に意思能力がない場合には,検察官とか裁判所が子の代理人となればよいのではないだろうか。
- 2.単独親権は,いわば,独裁を認めるのと一緒である。親子は,平等の権利を持つべきであって,親は,子に対して,独裁権を有するのではなく,共同監護義務(joint custody)を負うと考えるべきではないか。すべての決定は,民主的に,すなわち,三者の多数決によるべきではないか。
- 久しぶりに映画鑑賞をするために,JR大分駅に隣接する映画館に出かけました。映像も音楽も家では経験できない迫力で,十分に楽しむことができました。
- (HP訪問者の延べ人数51,590人)
- 2023年7月24日(月) 晴れ一時雨 (X-duction理論の着想記念日)
- 今朝の朝日新聞デジタル版に興味深い記事が掲載されていました。
- 今井むつみ・慶応大学教授(専門は認知科学、言語心理学、発達心理学。著書に「学びとは何か」(岩波新書)、「ことばの発達の謎を解く」(ちくまプリマー新書)など)の,そのタイトルが,「ChatGPTには言葉の『意味』が分からない カギは『記号接地』」という記事です。
- この記事を読んでいて,以前から考えていたdeduction(演繹推論), induction(帰納推論), abduction(発見推論)という3つの推論を統一的に説明できるX-ductionという理論を着想することができました。その概要は以下の通りです。
- 1.Deduction:人間はみな死ぬ(大前提)→ソクラテスは人間である(小前提)→ソクラテスは死ぬ(結論)
- この推論には論理的な間違いはない。しかし,この論理には例外が許されないなど,人間の創造的な活動には,ほとんど立にたないのが現状である。
- 2.Induction:ソクラテスが死んだ→ソクラテスは人間である(ソクラテス以外の多くの人間も死んでいる)→人間はみな死ぬ
- ソクラテス以外のすべての例を利用しないと間違えることがある推論である。
- ChatGPT等の生成系AIは,ビッグデータとしてのLLM(Large Language Model)を使っているので,この推論を効率化させるのに役立つ。
- 扱うデータの量,学習量,パラメータの量が多いので,間違いが少なくなりつつあるが,今なお,明らかな間違いが存在している。
- それにもかかわらず,明らかな間違いを,さも,正しいかのように回答するところがかわいいと言えばかわいいのだが,素人にとって危険であることは否定できない。
- 3.Abduction:ソクラテスは人間である→(人間である)ソクラテスが死んだ→人間はみな死ぬ
- 史実:惑星である火星は,見かけの逆行運動という奇妙な動きを見せる。火星の動きを記録したチコ・ブラーエのデータに基づいて,ケプラーは,「惑星である火星は,太陽を一つの焦点とする楕円軌道を描いている」ことを発見する。この仮説に基づいて,ケプラーは,「すべての惑星は,太陽を一つの焦点とする楕円軌道を運航している」という法則(ケプラーの法則)を発見した。このケプラーの法則こそが,ニュートン力学の出発点となった。
- 一つの事例(ソクラテスが死ぬ)からいきなり大前提としての結論を導き出す離れ業である。これだけでは,危険極まりない推論なので,そのあとに,反証推論(ポパーなど)を行うことが不可欠となる。
- 反証推論は,議論の技法を通じて行われる。
- (1) 「ソクラテスは人間」だが,ある人間であるソクラテスが死んだからといって,すべての人間が死ぬのかどうか?(データ調査の必要性)
- (2) 人間以外の生物ではどうか?(類推の機能もフルに活用する)
- 例えば,プラナリアという生物は,真っ二つに切っても,三つや四つに切っても同じものが再生する。このことから,「プラナリアは死なない(不死身)」ということができるだろうか?
- クローンを含めて個体を概念できない場合には,「個体の死」という概念は意味を失うのではないか?
- 個体の死と生殖による「種」の存続との関係をどのように考えるべきか?
- このような議論を経た上で,「すべての人間は死んできたが,クローン人間が誕生するようになると,この限りではなくなる」という修正した結論を導くことになるのではないだろうか。
- このように,X-duction理論を踏まえるならば,これからの時代は,偏見に満ちた人間のabduction(発見の推論)に対して,ChatGPT等の未完成の帰納推論が,反証推論の一部として,人間のabductionを補完することになり,このことを通じて,人間の創造性が飛躍的に高まっていくように思われる。
- つまり,ChatGPT等の生成系AIの役割は,人間の推論(特に発見の推論)を補完するものにすぎないのであり,反対からいえば,誰でもが利用できるChatGPT等の生成系AIの推論結果をそのまま利用しているに過ぎない生成物は,著作物に不可欠の要素としての「創造性が認められない」という結論が導かれることになるであろう。
- 参考文献
- トーマス・クーン(中山 茂訳)『科学革命の構造』みすず書房 (1971/3/6)
- 野家啓一『パラダイムとは何か クーンの科学史革命 』(講談社学術文庫(2008/6/10)
- 米盛裕二『アブダクション-仮説と発見の論理』勁草書房(2007/9/20)
- モノグラフィーを執筆する予定の社会人に対するアドバイスを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数51,610人)
- 2023年7月25日(火) 晴れ 夕方に雷雨
- ChatGPT等の生成系AIの教育・研究への利活用について,市の政策アドバイザー三人で情報交換を行ないました(Zoom会議)。
- 豊岡公民館でのダンス教室に参加する予定でしたが,急遽杵築RCに就任の挨拶に行くことになり,ダンス教室の予約をキャンセルしました。。
- 知能システム工学講座の教授と,X-duction理論について懇談しました。
- ChatGPTと帰納推論との関係について議論しました。生成系AIは,推論をしていないが,人間の推論に利用できることが確認できました。
- 日出ロータリークラブのハイブリッド例会(加賀山年度第3回)に出席しました。
- 別府RC,別府東RCの会長・幹事が就任の挨拶に来てくれました。皆さんスピーチが大好きで,目いっぱいしゃべってくださいました。
- (HP訪問者の延べ人数51,620人)
- 2023年7月26日(水) 晴れ
- キヴィ『七人兄弟』の教材化の依頼者とZoomミーティングを行いました。
- 外国に移住した友人とZoomミーティングを行いました。
- 明治学院大学の民事法共同研究会にZoomで参加しました。
- 報告テーマ「物上代位とはどういうものか」
- 報告を聴きながら,私の物上代位の考え方を以下のようにまとめました。
- 物上代位(民法304条)とは,優先弁済権を有する債権者(H)を保護するために,目的物(有体物)が移転・滅失・損傷した場合に,その代償として生じる債権(無体物)の債権者(S)が第三債務者(D)に対して有する債権(C)に対して,債権者(H)の債権差し押さえを条件としてその債権(C)に対して他の債権者(G)に対して優先弁済権(先取特権)を有するものであり,優先権の順位は、原債権の先取特権の順位(もともとの目的物が,例えば不動産であれば①保存,②工事,③売買)に準ずるものと考えることができる。
- (HP訪問者の延べ人数51,630人)
- 2023年7月27日(木) 晴れ
- NPO法人名古屋留学生ネットの行事としての四日市市の見学旅行に参加するため,名古屋に出張しました。
- 名古屋駅で,NPOの理事長・事務局長と合流し,東京から来られる明後日の講演会の主役である森島教授をお迎えして,名古屋大学のすぐ近くにあるNPOの事務所に赴きました。
- NPOの事務所で,4人が,各々明日の四日市の訪問,明後日の講演に向けて準備作業等を行った後,一社のレストランで講演の打ち合わせ会議を行いました。
- 会食後,NPOの事務所で1泊させていただきました。事務所は,1戸建ての住宅をリフォームした立派な施設であり,お風呂に入り,ベッドでゆっくりと休むことができました。
- (HP訪問者の延べ人数51,640人)
- 2023年7月28日(金) 晴れ
- 名古屋大学の豊田講堂前で,名古屋大学等の大学院の留学生たち,および,NPO法人のメンバーたちと合流し,バスで四日市市へと向かいました。
- 何十年かぶりで,四日市市役所で活躍されている私の名古屋大学時代のゼミ生にお会いしました。彼は,四日市環境部に所属する「四日市公害と環境未来館」の館長,専門職員とともに,私たちNPOのメンバーと留学生の見学に付き添って下さり,大変お世話になりました。
- 四日市市で,日本の公害の典型例としての四日市公害の歴史を学び,様々な施設を訪問して,四日市公害の教訓がどのように活かされているのかを,留学生たちと一緒に探求しました。
- 四日市公害判決(1972年(昭和47年)7月24日津地方裁判所四日市支部判決)で注目されたのは,2つの点です。
- 1.法律専門家にとっても驚きだった点
- (1) 原油の精製から液化石油ガス,プラスチック類を生産する複合的な産業集合体であるコンビナートからから排出される有害ガスによって多数の住民が喘息等に罹患して死亡するなど深刻な被害が生じたという,最も現代的で複雑な事件について,
民法のような古典的な法律の,しかも,最も基本的な条文である民法709条(不法行為の一般規定)を使って,原告らの発症と被告らによる排煙との因果関係を認定し,さらに,立地上・創業上の過失を認定して,被告企業に対して,損害賠償責任を認めたこと。
- (2) その上,民法の中で,最も厳格な責任を規定している民法719条(共同不法行為)を適用して,被告各社に8,800万円(現在の価値に換算すると3億1,000万円)を連帯して賠償せよと命じることによって問題を解決したこと。
- 2.国・自治体・企業にとっても驚きだった点
- 判決において,「汚染物質の排出について,経済性を度外視して,世界最高の技術・知識を動員して防止措置を講ずべき」であると述べられたこと。
- このことを一般化すると,以下のようになろうか。
- 経済の発展も営業の自由も,住民の基本的な人権を無視してまで実現することは許されない。
- 経済の発展を図るのであれば,住民の損害を極小化する方法で行わなければならない。
- そのような損害軽減策を講じなかったのであれば,加害企業は損害賠償責任を負うべきである。
- アジア各国の留学生からは,以下のような質問が提起されました。
- (1) 加害企業の各社は,それぞれ,その当時の排出基準を守って操業をしていたのだから,加害企業には過失がなく,損害賠償責任は認められないのではないか。
- (2) 「経済性を度外視して,世界最高の技術・知識を動員して防止措置を講ずべき」という裁判所の判断は,条文上の根拠を欠いており,法律に反する判決ではないのか。
- 過失について,「ある行為によって損害の発生が予見できる場合には,その損害を回避すべき行動を取るべきであったのに,予見できる損害の回避措置を怠ったこと」という定義規定を持たないアジア諸国の現状においては,もっともな疑問であると思われます。
- しかし,上記のような定義は,「法と経済学」という学問上の知見からも,損害回避費用の増加関数,損害発生額の軽減関数,結果として形成される社会的費用関の極小値を求めることによって過失を定量的に求めることが可能となっているのですから,上記のような定義は重要です。
- 留学生との議論を通じて,司法の独立性が確保されていない諸国においては,各国は,民法の中に,裁判官の判断を助けるような定義規定,若しくは,考慮すべき事項を明文化することを推進すべきであると,私は考えました。
- (HP訪問者の延べ人数51,650人)
- 2023年7月29日(土) 晴れ
- 四日市市が主催する講演会森島昭夫・名古屋大学名誉教授「-四日市公害を忘れないために-変動する世界で,私たちは何をすべきか~四日市訴訟から学ぶ~」に参加しました。
- 森島教授の講演の骨子は以下の通りです。名実ともに見事な講演でした。
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四日市市で四日市公害訴訟について講演する
森島昭夫・名古屋大学名誉教授 |
- 1.激動する社会
- (1) 北朝鮮ピョンヤン生まれの私が育った敗戦前の時代:「圧政の側」/(2) 敗戦後は』圧政する側から「圧政される側へ」:凌辱され殺されても抵抗できない側へ/(3)
引き上げ:旧宗主国から祖国へ/(4) 廃墟から甦る東京/(5)差し伸べられた援助と思い遣り/(6) 覇権主義から民主主義へ:日本国憲法が掲げる民主主義の基本原則
- 2.わが国の高度経済成長
- (1) 「国民所得倍増計画」/(2) 石油コンビナート/(3)石油エネルギーへ転換
- 3.公害-高度経済成長がもたらしたマイナス
- (1) 石油コンビナート公害/(2) 市民の反公害活動/(3) 公害の法規制
- 4.四日市公害訴訟の提起
- (1) 請求の趣旨/(2) 損害賠償請求/(3) 損害賠償請求訴訟の問題点(共同不法行為,喘息疾患の原因)
- 5.四日市判決(昭和42年(1972年)7月24日)
- (1) 共同不法行為と関連共同性/(2) 原告各自の喘息の原因/(3)経済発展との関係
- 「少なくとも人間の生命・身体に危険のあることを知りうる汚染物質の排出については,企業は経済性を度外視して,世界最高の技術・知識を動員して防止装置を講ずべきであり,そのような措置を怠れば過失を免れない」(米本清・裁判長)
- 6.判決が与えた影響
- (1) 立地政策の見直し/(2) 工場立地法の制定(1973年)/(3) 硫黄酸化物の環境基準の改訂(1973年)/(4) 条例による硫黄酸化物の総量規制(1973年)/(5)
公害健康被害補償法の制定(1973年)/(6)大気汚染防止法の改正(1974年)
- 7.これからも激動する社会の中で,皆さんはどう考え,どう生きるか?
- 四日市市での仕事を終えて大分に帰りました。
- 森島教授と一緒に近鉄特急で名古屋に戻り,少しばかり足が不自由な森島教授を東京行の新幹線の指定席までエスコートした後,私は名古屋から新幹線とソニックを乗り継いで大分へ帰りました。
- (HP訪問者の延べ人数51,670人)
- 2023年7月30日(日) 曇り
- 名古屋出張の疲れを癒した後,まちと学びのイノベーション研究所の仕事として,明日,真庭市役所でプレゼンテーションを行うため,岡山へ出張しました。
- 島並良=上野達弘=横山久芳『著作権法入門』〔第3版〕有斐閣(2021/3/31)を読んでいます。
- モノグラフィーを執筆する予定の社会人に対するアドバイスをZoomで行いました。
- (HP訪問者の延べ人数51,680人)
- 2023年7月31日(月) 曇り時々晴れ
- 真庭市役所で,まちと学びのイノベーション研究所のCOOと一緒に,業務委託をうけるためのプレゼンテーションを行いました。
- 結果は,後日書面で通知されるとのことだったので,私は,何人かの友人と懇談した後,大分に帰りました。
- 島並良=上野達弘=横山久芳『著作権法入門』〔第3版〕有斐閣(2021/3/31)を読んでいます。
- キヴィ『七人兄弟』の教材化の依頼者とZoomミーティングを行いました。
- モノグラフィーを執筆する予定の社会人に対するアドバイスをZoomで行いました。
- (HP訪問者の延べ人数51,700人)
- 2023年8月1日(火) 晴れ時々曇り
- ChatGPT等の生成系AIの教育・研究への利活用について,市の政策アドバイザー三人で情報交換を行ないました(Zoom会議)。
- 豊岡公民館でのダンス教室に参加しました。
- 日出ロータリークラブのハイブリッド例会(加賀山年度第4回)に出席しました。
- 日出ロータリークラブの『クラブ現況及び活動計画書』のゲラ刷りの改訂を行いました(第1回)。
- (HP訪問者の延べ人数51,710人)
- 2023年8月2日(水) 雨後晴れ
- 外国に移住した友人から依頼された情報処理を行いました。
- キヴィ『七人兄弟』の教材化の依頼者とZoomミーティングを行いました。
- 日出ロータリークラブの会員のt誕生日会に出席し,親睦を深めました。
- (HP訪問者の延べ人数51,720人)
- 2023年8月3日(木) 晴れ
- 名古屋大学大学院の留学生に英語で民法の講義をするため,名古屋に出張しました。
- 今回の受講生(修士課程)は,カンボジアの大学院生が3名,ミャンマーの大学院生が1名,中国の留学生が1名,ヴェトナムの留学生が1名の合計6名です。
- そのほかに日本語のできるヴェトナムの大学院生がチューターを務めてくれて,1日目の以下の講義(民法総則,物権,債権と物権との関係,契約)はスムーズに進行しました。
- Civil Code of Japan
- 1. General Provisions of Civil Code
- (1) Composition of the General Provisions of the Civil Code
- (2) Provisions common to the Japanese Civil Code (Articles 1 and 2)
- (3) Purpose of the Civil Code (My Proposed Amendment to the Civil Code)
- (4) Validity of legal acts
- (5) Statute of Limitations--Evidence of Acquisition and Extinction of Legal
Acts
- 2. Real property right
- (1) Structure of Property Rights
- (2) Distinction between real rights and claims
- (3) Relationship between the contract of sale and the property rights to the land
- 3. Relationship between Real Property Right and Obligation
- (1) Effect of pursuing the right to rescind a fraudulent act (action Paulienne)
- (2) The power of creditors' subrogation (action oblique) and enforcement is equal among creditors.
- (3) The victim's "action directe" against the insurance company
- (4) Superiority of Claims over Property Rights in Modern Law
- (5) Structure of security interest (preferential payment rights attached to claims)
- (6) Structure of joint and several obligations and joint and several liability (pure obligation coupled with suretyship)
- 4. Contract Law
- (1) Contract flow
- (2) Type of Contract
- (3) Requirements for non-contractual default
- 3.(6)の債権の担保人的としての「保証と連帯債務との関係」については,私が実例を説明した後,大学院生たちに,前に出てもらって,黒板で説明させる演習を試みてみました。
- 大学院生たちは,黒板に書いて説明しようとすると,わかったつもりが,実は,わかっていなかったことがわかったり,結果だけでなく,結果に至るプロセスをうまく説明できるようになると,目が輝いてきたりして,とても楽しい演習をすることができました。
- (HP訪問者の延べ人数51,730人)
- 2023年8月4日(金) 晴れ
- 名古屋大学大学院の留学生に英語で民法の講義をします。(第2日・完)
- Civil Code of Japan(continued)
- 5. Business Management
- (1) Articles of business management
- (2) Features of office management
- 6. Unjust Enrichment
- (1) Type of unjust enrichment
- (2) Characteristics of unjust enrichment
- 7. Tort Law
- (1) Difference between criminal law and tort law
- (2) Types of tort law in the world
- (3) Dynamic understanding of general tort law)
- (4) Joint tort
- 8. Lawyer's way of thinking
- (1) IRAC: Legal Thinking Process
- (2) Toulmin Diagram as a method of discussion
- (3) Ideal Article Structure
- Conclusion
- (1) What is civil law?
- The fundamental law among free and equal citizens, the core of which is contract (including administration of affairs) and tort.
- (2) What are the advantages of studying civil law?
- You can learn the basics of all laws (contracts(treaties), customs, organization,
liability).
- (3) How to learn law?
- The best way to learn is to teach. Teach comparative law through articles and specific examples.
- 今年度からは,ChatGPT等の生成系AIを民法学習にどのように活用すべきかについても,講義を行いました。
- What is ChatGPT & How to use ChatGPT?
- 1.What is ChatGPT?
- (1) What is Chat?
- (2) What is GPT?
- 1) What is G: Generative
- 2) What is P: Pre-trained
- 3) What is T: Transformer
- 2.How to use ChatGPT?
- (1) Prompting
- (2) Let Bing's Image Creator create a variety of illustrations.
- (HP訪問者の延べ人数51,750人)
- 2023年8月5日(土) 晴れ時々曇り
- 名古屋大学大学院での留学生に対する民法の講義を終えて,大分に帰りました。
- 中央経済社編・田中浩之=河瀬 季=古川直裕=大井哲也=辛川力太=佐藤健太郎=柴崎 拓=橋詰卓司=仮屋崎 崇=唐津真美=清水音輝=松尾剛行『ChatGPTの法律』中央経済社(2023/7/5)を読んでいます。(第1日)
- 外国に移住した友人とZoomでミーティングを行いました。
- 経営実務法学会の第26回総会に参加して,「ChatGPT等の生成系AIの意義,利活用の方法及びそれに伴うリスク管理」について報告を行いました。
- 加賀山 茂「ChatGPT等の生成系AIの意義, 利活用の方法及びそれに伴うリスク管理」
- はじめに
- 1.ChatGPTの意義
- (1) Chatの意味
- (2) GPTの意味
- ① Generative(生成的)の意味
- ② Pre-trained(事前学習済み)の意味
- ③ Transformer(変換機)の意味
- (3) ChatGPT等の生成系AIの意義
- ① 自然言語処理にたけたAI
- ② 専門を問わない汎用的なAI
- ③文章だけでなく,画像,音楽も生成できるAI
- 2.ChatGPTの利活用
- (1) 家庭教師としての利用
- (2) 司書としての利用
- (3) 秘書としての利用
- 3.ChatGPTの利活用に伴うリスク
- (1) 著作権法上の問題
- ①著作者は誰か,被害が生じた場合に誰が責任を負うのか
- ②著作権侵害の基準としての創作性,アイディアと表現の区別をどのように判断するのか
- ③アメリカの判例の動向と日本の実務に与える影響
- (2) 個人情報保護法上の問題
- ① 入力時の問題
- ② 出力・公表時の問題
- ③ オプトアウトとオプトインの使い分け
- (3) 教育上の問題
- ① 個別最適化学習
- ② 成績評価の基準と方法
- ③ 教員と生徒の果たすべき役割
- 4.結論
- 参考文献
- (HP訪問者の延べ人数51,770人)
- 2023年8月6日(日) 晴れ時々曇り
- 中央経済社編・田中浩之=河瀬 季=古川直裕=大井哲也=辛川力太=佐藤健太郎=柴崎 拓=橋詰卓司=仮屋崎 崇=唐津真美=清水音輝=松尾剛行『ChatGPTの法律』中央経済社(2023/7/5)を読み終えました。(第2日)
- 本書は,生成系AI,特にChatGPTが何かを説明するとともに,ChatGPTをを利用するに際して他人に被害を及ぼさないようにするめに知っておくべき法律をざっくりと解説する本です。
- 本書の目次は以下の通りです。
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中央経済社編・田中浩之
=河瀬 季=古川直裕=大井哲也
=辛川力太=佐藤健太郎=柴崎 拓
=橋詰卓司=仮屋崎 崇=唐津真美
=清水音輝=松尾剛行
『ChatGPTの法律』
中央経済社(2023/7/5) |
- 第1章 ChatGPTの概要
- (1)ChatGPTとは?/ChatGPT登場の背景/(2)ChatGPTの仕組みと限界/(3)ChatGPTの利用態様/(4)ChatGPTの特徴を踏まえた、利用にあたっての論点
- 第2章 ChatGPTでできること【活用例】
- (1)ChatGPTの「活用」の意義/(2)ChatGPTの概要/(3)活用のための視点/(4)ChatGPTの活用例/(5)規約上の留意点
- 第3章 ChatGPTとAI倫理
- (1)はじめに/(2)ChatGPTの倫理総論/(3)プライバシー/(4)セキュリティ/(5)公平性・バイアス/(6)仕事の未来/(7)誤情報/(8)有害発言/(9)悪用・誤用/(10)人間の操作/(11)その他の課題/(12)まとめ
- 第4章 ChatGPTと個人情報保護法上の課題
- (1)ChatGPTサービスとGDPR違反の問題/(2)他の個人データ保護機関の動き/(3)生成AIをめぐる各国の規制の動き/(4)ChatGPTをめぐる日本の規制の動き/(5)イタリアのGPDPによるChatGPTに対するGDPR上の問題点の指摘/(6)過去の法執行(エンフォースメント)事例/(7)LLMを利用したサービスにおける日本の個人情報保護法上の問題点/(8)今後のChatGPTサービスの展望と課題
- 第5章 ChatGPTを個人・ビジネスで利用する際の留意点
- Ⅰ ChatGPTの利用上留意すべき関係法律の整理と簡単な概要
- (1)本稿の目的/(2)留意すべき関連法律の整理/(3)関連法律の概要
- Ⅱ ChatGPTを個人(フリーランス)で利用する際に注意すべきこと
- (1)ChatGPTの利用に際して留意すべき法令,契約等/(2)フリーランスがChatGTPを利用する場面ごとにおける注意点
- Ⅲ ChatGPT利活用企業に発生するリスクとは
- (1)リスクの全体像と捉え方/(2)各利用シーンで発生し得る法的リスクの具体例
- Ⅳ 社内ガイドラインへの落とし込みと守らせ方
- (1)活用すべきサービスの選定/(2)入力情報の整理/(3)ガイドラインのサンプル/(4)運用開始後に注意すべき点
- Ⅴ ChatGPTを学校で利用する際に注意するべきこと
- (1)教育現場におけるChatGPTの利用をめぐる議論の概要/(2)学校とChatGPT-著作権法の観点から/(3)ChatGPTと学校教育-その他の問題点/(4)ChatGPTと学校教育が共存する未来
- Ⅵ その他法律・技術にまつわる、困ったとき・ふとしたギモンQ&A-秘密保持義務を中心に-
- (1)ChatGPTを業務で利用することが秘密保護義務に違反しないか/(2)どのような情報がChatGPTに入力できない秘密情報に当たるか/(3)ChatGPTを使用する際に秘密保持義務との関係で気をつけるべき業務の類型と対応策について教えてほしい
- 第6章 ChatGPTの未来
- (1)はじめに―技術的制約から未来を見据える/(2)将来期待されるさらなる高度化の展望/(3)ビジネスにおける活用の展望/(4)将来のChatGPTに対する規制のあり方―革新的テクノロジーの社会受容のために/(5)ビジネスパーソンや専門職にとってのキャリアデザインの方向性
- 本書の特色は,以下の2点にあります。
- 第1に,本書は,タイトルである『ChatGPTの法律』にとどまらず,ChatGPTを利用する読者の立場に立って,OpenAI 社のChatGPTの利用規約,イタリアがChatGPTの利用を一時禁止した根拠としたEUの一般データ保護規則(GDPR),組織内で利用する場合のガイドラインの具体例を含めて,詳しく解説している点にあります。
- 第2に,ChatGPTの利用に伴って最も問題となる著作権に関して,ChatGPTがリリースされた2022年11月以前に執筆されたほとんどすべての著作権法の教科書では,正面から取り扱われてこなかった,「ChatGPTによって生成された作品は著作物といえるのか?」という中核的な問題に答えた点にあります。
- その点に関する本書の答えとは,「ChatGPTが生成したものは『思想又は感情』に由来する表現ではないため,原則として著作物に当たらないと考える」(本書74頁)というもの,および,「ChatGPTから出力された回答には著作権が発生しない可能性が高い(一般社団法人日本ディープラーニング協会『生成AIの利用ガイドライン』〔第1版〕2023年5月)」(本書89頁)というものです。
- その理由は,「ChatGPT等AIの生成物が著作物として保護されるとすると,世の中に非常に多くの著作物があふれることになる。そうすると,創作を行う者は,そうした著作物についての権利をしない形で捜索を行わなければならず,創作活動が過度に抑制されてしまう」(本書74頁)からです。
- ただし,「生成物に一定の加工・修正等の作業を行った場合には,その作業を行った者が一定の著作権を所得する可能性がある。」(本書74頁)
- 今後は,ChatGPT等の生成系AIが生成する作品にまつわる著作権の問題が盛んに議論されることになると思います。
- その議論を通じて,現在の著作権法は,論理矛盾が明らかになり,大幅な改正を余儀なくされるというのが,私の感想です。その際に考慮されるべき法的問題点は,以下の通りです。
- 1.OpenAI社の「生成物の権利は利用者に帰属する」という一見まともな条項だが,実は,責任回避の免責条項は有効か?
- ChatGPTの生成する回答は,質問の意味を理解せずに確率統計的に回答するものであるから,必然的に間違いを含んでいる。そのことを承知で回答を市場に流通させておきながら,一切の責任を免責することは許されないのではないか?
- 2.OpenAI社の約款(免責条項)を有効とする根拠条文は何か?
- 責任を回避する方法としてはとしては,契約自由を謳う民法521条(契約の締結及び内容の自由)が使えそうだが,約款に関しては,消費者契約法10条(消費者の利益を一方的に害する条項の無効),および,定型約款の効力を制限する民法548条の2第2項をクリアする必要がある。
- 3.不法行為が生じた場合の免責条項は有効か?
- 動産の製造物については,製造物責任法が安易な免責条項認めず,製造物責任法4条(免責事由)を開発危険,および,部品の製造者の免責について,限定的な免責事由を定めている。無体物である著作物は,フランスでは,「無体動産」(un meuble intangible)と呼ばれており,無体動産である著作物にも,製造物責任法の法理を準用すべきである。
- 4.準共有の規定の適用の可能性
- 現行の著作権法の解釈においては,司会者A,対談者B,Cの3名で対談を行った場合,著作権はA,B,Cの共同著作となり,著作権法64条(共同著作物の著作者人格権の行使),65条(共有著作権の行使),117条(共同著作権等の権利侵害)が適用されるほか,民法265条(準共有)の規定が準用される。
- ここで,ChatGPTの制作者であるOpenAI社が,ChatGPTの生成物について,巧妙なプロンプトを発案した利用者と共に,生成物の準共有者であると仮定する。そうすると,第1に,ChatGPTが生成した作品は,OpenAIと質問者との共同著作物となる。第2に,もしも,OpenAI社が,前記のように,免責条項が有効であるとか,製造物責任法4条等の類推によって免責が認められたとすると,民法255条(持分の放棄及び共有者の死亡〔共有の弾力性〕)の規定が準用されて,ChatGPTの生成物は,質問者の単独著作物となる。
- 5.質問者は,ChatGPTが生成する作品の創作者といえるか?
- 最後の難関は,プロンプトを生成した質問者が,ChatGPTの生成する作品の創作者といえるかどうかである。
- 私は,現在のところでは,質問者の功名なプロンプトを入力した結果と,誰でもが思いつくプロンプトを入力した結果を比較検討して,ChatGPTの前者に対する回答が,その分野の専門家の視点から,創作性が高いと判断される場合に限って,著作者としての資格を有すると判断すべきであると考えている。
- 従来は,著作物の判断において,創造性の判断は緩やかになされてきたが,ChatGPTの生成する作品について,質問者に著作権を帰属させるためには,より高度の創造性を要件として課すべきであると,私は考えている。
- したがって,誰もが思いつく単純な質問によってChatGPTが生成した作品は,創造性を欠くものとして,著作権を得ることができないという結果となる。
- 反対に,上記の判断基準によって創造的な質問を行った場合には,ChatGPTの生成した作品は,私の見解では,OpenAI社と質問者との共同著作となり,OpenAI社の免責条項が認められる場合には,質問者が作品の単独の著作権者ということになる。
- (HP訪問者の延べ人数51,790人)
- 2023年8月7日(月) 曇りのち一時雨
- 外国に移住した友人から依頼された情報処理を行っています。
- 島並良=上野達弘=横山久芳『著作権法入門』〔第3版〕有斐閣(2021/3/31)を読んでいます。
- NPO法人名古屋留学生ネットの理事会にZoomで参加しました。
- 定款に付属する規定(旅費規定等)について審議し,一部修正の上で可決しました。
- モノグラフィーを執筆する予定の社会人に対するアドバイスをZoomで行いました。
- モノグラフィーのタイトル・内容を大幅に変更することも考慮に入れて,今後の研究の見通しについて議論しました。
- (HP訪問者の延べ人数51,800人)
- 2023年8月8日(火) 曇り時々雨
- ChatGPT等の生成系AIの教育・研究への利活用について,市の政策アドバイザー三人で情報交換を行ないました(Zoom会議)。
- 外国に移住した友人から依頼された情報処理を行い,出来上がった成果物(PDFで100頁)をメールに添付して送りました。
- 友人からすぐに返事があり,たいそう感謝されました。
- Thank you so so so……………………….………very much for your kind help.
