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作成:2022年1月1日
名古屋大学名誉教授・明治学院大学名誉教授,
吉備国際大学大学院(通信制)知的財産学研究科特任教授 加賀山 茂
2022年のホームページの更新記録を兼ねた,私の教育・研究・生活の日誌です。
私が,日々,どこで,何を考え,何をしたのかを記録しています。
ただし,個人名(公刊物の著者名等を除く)を含めて,プライバシーに関することは記録していません。
2021年の総括を踏まえて,以下のように,2022年の目標を設定しました。このページの最後に記録されることになる「2022年の総括」,および,「2022年の業績」において,この「2022年の目標」が達成されたか否かが検証されることになります。
高い目標を立てると,それを実現することは至難の業ですが,人間は安きにつきやすく,面倒くさいことを嫌う傾向にあるため,明確で高い目標を立てておかないと,業績を上げることができないのも世の常です。
確かに,夢を見れば,その実現のために辛いことや,面倒なことが多くなりますが,夢を見ずにいられないのも人間なのですから(中島みゆき,”May
be"),そこは割り切って,自分のできる限りの高くて明確な目標を設定し,その目標を達成するために日々努力を重ねることしか,充実した人生を送る方法はないように思われます。
- 自身の自立と株式会社の運営
- 現在,73歳で年金生活者ですが,吉備国際大学大学院(通信制)知的財産学研究科の特任教授として給料を得ています(2022年3月31日をもって退職しましたので,完全な年金生活者になっています)。昨年の11月12日に,仲間たちと(株)「まちと学びのイノベーション研究所」を設立し,私はその取締役副社長(現状は,無給のボランティア)に就任しましたので,会社を発展させて,自分ばかりでなく,仲間たちの報酬を得る努力を続けなければなりません。
- 学問への貢献
- 法学への貢献
- 『子どものための法学入門』を完成させ,出版します。
- 個人情報保護法の規制強化と個人情報の本人のための利活用を調和する理論(本人のためにする個人情報の活用理論)を探求します。
- 教育サービス契約について,従来とは異なる理論体系(学習目標の到達にコミットする請負契約体系)を構築します。
- 法と経営学への貢献
- 『法と経営研究』〔第5号〕信山社(2021)の責任編集を行い,刊行します(これをもって具体的な編集作業から離れます)。
- 「一般社団法人 法と経営学会」初代会長として,会員の増強,第2分科会(地方創生とDX)の活動を続けます。
- 社会への貢献
- 地方創生に役立つ活動の実践
- 日出町
- 日出ロータリークラブ
- 青少年奉仕活動の一環として,子ども食堂の支援を行なったり,1年後に迫った創立40周年記念行事の一つとして,日出町の小中学校の教員のイエナプラン・オランダ研修へのj派遣に向けてのプランを策定したり,若者の域外流出を防止するために,大学を設立するための方法を提案したりします。
- 日出町ダンススポーツ連盟
- コロナ禍後のダンススポーツの活動の在り方を模索します。
- 真庭市
- (株)まちと学びのイノベーション研究所
- 市民のためのダッシュボード付きの地域教育プラットフォームを導入する準備作業を行います。
- データサイエンス,法学,経営学の三位一体となった実務研修を要望に応じて開始します。
- 2022年1月1日(土) 晴れ
- 昨年お世話になった方々に年賀メールを作成してお送りしました。
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- この教育・研究・生活日誌をご覧いただいている皆様,本年もよろしくお願いいたします。
- 宮沢和正『ソラミツ 世界初の中銀デジタル通貨「バコン」を実現したスタートアップ-日本発のブロックチェーンで世界を変える-』日経BP(2020/12/21)を読みました。
- 本書は,これからの通貨が向かうとされている転々流通できるトークン型の「デジタル通貨」をブロックチェーン技術によって世界で初めて実現した「ソラミツ」〔空充つ?〕という日本の会社の物語です。
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宮沢和正
『ソラミツ世界初の中銀デジタル通貨
「バコン」を実現したスタートアップ
-日本発のブロックチェーンで世界を変える-
日経BP(2020/12/21) |
- 本書の目次は以下の通りです。
- 第1章 世界初の中銀デジタル通貨「バコン〔BAKONG〕」始動
- 第2章 ソラミツという会社
- 第3章 カンボジアの決済システムの課題に挑戦
- 第4章 カンボジア中銀デジタル通貨がめざす道
- 第5章 デジタル円への道
- 第6章 日本初のデジタル地域通貨〔Baycco/白虎〕
- 第7章 デジタル通貨の未来
- 参考資料 中銀デジタル通貨の動き
- 世界で最初に中央銀行デジタル通貨(CBDC:Central Bank Digital Currency)を実現したのがカンボジア政府であり,それを実現したのが,設立4年余りの日本のスタートアップ企業なのです。
- そんなことがなぜカンボジアで可能になったのか,それを実現したのが日本の技術であるのに,日本の中央銀行(日銀)は,なぜ実現しようとしないのか,この技術は地方通貨にも応用可能なのかなど,いろいろな疑問に,初めて答えてくれるのが,この本の特色となっています。
- 本書を読んで,中央デジタル通貨(CBDC)には,(1)従来技術による中央集権型の口座型デジタル通貨と,(2)ブロックチェーンを活用した分散型のトークン型デジタル通貨との2種類があることがわかりました。
- (1) 「口座型デジタル通貨」は,法律的には,債権型デジタル通貨ということができます。デジタル通貨の移転には,債権譲渡と債務引受の法理が利用できます。
- (2) 「トークン型デジタル通貨」は,法律的には,「無体動産」型デジタル通貨ということができるように思います。デジタル通貨の移転には,技術的にはブロックチェーンによる合意手続が不可欠ですが,法律的には,秘密鍵の保持が対抗要件となると思われます。
- 私は,SDGsの一丁目一番地の「あらゆる形態の貧困をなくそう」に共感し,地域通貨の発行管理によって通貨の流通を促進することによって問題解決に迫ることができるのではないかと考えているのですが,本書には,そのヒントが以下のように示されています(本書196頁)。
- デジタル通貨の特性として,ブロックチェーンのスマートコントラクトを活用し,発行主体が管理可能な範囲で減価(インフレ)や増価(デフレ)などの施策を打つことで,消費促進や人の動きを変えることが可能となる。
- 増価や減価の例としては,例えば1万円で1万1,000円のデジタル地域通貨が購入可能で,それが1カ月以内に使用しないと1万円の価値に戻ってしまうといった施策だ。
- これによって消費を喚起することができる。1,000円分のプレミアムの増価,有効期限による1,000円分の減価は,現行法で対応可能と考えられる。
- 私の住む日出町であれば,郷土の偉人「帆足万里」になぞらえて,1万円で,1万1,000万里のポイントを与え,1か月間は,1万1,000円相当の買物ができるが,1カ月が過ぎると,1万円の価値しかなくなり,1年間利用しないと,価値がなくなるという地域通貨「万里」を発行することを考えると良いように思います。
- 「せこい」ことを考える人がいるでしょうから,1か月間は,現金への両替はできなくしておき,かつ,1か月以降は現金への両替には0.1%の手数料を必要とすると,この地域通貨は,財政を圧迫することなく発行でき,地域通貨の流通を促進できるように思われます。
- 野口悠紀雄『データエコノミー入門-激変するマネー,銀行,企業』PHP新書(2021/10/28),および,立石泰則『フェリカの真実-電子マネーからデジタル通貨へ』草思社(2021/3/12)の内容をさらに一歩進める内容となっており,電子マネーからデジタル通貨への潮流を探求したい人に薦めたい良書です。
- (HP訪問者の延べ人数:43,550人)
- 2022年1月2日(日) 晴れ時々曇り
- 井上哲也『デジタル円-日銀が暗号通貨を発行する日』日経BP(2020/7/17)を読みました。
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井上哲也
『デジタル円-
日銀が暗号通貨を発行する日』
日経BP(2020/7/17) |
- 本書のサブタイトルは,「日銀が暗号通貨を発行する日」となっていますが,本書はその点(発行する日が来るのか,その際,CBDCは,口座型になるのか,トークン型になるのかなど)については,全く触れられておらず,実現のための技術的な考察も不十分であって,残念ながら,羊頭狗肉のそしりを免れない本となっています。
- 本書の目次は以下の通りです。
- 第1章 リブラの衝撃と金融当局の対応
- 第2章 主要国の中央銀行によるデジタル通貨の取り組み-中国
- 第3章 主要国の中央銀行による取り組み-欧州<その1>
- 第4章 主要国の中央銀行による取り組み-欧州<その2>
- 第5章 中央銀行によるデジタル通貨発行の基本的発想
- 第6章 中央銀行がデジタル通貨の発行に関わることの蓋然性
- 第7章 二段階アプローチによる中央銀行デジタル通貨の導入
- 第8章 経済政策に対する影響
- 第9章 日本にとっての中央銀行デジタル通貨の意義