- 日出ロータリークラブのハイブリッド例会(加賀山年度第5回)に出席しました。
- クラブ協議会として,日出ロータリークラブ『クラブ現況及び活動計画書』の作成に向けて議論し(第2回),ゲラ刷りの修正を行いました。
- (HP訪問者の延べ人数51,810人)
- 2023年8月9日(水) 雨
- 真庭市の政策アドバイザーとして,ChatGPT等の生成系AIの利活用に関する職員研修を実施するため,真庭市に出張します。
- 台風6号の進路が,予想より少し西にずれたため,交通機関に大きな支障はありませんでした。
- 島並良=上野達弘=横山久芳『著作権法入門』〔第3版〕有斐閣(2021/3/31)を読んでいます。
- 真庭市役所の会議室に市の政策アドバイザー3名が集まって,明日の職員研修のリハーサルを行いました。
- リハーサルの後,市のDX担当者が政策アドバイザーと今回の研修会担当課との間で懇親会を開催してくださいました。
- 岡本旅館で宿泊しました。
- (HP訪問者の延べ人数51,820人)
- 2023年8月10日(木) 曇り一時雨
- 真庭市の職員研修に先立って,久しぶりに太田市長と懇談しました。
- 市民全体の情報リテラシーの向上のために,まずは,市と県の垣根を超えた高等学校の情報教育への支援が必要だとの市長の見解を伺い,情報教育全般について,市長と政策アドバイザーとの間で意見交換を行いました。
- 真庭市の政策アドバイザー三人で「ChatGPT等生成AIの利活用」をテーマに,市の職員(対面21名,オンライン21名)の研修を行いました。
- 第1講義:ChatGPT等の生成系AIの仕組みとインパクト
- 第2講義:ChatGPT等の生成系AIの実用例
- 第3講義:ChatGPT等の生成系AIのリスクと法規制
- 研修の前後に,第2回目の職員研修(生成系AIの実習)を行うことを予告しました。
- 市の担当者と協議した結果,2回目の研修(生成系AIの実習)は,市議会の会期時期を避けて10月に開催することになりました。
- 真庭市での職員研修を終えて,台風の影響もほとんど受けずに(列車の運行が多少遅れただけで),無事に大分に帰ることができました。
- (HP訪問者の延べ人数51,830人)
- 2023年8月11日(金)(山の日) 晴れ
- 松尾剛行『ChatGPTと法律実務-AIとリーガルテックがひらく弁護士/法務-』弘文堂 (2023/8/15)を読み始めました。(第1日)
- (HP訪問者の延べ人数51,850人)
- 2023年8月12日(土) 晴れ
- 松尾剛行『ChatGPTと法律実務-AIとリーガルテックがひらく弁護士/法務-』弘文堂 (2023/8/15)を読んでいます。(第2日)
- 日本の著名な英語の同時通訳者が代表を務めている「日本の英語を考える会」の今回のテーマ「地方創生と翻訳通訳」に参加して,「地方における多言語ウェブサイトの構想」について報告しました。
- Ⅰ 外国人を本当にもてなそうと思うのであれば,日本人の観光客,日本人の移住者にとって何が必要かを考えるべきである。
- 特に,以下の情報を確実に観光客,移住者に確実に情報を提供する仕組みを作成すべきである。そして,れらの情報を基に,多言語対応のWebサイトを実現することによって,外国人も必要な情報を提供すべきである。
- 1.住民に提供される行政サービス(緊急情報,保健・福祉・教育情報等)
- 2.住民が履行しなければならない義務の内容(外国人登録,入管法関係,税制度等)
- 3.地域で生活する上で必要となるルールや慣習(ごみの処理,公共料金の納付方法等)
- 4.地域が主催するイベント等
- Ⅱ 多言語対応のWebサイトを作成するにあたっては,以下の3点を実現することが重要である。
- 1.多言語対応のWebサイトは,情報を母国語(例えば,日本語)で一元化する。多言語に対応する複数のWebサイトを独立に作るべきではない。
- 2.母国語(例えば,日本語)のWebサイトを英語に機械翻訳してみて,翻訳された英語が「変な英語」になった場合には,母国語に主語を追加したり,文を短く切ったりするなどするなどの変更を行い,まともな英語になるまで,フィードバックを繰り返す。安易に,自動翻訳された英語の方を変更して「終わり」とすべきではない。
- 3.母国語のWebサイトを英語に機械翻訳した結果が,まともな英語になっていることを確認した後に,母国語のWebサイトに多言語対応にする装置を追加する。すなわち,各々の外国人が,自らのブラウザ(インターネット閲覧ソフト)にGoogleの自動翻訳の拡張機能を追加する方法をこちらから教示することによって,各々の外国人がその母国語でWebサイトを読めるようにする。
- 以上の手続きを通じて,情報の一元化を維持しつつも,100か国以上の外国語に対応する多言語対応のWebサイトを実現すべきである。
- (HP訪問者の延べ人数51,850人)
- 2023年8月13日(日) 晴れ
- 松尾剛行『ChatGPTと法律実務-AIとリーガルテックがひらく弁護士/法務-』弘文堂 (2023/8/15)を読み終わりました。(第3日)
- 本書は,AIに詳しい弁護士が,「正解がある問題」と「正解がない問題」とに分けて,「ChatGPTとの付き合い方」を語った本です。
- 本書の目次は以下の通りです。
- はじめに
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松尾剛行
『ChatGPTと法律実務
-AIとリーガルテックがひらく
弁護士/法務-』
弘文堂 (2023/8/15) |
- 第1章 ChatGPTが法律実務にもたらす期待と不安
- 1 ChatGPTは法律実務を変えるのか/2 ChatGPTの特徴/3 AIの種類―学習型とルールベース/4 2040年の法律実務の将来を考える鍵は「技術的制約」/5
法律実務はChatGPTが組み込まれたプロダクトを利用する形に変容する/column ChatGPTを使ってみよう
- 第2章 ChatGPTの技術的制約を理解する
- 1 AIの種類と技術的制約/2 ChatGPTを含む学習系AIの技術的制約/3 いわゆるルールベースAIの技術的制約
- 第3章 ChatGPTにまつわる法律問題
- 1 急展開のなかのスナップショット/2 ChatGPTと個人情報保護/3 ChatGPTと著作権/4 ChatGPTと不正競争防止法・秘密管理/5
ChatGPTと独禁法/6 不正検知のためのChatGPT利用/7 ChatGPTと名誉毀損/8 ChatGPTと責任/column 「とっ散らかっている」わけではない!―筆者の研究テーマ
- 第4章 ChatGPTを最大限に活用するために
- 1 リスクを踏まえた活用を/2 ChatGPTを法務分野で利活用するには/3 ChatGPTの利用について組織内でどのようなルールを策定すべきか
- 第5章 ChatGPT時代のリーガルテック(1)―総論
- 1 将来の業務に利用される技術は何か/2 リーガルテックにChatGPTが組み込まれ、業務が変わる/3 ある日突然世界が変わるものではない―業務変革は漸進的/4
リーガルテック発展の2つの方向性―「既製品」と「テーラーメイド」/5 「正解」がある分野のリーガルテックの飛躍的発展の可能性―リサーチ系リーガルテックなど/6
「コミュニケーションは人間の手に残る」のか?/column レビュワー・編集者との「対話」
- 第6章 ChatGPT時代のリーガルテック(2)―各論
- 1 類型別のリーガルテック発展の展望/2 リサーチ/3 契約レビュー/4 書面等作成/5 契約管理(CLM)等ナレッジマネジメント/6 紛争解決(ODRを含む)
- 第7章 ChatGPT時代に「生き残る」弁護士・法務担当者とは
- 1 短期的視点と長期的視点を持つ/2 短期的視点=「AIの支援を受ける」/3 技術発展で「支援の程度」が高まり、単なる確認・検証の付加価値が低下/4 「正解がある」領域では、AⅠと人間の能力が逆転する日がくる/5 2040年に求められる専門家像:「正解がない」事項をAIのサポートを受けながら対応/6 過渡期的業務/7 AIが善管注意義務の基準を変える?/8 繰り返される、「雑務が減ってやり甲斐のある仕事が増える」というパターン/column 弁護士業務と研究・教育の両立のために
- 第8章 ChatGPT時代の「価値ある」弁護士・法務担当者にむけて
- 1 技術は漸進的に進歩する/2 短期的目標:「AIの支援を受けながらより良い業務を行う」ために/3 長期的目標:AIが人間を超えても「頼れる」専門職になるために
- 第9章 2040年の弁護士業務
- 1 AI・リーガルテックを「使わない」選択肢は事実上なくなる/2 AIに顧客データを入れる未来/3 業務内容は変わっても、弁護士の仕事自体はなくならない/4
AIの利用を前提として業務プロセスを再構築する/5 悩ましい弁護士報酬のあり方/6 一般民事弁護士の実務/7 企業法務弁護士の憂鬱?/8 AI・リーガルテック発展と新人教育/9
弁護士資格は未来を豊かにしてくれる/column キャリア教育の重要性
- 第10章 2040年の企業法務
- 1 企業の法務部門は他部門と比較されにくい/2 企業法務の役割と、AIとの協働/3 2040年のリーガルオペレーション/4 組織としてどう対応するか/5
個人としてどう対応するか
- おわりに
- 本書の特色は,以下の通りです。
- 本書の第1の特色は,法律の実務家がChatGPTを実際に使ってみて,専門家の視点から,ChatGPTの長所と短所を明確に述べている点に特色があります。詳しくは,本書を読んでいただくほかありませんが,その概要は,以下の通りです。
- 1.法律実務において,「正解がある問題」は,チェスや囲碁で人間がAIに負けたように,やがて,ChatGPTは,法律専門家でも太刀打ちができないほどに進化するので,法律専門家も,今から,ChatGPTを使い始めるべきである。
- ただし,ChatGPTは,どれだけ進歩しても,やはり,平気で誤りを犯すので,専門家は,ChatGPTの回答が誤りであるかどうかを判断できる能力を養うことが必要である。それが,ChatGPTを使いこなすということの意味である(259-262頁,352頁)。したがって,ChatGPTの誤りを正すことができない法律専門家は,ChatGPTを使いこなすことができないため,やがて淘汰される(本書276頁,288頁,308頁)。
- 2.「正解がない問題」については,ChatGPTは,今のところ,まるで役に立たないように見える(本書8-17頁,40-59頁)。しかし,実は,アイディアを出させたり,プロンプトに工夫を凝らして文書の下書きをさせたりすると,思ったよりもよく使える(本書183頁,188頁,311頁)。
- したがって,ChatGPTをあたかも新米の法律家のように扱って,新人と共同作業を行う時のように,ベテラン法律家が最終決定をして,責任を取るという方法を採用すべきである(本書288-289頁,322頁,348-350頁)。
- 本書の第2の特色は,法律専門家の書いた本ですから,ChatGPTの法律上の問題点について,詳しい分析がなされていることです(本書第3章)。
- 1.個人情報保護法上の問題について,条文の根拠を示して問題点を分析をしている点はさすがです(本書63-81頁)ただし,行政機関の個人情報の取り扱いについては論じられていないのが惜しまれます。
- 2.著作権法上の問題点についても,2018年の改正を踏まえて,学習段階,プロンプト段階,出力段階に分けて詳しく検討している点はさすがです。ただし,消費者問題の専門家ではないためでしょうが,オープンAI社の利用規約を鵜呑みにして,その免責条項の有効性について検討していないの点が惜しまれます(本書106-120頁,162-166頁)。
- 3.不正競争防止法上の問題点,特に秘密管理について詳しい検討をしている点もさすがです。ただし,秘密情報の保護に関して,刑法上の保護よりも特別の保護に値するかどうかについての検討がなされていない点が惜しまれます。
- 4.独禁法上の問題点についても,公取委の考え方を参考にしながら,検討している点はさすがです。特に,優越的地位の乱用についている点は,重要です。
- 5.民法と刑法とにまたがる名誉棄損の問題や,ChatGPTにまつわる責任問題についても,詳しく検討している点もさすがです。ただし,先に述べたように,ここでも,オープンAI社利用規約にある免責条項を鵜呑みにして,ユーザーの自己責任を肯定する方向で論じている点が惜しまれます(本書164頁)。今後は,ChatGPTが作成する作品(無体物)の重大な欠陥に関するオープンAI社の責任問題についても,詳しく検討することが必要でしょう。
- 本書の第3の特色は,弁護士と法務担当者とがどのような協力体制の下で,ChatGPTを活用すべきかについて,総論と各論に分けて詳しく論じられている点にあります(第5条-第10章)。
- 法務に関係ない読者にとっては,退屈な話のように感じられるかもしれませんが,よく読んでみると,ビジネスマンがChatGPTを活用するにはどのような方法を取るべきかという一般論に還元できる記述,例えば,「教えることで学ぶ」,「情報を発信することでで情報を集める」(本書292頁),時間給のジレンマ(本書316-319頁)などの貴重な記述が多く含まれており,多くのビジネスマン,さらには,教育関係者(本書350頁)にとっても,有用な記述が含まれており,一読に値すると思います。
- 最後に,将来,ChatGPTネイティブという若手に接することになる私たち全員に対して,本書が投げかける以下の文章は,法律に関与しない人々にとっても,最も痛烈な檄文になっていると思われます。
- 「AIを使える若手…が今後,続々と社会に登場してくる状況が想定される。…AIを利用することが当たり前になった若手から,なぜ上の世代はAIを自分たちと同程度に上手に利用しないのか/できないのかという,ある種の『突き上げ』を食らうことになる可能性は十分にあるだろう。
- 必然的に,読者の方々は今後そうした若手との競争を強いられるわけである。こうしたことを踏まえながら,社会における『先輩』として努力しなければならないだろう。」(本書288頁)
- ChatGPT等の生成AIにまつわる法律問題をクリアしたいと考えている人に薦めたい良書です。
- (HP訪問者の延べ人数51,870人)
- 2023年8月14日(月) 晴れ
- 島並良=上野達弘=横山久芳『著作権法入門』〔第3版〕有斐閣(2021/3/31)を読んでいます。
- モノグラフィーを執筆する予定の社会人に対するアドバイスをZoomで行いました。
- (HP訪問者の延べ人数51,880人)
- 2023年8月15日(火) 第78回敗戦記念日 晴れ
- 執行秀幸「民法の事例問題を解けるようになるのは何故難しいのか-認知科学の知見から民法の学び方を考える-」(1) 中央ロー・ジャーナル第16巻4号49-74頁,(2)
同第17巻1号47-64頁,(3) 同17巻3号23-57頁,(4) 同18巻1号29-69頁,(5) 同19巻3号65-89頁,(6・完)
同19巻4号49-107頁を注を含めて,ていねいに読み直しています。(第1日)
- ChatGPT等の生成系AIの教育・研究への利活用について,市の政策アドバイザー2人(ひとりはお盆休み)で情報交換を行ないました(Zoom会議)。
- 豊岡公民館でのダンス教室に参加しました。
- 指導員(競技選手)のパートナーが見学に来てくださり,見本となる演技を披露してくださったので,練習が盛り上げりました。
- 外国に移住した友人から,緊急の情報処理を依頼されたので,すぐに処理して,データを返送しました。
- モノグラフィーを執筆する予定の社会人に対するアドバイスをZoomで行いました。
- (HP訪問者の延べ人数51,890人)
- 2023年8月16日(水) 曇り
- 執行秀幸「民法の事例問題を解けるようになるのは何故難しいのか-認知科学の知見から民法の学び方を考える-」(1) 中央ロー・ジャーナル第16巻4号49-74頁,(2) 同第17巻1号47-64頁,(3) 同17巻3号23-57頁,(4) 同18巻1号29-69頁,(5) 同19巻3号65-89頁,(6・完) 同19巻4号49-107頁を注を含めて,ていねいに読み直しています。(第2日)
- パンを焼く材料(全粒粉,ライ麦粉,有機イースト,刻みバジル)を買うため,大分駅舎内にあるJRおおいたシティに行きました。
- 外国に移住した友人から,緊急の情報処理を依頼されたので,すぐに処理して,データを返送しました。
- (HP訪問者の延べ人数51,910人)
- 2023年8月17日(木) 曇りのち雨のち曇り
- 執行秀幸「民法の事例問題を解けるようになるのは何故難しいのか-認知科学の知見から民法の学び方を考える-」(1) 中央ロー・ジャーナル第16巻4号49-74頁,(2)
同第17巻1号47-64頁,(3) 同17巻3号23-57頁,(4) 同18巻1号29-69頁,(5) 同19巻3号65-89頁,(6・完)
同19巻4号49-107頁を注を含めて,ていねいに読み直しています。(第3日)
- 外国に移住した友人と,8月5日以来,久しぶりにZoomミーティングを行いました。
- 川崎公民館でダンスの個人レッスンを受けました。
- (HP訪問者の延べ人数51,920人)
- 2023年8月18日」(金) 雨後曇り
- 執行秀幸「民法の事例問題を解けるようになるのは何故難しいのか-認知科学の知見から民法の学び方を考える-」(1) 中央ロー・ジャーナル第16巻4号49-74頁,(2)
同第17巻1号47-64頁,(3) 同17巻3号23-57頁,(4) 同18巻1号29-69頁,(5) 同19巻3号65-89頁,(6・完)
同19巻4号49-107頁を注を含めて,ていねいに読み直しています。(第4日)
- 本論文の要約と解説の第1次案を作成して,出版社に送りました。
- 大分高専の松本佳久教授の研究室を訪問しました。
- 9月26日に日出ロータリークラブでしていただく卓話について,時間・場所・内容等について,確認させていただきました。さらに,純粋な水素を取り出す際に使われる金属膜,および,水素を含む混合ガスをを金属膜に送り出す装置を見せていただきました。
- 大分第3グループ会長・幹事会が開催されるまでの間,喫茶店で,執行論文の要約と解説文の推敲を行いました。
- RI2720地区大分第3グループのガバナー補佐が主催する,第2回「大分第3グループ(別府,別府北,別府東,別府中央,湯布院,日出の6RC)会長・幹事会」に出席しました。
- ガバナー公式訪問の際の合同例会・懇談会について,ホストクラブの提案を受けて,各クラブとの意見調整を行いました。。
- 2023-24年度大分第三グループIM(Intercity Meeting)の日程について,2024年の1月末,又は,2月末の土日を候補とし,別府パストラルですることを了承しました。
- 別府4クラブが実施する2023-24年度青少年交換学生の実施マニュアルについて,詳しく検討しました。
- 大分第3グループ会長・幹事会の終了後,別府東,別府中央の会長・幹事らと二次会に出席しました。
- (HP訪問者の延べ人数51,930人)
- 2023年8月19日(土) 曇り後晴れ
- 執行秀幸「民法の事例問題を解けるようになるのは何故難しいのか-認知科学の知見から民法の学び方を考える-」(1) 中央ロー・ジャーナル第16巻4号49-74頁,(2)
同第17巻1号47-64頁,(3) 同17巻3号23-57頁,(4) 同18巻1号29-69頁,(5) 同19巻3号65-89頁,(6・完)
同19巻4号49-107頁を注を含めて,ていねいに読み直しています。(第5日)読み終わりました。
- 本論文の要約と解説の第1次案を修正し,追加した第2次案を出版社に送りました。
- 出版社から礼状が届いたので,返信の文案と,いよいよ『ChatGPT等の生成AIの法学研究・教育への活用術』(仮題)に取り掛かる旨の文面を作成しました。
- 外国に移住した友人とZoomでミーティングを行いました。
- 島並良=上野達弘=横山久芳『著作権法入門』〔第3版〕有斐閣(2021/3/31)を読んでいます。
- (HP訪問者の延べ人数51,940人)
- 2023年8月20日(日) 晴れ
- 執行秀幸「民法の事例問題を解けるようになるのは何故難しいのか-認知科学の知見から民法の学び方を考える-」(1) 中央ロー・ジャーナル第16巻4号49-74頁,(2)
同第17巻1号47-64頁,(3) 同17巻3号23-57頁,(4) 同18巻1号29-69頁,(5) 同19巻3号65-89頁,(6・完)
同19巻4号49-107頁について,私が作成した「要約」,「解説」,「目次」について出版社から届いた礼状に対して,私が書いたそれぞれの文章の特色,および,今後の『ChatGPT等の生成AIの法学研究・教育への活用術』(仮題)の執筆を開始する旨の返信メールを出版社に送付しました。
- ひねもす丘を「ロータリの森」として運営するために開催される運営協議会に参加し,ひねもす丘を視察するため,日出ロータリークラブの副幹事と一緒に,朝早くから,日田RCに赴きました。
- ひねもす丘の管理・運営をロータリークラブに託したいという土地所有者の思い,すなわち,奉仕活動を通じて自然環境を維持していきたいという思いを伺った後,その意思に沿うようにするように,「ロータリーの森」運営協議会規則の改訂を行い,了承を得ました。
- 島並良=上野達弘=横山久芳『著作権法入門』〔第3版〕有斐閣(2021/3/31)を読んでいます。
- (HP訪問者の延べ人数51,950人)
- 2023年8月21日(月) 曇り後晴れ
- 島並良=上野達弘=横山久芳『著作権法入門』〔第3版〕有斐閣(2021/3/31)を読んでいます。第1回目の読書を終了しました。
- 本書を読み終えて,以下のような著作権法の致命的な欠陥を発見しました。著作権法を大改革するために,本書をていねいに読み直すことにします。
- 著作物の定義(著作権法2条1項1号)のうち,最も重要な部分は,「思想又は感情の創作的表現」です。このうち,謎に包まれているのが「創作とは何か」ですが,現在の通説判例は,創作性の反対概念としての「著作権侵害」の要件を以下のように定義しています(本書304-321頁)。
- ①既存の著作物(当該著作物)に依拠して作成されていること(依拠性)
- ②当該著作物の創作的表現と同一又は類似していること(類似性)
- ③当該著作物について,著作権の支分権として法定されている権利を利用していること(利用行為)
- しかし,私たちが作品を創作する場合には,無から有を創造することはできないのですから,以下の行為によって創作活動を行っています。
- 1.既存の著作物(先行業績)を検索し,それを精読して,それに依拠して新しい作品を作成する(依拠性)。
- 2.先行業績の問題点を見つけて,同一,または,類似のテーマで新しい作品を作成する(類似性)
- 3.先行業績を利用しつつ,先行業績とは異なる視点から,新しい作品を作成する(利用行為)
- 少なくとも,私が作成した数多くの論文,書籍は,すべて,最新の書籍や論文(著作物)を購入したり,コピーしたりして読み込み(利用行為),それらの多数の著作物に依拠して(依拠性),同一又は類似のテーマで(類似性)作品を生み出しています。ただし,それらの作品は,それまでの作品とは全く異なる視点から,新しく作成したもの(異説)ばかりです。
- このように考えると,多くの著作物は,実は,既存の著作物を利用し,それに依拠して,同一又は類似の作品として創作されているのですから,現在の著作権法の通説・判例の考え方によると,多くの著作物が,実は,①依拠性,②類似性,③利用行為という著作権法違反の3つの要件を充足した著作権違反の作品ということになってしまいます。
- つまるところ,現在の著作権法の通説・判例は,「著作物の創作性」と「著作権侵害」との区別ができておらず,矛盾に陥っているのです。
- 皮肉な見方をすると,著作権法の専門家たちは,一方で,自分が著作物を作成する際には,他人の最新の著作物を利用し,それに依拠し,その著作物と類似の作品を生み出しているにもかかわらず,それは著作権法に合致した「創作」であると正当化しています。ところが,他方で,他人が,自分の著作物を利用し,依拠し,類似の作品を生み出すと,それは「著作権違反」だと言っていることになります。これが,現行著作権法の矛盾でなくて何なのでしょうか。
- 私が,著作権法について,破壊的創造をしなければならないと考えているのは,この矛盾を解消しなければならないと考えているからです。
- モノグラフィーを執筆する予定の社会人に対するアドバイスをZoomで行いました。
- (HP訪問者の延べ人数51,960人)
- 2023年8月22日(火) 晴れ
- 島並良=上野達弘=横山久芳『著作権法入門』〔第3版〕有斐閣(2021/3/31)を読み直しています。(再読第1日)
- 第1章(著作権法への招待)を読み終わり,第2章(著作物)第1節Ⅱ(著作物性)を読んでいます。
- 同じ知的財産権の中で,特許法と比較した場合の著作権法の異常さ(権利者の過保護ぶり)が本書の記述からも見て取れます(本書26頁)。
-
|
特許法(アイディアの保護) |
著作権法(表現の保護) |
1.保護対象 |
自然法則を利用した技術的思想(発明)に限定 |
思想又は感情を創作的に表現したもの |
2.保護要件 |
以下のように,厳格な上,公示が必要 |
肝心の創作性は,定義もなく,非常に緩やかに認定されており,公示も不要 |
|
新規性 |
必要 |
不要 |
進歩性 |
必要 |
不要 |
公示 |
必要 |
不要
(インターネットの普及により,誰もが著作者となりうるため,権利の存在が不明確) |
3.効力の範囲 |
以下のように,財産権の実施行為に限定 |
複製,上演・演奏,上映,公衆送信・伝達,口述,展示,頒布,譲渡,貸与など著作権の支分権は,多岐にわたる。
しかも,著作者人格権(特に同一性保持権)が,厚く保護されている。このため,パロディが禁止され,文化の発展が阻害されている。 |
|
財産権 |
保護する。 |
保護する。 |
人格権 |
保護しない。 |
保護する(公表権,氏名表示権,同一性保持権)。
特に,日本の著作権法の同一性保持権は,世界的に見ても過剰保護。 |
4.存続期間 |
出願から20年に限定している。 |
著作者の死後70年。
知的財産権の中で保護期間が異常に長く,文化の発展を阻害している。 |
- ChatGPT等の生成系AIの教育・研究への利活用について,市の政策アドバイザー三人で情報交換を行ないました(Zoom会議)。
- 豊岡公民館でのダンス教室に参加しました。
- 日出ロータリークラブのハイブリッド例会(加賀山年度第6回)に出席しました。
- ゲストとしてお招きする日出町長の外来卓話を拝聴し,質疑応答を行いました。
- (HP訪問者の延べ人数51,970人)
- 2023年8月23日(水) 雨 後晴れ
- 島並良=上野達弘=横山久芳『著作権法入門』〔第3版〕有斐閣(2021/3/31)を読み直しています。(再読第2日)
- 第2章(著作物)を読み終わりました。第4節(権利の目的とならない著作物(13条)の記述が,法律家として一番大切な個所なのに,わずか1頁半で終わっている(本書74-75頁)ことに気づき,著作権法教育の誤りを実感しました。
- 私のホームページ(http://cyberlawschool.jp/kagayamal/)の最初の画面では,法律にも判例にも立法資料にも著作権がなく(著作権法13条),パブリックドメインに置かれた公共財であることを強調しています。
- 法律家が最高の著作物として研究対象としている法令(憲法・法律)や判例がパブリックドメインに置かれているので,すべての市民は法律に自由にアクセスできます。それだからこそ,「法律を知らないということは抗弁にならない」とされているのです。
- 誰もが認める最高の著作物である偉大な古典にも,また,すべての法律家が最高の著作物であると認める法律や判例にも著作権はないのです。つまり,最も重要な著作物には著作権はなく,誰もがそれを自由に利用でき,さらに,それらの偉大な著作物にに依拠して,類似の著作物を生み出しているに過ぎないのです。
- 他人の著作を利用せず,依拠せずに創作をすることは不可能なのです。著作権が著作物を保護する理由は,それが,創作的表現だからです。
- 創作とは,どの辞書を見ても,「新しいものを作り出すこと」,または,「最初に作り出すこと」とされており,創作というためには新規性が必要です。著作権法の学説が,著作物に新規性は必要がないとしているのは(本書28頁),根本的に誤っていると,私は考えています。
- 無から有は作り出せないのですから,私たちは,古いものを利用し,依拠しながら,類似の作品を作り出すほかないのですが,その際に,これまでとは全く異なる視点から,それを変異させること(transformation)を通じて,人々が新しいと感じる(新規性のある)ものを作り出しているのです。私たちは,そのような創作活動を通じて,文化の発展に寄与しているのです。
- したがって,誰でもが自由に利用できる作品が多きれば多いほど,すなわち,パブリックドメインにある作品が多ければ多いほど,文化の発展は促進されます。著者の死後,70年にわたって著者の相続人に作品の利用について排他権を与えていたのでは,批判的な文化の発展は阻害されてしまうのではないでしょうか。
- このように考えると,著作権法の教科書は,「最高の著作物はパブリックドメインにあって,それらには著作権は存在しない」という謙虚な記述から始めるべきです。少なくとも,著作権法13条の記述を,本書のように,1頁そこそこの解説で終わらせるべきではないと,私は考えています。
- 著作権法の教育は,学習者たちが,著作物の歴史を踏まえて,著作権法13条を誇らしく語れるようになることを第一目標とすべきでしょう。
- 久しぶりに理髪店で散髪をしました。
- (HP訪問者の延べ人数51,990人)
- 2023年8月24日(木) 晴れのち雨
- 島並良=上野達弘=横山久芳『著作権法入門』〔第3版〕有斐閣(2021/3/31)を読み直しています。(再読第3日)
- 第3章(著作者)を読み直しています。私の問題意識は,「ChatGPT等の生成AIを利用して作成された作品の著作者は誰になるのか」ですが,著作権法の教科書は,この問いに答えることができないように思えます。
- 例えば,本書は,以下のような例を挙げて,著作者が特定されるとしています(本書81頁)。
- 1.ある人が小説を書いたとしよう。その人は著作者となり,著作者の権利を取得する。
- 2.新聞社の従業員である記者が職務として新聞記事を書いたという場合はどうだろう。この場合,わが国の著作権法によると,記者ではなく,新聞社が著作者となる。
- 上記の例を,以下のように変更して,誰が著作者になるのかを考えてみましょう。
- A.私が,以下のテーマをChatGPTに与えて,小説を書かせた場合,著作者は,指示(プロンプト)を与えた私になるのか,ChatGPTの開発会社であるオープンAI社になるのか,それとも,ChatGPTという人間ではないAIが書いた作品には,著作権者は存在しないのでしょうか?
- 小説のアイディア:「友人(次郎)を騙して(花子)を奪ったものの,罪悪感に苛まされ,最後は死を選択するある男(太郎)の生き様」(夏目漱石『こころ』のアイディア(本書34頁参照))
…アイディアは,著作権法では保護されません(私は以下の作品の著作者ではない)。
- ChatGPTを組み込んだBingの回答は以下の通りです(私は,上記の小説のテーマを指示しただけであり,以下の文章に何の変更も加えていません )。
- 太郎は次郎と花子の幸せなカップルを見て,嫉妬と欲望にかられた。彼は次郎の親友だったが,花子にも密かに想いを寄せていた。彼は次郎と花子の関係にひびを入れるために,嘘や策略を使って二人を引き離した。例えば,次郎の浮気をでっち上げたり,花子の家族に嫌われるように仕向けたりした。そして,花子を慰めるふりをして,自分の恋人にした。
- しかし,その行為が彼にとって幸せなものではなかったことにすぐに気づいた。花子は太郎に対して愛情を感じておらず,次郎への未練を隠さなかった。彼女は太郎と一緒にいるときも,次郎のことばかり考えていた。太郎は花子を手に入れたはずなのに,孤独と罪悪感に苛まれた。次郎は太郎に対して憎しみを抱いており,連絡も取らなかった。彼は太郎の裏切りに耐えられず,鬱状態に陥った。
- 太郎は自分のしたことを後悔し,許しを請うために次郎の家を訪ねた。しかし,そこで見たものは,次郎が首を吊って死んでいる姿だった。太郎はショックと絶望に打ちひしがれ,自分も同じように命を絶つことを決意した。
- しかし,そのとき,花子から電話がかかってきた。花子は太郎に別れを告げるつもりだったが,太郎の声を聞いて思いとどまった。彼女は太郎に謝り,次郎への気持ちを断ち切ることを誓った。彼女は太郎が本当に自分を愛していることに気づき,自分も太郎に惹かれていることを認めた。太郎は花子の言葉に涙があふれ,自分の選択をやめることにした。彼は次郎に祈りを捧げ,花子と一緒に生きることを決めた。
- 彼の生き様は,友人を騙して恋人を奪った罪深いものから,愛する人と和解する希望のあるものへと変わった。
- B.新聞社の従業員である記者(K)が職務として,事実と記事のアイディアだけを入力した後,ChatGPTを使って下書きを書かせ,それを署名入りの新聞記事にした場合,著作者は,記者なのか,新聞社なのか,オープンAI社になるのか,それとも,記者と新聞社とオープンAI社が共同著作物の共有者になるのだろうか,さらには,そもそも著作権自体が発生しないのだろうか?
- 記者KがChatGPTを組み込んだBingに与えた指示(プロンプト)は,「以下の記述(事実とアイディアのみで構成)を参考にして,記事の下書き書いてください」というものです。
- 1.東京電力の福島第1原発で発生した汚染水(トリチウムだけでなく,さらに危険なセシウム等が含まれている)を多核種除去設備(ALPS:アルプス)で処理した後に残るトリチウム(3重水素:半減期は12.3年)を含む汚染水。この汚染水について,ALPSでセシウム等が除去されているかどうかは,明確にされていない。
- 2.通常の原発から排出される処理水と,原発事故によって事故炉内で核燃料に触れて発生する汚染水を処理したALPS処理水とは,全く異なる処理水である。通常の原発から排出される処理水とは異なる汚染水(ALPS処理水)を意図的に海洋に放出した例は,これまでにない。
- 3.2023年7月4日に国際原子力機関(IAEA)は,「ALPS処理水は,国際的な安全基準に合致する」という包括報告書を公表している。しかし,IAEAは,原子力利用を促進する機関であって,原発汚染水の処理に関する中立的な機関とはいえない。
- 4.2015年に,国と東京電力が地元に約束した「ALPS処理水について,関係者の理解なしには,いかなる処分もしない」という約束にもかかわらず,2023年8月24日に東京電力は,ALPS処理水の海洋放出を開始した。第1原発の廃炉まで,30年間にわたって,海洋放水を継続する。
- 5.確かに,日本政府や東京電力は,科学的な根拠のない風評に対しては,最大限の対策を取ると言っている。しかし,以上のことを考えると,漁業関係者や国民の疑念を否定し,NHK等の放送メディアを利用してALPS処理水は安全であると宣伝すること自体が,むしろ「安全風評」といえるのではないだろうか。
- 上記の記者Kの指示(プロンプト)に対するChatGPTを組み込んだBingの回答は以下の通りです(以下の回答のうち,下線部は,記者Kの指示(プロンプト)には存在しない部分であり,Bingの回答が独自に生成したものです。プロンプトよりも詳細である点に特色があります)。
- 福島第一原発の汚染水放出に反対する声が高まる。
- 福島第一原発の汚染水問題が再燃している。東京電力は、2023年8月24日に、事故で発生した汚染水を海洋に放出する作業を始めた。しかし、この汚染水は、国際原子力機関(IAEA)が安全と認めたものなのだろうか。また、地元の漁業関係者や国民の理解は得られているのだろうか。
- 汚染水とは、原発事故で溶けた核燃料に触れた冷却水や地下水などである。この水には、トリチウムだけでなく、セシウムやストロンチウムなどの放射性物質が含まれている。東京電力は、多核種除去設備(ALPS:Advanced Liquid Processing System)でこれらの物質を除去した後に残るトリチウムを含む水を処理水と呼んでいる。トリチウムは、半減期が12.3年と比較的短く、生物に蓄積しにくいとされる。
- しかし、ALPS処理水は、通常の原発から排出される処理水とは全く異なるものである。通常の原発から排出される処理水は、核燃料に触れていない水であり、トリチウム以外の放射性物質はほとんど含まれていない。一方、ALPS処理水は、核燃料に触れた水であり、トリチウム以外の放射性物質も微量に残っている可能性がある。実際、東京電力は、ALPSで除去されたとされる放射性物質の測定結果を公表していない。
- IAEAは、2023年7月4日に、「ALPS処理水は国際的な安全基準に合致する」という包括報告書を公表した。しかし、IAEAは、原子力利用を促進する機関であり、原発汚染水の処理に関する中立的な機関とは言えない。実際、IAEAの報告書では、ALPS処理水の海洋放出が最適な選択肢であると結論付けており、他の方法については十分に検討していない。
- 東京電力は、2015年に国と地元に約束した「ALPS処理水について関係者の理解なしにはいかなる処分もしない」という約束を破り、2023年8月24日に海洋放出を開始した。この作業は、第1原発の廃炉まで30年間にわたって続けられる予定である。しかし、海洋放出によって漁業や観光などの地元産業や環境への影響がどれほど生じるかは不明である。
- 日本政府や東京電力は、「科学的な根拠のない風評に対して最大限の対策を取る」と言っている。しかし、漁業関係者や国民の疑念を否定し、NHK等の放送メディアを利用してALPS処理水は安全であると宣伝すること自体が、むしろ「安全風評」ではないのだろうか。汚染水問題は、科学的な問題だけでなく、社会的・倫理的な問題でもある。政府や東京電力は、国際社会や国民に対して、真摯に説明責任を果たすべきである。
- 記者Kのプロンプトに含まれる事実やアイディアは,著作権の成立要件ではないとされており,以上の新聞記事の下書き(または下書きをそのまま記者Kの署名入りで公表される完成記事)は,人間が作成したものではないため,著作物ではないと判断される可能性が大きいと思われます。上記の記事が著作物ではないとすると,記者Kも,新聞社も著作者ではないということになります。しかし,それでよいのでしょうか。
- ChatGPT等の生成AIが生成した作品について,本書の著者を含めて,著作権法学者は,どのような対応をしようとしているのか,興味深いところです。
- 母のリハビリの付き添いを勤めるため,自転車(電動アシスト自転車)で自宅と病院との間を往復しました。
- 外国に移住した友人とZoomでミーティングを行いました。
- 川崎公民館でダンスの個人レッスンを受けました。
- 執行秀幸教授のご遺族から,私が執行教授の遺稿の「要約」,「解説文」,および,遺稿をまとめて出版する予定の単行本の「詳細目次」を作成して出版社へと送付したことについて,とても喜んでいただき,ていねいな礼状をいただきました。
- 名古屋大学の名誉教授と新しいアジア法整備支援のあり方をZoomで議論しました。
- (HP訪問者の延べ人数52,000人)
- 2023年8月25日(金) 曇りのち雨
- 島並良=上野達弘=横山久芳『著作権法入門』〔第3版〕有斐閣(2021/3/31)を読み直しています。(再読第4日)
- 第3章(著作者)第2節(創作者主義の原則)Ⅱ共同著作(2条1項12号)および第7章(権利の活用)第6節(権利者が複数の場合)Ⅱ(共有著作権)を併せて読んでいます。
- 著作権法が準用している民法の準共有,および,共有の規定について,純粋に民法の視点から,以下のように整理してみました。
-
|
物権上の共有
(民法249条~264条) |
組合上の共有
(民法668条) |
遺産共有
(民法898条) |
保存行為 |
共有者はだれでも自由にできる
(民法252条5項) |
各組合員は,単独でできる
(民法670条5項) |
遺産分割手続きによる
(民法906条~914条) |
管理行為 |
持分の価格に従った多数決で決定する
(民法252条1項)
共有物の管理者は,共有物の変更以外は自由にできる
(民法252条の2) |
組合員の多数決で決定する
(民法670条1項)
業務執行者は,単独でできる
(民法670条3項) |
処分行為 |
全体の処分 |
全員の合意による
(民法251条) |
清算手続きによる
(民法676条3項,685条) |
持分権の処分 |
各共有者が自由にできる
(民法251条1項の反対解釈) |
持分の処分は可能だが,
組合及び組合と取引をした第三者に対抗できない
(民法676条1項) |
共有分割 |
いつでも自由に請求できる
(民法256条)
ただし,相続財産については,例外が規定されている
(民法258条の2) |
清算前に組合財産の分割を請求できない
(民法676条2項) |
- 明日からは,以上の民法上の共有についての考察を踏まえて,民法上の共有と,共有著作権についての比較を行います。
- キヴィ『七人兄弟』の教材化の依頼者とZoomミーティングを行いました。
- 日出ロータリークラブの事務局に,週報に掲載すべき委員会報告(大分第3グループ会長・幹事会報告,「ロータリーの森」管理運営協議会報告)の原稿を送付しました。
- (HP訪問者の延べ人数52,010人)
- 2023年8月26日(土) 曇り後晴れ
- 島並良=上野達弘=横山久芳『著作権法入門』〔第3版〕有斐閣(2021/3/31)を読み直しています。(再読第5日)
- 昨日に引き続き,第3章(著作者)第2節(創作者主義の原則)Ⅱ共同著作(2条1項12号)および第7章(権利の活用)第6節(権利者が複数の場合)Ⅱ(共有著作権)を併せて読んでいます。
- 民法上の共有と共有を比較すると,以下の表のようにまとめることができます。
-
|
物権上の共有
(民法249条~264条) |
組合上の共有
(民法668条) |
共有著作権
(著作権法65条) |
保存行為 |
共有者はだれでも自由にできる
(民法252条5項) |
各組合員は,単独でできる
(民法670条5項) |
共有者全員の同意を得なければ権利を行使することができない
(著作権法65条2項)
ただし,正当な理由がない限り,合意の成立を妨げることができない
(著作権法65条3項)
また,共有著作権の各共有者は,権利を代表して行使する者を定めることができる
(著作権法65条4項) |
管理行為 |
持分の価格に従った多数決で決定する
(民法252条1項)
共有物の管理者は,共有物の変更以外は自由にできる
(民法252条の2) |
組合員の多数決で決定する
(民法670条1項)
業務執行者は,単独でできる
(民法670条3項) |
処分行為 |
全体の処分 |
全員の合意による
(民法251条) |
清算手続きによる
(民法676条3項,685条) |
持分権の処分 |
各共有者が自由にできる
(民法251条1項の反対解釈) |
持分の処分は可能だが,組合及び組合と取引をした第三者に対抗できない
(民法676条1項) |
他の共有者の同意を得なければ,その持分を譲渡し,又は質権の目的とすることができない
(著作権法65条2項)
ただし,正当な理由がない限り,同意を拒むことができない
(著作権法65条3項) |
持分権に基づく権利行使 |
各共有者が自由にできる
(民法251条1項の反対解釈) |
共有著作権の各共有者は,差止請求,又は自己の持分に対する損害賠償請求,自己の持分に応じた不当利得の返還請求をすることができる
(著作権法117条1項) |
共有分割 |
いつでも自由に請求できる
(民法256条)
ただし,相続財産については,例外が規定されている
(民法258条の2) |
清算前に組合財産の分割を請求できない
(民法676条2項) |
共有著作権は,民法264条の準共有(数人で所有権以外の財産権を有する場合)に該当する。
このため,著作権法の特別の規定がない事項については民法249条~263条の共有の規定が準用される。
例えば,民法250条(共有持分の割合の平等推定),民法255条(共有の弾力性)の規定は,共有著作権にも準用される。
したがって,共有著作物の分割については,民法256条(共有物の分割請求)の規定が準用されることになる。
しかし,2021年に民法258条の2が追加され,共同相続財産について,共有分割の制限がなされている。
したがって,共有著作権についても,組合共有の規定(民法676条2項)を類推し,各共有者の分割請求を制限することが望ましいと思われる。 |
- 外国に移住した友人とZoomでミーティングをしました。
- (HP訪問者の延べ人数52,030人)
- 2023年8月27日(日) 晴れ(著作物性と著作者の判定に関する6段階説を着想した記念日)
- 島並良=上野達弘=横山久芳『著作権法入門』〔第3版〕有斐閣(2021/3/31)を読み直しています。(再読第6日)
- 本書を読んでいて,著作物性と著作者の判定方法について,以下のような新説(著作性認定の6段階説)を着想することができました。
- 第1段階
- (目標)当該作品が思想又は感情を表現したものであること(著作権法2条1項1号前段の一部(創作性は第5段階で判定する))。
- (方法)人間個人の考えや気持ちが表現されているかどうかを判定する。
- 第2段階
- (目標)当該作品が文芸,学術,美術,又は音楽の範囲に属するものであること(著作権法2条1項後段)。
- (方法)当該作品が,著作権法10条1項各号(1.言語の著作物,2.音楽の著作物,3.舞踏又は無言劇の著作物,4.美術の著作物,5.建築の著作物,6.図形の著作物,7.映画の著作物,8.写真の著作物,9.プログラムの著作物),及び著作権法12条(編集著作物),著作権法12条の2(データベースの著作物)に該当するかどうかをチェックする。これ以外でも,著作権法2条1項後段に該当する場合は,それでもよい。
- 第3段階
- (目標)事実の伝達に過ぎない雑報及び時事の報道を言語の著作物から除外する(著作権法10条2項)。
- (方法)事実そのものの伝達なのか,事実を素材として事実の表現に個人の創意工夫が凝らされている作品なのかを区別して,後者であれば,著作物の可能性を認める。
- 第4段階
- (目標)著作権法以外の知的財産権法の保護対象とされるアイディア(特許法,実用新案法),物品のデザイン(意匠法)物品・サービスに使用するマーク(商標法)は,著作権法で保護すると,特許法等の他の知的財産権保護法の厳格な要件を無意味とすることになるため,これを著作物から除外する。
- (方法)他の知的財産権が保護している思想・感情を表現した作品を保護すべき著作物から除外する。
- 第5段階
- (目標)当該作品に創作性が存在すること(著作権法2条1項1号前段の残り)
- (方法)当該作品の類似作品を相当の注意をもって検索し,類似作品が見つかない場合は,新規性があるとして創作性を認定する。
- 類似作品が見つかった場合には,たとえ,利用性,依拠性が認められる場合でも,そこに当たらな視点による新規性が認められる場合には,創作性を認定する。
- 新規性が認められない場合は,創作性を認めない。
- (コメント)
- (1) 著作権法2条1項1号の著作物の定義に含まれている「創作」とは何か
- 創作とは,「新しいものを作り出すこと」又は「最初に作り出すこと」であって,特許法にいう「新規性」又は「進歩性」と同義である。
- (2) 「創作」の意味を無視する従来の著作権法学説の問題点
- 著作権法のほとんどの学説は,創作の本来の意味を無視して,「創作性が認められるには,新規性や独創性は不要であり,著作者の何らかの個性が表れていればよい」としている。
- しかし,何からの個性が表れていれば,なぜ,「創作性」があるのかについては,十分な説明がなされていない。
- (3) 何らかの個性が表現されていることは,創作性とは無関係である(従来の著作権法学説の矛盾)
- すべての人間には,個性があり,人間の作品には,完全なデッドコピーを除いて,必然的に人間の何らかの個性が表現されている。
- もしも,創作性とは,「何らかの個性が表現されていること」と定義してしまうならば,人間が作成した作品には,完全なデッドコピーを除いて,「何らかの個性が表現されている」のであるから,人間が作成したすべての作品に創作性があるということになり,創作性という要件を無用にしてしまうという矛盾に陥っている。
- (4) デッドコピーでも創作性が認められる場合がある
- さらに言えば,たとえ,デッドコピーであっても,そこに何かを追加した作品,例えば,最高裁によって著作権法違反とされたマッド・アマノの有名な「雪山讃歌批判」の作品(最三判昭55・3・28民集34巻3号244頁)は,以下のように,彼の強烈な個性が表現されており,新たな視点から白川作品を批判した作品であり,創作性が認められる。
- ところで,問題となっている元の作品(カラー写真)は,白川氏の主張によれば,チロル地方の自然と人間の行動とが調和した自然賛美の純粋芸術作品ということである。
- しかし,マッド・アマノにとっては,彼が切り取ってパロディ化した白川氏の作品は,実は,自動車保険を扱っている保険会社であるAIUの商業用カレンダーに白川氏のクレジットなしに掲載された,まさに,商業用の広告写真に過ぎず,その写真の上部に巨大なタイヤを追加して,自動車公害から逃げ惑う人々というテーマで作成した,自然美を無視する白黒写真に過ぎない。したがって,マッド・アマノの行為は,まさに,憲法21条で保障された表現の自由の範囲内の行為だということになる。
- (5) 創作性の定義を創作の原点に立ち返って定義すべきである
- 創作とは,先行する類似の作品を利用したり,依拠したりしつつも,先行作品とは異なる視点から類似の作品を制作することであり,人々にとって,新規性があると感じられる作品を作成することである。
- 有名なマッド・アマノのパロディ写真や,ウォホールのマリリンモンローのシルクスクリーンのように,先行する写真の一部をデッドコピーした上で,そこに新しい視点で工夫を凝らして新規性のある作品にした場合には,創作性を,したがって,著作性をも認めるべきである。
- (6) 従来の著作権侵害の3要件は,廃棄すべきである
- 著作権法の通説判例は,著作権侵害の要件として,①依拠性,②類似性,③利用行為を挙げて,これらを満たす作品を著作権違反としてきた。しかし,無から有は生み出せないのであって,すべての創作は,先行する類似作品を利用したり,それに依拠したりしつつも,新たな視点から新規性のあるものを生み出してきたのである。
- したがって,先行する類似作品を利用し,依拠して,それと類似の作品を作成したからといって,そこに新たな視点と新規性が認められれば,それは,別個の著作物であり,著作権侵害とすべきではない。著作権法の中核的地位を占めるべきこれまでの創作性の判断基準も,著作権の侵害要件も,本来の創作性(新しいものを作り出すこと)の判断基準から逸脱した,不当なものといわなければならない。
- (7) 結論
- 著作権法における創作性の定義は,「人間の何らかの個性が表現されていること」であるとか,「ありふれた表現ではなく,選択の幅のある表現であること」などといった,創作(「新しいものを作り出すこと」又は「最初に作り出すこと」)とはかけ離れた定義を行うのではなく,本来の創作の原点に立ち返って,特許法と同様に,「新規性」を要件とすべきである。
- したがって,先行する自作品を利用し,依拠して,それと類似の作品を作成しても,その作品に類似作品とは異なる視点から新規性のある作品がつくられている場合(新規性への変異(Transformation)がある場合)には,創作性があり,したがって,通説・判例とは異なり,その類似作品は,著作権侵害の要件を満たさないと考えるべきである。
- 第6段階
- (目標)単独著作か共同著作(著作権法2条1項12号,65条,117条)かどうかを判断する。
- (方法)作品の創作的表現(素材の収集・提供,構想等の助言,アイディアの提供を除く)に寄与した人間が複数いる場合には,一応,その作品を共同著作物と認定する。そのうち,著作者としての権利を放棄したり,著作者としての責任を負担しないとしたり,死亡した場合には,民法255条(共有の弾力性)に基づいて,その人を除外した上で,単独の著作物か,共同著作物かを決定する。
- 友人の誕生会のために用意したフラワーアレンジメントに水をやり,誕生ケーキを冷凍保存しました。
- 名古屋大学時代の同僚から,無限責任社員に関する人数割り責任についての質問が来たので,関連すると思われる最高裁判決(最一判昭61・11・27民集40巻7号1205頁)と私の見解を紹介しておきました。
- (HP訪問者の延べ人数52,040人)
- 2023年8月28日((月) 晴れ
- 島並良=上野達弘=横山久芳『著作権法入門』〔第3版〕有斐閣(2021/3/31)を読み直しています。(再読第7日)
- 上記の本を補足するため,図表が豊富で,かつ,実務的な観点を含めて記述が詳細な書物である,岡村久道『著作権法』〔第5版〕民事法研究会(2021/1/1)を読み始めました。(第1日)
- 本書の「第5版はしがき」には,以下の記述があります。これによって,「ますます混迷を深めている」著作権法を救うことができるのか,本書をこの観点から読み進めることにします。
- 重なる改正や新判例によって,著作権法の領域はますます混迷を深めており,知的財産法の専門家にも,ICTの専門家にも,容易に理解できない内容となっている。そのため今回はICT関連を再整理した項目を新設した。(本書「第5版はしがき」より)
- モノグラフィーを執筆する予定の社会人に対するアドバイスをZoomで行いました。
- (HP訪問者の延べ人数52,050人)
- 2023年8月29日(火) 晴れ
- 岡村久道『著作権法』〔第5版〕民事法研究会(2021/1/1)を読んでいます。(第2日)
- 豊岡公民館でのダンス教室に参加しました。
- 8月31日(木)に開催される教室内発表会のリハーサルを行いました。
- 発表会の前の2か月間は,各会員は,自分の好きな種目を選んで演技することができるので,私は,今回はワルツを選んで練習をしてきました(前回は,ルンバでした)。
- 先生には,この2か月間,個人レッスンを含めて,以下の3点について,厳しく指導を受け,私がなかなか上達しないので,ほとんど怒られっぱなしでした。
- ①正しい姿勢を保つ(前かがみ・前のめりにならない,どんな時でも基本の枠を維持する,その上で胸を張る)
- ②音楽に合わせる(1,2,3を意識して,ダウン,アップ,ダウンする)
- ③相手のことを考える(相手と中心をずらさないようにしつつ,進むべき方向へと導く)
- 今日のリハーサルで初めて褒められました。私が本番で自信を持って踊ることを優先されたからでしょう。
- 知能システム工学講座の教授と,生成系AIの問題点について懇談しました。
- 日出ロータリークラブのハイブリッド例会(加賀山年度第7回)に出席しました。
- 今日のゲストは,杵築日出警察署長なので,会長の時間に,私が経験したフィッシング詐欺事件の顛末について話しました。大いに受けました。
- (HP訪問者の延べ人数52,060人)
- 2023年8月30日(水) 曇り一時雨
- 岡村久道『著作権法』〔第5版〕民事法研究会(2021/1/1)を読んでいます。(第3日)
- 本書を読んでいて,「保護されるべき著作物」とは何か,「著作権侵害の要件」は何かの2つの図を電気回路で表現する方法を着想しました。
- 以下の着想が確定したら,PowerPointで,電気回路図として表現することにします。
- 1.保護されるべき(文化の発展に寄与する)「著作物」とは何か?
- 成立要件(§2①一)
- 文芸,学術,美術,音楽に属する分野において
- 人間の思想又は感情について
- 個性的に表現されていること(創作性の推定)
- 障害要件
- 創作性なし
- ありふれた表現(AI生成物の表現を含めるべきか?)
- 不可避的表現
- 保護を受けない著作物(§6)
- 権利の目的とならない書作物(§13)→文化の発展に最も寄与する公共財(パブリックドメイ)ンとしての法
- 2.補償されるべき著作権の「侵害要件」は何か?
- 成立要件
- 前記1.の原告の保護されるべき著作物について
- 被告の以下の行為によって
- 原告の著作権の支分権の利用して
- 原告の著作物に依拠して(依拠性)
- 原告の著作物と同一又は類似の作品を作成(類似性)
- 原告に損害が発生又は発生のおそれが生じている
- 障害要件
- 原告(著作者又は著作権者)の許諾がある
- 被告の公正な利用(§30~50)である
- 被告の行為が文化の発展に寄与する改変(Transformation)である(§1)
- 消滅要件
- 著作権の保護期間の経過(§51~54)
- 著作権の支分権の消尽(§26の2②など)
- これで,9月14日の講義の準備に弾みがつきます。
- 外国に移住した友人とZoomでミーティングをしました。
- (HP訪問者の延べ人数52,070人)
- 2023年8月31日(木) 雨のち曇り
- 岡村久道『著作権法』〔第5版〕民事法研究会(2021/1/1)を読んでいます。(第4日)
- 著作物とは何か,および,著作権の侵害とは何かについて,昨日の要件論(発生・障害・消滅要件)を精緻化しました。
- 雨が本降りだったので,母のリハビリの付き添いを勤めるため,タクシーでで自宅と病院との間を往復しました。
- 川崎公民館で速見ダンス教室の教室内内発表会が開催されました。
- 私は,ここ2か月間,集中して練習してきたワルツを披露しました。
- 先生からは,教室内の先輩たちのレベルに達したと褒められました。
- もっとも,そのレベルに達したのは,発表会で披露するために練習を重ねて,手続記憶の域に達した,ルンバとワルツだけです。
- そのことは,フリータイムで,タンゴの曲がかかると,相手を誘う勇気が出ないことでよくわかります。ルーティンさえ体で覚えていないからです。
- 来週からは,平常の練習に戻って,まずはタンゴ,そしてチャチャ,その後にスローのルーティンをマスターしようと考えています。
- (HP訪問者の延べ人数52,080人)
- 2023年9月1日(金)(関東大震災から100年の記念日・NHKが当時の多様なニュース映像をカラー化して放映) 曇り
- 岡村久道『著作権法』〔第5版〕民事法研究会(2021/1/1)を読んでいます。(第5日)
- 本書(3頁)に依拠しつつ,用語法を変更しながら,知的財産権の体系をまとめてみました。
- 産業財産権
- 特許権……………発明を20年間保護
- 実用新案権………考案を10年間保護
- 意匠権……………物品のデザインを25年間保護
- 商標権……………物品・サービスのマークを10年間(更新あり)保護
- 文化的創作の利用独占権
- 著作権……………著作物の利用を著作者の死後70年間にわたって制限
- 著作者人格権……著作者の思い入れによって著作物の改変を著作者の死亡まで制限
- 準産業財産権
- 回路配置利用権…半導体集積回路の配置の利用を10年間保護
- 種苗育成者権……植物の新品種を25年間(永年性植物は30年間)保護
- 商品誤認防止権…混同惹起行為等を禁止
- 営業秘密保持権…営業秘密の盗用を禁止
- 日出ロータリークラブの創立40周年記念式典の会場の候補地を幹事と共に探索します。
- 記念式典の会場予定地であった日出町のホテルが外国(フランス)企業に買収され,ここで記念式典をすることができないことになったため,新しい候補を探索を続ける必要が生じました。
- 今回は,幹事と一緒に別府及び城島のホテルを訪問し,ホテルの担当者と懇談しました。
- 明日の法と経営学会第2分科会(地方創生とDX)の第26回会議の準備,書籍の出版のため,事務局担当者とZoomで懇談しました。
- (HP訪問者の延べ人数52,090人)
- 2023年9月2日(土) 曇り
- 岡村久道『著作権法』〔第5版〕民事法研究会(2021/1/1)を読んでいます。(第6日)
- 外国に移住した友人とZoomミーティングを行いました。
- 法と経営学会・第2分科会(地方創生とDX)第26回会議を開催しました。
- 何らかの不具合で会議の録画が出来なかったので,基調報告の報告者の協力を得て,記憶が薄れないうちにメモを残すことにしました。
- 基調報告:「生成AIの現状と課題」
- 人工知能(AI)研究の新潮流2
- 自治体による生成AIの活用
- 和製LLM(大規模言語モデル)の競争
- LLMの課題
- LLMの軽量化
- まとめ
- 基調報告の後,以下のような質疑応答,および,会員による様々な意見表明を含めた議論がなされました。
- 質問1.AI研究の新潮流2によって,生成AIの信頼性は向上するか?
- (回答)教えてはいけない内容は学習させているが、事実でないことを事実として示してはいけないということを可能にするにはもう一段ブレークスルーが必要であって,そのためには事実の積み上げが必要である。
- 質問2.自治体での具体的な活用法は?
- (回答)東京都デジタルサービス局作成の文章生成AI利活用ガイドラインを例にとって,具体例の説明がなされた。会員からは,自治体での生成AIの活用が,自治体のDXを含めて,働き方改革につながるのではないかとの期待が表明された。
- 質問3.和製生成AIは,海外で売れるのか,ガラパゴス化してしまうのではないか?
- (回答)海外の技術との比較(パラメータの数,高速化を実現するためのGPUの数)などを考慮すると,現状では,ChatGPTに分がある。
- (議論)会員からは,和製生成AIは,入力の日本語を質の高い英文とか現地語に翻訳する個所,および,英語や現地語で返される文章を出力を自然な日本語に翻訳することに焦点を当てるとよいのではないか。
- また,欧米の言語のように,単語が切れている言語は処理がしやすいが,日本語のように単語をどのように区切るかがむつかしいところをクリアする技術は,中国語の処理にも応用可能であって,和製生成AIを売り込む先ははあるのではないだろうかとの意見が表明された。
- 質問4.日本の著作権が生成AIの発展を阻害しているのではないか?
- (議論)会員からは,ChatGPTについては,GPTの方に注目が詰まっているが,実は,チャットができる機能を持たせたことこそ,しかも,GPTを使って,自然言語でのチャットを実現した点こそが,「文化の発展に寄与する」という点でのChatGPTの最大の功績であろうとの意見表明がなされた。
- また,哲学の原点は,ソクラテスの対話法(チャット)とアリストテレスの弁論術による学問の体系化であるが,いずれもチャットが重視されている。これに対して,日本の著作権法は,著作者人格権の規定を含めて,著作権上の保護が手厚すぎて、ChatGPTを含めた生成AIの発展ばかりでなく,文化の発展を阻害しているとの意見も表明された。
- 質問5.OpenAI社やMicrosoftは,ChatGPTによって収益をあげているのだろうか?
- (議論)会員からは,ChatGPTを組み込んだ閲覧ソフトbingの優秀さは,第1に,GPT-4を無料で使えるようにしているばかりでなく,根拠となる参考資料を列挙してくれる点にある。列挙された参考資料を丹念に読み込むと,ChatGPTの「ウソ」に気づかされることが多いとの経験談が紹介された。
- また,bingの第2の特色は,画像生成ソフト(Image Creator)も無料で使える点にある。例えば,「ニュートンが,リンゴの実は地上に落ちるのに,月が地上に落ちてこないのは何故だろうかと考えて,ついに,万有引力の法則を発見した瞬間をイラストに描いてください」と入力すると,数秒で,きれいなイラストを描いてくれ,保存もできるとして,その実演がなされた。
- このような機能を備えたbingの人気は沸騰し,これまで,検索の速さを誇りNo.1のブラウザとされてきたGoogleのChromeから,bingを使うために,ブラウザをMicrosoftのEdgeへと乗り換えるユーザー激増し,Googleの株価が下落するなどの事態が生じている。こうしたことでMicrosoftは広告収入を含めて膨大な収益増が見込まれているとの意見が表明された。
- 質問6.ChatGPTは,すでに大学教育で使われているか?
- (回答)学生たちに尋ねると,すでに使っている学生が多い。秋学期からは,生成AIを組み込んだ情報教育を行う予定である。
- (議論)実際にChatGPTを大学教育に利用している会員からは,レポートの課題や講義で学んだことをまとめる課題を与える際に,あらかじめその課題をChatGPTに解かせた回答例を表示して,「このような一般論しか書かれていない回答では,合格点は与えらない」と,学生たちに警告しておいたところ,学生たちから講義の具体的な内容を踏まえた回答が寄せられるようになったとの経験談が述べられた。
- 他の会員からは,現在の先生方は,具体的なシラバスを事前に表示しているため,それを踏まえてChatGPTが学習し始めると,個々の学生の具体的な経験を踏まえた報告を求めないと,ChatGPTの回答を丸写しした報告よりも良い報告が期待できなくなるかもしれない等の意見が表明された。
- (HP訪問者の延べ人数52,110人)
- 2023年9月3日(日) 晴れ
- 岡村久道『著作権法』〔第5版〕民事法研究会(2021/1/1)を読んでいます。(第7日)
- 9月14日に開催される「知的財産権(著作権とChatGPTの関係を含む)に関する職員研修」で使用するPowerPointのレジュメの作成を開始します。
- (HP訪問者の延べ人数52,120人)
- 2023年9月4日(月) 晴れ
- 9月14日に開催される「知的財産権(著作権とChatGPTの関係を含む)に関する職員研修」で使用するPowerPointのレジュメを作成し,PDF版を担当者に送付しました。
- 上記の職員研修用のレジュメ(知的財産権法研修-著作権法とChatGPTとの関係を中心に-)の目次は以下の通りです。
- Ⅰ 自己紹介(経歴,ウェブサイト)
- Ⅱ 知的財産権の概説
- 1.財産権の分類
- 2.知的財産権の分類
- (1) 特許法の目的と対象は何か?
- (2) 実用新案法の目的と対象は何か?
- (3) 意匠法の目的と対象は何か?
- (4) 商標法の目的と対象は何か?
- (5) 著作権法の目的と対象は何か?
- Ⅲ 著作権法の基礎
- 1.著作権法上の権利の分類
- 2.著作権法の目的(文化の発展への寄与)
- 3.著作権法の対象(著作物)
- 4.著作物の例示
- 5.有体物と無体物の区別
|
有体物(書籍)にとりついた無体物
(著作権,著作物,著作者人格権)
Powerd by Image Creator |
- (1) 民法(旧民法→現行民法)における物の定義の変遷
- (2) 民法が物の定義をを有体物に限定した理由は何か?
- (3) 現行民法における物の定義の改正の必要性
- 6.保護されるべき著作物とは何か?
- 7.著作権の支分権とは何か?
- 8.著作物を自由に利用できる場合(著作権の制限)(1, 2, 3, 4)
- 9.著作者が保護されるべき著作権侵害の要件は何か?
- 10.著作権の原点としてのパブリックドメイン(公共財)
- (1) 著作権法で最も重要な条文とは?
- (2) 文化の発展に最も寄与する著作物は何か?
- 11.著作者の権利保護とその問題点(1, 2)
- 12.著作権法の罰則規定とその問題点 (1, 2, 3, 4, 5, 6, 7)
- Ⅳ ChatGPTと著作権
- 1.従来の著作物性の判断基準
- 2.従来の基準によるChatGPTが生成する作品の著作物性
- Ⅴ ChatGPTが生成する作品(実例)の著作物性
- 1.指示(プロンプト)がアイディアだけの場合(1, 2, 3, 4, 5)
- 2.指示(プロンプト)に新しい視点がある場合場合(1, 2, 3, 4, 5, 6)
- Ⅵ ChatGPTの開発事業者の責任
- 1.オープンAI社の契約責任
- (1) 契約責任とは何か?
- (2) オープンAI社の利用規約における免責条項
- (3) 契約自由の原則(1, 2)
- (4) 任意規定と契約条項・慣習との関係(1, 2, 3, 4, 5, 6)
- (5) 契約自由の例外(1, 2, 3, 4, 5)
.2.ChatGPT開発事業者の不法行為責任
- (1) 不法行為責任とは何か?
- (2) 製造物責任法の目的と定義
- (3) 製造物責任法の「無体動産」への準用
- (4) 製造物責任法の免責事由
- (5) 製造物責任法の要件効果の意味
- Ⅶ 著作権法の今後の展望
- 1.創作・有理
- 2.削除・記録
- 3.寛容・文化
- 4.フェアユースの考え方(1, 2, 3)
- 5.理想的な著作権法の構造(著作者第一主義から利用者第一主義へ)
- Ⅷ 参考文献
- 明日の日出ロータリークラブの例会で「会長の時間」として話す原稿(ガバナー公式訪問に向けてガバナーの考え方を理解する)を担当者に送付しました。
- Nagoya RyuNetの理事懇談会(Zoom)に参加しました。
- モノグラフィーを執筆する予定の社会人に対するアドバイスをZoomで行いました。
- (HP訪問者の延べ人数52,130人)
- 2023年9月5日(火) 曇り時々雨
- 昨日作成した「知的財産法職員研修」のレジュメ原稿のうち,未完成部分(Ⅲ-12.著作権法の罰則規定とその問題点)の完成を目指して,罰則規定の整理をしています。
- ChatGPT等の生成系AIの教育・研究への利活用について,市の政策アドバイザー三人で情報交換を行ないました(Zoom会議)。
- 豊岡公民館でのダンス教室に参加しました。
- 日出ロータリークラブのハイブリッド例会(加賀山年度第8回)に出席しました。
- 「会長の時間」では,以下の骨子に基づいてスピーチを行いました。
- 1.2023-24年度RI2720地区ガバナーの地区テーマは何か?
- 2.ロータリーの原点としての「ロータリーの目的」とは?
- 3.ロータリーの原点(不変の価値観:目的,中核的価値観,四つのテスト)に復帰しつつ,どのような「未来変革」を目指すべきか?
- 理事会で,日出ロータリークラブ創立40周年記念行事を2024年6月2日(日)に別府市城島高原ホテルで開催することを決定しました。
- (HP訪問者の延べ人数52,140人)
- 2023年9月6日(水) 晴れ
- 刑法の専門家から教えていただいた以下の論文を読んで,著作権法上の罰則規定を整理してみました。
- 岡田好史「インターネット上の海賊版対策としての著作権法上の罰則規定について」専修法学論集147号(2023/3/15) 43-61頁
- 田中良弘「著作権法上の罰則規定に関する一考察-わが国における行政罰の各論的検討(1)-」法政理論50巻1号(2018/2)236-281頁
- 著作権法上の罰則規定
- 1.著作権等侵害罪(119条1項)
- 10年以下の懲役若しくは1,000万円以下の罰金に処せられる(併科あり)。なお,法人については,3億円以下の罰金刑が課される(124条1項1号)
- 2.著作者人格権等侵害罪等その他の罪(119条2項)
- 5年以下の懲役若しくは500万円以下の罰金に処せられる(併科あり)。
- 1号(著作者人格権又は実演家人格権侵害)
- 2号(営利目的での自動複製機器の提供)
- 3号(著作権等侵害物品の輸入等)
- 4号(リーチ(leech:搾取者)サイト(海賊版サイト)提示)
- 5号(リーチアプリの提供等)
- 6号(プログラム違法複製物の使用)
- 3.違法ダウンロードの罪(119条3項)
- 2年以下の懲役若しくは200万円以下の罰金に処される(併科あり)。
- 1号(有償提供物が違法に流通している物の違法ダウンロード)
- 2号(漫画・写真等の違法ダウンロード)
- 4.著作者死後等における人格的利益侵害の罪(120条)
- 5.回避装置製造罪その他の罪(120条の2)
- 3年以下の懲役300万円以下の罰金に処せられる(併科あり)。
- 1号(技術的保護手段回避装置等の公衆譲渡等)
- 2号(技術的保護手段の回避)
- 3号(権利管理情報の改変等)
- 4号(不正なシリアルコード利用)
- 5号(営利目的権利管理情報の改変等)
- 6号(国外頒布目的商業用レコードの輸入等)
- 6.著作者名詐称の罪(121条)
- 1年以下の懲役若しくは100万円以下の罰金に処せられる(併科あり)。
- 7.外国原盤商業用レコードの複製等の罪(121条の2)
- 1年以下の懲役若しくは100万円以下の罰金に処せられる(併科あり)。なお,法人処罰の法定刑は100万円以下の罰金である(124条1項2号)。
- 8.出所明示義務違反の罪(122条)
- 50万円以下の罰金に処せられる。出所不明示が氏名表示権侵害でもある場合,119条2項1号の罪との観念的競合となる。
- 9.秘密保持命令違反の罪(122条の2)
- 5年以下の懲役若しくは500万円以下の罰金に処せられる(併科あり)。国外において秘密保持命令違反の罪を犯した者も同様である(2項)。なお,法人処罰は,3億円以下の罰金である(124条1項1号)。
- 10.親告罪・非親告罪(123条)
- 119条1項から3項,120条の2第3号から6号,121条の2及び122条の02第1項の罪は親告罪であり,その他の罪は非親告罪である(123条1項)。
- ただし,TPP 協定締結に伴う改正により,本来親告罪であっても一定の場合に非親告罪となる(123条2項,3項)。
- 告訴ができるのは原則として被害者である著作権者又は著作隣接権者であるが(刑事訴訟法230条),無名・変名著作物については発行者が告訴権者となり得る(123条4項本文)。ただし,変名が周知の場合,実名登録があった場合及び告訴が著作者の明示の意思に反する場合は告訴できない(123条4項ただし書)
- 以上の成果を踏まえて,9月14日に開催予定の職員研修用のPowerPointのレジュメ(知的財産権法研修-著作権法とChatGPTとの関係を中心に-)を完成させました。
- (HP訪問者の延べ人数52,150人)
- 2023年9月7日(木) 晴れ
- 母のリハビリの付き添いを勤めるため,自転車(電動アシスト自転車)で自宅と病院との間を往復しました。
- 川崎公民館でダンスの個人レッスンを受けましたす。
- 9月14日に開催予定の職員研修用のPowerPointのレジュメ(知的財産権法研修-著作権法とChatGPTとの関係を中心に-)を完成させたので,誤字・脱字の修正を行った後,Ver.2として,研修担当者に送付します。
- (HP訪問者の延べ人数52,160人)
- 2023年9月8日(金) 曇り後晴れ
- 9月14日の職員研修教材「知的財産権法研修-著作権法とChatGPTとの関係を中心に-」の改訂を行い,第3版(ver.3)としました。
- 家の前の狭い道路の道路の拡幅工事の件で,大分県の東部振興局日出推理事務所の担当者が来宅し,工事に関わる愛媛県の地権者の連絡方法について要望を述べられました。そこで,すぐに愛媛県の親戚に連絡して,連絡先を一本化できるかどうか打診しました。
- 明治学院大学・これくら研(これからの暮らしを考える研究会)のZoom会議に参加して,議論を盛り上げました。
- 第1報告:「消費者契約法9条1項1号から受ける損害賠償請求権と履行請求権の新しい関係への示唆」
- 民法641条(注文者による契約の解除),すなわち,請負人が仕事を完成する前ならば,請負の報酬よりも少額の損害賠償をして契約を解除できるという規定について,その規定を制作物供給契約ばかりでなく,条件付きではあるが,売買においても,民法641条の適用可能性を追求するものであり,とても刺激的な報告でした。
- 第2報告:「プラットフォーム経由の越境供給と製品安全上の諸問題-EUの議論を素材に」
- 日本では,何の動きもない製造物責任法ですが,EUでは,すでに,製造物責任法の改正案が提言されています。その内容は,概ね以下の通りであり,まさに,「拡張」製造物責任法として生まれ変わろうとしています。
- 第1に,対象を有体動産から無体物としてのソフトウェアへと拡張する。
- 第2に,欠陥の判断時期を流通に置いた時点だけでなく,使用後のアップデートにも拡張する。
- 第3に,責任主体も,売主やプラットフォーマにも拡張する。
- 第4に,欠陥や因果関係の証明について推定規定を創設する。
- 第2報告は,このようなEUによる製造物責任法の改正の最新状況を報告するものでした。
- この動向は,現在作成中の私の解釈論としての無体動産構想と非常に類似しており,大変参考になりました。
- 第3報告:「生成AIの現状と課題」
- 法と経営学会・第2分科会(地方創生とDX)での報告をバージョンアップした内容でした。すなわち,生成AIの技術的な進展の最先端とリスクに関する詳細な報告であり,大変参考になりました。
- (HP訪問者の延べ人数52,170人)
- 2023年9月9日(土) 曇り後晴れ
- 明治学院大学・これくら研(これからの暮らしを考える研究会)のZoom会議に参加して,議論を盛り上げました。
- 第1報告:「投資取引領域での民法722条2項における『被害者側の過失』の法理による過失相殺の妥当性について〜投資者保護および被害回復の視点から〜」
- 過失相殺の本質をめぐって議論がなされました。私は,適合性原則については,民法697条(事務管理における,本人の意思の重視と,本人の意思を推知できない場合には,「最も本人の利益に適合する方法」」を採用しなければならない)の活用が重要である点と共に,過失相殺の本質について「部分的因果関係の理論」に基づいて」以下の考え方を披露しました。
- 1.過失相殺における過失は,責任要件としての過失ではなく,部分的因果関係(寄与度)の問題である。
- 責任能力のない小学生が道路に飛び出して車にぶつかった場合に,加害者に対する損害賠償請求に対して場合に過失相殺が認められて,損害賠償額が減額されている。このことから,私は,過失相殺における過失とは,責任能力が必要とされる,本来の過失が問題となっているのではなく,部分的な因果関係,すなわち,因果関係の割合(寄与度)の問題であると考えています。
- この点を捕らえて,中野貞一郎教授が,「過失相殺」とは,過失の相殺ではなく,「いわば原因相殺(因果相殺)を認めるという方が適当なように思う」(中野貞一郎「相当因果関係の蓋然性と損害賠償額」別冊ジュリスト36号 続民事訴訟法判例百選(1973)168頁)と述べられているのは,まさに,的を射た考え方といえます。
- この点を含めて,過失相殺に関する学説をうまくまとめた論文として,谷口聡「寄与度減責理論の展開と本質的課題」(明治大学大学院)法学研究論集第5号
185-200頁(https://core.ac.uk/download/59289535.pdf)を引用するのがよいと思います。
- 2.過失概念は,それが重大であれ,軽微であれ,損害賠償額の増減とは連動しない概念である。
- 加害者の過失であれ,被害者の過失であれ,例えば,加害者の過失が大きいからとか,過失を超えた故意があるから損害額を増額するということはできないし,反対に,加害者の過失が小さいから損害賠償額を軽減するということはありえません。同様にして,被害者の過失が小さいから損害賠償額を増額するということもできません。
- 3.これに対して因果関係は,その寄与度に応じて損害賠償額を損害額の範囲内で,いかにでも増減できる概念である(部分的因果関係の理論)。
- 例えば,加害者と被害者の行為が競合して一つの事故が生じた場合,すなわち,加害者の因果関係の寄与度が8割,被害者自身の寄与度が2であるとすると,被害者は自分の寄与度について加害者に損害賠償を請求することができませんから,損害額のうち8割しか賠償請求をすることができません。このことをもって,法律用語上は被害者の損害賠償請求は,2割の限度で過失相殺されるといっているに過ぎません。
- 4.加害者側の過失という概念は,旧来の家制度と同じく,個人の尊厳を損なうものであって,不要である。
- 例えば,小学生が道路に飛び出して車にぶつかったという例において,事故に対する加害者の因果関係の寄与度が7割,監督を怠った被害者の親権者の寄与度が2割,子どもの寄与度が1割とすると,子どもは,加害者と親権者とを共同不法行為者として,それぞれに対して損害賠償額の9割の請求が可能となります。
- しかし,子どもは,通常は,親権者に対する請求を免除するでしょうから,その場合には,子どもは加害者に対して,損害賠償額の7割しか請求できないことになります(免除の効力は相対的ですが(民法441条),求償を通じて結果的には,7割しか請求できません(民法445条))。このことをもって,被害者側の過失と呼んでいるのですが,実際は,個人,個人の個別の責任に分解して考えることができるのであって,被害者側の過失という考え方は不要です。
- 第2報告:判例研究「適格消費者団体による消火器訪問販売の不当条項使用等の差止め(仙台高判令3・12・6)」
- 公害における工場の操業の差止とか,機械の騒音の差止とかの場合には,差止を実現するための処分によって効果が持続し,大きな意味を有します。しかし,本件のように,契約条項の使用の差止の場合は,契約文言を変更するという簡単な行為によって差止の効果を無にすることができるため,差止の実質的な意味は少ないといわざるを得ません。
- そこで,本件については,実効性のある方法を考えるために,次回に,度議論をすることになりました。
- 9月27日(水)に,私が明治学院大学で私が講師を勤める「FD講演会」のチラシが送られてきたので,講義概要(案)を以下のようにまとめてみました。
- 加賀山茂「ChatGPT等生成AIの法学教育への活用方法と課題」
- Ⅰ ChatGPTとは何か
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明治学院大学法学部主催・FD講演会
9月27日(水)14:00~16:00
加賀山 茂
「ChatGPT等生成AIの
法学教育への活用方法と課題」
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- 1.チャット(対話)
- (1) 右脳と左脳との間のチャット(一人称の主観知の形成)
- (2) 哲学の原点としての対話法,弁論術(二人称の知による成長)
- (3) 議論による集合知(三人称の客観知)から批判的主観知(自己実現)へ
- 2.GPT(Generative Pre-trained Transformer)
- (1) Generative:自然言語の分析・生成
- (2) Pre-trained:事前の深層学習+機械学習
- (3) Transformer:変換機(創作のカギを握るtransformativeというキーワード)
- 3.生成AIは,文芸・学術・美術・音楽のすべてをカバーする
- (1) 自然言語から作詞・作曲・演奏を実現
- (2) 自然言語から写真・イラストを生成
- (3) 言語を理解する(身体知を備えた)AIロボットへ
- Ⅱ ChatGPTの負の側面
- 1.個人情報保の漏洩・プライバシーの侵害のおそれ(opt outとopt in)
- 2.著作権侵害のおそれ(⇔冤罪のおそれ)
- 3.欠陥コンテンツの蔓延のおそれ
- Ⅲ ChatGPTが明らかにしてくれた現行法の欠陥と法改正の必要性
- 1.個人情報保護(個人の秘密の保護)と情報公開(権力の秘密の暴露)の相克
- 2.創作性の要件を無視した著作権法の機能不全と改正の必要性
- 3.無体動産を対象外としている製造物責任法の機能不全と改正の動向
- Ⅳ ChatGPTの活用方法
- 1.活用マニュアルを含めた環境整備
- 2.教員自身のための活用
- (1) シラバスの作成 のための文献収集と下書き
- (2) 教材・論文の作成 のための文献収集と下書き
- (3) 講義のスケジュール管理
- (4) 小テスト・試験問題と解答の作成 の下書き
- (6) 試験の模範解答の作成と試験の採点
- (7) 学生アンケートに対するフィードバックの作成
- 3.学生のための活用
- (1) 個別最適化学習・限界練習(Deliberate Practice)のためのスケジュール作成支援
- (2) 質問・相談に対する質疑応答支援
- (3) 健康管理支援
- Ⅴ 結論
- 1.環境変化に適応して生き残れる人材とは(質問力,誤謬発見力,余裕力)
- 2.AIネイティブを含めて,プロになるための限界練習の必要性
- 3.他人を大切にし(DEI),自分を育て(Deliberate Practice),"Do for others"!
- Ⅵ 参考文献
- 1.主観知・集合知,オブジェクト知識・メタ知識
- 2.ChatGPTの法律問題
- 4.約款規制・懲罰的賠償の動向
- 5.EUの製造物責任法の改正動向
- (HP訪問者の延べ人数52,190人)
- 2023年9月10日(日) 晴れ時々曇り
- 愛知靖之=前田健=金子敏哉=青木大也『知的財産法』〔第2版〕有斐閣(2023/3/5)を読んでいます。(第1日)
- ChatGPTに,「著作権法における著作性の新たな定義について-著作性に関する学説の混乱を収束させ,文化の発展に寄与するための新たな定義の提案-」という論文を作成させる実験をしました。
- 第1回目:博士論文の審査基準と問題の提起をプロンプトに与えるだけで,上記のテーマで論文の下書きを書かせてみました。そうすると,審査基準に合致する目次を自動的に作成し,その目次に関する本文の項目を立てるところまでは実行しましたが,その内容は,本文を執筆する際の注意書きだけであり,具体的な内容の執筆には至りませんでした。
- 自動作成された目次
- 1.問題の提起
- 2.著作性に関する現行の学説と判例
- 3.著作性の新たな定義の提案
- 4.新たな定義がもたらす影響
- 5.結論
- 6.参考文献
- 第2回目:上記の目次の項目に相当する本文の要点を,注意書きに沿って書いていき,その都度,下書きを書き直すように指示すると,何度でも論文の下書きを書き直してくれました。
- 第3回目:参考文献の項目が埋まっていないので,別途,論文のテーマに関連する文献の一覧を作成するように指示すると,ネットで見つかるだけの文献一覧を作成してくれました。その文献をすべて読んでみると,論文のテーマに関する文化庁,裁判官,および,弁護士たちの最新の考え方を知ることができました。
- 第4回目:文献一覧で示された文献を読んで,本文の各項目ごとに追加すべき情報を指示しながら下書きを書き直させていくと,5,000字程度の論文らしきものが出来上がりました。
- 第5回目:出来上がった論文を400に要約するように指示すると,400字の要約を作成しました。要約はよくできており間違いはありませんでした。
(HP訪問者の延べ人数52,200人)
- 2023年9月11日(月) 曇り後晴れ時々小雨
- ChatGPTに,「ChatGPTと著作権法に関する問題」に関するレポートのテーマを提案させ,それぞれのテーマについての模範解答を作成させる実験を行いました。
- 10月8日(日)に日出ロータリークラブが実施する子ども食堂について,青少年奉仕委員会の委員長とともに,具体的な準備を開始します。
- 青少年奉仕委員長の事務所に伺って,今回の子ども食堂のメインテーマ(なかよしクラブ第2弾・秋祭りだよ,全員集合)を決定し,前回のチラシのデータをいただいて,新しいチラシを作成しました。
- 出来上がった子ども食堂のチラシをもって,日出社協に赴き,綿菓子機2台を借りる申請書を提出しました。
- 町役場に赴き,町長に今年度の日出ロータリークラブの『クラブ現況及び活動計画書』とともに,子ども食堂のチラシを手渡して,今年度の計画を説明しました。
- 中央公民館に赴き,子ども食堂で提供するカレーを作る場所として,調理場を借りる申込書を提出しました。
- 教育委員会に赴きましたが,教育長が不在であったため,『『クラブ現況及び活動計画書』と子ども食堂のチラシを提出し,教育長に渡していただくように依頼しました。
- 夜になって,中央公民館の担当者から電話があり,豊岡公民館の借用の手続きが済んでいないとの連絡がありました。私は,2か月前に予約していることを報告するとともに,明日,豊岡公民館で正規の手続をすることにしました。
- (HP訪問者の延べ人数52,210人)
- 2023年9月12日(火) 晴れ
- ChatGPT等の生成系AIの教育・研究への利活用について,市の政策アドバイザー三人で情報交換を行ないました(Zoom会議)。
- 外国に移住した友人とZoomミーティングを行いました。
- Deliberate Practiceの有効性について議論しました。
- 10月8日(日)に日出ロータリークラブが主催す子ども食堂(なかよしクラブ・秋祭り)の会場として豊岡地区公民館を借りる手続を行いました。
- 子ども食堂で提供するカレーライスを調理する場として中央公民館の調理場を借りることにして,キッチンカーで会場の豊岡公民館まで運ぶことを想定していたのですが,豊岡地区公民館の調理場も200人分のカレーライスを調理すことができることが分かりました。そこで,中央公民館の料理場を借りる予約をキャンセルして,豊岡地区公民館の調理場を借りる手続を行いました。
- 豊岡公民館でのダンス教室に参加しました。
- Rumba,Waltz,Tangoの順番で,ルーティンの基礎部分を繰り返し練習しました。
- 2週間ほど前から吉村妃鞠さん(当時8歳)のヴァイオリンの演奏(サラサーテ・ツィゴイネルワイゼン)に聞きほれているのですが,この曲に歌詞がついていたら,演奏に合わせて歌ってみたいと思うようになりました。
- そこでネットで検索してみると,サラサーテが作品の第2部で取り入れているジプシー(ロマ)の民謡(「ジプシーの月」)に,日本語の歌詞(作詞・入江静雄)がついており,ディック・ミネ(1908-1991)が歌っていることがわかりました(編曲・三根徳一本人)。ネットでは,どんな内容の歌詞なのかを知ることができなかったので,Youtubeで公開されているディック・ミネのレコードの歌詞を聞き取ってみました。
- なにしろ,古いレコードで雑音が多く,聞き取れない部分もあるのですが,おそらく,以下のような歌詞であることがわかりました。
- 青きジプシーの月よ
悩み歌うここに
白き光り届く
空のジプシーの月よ
- 黒き髪の乙女
月にむせび泣きぬ
くくる夜半にひとり
泣くやジプシーの月に
- しかし,サラサーテの曲の第2部の演奏に合わせて歌おうとすると,上記の歌詞の2番の途中までしか歌えません。
- そこで,ピアノ伴奏部分から始めて,歌詞を以下のように組み合わせると,ヴァイオリンの演奏に合わせて歌うことができることがわかりました。
- (第2部のピアノ前奏部分)
- 黒き 髪の乙女 (ヴァイオリンの演奏開始)
悩み 歌う 影に
白き 光り 届く
空の ロマの月よ
- 暮るる 夜半に ひとり
泣くや ロマの月に(「ジプシーの月」の演奏終わり)
- ヴァイオリンの演奏に合わせて,上記の歌詞で何度も歌ってみましたが,哀愁に満ちた曲の情感がうまくとらえられていて,気に入っています。
- 9月14日(㈭)に行う真庭市で行う知的財産職員研修の講義資料(知的財産権法研修-著作権法とChatGPTとの関係を中心に-)の最終チェックを行い,明日からの出張の準備を行いました。
- (HP訪問者の延べ人数52,220人)
- 2023年9月13日(水) 晴れのち曇り
- 愛知靖之=前田健=金子敏哉=青木大也『知的財産法』〔第2版〕有斐閣(2023/3/5)を読んでいます。(第2日)
- 外国に移住した友人とZoomミーティングを行いました。
- 真庭市で行う知的財産職員研修(知的財産権法研修-著作権法とChatGPTとの関係を中心に-)で講義を行うため,岡山に出張し,岡山の駅前のホテルで一泊しました。
- (HP訪問者の延べ人数52,230人)
- 2023年9月14日(木) 曇りのち雨
- 真庭市役所で,市の職員14名に対して,グループ討議を含めて,「知的財産権法研修-著作権法とChatGPTとの関係を中心に-」を行いました。
- 第1部(10:30~12:00)
- Ⅰ 自己紹介(講師および受講者19名の自己紹介:知財とのかかわりとChatGPTと著作権法の関係についての研修前の感想を含む)
- Ⅱ 知的財産権の概説
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真庭市での職員研修資料(87頁) |
- 1.財産権の分類
- 2.知的財産権の分類
- (1) 特許法の目的と対象/(2)実用新案法の目的と対象/(3) 意匠法の目的と対象/(4) 商標法の目的と対象/(5) 著作権法の目的と対象
- 3.特許法と著作権法との比較
- Ⅲ 著作権法の基礎
- 1.著作権法上の権利の分類
- 2.著作権法の目的(著作者の権利の保護と著作物の公正な利用との調和とを通じて分家の発展に寄与すること)
- 3.著作権法の対象としての著作物とは何か?