- 本書は,確かに,世界の主要な国々がデジタル通貨に対して,どのような考えを有し,どのような対応をしようとしているのかを知るには便利な本なのですが,技術的な側面を抜きにした単なる制度の紹介にとどまっている点が惜しまれます。
- 本書の発刊後に出た中央銀行デジタル通貨(CBDC)に関する傑作(宮沢和正『ソラミツ 世界初の中銀デジタル通貨「バコン」を実現したスタートアップ-日本発のブロックチェーンで世界を変える-』日経BP(2020/12/21))を先に読んだのがまずかったのかもしれませんが,その本と比較すると,どうしても見劣りがします。
- 本書は,確かに,学術論文を執筆する際に参照するには価値がありますが,日銀がCBDCを導入する際にも,それを前提にして自治体がデジタル地域通貨を発行するに際しても,参考になる情報はほとんど含まれていないように感じました。
- (HP訪問者の延べ人数:43,560人)
- 2022年1月3日(月) 晴れ時々曇り
- 平川理恵『クリエイティブな校長になろう-新学習指導要領を実現する校長のマネジメント-』教育開発研究所(2018/4/6)を読んでいます。(第1日目)
- 台湾の友人とZoomミーティングを行いました。
- 西剛志『脳科学者が教える子供の自己肯定感は3・7・10歳で決まる』PHP研究所(2020/4/2)を読んで議論しました(第3日目)。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:43,570人)
- 2022年1月4日(火) 晴れ時々曇り
- 平川理恵『クリエイティブな校長になろう-新学習指導要領を実現する校長のマネジメント-』教育開発研究所(2018/4/6)を読み終わりました。(第2日目)
- 本書は,民間での校長として有名な筆者が,第1に,校長を経営者(ドラッカーのマネジメント理論)という視点から,第2に,新学習指導要領の実現をイエナプラン(リヒテルズ直子(監修・出演)『明日の学校に向かって-オランダ・イエナプラン教育に学ぶ-』グローバル教育情報センター(2015))という視点から,さらに一歩進めた学校経営の指南書であり実践記録です。
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平川理恵
『クリエイティブな校長になろう-
新学習指導要領を実現する
校長のマネジメント-』
教育開発研究所(2018/4/6) |
- 本書の目次は,以下の通りです。
- 第1章 学校改善のマネジメント
- 第2章 新学習指導要領の理念を自校に落とし込む
- 第3章 「社会に開かれた教育課程」
- 第4章 「主体的・対話的で深い学び」
- 第5章 特別支援教育・合理的配慮
- 第6章 学びの個別化のために
- 第7章 新学習指導要領と働き方改革
- 第8章 教職員のキャリア開発
- 第9章 保護者対応
- 特別寄稿 合田哲雄,リヒテルズ直子
- 私は,2020年1月16日(木)に,本書を一度読み終わっているのですが,「(株)まちと学びのイノベーション研究所」の副社長(COO)という経営者の立場になった今になって本書を読み直してみると,一段と理解が深まりました(特に,学校運営協議会(コミュニティ・スクール)の運営のコツ(本書111 - 134頁)は参考になりました)。
- また,以下の個所では,著者に叱咤・激励されているように感じました。
- 叱咤されているように感じた個所 (リエちゃんに叱られる)
- ミッションとビジョンがない校長は,リーダーとして失格。「主体的な子供を育成する」のが今回の学習指導要領の基軸なのに,校長自身が主体的に考えられなくてどうするのだ(本書121頁)。
- P.F.ドラッカー(上田惇生訳)『非営利組織の経営』ダイヤモンド社(2007/01/26),および,ジム・コリンズ=ビル・ラジアー(土方奈美訳)『ビジョナリーカンパニーZERO(Beyond
Entrepreneurship 2.0)』日経BP(2021/8/23)を読んで実行しましょう。
- 外からヒト・モノ・カネをどう引っ張ってくるか。研究開発校や企業の公募,地域や保護者からの協力等,探せば,ヒト・モノ・カネはいくらでも出てくる。面倒くさがらずにそれらをどんどん多方面から引っ張ってくるのが校長の役割である。厳しいことを言うようだが,カネ勘定を避けているような校長は,職務放棄をしているのである(本書38頁)。
- 学校経営をしていて,「ヒトがいない」「モノがない」「カネがない」とあきらめることはないだろうか。でも,そんなことでは,あなたは校長=学校経営者」とは言えない。どんなことでも,やってできないことはない。ここでは私がどんなふうに突破してきたか,具体例をもってお伝えしたい(本書47頁)。
- 世の中には,地域の方々など,子どものために何かしたいと思っている人は多いのに,うまくつながっていない。社会資源の無駄である。つなげられないのは,校長のアレンジメントが下手だからである。今後学校と社会とをつなげられない校長は,校長としての資格はない。だったら,教える専門職である「教員」に戻るほうが,本人にとっても児童・生徒にとっても幸せであろう(本書57頁)。
- 「人」がいないのはどこも同じ。加配や予算を待っていたらいつまで経ってもできない。「結果にコミット」しなければ校長として失格である。1ミリでも動かす行動!半歩でも踏み出してほしい(本書155頁)。
- 多忙化解消のために魔法の杖はないし,各学校でさまざまに主体的に取捨選択していくしかない。声を大にして一つ言いたいのは,〔例えば,教育課程以外の部活動などの仕事について〕「この仕事やらなくてもいいよ」と言えるのは校長しかいないということである(本書194頁)。
- あるとき,社長経験の長い先輩に「いい人が採用できない」と相談したところ,「だから,あんたが社長なんよ。あんたよりもできる人が来たら,その人が社長になるでしょう?社員ができないって言ってるうちはあんたも社長としてあかんな」と言われた。確かにそうだ。今も,「この教職員はあかん」と思った瞬間,「だから私が校長なのだ」と思うようにしている(本書196頁)。
- あなたが一教員のとき,「職場に恵まれていないな」「この校長は使えないな」と感じたことはないだろうか。そのときの事をありありと思い出し,何が嫌だったのか?どうしたらその時の職場はあかるくなったのだろうか?と振り返る。「あほな上司についた部下は本当に不幸」だからだ。だからその時の二の舞はしない。それは,民間企業も学校も変わらない(本書308)。
- 激励されたと感じた個所
- 各章ごとに,経営者として激励される文言が満載されています。本書を読んで,読者自身が箇条書きにしてみることをお薦めします。
- 本書は,全ての校長先生(大学の経営者を含む)に読んでいただきたい本です。そして,リエちゃんに叱られてみてください。
- 「まちと学びのイノベーション研究所」(CLII)の設立後の第6回目の運営委員会を開催しました(第5回)。
- (HP訪問者の延べ人数:43,590人)
- 2022年1月5日(水) 晴れ後曇り後雨
- 「まちと学びのイノベーション研究所」(CLII)のCEOとZoomミーティングを行いました。
- 昨日の運営員会にCEOがやむを得ない事情で欠席されたので,会議の内容を詳しく説明しました。
- 私が大阪大学の教員時代(今から37年前)に,プログラミングを教えてもらっていた基礎工学部の学生さんが,今は,大学の立派な教授になっておられます。その教授にCBDC(Central
Bank Digital Currency:中央銀行デジタル通貨)の仕組み等をZoomでレクチャーしていただきました。(第1回)
- 次回は,3月9日(水)に以下の問題について議論することにします。
- 名古屋大学の留学生と『石井他・個人情報コンメンタール(2021)』の読書会を行ないました(第8回)。
- 議論をしながら,個人情報の保護の法理について,「本人のためにする個人情報の利活用」というアイディアを思いつくことができました。アイディアの内容は,以下のように,民法697条(事務管理)のパクリです。
- 民法697条(事務管理)
- ①義務なく他人のために事務の管理を始めた者(以下この章において「管理者」という。)は,その事務の性質に従い,最も本人の利益に適合する方法によって,その事務の管理(以下「事務管理」という。)をしなければならない。
②管理者は,本人の意思を知っているとき,又はこれを推知することができるときは,その意思に従って事務管理をしなければならない。
- 民法697条の2(本人のためにする個人情報の管理)(民法改正私案)
- ①義務なく他人の個人情報の作成,取得又は管理を始めた者(以下この章において「個人情報管理者」という。)は,その個人情報の性質に従い,最も本人の利益に適合する方法によって,その個人情報の作成,取得又は管理(以下「個人情報の管理」という。)をしなければならない。
②個人情報管理者は,本人の意思を知っているとき,又はこれを推知することができるときは,その意思に従って個人情報の作成,取得又は管理をしなければならない。
- (HP訪問者の延べ人数:43,600人)
- 2022年1月6日(木) 雨後曇り後晴れ (真庭市へ出張)
- リエちゃんに叱られたので,P.F.ドラッカー(上田惇生訳)『非営利組織の経営』ダイヤモンド社(2007/01/26)を読み直しています。
- 平川理恵「イケている教育委員会の創り方-カタい教育委員会をクリエイティブに-」が収録されている,SRRIかもめ地域創成研究所編・平川理恵他著『リクルートOBのすごいまちづくり2』CAPエンタテインメント(2020/6/1)を読み始めました。(第1日目)