- (1) 著作物の例示/(2) 有体物とと無体物としての著作物との区別並びに相互関係/(3) 最も重要な著作物はパブリックドメインにあり,すべての著作物は,いつの日にかはすべてパブリックドメインに帰属して公共財となる/保護されるべき著作物の成立要件と障害要件
- 4.著作権の保護と公正な利用のための権利制限
- (1) 著作権の支分権とその利用/(2) 著作権の制限としての著作物の公正な利用
- 第2部(13:00~15:30)
- Ⅳ 著作権法の問題点(著作権侵害の不透明性)
- 1.著作権侵害とは何か
- 2.著作権侵害の民事的要件とその問題点
- (1) 著作権侵害の根拠規定は何か?/(2) 著作権侵害の成立要件/(3) 著作権侵害の障害要件 (4) 著作権侵害の消滅要件
- 3.著作権侵害に対する罰則規定とその問題点
- (1) 民法と刑法との区別/(2) 著作権侵害に対する罰則規定/(3) 罪刑法定主義は守られているか?
- Ⅴ ChatGPT(生成AI)と著作権
- 1.ChatGPTが生成する作品の著作物性
- (1) 著作物性に関する従来の判断基準とその問題点/(2)指示(プロンプト)がアイディアだけの場合/(3) 指示(プロンプト)に新しい視点がある場合
2.ChatGPTの開発事業者の契約責任
- (1) オープンAI者の利用規約/(2) 契約自由とその制限/(3) 消費者契約法及び民法による契約条項規制
- 3.ChatGPTの開発事業者の不法行為責任(製造物責任を含む)
- (1) 無体物を対象に含めることにしたEU製造物責任法/(2) 製造物責任法の無体動産への準用/(3) 免責事由の行方
- 4.ChatGPTの生成物の著作者は誰か?
- (1) パブリックドメインへ/(2) 工夫され創作性のあるプロンプトを利用して作品を完成させた者の単独著作/(3) 共同著作の可能性
- Ⅵ 著作権法の今後の展望と結論
- 1.著作権法は,ChatGPT等の生成AIの登場によって根本的な改革が必要とされている
- 2.著作権法改革の指針
- (1) 創作・有理/(2) 削除・記録/(3) 寛容・文化
- 3.フェア・ユースの考え方の著作権侵害の障害要件への取り込み
- (1) 米国連邦著作権法107条/(2) フェア・ユースの4つの考慮事項/(3) 第4の考慮事項としての便乗とは異なる変容的(transformative)利用の意味
- 4.結論としての理想的な著作権法の構造
- Ⅶ 参考文献の紹介とグループ討議
- 真庭市での知財法職員研修を終えて,大分に帰りました。
- (HP訪問者の延べ人数52,240人)
- 2023年9月15日(金) 曇りのち雨
- 昨日は,10日分の仕事をこなしたので,今日は,音楽の世界に入ってゆっくりと休養を取ります。
- そして,明日からは,9月27日(水)のFD講演会の準備に取り掛かります。
- 外国に移住した友人から誘いがあったので,臨時のZoomミーティングを行いました。
- "It's Okay"というAmerica's Got Talentで注目された歌を紹介していもらいました。
- (HP訪問者の延べ人数52,250人)
- 2023年9月16日(土) 晴れの一時雨
- ChatGPTにあるテーマのレポート問題を作成させて,ChatGPTが作ったその問題を解かせ,その回答を要約させた後,他のシステムで先の問題に対して作成した別個の回答例をChatGPTに添削したり,採点させたりするという実験を開始します。(第1日)
- 外国に移住した友人とZoomミーティングを行いました。
- 国際ロータリー第2720地区ガバナーの公式訪問の際に行われるガバナーと「日出ロータリークラブ会長・幹事との懇談会」の資料を作成するため,日出ロータリークラブの事務局で打ち合わせの会議を開催します。私の事前準備(案)の骨子は以下の通りです。
- ①クラブの戦略計画について(日出RC『クラブ現況及び活動計画書』68頁を参照ください)
- (短期計画)
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日出ロータリークラブ
Official Directory2023-24 |
- 1.今年度(2024年6月2日(日))に城島高原ホテルで開催する,日出ロータリークラブ創立40周年記念行事事業に向けて入念な準備を行い成功を目指します。
- 2.子どもの貧困問題の解消に向けて,子ども食堂(なかよしクラブ)を運営し,各小学校の学区の児童・保護者との交流を深めます。
- (中期計画)
- 3.個別最適化教育の模範とされるオランダ・イエナプランへの教員派遣プロジェクトを推進します。わが国の公立学校で始めてイエナプランに基づく小学校教育を導入している広島県福山市立「常石ともに学園」を委員たちと視察し,イエナプランの有効性を検証するとともに,その財源として日出町と金融機関と連携し,デジタル通貨の開発と活用に向けて,クラブ内でデジタル人材を育成します(別添資料を参照してください)。
- (長期計画)
- 4.次世代を育てるために,教育委員会,小中学校の校長会等と連携して青少年奉仕活動として,善行褒賞の活動及び「子ども食堂」の運営を継続するとともに,日出ロータリークラブの会員が自分の職業を活かした出前講義を計画しています。また,永続的に活動ができるようにするため,奉仕活動に熱心な会員獲得に努めます。
- ②クラブの定款・細則について
- 日出ロータリークラブ細則が,現状のクラブ運営と乖離していないかどうか,また,3年度とに開催さる規定審議会によって変更される標準ロータリークラブ定款との間で齟齬が生じていないかを詳細に検討しました。
- その結果,現状の運営と乖離している部分を修正するとともに,標準ロータリークラブ定款との間で齟齬が生じている部分についても,調整と改訂を行いました(日出RC『クラブ現況及び活動計画書』13-20頁を参照ください)。
- ③クラブにおける財団寄付の状況
- R財団への理解を促進するために,R財団卓話を行ってきました。また,年次寄付については,各会員が年間で100ドルを行っている寄付を150ドルへと増額することを目標とします。
- 米山記念奨学会へ各会員が年間6,000円の寄付を行います。
- ④ガバナーへの要望(ガバナーが提起されている「ロータリーの原点回帰と未来変革」という「希望」の実現のために)
- R財団への寄付奨励するためには,単に,寄付を奨励するのではなく,地区補助金や国際補助金等の見返りが青少年の奉仕活動に活かされることを示すことが重要であると考えています。
- 第1に,地区補助金については,R財団への寄付をすることのインセンティブとして,地区補助金を充実していただき,当クラブが毎年実施ている,小中学校の児童の善行褒賞,花育プロジェクトの実施や子ども食堂を運営を支援していただきたいと思います。
- 第2に,使い勝手の悪いグローバル補助金については,日出ロータリークラブが計画している,個別最適化教育の模範とされているオランダ・イエナプランへの小中学校の教員を派遣するという,少子化対策の切り札ともいえる事業についても,グロバール補助金が使えるようにしていただきたいと思います。そのために,私たちは,グローバル補助金の重点分野を一つ追加し,8つ目の重点分野として,「初等教育の教員レベルの向上」を追加することを提案したいと考えています。
- 以上の2つ点を重視して,世界的に後れを取っている日本を含めた「教育後進国」の初等教育の教員のレベルを飛躍的に向上を目指しています。ガバナーにおかれましては,私たちの提唱しているオランダ・イエナプランへの教員派遣プロジェクトを支援することに賛同していただき,地区戦略改革の目玉,さらには,利益重視に傾斜しつつある国際ロータリー改革の目玉として,実現していただきたいと思います。
- (HP訪問者の延べ人数52,260人)
- 2023年9月17日(日) 晴れのち一時雨
- ChatGPTにあるテーマのレポート問題を作成させて,ChatGPTが作ったその問題を解かせ,その回答を要約させた後,他のシステムで先の問題に対して作成した別個の回答例をChatGPTに添削したり,採点させたりするという実験をしています。(第2日)
- 評価基準を以下のように設定して,レポート(ChatGPTが生成する作品の著作権問題に関するあるWebサイトの記事)の採点をChatGPTにさせてみると,根拠を示しながら採点を実行してくれました。ChatGPTは,思ったより賢いです。
- 「採点基準」(以下の点が記述されているかどうかを分析し,以下の記述が含まれている場合には加点し,含まれていなければ,加点せず,その合計点を計算して報告してください。なお,採点基準の( )内の部分は,なくても加点してください。)
- 1. テーマが,ChatGPTが生成した作品が著作物であるかどうかであると書いている:10点
- 2. テーマが,ChatGPTが生成する作品の著作者は誰かであると書いている:10点
- 3. ChatGPTは,(人間ではないため,)著作者になりえないと書いている:20点
- 4. OpenAI社は,(テーマを自分で決めていないので,)ChatGPTが生成する作品の著作者ではないと書いている:20点
- 5. OpenAI社は,(著作者ではないため,)ChatGPTのユーザーに著作権を譲渡できないと書いている:5点
- 6. ユーザーは,(テーマについて質問しているだけなので,)ChatGPTが生成する作品の著作者にはなりえないと書いている:10点
- 7. ChatGPTが生成する作品は,(著作者がいないので,著作権法62条を類推して)パブリックドメインに帰属すると書いている:10点
- 8. ユーザーが著作権者になる方法は,(公正な利用(フェア・ユース)の考え方に基づいて,)元の作品を変容するものに限られると書いている:10点
- 9. 著作権法は,創作的表現とは何かについて定義規定を設けるべきであると書いている:5点
- 里親の活動を行っている里海ホームを訪問して,日出ロータリークラブ子ども食堂の運営について説明をし,協力を要請しました。
- このことを通じて,大分県の「里親会」と日出ロータリークラブとの連携が始まるのではないかとの期待を持つことができました。
- (HP訪問者の延べ人数52,270人)
- 2023年9月18日(月)(敬老の日) 晴れのち一時雨
- ChatGPTにあるテーマのレポート問題を作成させて,ChatGPTが作ったその問題を解かせ,その回答を要約させた後,他のシステムで先の問題に対して作成した別個の回答例をChatGPTに添削したり,採点させたりするという実験をしています。(第3日)
- 外国に移住した友人とZoomミーティングをしました。
- モノグラフィーを執筆する予定の社会人に対するアドバイスをZoomで行いました。
- キヴィ『七人兄弟』の教材化の依頼者とZoomミーティングを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数52,280人)
- 2023年9月19日(火) (ChatGPTにレポートの採点をさせることができるようにした記念日) 晴れ
- ChatGPTにあるテーマのレポート問題を作成させて,ChatGPTが作ったその問題を解かせ,その回答を要約させた後,他のシステムで先の問題に対して作成した別個の回答例をChatGPTに添削したり,採点させたりするという実験をしています。(第4日)
- Bing aiに,以下のプロンプトを与えて,レポートを書いてもらいました。
- 【プロンプト】以下の問題(1), (2), (3), (4), (5) について,文献,および,著作権法の条文を示して回答をしてください。
===
(1) ChatGPTが生成する作品は,現行著作権法によると著作物として認められるか。
(2) もしも,ChatGPTが著作物であると認められるとした場合,著作者は誰になるか。
(3) ChatGPTの開発事業者であるOpenAI社が,ChatGPTの利用規約において,「ChatGPTが生成する作品に関する権利はすべて,ChatGPTのユーザーに譲渡し,OpenAI社はいかなる権利も義務も有しない」としていることは,誰が著作者になるかについて影響を与えるか。
(4) すべての著作者が著作権を放棄し,すべての著作者に相続人がいない場合に,著作権は誰に帰属するか。
(5) ChatGPTの生成する作品に適切に対応するためには,著作権法をどのように改正する必要があるか。
===
- Bing aiが以上のプロンプトに従って生成したレポートは以下の通りです。
- (1) ChatGPTが生成する作品は,現行著作権法によると著作物として認められるか。
- 現行の法律では、AIが生成した作品は著作物として認められていません。これは、著作権法が人間が創作した作品にのみ適用されるためです。
- (2) もしも,ChatGPTが著作物であると認められるとした場合,著作者は誰になるか。
- ChatGPTが生成するテキストは、AIによって生成されたものであり、その著作権は生成したテキストの所有者(ユーザー)に帰属します。
- (3) ChatGPTの開発事業者であるOpenAI社が,ChatGPTの利用規約において,「ChatGPTが生成する作品に関する権利はすべて,ChatGPTのユーザーに譲渡し,OpenAI社はいかなる権利も義務も有しない」としていることは,誰が著作者になるかについて影響を与えるか。
- OpenAIの利用規約では、ユーザーがChatGPTを利用して文章を作成しても、ChatGPTを運営するOpenAI社に著作権は発生しません3。そのため、この規約は誰が著作者になるかに影響を与えます。具体的には、ユーザーがChatGPTを使って生成した文章やコンテンツの全ての権利をユーザー自身が所有します。
- (4) すべての著作者が著作権を放棄し,すべての著作者に相続人がいない場合に,著作権は誰に帰属するか。
- この問題は一般的な著作権法の観点から考えると、すべての著作者が著作権を放棄し、すべての著作者に相続人がいない場合、その作品はパブリックドメイン(公共財)となります。つまり、誰でも自由に使用できる状態となります。ただし、これは一般的な原則であり、具体的な状況や国や地域の法律によって異なる場合があります。
- (5) ChatGPTの生成する作品に適切に対応するためには,著作権法をどのように改正する必要があるか。
- AIが生成した作品を適切に扱うための法律改正は、多くの議論と専門知識を必要とします。現在では、AIが生成した作品は人間が創造したものではないため、一般的な著作権法では保護されません。しかし、AI技術の進歩と普及に伴い、これらの問題を解決するための新たな法律や規制が必要とされています。具体的な改正案や方針は専門家や関係者間で広範囲にわたる議論が必要となります。
- そこで,いよいよ,レポートをChatGPTに採点する実験に取り掛かりました。ChatGPTが生成したレポートを,一昨日私が作成した採点基準に従って,採点させる実験です。
- 【プロンプト】以下の「採点基準」に従って,その次に示す「レポート本文」を分析し,レポートが100点満点のうちの何点がとれているか,採点結果を報告してください。
- # 採点基準(以下の点が記述されているかどうかを分析し,以下の記述が含まれている場合には加点し,含まれていなければ,加点せず,その合計点を計算して報告してください。なお,採点基準の( )内の部分は,なくても加点してください。)
- 1. テーマが,ChatGPTが生成した作品が著作物であるかどうかであると書いている:10点
- 2. テーマが,ChatGPTが生成する作品の著作者は誰かであると書いている:10点
- 3. ChatGPTは,(人間ではないため,)著作者になりえないと書いている:20点
- 4. OpenAI社は,(テーマを自分で決めていないので,)ChatGPTが生成する作品の著作者ではないと書いている:20点
- 5. OpenAI社は,(著作者ではないため,)ChatGPTのユーザーに著作権を譲渡できないと書いている:5点
- 6. ユーザーは,(テーマについて質問しているだけなので,)ChatGPTが生成する作品の著作者にはなりえないと書いている:10点
- 7. ChatGPTが生成する作品は,(著作者がいないので,著作権法62条を類推して)パブリックドメインに帰属すると書いている:10点
- 8. ユーザーが著作権者になる方法は,(公正な利用(フェア・ユース)の考え方に基づいて,)元の作品を変容するものに限られると書いている:10点
- 9. 著作権法は,創作的表現とは何かについて定義規定を設けるべきであると書いている:5点
- # レポート本文(上記のBing aiが作成したレポートを添付)
- Bing Aiが行ったレポートの採点結果は以下の通りです。私の予想を超えた出来栄えで,見事です。
- テーマが,ChatGPTが生成した作品が著作物であるかどうかであると書いている:10点
- テーマが,ChatGPTが生成する作品の著作者は誰かであると書いている:10点
- ChatGPTは,(人間ではないため,)著作者になりえないと書いている:20点
- OpenAI社は,(テーマを自分で決めていないので,)ChatGPTが生成する作品の著作者ではないと書いている:20点
- ユーザーは,(テーマについて質問しているだけなので,)ChatGPTが生成する作品の著作者にはなりえないと書いている:0点
- ChatGPTが生成する作品は,(著作者がいないので,著作権法62条を類推して)パブリックドメインに帰属すると書いている:10点
- ユーザーが著作権者になる方法は,(公正な利用(フェア・ユース)の考え方に基づいて,)元の作品を変容するものに限られると書いている:0点
- 著作権法は,創作的表現とは何かについて定義規定を設けるべきであると書いている:0点
- 以上から、レポートの合計得点は70点です。
- 各項目につきまして、詳細な採点基準をご確認ください。より高得点を目指すためには、採点基準に記述された全項目をカバーすることをお勧めします。また、具体的な事例や根拠を示すことで、より深みのある分析につながります。引き続き頑張ってください!
- 以上のように,レポートの採点基準とレポート本文を添付すれば,ChatGPTは,レポートの採点とコメントを行うことができることがわかりました。
- もっとも,ChatGPTの採点は,基準に忠実になされているため,レポートの全体の整合性のチェックはなされていませんし,条文の根拠をチェックすることは苦手のようです。
- このような点を踏まえて,採点基準をさらにブラッシュアップすることが必要です。
- しかし,教員が自然言語で採点基準を示すだけで,ChatGPTは,レポートの採点をすることができるという可能性が示されたのですから,ChatGPTの教育分野における活用は,一段と加速されるように思われます。
- RI第2720地区のがバーナー公式訪問の行事が別府のサンバリーホテルで大分第3グループの合同例会として開催されるため,日出ロータリークラブの会長として,参加しました。
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膳所和彦ガバナの公式訪問時の記念撮影 |
- 懇親会では,会長として3分間のスピーチを依頼されたので,日出ロータリークラブの特色と,大分・熊本地区における戦略計画について提案を行いました。
- 日出ロータリークラブは,この地区でも少しばかり変わったクラブといわれています。それは,以下のような3つの特色(①コロナ禍でも例会を休まないという強い意思を持ち,その実現のために先端技術を導入している,②奉仕活動の目玉として子ども食堂を自前で運営している,③オランダ・イエナプランに教員を派遣するという大胆な計画を推進している)を有しているからです。これらの3つの特色を一つづつ説明します。
- 1.コロナ禍でも,一度も休むことなく例会を開催し続けました。
- 近隣のロータリークラブが,感染の拡大を恐れて次々と休会に追いこまれていく中でも,日出ロータリークラブだけは,休むことなく例会を継続しました。
- それができたのは,第1に,例会は,決して「不要・不急」のものではなく,ロータリー活動において何にも増して「必要・不可欠」の存在であるとの強い信念を持って臨んだこと,第2に,Zoom会議をハイブリッドで開催できる秘密兵器としてMeeting
Owl(25万円)という機械を購入することによって「三つの密(密集・密接・密閉)」を避けながら,例会を実施することを可能とすることができたからです。
- 2.奉仕活動の目玉として子ども食堂(なかよしクラブ)を自前で運営しています。
- 子ども食堂に資金や物資を物資を寄付しているクラブはたくさんあります。しかし,日出ロータリークラブのように,子ども食堂を自前で運営しているクラブはそれほど多くありません。
- 女性会員の加入とそれを援助してくださる地域の住民との協力によって,子ども食堂の運営が実現しました。今は,年2回の運営体制がやっとですが,今後は,里親会などの地域の福祉団体とも協力して,子ども食堂の運営を強化していきたいと考えています。
3.子育て支援に匹敵する教員支援として,小中学校の教員をオランダ・イエナプラン研修に派遣する計画を推進しています。
- 日本の教育は,高等教育だけでなく,初等教育においても世界から後れを取っているのが現状です。その原因は,初中学校の教員を積極的に海外に派遣しないからです。
- 「個別最適化教育」において世界の最先端を行っているオランダの「イエナプラン」を実施しているのは,わが国の公立小学校では,広島県福山市の「常石ともに学園」だけですが,日出ロータリークラブでは,会員の一人がこの学校への視察を行い,そこでの教育が,目を見張るものあることを報告しております。
- 本場のオランダで行われているオランダ・イエナプランに教員を派遣するには,1人あたり40万円が必要です。一クラブだけでこの資金を負担するのは,困難です。したがって,ガバナーにおかれましては,この計画をロータリークラブの地域戦略の一環として取り上げていただき,この地域で協力し合って,この「希望」を実現していくことを提案させていただきたいと思います。
- (HP訪問者の延べ人数52,290人)
- 2023年9月20日(水) 晴れたり曇ったり
- 9月23日(土・春分の日)に開催する「第38回日出ロータリークラブ旗争奪少年野球大会」の来賓(日出町長,日出町教育長,杵築・日出警察署長)に招待状を手渡しました。
- 日出ロータリークラブ事務局が作成した,上記少年野球大会の式次第を検討し,改訂しました。
- 10月8日(日)に開催する「第2回子ども食堂(なかよしクラブ・秋祭り」)に利用するキッチンカーを大分キャピタルRCから借り受ける手続きを行いました。
- キッチンカーを駐車する場所として,子ども食堂の開催場所に隣接する小学校の駐車場を一時借りる許可を得ました。
- 日出ロータリークラブの会員二人に,キッチンカーを借り受け,移動し,駐車し,返却する手順を作業を依頼しました。
- 日出ロータリークラブの本年度前記の会費等(120,083円)を支払いました。
- 会費:54,000円/本部関係費:16,833円/地区関係費:11,500円/食事費:22,750円/ニコボックス:7,000円/地区大会登録費:8,000円
- (HP訪問者の延べ人数52,300人)
- 2023年9月21日(木) 雨のち曇り
- 9月27日(水)に行う「ChatGPT等生成AIの法学教育への活用方法と課題」 のPowerPointの作成を開始します(第1日)
- 以下のような大枠を作成しました。
- Ⅰ ChatGPTとは何か
- 1.チャット(対話)
- 2.GPT(Generative Pre-trained Transformer)
- 3.ChtGPTの能力
Ⅱ ChatGPTの負の側面
- 1.個人情報保の漏洩・プライバシーの侵害のおそれ
- 2.著作権侵害のおそれ(⇔冤罪のおそれ)
- 3.欠陥コンテンツの蔓延のおそれ
- Ⅲ ChatGPTが明らかにしてくれた現行法の欠陥と法改正の必要性
- 1.著作権法の機能不全と改正の必要性
- 2.取引約款規制の必要性
- 3.製造物責任法の無体動産への拡張の必要性
- Ⅳ ChatGPTの活用方法
- 1.活用マニュアルを含めた環境整備(東京都のマニュアルの検討)
- 2.教員による活用(①学術論文の下書き,②レポート課題の提案・模範解答の作成,③レポートの採点とコメントの下書き)
- 3.学生のための活用(個別最適学習の支援,限界練習(Deliberate Practice)の支援)
- Ⅴ 結論
- 1.環境変化に適応して生き残れる人材とは(質問力,誤謬発見力,余裕力)
- 2.AIネイティブを含めて,プロになるための限界練習の必要性
- 3.他人を大切にし(DEI),自分を育て(Deliberate Practice),"Do for others"!
- Ⅵ 参考文献
- 母のリハビリの付き添いを勤めるため,自転車(電動アシスト自転車)で自宅と病院との間を往復しました。
- 川崎公民館でダンスの個人レッスンを受けました。
- Tangoの基本ステップと体を上下させずに体重移動をする練習を繰り返しました。
- (HP訪問者の延べ人数52,310人)
- 2023年9月22日(金) 雨のち曇り
- 9月27日(水)に行う「ChatGPT等生成AIの法学教育への活用方法と課題」 のPowerPointを作成しています(第2日)
- 外国に移住した友人とZoomミーティングを行いました。
- 日出ロータリークラブの子ども食堂の案内チラシを豊岡小学校と豊岡公民館に届けました。
- 同じチラシを持参したところ,小学校用のチラシには,「参加申し込みは,必ず公民館の受付箱に入れてください」と明記するように言われたので,刷り直すことにしました。
- 帰りに雨に合い,自転車ごとずぶ濡れとなり,風邪をひいてしまいました。
- (HP訪問者の延べ人数52,320人)
- 2023年9/23(土)春分の日 晴れのち曇り
- 日出町の黒岩グランドで開催された「第38回日出ロータリークラブ旗争奪少年野球大会」の開会式に風邪を押してタクシーで参加し,主催者の挨拶をしました。
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少年野球大会の主催者と来賓 |
選手宣誓 |
- 外国に移住した友人とZoomミーティングをしようとしたら,「風邪だったら休まきゃ」といわれ,もっとな提案なので,すべての行事の参加を断念し,寝ることにしました。
- (HP訪問者の延べ人数52,330人)
- 2023年9月24日(日) 晴れ
- 日出町の黒岩グランドで開催された「第38回日出ロータリークラブ旗争奪少年野球大会」の閉会式に,事務局員と一緒に参加し,優勝旗の授与,各チームへの記念品の贈呈,主催者挨拶のすべてを一人でこなしました。
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豊岡小学校チームへ優勝旗を授与 |
閉会の挨拶 |
- 主催者の挨拶では,のどの痛みを拡大しない範囲で,以下のような挨拶をしました。
- 「スポーツ」の日本語は「競技」,すなわち,技を競い合うことです。良い技を見たら,敵味方なく拍手しましょう。
- もちろん,勝つことを目標とすることは悪くないけれど,そのために,練習の課程でいろいろな技を修得し,ミスをしたら,ミスをしなくなるまで何度でも繰り返すという努力がとても大切です。
- 今回の試合を拝見していると,ミスから大量得点を奪われることが多かったので,練習の際には,得意なことを繰り返すだけでなく,ミスをなくするための練習を積み重ねてほしいと思います。
- 帰りに,愛宕神社に寄って,神楽「八雲払」を見学しました。
- 神楽の大団円で,スサノウノミコトを演じた仮面をつけた団員が,日本最初の和歌とされる以下の歌を朗詠したのが印象的でした。
- 八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに 八重垣作る その八重垣を
- (HP訪問者の延べ人数52,340人)
- 2023年9月25日(月) 曇り一時雨
- 子ども食堂への参加申込書のうち,小学校で配布する分について,注意事項を追加する作業を行いました。
- 子ども食堂の参加申込書の受付箱のタイトルを考え,受付箱に貼付しました。
- あす開催される日出ロータリークラブの会長の時間の原稿を作成して,事務局に送付しました。
- モノグラフィーを執筆する予定の社会人に対するアドバイスをZoomで行いました。
- 体温は平熱に戻りましたが,のどの痛みが残っているため,十分な睡眠を取りました。
- (HP訪問者の延べ人数52,350人)
- 2023年9月26日(火) 曇り一時雨
- ChatGPT等の生成系AIの教育・研究への利活用について,市の政策アドバイザー三人で情報交換を行ないました(Zoom会議)。
- 外国に移住した友人とZoomミーティングを行いました。
- ヴィタミンCを採取するようにとのアドバイスをいただきました。
- 豊岡小学校に子ども食堂の申込書250部を届け,豊岡公民館に昨日作成した申込書の受付箱を設置しました。
- 昨年,使い慣れたポケットWifiを紛失したため,その代わりに,NETGEARのポケットWifiルーターを購入したにもかかわらず,パソコンとの接続がうまくいかないため,新しいポケットWifiルーター使うことができずに残念な思いをしてきました。
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使えるようになった
モバイルWifiルーター |
- そこで,思い切ってNETGEARのサポートセンターに電話をして,担当者のアドバイスに従って,インターネットへの接続の方法をいろいろと試したのですが,それでもなお,うまくいきません。
- 最後に,担当者のアドバイスに従って,OCNのテクニカルサポートに電話して,なぜうまくいかないのかを問い合わせたところ,契約内容が,新規ではないため,APNの最初の個所に"lte"ではなく,"lte-d"というように,"-d"を挿入するようにとの指導を受けました。
- そして,APNを指示された通りに書き換えたところ,見事にインターネットに接続できるようになりました。
- これで,どこに行っても,いつでもインターネットに接続できるようになりました。よかったです。
- 日出ロータリークラブのハイブリッド例会(加賀山年度第10回)に出席しました。
- 今日のゲストは,大分高専の松本佳久教授で水素社会の現状と展望について卓話をしていただきました。
- キヴィ『七人兄弟』の教材化の依頼者とZoomミーティングを行ないました。
- (HP訪問者の延べ人数52,360人)
- 2023年9月27日(水)晴れ時々曇り
- 明治学院大学法学部のFD講演会で,「ChatGPT等生成AIの法学教育への活用方法と課題」について講義するため,久しぶりに東京に出張しました。
- (HP訪問者の延べ人数52,370人)
- 2023年9月28日(木) 晴れ
- 明治学院大学法学部でのFD講演「ChatGPT等生成AIの法学教育への活用方法と課題」を無事に終えて,大分に帰りました。
- 列車の中で,ひゃくみん(加賀山茂『民法条文100選』信山社(2017))の中国語訳(于敏教授が実現)の「序文」の執筆を行いました。
- 2017年に出版してから,民法(債権関係)改正によって,重要な条文が削除されたり,条文数の移動がなされたりして,本書の使い勝手が悪くなっているため,その不都合を解消するために,以下のような,改正前の条文と改正後の条文の比較対照」表を作成することにしました。
-
改正前 |
改正後 |
|
改正前 |
改正後 |
105 |
- |
|
489 |
488③ |
106 |
105 |
|
490 |
491 |
… |
… |
|
… |
… |
477 |
476 |
|
640 |
- |
480 |
削除→478 |
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|
|
- 豊岡公民館に設置させてもらっている子ども食堂の受付箱に入っている申込書を回収するため豊後豊岡駅で下車し,豊岡公民館まで歩いて行き,申込書(6人分)を回収しました。
- (HP訪問者の延べ人数52,390人)
- 2023年9月29日(金) 晴れ(中秋の名月)
- ひゃくみん(加賀山茂『民法条文100選』信山社(2017))の中国語訳(于敏教授が実現)の「序文」の執筆が完了したので,于敏教授にお送りしました。
- 外国に移住した友人とZoomミーティングを行いました。
- 豊岡公民館に設置させてもらっている子ども食堂の参加申込書(36人分)を回収しました。
- (HP訪問者の延べ人数52,410人)
- 2023年9月30日(土) 晴れのち曇り
- 外国に移住した友人とZoomミーティングを行いました。
- 日出町中央公民館で開催される日出町交通安全大会に参加しました。
- 9月14日に真庭市で開催した「知的財産法職員研修」に関して,職員から質問票が届いたので,まとめて回答するつもりでしたが,冷房が効きすぎた日出町交通安全大会の会場で,体を冷やしすぎたせいか,風邪がぶり返したので,作業をしばらく延期することにしました。
- (HP訪問者の延べ人数52,430人)
- 2023年10月1日(日) 曇り後晴れ
- 昨日,冷房がギンギンに効いた日出町中央公民館で開催された日出町交通安全大会に参加して,2時間も体を冷やしてしまったのが良くなかったようで,帰宅後,風邪をぶり返えさせてしまいました(体温も,37.8℃まで上がってしまいました)。
- そこで,今日は,予定していたすべての作業を中止して,一日中,静かに休養を取ることにしました。
- (HP訪問者の延べ人数52,440人)
- 2023年10月2日(月) 晴れ
- 体温は平熱に戻ったのですが,不思議なことに食欲が戻りません。食べると戻しそうになるので,食べるのがママなりません。
- 今回の病気の回復には,まだ,時間がかかりそうです。
- ChatGPT等の生成系AIの教育・研究への利活用について,市の政策アドバイザー三人で情報交換を行ないました(Zoom会議)。
- 外国に移住した友人とZoomミーティングを行いました。
- 病状が改善しないので,NagoyaRyuNetのの会議を休んで,タクシーで鈴木病院に出向き,インフルエンザとコロナの検査を受けました。
- 検査結果は,インフルエンザもコロナも,いずれも陰性で,血液検査でも異常は見つかりませんでした。
- 食欲がわかない原因が不明なのが不思議です。
- モノグラフィーを執筆する予定の社会人に対するアドバイスをZoomで行いました。
- (HP訪問者の延べ人数52,450人)
- 2023年10月3日(火) 晴れ
- 昨夜はぐっすりと眠れたし,平熱なのですが,体調は万全でなく,食欲も回復しません。
- ダンスの練習も,ロータリークラブの活動も休んで,様子を見ることにしました。
- 食欲が快復しないのは,余りにも同じ食事(流動食)ばかりしているせいではないかと思い,私の好物の一つである焼き芋を作って食べてみました。
- 久しぶりに唾液があふれるほど出て,少しばかり,体調がよくなった気がしました。これが契機となって,体調の回復につながるといいのですが…。
- (HP訪問者の延べ人数52,460人)
- 2023年10月4日(水) 晴れ
- 昨夜もぐっすりと眠れたので,病状の改善を期待していたのですが,食べると戻しそうで,食欲も改善しません。
- 体温は,36.3度で,平熱です。今日も自宅で静養しつつ,様子を見ることに徹しました。
- 食事は,玄米の焚き込みご飯とゆで卵を牛乳で割ってミキサーにかけた流動食(朝・夕2回)です。
- 明治学院時代の中国語の先生からお見舞いの電話をいただきました。有難いことで,現在の私の健康状態を詳しく説明しました。
- キヴィ『七人兄弟』の教材化の依頼者とZoomミーティングを行ないました。
- (HP訪問者の延べ人数52,470人)
- 2023年10月5日(木) 曇り後晴れ
- 昨夜もぐっすりと寝ることができました。起きたばかりの体温は36.5℃で,平熱です。
- 食欲は相変わらずで,まだ出ませんが,気分は少し良くなってきた気がします。
- 外国の友人とZoomミーティングを行いました。
- 母のリハビリの付き添い,および,自分自身の診察を兼ねて,タクシーで自宅と病院との間を往復しました。
- 豊岡公民館に寄って,炊飯器と食器を所有している婦人会の代表者と会って,子ども食堂の運営に際して,これらの器具を借りる許可をいただきました。
- 一昨日,焼き芋をしてうまく食べることが出たので,今日も焼き芋にトライしてみました。また,食欲が少しばかり出てきたので,お寿司にもトライしてみました。
- 昨日と比べて,気分がずいぶんとよくなってきました。
- 夜の体温も,36.4℃を維持しています。明日もこの調子が続くとよいのですが…。
- (HP訪問者の延べ人数52,480人)
- 2023年10月6日(金) 晴れ(朝方は気温が15℃よりも下がり,水道の水が温かく感じられました)
- 昨夜もぐっすりと眠ることができ,食欲も出てきました。ありがたいことです。
- 起きたばかりの体温は,36.3℃で,平熱です。気分も,かなりよくなったので,9月23日(土)以降,2週間も休んでいた,ストレッチと筋トレを再開しました。
- 朝食は,慎重を期して,玄米の焚き込みと卵焼きに牛乳を加えてミキサーで攪拌した流動食(コップ1杯)に,焼き芋1個を追加し,カフェオレで納めました。
- 読みかけて中断していたアーリック・ボーザー(月谷真紀訳)『Learn Better-頭の使い方が変わり,学びが深まる6つのステップ-』英治出版(2018/7/26)の読書を再開しました。
- 外国に移住した友人とZoomミーティングを行いました。
- 別府ケーブルテレビが10月8日(日)に開催する子ども食堂の取材に,豊岡公民館に来ることになりました。
- ホテルサンバリーアネックスで開催された大分第3グループ会長・幹事会に出席し,会食をしました。
- 来年1月20日に開催されるIM(Intercity Meeting)の開催要領を決定しました。
- 別府北ロータリークラブの齋藤さんにホテルサンバリーから自宅まで送っていただきました。
- (HP訪問者の延べ人数52,500人)
- 2023年10月7日(土) 曇り (Zoomでの発言の文字起こしを自動化する設定を行った記念日) (ハマスがガザ地区の包囲壁を突破してイスラエルを攻撃し,戦争へ)
- 昨夜も,ぐっすりと眠ることができました。食欲も回復しました。鼻つまりがあるので,食塩水で鼻を洗いました。
- 体温を測ったところ,以外にも,37.2℃に上昇していました。昨夜の会長・幹事会に長居しすぎたせいかもしれません。
- そこで,今日も慎重を期して,昨日と同様に,玄米の焚き込みと卵焼きに牛乳を加えてミキサーで攪拌した流動食(コップ1杯)に,焼き芋1個を追加し,カフェオレで納めました。
- 食事後もう一度体温を測ってみると,36.5℃の平熱に戻っていたので,安心しました。
- 9月27日に明治学院大学で「ChatGPT等生成AIの法学教育への活用方法と課題」についてFD講演会をした際に,法科研の談話室で「手間のかかる文字起こしを賢く自動化する『AI時代の議事録・記録術』」日経パソコン2023年9月25日号30-41頁という記事を見つけて,コピーしました。
- この記事の中には,Zoomのミーティングをリアルタイムで自動的に文字起こしして保存するためのZoomno設定方法が詳しく記述されていました(34-35頁)。
- そこで,今日の法と経営学会・第2分科会(地方創生とDX)の第27回会議から,「ミーティングの発言をすべて自動的に文字起こししようと考えました。
- まず,Zoomにサインインし,Zoomの「設定」→「ミーティング」から,「自動字幕」,「完全な文字起こし」,および,「字幕の保存」(ただしホストのみ)の機能をONに設定しました。
- その後,個別のミーティングを立ち上げて,「…詳細」の中から,「字幕」→「全文の文字起こし表示」をONに設定してみると,リアルタイムで字幕が表示され,文字起こしされたテキストを保存することもできるようになりました。
- 上記の日経パソコンの記事のおかげで,「地方創生とDX」の議事録を作成してくださっている事務局の負担が,かなり軽減されるように思います。
- アーリック・ボーザー(月谷真紀訳)『Learn Better-頭の使い方が変わり,学びが深まる6つのステップ-』英治出版(2018/7/26)を読んでいます。
- 外国に移住した友人とZoomミーティングを行いました。
- 明日の子ども食堂の準備のため,豊岡公民館で,器具の運び込み等の準備を行いました。
- 法と経営学会第2分科会(地方創生とDX)を開催しました。
- 基調報告「法令データベースの作成から見える日本の法令データの課題」
- レコーディングを一時中断せざるを得ない事故が発生しましたが,回復のための作業を行った結果,ビデオの録画記録と文字起こしに成功しました。
- 数日かけて両者を比較し,文字起こしの正確性を確保してから,事務局に返送します。
- (HP訪問者の延べ人数52,520人)
- 2023年10月8日(日) 雨
- 起き抜けの体温は,36.5℃で平熱です。気分もたいそうよくなりました。
- 日出ロータリークラブの子ども食堂「なかよしクラブ 秋祭り」を豊岡公民館で開催しました。
- 私は,雨の中,朝7時前にタクシーで自宅を出発して,豊岡公民館へ行き,1階の調理室,2階の講堂の設営の下準備を開始しました。
- 7時半には,「なかよしクラブ」の担当者が到着し,8時前には,野菜を裁断したセットが届きました。
- 8時半には,調理を手伝ってくださる女性陣(日出ロータリークラブの家族会員,知り合い,里海ホームの会員方々)が集まって下さり,カレーライスの調理が始まりました。
- 同じく,2階の講堂には日出ロータリークラブのメンバーが集まり,会場の設営を開始しました。
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カレーライスの受け取り |
綿菓子の受け取り |
- 食事の場所,綿菓子の制作場所にはブルーシートを敷き詰め,ゲームコーナー(トランプ,ヨーヨー,射的を含む)を設置し,ウォターサーバー,コーヒーサーバーを用意しました。そして,10時半には,すべての準備が終わりました。
- 11時前に,子どもやその保護者たちの入場が始まり,子どもたちは,全員がネームカードをつけて,ゲームの選択,そして,メインのカレーライスでの昼食,デザートの綿菓子の受け取りなど,2階の会場は,にぎやかな雰囲気に包まれました。
- 前回と同様,山香米(篤志家の寄付)を使ったカレーライスは大好評で,射的ゲームには,長蛇の列ができました。
- 今回初めて行った「綿菓子」も大好評で,割れ箸に大きな綿菓子を持った子どたちの笑顔と歓声が印象的でした。
- 昨日の豊岡公民館での準備作業中に知り合った習字クラブの子どもたちが,母親と一緒に友達を連れて参加してくれました。
- 別府市・日出町のケーブルテレビ(CTBメディア)の取材もあり,「なかよしクラブ」の主旨,日出ロータリークラブの奉仕活動の特色などを,私が会長として説明を行いました。
- 午後1時には,すべての行事を終了し,全員で後片付けを行いました。そして,午後2時半には,私が,豊岡公民館の戸締りを行い,全員が解散しました。
- (HP訪問者の延べ人数52,530人)
- 2023年10月9日(月)(スポーツの日) 雨のち曇り後晴れ
- 起き抜けの体温は,36.4℃で平熱です。気分もよいので,どうやら風邪から快復したようです。
- アーリック・ボーザー(月谷真紀訳)『Learn Better-頭の使い方が変わり,学びが深まる6つのステップ-』英治出版(2018/7/26)を読んでいます。
- 本書には索引がないため,何人にインタビューを行って本書を完成させたのかが不明です。
- そこで,エクセルを使って,インタビューを行った人名,インタビューのテーマ,本文のページ数をすべて書き出す作業を開始しました。
- エクセルの表が完成したら,本書に欠けている人名索引と事項索引も完成するように思います。
- このような作業は,時間と労力が無駄に思えるほどかかりますが,執行秀幸先生の遺稿の補訂に際して,なにがしかの寄与ができるように思います。
- ChatGPT等の生成系AIの教育・研究への利活用について,市の政策アドバイザー三人で情報交換を行ないました(Zoom会議)。
- 外国に移住した友人とZoomミーティングを行いました。
- モノグラフィーを執筆する予定の社会人に対するアドバイスをZoomで行いました。
- (HP訪問者の延べ人数52,550人)
- 2023年10月10日(火) 晴れ
- 起き抜けの体温は,36.4℃で平熱です。食欲も出てきたので,流動食から固形物を含む通常の食事に復帰しました。
- 風邪で静養中であることを知った横浜の友人が,体に良いからと,放し飼いの鶏が産んだ有精卵のセットを贈ってくださいました。
- 朝の便で届いたので,早速,卵焼きにして単体として賞味させていただき,そののち,自家製パンに挟んで,卵チーズサンドイッチとしていただきました。とてもおいしかったです。
- アーリック・ボーザー(月谷真紀訳)『Learn Better-頭の使い方が変わり,学びが深まる6つのステップ-』英治出版(2018/7/26)を読んでいます。
- 元気も出てきたので,久しぶりに豊岡公民館でのダンス教室に参加しました。
- 3週間も休んでいたため,新しいステップに対応するのが大変ですが,木曜日の個人レッスンで追いつくつもりです。
- 日出ロータリークラブの会長経験者の会合に出席し,次期(2024-25年度)会長(会長エレクト)として推薦すべき候補者を選定しました。
- (HP訪問者の延べ人数52,560人)
- 2023年10月11日(水) 晴れ
- 起き抜けの体温は,昨日と同じ36.4℃で,安定しています。食欲も正常で通常の食事に戻しました。
- アーリック・ボーザー(月谷真紀訳)『Learn Better-頭の使い方が変わり,学びが深まる6つのステップ-』英治出版(2018/7/26)を読んでいます。
- 外国に移住した友人とZoomミーティングを行いました。
- 電動アシスト自転車のタイヤがすり減ったので,溝が擦り切れた後輪と,ついでに前輪のタイヤを交換しました。
- 久しぶりに,溝の深いタイヤに空気を満タンに入れて秋晴れの空の下,買物を兼ねたサイクリングを楽しみました。
- (HP訪問者の延べ人数52,580人)
- 2023年10月12日(木) 晴れ
- 起き抜けの体温は,36.5℃で,安定しています。私の風邪は完治したようです。
- 今回の子ども食堂(なかよしクラブ 秋祭り)の運営の報告記事を書いて,日出ロータリークラブの事務局に送付しました。
- 母のリハビリの付き添いを勤めるため,自転車(電動アシスト自転車)で自宅と病院との間を往復しました。
- アーリック・ボーザー(月谷真紀訳)『Learn Better-頭の使い方が変わり,学びが深まる6つのステップ-』英治出版(2018/7/26)を読んでいます。
- 川崎公民館でダンスの個人レッスンを受けました。
- Cha Cha,Rumba,Waltz,Tangoの基本ステップを繰り返し練習しました。
- 帰りに花精に寄って,国内船旅のお土産をいただきました。
- (HP訪問者の延べ人数52,600人)
- 2023年10月13日(金) 晴れ のち曇り
- アーリック・ボーザー(月谷真紀訳)『Learn Better-頭の使い方が変わり,学びが深まる6つのステップ-』英治出版(2018/7/26)を読んでいます。
- 本書を読んでいて,心理学者のキース・ソーヤー(Keith Sawyer)の考え方として紹介された文章,すなわち,「およそ あらゆる大きな発見は,基本的に新しい問いに対する答えなのだ。」(本書217頁)に目が釘付けになりました。1回目の読書の際には読み飛ばしていた個所です。
- この文章を読んで,私のこれまでの考え方が,以下のように発展しました。
- これまでの経験上,学術論文の序としての「問題提起」と最後の「結論」とは,「新しい問い」に対する「答え」です。それを一人でやれば単著,複数人でやれば共著です。
- ChatGPTに対する「工夫を凝らしたプロンプト(質問又は指示)」とそれに対する「ChatGPTの回答」とは,上記の「新しい問い」に対する「答え」にほかなりません。
- そうだとすると,ChatGPTを使ってユーザーが作成した作品は,ユーザーとChatGPT(OpenAI)との共著といえるのではないでしょうか。
- 一昨日,全銀協のネットワークシステムに不具合が生じたため,年金の受給に支障が生じるのではないかと心配しましたが,年金の受給には支障が生じることなく,無事に年金(2か月分:425,407円)を受領することができました。
- もっとも,次期からは,市民税等が天引きされるため,年金の相当な目減りが予想されます。そのため,多くの学会からの引退を含めて,経費の一層の節約をする必要があります。
- 外国に移住した友人とZoomミーティングを行いました。
- 友人は,困難な状況の中でも,新しい友人との交流を通じて希望の光を見つけ出したようです。
- 明治学院大学の情報学の専門家とZoomで懇談しました。
- (HP訪問者の延べ人数52,610人)
- 2023年10月14日(土) 曇り一時雨
- アーリック・ボーザー(月谷真紀訳)『Learn Better-頭の使い方が変わり,学びが深まる6つのステップ-』英治出版(2018/7/26)を読んでいます。
- 本書を読んでいて,子供向けの歌とは思えない深い意味を有している,やなせたかし作詞「アンパンマンのマーチ」の以下のような歌詞の意味について,本書の学習法と照らし合わせてみると,その深い意味をうまく説明できるのではないかと思いました。
- 何のために生まれて,何をして生きるのか? 答えらえないなんて,そんなのは嫌だ。
- 何が君の幸せ,何をして喜ぶ? わからないまま終わる,そんなのは嫌だ。
- そういうわけなので,歌詞をすべて暗記してから,「アンパンマンのマーチ」の歌詞を問題提起と結論の形式でうまく説明しようと思っています。
- 外国に移住した友人とZomミーティングを行いました。
- 久しぶりに,民法史研究会(Zoom会議)に参加しました。
- 別府近隣地区親睦ソフトボール大会の懇親会に出席しました。
- (HP訪問者の延べ人数52,620人)
- 2023年10月15日(日) 晴れ
- アーリック・ボーザー(月谷真紀訳)『Learn Better-頭の使い方が変わり,学びが深まる6つのステップ-』英治出版(2018/7/26)を読んでいます。
- 注文していた本書の原著が届きました。翻訳書としての本書にはない事項索引(Index)が,原著には存在しているのがわかりました。
- 書評をする場合には,マーカーの必要性に関する評価に関して,この点(索引の有無)に注目する必要がありそうです。
- 明治学院大学・これくら研(Zoom会議)に参加しました。
- 第1報告:判例研究「適格消費者団体による消化器訪問販売の不当条項使用等の差止め(仙台高判令和3年12月6日)(その2)
- 第2報告:「給与ファクタリングについて〜最高裁令和5年2月20日判決を受けて〜」
- (HP訪問者の延べ人数52,630人)
- 2023年10月16日(月) 晴れ
- アーリック・ボーザー(月谷真紀訳)『Learn Better-頭の使い方が変わり,学びが深まる6つのステップ-』英治出版(2018/7/26)を読んでいます。
- まちと学びのイノベーション研究所の事務所の修理が完成して,関係者が集合するのに合わせて岡山に出張しました。
- 新装なった研究所の事務室の写真を撮影しました。
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事務所の外観(2階はレンタルオフィス) |
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事務所の内部(1階) |
- 前夜祭には,真庭市長も出席して下さり,役員,株主のほか,社長のゼミ生4名も参加して,大いに盛り上がりました。
- モノグラフィーを執筆する予定の社会人に対するアドバイスをZoomで行いました。
- (HP訪問者の延べ人数52,640人)
- 2023年10月17日(火) 晴れ
- 妹夫婦が久しぶりに泊りで訪ねてくれることになったため,まちと学びのイノベーション研究所の新装開所式には出席せずに大分に帰りました。
- 新幹線の中で,アーリック・ボーザー(月谷真紀訳)『Learn Better-頭の使い方が変わり,学びが深まる6つのステップ-』英治出版(2018/7/26)を読み続け,第2回の読書を完了しました。
- 明日からは,原書(英語版)と読み比べながら,第3回目の読書を開始します。そして,本書(翻訳書)の完璧な索引を作成してみせます。
- 本書の中に,「読書の繰り返しは効果がない」とか,「マーカーの使用は無意味だ」とかの主張が繰り返し出てきます(本書12頁,67頁,238,332頁,334頁)。しかし,私は,第1に,本を繰り返し読むことは有用であると考えていますし,第2に,マーカーを使いながら読書することは,理解力を深めるためにも有用なばかりでなく,書評をするには不可欠の作業であると考えています。
- 特に,本書のように,そもそも索引がない場合には,重要な個所にマーカーを使って索引の代わりにする必要があるという反論をするためにも,また,原書にある索引も非常に不完全なものであるので,原書の索引を改善するためにも,繰り返しの読書と,マーカーを使った読書がいかに有用であるかを本書と原書という実例(特に,本書319頁の実例)を使って証明したいと考えています。
- ただし,原書の索引の不完全さを克服して,完璧な索引を作成するためには,まだまだ時間がかかりますので,しばらくの間お待ちください。
- 帰宅途中に豊岡公民館でのダンス教室に参加しました。
- 11月3日に,別府の西部体育館で,日頃の練習の成果を披露することになったため,会員全員が必死に練習に励んでいました。私もこの練習会に参加できてよかったです。
- 訪ねてきてくれた妹に,昨日収集した必要書類を渡して説明をしました。残りの必要資料は,郵便でしか収集できないことが分かったため,それらを集めた後に妹に郵送しましす。
- (HP訪問者の延べ人数52,650人)
- 2023年10月18日(水) 晴れ
- アーリック・ボーザー(月谷真紀訳)『Learn Better-頭の使い方が変わり,学びが深まる6つのステップ-』英治出版(2018/7/26)を英語版と対比しながら読んでいます。(第1日)
- 外国に移住した友人とZoomミーティングを行いました。
- 友人を取り巻く今日今日が状況がどんどん変化しているようなので,状況に対応できるように,生活の指針となる基本的な考え方を私がまとめて,英文に翻訳して友人に送付しました。もちろん,私の提案が友人の意にそわない場合は,遠慮なく破棄してくださいという文章も付加しています。
- 執行秀幸先生の遺稿論文の出版について,新たな動きがあったので,出版社と協議しました。
- (HP訪問者の延べ人数52,660人)
- 2023年10月17日(木) 晴れ
- アーリック・ボーザー(月谷真紀訳)『Learn Better-頭の使い方が変わり,学びが深まる6つのステップ-』英治出版(2018/7/26)を英語版と対比しながら読んでいます。(第2日)
- 母のリハビリの付き添いを勤めるため,自転車(電動アシスト自転車)で自宅と病院との間を往復しました。
- 今回は,母親の朝食等の時間が十分に取れなかったため,私が手作りパンで野菜サンドイッチを作り,お弁当にして届けました。
- 川崎公民館でダンスの個人レッスンを受けました。
- 愛媛県宇和島市に戸籍謄本の送付を依頼する文書を作成し,手数料の定額小為替と返信用封筒とを同封して,郵送しました。
- 私が,マイナンバーカードを取得した第1の理由は,私は運転免許証を持っていないため,これまでは,本人確認をするためには,パスポートだけではだめで,健康保険証とを併用する必要がありました。マイナンバーカードは,これ1枚だけで本人確認ができるので便利だからです。
- 第2の理由は,マイナンバーカードがあれば,住所地の大分県のコンビニから,私の本籍地である愛媛県宇和島市(私の敬愛する現行民法の起草者である穂積陳先生の故郷でもあります)の戸籍謄本を取得できると考えたからです(なお,戸籍制度は効用よりも弊害の方が大きいため,将来的には別の制度に置き換えるべきだと,私は考えています)。
- ところが,現実は甘くありませんでした。大分県のコンビニで戸籍謄本の取得の手続きをしてみたところ,なんと,愛媛県宇和島市は,コンビニで戸籍謄本を取得できるシステムを開発していなかったのです。近隣の伊予市は,コンビニシステムにきちんと対応しているだけに,ショックを受けました。
- さっそく,宇和島市に問い合わせたところ,システムを導入したベンダーとの打ち合わせ中であり,いつコンビニ対応ができるかわかないとのことでした。
- 宇和島市の地方公務員たちは,伊予市ができているのに宇和島市ができないことに全く疑問を感じていないのです。
- ベンダー・ロックイン(情報システムなどの中核部分に特定の企業の製品やサービスなどを組み込んだ構成にすることで,他社製品への切り替えが困難になること)という言葉が思い浮かびました。ベンダー・ロックインは,地方創生とDXが進まない腐敗の構造のひとつです。
- (HP訪問者の延べ人数52,670人)
- 2023年10月20日(金) 晴れ後曇り後一時雨後晴れ
- アーリック・ボーザー(月谷真紀訳)『Learn Better-頭の使い方が変わり,学びが深まる6つのステップ-』英治出版(2018/7/26)を英語版と対比しながら読んでいます。(第3日)
- 外国に移住した友人とZoomミーティングを行いました。
- 友人はいろいろな困難を抱えているようです。それに対して,他人事のように「正解のない世界だから仕方がない」と言うのは,現状を追認するだけであって,無責任だと思いました。
- 実は,「唯一無二の正解はない」だけのことであって,実際には,「いくつかの正解へつながる選択肢がある」のです。したがって,状況の変化に応じてそれらの選択肢の中から最適解と思われるものを選択するほかありません。
- それでうまくいかない場合には,次善解を選択してやり直す。そのような試行錯誤を繰り返してみて,うまくいったら,それが「正解」なのだと言うべきでしょう。
- そういうわけですから,「正解など存在しない」という言説に惑わされて現状に甘んじるのではなく,正解につながる選択肢を考え抜き,「正解」へと到達する努力を続けるべきだと,私は考えるようになっています。
- ChatGPT等の生成系AIの教育・研究への利活用について,市の政策アドバイザー三人で情報交換を行ないました(Zoom会議)。
- 確率計算だけで回答を行っている生成AIについて,「大勢意見の平均をとると,だいたいにおいて個人の意見よりも正しい」という,ジェームズスロウィッキー(James Surowiecki)『「みんなの意見」は案外正しい(The wisdom of Crowds)』角川書店(2006)との関係について,多数決の原則とも併せて議論をしました。
- 別府の地方紙である「今日新聞」の2023年10月20日号(夕刊)3面」が,日出ロータリークラブが10月8日(日)に開催された子ども食堂について,以下のような詳しい記事で報道してくれました。
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日出ロータリークラブの活動紹介記事
今日新聞2023年10月20日号(夕刊) |
- 盛況だった日出RCの「なかよしクラプ」
- 来年創立40周年を迎える日出ロータリークラブ(加賀山茂会長)はこのほど、日出町の豊岡地区公民館で「なかよしクラブ秋祭り」を開催、百人の参加者で盛り上がった。
- 日出RCが推進する「青少年奉仕活動」の一環で、町立豊岡小学校の協力を得て子ども食堂を開催した。
- 地区内RCで子ども食堂をするクラブは増加の傾向にあるが、日出RCのように会員総出で設営、調理、配食、イベントなど一切を手がける実質的な主催は少ないという。
- 日出クラブの「なかよしクラブ」は、カレーライスのランチを主体に、デザートや各種ゲームの景品など盛りたくさんの準備をした。また、春には川崎公民館でも行っている。
- 日出RCの青少年奉仕は年2回開催する「なかよしクラブ」の他に、▽40回を迎えようとする「日出RC杯争奪少年野球大会」▽子ども達の倫理観を向上させるための「善行褒賞」-など次世代を担う青少年の健全育成にウエイトを置いている。
- 加賀山会長は「会員16名の小規模クラブですが、人間を教育する家庭・学校・地域社会の三位一体を基調に、幅広い青少年奉仕を手がけ、各方面から好評をいただいています。また会員事務所をはじめ町民有志の心温まるご支援を得て回を重ねることができています。今後ともこの日出RCの青少年奉仕活動にご理解ご協力の程、何卒よろしくお願いいたします」と話していた。
- (HP訪問者の延べ人数52,680人)
- 2023年10月21日(土) 晴れ
- アーリック・ボーザー(月谷真紀訳)『Learn Better-頭の使い方が変わり,学びが深まる6つのステップ-』英治出版(2018/7/26)を英語版と対比しながら読んでいます。(第4日)
- 本書で取り上げられている人は,200人に及び,著者がインタビューしている人も約150人いることがわかりました。
- Excelでデータを処理しているため,人名索引は簡単に作れそうです。
- 外国に移住した友人とZoomミーティングを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数52,690人)
- 2023年10月22日(日) 晴れ
- アーリック・ボーザー(月谷真紀訳)『Learn Better-頭の使い方が変わり,学びが深まる6つのステップ-』英治出版(2018/7/26)を英語版と対比しながら読んでいます。(第5日)
- 短期記憶と長期記憶との関係は従来からよく理解していたつもりでしたが,ワーキングメモリとの関係がよく理解できていなかったので,いろいろと調べてみました。
- 日田ロータリークラブの創立60周年記念行事に参加するため,日出ロータリークラブの会員と一緒にマリエールオークパイン日田に行き,対面ミーティングを満喫しました。
- 日田ロータリークラブは,会員が59名の大所帯であり,来賓には日田市長や商工会議所会頭のほか,友好クラブの台湾の嘉義玉山ロータリークラブ曾錦堂会長が招かれており,参加者は約350人でした。
- 懇親会にも,250以上の会員が参加し,他クラブの会員との友好をより一層深めました。
- 来年6月2日(日)に城島高原ホテルで開催する私たち日出ロータリークラブの創立40周年記念行事を運営する上で学ぶことが多い式典・祝賀会でした。
- (HP訪問者の延べ人数52,700人)
- 2023年10月23日(月) 晴れ
- アーリック・ボーザー(月谷真紀訳)『Learn Better-頭の使い方が変わり,学びが深まる6つのステップ-』英治出版(2018/7/26)を英語版と対比しながら読んでいます。(第6日)
- 本書では,「ワーキングメモリ」について,説明なしに使われているのですが(本書13頁,94頁),短期記憶,長期記憶との関係が不明です。英語版の原書には,索引がありますが,肝心の「ワーキングメモリ」については,索引項目にも含まれていません(原著271頁,272頁,277頁参照)。
- 私が調べたところでは,「ワーキングメモリ」というのは,どうやら,記憶そのものではなく,短期記憶と長期記憶とを調整するための「作業場」のことのようです。
- すなわち,「ワーキングメモリ」とは,第1に,短期記憶を構造化して長期記憶に移したり,第2に,短期記憶に入った情報について,長期記憶の中から必要な記憶を呼び出して,短期記憶と呼び出された長期記憶の一部との関係を調整して,最終的に,①長期記憶をそのまま保持するのか,②長期記憶に追加を行うのか,③長期記憶を変容させる(transform)のかどうかを判断する「作業場」であって,その場所は,どうやら,記憶の場である「海場」ではなく,「前頭葉」にあるようです。
- 現時点では,明確なことはまだわかりませんが,引き続き探求を続けていきたいと思います。
- モノグラフィーを執筆する予定の社会人に対するアドバイスをZoomで行いました。
- (HP訪問者の延べ人数52,710人)
- 2023年10月24日(火) 晴れ
- アーリック・ボーザー(月谷真紀訳)『Learn Better-頭の使い方が変わり,学びが深まる6つのステップ-』英治出版(2018/7/26)を英語版と対比しながら読んでいます。(第7日)
- 本書(日本語訳)には索引が欠けているため,人名索引をExcelで作成してみたのですが,英語版の原著にある索引についても,詳しく調べていると,以下のような問題があることがわかりました。
- 本文中で思い出すように促している事項について,索引に取り上げられていない(英語版205頁)。
- 重要な概念であるワーキングメモリも索引に取り上げられていない(原著271頁,272頁,277頁参照)。
- そこで,人名索引だけでなく,事項索引もExcelを使って作成しながらゆっくりと読み進めることにしました。そういうわけなので,英文と対比しながら読み終わるまで,かなり時間がかかりそうです。
- 豊岡公民館でのダンス教室に参加しました。
- 11月3日に別府西部公民館で開催される「ダンススポーツ交流会」に参加するための準備を行いました。
- 私は,RumbaとWaltzの練習の成果を披露する予定です。
- 日出ロータリークラブのハイブリッド例会(加賀山年度第14回)に出席しました。
- 10月8日(日)に開催した子ども食堂「なかよしクラブ秋祭り」の総括を行いました。
- 近年ロータリークラブの基本理念に追加されたDEI(Diversity, Equity, Inclusion:多様性,公平,包摂)ですが,この理念が,これまでの基本理念としての「中核的価値観」にある「多様性(Diversity)および親睦(Fellowsihip)」,並びに,「四つのテスト」の中にある「公平(Fairness)及び好意と友情(Goodwil
and Better Friendship)」とどのような関係にあるのかにつて,ロータリクラブの会員の間で理解に混乱が生じています。
- そこで,私が機会を見つけて,すべての理念を整合的に解釈するための詳しい説明をする予定であることを予告しました。
- (HP訪問者の延べ人数52,720人)
- 2023年10月25日(水) 晴れ(最高裁大法廷が性同一障礙特例法における生殖不能にする手術要件は憲法に違反して無効であるとの決定を行った)
- アーリック・ボーザー(月谷真紀訳)『Learn Better-頭の使い方が変わり,学びが深まる6つのステップ-』英治出版(2018/7/26)を英語版と対比しながら読んでいます。(第8日)
- 外国に移住した友人とZoomミーティングを行いました。
- 最高裁大法廷令和5年10年25日決定・破棄差戻(性別の取扱いの変更申立て却下審判に対する抗告棄却決定に対する特別抗告事件)については,すでに,最高裁のホームページで全文が公開されています (https://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/446/092446_hanrei.pdf
)。以下に,決定の一部を引用します。
- 事案の概要
- 本件は,生物学的な性別は男性であるが心理的な性別は女性である抗告人が,性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律(特例法)3条1項の規定に基づき,性別の取扱いの変更の審判を申し立てた事案である。
- 特例法3条1項4号(本件規定)は,「生殖腺がないこと又は生殖腺の機能を永続的に欠く状態にあること。」と規定するところ,本件規定に該当するためには,抗がん剤の投与等によって生殖腺の機能全般が永続的に失われているなどの事情のない限り生殖腺除去手術(内性器である精巣又は卵巣の摘出術)を受ける必要があると解される。原審の確定した事実によれば,抗告人は,生殖腺除去手術を受けておらず,抗告人について上記事情があることもうかがわれない。
- 理由
- 憲法13条は,「すべて国民は,個人として尊重される。生命,自由及び幸福追求に対する国民の権利については,公共の福祉に反しない限り,立法その他の国政の上で,最大の尊重を必要とする。」と規定しているところ,自己の意思に反して身体への侵襲を受けない自由(身体への侵襲を受けない自由)が,人格的生存に関わる重要な権利として,同条によって保障されていることは明らかである。
- 生殖腺除去手術は,精巣又は卵巣を摘出する手術であり,生命又は身体に対する危険を伴い不可逆的な結果をもたらす身体への強度な侵襲であるから,このような生殖腺除去手術を受けることが強制される場合には,身体への侵襲を受けない自由に対する重大な制約に当たるというべきである。
- 本件規定による身体への侵襲を受けない自由に対する制約は,上記のような医学的知見の進展に伴い,治療としては生殖腺除去手術を要しない性同一性障害者に対し,身体への侵襲を受けない自由を放棄して強度な身体的侵襲である生殖腺除去手術を受けることを甘受するか,又は性自認に従った法令上の性別の取扱いを受けるという重要な法的利益を放棄して性別変更審判を受けることを断念するかという過酷な二者択一を迫るものになったということができる。また,前記の本件規定の目的を達成するために,このような医学的にみて合理的関連性を欠く制約を課すことは,生殖能力の喪失を法令上の性別の取扱いを変更するための要件としない国が増加していることをも考慮すると,制約として過剰になっているというべきである。
- そうすると,本件規定は,上記のような二者択一を迫るという態様により過剰な制約を課すものであるから,本件規定による制約の程度は重大なものというべきである。
- 結論
- 以上を踏まえると,本件規定による身体への侵襲を受けない自由の制約については,現時点において,その必要性が低減しており,その程度が重大なものとなっていることなどを総合的に較量すれば,必要かつ合理的なものということはできない。
- よって,本件規定〔性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律3条1項4号〕は憲法13条に違反するものというべきである。
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- 2023年10月26日(木) 晴れ
- 注文していた,樫田祐一郎編『宮﨑駿「君たちはどう生きるか」をどう観たか』青土社・現代思想51巻13号(2023/10/2)が届いたので読み始めました。(第1日)
- 宮﨑駿のアニメ『君たちはどう生きるか』にまつわる謎が,32名もの執筆者によって,解かれることを期待しつつ読み始めました。
- アニメのストーリーが,吉野源三郎の同名のタイトルの時代背景を借りて,ジョンコナリー『失われたものたちの本』,そして,プロイスラー『クラバート』のストーリーを翻案していることは,アニメを見てすぐに理解できましたが,32名の執筆者の個性的な解釈を読んでいくと,宮﨑駿の作品にちりばめられた数々の「?」に対する謎解きが秀逸であり,本書を読めば,この作品をより一層楽しむことができるように思います。
- 特に,安田登(能楽師)の予想もしなかった解釈(本書87-91頁)には圧倒されました。
- 本書の執筆者によって,一つのシーンに対する解釈が,正反対になる箇所もあって(本書130頁vs.162頁),夢中になって本書を読み進めています。
- 母のリハビリの付き添いを勤めるため,自転車(電動アシスト自転車)で自宅と病院との間を往復しました。
- 川崎公民館でダンスの個人レッスンを受けました。
- あと2回で,別府でダンス交流会で練習の成果を披露しなければならないため,今日のレッスンは,今までで,一番厳しいレッスンでした。
- (HP訪問者の延べ人数52,740人)
- 2023年10月27日(金) 晴れ一時雷雨
- 外国に移住した友人とZoomミーティングを行いました。
- 樫田祐一郎編『宮﨑駿「君たちはどう生きるか」をどう観たか』青土社・現代思想51巻13号(2023/10/2)を読み進めています。(第2日)(読み終わりました)
- 本書は,宮﨑駿『君たちはどう生きるか』(本作品)を32人の多種多彩な人々(以下の目次参照)がどう観たかを通じて,本作品の意味(アニメの謎解きを含む)を論じた本です。
- 私は,本作品が公開される前から,吉野源三郎『君たちはどう生きるか』岩波文庫(1982/11/26)を熟読するとともに,前評判をたよりに,ジョン・コナリー(田内志文訳)『失われたものたちの本』創元推理文庫(2015/9/30),オトフリート・プロイスラー『クラバート』偕成社(1980/5/1)をも熟読して,公開直後の本作品を映画館で2度鑑賞しました。
- 事前の学習が功を奏して,本作品のの時代設定,異界への迷い込みと,友情を通じた主人公の成長,望まない事業承継の拒絶,そして,異界からの帰還というストーリーについては,よく理解できました。しかし,本作品の細部については,大小さまざまな謎が残り,鑑賞後も消化不良の状態が長く続いていました。
- 本書は,期待以上に,私の消化不良を解消してくれる本でした。本書の42頁で山内朋樹氏が提起している謎,すなわち,「アオサギとは何か,風切りの7番とは何か。ペリカンとは,インコとは,積み木とは-何を意味しているのか?」という問いは,本書全体を読むことによって,私なりに解消することができました。
- 特に,R指定のない本作品に対して「少年は母を想い,射精する」で始まる,松下哲也「消えた彫刻-自己模倣の象徴としてのアリアドネ』(本書60-67頁),および,コナリー『失われたものたちの本』とは異なり,能楽師として「夢幻能」という視点から,眞人,夏子,父(此界の住人)とヒミ,大伯父(異界の住人)とを区別して,二つの世界での邂逅の物語と解釈する,安田登「異界と接続する傷」(本書87-91頁)は圧巻でした。
- そして,「君たちはどう生きるのか」という問いに対する私なりの答えを,神話や権威に頼ることなく確認することができました。
- 本書の目次は,以下の通りです。
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樫田祐一郎編
『宮﨑駿「君たちはどう生きるか」をどう観たか』
青土社・現代思想51巻13号(2023/10/2) |
- 【その手が息を吹き込むとき】
- 個人的な感想です(古川タク・アニメーション作家)/分割されたバイオグラフィー―本作品から『風立ちぬ』へ,あるいは「宮﨑駿アニメ」の冒険(石岡良治・批評家/表象文化論)/揺れ動くものの表れとしてのアニメ映画(小松祐美・アニメーション研究)/君たちはどう(足音をたてて)生きるか (鷲谷花・映画研究)/アニメーションと個人性―本作品の個人的な鑑賞記 (宮本裕子・アニメーション研究)/風が止むとき(土居伸彰・アニメーション評論)
- 【散りばめられたものたちの博物誌】
- 断片的映像への偏愛―ガラクタの変換と配置としての映画(山内朋樹・美学/庭園論/庭師)/ファンタジーへの入り口としての建築(五十嵐太郎・建築史家)/建築巡りの異界の旅(小澤京子・表彰文化論研究)/消えた彫刻―自己模倣の象徴としてのアリアドネ(松下哲也・近現代美術史)/本作品の天体考―星・月・隕石(中野真備・生態人類学/東南アジア研究/天文民俗学)
- 【ここ,あるいはここではないどこか】
- 誰が為のネヴァー・エンディング・ストーリー(石井ゆかり・ライター)/君は「この世界」でどう生きるか(山愛美・臨床心理学/深層心理学)/異界と接続する傷 (安田登・能楽師)/倫理を問いかけるアニメーション―本作品の「世界」( 坂口周・日本近代文学)/『君たちはどう生きるか』,あるいは活性化された世界のアニメーション表現 (ハーン小路恭子・アメリカ文学・文化)
- 【幻影のゆらめくところ】
- 意識的な幻想(ファンタスム)―石のモンタージュ(難波阿丹・メディウム理論)/無翼のものたちの詩学―本作品をめぐって(奥村大介・比較文学)/おとぎ話と歪な現実(青柳菜摘・アーティスト)/炎の夢(髙山花子・フランス思想)/事前に発表された絵が一枚だけ,それがアオサギであったこと―幻想の生物学・鳥類学・現代詩,そして宮﨑駿(小笠原鳥類・詩人)
- 【生と性をめぐる問い】
- 哲学的に見た宮崎駿の世界―本作品を見て( 山内志朗・哲学)/ねっとりとしたものの変容―宮﨑駿と「映画的体験」(伊藤潤一郎・哲学)/出生の規範はどこからくるか?―終わらない物語を辿る( 近藤銀河・美術史)/「母」なる世界からの帰還,そしてそれから(橋迫瑞穂・社会学)/宮﨑駿は,嘘をつく母になりたかった(河野真太郎・イギリス文化)
- 【ものがたることの精神史】
- 白日夢の構造―本作品と吉本隆明(檜垣立哉・哲学)/「二重写し」と創造への問い―本作品の引用の思考(石橋直樹・民俗学)/全体像なき断片集―ドイツ初期ロマン派に沿って本作品を読む(二藤拓人・ドイツ文学)/少年は何と戦い,どこに行くのか―ディズニー・乱歩・現実(森下達・ポピュラーカルチャー研究)/遠い戦争と鳥たちの「帝国」,そして風吹く緑の丘(山本昭宏・文化史)/マルチバースをどう生きるか―村上春樹と宮崎駿の倫理
(加藤夢三・日本近代文学)
- 本書の内容については,現在,Excelを使って分析しているところなので,成果がまとまったら,後日報告することにします。その時には,私なりの「君たちはどう生きるか」についての答えも要約して伝えたいと思います。
- ところろで,『現代思想』という雑誌を読むのは久しぶりです。私は,コロナ禍で世界が騒然としているときに,この雑誌がコロナ禍という一つのテーマをめぐって多様な考えの人々が意見をぶつけ合っているのを読んで,多様な知見を得ることができましたが,この雑誌を読むのはその時以来のことです。
- 宮﨑駿『君たちはどう生きるか』という一つの作品をめぐって,これほど多くの人々が「現代思想」という視点から論戦を交えるのは稀有なことだと思います。宮﨑駿という人は,苦労や毀誉褒貶にさらされているけれども,人々に新しい気づきを与え続けている幸福な人だなと思いました。
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- 2023年10月28日(土) 晴れ
- 樫田祐一郎編『宮﨑駿「君たちはどう生きるか」をどう観たか』青土社・現代思想51巻13号(2023/10/2)について,争点に関する執筆者の対立を中心にExcelを使って内容の分析を行っています。(第1日)
- 本書の分析に用いるExcelの表の項目は以下の通りです。
-
No. |
頁数 |
著者名 |
著者の職業 |
論文のテーマ |
論文の概要 |
論点1 |
… |
論点10 |
著者はどう生きるのか |
- 上記の論点の項目は多岐にわたるので,本書を読み直しながら,著者たちの自問自答を論点化し,それを10ほどの論点にまとめる予定です。
- 最後の項目である「著者はどう生きるのか」は,本書のテーマではないのですが,本作品の「君たちはどう生きるのか」の問いかけに対して,一部の著者が,自らの生き方を記しているため,分析項目として追加することにしました。
- (HP訪問者の延べ人数52,760人)
- 2023年10月29日(日) 晴れ
- 樫田祐一郎編『宮﨑駿「君たちはどう生きるか」をどう観たか』青土社・現代思想51巻13号(2023/10/2)について,争点に関する執筆者の対立を中心にExcelを使って内容の分析を行っています。(第2日)
- 宮﨑駿の本作品の謎を解くための,本書の執筆者たちの論点の項目が少しずつまとまりつつあります。
- 本作品の評価
- 本作品の性質(『失われたものたちの本』の翻案か,従来の宮﨑作品との関係,吉野源三郎の作品との関係など)
- 宮﨑駿の意図(アニメ表現,ぶち壊し,後世への希望など)
- 本作品の人間関係(眞人(従来作品とは違う男の子)と父,大伯父,三人の母との関係,および,青サギ,キリコとの関係)
- 登場人物の役割と行動の謎
- 眞人,勝一,ヒサコ,夏子,青サギ,キリコ,ヒミ,大伯父,ペリカン,ワラワラ,インコ大王
- 登場物の役割の謎
- 背景の空間と時間の謎
- 庭にある5本の柿(渋柿4本,甘柿1本)が熟れてきたので,収穫を始めました。たくさん取れたので,干し柿作りが好きだと言われていた,お隣さんにおすそ分けをしました。
-
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たわわに実った庭の柿(収穫前) |
- (HP訪問者の延べ人数52,770人)
- 2023年10月30日(月) 曇り後晴れ
- ChatGPT等の生成系AIの教育・研究への利活用について,市の政策アドバイザー三人で情報交換を行ないました(Zoom会議)。
- 10月17日(火)に宇和島市に郵便で請求していた私と母の戸籍謄本がやっと手元に届きました。この間,約2週間が経過しました。
- すでにコンビニ対応を実施している伊予市をみならって,宇和島市でもコンビニで戸籍謄本をとれるように,DXを進めてほしいものです。
- 樫田祐一郎編『宮﨑駿「君たちはどう生きるか」をどう観たか』青土社・現代思想51巻13号(2023/10/2)について,争点に関する執筆者の対立を中心にExcelを使って内容の分析を行っています。(第3日)
- 宮﨑駿監督『君たちはどう生きるか』の公式の要約(パンフレットの作品解説)は,以下の通りです。
- 「君たちはどう生きるか」は,宮﨑駿監督が少年時代,母から手渡された同名の小説『君たちはどう生きるか』(吉野源三郎著・新潮社版)からタイトルを借り,これまで描いてこなかった自身の少年時代を重ねた自伝的ファンタジーです。」(本書11頁)
- しかし,この公式要約では,ファンタジーの内容が不明です。
- 幸いにも,本書には,その内容を「1行で要約」したものが掲載されています。その内容は,以下の通りです。
- 「少年が異界に行って成長する物語」(本書83頁)
- ただし執筆者(山 愛美)自身は,このように要約するのは乱暴だと考えているようです。
- この「一行要約」を手掛かりにすると,宮﨑駿のストーリーは,以下のように展開できます。
- 【Before】少年(眞人)は,異界に行く前はどんな少年だったのか?