- 平川理恵氏が教育長になってからの活躍が記されていますが,何人もの著者の共著なので,一人ひとりの記述は少な目です。
- 行政職員とデータ分析について議論するため,寺田学=辻真吾=鈴木たかのり=福島真太朗『Pythonによる新しいデータ分析の教科書』翔泳社(2018/9/19)を読み始めました。(第1日目)
- 宇佐RCで外来卓話をするに際して,プロフィールを提出してほしいとの要請があったため,私のプロフィールを改訂しました。
- 真庭市に出張して,有害鳥獣の捕獲データ等を利用して,被害対策に役立てるためのデータ分析の方法関するZoom会議に参加しました。
- 情報Ⅰと数学の連携のあり方等について高校の教員を交えて懇談しました。
- 「DX(Digital Transformation)とは何か」について,企業の役員から,「人によってその内容が違うが,どのように考えるべきか」という質問を受けたので,以下の「デジタル社会形成基本法」の「デジタル社会」の定義を前提として,「IoTによる情報の自動収集,および,収集した大量情報のAIを利用したデータ分析,さらには,クラウドを通じたデータの可視化等のサービス(SaaS:Software
as a Service)等を活用することによって,従来の作業方法,さらには,組織自体を改善し,もって生産性を向上させること」であるとの説明を行ないました。
- デジタル社会形成基本法(令和3年法律第35号)
- 「デジタル社会」とは,インターネットその他の高度情報通信ネットワークを通じて自由かつ安全に多様な情報又は知識を世界的規模で入手し,共有し,又は発信するとともに,官民データ活用推進基本法(平成28年法律第103号)第2条第2項に規定する人工知能関連技術〔AI〕,同条第3項に規定するインターネット・オブ・シングス活用関連技術〔IoT〕,同条第4項に規定するクラウド・コンピューティング・サービス関連技術〔SaaS〕その他の従来の処理量に比して大量の情報の処理を可能とする先端的な技術をはじめとする情報通信技術を用いて電磁的記録として記録された多様かつ大量の情報を適正かつ効果的に活用することにより,あらゆる分野における創造的かつ活力ある発展が可能となる社会をいう。
- 官民データ活用推進基本法(平成28年法律第103号)
- 「人工知能関連技術」〔AI〕とは,人工的な方法による学習,推論,判断等の知的な機能の実現及び人工的な方法により実現した当該機能の活用に関する技術をいう。
- 「インターネット・オブ・シングス活用関連技術」〔IoT〕とは,インターネットに多様かつ多数の物が接続されて,それらの物から送信され,又はそれらの物に送信される大量の情報の活用に関する技術であって,当該情報の活用による付加価値の創出によって,事業者の経営の能率及び生産性の向上,新たな事業の創出並びに就業の機会の増大をもたらし,もって国民生活の向上及び国民経済の健全な発展に寄与するものをいう。
- 「クラウド・コンピューティング・サービス関連技術」〔SaaS〕とは,インターネットその他の高度情報通信ネットワークを通じて電子計算機を他人の情報処理の用に供するサービスに関する技術をいう。
- (HP訪問者の延べ人数:43,620人)
- 2022年1月7日(金) 曇り後晴れ
- SRRIかもめ地域創成研究所編・平川理恵他著『リクルートOBのすごいまちづくり2』CAPエンタテインメント(2020/6/1)を読んでいます。(第2日目)
- 寺田学=辻真吾=鈴木たかのり=福島真太朗『Pythonによる新しいデータ分析の教科書』翔泳社(2018/9/19)を読んでいます。(第2日目)
- (株)まちと学びのイノベーション研究所が加入した真庭商工会の新年互例会に会社を代表して参加しました。
- 互例会には,県議や市長も参加されていたので,しばし歓談しました。
- 会の最後に,市長から指名されたので,参加された商工会のメンバーに対して,わが社の概要,および,2月11日に開催される真庭法人会のイベントの紹介をしました。
- (HP訪問者の延べ人数:43,630人)
- 2022年1月8日(土) 晴れ
- SRRIかもめ地域創成研究所編・平川理恵他著『リクルートOBのすごいまちづくり2』CAPエンタテインメント(2020/6/1)を読んでいます。(第3日目)
- 岡山の出張から帰って,日出町の地域創成について,議員を含めてまち起こしの人たちと議論しました。
- (HP訪問者の延べ人数:43,640人)
- 2022年1月9日(日) 晴れ
- 東京の友人が日出町に来るので,出願した特許について懇談します。
- これまで,友人と福島の原発事故によって生じた汚染水を処理するための方法について議論した結果をまとめて,特許庁に特許出願していたのですが,12月27日に,特許出願手続きが完了したので,友人と二人で,振返りの会を開催しました。
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特許出願手続が完了した
トリチウム含有汚染水の処理装置 |
- 私も特許出願人として名を連ねているので,特許が受理されたら,この特許を使ってもらうように営業をしなくてはなりません。
- この特許の概要は,70~80MWの電力を使って,1日で140~150トンの福島原発事故の汚染水を電気分解し,その過程で1割のクリーンな水素を回収することを通じて,処理電力の費用をほぼ回収するというものです。分離された有害なトリチウムは少量となり,百年単位での保存が可能となります。その後の無害化技術の進展を待って,汚染水の完全な処理が期待できるというものです。
- この技術のメリットは,大量の汚染水を効率的に処理できるため,汚染水の海洋への放出を防ぐことが可能となる点にあります。
- 教養課程のカリキュラムについて,名古屋大学の教授とZoomで懇談しました。
- 大学設立に向けて,教養課程のカリキュラム,および,教員の選任が必要になりますが,その件について,的確なアドバイスをいただくことができました。
- 大学設置基準が改訂され,教養課程のカリキュラムをデータサイエンティストを養成するのに必要な視点から再構成することが可能となっている。
- 例えば,歴史もデータサイエンスの歴史を含む科学哲学史を中心にするとか,国語や外国語もデータ分析の結果を一般の人にわかりやすく表現するための手段として位置づけるとか,心理学もデータ分析の説得力を増すために必要な方法と考えるとか,国際関係や国際法をボーダレス社会に対応するための重要課題として構成するとか,データサイエンティストとして社会に役立つための基盤科目として位置づけることができる。
- 教養科目の人選も,双方向のリモート教育を基本にするならば,最も優秀な教員にお願いすることができる。
- そこで,(株)まちと学びのイノベーション研究所の「カリキュラム開発支援アドバイザー」への就任を要請し,OKをいただきました。次回の運営委員会で審議し,役員の承認を得たいと思います。
- (HP訪問者の延べ人数:43,660人)
- 2022年1月10日(月) 晴れ
- 「まちと学びのイノベーション研究所」の所長と明日の委員会の議事の相談をZoomで行ないました。
- 台湾の友人とZoomミーティングを行いました。
- 友人による「注音符号」(ㄅㄆㄇㄈ)の発音を録画して,厳格な発音練習のレッスンをしてもらいました。
- 毎日,発音練習に励むことにします。
- Nagoya RyuNetの理事懇談会(Zoom)に参加しました。
- 2/7の理事会(臨時総会の準備),2/21の臨時総会(理事の増員),3/7の理事会(新理事長選任)の日程が決まりました。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:43,680人)
- 2022年1月11日(火) 雨後晴れ
- 「まちと学びのイノベーション研究所」(CLII)の設立後の第6回目の運営委員会を開催します。
- 豊岡公民館でのダンス教室に参加します。
- 日出ロータリークラブの新年家族例会に出席します。
- 手作りパンを出品し,チョッキと足つぼマッサージ板を購入しました。
- (HP訪問者の延べ人数:43,690人)
- 2022年1月12日(水) 晴れ
- 深谷格他編著『生と死の民法学』成文堂(2022)に掲載予定の加賀山茂「民法(債権関係)改正で削除された条文の生と死-動的平衡(dynami equilibrium)理論の視点から-」の校正を完了させて出版社に送りました。
- 人事システムの開発会社とZoomミーティングを行いました。
- 高専を立ち上げた人に当時の経験を伺うため,Zoomミーティングを行ないました。
- (HP訪問者の延べ人数:43,710人)
- 2022年1月13日(木) 曇り後雨後晴れ
- 母のリハビリの付き添いを勤めるため,自転車(電動アシスト自転車)で自宅と病院との間を往復しました。
- 川崎公民館でダンスの個人レッスンを受けました。
- Basic Jive,Rumba,Waltzの練習をした後,Tangoのステップの基本をみっちり練習しました。Cha Chaのステップは,時間が来てしまい,少しだけしか練習できませんでした。
- 将来的に日出町に大学を設立する計画 の是非について,町長,教育長と懇談しました。
- 吉備国際大学大学院(通信制)知的財産学研究科の大学院生の研究指導をZoomで行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:43,720人)
- 2021年1月14日(金) 晴れ
- まちと学びのイノベーション研究所のCMOとZoomミーティングを行いました。
- 宇佐八幡ロータリークラブで,「わが国の子どもの貧困と青少年奉仕活動」について卓話を行いました。