- 【After】その少年(眞人)は,異界から帰還した時点で,どのように成長したのか?
- (本書100-101頁(坂口 周)の要約はヒントだけで要領を得ません。その理由は,宮﨑駿自身が眞人の成長後の性格を明らかにしていないからでしょう。)
- 【Why】少年は,異界に行くとなぜ成長するのか,異界に行かない限り成長できないものなのか?
- しかし,以上の3点を明らかにしない限り,「君たちはどう生きるか」という問いは,異界に行くことができない多くの人にとって,他人ごとになってしまうおそれがあります。
- この問いを自分事,または,自分の身近にいる子供に理解させるためには,異界に行かなくても,「私たちはどう生きるのか」という問いに答えることが必要でしょう。
- この問いに答えるためにも,私は,Excelを使って,執筆者たちの論点を整理し続けています。
- モノグラフィーを執筆する予定の社会人に対するアドバイスをZoomで行いました。
- (HP訪問者の延べ人数52,780人)
- 2023年10月31日(火) 晴れ
- 樫田祐一郎編『宮﨑駿「君たちはどう生きるか」をどう観たか』青土社・現代思想51巻13号(2023/10/2)について,争点に関する執筆者の対立を中心にExcelを使って内容の分析を行っています。(第4日)
- 豊岡公民館でのダンス教室に参加しました。
- 日出ロータリークラブのハイブリッド例会(加賀山年度第15回)に出席しました。
- 今回の会長の時間は,以下のような構成によって,久しぶりに,ロータリークラブの究極の目的としての「国際平和」を正面から取り上げます。
- これを契機として,じわじわとではありますが,日本のロータリアンが問い直すべき「平和構築のための前提問題」について,端緒を切り開くつもりです。
- 第15回 会長の時間(国際平和に向けて・その1)
- 1.コロナ禍に代わって世界中に戦禍が拡大
- 2.日本のロータリアンが世界平和に貢献するための重大な障害
- 3.死刑制度を肯定する心に潜む「戦争肯定」の考え方
- 「目には目を,歯には歯を」→「死には死を」→極刑(死刑制度)もやむなし→冤罪の繰り返し
- 「やられたらやり返す」→「やられる前にやり返す」→戦争もやむなし→永遠の戦争の繰り返し
- 4.日本のロータリアンに必要なこと(続く)
- 会員は,世界の多くの国々(とくにEU圏内)で死刑制度が廃止されていることを知らず,驚いていました。
- しかし,「やられたらやり返す」ということを肯定する自分たちの心が,人類が戦争をやめられないことと繋がっているという点については,やはり,理解が得られませんでした。繰り返し話題にする必要がありそうです。
- 日本のロータリークラブが,受刑者に対する奉仕活動を通じて,自国の死刑制度の廃止させ,世界平和活動の先頭に立つという理想を実現する道は,果てしなく遠いようです。
- (HP訪問者の延べ人数52,800人)
- 2023年11月1日(水) 晴れ
- 樫田祐一郎編『宮﨑駿「君たちはどう生きるか」をどう観たか』青土社・現代思想51巻13号(2023/10/2)について,争点に関する執筆者の対立を中心にExcelを使って内容の分析を行っています。(第5日)
- 宮﨑駿『君たちはどう生きるか』(本作品)に対して,本作品をどう観たかを報告する本著は,32人が執筆しています。そして,ほとんどの執筆者は,本作品を肯定的に評価しています。
- しかし,本作品に対して批判的な立場をとる著者(本書34-39頁,159頁)も少数ながら存在しているばかりでなく,本作品を正面から否定的に評価する著者がただ一人存在します(152-157頁)。
- 本作品を否定的に評価する意見については,日本人の家族観が,肝心のところで戦前の家族制度とあまり変わっていない現状を考慮する必要があります。
- すなわち,戦後,「家制度」が撤廃され,「個人の尊厳と両性の本質的平」等が日本国憲法でも,また,民法でも尊重されているにもかかわらず,わが国では,いまだに,家制度(婚姻は家と家との間の契約であり,戸主(家長)の同意がなければ結婚は許されない)が続いているかのような倒錯した儀式が繰り広げられています。
- たとえば,婚約時においては,結婚を望む男が相手の父親に「娘さんと結婚させてください」という儀式が今なお続けられており,結婚式においても,「ご両家の縁組」という,家制度を前提にしているとしか思われない表示がまかり通っています。
- このような現状に顧みるならば,本作品を否定的に評価する執筆者の以下のような意見もなるほどと思われます。
- 「少年にとって男らしさは今よりも厳格であり,女性たちはみなが当然のように再生産労働に従事する。宮﨑監督による『君たちはどう生きるか』は,そんな物語であった。またそれは,終わってしまった物語(筆者によれば,天皇制,イエ制度,家父長制などのこと(本書156頁))がもう一度目の前で演じられることの恐ろしさを感じさせる映画でもあった」(本書152-153頁)。
- このような評価と関連して,私が危惧しているのは,本書の執筆者の多くが,眞人が「夏子母さん」と呼ぶことによって眞人が成長したとか,継母との和解が成立したと考えていることです(本書45頁,92頁,114頁,120頁,130頁,167頁,174頁,186頁)。
- たしかに,本作品の舞台となる戦前においては,連れ子は自動的に「継子」となって,親子関係が発生するという「家制度」が存在していました。
- しかし,現代においては,連れ子は,別途に養子縁組をしない限り,自動的に相手方の子となることはありません。現代においては,連れ子は,父の配偶者と認めて良好な関係を維持しつつも,父の配偶者に対して,私の母ではないと主張することができるのです。
- 現代においても,父の連れ子が「お母さん」と呼べるようになることが成長のあかしだとか,継母との和解だとかと勘違いされることを防ぐためにも,現在の民法の立場から,本作品の一般化に対する批判を行うことは重要だと,私は考えています。
- 外国に移住した友人とZoomミーティングを行いました。
- 友人に進められて読んだ,ルトガー・ブレグマン(野中香方子訳)『Humankind:希望の歴史 (上・下)-人類が善き未来をつくるための18章』文藝春秋(2021/7/30)が話題となり,突っ込んだ議論をしました。
- (HP訪問者の延べ人数52,800人)
- 2023年11月2日(木) 晴れ
- 母のリハビリの付き添いを勤めるため,自転車(電動アシスト自転車)で自宅と病院との間を往復しました。
- 川崎公民館でダンスの個人レッスンを受けました。
- あす,別府市西部公民館で開催される「ダンススポーツ交流会」で披露するために,RumbaとWaltzの仕上げの練習をしました。先生から,Rumbaは,ステップを力強く,Waltzは,腕の枠を絶対に崩さように,胸張って踊ることだけを考えてくださいとのアドバイスを受けました。
- 樫田祐一郎編『宮﨑駿「君たちはどう生きるか」をどう観たか』青土社・現代思想51巻13号(2023/10/2)について,争点に関する執筆者の対立を中心にExcelを使って内容の分析を行っています。(第6日)
- Excelでの分析をすべて終わり,宮﨑駿監督の『君たちはどう生きるか』という作品にちりばめられた数々の謎について,自分なりの解釈ができるようになりました。
- しかし,「君たちはどう生きるのか」という問いかけに対して,その問いを自分事として受け止め,「私たちは,どう生きるのか」という問いに答えることが必要でしょう。
- この問いに応えるためには,以下の3点が考慮されるべきだと私は考えています。
- 私たちは,個体としては,「死すべきもの」として存在していることを忘れてはなりません。
- すべてのものごとは,宇宙を含めて,混沌に向かうという「エントロピー増大の法則」従っています。
- したがって,私たちが,生きていられるのは,一定期間に限って,身体の動的平衡(接種と排泄のバランスがとれた状態,すなわち,きれいな空気を吸って吐き,清潔な水を摂取し,生物を殺した食物を摂取して,老廃物を排泄すること)を維持している限りで生きていられるのです。
- やがてこの動的平衡を維持できなくなり,エントロピーの法則に飲み込まれた時に,私たちは誰かれの差別なく,死を迎えるのです(福岡伸一)。
- すべての人は,やがて死ぬ。どうせ死ぬ人を殺す必要はありません。殺人も死刑も戦争も,すべて早まった行為なのです。
- 私たちは一人では生きていくことができない「社会的な動物」である(アリストテレス)という点を忘れてはなりません。
- 私たちが生まれたのは,両親という両性の結びつき,胎児に対する40週にわたる母の命がけの苦労があったからです。
- しかも,私たち人間は,生まれてからも,他人の助けを借りなければすぐに死んでしまうという脆弱な生き物です。
- つまり,私たちは,社会の中で生きていき,他人とのかかわりの中で成長し,子孫を残し,次の世代にバトンを繋いでいく存在なのです。
- もしも,何らかの原因で人間社会社会全体がそのような助け合い,分かち合うことができなくなったときに,人類は滅亡するのです。
- 社会的動物としての人間は,他人とのかかわりの中で助け合い,分かち合って生きていくために,以下の3つの行動をする必要があります。
- ①他人を大切にする(多様性を認め,尊敬しあい,好意と友情をはぐくむ)。
- ②自分を育てる(自活できるように少なくとも一つの専門分野の技能を限界練習(Deliberate Practice)を経て修得する)。
- ③失敗を恐れずに(失敗したらやり直して)社会をよくしていくことにチャレンジする(社会貢献を行う)。
- ここでは,自分で意欲的,かつ,計画的に取り組まざるを得ない②「自分を育てる」という点について,考察します。
- 自分を育てるためには,自分を知ること(ソクラテス),他人を知ること(孫氏)が必要です。
- 一番難しいとされる「自分を知る」ための方法は,ゲーテの名言「外国語を知らない者は,自国語もよく理解できない」がヒントになります。
- この命題は,「自国語をよく理解しようと思えば,外国語を知らなければならない」と言い換えることができます(論理学上の対偶(逆の裏,すなわち,A⇒Bに対して,¬B⇒¬Aと推論すること)を参照)。
- そうすると,「自分をよく理解しようと思えば,他人を知ることが必要である」という答えにたどり着くことができます。
- そして,以下のように,次々と新しい命題を展開できるようになります。
- すなわち,「自国をよく理解しようと思えば,他国を知ることが必要である。(留学の勧め)」という答えを得ることができます。
- さらに,「この世界をよく理解しようと思えば,異界を知る必要がある(冒険の勧め)」という,宮﨑駿の「異界探訪と帰還」の物語の必然性を理解することができるようになるのです。
- 以上の考察をもって,宮﨑駿『君たちはどう生きるか』が,「少年が異界に行って成長する物語」というストーリー展開を必要とした理由,および,宮﨑駿作品に散りばめられている数々の謎を解く最初の第1歩を踏み出すことができるのではないでしょうか。
- (HP訪問者の延べ人数52,810人)
- 2023年11月3日(金)(文化の日) 晴れ 季節外れの高温(最高気温25℃)
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Rumba Formation, 2023 |
- 別府市西部公民館で開催された「ダンススポーツ交流会」に参加して,これまでの練習の成果として,Rumba(会員全員のフォーメーション)Waltz(トライアル)を披露しました。
- 私が71歳のときにダンスを始めるきっかけを作ってくださった先生(現在別府ダンス連盟会長)は,私がいかにダンスが下手くそか(ステップが音楽にあっていない,姿勢が悪い(回転の時に前のめりになる),腕の枠を一定に保てない…など)を知っておられたので,今回の私のワルツを見て,とても喜んでくださいました。
- そして,私のワルツについて,以下のようにコメントしてくださいました。
- 「ステップが音楽に合っていたね。それに,姿勢がとても良かった。この調子なら,もっと上手になれるよ。」
- もちろん,ここまで成長することができたのは,ワルツを一緒に踊ってくださったダンス教室の先生の厳しい指導があったからです。
- 今後も,熟慮練習を重ね,発表会ごとに技をステップアップさせて,笑顔で美しく踊れるように努力したいと思いました。
- 明日の法と経営学会第2分科会(地方創生とDX)で報告する資料を作成する予定でしたが,家に帰って,風呂に入り,食事を済ませてしばらくしたら,どっと疲れが出て,資料を作成せずに,そのまま寝てしまいました。
- (HP訪問者の延べ人数52,820人)
- 2023年11月4日(土) 晴れ
- 法と経営学会第2分科会(地方創生とDX)で報告する資料を作成し,事務局に送付しました。
- 明治学院大学・これくら研(Zoom会議)に参加しました。
- 第1報告「我が国におけるファクタリング契約の法的性質についての一考察〜事業者向けファクタリングを中心に〜」
- 報告に触発されて私が考えたファクタリングの法的性質
- ファクタリングの性質決定
- 債権売買
- 売主に目的債権の移転以外に債務が生じない場合
- 売主に移転した目的債権の担保責任(民法569条)が生じる場合
- 消費貸借
- 売主に何らかの返還債務が生じる場合であって,上記の民法569条に該当しない場合
- 第2報告「判例研究 最決令和5年2月20日(刑集77巻2号13頁)(「給与ファクタリング」が出資法違反となるとされた事例)」
- 法と経営学会第2分科会(地方創生とDX)で「法律をXMLで表現することの効用―民法の条文と学説等をXMLで表現する試みを中心に―」というテーマで報告しました。
- 1.法学(民法)に特有の体系的思考とは何か?
- (1) 民法をXML化することの意義
- (2) 民法のGoogle Map(住宅地図⇔世界地図)を作るという着想
- (3) 民法の体系を実際にXMLで表現してみた(civ.xml)
- 2.民法体系のXML化という発想はいかにして生まれたのか?
- (1) 我妻栄・民法案内1に学ぶ民法体系と地図のとの関係
- 詳細で正確な地図はかえってわかりにくい(木を見て森を見ない)。
- 不正確でも全体が示されている方がわかりやすい。
- (2) 専門知識を修得するには,それでは済まない。詳細で具体的な知識の修得も必要となる。
- どんなに些細な違いでも,とことん見極める力がないと,判断を誤る。
- 反対に,細かな違いを超えた,共通性を見出す力がないと,類推を代表とする,どんな問題も解決できるという応用力を習得できない。
- (3) 構造をどこまでも細部に降りていくばかりでなく,細部を超えて共通性を見出すという両方のことができる力は,XMLによって培われる。
- 3.XMLによる表現の長所と短所,今後の展望
- (HP訪問者の延べ人数52,830人)
- 2023年11月5日(日) 晴れ
- 昨日,法と経営学会第2分科会(地方創生とDX)で,基調報告をした「法律をXMLで表現することの効用―民法の条文と学説等をXMLで表現する試みを中心に―」,および,その基調報告後の会員間の議論について,Zoomが持っている文字起こし機能を使って「議事録」の下書きを作成しています。
- これまでは,会議をZoomをビデオ録画し,録画した音声を聞きながら,会員一人のボランティアの力を借りて議事録を作成していました。
- 録画した音声を聞きながら議事録を作成するため,少なくとも,聞き直しの時間+文字起こしのための聴き直しなど,非常に多くの時間がかかります。
- これに対して,「Zoomの文字起こし機能」を利用すると,会議が終わった瞬間に,議事録の文字起こしが終了しています。
- 「Zoomの文字起こし機能」を利用すると,会議に参加していた人なら録画したビデオ等を聞き直す必要はありません。自動作成されたテキストを修正する時間が必要なだけです。
- もっとも,音声を文字に変換する技術は,現在進行形です。以前に比べて改善されつつあるとはいえ,自動作成されたテキストには誤変換がつきものです。
- そこで,現在は,自動的に作成されたテキストを読みながら人力で誤変換の修正を行っています。(第1日)
- 宮﨑駿『君たちはどう生きるか』において,眞人たちが迷い込む疎開先の屋敷の離れにある洋館である「塔」ですが,宮﨑駿が幼少の頃に読んだ江戸川乱歩『幽霊塔』に影響を受けているとの指摘があったため,この作品を読んでみました(この作品は,実は,アリス・マリエル・ウィリアムスン『灰色の女』(1898)の翻案だと言われています)。
- 今でいうところの推理小説を兼ねたハッピーエンドのラブロマンスで,一気に読んでしまいました。
- 江戸川乱歩『幽麗塔』を読みながら,男性の共通の関心事が,昔も今も「美人」と「かわいい子」という外観優先主義なのだということに気づかされます。多様性の尊重と言いつつ,外観を優先するという男性共通の性向は,どうにもならないものなのだろうかと,作中の黒川弁護士の心の変遷を追いながら考え込んでしまいました。
- モノグラフィーを執筆する予定の社会人に対するアドバイスを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数52,840人)
- 2023年11月6日(月) 晴れのち雨
- ChatGPT等の生成系AIの教育・研究への利活用について,市の政策アドバイザー三人で情報交換を行ないました(Zoom会議)。
- 市の職員研修の実施について,11月13日(月)に市の担当者と打合せのZoom会議を開催することになりました。
- 外国に移住した友人とZoomミーティングを行いました。
- Zoomの録画機能について,実際に実行してみた後に,意見交換を行いました。
- 法と経営学会第2分科会(地方創生とDX)第28回会議の議事録(「Zoomの文字起こし機能」で自動的に作成されたテキスト)の誤変換の修正を行っています。(第2日)
- NPO法人名古屋留学生ネットの理事会,臨時総会および定例運営委員会にZoomで参加しました。
- (HP訪問者の延べ人数52,850人)
- 2023年11月7日(火) 晴れ
- 外国に移住した友人とZoomミーティングを行いました。
- 豊岡公民館でのダンス教室に参加しました。
- 12月の発表会のためのフォーメーションは,全員でCha Chaを踊ることが決まり,Cha Chaの本格的練習が始まりました。
- 今日はロータリークラブの例会が休会なので,次回以降に話す「会長の時間」の原稿を作成しました。
- 国際平和を実現するためのロータリーの新理念DEI(Diversity, Equity, Inclusion)
- (第1回)テロリストの論理と共存
- 1.テロリストの論理
- 差別や貧困等の社会の根本問題を放置し,その犠牲において平穏な生活を享受している市民こそ,責任を負うべき存在であり,真の敵である。
- 2.ハマスとイスラエルの双方の言い分
- やられたからやり返す。やられてからでは遅いので,真の敵にやられる前にやり返しているだけ。
- 3.アメリカによる日本への無差別空襲,原爆投下の論理
- 日本では,軍人だけでなく女も子供も軍事産業に従事して戦争を推進している。軍人と民間人とが一体となっている日本人は,米国の真の敵である。
- 4.コロナ禍で学んだウイルスとの付き合い方(共存)
- (1) ウイルスは撲滅できない。三つの密を避けているうちに,ウイルスは感染力を強めつつ弱毒化という進化をする。
- (2) したがって,自己の免疫力を高めておけば,ウイルスは人類の敵ではなく,人類との共存が可能である。
- (3) 現在,大問題となっている熊による被害についても,熊を撲滅するのではなく,熊の生態をよく知って,共存の道を探求すべきである。
- (第2回)共存を目指して,DEI(Diversity, Equity, Inclusion)の理念を青少年奉仕活動に取り込む
- 5.解決策としてのDEI(多様性,公平,包摂)と平和共存
- ロータリーの目的である国際平和を実現するためには,DEI(人々の多様性を認め,人々を公平に取扱い,人々と交流する)を実行するほかない。
- 他人と上手に交流するためには,自分を知り,自分を育てる必要がある。自分を知り,自分を育てる方法のヒントはゲーテの「外国語を知らない人は,自国語も理解できない」という名言にある。この論理の対偶(同値)は,「自国語を理解しようと思えば,外国語を知る必要がある」である。
- このことから,「自国を理解しようと思えば,外国を知る必要がある」とか,以下のように「自分を理解しようと思えば,他人を知る必要がある」ということが導かれる。
- ①他人を知ることを通じて自分を知り,他人と親睦を深めながら,
- ②自分の専門的な技能を限界演習によって向上させ,自己肯定感を育ててこそ,
- ③私たちは困難な社会問題の解決に向けて,チャレンジすることができるようになる。
- 6.結論:私たちができることとしての青少年奉仕と施設見学
- (1) 少数者の抱える問題を見て見ぬふりをしていると,いつの日にか,それがテロリストの正当化理由となる。
- (2) 子どもの貧困に代表される貧困問題,少数者に対する差別問題,学術・教育レベルの低下問題,食料・エネルギー自給問題,死刑廃止問題など,日本が抱えてる社会問題を取り上げて正面から議論すべきである。
- (3) したがって,私たちは,次世代を担う青少年に対する奉仕活動(子ども食堂の運営,里親会との連携,イエナプラン・オランダ研修への教員の派遣,少年院などの施設見学,水素社会を志向する研究機関の見学など)を通じて,中央・地方政府が放置したり先送りしている社会問題を正面から取り上げ,私たちの解決策を提示し,世界平和の実現に貢献すべきである。
- (HP訪問者の延べ人数52,860人)
- 2023年11月8日(水) 晴れ
- 注文していた宮﨑駿『フィルムコミック 君たちはどう生きるか(上) 』徳間書店 (2023/11/1)が届いたので,一気に読み終わりました。
- すでに入手している宮﨑駿『君たちはどう生きるか (スタジオジブリ絵コンテ全集 23)』徳間書店(2023/10/31)と読み合わせると,映画宮﨑駿『君たちはどう生きるか』の全画面について,参照されている名作の背景を含めて,解説する能力を獲得することができそうです。
- さらに,同時に注文していた,宮﨑駿監督作品『君たちはどう生きるか』の公式の『作品解説』も届いたので,熟読しました。
- このため,宮﨑駿監督『君たちはどう生きるか』については,以下の参考資料をすべて読み終えることができました。
- 作品のストーリー展開
- ストーリー全般(母の死,父の再婚,継母の妊娠,孤独に付け込む異界への案内人,異界での友情と冒険,異界の破滅と異界からの帰還など)
- ジョン・コナリー(田内志文訳)『失われたものたちの本』創元推理文庫(2015/9/30)
- 事業承継の拒絶,ラブロマンス
- オトフリート・プロイスラー=ヘルベルト・ホルツィング (イラスト)(中村 浩三訳)『クラバート』偕成社(1980/5/1)
- 不思議な塔の謎
- 江戸川乱歩(宮崎駿 カラー口絵)『幽霊塔』岩波書店 (2015/6/6)
- 原作は,A.M. ウィリアムスン(A.M. Williamson)(中島 賢二訳) 『灰色の女』 論創社(2008/2/1)
- 作品の時代背景
- 吉野源三郎『君たちはどう生きるか』岩波文庫 (1982/11/16)\1067 ISBN:978-4003315811(初版は,新潮社1937年8月10日刊)
- 映画のパンフレット
- 石井明彦『宮﨑駿監督作品「君たちはどう生きるか」作品解説』東宝(2023/8/11)
- アニメーションの各場面
- 宮﨑駿『君たちはどう生きるか (スタジオジブリ絵コンテ全集 23)』徳間書店(2023/10/31)
- 宮﨑駿『フィルムコミック 君たちはどう生きるか(上) 』徳間書店 (2023/11/1) なお,(下)は未刊
- 作品批評
- 樫田祐一郎編『総特集-宮﨑駿「君たちはどう生きるか」をどう観たか』青土社・現代思想51巻13号(2023/10/2)
- そういうわけなので,宮﨑駿監督作品『君たちはどう生きるか』の映画の各画面について,誰かから「意味不明なので教えてほしい」という質問受けた場合には,適切なヒントや回答をすることができるようになったと思います。
- 10月29日に行った庭の柿の実の収穫に引き続き,もう一本の柿の木の真っ赤に熟れた実をすべて収穫し,また,来春に向けて,枇杷の剪定も行いました。
- モノグラフィーを執筆する予定の社会人に対するアドバイスを行います。
- (HP訪問者の延べ人数52,870人)
- 2023年11月9日(木) 曇り後晴れ
- 母のリハビリの付き添いを勤めるため,自転車(電動アシスト自転車)で自宅と病院との間を往復しました。
- 川崎公民館でダンスの個人レッスンを受けました。
- 12月の発表会に向けて,RumbaとWaltzの改善のための厳しい指導を受けるとともに,TangoとChaChaの基本ステップを繰り返し練習しました。
- 法と経営学会第2分科会(地方創生とDX)第28回会議の議事録(「Zoomの文字起こし機能」で自動的に作成されたテキスト)の誤変換の修正を行っています。(第3日)
- (HP訪問者の延べ人数52,880人)
- 2023年11月10日(金)雨のち曇り
- 注文していたA.M. ウィリアムスン(A.M. Williamson)(中島 賢二訳) 『灰色の女』 論創社(2008/2/1)(江戸川乱歩『幽霊塔』の原作)が届いたので読み始め,一気に読んでしまいました。
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A.M. ウィリアムスン
(中島賢二訳)
『灰色の女』(A Woman in Grey)
論創社(2008/2/1) |
- 第1に,本書は,良く知られた江戸川乱歩『幽霊塔』の原作です。ただし,本書の日本での最初の翻案は,黒岩涙香『幽霊塔』です。しかも,本書(灰色の女(A
Woman in Grey: 地味な灰色の服を着た女)自体も,ウィルキー・コリンズ『白衣の女』の影響を強く受けているというのですから複雑です。
- 第2に,本書は,主人公(テレンス・ダークモア)が美人に恋する男性として設定されており,そうだとすると,よくできたミステリー風のラブ・ロマンスだといえます。
- 第3に,しかし,作者が女性であることを考慮して,主人公を男性ではなく,その恋の相手である女性(コンスエロ・ホープ)だと考えて読むと,本書は,実は,無実の罪で終身刑となった女性が,無実を信じる弁護士の力を借りて,仮死状態になれる薬を使って獄死したと見せかけて脱獄し,偽の墓を作るとともに整形施術を受けて別人の姿となって,真犯人を見つけるまでの艱難辛苦を描いた推理小説だと考えることができます。
- たしかに,本書のストーリは,翻案された江戸川乱歩『幽霊塔』と同じですが,冤罪を受けた女性が誰だったのかは,本書と翻案とでは最後に違いが明らかになります。その意味でも,本書では,江戸川乱歩『幽霊塔』とは異なる視点を楽しむことができます。
- 本書の目次は以下の通りです。
- 第1章 恐怖の館/第2章 灰色の女/第3章 電報を打ったのは/第4章 魅入られて/第5章 鍵と問答/第6章 大魔王ト修道ヨリ/第7章 暗闇の中/第8章 窓越しに見えたもの/第9章 死との戦い/第10章 新たな厄介ごと/第11章 自由の身に!/第12章 墓の人影/第13章 夜と夜明け/第14章 不意打ち/第15章 真珠の秘密/第16章 ポーラの行方/第17章 羊皮紙/第18章 濠の浚渫/第19章 検視審問/第20章 蜘蛛農園の謎/第21章 名無し医者/第22章 青いドアの背後/第23章 窓外の明かり/第24章 危機一髪/第25章 館での出来事/第26章 地下室で見た物/第27章 ゴードン弁護士の部屋で/第28章 謎を追って/第29章 ローン・アベイ館の謎/第30章 秘宝/第31章 コンスエロの許し
- 訳者あとがき
- 小森太郎「黒岩涙香,江戸川乱歩による『幽霊塔』の幻の原作とウィリアムスン『灰色の女』」
- 本書を読んでいて,私は,監獄(刑務所)は,罪を犯した人たちの自発的な「生まれ変わりの場」にすべきだと思いつきました。
- つまり,刑務所を社会復帰のための職業訓練所と位置付けて,服役者に,平和教育を継続しつつ,専門技術を訓練する設備と専門家を配置する。そして服役者が,資格または,技能目標を達成して,厳格な審査によって,社会復帰の条件が充足できた場合には,①戸籍上の改名,②整形手術,③性転換のうちから,好きな項目(複数選択も可)を選ぶとができるようにしたらどうだろうかという着想です。
- そうすれば,社会復帰後に「前科者」として差別されることがなくなると思われます。
- 具体的な提案は,少年院や刑務所見学などを終えた後にしたいと思いますが,無実の罪を着せられた人を含めて,刑務所を服役者の「生まれ変わりの場」とするという考え方は,堅持していきたいと考えています。
- 法と経営学会第2分科会(地方創生とDX)第28回会議の議事録(「Zoomの文字起こし機能」で自動的に作成されたテキスト)の誤変換の修正を行っています。(第4日)
- (HP訪問者の延べ人数52,880人)
- 2023/11/11(土) 晴れ
- 日出漁協主催のカラオケのど自慢大会に参加して「いつも何度でも」を歌ってきました。
- 参加賞として,新鮮な「ちりめんじゃこ」をいただきました。母の好物なので,さっそく煮物に使って,美味しくいただきました。
- 日出ロータリークラブの40周年記念行事の具体案を詰めるため,会長,幹事,副幹事が集まって協議しました。
- 協議が一応まとまったので,来週の例会で報告します。
- (HP訪問者の延べ人数52,890人)
- 2023年11月12日(日) 曇り後晴れ
- 江戸川乱歩(宮﨑駿カラー口絵)『幽霊塔』岩波書店(2015/6/5)を読みました。
- 私は,11月5日(日)にすでに,Kidle版で江戸川乱歩『幽霊塔』を読んでいたのですが,宮﨑駿がイラストを描いていると知り,江戸川乱歩(宮﨑駿カラー口絵)『幽霊塔』岩波書店(2015/6/5)を購入して,読み直しました。
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江戸川乱歩
(宮﨑駿カラー口絵)
『幽霊塔』
岩波書店(2015/6/5) |
- 本書には,後に詳しく述べるように,宮﨑駿が,本文の前の16頁を使って,「ぼくの幽霊塔」というタイトルで,素晴らしいカラー口絵を書き下ろしています。
- 本書の目次は以下の通りです。
- カラー書下ろし・宮﨑駿「ぼくの幽霊塔」/1.時計屋敷/2.怪美人/3.深まる謎/4.何者/5.神秘の呪語/6.大魔術/7.トラの顎/8.電報の主/9.青大将/10.黒川弁護士/11.復讐戦/12.血を流す幽霊/13.猿の爪/14.密室の毒刃/15.手首の秘密/16.名探偵/17.異様な風呂敷包み/18.意外意外/19.暗夜の怪人/20.大椿事/21.蜘蛛屋敷/22.鎖の音/23.暗がりの部屋/24.佝僂少年/25.ポスターの眼/26.恐ろしき陥穽/27.芦屋暁斎先生/28.毒草/29.鏡の間/30.地底の密室/31.二つの顔型/32.人間創造/33.恐ろしき真実/34.手首の傷痕/35.闖入者/36.異様な取引/37.緑盤の秘密/38.機械室の囚人/39.奥の院/40.地獄図絵/41.極悪人/42.大団円/自註自解
- 江戸川乱歩『幽霊塔』の本文については,私は,11月5日(日)にKindle版で読んだ際に感想を書いてますので,今回は,本書の特色である,宮﨑駿のカラー口絵について,その特色を述べておきます。
- 第1に,このカラー口絵は,本書の「本文」を読んだだけでは理解が困難な「幽霊塔」の内部が宮﨑駿の視点で詳しく図解されており,物語の理解に大いに役立ちます。
- 第2に,このカラー口絵は,本書の著者江戸川乱歩が翻案した黒岩涙香『幽霊塔』が要領よく解説されており,元祖『幽霊塔』と江戸川乱歩の本書『幽霊塔』の関係がよくわかります。
- 第3に,このカラー口絵は,黒岩涙香と江戸川乱歩が翻案した『幽霊塔』の原作であるA.M. ウィリアムスン(A.M. Williamson)『灰色の女(A
Woman in Grey)』に出て来る不思議な塔である「ローンアベイ館」の内部構造まで図解されており,原作(灰色の服を着た女)の理解にも大いに役立ちます。
- 第4に,このカラー口絵には,もしも「幽霊塔」を映画化するとしたらという空想の下で,主人公の青年とヒロインの出会いの場面が,宮﨑駿の絵コンテで,4頁にわたって掲載されており,本書の価値を大いに高めているように思います。
- 本書は,宮﨑駿監督のファンにとって,最新作『君たちはどう生きるか』を深く理解するという意味でも,おそらく,必読の書でしょう。
- (HP訪問者の延べ人数52,900人)
- 2023年11月13日(月) 晴れ
- ChatGPT等の生成系AIの教育・研究への利活用について,市の政策アドバイザー三人で情報交換を行ないました(Zoom会議)。
- 明日の日出ロータリークラブの「会長の時間」のスピーチ原稿「国際平和を実現するためのロータリーの新理念DEI(Diversity, Equity,
Inclusion)その1-テロリストの論理と共存」の原稿を完成して,事務局に送付しました。
- 国際平和を実現するためのロータリーの新理念DEI(Diversity, Equity, Inclusion)
- 第1回:テロリストの論理と包摂(2023年11月14日)
- 1.テロリストの論理
- 2.ハマスとイスラエルの双方の言い分
- 3.アメリカによる日本への無差別空襲,原爆投下の論理
- 第2回:共存を目指して,DEIの理念を青少年奉仕に取り込む(2023年12月5日)
- 4.コロナ禍で学んだウイルスとの付き合い方:共存
- 5.解決策としてのDEI(多様性,公平,包摂)と平和共存
- 6.結論:私たちができることとしての青少年奉仕と施設見学
- 12月に実施を予定している真庭市職員研修「ChatGPT等生成AIの活用実習」について,市の職員3名と政策アドバイザー3名で,打ち合わせのZoom会議を開催しました。
- 11月19日までに,実習に関する教材を各アドバイザーが作成し,11月20日に全員教材を取りまとめ,11月21日に市側に送付することになりました。
- 日出ロータリークラブ創立40周年記念行事の式次第(第1部:記念式典,第2部:基調講演,第3部祝賀会)の中間案を作成しました。
- (HP訪問者の延べ人数52,900人)
- 2023年11月14日(火) 晴れ
- 日出ロータリークラブ創立40周年記念行事の式次第の中間案を事務局に送付しました。
- 法と経営学会第2分科会(地方創生とDX)第28回会議の議事録(「Zoomの文字起こし機能」で自動的に作成されたテキスト)の誤変換の修正を行っています。(第4日)
- 外国に移住した友人とZoom会議を行いました。
- 豊岡公民館でのダンス教室に参加しました。
- 日出ロータリークラブのハイブリッド例会(加賀山年度第16回)に出席しました。
- 会長の時間に,「国際平和を実現するためのロータリーの新理念DEI(Diversity, Equity, Inclusion)その1:テロリストの論理と包摂」について話します。
- 今日の外来卓話は,教育長による「教員の働き方改革の現状と課題」でした。
- (HP訪問者の延べ人数52,910人)
- 2023年11月15日(水) 晴れ
- ウィルキー・コリンズ(中島賢二訳)『白衣の女』(上)岩波文庫(1996/3/18)を読みました。
- 数日前まで,私は,宮﨑駿監督『君たちはどう生きるか』に関連する参考文献をほぼすべて読み終えたと思っていました。
- ところが,宮﨑駿自身が口絵を書いている江戸川乱歩『幽霊塔』岩波書店(2015/6/5)の原作であるA.M. ウィリアムスン(中島賢二訳) 『灰色の女』
論創社(2008/2/1)を読んで,私は,その作品(A Woman in Grey:灰色の衣服を着た女)のすばらしさに圧倒されてしまいました。
- しかも,この作品(A Woman in Grey)に決定的な影響を与えたのが,ウィルキー・コリンズ(中島賢二訳)『白衣の女(The Woman
in White)』(上)(中)(下)岩波文庫(1996/3/18)だということを知り,私は,この作品も読まざるを得なくなってしまいました。
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ウィルキー・コリンズ(中島賢二訳)
『白衣の女』(上)
岩波文庫(1996/3/18) |
- そこで,まず,ウィルキー・コリンズ(中島賢二訳)『白衣の女』(上)岩波文庫(1996/3/18)を読んでみました。
- 本書の作者であるウィルキー・コリンズ(1824-1889)は,推理小説の元祖ともいわれているようです。そして,本書の作者は,27歳の時に弁護士資格を取得しておりました。
- 1860年に発表された本書は,ある疑惑の事件について,「伝聞証拠」を排除し,当事者の直接の証拠のみで構成するという方法を採用したという本書の序(本書7頁)を読んで,法学者である私は,本書に親近感を感じました。
- 本書(上)の目次は以下の通りです。
- 序
- 第1部
- クレメンツ・インに住む絵画教師,ウォルター・ハートライトの話
- チャンスリー・レーンに住むヴィンセント」・ギルモア弁護士の手記
- マリアン・ハルカムの話(日記からの抜粋)
- 本書(上巻)を読み終えて,先に私が読んで圧倒されたA.M. ウィリアムスン(中島賢二訳) 『灰色の女』 論創社(2008/2/1)について,私が,その主人公を物語を1人称で語る男性(テレンス・ダークモア)ではなく,その恋の相手である女性(コンスエロ・ホープ)だと考えた理由がうまく説明できることに気づきました。
- なぜなら,物語を一人称で語る主人公(テレンス・ダークモア)が,物語の証言者(語り部)だとすれば,その証言者が語っている相手方が物語の真の主人公(コンスエロ・ホープ)であると考えても,おかしくはないからです。
- 本書(上)の主人公についても,タイトルの「白衣の女」は,主人公でないことは明らかですが,本書の主人公は,一般に主人公とされている絵画教師のウォルター・ハートライトでも,ヒロインとされるローラ・フェアリーでもなく,それらの人々の証言を通じて浮かび上がる,本書のストーリを支えている別の人物ではないかと,私は考えています。
- 以上の予想は,本書の以下の質問における,時代を超えた鋭さに私が心を奪われたせいで,外れているかもしれません。
- 「男が何だっていうのよ! 彼らは,純真と平穏を愛する女の心の敵なのです。彼らは私達を両親の愛から引き離し,姉妹の友情から引き離すのです。身も心も自分のものにしてしまい,犬小屋に犬を繋ぐように,私達を彼らの生活に縛りつけるのです。そして,その返礼に彼らは私達に何をしてくれるって言うの?」(本書318頁)
- いずれにせよ,本書のテーマと中心人物は誰なのかは,私が全巻を読み終えたときに明らかにしたいと思っております。
- モノグラフィーを執筆する予定の社会人に対するアドバイスを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数52,920人)
- 2023年11月16日(木) 晴れのち曇り
- ウィルキー・コリンズ(中島賢二訳)『白衣の女』(中)岩波文庫(1996/3/18)を読みました。
- 第1部(上巻)が,男性社会の中で強く生き抜く力のある女性たちと,女性たちが男性たちと対等に渡り合える可能性を描いていたのに対して,第2部(中巻)は,一転して,男性たちの「暴力」と「飼い慣らし策(心理・情報戦略)」とによって女性たちが徹底的に無力化される模様を描いています。
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ウィルキー・コリンズ(中島賢二訳)
『白衣の女』(中)
岩波文庫(1996/3/18) |
- 本書(中巻)の目次は以下の通りです。
- 第2部
- マリアン・ハルカムの話(続き)(日記からの抜粋)
- リマッジ館の当主,フレデリック・フェアリー氏の手記
- ブラックウォーターの女中頭,イライザ・マイケルソンの話
- さまざまな者達の手記など
- 本書(中巻)も,上巻と同様,たしかに優れた描写が多いのですが,私にとって,この中巻は,感情移入のできない作品でした。
- A.M. ウィリアムスンが,W. コリンズの『白衣の女(The Woman in White)』に対抗して,『灰色の女(A Woman in
Grey)』を書いた,または,書かざるを得なかった理由を私なりに理解することができました。
- 女性を飼い慣らす方法については,本書では,イタリア人のフォスコ伯爵が,夫人を飼い慣らした実例を示しつつ,ヒロインの姉(マリアン・ハルカム:本書の主要な証言者)を飼い慣らそうとするプロセスが詳細に記述されています。フォスコ男爵の飼い慣らしの方法は,以下の記述に集約されているように思います。
- 「私〔フォスコ男爵〕はこう言ったんですよ。人類の発明の才は,これまでに,男が女を統御するのに,わずか二つの方策を見つけ出しただけだ,とね。
- その一つは,女をぶちのめしてしまうことです。これは野蛮で,程度の低い男たちによって大いに採択されている手段ですが,洗練された教養ある階級の男達からは嫌悪されているのです。
- もう一つの手は(手間もかかり,難しいものですが,結局は成功度は高いものです),女の側からの挑発には,決して乗らないということです。
- これは動物にも当てはまるし,子どもにも当てはまる手です。
- 所詮,女というのは大きくなった子供ですからね。冷静な決断力というものは,動物,子供そして女には欠けたものなのです。
- もし彼らが,自分たちの主人の子の優れた能力を少しでも揺るがすことできると見るや,彼らは主人を打ち負かしてしまいます。彼らがそれを乱すことができない場合は,主人側の価値となるのです。」(本書245-246頁)
- この第2部は,男性たちの策略によってヒロインとされる女性が亡くなり,外国から帰ってきた主人公とされる男性がそれを知るところで,終わっています。
- 第3部は,どうなるのか,ヒロインも亡くなるのであれば,ロミオとジュリエットのような悲劇ですし,魔法でヒロインを復活させるのであれば,おとぎ話,ヒロインが復活するなぞ解きをするのであれば推理小説ということになります。いずれにせよ,第3部を読まないことには,感想が書けません。
- 母のリハビリの付き添いを勤めるため,自転車(電動アシスト自転車)で自宅と病院との間を往復しました。
- 外国に移住した友人とZoomミーティングをしました。
- 川崎公民館でダンスの個人レッスンを受けました。
- (HP訪問者の延べ人数52,930人)
- 2023年11月17日(金) 晴れ時々雨 OpenAIのCEOサム・アルトマンが解任される
- 外国に移住した友人とZoomミーティングをしました。
- ウィルキー・コリンズ(中島賢二訳)『白衣の女』(下)岩波文庫(1996/3/18)を読みました。
- 私が本書(ウィルキー・コリンズ『白衣の女(The Woman in White:白い服を着た女)』(上,中,下)1860)を読むに至ったのは,本書が,犯罪者が服役後も差別されずに生き抜くことができるための「犯罪者の生まれ変わり」の方法を私に教えてくれたA.M.
ウィリアムスン『灰色の女(A Woman in Grey:灰色の服を着た女)』(1898)に対して,決定的な影響を及ぼしているといわれているからです。
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ウィルキー・コリンズ(中島賢二訳)
『白衣の女』(中)
岩波文庫(1996/3/18) |
- 本書(下巻)の目次は,以下の通りです。
- 第3部
- ウォルター・ハートライトの話
- キャセリック夫人の手紙
- ウォルター・ハートライトの話(続き)
- イシドール・オッタヴィオ・バルダサーレ・フォスコ伯爵の手記
- ウォルター・ハートライトの話(結び)
- 解説
- 確かに,本書によって影響を受けたとされるA.M. ウィリアムスン『灰色の女』は,タイトルをWhiteからGreyに変えているだけですから,『灰色の女』が本書の影響を受けていることは明白です。しかし,ストーリー展開は,私にとっては,以下のように,全く異なるように感じました。
- 一方で,本書(W. コリンズ『白衣の女(白い服を着た女)』(1860))は,暴力的な男と知的なレベルの高い男の二人によって,相続財産を奪われ,絶望のどん底に陥れられた二人の姉妹が,妹に思いを寄せる行動的な男よって救われるという,男性が決定的な役割を演じるというストーリー展開です。つまり,本書の主人公は,本のタイトル(白衣の女:アン・キャセリック)とは異なる男性(ウォルター・ハートライト)です。
- 他方で,今では私の愛読書となったA.M. ウィリアムスン『灰色の女(灰色の服を着た女)』(1898)は,無実の罪(殺人・無期懲役)に陥れられた女性が,強靭な意思と使命感に燃えて,弁護士の力,医師の力,そして,自分に思いを寄せる男の献身的な力を借りながら,無実の罪を晴らし,相続人としての本来の地位を回復するというストーリー展開です。つまり,『灰色の女』の主人公は,一般的な考え方に反して,本のタイトル通りの「灰色の女(コンスエロ・ホープ)」だと考えることになります。
- そういうわけなので,本書と『灰色の女』とでは,実質的には,男性と女性の役割が逆になっているのです。
- 1860年にコリンズが『白衣の女』を発表し,イギリスで一大ブームを巻き起こしたのですが,男性の「暴力」と「飼い慣らし」によって無力化され,男性の救いを待つしかないというストーリー展開に,ウィリアムスンは反発したのではないでしょうか。そして,コリンズ『白衣の女(The
Woman in White:白い服を着た女)』から約40年後に,ウィリアムスンは女性の潜在的能力を思う存分に発揮するストーリーの推理小説『灰色の女(A
Woman in Grey:灰色の服を着た女)』を世に送り出したのではないかと,私は考えました。
- そもそも,すべての男性は,女性から生まれます。
- 今でも,出産の前後で女性が尊い命を落としています。すなわち,出産は,今なお,命がけの仕事なのです。
- この点に思いを致すならば,男性たちは,女性をコントロールするなどという不遜な考えを捨てなければなりません。
- そして,40週にわたる苦難を通じて私たちに命を与えてくれた女性に常に感謝し(母の日だけでは足りません),女性の夢の実現を支援するのが男性の役割だと自覚することが何よりも大切だと,私は考えています。
- このような視点から二つの本を比較した結果,本書(コリンズ『白衣の女』)は,ウィリアムスンに反面教師としての役割を果たしたように思われます。その限りでのみ,コリンズ『白衣の女』は,ウィリアムスン『灰色の女』に大きな影響を及ぼしたのではないかと,私は考えているところです。
- なお,私は,「子を産むか生まないか」に関しては,女性がすべての権利をもつ(女性の自己決定権優先の原則)という考え方をもっています(「妊娠中の女性の自己決定権優先の原則」明治学院大学法科大学院ローレビュー』第25号(2016/12)57-68頁)。ご参照いただけると幸いです。
- (HP訪問者の延べ人数52,940人)
- 2023年11月18日(土) 雨後晴れ
- 昨日で,ウィルキー・コリンズ(中島賢二訳)『白衣の女』(上)(中)(下)岩波文庫(1996/3/18)をすべて読み終わり,江戸川乱歩『幽霊塔』の原作であるA.M.
ウィリアムスン(A.M. Williamson)(中島賢二訳) 『灰色の女』 論創社(2008/2/1)との対比を行うことができたので,これまで中断していた本来の仕事を再開します。
- 法と経営学会第2分科会(地方創生とDX)の第28回の議事録(案)を事務局を担当の先生が作成してくださったので,それを点検して,事務局に返しました。
- 日出ロータリークラブ創立40周年記念行事に関する新聞報道に役立つ資料の整理を開始しました。
- 『CHatGPTと著作権(仮題)』というテーマで小冊子の執筆を開始しました。(第1日)
- 大項目は以下の通りです。
- はじめに
- Ⅰ ChatGPTとは何か
- Ⅱ ChatGPTが暴いた著作権法の欠陥
- Ⅲ ChatGPTによって作成された作品の法的性質
- Ⅳ ChatGPTに対応するための著作権法の改正の必要項目
- Ⅴ ChatGPTを利用するユーザーの権利と責任
- Ⅵ ChatGPTが生成した作品によって被害が生じた場合の責任主体と責任の根拠
- おわりに
- 参考文献
- (HP訪問者の延べ人数52,950人)
- 2023年11月19日(日) 晴れ
- 『CHatGPTと著作権(仮題)』というテーマで小冊子の執筆を続けています。(第2日)
- 12月11日(月)に開催される真庭市職員研修「ChatGPT等生成AIの活用実習」について,政策アドバイザー3名がそれぞれの役割分担に関する概要を作成することになり,私は「ZoomとChatGPTを利用した議事録の作成実習」について,以下のようなアウトラインを作成しました。
- 12月5日(火)には,詳細なプロンプトを使った,PowerPointを作成する予定です。
- ZoomとChatGPTを利用した議事録の作成実習
- 1.Zoom会議の内容の自動文字起こし
- (1) Zoomの「設定」を変更する。
- (2) Zoomを立ち上げ,「全部の文字起こし」ウィンドウを表示させる。
- 2.ChatGPTを使った「文字起こし」ファイルの修正
- (1) 工夫したプロンプトの入力
- (2) ChatGPTの出力結果を点検し,誤りを修正する。
- 3.注意点とプロンプト・エンジニアリング
- (1) 文字起こしのデータをChatGPTで修正する前に,個人情報は,仮名等に変えておく。
- (2) プロンプトの与え方によって,議事録の仕上がりが違ってくるので,よりよいプロンプトを与えるように努力する。
- (3) GPT-4が使えない場合には,議事録を10~20ほどのファイルに分割した後にChatGPTを利用する。
- 参考文献
- (HP訪問者の延べ人数52,960人)
- 2023年11月20日(月) 晴れ
- 『CHatGPTと著作権(仮題)』というテーマで小冊子の執筆を続けています。(第3日)
- 全6章のうち,第1章(ChatGPTとは何か)を執筆しました。
- ChatGPT等の生成系AIの教育・研究への利活用について,市の政策アドバイザー三人で情報交換を行ないます(Zoom会議)
- 12月11日に真庭市で実施する職員研修の三人の実習概要をとりまとめ真庭市に送付しました。
- 1.AIチャットボット,その歴史とユースケース,将来展望
- 2.Microsoft CopilotおよびChatGPTの活用演習,生成AI利用による時短効果
- 3.ZoomとChatGPTを利用した議事録の作成演習,プロンプト・エンジニアリング
- 海外に移住した友人とZoomミーティングを行いました。
- モノグラフィーを執筆する予定の社会人に対するアドバイスを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数52,960人)
- 2023年11月21日(火) 晴れ
- 『CHatGPTと著作権(仮題)』というテーマで小冊子の執筆を続けています。(第4日)
- 全6章のうち第2章(ChatGPTが暴いた著作権法の欠陥)の執筆を行っています。
- 海外に移住した友人とZoomミーティングを行いました。
- 豊岡公民館でのダンス教室に参加しました。
- 12月27日(火)の教室内成果発表会で行うフォーメーション(Cha Cha)を中心に練習をするほか,RumbaとTangoの練習しました。
- ロータリー大分第3グループの会長・幹事会に出席しました。
- 来年1月20日に開催されるIM(Intercity Meeting)の各クラブの報告のひな形が会議で披露され,各クラブに持ち帰って検討することになりました。
- (HP訪問者の延べ人数52,970人)
- 2023年11月22日(水) 晴れ サム・アルトマンが解任されてからわずか5日でOpenAIのCEOに復帰
- 『CHatGPTと著作権(仮題)』というテーマで小冊子の執筆を続けています。(第5日)
- 全6章のうち第2章(ChatGPTが暴いた著作権法の欠陥)の執筆を行っています。
- 自然言語でチャットすることの意味を深堀りします。
- 著作権法学者のほぼ一致した見解
- ①動物が生成した作品は,人の「思想又は感情を創作的に表現したもの」(著作権法2条1項1号)ではないため,著作物性を認めることはできない。
- ②人がAIにごく簡単な指示を与えるのみで,AIが表現を自立的に生成するような場合には,AI生成物は人の「思想又は感情」を含むものとはいえず,著作物性は否定されることになる(知的財産戦略本部検証・評価・企画委員会新たな情報財検討委員会『新たな情報財検討委員会報告書-データ・人工知能(AI)の利活用促進による産業競争力強化の基礎となる知財システムの構築に向けて(平成29年3月)』36頁参照)。
- ③これに対して,人がAIによる作品の制作過程において,AIに細かなチューニングを行うなどして表現の創作的に寄与したといえる場合には,AI生成物は人の「思想又は感情」を含むものといえ,著作物性を認めることができるであろう。(島並良=上野達弘=横山久芳『著作権法入門』〔第3版〕有斐閣(2021/3/31)
20頁) 。
- 従来の学説の矛盾点
- (1) 上記の③の場合,「AI生成物」に著作物性が認められるという。しかし,その要件とされている「人がAIによる作品の制作過程において,…表現の制作に創作的に寄与したといえる場合」というのは,人がAIを道具として使った場合であって,その作品は「人の生成物」にほかならない。つまり,そのような作品は,そもそも厳密な意味での「AIの生成物」には該当しない。
- (2) 「AIの生成物」とは,人間がアイディアを出すだけで生成物の創作的表現に寄与していない場合を想定したものである。この場合には,たとえ,「人がAI
に細かなチューニングを行っていた」としても,人自身は表現の創作には寄与していないのであるから,人が著作者となることはありえない。
- (3) もしも,この場合にも,人が著作者になるというならば,それは,著作権法の大原則である「著作権法は表現を保護するものであって,アイディアは保護しない」と矛盾することになる。
- 現行の著作権法,および,著作権法の学説は,人がアイディアを与えただけで,ChatGPTが自動的に表現を生成するという,厳密な意味での「ChatGPT等の生成物」に関して,いかなる場合においても,著作物性を肯定することができないのであって,時代の変化に完全に取り残されている。
- (HP訪問者の延べ人数52,980人)
- 2023年11月23日(木) 曇り後晴れ 勤労感謝の日
- 『CHatGPTと著作権(仮題)』というテーマで小冊子の執筆を続けています。(第6日)
- 全6章のうち第2章(ChatGPTが暴いた著作権法の欠陥)の執筆を行っています。
- 執筆しながら考えたことを整理します。これは,「はじめに」の一部とした方がよさそうです。
- 1.ChatGPTの出現の意味
- コンピュータが発明されてからこれまで,人間がコンピュータとやり取りを行う場合には,私たちは,難解なプログラミング言語を習得し,それを駆使しなくてはなりませんでした。
- ところが,ChatGPTに代表されるの生成AIの出現によって,人間とコンピュータの関係は,根本的に変革されるに至りました。なぜなら,人間は,プログラミング言語ではなく,すべての人間が使い慣れた自然言語によって,コンピュータと対話(チャット)ができることなったからです。
- 具体的に言えば,人間がコンピュータに向かって,やってほしいことを指示すれば,ChatGPTが,人間の指示(プロンプト)に従って,コンピュータができるすべてのこと,すなわち,情報の検索とその要約,プログラミング言語の生成と実行,さらには,メール,レポート,学術・文芸作品,美術作品(動画を含む),音楽作品を,ユーザーのために下書きとして生成してくれるようになったのです。
- 2.生成AIと人間との間の自然言語によるコミュニケーションがもたらすであろう希望
- したがって,これからの時代は,自然言語で対話の相手になってくれるChatGPT等の生成AIと人間とが友だち同士のようにタッグを組んで,これまで人間だけでは解決が困難だった問題について,それらの解決を推進するという見通しが立ちつつあります。
- たとえば,これまで,実現困難な「お題目」のように思われてきた,「個別最適化教育」,「行政DX」,「貧困と格差の解消」,「地球温暖化の解消」,「世界平和の実現」についても,人間と生成AIとが協力し合えば,不可能ではなくなりつつあるのです。
- 考察すべきテーマ(これらのテーマで講演を行いながら,問題点を洗い出すことにします)
- ChatGPT等の生成AIが人間社会に及ぼすインパクト(功罪)
- 個別最適化教育における生成AIの活用
- 地方行政事務のDXのための生成AIの活用
- ChatGPTが生成する作品に関する法律問題(契約責任,不法行為責任(拡大製造物責任),著作権侵害の要件と効果)
- 生成AIのウソを見抜けるようになるために,私たちは何をすべきか(Deliberate Practice)
- 外国に移住した友人とZoomミーティングを行いました。
- モノグラフィーを執筆する予定の社会人に対するアドバイスを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数52,990人)
- 2023年11月24日(金) 晴れ
- 『CHatGPTと著作権(仮題)』というテーマで小冊子の執筆を続けています。(第7日)
- 全6章のうち第2章(ChatGPTが暴いた著作権法の欠陥)の執筆を行っています。
- 岡山県高等学校事務職員協会(教育研究会事務部会)から依頼を受けた講演(生成AIと教育関連)について,テーマ・内容について,事務局長と打ち合わせをZoomで行いました。
- 講演のテーマと概要(案)を決めることができました。
- テーマ:教育事務のDXのための生成AIの活用方法について
- 1.ChatGPT等の生成AIが人間社会に及ぼすインパクト
- 2.学校教育事務のDXのための生成AIの活用方法
- 3.生成AIの嘘を見抜けるようになるには,私たちは何をすべきか?
- 日出ロータリークラブの来週の例会(防犯例会)について,杵築日出警察署の生活安全課の担当者と打ち合わせを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数52,990人)
- 2023年11月25日(土) 晴れ
- 学習院女子大学で開催される法と経営学会の年次大会に参加するため,東京に出張します。
- 『CHatGPTと著作権(仮題)』というテーマで小冊子の執筆を続けています。(第8日)
- 全6章のうち第2章(ChatGPTが暴いた著作権法の欠陥)の執筆を完了しました。
- 第1節(アイディアと表現とを区別し,表現だけを保護することの妥当性)
- 第2節(人ではないChatGPTは「創作的表現」をなしえないのか)
- 第3節(チャットを繰り返してChatGPTが生成した作品の共同著作物性)
- モノグラフィーを執筆する予定の社会人に対するアドバイスを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数53,000人)
- 2023年11月26日(日) 雨のち曇り
- 『CHatGPTと著作権(仮題)』というテーマで小冊子の執筆を続けています。(第9日)
- 全6章のうち第3章(ChatGPTによって生成された作品の分類と法的性質)の執筆を完了しました。
- 第1節(人間がアイディアだけを出し,ChatGPTが表現を生成した場合)
- 第2節(人間の問いに対してアイディアをChatGPTが出し,人間が表現を生成した場合)
- 第3節(人間の問いに対してChatGPTがアイディアを出し,それに対応する表現も,ChatGPTが生成した場合)
- 学習院女子大学で開催される法と経営学会の年次大会に参加しました。
- モノグラフィーを執筆する予定の社会人に対するアドバイスを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数53,010人)
- 2023年11月27日(月) 晴れ
- 朝7時のNHKニュースで,手塚治虫のブラックジャックの新作がAIを利用して作成されたとして,AIを利用した経緯のあらましを紹介する番組が放映されました。
- https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231120/k10014263531000.html
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手塚治虫=TEZUKA2023プロジェクト=渡辺航
「ブラックジャック・機械の心臓」
週刊少年チャンピオン2023年52号
秋田書店(2023/11/22) |
- 上記の紹介記事の見出しは以下の通りです。
- “ブラック・ジャック”の新作 生成AIで制作 報道関係者に公開
- 手塚眞さん「何も考えずまっさらな気持ちで読んでほしい」
- 栗原聡教授「AI利活用の可能性感じた 最後は人間次第」
- 林海象さん「AIと人間が切磋琢磨 面白い作品出てくる」
- 早速,ブラックジャックの新作をアマゾンで入手しました。
- 手塚治虫=TEZUKA2023プロジェクト=渡辺航「ブラックジャック・機械の心臓」週刊少年チャンピオン2023年52号(2023/11/22)秋田書店
- AIを利用して作成された今回の新作は,わずか32ページの作品だったので,すぐに読んでしまいました。
- 現在執筆中の『ChatGPTと著作権』で扱っている,「先行作品をプロンプト・エンジニアリンを利用して生成AIに変容させて新しい著作物を創作させる」というテーマにぴったりの報道だったので,執筆のインセンティブがさらに高まりました。
- ChatGPT等の生成系AIの教育・研究への利活用について,市の政策アドバイザー三人で情報交換を行ないました(Zoom会議)。
- 法と経営学会への参加を終えて,大分に帰りました。
- 帰りの列車の中で,第4章(著作権法の改正の必要項目)の執筆を行っています。
- 第1節(著作物,二次的著作物共同著作物の再定義)
- 第2節(著作権侵害の要件・効果,罰則規定の構成要件の明文化)
- 第3節(著作権の保護要件としての著作権の登録制度の改正)
- 著作権法2条1項1号,11号,12号条文の改正案を提案することも含めて,上記の第1節の執筆を完成することができました。
- (HP訪問者の延べ人数53,020人)
- 2023年11月28日(火) 晴れ時々曇り
- 『CHatGPTと著作権(仮題)』というテーマで小冊子の執筆を続けています。(第10日)
- 全6章のうち第4章(著作権法の改正の必要項目)の執筆を行っています。
- 昨日,第1節(著作物,二次的著作物共同著作物の再定義)の執筆を終えたので,今日は,第2節(著作権侵害の要件・効果,罰則規定の構成要件の明文化)の執筆を行いました。
- 明日は,第5章((生成AIを利用するユーザーの権利と責任))の執筆を開始します。
- 豊岡公民館でのダンス教室に参加しました。
- 日出ロータリークラブのハイブリッド例会(加賀山年度第17回)に出席しました。
- 今日は,一昨年から実施している「防犯例会」と銘打って,例会の前に,杵築・日出警察署長,生活安全課長にも参加していただき,日出ロータリークラブ会員12名に大分合同新聞の記者も加わって,暘谷駅付近の防犯パトロールを二組に分かれて実施しました。
- 夜の道を犬を散歩に連れている人に,危険防止の反射板を提供したりしながら,無事にパトロールを終えることができました。
- (HP訪問者の延べ人数53,030人)
- 2023年11月29日(水) 晴れ
- 『CHatGPTと著作権(仮題)』というテーマで小冊子の執筆を続けています。(第11日)
- 全6章のうち第5章(生成AIを利用するユーザーの権利と責任)の執筆を開始しました。
- 第1節(フェアユースの定義・考慮事項の規定の必要性)
- 第2節(著作権の「消尽」の要件を明確にする必要性)
- 第3節(ユーザーが共同製造者となる場合の要件を明確にする必要性)
- 外国に移住した友人とZoomミーティングを行いました。
- 明治学院大学・民事法共同研究会(Zoom会議)に参加しました。
- 第1報告「事業者向けファクタリングの法的側面について〜民法および貸金三法からのアプローチ」
- 私は,ファクタリングを以下のように法性決定するのがよいのではないかと考えています。
- ①債権売買(民法569条)と決定する場合は以下の通り。
- 売主に目的債権の移転以外に債務が生じない場合
- 例外的に売主に移転した目的債権の担保責任(民法569条)が生じる場合
- 債権売買の割引率が,利息制限法を参照して,その上限金利を超えていない場合
- ②その他の場合(売主に何らかの返還債務が生じる場合であって,上記の民法569条に該当しない場合)は,消費貸借と性質決定する。
- 第2報告「倒産法における平時実体関係の受容と変容、および倒産実体法における要件事実に関する若干の検討-」
- 私からは,実体法と破産法との関係を明らかにしようとする報告に対して,高く評価するとともに,以下の点について質問し,会場の会員から賛意をいただきました。
- 改正された民法の詐害行為取消権は,債務者の財産管理人を選任しないままに,破産管財人の下でのみ有効に機能する破産法の多くの規定をそのまま取り込んでいる。
- 本来,詐害行為取消権の制度は,破産管財人を選任するほどではない小破産について,詐害行為を否認して債権者全体の利益を保護すべき制度である。
- それにもかかわらず,今回の民法改正は,詐害行為取消権の訴えを提起した債権者だけが,逸失した財産の返還を受けたり,その価額の償還を受けることによって(民法424条の6,424条の9),他の債権者を無視して逸失財産から優先的に債権の回収を図ることを認めている点で,債権者全体の利益に反する結果となっている。
- 民法(債権関係)改正によって,詐害行為取消権は,見かけ上,破産法に近づいたように見える。しかし,その実質は,「一度目の詐害行為を否定するために,二度目の詐害行為を公認する」という,不合理な制度に堕しているのではないだろうか。
- (HP訪問者の延べ人数53,040人)
- 2023年11月30日(木) 曇り後晴れ (寒波がやってきました)
- 『CHatGPTと著作権(仮題)』というテーマで小冊子の執筆を続けています。(第12日)
- 全6章のうち第5章(生成AIを利用するユーザーの権利と責任)の執筆を行っています。(第2日)
- 母のリハビリの付き添いを勤めるため,自転車(電動アシスト自転車)で自宅と病院との間を往復しました。
- 外国に移住した友人とZoomミーティングを行いました。
- 川崎公民館でダンスの個人レッスンを受けました。
- 12月26日(火)の教室内発表会に行うCha Chaのフォーメーションと,Tangoを中心に練習を行いました。
- 久しぶりに予約制の理髪店で散髪をしてもらいました。
- モノグラフィーを執筆する予定の社会人に対するアドバイスを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数53,050人)
- 2023年12月1日(金) 曇り
- 『CHatGPTと著作権(仮題)』というテーマで小冊子の執筆を続けています。(第13日)
- 全6章のうち第5章(生成AIを利用するユーザーの権利と責任)の執筆を行っています。(第3日)
- 2018年の著作権改正によって導入された「柔軟な権利制限」(著作権法30条の4(著作物に表現された思想又は感情の享受を目的としない利用),47条の4(電子計算機における著作物の利用に付随する利用等),47条の5(電子計算機による情報処理及びその結果の提供に付随する軽微利用等))は,日本版フェア・ユースの規定といわれています。
- しかし,具体例でそれぞれの法律を適用してると,日本版フェア・ユースとアメリカ連邦著作権法107条のフェア・ユースとの違いが鮮明になることを示すことができました。
- 外国に移住した友人とZoomミーティングを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数53,060人)
- 2023年12月2日(土) 晴れ
- 『CHatGPTと著作権(仮題)』というテーマで小冊子の執筆を続けています。(第14日)
- 全6章のうち第5章(生成AIを利用するユーザーの権利と責任)の執筆を行っています。(第4日)
- 著作権の消滅時効が長すぎる点を改善するために,売買における追奪担保責任の理論を参照しながら,「著作権の消尽の一般理論」の構築の可能性を模索しています。
- 法と経営学会第2分科会(地方創生とDX)の基調報告を「地方公共団体における生成AIの活用」というテーマで九州大学の准教授と共同して行いました。
- 第1報告「Microsoft CopilotおよびChatGPTの活用演習と,生成AI利用による時短効果」
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Zoomで自動的に議事録を作成し,
ChatGPTで修正する |
- 第2報告「ChatGPTの活用におけるプロンプト・エンジニアリング-ZoomとChatGPTを利用した議事録の作成を中心に」
- 私は,第2報告を担当するので,わかりやすく説明するために,PowerPointの報告レジュメを作成しました。
- (HP訪問者の延べ人数53,070人)
- 2023年12月3日(日) 曇り時々晴れ
- 『CHatGPTと著作権(仮題)』というテーマで小冊子の執筆を続けています。(第15日)
- 全6章のうち第5章(生成AIを利用するユーザーの権利と責任)の執筆を行っています。(第5日)
- 著作物(無体物)の原作品又は複製物(有体物)の譲渡における当事者間の法律関係(買主の権利と売主の担保責任)を論じるに先立って,著作権と所有権の関係について,著作権法の学説・判例が陥っている誤りを正すための新しい理論を展開しています。
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ロータリーの森(玖珠郡九重町)での草刈り合同例会 |
- 大分1985RC,玖珠RC,そして,日出RCの3つのロータリークラブの会員が,その運営を任された大分県玖珠郡九重町にある5.5ヘクタールの「ロータリーの森(ひねもす丘)」に集まって,年1回の草刈りと昼食会を行いました。
- 草刈りと敷地探索には20人が参加して1時間作業を行ったので,野瀬喜明先生(医師・所有者)もたいそうお喜びでした(写真前列右から2人目)。
- 昼食会の話題として,以下の提案を行いました。
- 1.年1回の草刈りについて,今回の経験を踏まえて,来年度の予定を検討する。
- 2.3つのロータリークラブ(大分1985RC,玖珠RC,日出RC)の姉妹クラブ協定を締結する。
- 3.3つのロータリークラブの今年度の行事(合同例会)を大分1985ロータリークラブで開催する。
- モノグラフィーを執筆する予定の社会人に対するアドバイスを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数53,080人)
- 2023年12月4日(月) 晴れ
- 『CHatGPTと著作権(仮題)』というテーマで小冊子の執筆を続けています。(第16日)
- 全6章のうち第5章(生成AIを利用するユーザーの権利と責任)の執筆を行っています。(第6日)
- 民法の所有権と著作権法との違いについて基本的な考え方を示しているとされている最高裁の昭和59年1月20日の判決(顔真卿自書建中告身帖事件)およびその通説的見解(所有権と著作権との相互独立性)に対して,所有権を含む民法と著作権法との連続性の視点から徹底的に批判します。
- 外国に移住した友人とZoomミーティングを行います。
- モノグラフィーを執筆する予定の社会人に対するアドバイスを行います。
- (HP訪問者の延べ人数53,090人)
- 2023年12月5日(火) 雨のち曇り
- 『CHatGPTと著作権(仮題)』というテーマで小冊子の執筆を続けています。(第17日)
- 全6章のうち第5章(生成AIを利用するユーザーの権利と責任)の執筆を行っています。(第7日)
- 著作権法の中で,都合の悪い個所では遠ざけられ,都合の良い個所では便利に使われるという民法ですが,今回の執筆によって,を著作権法の中(特に共同著作物,譲渡権の消尽の個所)で,適用と準用という正規の姿で民法の復権を実現させます。
- 豊岡公民館でのダンス教室に参加しました。
- 12月26日の教室内発表会の練習のほか,久しぶりにワルツの新しステップを練習しました。
- 日出ロータリークラブのハイブリッド例会(加賀山年度第18回)に出席しました。
- 会長の時間に「国際平和を実現するためのロータリーの新理念DEI(Diversity, Equity, Inclusion)(その2)」として,前回のスピーチ(1.テロリストの論理/2.ハマスとイスラエルの言い分/3.アメリカによる日本への無差別空襲,原爆投下の論理)に続けて,以下のスピーチを行いました。
- 4.コロナ禍で学んだウイルスとの付き合い方:共存
- 5.解決策としてのDEI(多様性,公平,包摂)と平和共存
- (HP訪問者の延べ人数53,100人)
- 2023年12月6日(水) 晴れ
- 日出ロータリークラブの会員として,冬の交通安全街頭啓発活動に参加しました。
- 『CHatGPTと著作権(仮題)』というテーマで小冊子の執筆を続けています。(第18日)
- 全6章のうち第5章(生成AIを利用するユーザーの権利と責任)の執筆を行っています。(第8日)
- 著作権と民法の所有権との区別について,著作権法の学説は,民法の売買の売主の責任についての考察が不十分なために,矛盾が生じていることが分かったので,その点の記述をどのように訂正してもらうのがよいのか,考えながら執筆を進めました。
- その結果,所有権と著作権の区別に関して著作権法学説が唱えている3原則のうち,第2原則(有体物の譲渡と著作権の不移転)の誤りを証明することができました。
- (HP訪問者の延べ人数53,110人)
- 2023年12月7日(木) 晴れ
- 『CHatGPTと著作権(仮題)』というテーマで小冊子の執筆を続けています。(第19日)
- 全6章のうち第5章(生成AIを利用するユーザーの権利と責任)の執筆を行っています。(第9日)
- 所有権と著作権の区別に関して著作権法学説が唱えている3原則のうち,第3原則(有体物の滅失と著作権の不消滅)の誤りを証明することができました。
- 上記の3原則のすべての欠陥を解明した結果として,有体物の利用(厳密には,フェア・ユースとの関係無償使用と収益利用とに区別して考察する必要がある)のうち,著作権の支分権の一部(譲渡権を除く)が民法上の所有権を一部制限していること,したがって,著作権の支分権の一部は,民法上の物的負担として再構成しなければならないことがわかりました。
- 母のリハビリの付き添いを勤めるため,自転車(電動アシスト自転車)で自宅と病院との間を往復しました。
- 川崎公民館でダンスの個人レッスンを受けました。
- 12月26日の教室内発表会に向けて,Rumba,ChaCha,Waltz,Tangoのフォーメーションのうち,私の苦手な個所を先生にピックアップしていただき,何度も練習しました。
- 新しいステップを含めて,当日までに何とか満足のいくレベルにまで到達したいと必死です。
- モノグラフィーを執筆する予定の社会人に対するアドバイスを行います。
- (HP訪問者の延べ人数53,120人)
- 2023年12月8日(金) 晴れ
- 『CHatGPTと著作権(仮題)』というテーマで小冊子の執筆を続けています。(第20日)
- 全6章のうち第5章(生成AIを利用するユーザーの権利と責任)の執筆を行っています。(第10日)
- 10日間にわたる試行錯誤の結果,所有権と著作権の区別に関して著作権法学説が唱えている3原則(有体物の①利用,②譲渡,③滅失における所有権と著作権の相互独立性)が誤っていることを,個別支分権にまで具体化を進めることによって解明することができました。
- もしも,このことが正しいことが証明されるならば(単なる誤解かもしれません),世間は,私の例の「異能の才」の成果だというでしょう。
- しかし,それは,誤りです。なぜなら,この発見は,私のこれまでの民法上の学問的蓄積を土台として,自分をごまかさず,安易に妥協せずに考え抜いた10日間の試行錯誤の結果に過ぎないからです。
- 発見は,努力の結果であって,才能の違いによるものではありません。
- モノグラフィーを執筆する予定の社会人に対するアドバイスを行います。
- (HP訪問者の延べ人数53,130人)
- 2023年12月9日(土) 晴れ
- 2023年12月1日に北京のインターネット裁判所で生成AI(Stable Diffusion)を使って作成した画像の著作権性が認められ,ユーザーがその画像の著作者と認定される判決が出ました。
- (判決原文)https://mp.weixin.qq.com/s/Wu3-GuFvMJvJKJobqqq7vQ
- (日本語訳)https://note.com/jack_almania/n/neff7ad916c29
- 判決は,以下の3点のすべてを肯定したものです。
- 「春风送来了温」という画像は著作物に該当するか,どのような類型の著作物に該当するか。
- 原告は本件画像の著作権を享有するか。
- 本件行為は著作権侵害に該当するか,被告は法的責任を負うべきか。
- 原告の作品を無断使用した被告に対する謝罪と損害賠償請求が認められています。
- わが国では,生成AIが生成する作品について,著作物性を認めるべきかどうか,認めるとして著作者は誰なのかについて,いまだに,判決が下されておらず,この北京のインターネット裁判所の判決は,重要な意味を有すると考えており,詳しく検討することにします。
- 明治学院大学・これくら研(Zoom会議)に参加しました。
- 第1報告「芸能人養成スクールにおける入学時諸費用不返還条項の効力(東京高裁令和5年4月18日判決,消費者機構日本ウェブサイト)」
- 消費者契約法9条の「平均的な損害の額」(通常生ずべき損害)とは,何かについて議論しました。
- 第2報告「経済事犯に対する制裁をめぐるいくつかの論点」
- 経済犯罪を未然に防止するためには,犯罪者を執行猶予で免責するのではなく,刑務所の改善を進め,犯罪に手を染めないための更正教育と社会復帰の機会を保障するための刑務所改革を進めつつ,懲役刑のサンクションを実施すべきではないのか,経済犯の実態を踏まえつつ,議論を深めました。
- モノグラフィーを執筆する予定の社会人に対するアドバイスを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数53,130人)
- 2023年12月10日(日) 晴れ
- 明日の真庭市職員研修(生成AIの活用実習)を行うため,真庭市に出張します。
- 研修用のレジュメに北京のインターネット裁判所の最新判決(2023年12月1日)の紹介を追加しました。
- 岡本旅館に宿泊し,都合をつけていただいたまにワッショイの懐かしい面々と食事をしました。
- (HP訪問者の延べ人数53,150人)
- 2023年12月10日(月) 曇りのち雨
- 真庭市職員研修(生成AIの活用実習)を行いました。
- 第1報告「MS Copilotの活用演習と生成AI利用による時短効果」
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真庭市職員研修「生成AIの活用実習」講師3名 |
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真庭市職員研修「生成AIの活用実習」の実習風景 |
- はじめに
- 1. Microsoft Copilot
- 2. MS Copilot 利用演習
- 3. MS EdgeでのCopilot利用
- 4. 情報漏洩への懸念
- 5. 生成AI活用による作業時間短縮効果
- おわりに
- 第2報告「ChatGPTの活用とプロンプト技法-ZoomとChatGPTで議事録を作成してみる」
- 1.Zoom会議の自動文字起こしの設定
- 2.Zoom会議での自動文字起こし
- 3.保存された議事録をChatGPTで修正
- 4.プロンプト技法
- 5.最近の話題から
- (1) 生成AIで手塚治虫『ブラックジャック』の新作を生成
- (2) 北京インターネット裁判所2023年12月1日の判決
- 事実関係
- 判決要旨
- 事実関係に現れたプロンプトでの画像生成実習
- 第3報告「AIチャットボットて何?」
- 1. チャットボットとは何か? というよりむしろ導入事例
- 2.ボットはどうやって動いているの?