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宇佐八幡ロータリークラブで卓話 |
- 子どもの貧困について詳しい会員がいて,「本当に貧しい子は,子ども食堂に来ない」という事態にどう対応すべきかという質問を受けました。
- 貧困に陥っている家庭の子だけでなく,裕福な子も「子ども食堂」に招いて,一緒に食事を楽しめるようにしなければならない。そのためにも,地域通貨の信用創造機能ををうまく利用して,子どものために財政出動をするように自治体を説得しなければならないことを説明しました。
- 具体的には,1万円で1万1,000円のデジタル地域通貨を発行し,流通を促進するために,1か月間その通貨を利用しない場合には,1万円の価値に戻るように,しかも,その1か月間は,現金への両替を行なわないという仕組みを作る。さらに,1年間その通貨を使わないと期限切れとなるというような仕組みを作ると,地方通貨の流通が促進され,地域経済が活性化すると思われます。
- 例えば,自治体の財政規模が100億円だとすると,110億円の地域通貨発行できます。そうすると,10億円の価値が創造されるので,創造された10億円の一部をこどもの貧困対策に利用すれば,子どもは幸せな生活を送ることができるのではないでしょうか。
- 日出町では,私は,昨日町長と面会した際に,この提案を町長にしたところです。
- (HP訪問者の延べ人数:43,740人)
- 2021年1月15日(土) 曇り後晴れ
- 中山間地域に大学を創設するというプレゼンテーションを改訂しました。
- なぜ,中山間地域に大学を設置するのかからはじめて,大学のビジョン,目標,ミッション,育成する学生像,卒業後のキャリアパス,教員の特色,教育方法の特色,カリキュラムの骨子,開学までのスケジュール,施設・設備の概略という順序にしてみました。
- 吉備国際大学の知的財産学研究科のスクーリングに参加し,森教授の講義「知的財産権の価値評価」を拝聴しました。企業価値の評価について,研究をしていたので,得るところが多く,果敢に質問をさせていただきました。
- 私としては,講義の中で最も参考になったのは,平成18年1月24日の最高裁判決(平成17年(受)541号)と,それを受けて行なわれている実務の方法論です。
- 知財が絡まないM&Aでは,通説・判例は,マーケットアプローチを採用しているのですが,この知財判決では,インカムアプローチを採用している点が興味深いです。
- 事案の概要
- 特許庁の職員の過失によって質権設定登録手続が遅れ,効力が生じなかったために質権者が所有する債権を回収できなかったとして国家賠償法に基づき損害賠償を請求した。
- 判決要旨
- 特許権の適正な価値は,損害額算定の基準時における特許権を活用した事業収益の見込みに基づいて算定されるべきものである。
- この最高裁判決を受けて,知財実務では,知的財産の価値評価については,インカムアプローチのうち,主としてDCF法が採用されており,以下のような算定が行われています。
- DCF法
- 知的財産が将来生み出すフリー・キャッシュフロー(FCF)を推計し,これを現在価値に割り引いて算出する。
- 知的財産からのFCFが分からない場合には,先ずDCF法によって算出した事業価値をベースとし,利益三分法(営業利益は,①資本力,②営業力,③技術力(知財)という三つの要素の3分の1ずつの寄与によって決まるという考え方),または,25%ルール(特許技術の商業化が成功した場合,営業利益の25%が技術の寄与度とする英米法の考え方)を用いて算定している。
- 免除ロイヤルティ法(Relief from Royalty Method)
- 知識財産について,外部からライセンスを受けた場合に支払うであろう金額(ロイヤルティ:ライセンス料)の現在価値をその評価額とする。
- 知的財産学研究科の同窓会が開催されたので,Zoomで参加しました。
- 退職した教員,同窓生の懐かしい面々が顔をそろえ,楽しいひとときを過ごすことができました。
- (HP訪問者の延べ人数:43,750人)
- 2022年1月16日(日) 晴れ時々曇り
- 吉備国際大学の知的財産学研究科のスクーリング(Zoom),教授会(Teams)に参加しました。
- 吉備国際大学の知的財産学研究科の大学院生の研究指導を行いました。
- 中山間地域に大学を創設するというプレゼンテーションを再改訂しました。
- (HP訪問者の延べ人数:43,760人)
- 2022年1月17日(月) 晴れ時々曇り
- 「まちと学びのイノベーション研究所」の所長と明日の委員会の議事の相談をZoomで行ないます。
- 台湾の友人とZoomミーティングを行いました。
- 西剛志『脳科学者が教える子供の自己肯定感は3・7・10歳で決まる』PHP研究所(2020/4/2)を読んで議論します(第4日目)。
- ㄅㄆㄇㄈの発音練習をはじめました。
- 日出町社会福祉センターで開催されるダンス教室に参加しました。
- ジルバ,ルンバのあと,ブルースを集中的に練習しました。会場を一周できるようになりました。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行いました。
- 知財の価値評価方法について最高裁判決を中心に検討しました。
- (HP訪問者の延べ人数:43,770人)
- 2022年1月18日(火) 曇り後晴れ
- 「まちと学びのイノベーション研究所」(CLII)の設立後の第7回目の運営委員会を開催しました(第7回)。
- 顧客重視のあまり,研究所のメンバーの負担が過重となりつつあり,改善の必要性を感じました。
- 豊岡公民館でのダンス教室に参加しました。
- Basic Jive,Rumba,ChaCha,Waltz,Tangoの練習をしました。いまだにTangoは苦手で,基本ステップもままなりません。
- 日出ロータリークラブのハイブリッド例会(Zoom例会)に出席しました。
- 明治学院時代に知り合った中国語の先生から久しぶりに電話があり,先生が構想中の修士論文について相談を受けました。
- (HP訪問者の延べ人数:43,780人)
- 2022年1月19日(水) 晴れ
- 日出町の議会議長と大学設立構想について懇談しました。
- 『子どものための法学入門』の未完成部分の執筆を再開しました。(第1日目)
- 第7話の民事事件:共同不法行為の執筆を完了しました。
- (HP訪問者の延べ人数:43,790人)
- 2022年1月20日(木) 雨後晴れ
- 母のリハビリの付き添いを勤めるため,自転車(電動アシスト自転車)で自宅と病院との間を往復しました。
- 川崎公民館でダンスの個人レッスンを受けました。
- Basic Jiveの復習,Rumbaの復習,ChaChaの基本ステップの練習をくり返しました。その後,Waltzを復習した後,Tangoの基本ステップを練習しました。
- 吉備国際大学大学院(通信制)知的財産学研究科の大学院生の研究指導をZoomで行いました。
- 平成18年1月24日の最高裁判決(平成17年(受)541号)を検討するための準備作業を行いました。来週から,この判決を読んで,議論を行います。
- (HP訪問者の延べ人数:43,810人)
- 2022年1月21日(金) 晴れ時々曇り
- 『子どものための法学入門』の未完成部分の執筆を再開しました。(第2日目)
- 午前中に第8話「契約を締結する前に心がけるべきこと(契約の流れと契約の種類)」を執筆しました。
- 午後に,第9話「全ての契約が守られなければならないわけではない(契約自由と契約正義)」を執筆しました。
- 久しぶりに散髪に行きました。
- 理髪店のオーナーが県議と同級生であること,データサイエンスに関係するモノづくりの会社の社長,および,別府大学でアニメーションを教えている先生とも同級生だということを聞き,世間は広いようで狭いなと感じました。
- 名古屋大学の留学生と『石井他・個人情報コンメンタール(2021)』の読書会を行ないました(第9回)。
- 今回は,モンゴルで進行中の,「個人情報保護法と5つの関連法案」について,レクチャーを受け,議論を行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:43,830人)
- 2022年1月22日(土) 曇り 午前1時過ぎに震度4の地震(M6.6)に遭遇しましたが,被害はありませんでした。
- 『子どものための法学入門』の原稿がほぼ出そろったので,共著者と全体を統一的に修正するための議論を行いました。
- 明治学院大学・消費者法研究会(Zoom会議)に参加しました。
- 第1報告:「ファクタリングと貸金業法の関係についてー将来の給与債権をめぐる消費者トラブル事例を中心に−」
- 第2報告:「『こどものための法学入門』について」
- (HP訪問者の延べ人数:43,850人)
- 2022年1月23日(日) 雨
- 昨日,日出町で開催する憲法学集会の講師一人が都合が悪くなったので,代役を引き受けてほしいと依頼を友人から受け,急遽,代役を受けることにしました。
- 一度読んだことのある,矢部宏治『日本はなぜ,「戦争ができる国」になったのか』集英社インターナショナル(2016/5/26)と,矢部宏治『知ってはいけない
隠された日本支配の構造』講談社現代新書(2017/8/17)を読み直し,12枚のPowerPointファイルを作成して,講演の代役を務めました。
- もう一人の講師が,とても優れた講演をしてくださったので,私はそれに追加する形で,第1に,日本国憲法98条2項が拡大解釈されているので,制限を加えるべきこと,第2に,砂川判決以降の統治行為論の弊害を根絶するためにも,憲法9条は,そのままにして,以下のような修正条項の3箇条を第9条に追加することの重要性(矢部・戦争ができる国(2016)304-305頁)について解説しました。
- 憲法第9条に関する追加・修正条項
- 修正第1条(自衛権)
- 国際連合による日本およびその周辺の平和と安全のための措置が効力を生じるまで,外国の侵略を自国の施政下の領域内において撃退するための最小限の軍事力と交戦権は保持する。
- 修正第2条(安保条約,日米地位協定等の失効)
- 2025年以降,自国の領域内における外国軍基地,軍隊および施設は許可しない。この改正された憲法の規定に反する多国との取り決めはすべて破棄する。そのための憲法判断は最高裁判所が行うものとする。
- 修正第3条(非核三原則)
- 核兵器の製造,保有,自国の領域内の通過と原発の稼働は許可しない。
- 憲法については,全く素人の私のスピーチでしたが,集まった人から好意的な質問が出て,無事に代役を務めることができたように思います。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:43,870人)
- 2022年1月24日(月) 曇り後晴れ
- 昨日の憲法学集会で講演しながら,憲法98条の1項と2項との関係が気になっています。1項が原則,2項が例外と考えられなくもないからです。
- もしも憲法98条1項(憲法の最高法規性)が原則で,2項(条約の順守)が例外ということになると,砂川判決を待つまでもなく,安保条約は憲法よりも優先するということになるからです。
- このように考えると,憲法98条2項こそが,先を見越した「アメリカの押し付け」だったのではないかと考えるようになりました。
- そうだとすると,改憲で最も必要なことは,以下のように,憲法98条2項に,「憲法に反しない限りで」という文言を追加することではないかと考えるに至りました。
- 日本国憲法 第98条 改正私案
- ①この憲法は,国の最高法規であつて,その条規に反する法律,命令,詔勅及び国務に関するその他の行為の全部又は一部は,その効力を有しない。
- ②日本国が締結した条約及び確立された国際法規は,この憲法の条規に反しない限りで,これを誠実に遵守することを必要とする。
- 「まちと学びのイノベーション研究所」の所長と明日の委員会の議事の相談をZoomで行ないました。
- (HP訪問者の延べ人数:43,910人)
- 2022年1月25日(火) 晴れ時々曇り
- 「まちと学びのイノベーション研究所」(CLII)の設立後の運営委員会を開催しました(第8回)。
- 大学設置構想,高大接続を中心にして,高校「情報Ⅰ,Ⅱ」教育を中心としたデータ教育改善(案)について議論しました。
- 豊岡公民館でのダンス教室に参加しました。
- Basic Jive,Rumba,Waltzの復習をしたのち,ChaChaとTangoのそれぞれの基本ステップをくり返し練習しました。
- 日出ロータリークラブのハイブリッド例会(Zoom例会)に出席しました。
- 来週の外来卓話の予定が,コロナ禍(オミクロンの急拡大)で延期となったため,私が「デジタル社会と法」について卓話をすることになりました。
- (HP訪問者の延べ人数:43,930人)
- 2022年1月26日(水) 曇りの時々晴れ
- まちと学びのイノベーション研究所の大学設置に関する資料を作成しました。
- 日出ロータリークラブでの卓話「デジタル社会における人材養成・データ活用のあり方」の準備を開始しました。(第1日目)
- 明治学院大学時代に中国語会話の指導をしていただいた先生から,計画中の修士論文の構想が送られてきたので,チェックを開始しました。(第1日目)
- (HP訪問者の延べ人数:43,950人)
- 2022年1月27日(木) 晴れ
- 母のリハビリの付き添いを勤めるため,自転車(電動アシスト自転車)で自宅と病院との間を往復します。
- 川崎公民館でダンスの個人レッスンを受けます。
- 道路の拡幅工事に伴う,隣地等との境界確認作業に参加しました。
- 境界確認の後,愛媛県の地権者から依頼された分の書類(40枚)に署名捺印しました。
- まちと学びのイノベーション研究所のCMOとZoomミーティングを行いました。
- 高大接続に弾みが掛かってきました。日出町も見習わなければなりません。
- 明治学院大学時代に中国語会話の指導をしていただいた先生から,計画中の修士論文の構想が送られてきたので,チェックをしています。(第2日目)
- 吉備国際大学大学院(通信制)知的財産学研究科の大学院生の研究指導をZoomで行いました。
- 平成18年1月24日の最高裁判決(平成17年(受)541号)を検討し,議論を行いました。(第1回目)
- (HP訪問者の延べ人数:43,980人)
- 2022年1月28日(金) 晴れ時々曇り
- 明治学院大学時代に中国語会話の指導をしていただいた先生から,計画中の修士論文の構想が送られてきたので,チェックをしています。(第3日目)
- 明治学院大学・民事法共同研究会(Zoom会議)に参加します。
- 第1報告:「いわゆる『給与ファクタリング』の法的性質と契約の有効性について」
- 第2報告:「管理者の債権に係る先取特権に基づく物上代位」(東京高決平成22・6・25判タ1336号281頁)
- 事実の概要
- 一棟の建物(「本件マンション」)の区分所有者で構成された管理組合法人Xは,本件マンションの専有部分の建物(「本件建物」)の区分所有者Aが管理費および修繕積立金(「管理費等」)を滞納したことから,Aに対する滞納管理費等請求権について債務名義を取得し,これに基づき本件建物の強制競売を申し立てた。競売に付された本件建物については余剰金が発生したが,Aが弁済金交付期日に出頭しなかったため,この剰余金は供託された。
- なお,Xは,同強制競売事件において,債務名義取得以後の滞納管理費等請求権について,建物の区分所有等に関する法律(「区分所有法」)7条1項の先取特権に基づく配当要求(民執51条1項参照をしなかった。その後あらためて,Xは,区分所有法7条1項の先取特権に基づく物上代位権の行使として,上記の債務名義取得以後の滞納管理費等請求権の差押命令を申し立てた(「本件申立て」)。
- これに対して原審は,Xの先取特権が民事執行法59条1項により消滅したから,同法193条1項の担保権の存在を証する文書の提出がないとして,本件申立てを却下した。
- そこで,先取特権に基づく物上代位の意義は,担保目的物に代わる金銭の上に効力を及ぼすというものであって,目的物の売却が当然の前提となっているから,本件においては,民事執行法59条1項の適用はなく,このことは,上記物上代位について,民法304条1項ただし書が「その払渡し又は引渡しの前に差押えをしなければならない」と規定するのみで,その他の制約を課していないことからも明らかであり,本件申立ては,区分所有法7条の先取特権に基づく物上代位の要件に欠けるところはないとして,Xが原決定の取消しを求めて執行抗告した。
- 判決要旨
- 先取特権は,その目的物が売却されて代金に変じた場合には,この代金に効力を及ぼすものであり,これは,同売却が裁判所による競売手続によるものであっても異なることはないから,区分所有者(債務者)に対して区分所有法7条1項に規定する管理費等の請求権を有する管理組合は,同建物が強制競売により売却された場合であっても,同請求権を被担保債権とする先取特権に基づいて,同建物の売却代金(
配当手続実施後の剰余金を含む。)から優先弁済を受けることができるものと解すべきである。
- したがって,本件建物が強制競売により売却されたからといって,前記の剰余金に対する物上代位の要件が失われたものということはできないから,本件において,抗告人が区分所有法7条1項に規定する債権を有すると認められる場合には,差押命令を発すべきである。
- 議論を盛り上げるために,以下の質問とコメントを行いました。
- 【質問1】区分所有法7条の趣旨は,区分所有者間の公平ではなく,区分所有者以外の債権者に対する優先権ではないのか。
- 【質問2】本件の場合,先取特権の対象は物ではなく,物上代位の対象である債権の問題なので,追及効は問題とならないと考える。つまり,本件は,物上代位(対象は債権)の場合なので,物に対する追及効ではなく,債権の承継人に対する債権者代位権の問題となるのではないか。
- 【質問3】共益費用の先取特権は民法329条2項ただし書によって,特別の先取特権よりも優先する場合があるので,注意を要するのではないか。
- まちと学びのイノベーション研究所CMOとZoomミーティングを行います。
- 日出ロータリークラブでの卓話「デジタル社会における人材養成・データ活用のあり方」の執筆をしています。(第2日目)
- (HP訪問者の延べ人数:44,000人)
- 2022年1月29日(土) 曇り
- 大村 崑『崑ちゃん90歳 今が一番健康です!』青春出版社(2021/11/30)を読みました。
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大村 崑『崑ちゃん90歳
今が一番健康です!』
青春出版社(2021/11/30) |
- 虚弱体質,結核,片肺の切除に大腸ガン等で,医者から40歳までしか生きられないと宣言された著者が,90歳の現在も生き続け,しかも,90歳の今が一番健康だといえるようになったのは,「筋トレ」だったことを楽しく伝える本です。
- 本書の目次は以下の通りです。
- 第1章 90歳「筋トレ」で,ここまで元気でっせ!