- 3.近未来のチャットボット
- (HP訪問者の延べ人数53,160人)
- 2023年12月12日(火) 雨のち曇り後晴れ
- 日出ロータリークラブの会員として,冬の交通安全街頭啓発活動に参加しました。
- 豊岡の子ども食堂(たんぽぽ食堂)を見学し,主催者と懇談しました。
- コロナ禍で解散するまで,「英文を読もう会」でいっしょに勉強していた仲間が,子ども食堂にボランティアで参加していて,久しぶりに再会しました。
- 豊岡公民館でのダンス教室に参加しました。
- Rumba,ChaCha,Waltz,Tangoの練習をしました。
- 日出ロータリークラブのハイブリッド例会(加賀山年度第19回)に出席します。
- 今日は年次総会で,次年度(2024/7/1-2025/6/30)の会長・幹事のほか,理事と役員を選出しました。
- (HP訪問者の延べ人数53,170人)
- 2023年12月13日(水) 晴れ
- 外国に移住した友人とZoomミーティングを行いました。
- 『CHatGPTと著作権(仮題)』というテーマで小冊子の執筆を続けています。(第21日)
- 全6章のうち第5章(生成AIを利用するユーザーの権利と責任)の執筆を行っています。(第11日)
- (HP訪問者の延べ人数53,180人)
- 2023年12月14日(木) 晴れのち曇りのち雨
- 母のリハビリの付き添いを勤めるため,自転車(電動アシスト自転車)で自宅と病院との間を往復しました。
- 外国に移住した友人とZoomミーティングを行いました。
- 『CHatGPTと著作権(仮題)』というテーマで小冊子の執筆を続けています。(第22日)
- 全6章のうち第5章(生成AIを利用するユーザーの権利と責任)の執筆を行っています。(第12日)
- 川崎公民館でダンスの個人レッスンを受けました。
- Rumba
- Open Basic, Fan
- Hockey stick
- New York
- Spot turn
- Open Basic, Allemna
- Hand to Hand
- Spiral, Aida
- Cuban rocks
- Under arm turn
- Shorder to Sholder
- Spot turn
- ChaCha
- Back, Forward rock
- Slip chasse
- Back, Twist chasse
- Ronde chasse
- Back,Side chasse
- New York, Under arm turn
- Hand to Hand
- Three ChaCha
- Spot turn
- Back, Foward chasse
- Point, Left chasse
- Back check, Forward rock
- Left foot Cuban break
- Right foot Cuban break
- Ronde chasse
- Twist chasse
- Box, Zigzag
- Foot change,Forward Chasse
- (HP訪問者の延べ人数53,190人)
- 2023年12月15日(金) 晴れのち曇り
- 宮﨑駿監督『君たちはどう生きるか』に影響を与えた作品を取集して,読み込んできたのですが,そのほかにも,宮沢賢治『銀河鉄道の夜』が影響を与えたのではないかと思い,宮沢賢治の作品集で,『注文の多い料理店』,セロ弾きのゴーシュ』,『風の又三郎』,そして,『銀河鉄道の夜』をじっくりと読み直しました。読み過ごしていた宮沢賢治の宗教観に触れることができました。
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別冊宝島編集部編
『読んでおきたいベスト集!宮沢賢治』
宝島社文庫(2011/7/21) |
- 別冊宝島編集部編『読んでおきたいベスト集!宮沢賢』宝島社文庫(2011/7/21)の目次は以下の通りです。
- 吉本隆明『銀河鉄道の夜』について
- 童話作品
- どんぐりとヤマネコ/注文の多い料理店/烏の北斗七星/柏林の夜/鹿踊りのはじまり/風の又三郎/虔十公園林/やまなし/グスコーブドリの伝記/セロ弾きのゴーシュ/よだかの星/銀河鉄道の夜/北守将軍と三人兄弟の医者/オツベルと象/氷河鼠の毛皮/土神ときつね/紫紺染について/税務署長の冒険/フランドン農学校の豚/洞熊学校を卒業した三人/毒もみのすきな署長さん
- 賢治の詩
- 春と修羅/雲の信号/休息/林と思想/高原/永訣の朝/無声慟哭/過去情炎/岩手軽便鉄道 七月(ジャズ)/その恐ろしい室雲が/そしてわたくしはまもなく死ぬだろう/雨ニモ負ケズ/『雨ニモ負ケズ手帳』写真
- 郷原宏「解説:宮沢賢治-人と作品と時代」
- 宮沢賢治記念館
- 外国に移住した友人とZoomミーティングを行いました。
- 『CHatGPTと著作権(仮題)』というテーマで小冊子の執筆を続けています。(第23日)
- 全6章のうち第5章(生成AIを利用するユーザーの権利と責任)の執筆を行っています。(第13日)
- モノグラフィーを執筆する予定の社会人に対するアドバイスを行います。
- (HP訪問者の延べ人数53,190人)
- 2023年12月16日(土) 曇り後雨 (生物の動的平衡と生成AIの戦略の類似性を発見した記念日)
- 注文していた福岡真之介=松下外『生成AIの法的リスクと対策』日経BP(2023/10/5)が届いたので読み始めました。
- 本書の「画像生成AIの仕組み(拡散モデル)」(本書27-28頁)を読みながら,私は,①既存の画像A→②Aをノイズ化B→③プロンプトCをベクトル化D→④BをDに従って復号E→⑤画像Fを生成するというプロセスは,私たち人間が,食物を消化してアミノ酸へと分解し,その部品を遺伝子情報に従って,体の部位に適合したたんぱく質へと再合成しているのと同じプロセスではないかとの着想を得ることができました。
- つまり,上記の生成AIの拡散モデルの仕組み(①→⑤)は,私達の体の細胞の生成メカニズム,すなわち,①人間とは異物の食物(タンパク質)A→②Aを消化してアミノ酸Bへ→③部位に適合する遺伝子情報Cを選び→④Cに従ってアミノ酸Bからたんぱく質Dを合成し→⑤人間の細胞を生成するというプロセスと同じであるということを私は発見したのです。
- 食物を人間の体の一部に変容させることが創造活動であるとするならば,生成AIが既存の作品をベクトル化し,プロンプトに従って,目標とする作品へと変容させることも,まさに創造活動であるということになります。
- (HP訪問者の延べ人数53,200人)
- 2023年12月17日(日) 晴れのち曇り 一時雪(初雪・積雪ゼロ)
- 福岡真之介=松下外『生成AIの法的リスクと対策』日経BP(2023/10/5)を読み終わりました。
- 本書は,ChatGPTを含む生成AIの法律上の8つの問題点(①知的財産権の侵害・帰属,②人格的権利・利益の侵害,③パーソナルデータの不適切使用,④秘密情報の漏洩,⑤誤情報の利用,⑥バイアスによる差別や不公平な取扱い⑦フェイクニュースの流布やマルウェア作成等の不適切使用,⑧各種業法違反)を明らかにするとともに,現段階での対策と課題を提示した本です。
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福岡真之介=松下外
『生成AIの法的リスクと対策』
日経BP(2023/10/5) |
- 本書の目次は以下の通りです。
- はじめに
- 第1章 【概要】生成AIとその法的リスク
- 第2章 【基本編】AI開発・学習段階の法的リスクと対策
- 第3章 【基本編】生成・利用段階の法的リスクと対策
- 第4章 【応用編】生成AIシステム開発における法的注意点
- 第5章 【応用編】AI提供者等の法的リスク
- 第6章 【応用編】生成AI社内ガイドラインと利用規約のチェックポイント
- 要点整理Q&A
- おわりに
- 本書の特色は,以下の通りです。
- 第1章(概要)では,ChatGPTに代表される文章生成AIばかりでなく,Stable Diffusion,Midjourney等の画像生成AIの仕組みについても詳しく説明しています(本書27,28頁)。
- 生成AIの法的問題点とその対策を,①AI開発・学習段階(第2章)と,②生成・利用段階(第3章)に分けて説明しています。
- 生成AIを本格的に利用するに際しては,ChatGPT等の大規模言語モデルに追加で独自の小規模データを学習させ,特定の用途に向けた専門的な学習済みモデルを作成するという,「ファインチューニング」を行うことになると思われますが,本書は,この点についても,その仕組み(本書46,47頁)ばかりでなく,開発に際しての問題点,契約締結上の注意点などを詳しく説明しています(4章)。
- もちろん,ファインチューニングによって専門的なAIを開発せずに,既存のモデルに対して適切なプロンプトの入力によって最適な結果を生み出すという「プロンプトエンジニアリング」についても,RAG(Retrieval
Augumented Generating)を含めて詳しい説明がなされています(本書24頁,47頁,172-174頁,289頁)。
- 類書でも,生成AIの利用者の責任ついては詳しく説明されていますが,本書では,さらに他の本ではあまり扱われていない,生成AIを提供する側の約款規制,オーバーライド問題等の契約責任,および,製造物責任を含めた不法行為責任という民事責任,並びに,刑事責任についても詳しく説明されています(第5章)。
- さらに,生成AIを利用する場合の社内ガイドラインの作成方法,生成AIの利用規約のチェックポンとが詳しく説明されています(第6章)。
- 生成AIをめぐる法律問題のうち,最も困難な問題は,生成AIが生成した作品に著作物性は認められるのか,認められるとして誰が著作者になるのかでしょう。
- 本書を読んでいただくと,本書は,この点についても,明確な解答を用意しています(本書169-175頁,290頁)。
- 本書を熟読することによって,生成AIを開発する場合にも,生成AIを活用する場合にも必要な具体的な法的知識を修得できるため,生成AIから生じるリスクを未然に防止したり,リスクが生じた場合にも責任を軽減することができるように思われます。
- 久しぶりに末川民事法研究会にZoomで参加し,報告に対して以下の質問をして議論を盛り上げました。
- 第1報告「判例回顧 総則・物権」
- 総則
- ⑧東京地判令3・12・15(判時2538号39頁)
- 債権売買代金500万円は,債権の額面額とどれほど差があるのか?あまりにも差が多い場合には,暴利行為ではないかとの疑いが生じうる。
- ⑬横浜地判令4・5・17(判時2540号43頁)
- Yには民法95条3項柱書の重過失があるのだが,相手方のXはどうなのだろうか。Xにも故意又は重過失があるとすると,民法95条3項1号によって,なお,取り消しが可能となるので。
- ⑰東京地判令3・6・10(判タ1503号154頁)⑱東京高判令5・4・18(消費者機構日本Webサイト)
- 消費者契約法9条1号の「平均的損害を超える損害賠償額」について,本件の場合,平均的損害とは何で,地裁の13万円の根拠も不明だが,高裁判決は,どのような計算式で平均額を7万円という額を算定したのだろうか。
- ⑳東京地判令4・2・28(判時2545号86頁)
- 違約金額を100万円と認定した根拠についてご説明をお願いしたい。民法420条は,改正前は,「裁判所は,その額を増減することができない。」とされていたが,この文が削除された。加藤雅信説は,削除されても,契約自由の原則は保持されており,増減はできないと主張している。この説は無視してもよいか。
- 物権
- ⑥福岡家久留米支判令2・9・24(家判43号101頁)
- 犬は概念上は確かに物である。しかし,現代ではペットを家族同様に考えている人も多い。離婚後の財産分与の対象としてペットとしての犬を夫婦の共有財産と考えるよりは,離婚後の子の監護・扶養と同様に考えて犬の飼育費を分担すると考えるべきではないか。
- 第2報告「判例回顧 親族・相続」
- 親族
- ⑬東京高決令4・8・19(判時2560号51頁)
- 認知の訴えにおいて,子の出生時を基準にするのではなく,胎児は生まれたものとみなして,懐胎時を基準とすることができるという場合,その根拠条文と解釈方法は,民法783条において,「父は,胎内にある子でも,認知することができる」を逆手にとって,民法787条の認知の訴えについて,胎児は,父または母に対して認知の訴えを提起することができる」と解釈することなのだろうか。
- (HP訪問者の延べ人数53,210人)
- 2023年12月18日(月) 曇り時々晴れ
- ChatGPT等の生成系AIの教育・研究への利活用について,市の政策アドバイザー三人で情報交換を行ないました(Zoom会議)。
- ファインチューニングとRAG(Retrieval Augumented Generation)の使い分けについて議論するとともに,画像生成AIの拡散モデルに関連して,数学専門のアドバイザーから拡散と逆拡散のメカニズムについて説明を受けました。
- 生成AIを理解するためには,微分方程式を理解することが必要だといわれ,その学習を薦められました。しかし,私にとって微分方程式は荷が重いです。
- 外国へ移住した友人とZoomミーティングを行いました。
- 地方紙が日出ロータリークラブの40周年記念行事について紙面を割いてくれることになったので,クラブの事務所で適切な写真と関連資料を探しました。
- (HP訪問者の延べ人数53,220人)
- 2023年12月19日(火) 小雨
- 杵築日出警察署で,町の安全・安心に貢献した団体に対して感謝状の贈呈式が行われました。
- 日出ロータリークラブを代表して、私が感謝状を受け取り,事務局に届けました。
- 豊岡公民館でのダンス教室に参加しました。
- 「今日新聞」が日出ロータリークラブ創立40周年を祝って,元旦の紙面に特集記事を掲載してくれることになりました。
- そこで,私が掲載すべき原稿の下書きを執筆することになりました。(第1日)
- (HP訪問者の延べ人数53,230人)
- 2023年12月20日(水) 曇り後晴れ (条件の規定の中に埋もれていた「前提」の発見記念日)
- 今日新聞の来春の元旦に掲載していただく日出ロータリークラブの紹介記事を書き上げて,クラブの事務局に送付しました。
- 髙森八四郎先生の追悼文を書いて,末川民事法の編集委員会,および,髙森先生のお弟子さんに送付しました。
- 髙森八四郎先生への追悼文は,先生の「法律行為の付款としての前提」に関する理論によって,私が助けられた思い出を中心に書いたのですが,書いている途中で,先生の言われる「前提」は,日本民法の中に,明文の規定として存在するのではないかということに気づきました。
- その規定とは,条件の中に規定されている民法131条(既成条件)です。
- 民法131条は,当然の規定として解釈している分には珍しい規定ではないのですが,場合分けが複雑なため,条文を見ずに理解することは困難です。
- ところが,この規定を「前提の崩壊は,無意味・無効をもたらす」という法理で説明すると,条文を見ずとも,いとも簡単に説明できることがわかりました。
- 1.条件が成就するとの前提の崩壊(その1)法律行為の時点で,実は,条件が成就していた場合
- (a) 停止条件の場合:停止条件の既成就=条件が無意味となる=無条件となる。
- (b) 解除条件の場合:解除条件の既成就=法律行為が無効となる。
- 2.条件が成就するとの前提の崩壊(その2)法律行為の時点で,実は,条件の不成就が確定していた場合
- (c) 停止条件の場合:停止条件の不成就の確定=法律行為が無効となる。
- (d) 解除条件の場合:解除条件の不成就の確定=条件が無意味となる=無条件となる。
- サヴィニーが提唱していたが,本家のドイツ民法にも,日本民法にも明文の規定がないとされてきた法律行為の付款としての「前提」が日本民法の131条(既成条件)の中に,埋もれていたことを発見できたことは(誰かがすでに発見していそうですが),非常にうれしいことでした。
- モノグラフィーを執筆する予定の社会人に対するアドバイスを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数53,240人)
- 2023年12月21日(木) 曇り後晴れ
- 母のリハビリの付き添いを勤めるため,自転車(電動アシスト自転車)で自宅と病院との間を往復しました。
- 今日新聞に来春の元旦に掲載される予定の日出ロータリークラブの紹介記事について,幹事の修正を終えて,新聞社に送付しました。
- 川崎公民館でダンスの個人レッスンを受けました。
- 明日,勝山高校で講義する資料「生成AIの活用とプロンプト技法-ChatGPTで業務を効率化してみよう」の作成を行いました。
- 作成したレジュメ(Power Point)を勝山高校とまちと学びのイノベーション研究所に送付しました。
- (HP訪問者の延べ人数53,260人)
- 2023年12月22日(金) 晴れ
- 勝山高校で「生成AIの活用とプロンプト技法」について講義するため,真庭市に出張しました。
- 講義「生成AIの活用とプロンプト技法-ChatGPTで業務を効率化してみよう-」の概要は以下の通りです。
- 自己紹介
- Ⅰ ChatGPTとは?
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勝山高校での講義資料(PowerPoint) |
- (1) チャットの意義
- (2) GPT(Generative Pre-trained Transformer)の意味
- (3) ChatGPTと画像生成AIとの相違点・共通点
- Ⅱ ChatGPTの衝撃
- (1) プログラミング不要・人間の失職のおそれ
- (2) 生成AIの作品がコンクールで優勝
- (3) 生成AIによる著作権法の前提の揺らぎと崩壊
- Ⅲ ChatGPTの応用
- (1) 議事録の自動作成
- (2) レポートの出題・自動採点
- (3) 学術論文の下書きの自動生成(都合により省略)
- Ⅳ プロンプト技法
- (1) 目標・役割設定
- (2) 制約条件の設定
- (3) 調整の繰り返し
- Ⅴ 最近の話題から
- (1) 生成AIで手塚治虫『ブラックジャック』の新作を生成
- (2) 北京インターネット裁判所2023年12月1日の判決
- 事実関係/判決要旨/判決批評(アメリカの著作権判例との対比を通じて)
- (3) 演習:上記判決で公開されたプロンプトで独自の画像生成に挑戦
- 参考文献
- 60分の講義の後,30分間,勝山高校の先生たちと質疑応答をしました。先生方の反応はとても良かったです。
- 英語教育へのChatGPTの活用方法について悩んでいる先生に対して,私は,英語教育は,自国語を知るための貴重な教育であることを強調しました
- (外国語を知らない人は,自国語もきちんと理解していない(ゲーテ)⇔自国語を理解したければ,外国語を知るべきである)。
- そして,例えば,AIに自分の日本語を英語に訳させた後,訳させた英語をAIに日本語に再翻訳させてみる。
- そうすると,主語が抜けているなどの理由で,変な日本語になることが多い。このことを通じて,元の日本語をどのように直せば,良い英語に翻訳できるかを生徒に考えさせる。
- そのような取り組みを行うと,英語を通じて,日本語の特色が見えてくる。そういう教育方法もありうるのではないかと述べて具体例を紹介しました。
- 校長先生も,英語のできない生徒は,国語が弱い傾向にあることを認められていました。
- 次に,生成AIの時代を生き抜くためにどのような人材を育てるべきかということが話題になりました。
- 私は,教員が教えるのではなく,学生同士・生成AI同士で教えあい・学びあえるようにコーチ役を務めることが重要であることを主張しました。
- そして,生徒を上手に育てるコツは,「好きこそものの上手なれ」の前に,好きになるための技術をゆっくり・きっちりと手ほどきすることであることを強調しました。
- すなわち,「上手こそものの好きなれ」という前提が満たされた後に,「好きこそものの上手なれ」の好循環が生まれるのだということを力説しました。なぜなら,ある教科が嫌いだという生徒は,100パーセントそれができないからです。
- それが上手にできるように導いてあげると,生徒はその教科を100パーセント好きになります。好きになれば,あとは,ほっておけばよい。なぜなら,生徒たちは,「好きこそものの上手なれ」で,自学自習を進めて,上達していくからです。
- 最後に,高校の先生方へ以下のメッセージを送りました。
- 生成AIは,24時間深層学習を続けています。私達も,どんなに忙しくても,時間を確保して,1日3時間は学習を続けましょう。10年続ければ,一つの専門分野のプロになれます。
- 機械は,速さを競っていますが,私達は,それと反対のことをすべきです。①ゆっくり,②じっくり,③ごまかさずに理解を深めていきましょう。
- 生成AIの「ウソ」を見抜く力は,そのような学習方法によってのみ培われると私は信じています。
- (HP訪問者の延べ人数53,270人)
- 2023年12月23日(土) 晴れ時々曇り
- 注文していた,Newton別冊『生成AIがもたらすおどろきの世界 ChatGPT徹底解説』ニュートンプレス(2023/10/25)が届いたので,一気に読み終えました。
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Newton別冊
『生成AIがもたらすおどろきの世界
ChatGPT徹底解説』
ニュートンプレス(2023/10/25) |
- 本書は,ChatGPTに代表される生成AIの仕組みや内部構造を文科系の人にもわかるように図解した生成AIの入門書です。
- 本書の目次は以下の通りです。
- プロローグ
- 第4次AIブーム/生成AIの動向/GPT-3の登場/ ChatGPTの生みの親/対話型AIとChatGPT/画像生成AI
- 1 ChatGPTを使ってみよう
- ChatGPTとの会話/生成AIは文章の意味を理解しているか/ChatGPT使いこなし術①~⑤
- 2 ChatGPTを支える技術
- 対話型AIから生成AIへ/ベンチマークテスト/深層学習とは?/機械学習とは?/形式ニューロン/AI技術を発展させるしくみ/誤差逆伝播法/強化学習とAI技/敵対的生成ネットワーク/生成AIが飛躍的に成長した理由/スケール則/Transformer/GPT/GPTからChatGPTへ/ファインチューニング/GPT-4/ChatGPTの応用/注意機構の学習効果/マイクロソフト「Bing」/グーグル「Bard」/Column1
AI研究と脳神経科学研究とのかかわり
- 3 画像生成AIとは何か
- 画像生成AI/生成AIと視覚情報処理①~⑤/畳み込みニューラルネットワーク/Vision Transformer/Stable Diffusion/DALL・E2/Midjourney/画像を生成してみよう①~③/画像生成AIギャラリー/脳デコーディング
- 4 生成AIがもたらす未来
- AIの未来①~②/生成AIの幻覚①~②/ChatGPTと著作権/学習のための著作物利用/著作権の範囲/プラグイン/API連携/音声生成AI①~②/和製GPT開発のゆくえ/社内GPT/オープンソース/Column2
AIイライザ事件
- 本書を読むと,生成AIの難解な用語や具体的なプロンプトの例がわかりやすく説明されており,プロンプトが,魔法の呪文にたとえられている理由がよく理解できます。生成AIを使いこなすには,仕組みを理解した上で,プロンプトをどのようにうまく使いこなすかがカギを握っていることも理解できます。
- モノグラフィーを執筆する予定の社会人に対するアドバイスを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数53,280人)
- 2023年12月24日(日) 晴れ後曇り
- 優先すべき仕事がすべて終わったので,中断していた『CHatGPTと著作権(仮題)』というテーマで小冊子の執筆を続けています。(第24日)
- 全6章のうち第5章(生成AIを利用するユーザーの権利と責任)の執筆を行っています。(第14日)
- 日出ロータリークラブの会員の誕生日会に参加しました。
- (HP訪問者の延べ人数53,290人)
- 2023年12月25日(月) 晴れ一時曇り
- 名古屋大学の名誉教授たちとアジア法整備支援の在り方について議論しました(Zoom会議)
- 1990年代から名古屋大学は,,CALE(旧・アジア法整備支援センター,現・名古屋大学法政国際教育協力研究センター)を中核的機関として,JICA(国際協力機構),法総研(法務総合研究所)と協力して,アジア各国(カンボジア,インドネシア,ラオス,ミャンマー,モンゴル,ウズベキスタン,ヴェトナム)に対する法整備支援を継続してきました。
- その際の講演活動,現地調査,立法支援活動等に付随して作成された資料は膨大な量に及びます。しかし,それらの資料は,日本とアジア各国に分散して存在しており,関係者すら,それらの資料を自由に検索したり,内容を閲覧したりすることができない状態で放置されままになっています。
- そこで,現在のAIの発達状況を考慮して,以下のような制度の構築を構想してみました。
- すべての関連資料のデジタル化と3か国語への翻訳
- OCR,音声入力を駆使して資料のデジタル化を進める。
- それとともに,機械翻訳を駆使して,現地語の資料を現地語・英語・日本語にすべて翻訳し,関係者が,いつでもインターネット経由で閲覧できるようにする。
- ChatGPTのファインチューニング,または,RAGの活用
- ChatBPTをファインチューニングして,法整備支援に特化した独自のChatBPTを制作する。または,RAG(Retrieval Augumented Generation)によって,同様の機能を有するシステムを構築する。
- それを通じて,法整備支援の関係者は,そのシステムと質疑応答をすることによって,法整備支援に置いて生じる疑問点を事前・事後に解消できるようにする。
- 派遣する専門家に対する研修制度(必修)の構築
- 各国に派遣される法整備の専門家に対して,現地に行く前に必ず読んでおくべき教材を作成する。
- その教材を使って,名古屋大学の教授が1週間程度の研修を行い,そこでの研修を終えて,一定の成績を有した人のみを現地に派遣するという制度を構築する。
- 専門家が現地から帰国した後は,現地での成果報告書を作成してもらい,厳しい事後評価をすることを通じて,法整備支援のシステムに腐敗が生じないようにしなければなりません。
- (HP訪問者の延べ人数53,300人)
- 2023年12月26日(火) 晴れ
- ダンス教室の教室内発表会が開催され,参加しました。
- 私たちダンス教室の10人が,Rumba,ChaCha,Waltz,Tangoをフォーメーションを組んで踊りました。
- その後,近くのレストランで,食事会を楽しみました。
- 日出ロータリークラブのハイブリッド例会(加賀山年度第20回)に出席しました。
- 今回は,毎年の年末に行っている職場例会です。
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正月のお飾りをフラワーアレンジメントで作成 |
- 日出RCの会員で,フラワーショップ花清の社長が,正月の飾りをあしらったフラワーアレンジメントの実習を企画して,師匠役を務めてくださいました。
- 例年は,クリスマスツリーを作成していたのですが,今回は,趣向を変えて,正月用の飾りに挑戦することになりました。
- 花清のスタッフ1名も協力していただき,例会の参加者全員で,フラワーアレンジメントの実習に取り組みました。
- 材料は,すべて,師匠が用意して下さり,少しずつ材料の説明と全体における役割をしながら,正月のしめ飾りを作り上げていきました。
- 私の完成品は,右の写真の通りです。家に持ち帰って,玄関に飾ることにしました。
- 著作権法上は,私の作品は,正月のお飾りという応用美術の一種であり,一品制作の美術工芸品です。したがって,著作権は,私に帰属します。また,右の写真の著作権も私に帰属します。
- しかし,よく考えてみると,作品の材料はすべて,花清の社長(師匠)が企画して用意し,アレンジメントも師匠の指示に従って私が作成したものであり,とても,著作権を主張する気にはなりません。
- この場合も,やはり,著作物(正月お飾り,および,その写真)の著作権はパブリックドメインに帰属させるのが穏当だと思いました。
- (HP訪問者の延べ人数53,310人)
- 2023年12月27日(水) 晴れ
- AIの急速な発展を支えるプロセスに関する初心者向けの解説書ということで,トレンド解説部『ファインチューニング超入門!』Kindle版を購入して読んでみました。
- 用語説明書としては,参考になったのですが,具体的なプロセスについては,残念ながら得るところがありませんでした。
- このような新しい問題については,ネットの記事(例えば,「社内文書に特化したChatGPT ファインチューニング実践編」)のような記事の方が親切な気がします。
- 特に,以下の図は,わかりやすくて,今後の開発研究目標とすべき概念図として役に立つと思いました。
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https://www.brainpad.co.jp/doors/knowledge/01_chatgpt_fine_tuning_internal_documents/ |
- (HP訪問者の延べ人数53,320人)
- 2023年12月28日(木) 晴れ
- 『CHatGPTと著作権(仮題)』というテーマで小冊子の執筆を続けています。(第25日)
- 全6章のうち第5章(生成AIを利用するユーザーの権利と責任)の執筆を行っています。(第15日)
- 母のリハビリの付き添いを勤めるため,自転車(電動アシスト自転車)で自宅と病院との間を往復しました。
- モノグラフィーを執筆する予定の社会人に対するアドバイスを行いました。
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- 2023年12月29日(金) 晴れ
- 外国に移住した友人とZoomミーティングを行いました。
- 地域の6ロータリークラブが集まって1月20に開催するIM(Intercity Meeting)で日出ロータリークラブを代表してスピーチを行う次期会長と青少年奉仕委員長の原稿作成について会長・幹事が進捗状況をチェックして,助言を行いました。
- 今年のカラオケ納めを日出町で行いました。
- (HP訪問者の延べ人数53,340人)
- 2023年12月30日(土) 晴れのち曇り後小雨
- 注文していた中山信弘『著作権法』〔第4版〕有斐閣(2023/10/30)886頁の大著が届いたので,読み始めました。(第1日)
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分厚くなりすぎたポケット六法(有斐閣)
2024年版。カッターを使って6分冊化 |
購入した『ポケット六法』2024年版ですがが,2212頁と分厚くなりすぎて,携帯に不便になりました。特に,講演のため出張する時には,荷物が重くなります。
- そのため,思い切って,カッターで以下の6つのパーツに分離して,簡易製本して,使いやすくしてみました。
- ①憲法・行政法
- ②民法
- ③商法(会社法)
- ④民事訴訟法
- ⑤刑事法(刑法,刑事訴訟法)
- ⑥社会法・経済法(知財法・条約法,索引を含む)
- こうして,6分冊にしておくと,講演に行く際にも,関係する部分だけを持っていくことができるため,旅行荷物が軽くなります。
- 早速,ポケット六法を分冊化した,⑥経済・社会法のうちの「知財法・条約法」の部分を使って,上記の中山・著作権法(第4版)を読み込んでいます。
- 分冊にして,ページ数を少なくすると,六法への書き込みも楽になります。
- (HP訪問者の延べ人数53,350人)
- 2023年12月31日(日) 晴れ時々曇り
- 中山信弘『著作権法』〔第4版〕有斐閣(2023/10/30)を読んでいます。(第2日)
- 2023年の総括を行いました。
- (HP訪問者の延べ人数53,360人)
最初に掲げた2023年の目標との対比で,2023年の総括を行います。
- 活動拠点
- 現在,75歳で年金生活者です。無償の名誉職を3つ有しています。
- 名古屋大学名誉教授,明治学院大学名誉教授,法と経営学会名誉会長
- 現役は,無償と有償の以下の5つです。
- 日出ロータリークラブ会長(2024年6月30日まで) ,NPO法人・名古屋留学生ネット理事,まちと学びのイノベーション研究所シニア研究員
- 名古屋大学法政国際教育強力研究センター(CALE)非常勤講師,真庭市政策アドバイザー
- 田舎暮らし
- 家計
- 昨年,吉備国際大学大学院(通信制)知的財産学研究科の特任教授を退任して,年収が半減したため,以下の方法を実施しました。
- 第1に,食事を玄米と乾物の炊込みご飯を中心の粗食に切り替え,食費を軽減しました。
- 第2に,ずっと続けてきた自費での出張を取りやめ,旅費が支給される出張だけをするようにしました。
- 第3に,デジタル家計簿(Money Forward Me)を導入して,日々の家計をチェックして,無駄遣いを少なくしました。
- こうした努力を通じて,年収が600万円から300万円へと半減したにもかかわらず,前年と同様の生活水準を保つことに成功しました。
- 負債はゼロなのですが,貯蓄はほぼゼロになって久しいため,今年は,研修活動による収入を徐々に増やして,月々10万円ですが,貯蓄もできるようになりました。
- 健康生活
- 昨年から開始した,玄米と乾物(小豆,昆布,干し椎茸,干し大根,海苔)の炊込みご飯を中心とし,自家製のパン(北海道産の強力粉,全粒粉を主原料とし,クルミ,レーズンで甘みをつけ,それにシナモン,キャラウェイシーズを加えて作る香り高いパン)のサンドイッチを加えた食事を継続し,健康を維持しています。
- 昨年は,毎朝,一日も欠かさずにストレッチと筋トレ(腹筋,腕立伏せ,腸腰筋運動を各100回ずつ)を行ってきました。
- 今年は,ストレッチの目標を上げるとともに(開脚前屈を追加),筋トレの回数を100回から110回に増やすことに成功しました。
- 4年前から,毎週2回,社交ダンス教室に通って,身体と頭を鍛えています。
- 今年も,週2回(火曜日は集団,木曜日は個人レッスン)ダンス教室に通って,技に磨きを掛けることができました
- RumbaとWaltzについては,フリータイムで他のダンス教室の人とも踊れるようになりました。
- 目標は,将来のパートナーとRumba,ChaCha,Waltz,Tangoを楽しく踊れるようになることであり,その準備を怠らないようにしています。
- 学問への貢献
- 法学への貢献
- 今年の特色は,ChatGPT等の生成AIが大発展をしたことです。著作権法は,この変化に対応できず,混迷を深めています。
- そこで,私は,著作権法を生成AIに対応できるようにするための処方箋を執筆して,公表することを計画し,現在,『生成AIと著作権法(仮題)』という本の原稿を執筆しています。
- この点を踏まえて,昨年から執筆を続けてきた『子どものための法学入門』にも,生成AIの成果を取り込むことにし,出版の時期を『生成AIと著作権法(仮題)』を発刊した後へと延期することにしました。
- これらの作業と並行して,名古屋大学法政国際教育協力センター(CALE:Center for Asian Legal Exchange)での留学生に対する民法の講義を通じて,民法を優しく教えるための教材(民法を楽しく・深く学ぶ20講) と方法論を構築しています。
- 法と経営学への貢献
- 一般社団法人 法と経営学会の第2分科会(地方創生とDX)の座長として活動を継続しています。その研究成果の一部を『法と経営研究』に投稿する予定でした。
- しかし,先に述べた生成AIの発展を考慮して,執筆した原稿(伊東栄典=加賀山茂「デジタルコンテンツ(無体物)流通の制御と法」)を再検討することにしました。
- 社会への貢献
- 地方創生に役立つ活動の実践
- 日出町
- 日出ロータリークラブ
- 青少年奉仕活動の一環として,3月26日(日)と10月8日(日)の2回にわたって,子ども食堂の運営を行いました。
- 6か月後に迫った創立40周年記念行事の一つとして,日出町の小中学校の教員のイエナプラン・オランダ研修への派遣に向けてのプランを策定するとともに,6月13日に,日本の公立学校で唯一イエナプランを採用している,広島県福山市立の「常石ともに学園」の見学を行いました。
- 日出町ダンススポーツ連盟
- 2年間務めた会長職を副会長に譲って,演技の上達に専念しています。
- 真庭市
- 9月14日,政策アドバイザーとして,知的財産権に関する職員研修を単独で行ないました。
- 新たに加わった二人の政策アドバイザーと協力して,市の職員のために,「ChatGPT等の生成系AIの利活用マニュアル」を作成したり(6月2日に市長が記者会見),生成AIの活用に関する職員研修を2回(8月10日に講義,12月10日に実習)にわたって開催することができました。
- 特に,12月10日の生成AIの実習を通じて,職員の法的思考力の向上に貢献することができました。
- まちと学びのイノベーション研究所のシニア研究員として,勝山高校の教職員に対して,「生成AIの活用とプロンプト技法」について講義を行うことができ,講義の後の質疑応答を通じて,高校の先生方の知的好奇心を大いに刺激することができました。
(現在のところは,単なる目標です。確定したら黒字に変更します。)
- 書籍
- 共著:小國裕亮=加賀山茂『生成AIと著作権法』信山社(2024)の原稿を執筆中。
- 共著:加賀山茂=渡辺靖明『子どものための法学入門』信山社(2024)の原稿を執筆中。
- 雑誌
- 学術論文
- 加賀山茂「デジタルプラットフォームにおいて有体物と無体物を統一的に取り扱うための新しい解釈-SDGs第9目標(産業と技術革新の基盤をつくろう)との関係-」を3月25日に民法学研究会(同志社大)で発表した)
- 研究ノート
- 伊東栄典=加賀山茂「デジタルコンテンツ(無体物)流通の制御と法」を執筆済み。生成AIのの発展を取り込むため,再検討中
- 学会発表
- 2023年3月4日(土)
- 法と経営学会・第2分科会(地方創生とDX)において,伊東栄典=加賀山茂「デジタルコンテンツ(無体物)流通の制御と法」というテーマで報告を行った。
- 2023年3月25日(土)
- 民法学研究会(同志社大)において,「デジタルプラットフォームにおいて有体物と無体物を統一的に取り扱うための新しい解釈-SDGs第9目標(産業と技術革新の基盤をつくろう)との関係-」というテーマで報告を行った。
- 2023年4月1日(土)
- 法と経営学会・第2分科会(地方創生とDX)において,加賀山茂=渡辺靖明『子どものための法学入門』の紹介をかねて,加賀山茂「法学嫌いをなくす学習方法」というテーマで報告を行った。
- 2023年6月17日(土)
- 明治学院大学で開催された「これからの暮らしを考える研究会」において,「Warhol対Goldsmith事件連邦最高裁判決(著作権法違反肯定)」というテーマで報告を行った。
- 2023年8月5日(土)
- 経営実務法学会において,「ChatGPT等の生成系AIの意義,利活用の方法及びそれに伴うリスク管理」というテーマで学会発表を行った。
- 2023年8月12日(土)
- 「日本の英語を考える会」において,「自治体における多言語ウェブページの構想」というテーマで報告を行った。
- 2023年11月4日(土)
- 法と経営学会第2分科会(地方創生とDX)において,「法律をXMLで表現することの効用―民法の条文と学説等をXMLで表現する試みを中心に―」というテーマで報告を行った。
- 2023年12月2日(土)
- 法と経営学会第2分科会(地方創生とDX)において,「ChatGPTの活用とプロンプト技法 ZoomとChatGPTで議事録を作成してみる」というテーマで報告を行った。
(参考)2023年に読んだ本の一覧(テーマ別・年代順)
- 水素社会の実現
- 最首公司『水素社会宣言-脱酸素「減炭」政策のために-』エネルギーフォーラム(2005/11/21)
- 西脇文男『日本の国家戦略「水素エネルギー」で飛躍するビジネス―198社の最新動向』東洋経済新報社(2018/7/19)
- 学習方法論
- アーリック・ボーザー(月谷真紀訳)『Learn Better-頭の使い方が変わり,学びが深まる6つのステップ-』英治出版(2018/7/26)
- 伊藤真『ScratchでAIを学ぼう ゲームプログラミングで強化学習を体験』日経BP (2020/8/6)
- 執行秀幸「民法の事例問題を解けるようになるのは何故難しいのか-認知科学の知見から民法の学び方を考える-」(1) 中央ロー・ジャーナル第16巻4号49-74頁,(2)
同第17巻1号47-64頁,(3) 同17巻3号23-57頁,(4) 同18巻1号29-69頁,(5) 同19巻3号65-89頁,(6・完)
同19巻4号49-107頁
- 日本語文法
- 荒川洋平『日本語いう外国語』講談社現代新書(2009/8/20)
- 石井怜子他『新完全マスター漢字 日本語能力試験N1』スリーエーネットワーク(2010/10/12)
- 生成AI
- 中村雅之『チャットボットの教科書―自動応答システムで導入企業が続々!』日経BP(2021/02/22)
- 中央経済社編・田中浩之=河瀬 季=古川直裕=大井哲也=辛川力太=佐藤健太郎=柴崎 拓=橋詰卓司=仮屋崎 崇=唐津真美=清水音輝=松尾剛行『ChatGPTの法律』中央経済社(2023/7/5)
- 松尾剛行『ChatGPTと法律実務-AIとリーガルテックがひらく弁護士/法務-』弘文堂 (2023/8/15)
- たてばやし淳『ChatGPT パソコン仕事を丸投げする自動化術』tone¬es(2023/9/5)
- 福岡真之介=松下外『生成AIの法的リスクと対策』日経BP(2023/10/5)
- Newton別冊『生成AIがもたらすおどろきの世界 ChatGPT徹底解説』ニュートンプレス(2023/10/25)
- 我妻幸長『生成AIプロンプトエンジニアリング-ChatGPTとMidejourneyで学ぶ基本的な手法-』翔泳社(2023/12/13)
- 瀧内賢『これからのAI×Webライティング本格講座 画像生成AIで超簡単・高品質グラフィック作成』秀和システム(2023/12/18)
- 著作権法
- 山本隆司『アメリカ著作権法の基礎知識』〔第2版〕太田出版(2008/10/29)
- 山本隆司=奥邨弘司『フェア・ユースの考え方』太田出版(2010/8/20)
- 岡田好史「インターネット上の海賊版対策としての著作権法上の罰則規定について」専修法学論集147号(2023/3/15) 43-61頁
- 城所岩生『音楽はどこへ消えたか?-2019改正著作権法で見えたJASRACと音楽教室問題』みらいパブリッシング (2018/12/11)
- 岡村久道『著作権法』〔第5版〕民事法研究会(2021/1/1)
- 岡田好史「インターネット上の海賊版対策としての著作権法上の罰則規定について」専修法学論集147号(2023/3/15) 43-61頁
- 島並良=上野達弘=横山久芳『著作権法入門』〔第3版〕有斐閣(2021/3/31)
- 中山信弘『著作権法』〔第4版〕有斐閣(2023/10/30)
- 宮﨑駿監督『「君たちはどう生きるか』をめぐって
- オトフリート・プロイスラー=ヘルベルト・ホルツィング (イラスト)(中村 浩三訳)『クラバート』偕成社; 改訂版 (1980/5/1)
- 吉野 源三郎『君たちはどう生きるか』岩波文庫(1982/11/16)
- ウィルキー・コリンズ(中島賢二訳)『白衣の女』(上)(中)(下)岩波文庫(1996/3/18)
- A.M. ウィリアムスン(A.M. Williamson)(中島 賢二訳) 『灰色の女』 論創社(2008/2/1)
- 別冊宝島編集部編『読んでおきたいベスト集!宮沢賢』宝島社文庫(2011/7/21)
- 江戸川乱歩(宮崎駿 カラー口絵)『幽霊塔』岩波書店
- ジョン・コナリー(田内志文訳)『失われたものたちの本』創元推理文庫 (2015/9/30)
- 吉野源三郎作=羽賀翔一(イラスト)『漫画 君たちはどう生きるか』マガジンハウス (2017/8/24)
- 石井明彦『宮﨑駿監督作品「君たちはどう生きるか」作品解説』東宝(2023/8/11)
- 樫田祐一郎編『宮﨑駿「君たちはどう生きるか」をどう観たか』青土社・現代思想51巻13号(2023/10/2)
- 宮﨑駿『君たちはどう生きるか (スタジオジブリ絵コンテ全集 23)』徳間書店(2023/10/31)
- 宮﨑駿『フィルムコミック 君たちはどう生きるか(上) 』徳間書店 (2023/11/1)
- 宮﨑駿『フィルムコミック 君たちはどう生きるか(上) 』徳間書店 (2023/11/1)
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