- 歩ける・噛める・姿勢がいい!こんな老後,想像してませんでした;86歳まで「ザ・おじいちゃん」だったぼく ほか
- 第2章 一緒にやりまっか?86歳で始めた「筋トレ」
- 自宅でできる!四つの筋トレ;トレーナーに聞く!筋トレの六つの心得 ほか
- 第3章 ぼくが「若さキープ」のためにしている10のこと
- 朝起きたら,まずお風呂で発声練習;大好きな「蹲踞」で,足腰鍛えてます ほか
- 第4章 弱視,難聴,片肺,大腸がん…実は満身創痍だったぼくの話
- 虚弱体質を「満喫」していた“ええし(いいとこ)のぼん”「チフス」で家族はバラバラ,ぼくは難聴に ほか
- 第5章 102歳まで生きる!ぼくがこれからしたいこと
- 大好きな母と別れて気づいた「笑うこと」の大切さ;102歳まで生きて,100歳まで仕事も筋トレも続けます ほか
- 本書は,元気で長生きするためのコツである「筋トレ」に加えて,健康な体を保つための食事のコツ,生活習慣を紹介しており,100歳まで元気に生きようとしている人にとって非常に有益な本だと思います。
- 明治学院大学時代に中国語会話の指導をしていただいた先生から,計画中の修士論文の構想が送られてきたので,チェックを続け,やっと完了しました。(第4日目)
- 筆者に通信教育を受けることを薦めたのは私ですが,きつい勤務をこなしながら,よくここまで学力を向上させたものだと感心しました。
- 一方で,素晴らしい才能を持つ筆者が,一つの考え方で突き進み過ぎていることに危惧を覚えたのも確かです。
- 論文は,首尾一貫性が大切ですが,それと同様に,その流れに真っ向から反対する意見についても,その立場に寄り添って応接することが大切だからです。
- 一つのテーマに対して,賛成意見だけでなく,反対意見も尊重しつつ,最終的に筆者の考え方に従って,両者を止揚する結論を導くからこそ,客観的で説得的な論文になるのだと,私は考えています。
- そうはいっても,私も,若いころは,自分の考えを強調しすぎて,恩師にきつく注意されたことを思い出します。論文は,何度も何度も失敗を重ねることを通じて,説得力を増すことができるものなのです。
- それができるようになるコツは,自分にとって不都合な意見でも,嫌がらずに応接するという心の余裕です。自分にとって心外な批判に素直に耳を傾けてこそ,自分の実力をさらに一歩向上させることができるからです。
- この論文は,「偏見に満ちた社会が非行少年の更生を妨げている」ことをデータに基づいて論証しているのですが,反対意見への応接が十分でありません。偏見に満ちた社会を批判するだけでは社会を居直らせるだけで,結局,社会は良くならないからです。
- むしろ,立場を逆転させて,非行少年の更生を妨げている社会こそが,「非行社会」であり,この「非行社会」を北風ではなく太陽の光によって「更生させる」には,どのような戦略と戦術が必要だろうかという視点に立って,偏見に満ちた社会を更生させる道筋を示す論文に仕立て上げるならば,社会的インパクトが強まるのではないかと思いました。
- つまり,「非行少年の更生を妨げている偏見に満ちた社会を更生させるために ―非行少年,および,非行社会を同時に更生させる戦略論―」というテーマを次回の論文のテーマとして想定し,それに向かうステップとして,今回の論文に反対する意見の客観的で丁寧な紹介と応接を追加するのが良いと考えました。
- まちと学びのイノベーション研究所のCMOとZoom会議を開催しました。
- ロータリークラブの補助金セミナーに参加しました。
- ロータリークラブは,今なお,むしろ,これまでに増してポリオ撲滅を大きな目標としてワクチンに膨大な資金を投入しています。
- しかし,コロナ禍を経験した現在の時点から見ると,ポリオは,コロナウイルスとは異なり,経口感染しかしないウイルスなので,石鹸の配布を主眼とした衛生管理が効果があり,さらには,SDGsのようにきれいな水と衛生的なトイレの普及に力を入れる方がよほど人道的な支援になるように思います。
- 今回のコロナ禍でも明らかになったように,私たちは,変異に対応できないワクチンを供給している製薬会社に無駄なお金を払いすぎていると思います。
- 野生動物を適切な距離を置いて保護し,都市集中型の文明から地方分散型の文明へと移行し,三密を回避する政策こそが,最高のウイルス対策なのではないかと思います。
- 法と経営学会の理事会を開催します。
- (HP訪問者の延べ人数:44,020人)
- 2022年1月30日(日) 曇り
- 日出ロータリークラブでの卓話「デジタル社会における人材養成・データ活用のあり方」のPowerPoint版を完成させました。(第3日目)
- (HP訪問者の延べ人数:44,040人)
- 2022年1月31日(月) 曇り後晴れ
- まちと学びのイノベーション研究所のCEO,CMOとZoomミーティングを開催しました。
- 小津安二郎監督の映画「東京物語」(1953)を鑑賞しました。
- 私は,幸にも,親が元気で長生きしてくれているおかげで,しっかりと親孝行ができており,幸せ者だと思いました。
- 台湾の友人と,旧暦の大晦日に当たる除夕をZoomミーティングで過ごしました。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行いました。
- 日出ロータリークラブでの卓話「デジタル社会における人材養成・データ活用のあり方」の原稿(PowerPoint)を事務局に送りました。
- (HP訪問者の延べ人数:44,060人)
- 2022年2月1日(火) 晴れ後曇り
- 高大接続,官学連携のあり方を検討する会議に参加します。
- 日出ロータリークラブのハイブリッド例会で卓話を行います。
- (HP訪問者の延べ人数:44,080人)
- 2022年2月2日(水) 晴れ後曇り
- 伊藤弘了『仕事と人生に効く教養としての映画』PHP研究所(2021/7/28)を読み終わりました。
- この本の影響で,先日『東京物語』を鑑賞しましたが,その他の監督の作品も見てみようと思い,溝口健二監督の『山椒大夫』のDVDを購入しました。暇を見つけて鑑賞しようと思います。
- 大学の出口政策として有力企業と,DXでの連携,社員教育での連携について会議を行いました。
- 高大接続について,まちと学びのイノベーション研究所のメンバーと高等学校とでZoom会議を開催しました。
- 高等学校のOBと懇談しました。
- (HP訪問者の延べ人数:44,100人)
- 2022年2月3日(木) 節分 晴れ後曇り
- まちと学びのイノベーション研究所のCMOと官民学連携プラットフォームについて検討しました。
- 高大接続について,高等学校の校長および教員と懇談しました。
- (HP訪問者の延べ人数:44,130人)
- 2022年2月4日(金) 立春 晴れ
- まちと学びのイノベーション研究所のCMOと企業のDX・データ利活用の成功例について情報収集・整理を行ないます。
- アンデッシュ・ハンセン(久山洋子訳)『スマホ脳』新潮社(2020/11/18)を読み始めました。(第1日目)
- (HP訪問者の延べ人数:44,150人)
- 2022年2月5日(土) 晴れ
- アンデッシュ・ハンセン(久山洋子訳)『スマホ脳』新潮社(2020/11/18)を読んでいます。(第2日目)
- 森鴎外原作=溝口健二監督『山椒大夫』(1954)を見て,原作と読み比べました。
- とても美しくて素晴らしい映画でしたが,原作と読み比べると,黒澤明監督『羅生門』を見たときに感じた「映画『羅生門』が原作(芥川龍之介『藪の中』)を超えた」という感動までは得られませんでした。
- 原作における安寿の奥深い心理が,映画ではうまく表現されていないからです。安寿は厨子王の妹ではなく,やはり,原作通りに厨子王の姉でなければならなかったのではないかと思いました。
- 法と経営研究学会第2分科会(地方とDX)の第8回会議(Zoom会議)を開催します。
- 報告:「地方創生はDXは英語から」
- 近年まれにみる秀逸の報告で,感動しました。
- 報告者に頼み込んで,次回(3月5日)の予定を変更して,報告の第2弾を行なってもらうことにしました。
- (HP訪問者の延べ人数:44,160人)
- 2022年2月6日(日) 晴れ時々曇り
- 村瀬広『人生が豊かになる映画50本』新日本出版社(2022/1/20)を読みました。
- 子どもの心理,多様な家族,純愛の行方,人生の転機,社会の課題という5つのカテゴリーごとに10の映画をそれぞれ4頁の範囲内で丁寧に紹介する本です。
- 本書の目次は以下の通りです。
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村瀬広
『人生が豊かになる映画50本』
新日本出版社
(2022/1/20) |
- 第1章 幼い魂の叫び
- ポネット―幼女〔4歳児〕がママの死を受容するまで(フランス)
- 友だちのうちはどこ?―素朴な子どもの友情と心理(イラン)〔走れメロス?〕
- かさぶた-子供の目線で描くイランの現実(イラン)
- 運動靴と赤い金魚-秘密の運動靴共用作戦(イラン)
- 僕は歩いてゆく-健気に生きる少年の風景(イラン)
- 子どもの情景-アフガニスタンの現実をどう見るか(イラン・フランス)
- サラーム・ボンベイ!-ストリートチルドレンを生き生きと(インド・英・仏・米)
- この道は母へとつづく-果敢に生きる6歳の孤児(ロシア)
- 冬の小鳥-少女はいかに人生を選択したか(韓国・フランス)
- タッチ・オブ・スパイス-望郷と初恋とスパイスと(ギリシャ)
- 第2章 家族の風景
- 山の郵便配達―家族と労働の原点(中国)
- 牛の鈴音―老農夫と老牛が支えたもの(韓国)
- ウルガ-モンゴル遊牧民の「大地の詩」(フランス)
- シバジ-家制度の悲劇と悲恋(韓国)〔代理母〕
- 見知らぬ人-ユマニストからのメッセージ(インド)
- 約束の旅路-少年の遍歴と母たちの愛(フランス)〔モーセ作戦〕
- 季節のはざまで-人間にとって過去とは(スイス・ドイツ・フランス)
- かぼちゃ大王-癒し癒される心の対話(イタリア・フランス)〔心理療法〕
- 息子のまなざし-犯罪被害者と加害者の再生(ベルギー・フランス)〔殺人の償い〕
- ラビット・ホール-喪失から再生への道(アメリカ)〔業務上過失致死の償い〕
- 第3章 愛の連環
- シャンドライの恋―ピアニストの無償の愛(イタリア)
- 太陽の誘い―北欧の短い夏と大人の純愛(スウェーデン)
- 髪結いの亭主-夢の小部屋に生きた男の物語(フランス)
- 公園からの手紙-恋の文法と作法について(キューバ・スペイン)〔利益相反行為〕
- 初恋のきた道-初恋と人生への讃歌(中国・アメリカ)
- 1票のラブレター-デモクラシーの原風景と兵士の恋(イラン・イタリア)〔子どもの選挙権〕
- めぐり逢わせのお弁当-誤配送が取り持つ人間関係(インド・フランス・ドイツ)
- サン・ピエールの生命-至高と哀切の男女関係(フランス)〔死刑〕
- 愛を乞うひと-愛を探し求める母と娘(日本)〔虐待〕
- いつか読書する日-地方都市に流れる密やかな時間(日本)
- 第4章 人生の回転扉
- イル・ポスティーノ―郵便配達人と詩人の交流(イタリア)〔著作権〕
- ダロウェイ夫人―一日に凝縮された人生(イギリス・オランダ)
- 君はどこにいるの-夢の代弁者のつらい旅立ち(旧ソビエト)〔嘘は嘘を呼ぶ〕
- 永遠と一日-人生最後の心の旅(ギリシャ・フランス・イタリア)
- まぼろし-喪失を受容するまで(フランス)〔生死不明〕
- バスを待ちながら-キューバ社会の夢のラプソディー(キューバ・スペイン・フランス・メキシコ)
- クッキー・フォーチュン-ユーモアと人情の群像劇(アメリカ)
- ルイーサ-大都会の孤独とぬくもり(アルゼンチン・スペイン)
- ちいさな独裁者-権力者を演じるということ(ドイツ・フランス・ポーランド)〔権力の形成〕
- アイガー北壁-登山が政治に利用されるとき(ドイツ・オーストリア・スイス)
- 第5章 映し出される社会
- 青いパパイヤの香り―失われた都市へのオマージュ(フランス・ベトナム)
- カンダハール―アフガン問題を静かに告発(イラン・フランス)
- こころの湯-北京の都市オアシスの行方(中国)
- ヤコブへの手紙-手紙と信仰をめぐる寓話(フィンランド)
- めぐり逢う朝-音楽家が音楽を問う(フランス)
- もののけ姫-自然・神々と人間の歴史(日本)
- われらのゆがんだ英雄-「権力と民衆」の寓話(韓国)
- ピエロの赤い鼻-ピエロに語り継がれる戦争(フランス)
- ヒトラーのわすれもの-少年兵の地雷処理(デンマーク・ドイツ)
- モーターサイクル・ダイアリーズ-「チェ・ゲバラ」を生んだ遥かな旅
- これらの映画は,今では,DVDか,インターネットのレンタルサイト等ですべて見ることができるので,少しずつ見ていきたいと考えています。
- 特に,第2章の「息子のまなざし-犯罪被害者と加害者の再生(ベルギー・フランス)」と「ラビット・ホール-喪失から再生への道」(アメリカ)とについては,現在執筆中の『子どものための法学入門』で参考文献として引用したいと思い,早速,DVDを注文しました。
- 名古屋大学の留学生と『石井他・個人情報コンメンタール(2021)』の読書会を行ないました(第10回)。
- (HP訪問者の延べ人数:44,170人)
- 2022年2月7日(月) 晴れ後曇り
- 「まちと学びのイノベーション研究所」の所長とZoomミーティングを行ないました。
- IR2720地区パストガバナーが日出町に来られたので,日出ロータリークラブの会員と懇談しました。
- Nagoya RyuNetの理事懇談会(Zoom)に参加しました。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:44,190人)
- 2022年2月8日(火) 雨後曇り
- 「まちと学びのイノベーション研究所」(CLII)の設立後の第7回目の運営委員会を開催しました(第9回)。
- Sansanを使って,報告を行いました。
- 3月5日のイベントで行なうシンポジウムのパネリストについて,発言する予定の話題を私に送るように依頼しました。全体のストーリーを私が作成します。
- アンデッシュ・ハンセン(久山洋子訳)『スマホ脳』新潮社(2020/11/18)を読んでいます。(第3日目)
- (HP訪問者の延べ人数:44,200人)
- 2022年2月9日(水) 晴れ 後曇り
- アンデッシュ・ハンセン(久山洋子訳)『スマホ脳』新潮社(2020/11/18)を読み終わりました。(第4日目)
- スマホは,現代社会に必要とされている脳の集中力を奪う一番強力な道具であり,利用制限が必要であることを説得的に論じた本です。
- 本書の目次は以下の通りです。
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アンデッシュ・ハンセン
(久山洋子訳)
『スマホ脳』
新潮社(2020/11/18) |
- 第1章 人類はスマホなしで歴史を作ってきた
- 第2章 ストレス,恐怖,うつには役目がある
- 第3章 スマホは私たちの最新のドラッグである
- 第4章 集中力こそ現代社会の貴重品
- 第5章 スクリーンがメンタルヘルスや睡眠に与える影響
- 第6章 SNS―現代最強の「インフルエンサー」
- 第7章 バカになっていく子供たち
- 第8章 運動というスマートな対抗策
- 第9章 脳はスマホに適応するのか?
- 第10章 おわりに
- どの章も説得力に満ちていますが,私は,第7章(バカになっていく子どもたち)以下が特に説得的であり,かつ,重要であると思いました。
- AI時代に生き残る職業は,集中力を要するものだろうが,皮肉なことに,AI時代の花形であるスマホが人々の集中力を奪っている(本書178頁)。
- 人間の脳は,一番大事な時に,集中できるように進化してきた。それは,狩りをしたり猛獣に追われたときであり,運動をすることによって脳の集中力は高まる(本書163頁)。
- たとえ,1日に6分でも,心拍するが高まるような運動を継続することによって,脳の集中力を高めることが可能となる。座って操作するスマホとの付き合いが多くなることによって,子どもの運動時間はどんどん短縮されているのは,危険な状態である(本書168頁)。
- 「ごほうび」を先延ばしにしてものごとに集中できるようにならないと,上達に時間がかかるようなことを学べなくなる。クラシック系の楽器を習う生徒の数が著しく減ったのもひとつの兆候だ。ある音楽教師にその理由を尋ねたところ,こんな答えが返ってきた。「今の子どもは即座に手に入るごほうびに慣れているから,すぐに上達できないとやめてしまうんです。」(本書142頁)
- スマホ脳に落ちらないようにするためのアドバイスは,本書第10章(あとがき)の「デジタル時代のアドバイス」に簡潔にまとめられていますので,参照した上で,実行してみると,子どもも大人も,豊かな生活を送ることができるようになると思います。
- まちと学びのイノベーション研究所のCMOと今後の経営方針についてZoomミーティングを行いました。
- まちと学びのイノベーション研究所のCTOとデータ分析の課題についてZoomミーティングを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:44,220人)
- 2022年2月10日(木) 曇り時々晴れ
- 母のリハビリの付き添いを勤めるため,自転車(電動アシスト自転車)で自宅と病院との間を往復しました。
- 川崎公民館でダンスの個人レッスンを受けました。
- コロナ禍で会員が欠席のため,先生から個人指導を受けることになりました。
- Basic Jive,Rumba,Chachaを中間バランスという観点から,徹底的に練習しました。Tangoは,基本ステップをくり返し練習しました。
- 地域の中堅企業とデータ分析の方向性について,Zoom会議を行ないました。
- 吉備国際大学大学院(通信制)知的財産学研究科の大学院生の研究指導をZoomで行いました。
- 平成18年1月24日の最高裁判決(平成17年(受)541号)を検討し,議論を行いました。(第2回目)
- (HP訪問者の延べ人数:44,240人)
- 2022年2月11日(金) 建国記念日 晴れ
- マーティン・カイン=クリス・オハラ(トップスタジオ訳,セールスフォース・ジャパン監修)『カスタマーデータプラットフォーム(CDP:Customer
Data Platforms)-デジタルビジネスを加速する顧客データ管理』翔泳社(2022/2/7)を読み始めました。(第1日目)
- (HP訪問者の延べ人数:44,260人)
- 2022年2月12日(土) 曇り後晴れ
- マーティン・カイン=クリス・オハラ(トップスタジオ訳,セールスフォース・ジャパン監修)『カスタマーデータプラットフォーム(CDP:Customer Data Platforms)-デジタルビジネスを加速する顧客データ管理』翔泳社(2022/2/7)を読んでいます。(第2日目)
- 別個に作成された個人情報を連携するためのプラットフォームの構築について,まちと学びのイノベーション研究所で議論します。
- 2月1日に日出ロータリークラブで行なった卓話のためのPowerPointファイル「デジタル社会における人材養成・データ活用のあり方」を文章化してWordファイルにまとめる作業をしています。(第1日目)
- (HP訪問者の延べ人数:44,270人)
- 2022年2月13日(日) 雨時々曇り
- マーティン・カイン=クリス・オハラ(トップスタジオ訳,セールスフォース・ジャパン監修)『カスタマーデータプラットフォーム(CDP:Customer Data Platforms)-デジタルビジネスを加速する顧客データ管理』翔泳社(2022/2/7)を読んでいます。(第3日目)
- 2月1日に日出ロータリークラブで行なった卓話のためのPowerPointファイル「デジタル社会における人材養成・データ活用のあり方」を文章化してWordファイルにまとめる作業をしています。(第2日目)
- (HP訪問者の延べ人数:44,280人)
- 2022年2月14日(月) 晴れ時々曇り
- 2月1日に日出ロータリークラブで行なった卓話のためのPowerPointファイルを文章化してWordファイルにまとめる作業をしていましたが,加賀山茂「デジタル社会における人材養成・データ活用のあり方」(2022)として完成させので,事務局に送付しました。(第3日目)
- はじめに-デジタルとアナログとの関係
- 1.デジタル社会とは何か
- 2.デジタル社会とは現実にはどんな社会なのか
- 3.デジタル社会の光と影
- 4.デジタル社会に求められているもの
- 5.デジタルデータの利活用
- おわりに-誰一人取り残されないデジタル社会を実現するのためのDX
- 参考文献
- 「まちと学びのイノベーション研究所」の所長と明日の委員会の議事の相談をZoomで行ないます。
- 台湾の友人とZoomミーティングを行います。
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バレンタインデーに
バラのプレゼント |
- 西剛志『脳科学者が教える子供の自己肯定感は3・7・10歳で決まる』PHP研究所(2020/4/2)を読んで議論しました(第5日目)
- 今日は,バレンタインデーなので,中国語と英語の発音などでいつもお世話になっているお礼に,花キューピッドの国際便を使って,友人にお花を贈りました。
- 花屋さんの休日の関係で,少し早めに届いてしまったため,満開の時期を過ぎてしまったのですが,友人には喜んでいただけてよかったです。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:44,300人)
- 2022年2月15日(火) 晴れ
- 「まちと学びのイノベーション研究所」(CLII)の運営委員会を開催しました(第10回)。
- 若者の域外への流出に歯止めをかけるには,デジタル社会におけるオシャレな職場を創出する必要があること,そのためのデジタルプラフォームを以下に設計するかについて議論をしました。
- 地元の民間会社の社長とデータ研修のあり方等についてZoom会議を開催しました。
- 企業のDXについて,実行プランを含めた提案書を開示し,詳しく説明しました。
- 日出ロータリークラブのハイブリッド例会(Zoom例会)に出席しました。
- (HP訪問者の延べ人数:44,320人)
- 2022年2月16日(水) 曇り時々晴れ
- マーティン・カイン=クリス・オハラ(トップスタジオ訳,セールスフォース・ジャパン監修)『カスタマーデータプラットフォーム(CDP:Customer Data Platforms)-デジタルビジネスを加速する顧客データ管理』翔泳社(2022/2/7)を読んでいます。(第4日目)
- まちと学びのイノベーション研究所のZoom会議を開催します。
- (HP訪問者の延べ人数:44,340人)
- 2022年2月17日(木) 晴れ(今年一番の冷え込み)
- 子どものデータ活用のための基本的な考え方をまとめて,担当者に送りました。
- 母のリハビリの付き添いを勤めるため,自転車(電動アシスト自転車)で自宅と病院との間を往復しました。
- 自転車で風を切って進むと,手袋をしていても手が冷たく感じ,マスクが心地よく感じました。
- 川崎公民館でダンスの個人レッスンを受けました。
- 今回も個人レッスンとなり,Basic Jirva,Rumba,Chacha,Tangoの基本ステップをみっちり練習することができました。
- 明治学院大学・民事法共同研究会に参加しました。
- 第1報告:動機の錯誤について
- 私は,以下の点を指摘して,報告のスタンスについてコメントしました。
- 意思の不存在(民法101条1項)としての錯誤(民法95条1項1号)を取消しとした今回の民法改正は,意思の不存在を無効としている民法93条,94条と矛盾している。しかも,民法95条1項1号の意思の不存在としての錯誤を含めて,全ての錯誤を「瑕疵ある意思表示」(民法120条2項)と規定したことは,矛盾の極みである。したがって,民法を理論的に整合的に説明することはできないのであり,今後は,全ての錯誤について,表意者の錯誤が重大かどうかだけが問題となり,錯誤が重大な場合についてのみ,相手方がその事実を知っていたか知るべきであったかを確定し,取消しができるかどうかを論じるしかない。
- 1.錯誤について,従来は,その効果は無効であり,その理由は,表示と内心の効果意思とが食い違っているからであり,その場合は,意思が不存在(民法101条1項)だからというのがその理由であった。
- 2.ところが,今回の改正によって,意思の不存在としての錯誤(民法95条1項1号)を含めて,瑕疵ある意思表示であると規定されてしまい(民法120条2項),すべての錯誤の効果がを無効ではなく取消しとされてしまった。このような状況では,錯誤と詐欺とを区別する必要は,ほとんどなくなった(民法96条2項の第三者の詐欺は,動機の錯誤を考えてよい)。
- 3.つまり,錯誤の種類は,錯誤が重大かどうかだけが問題であり,表意者が重大にな錯誤に陥った場合について,相手方がそのことを知っていたか(悪意),または,知るべきである(善意有過失)場合には,錯誤であれ,詐欺であれ,表意者は取消しができるということで,錯誤と詐欺とは,本質的には同じであり,効果もほぼ同じでよいということになると思われる。
- 4.したがって,これまでの無効と取消しとを区別してきた厳密な意思表示理論は,意味をなくしたと考えるべきであり,従来通りの意思表示理論に基づいて議論を行っても,無意味であろう。
- 第2報告:時期に関する非義務行為(期限前弁済)の否認における有害性
- 私は,破産法162条1項2号否認の要件について,30日の根拠などを質問した後,以下の視点に立って議論を行ないました。
- 条文の解釈としては,期限前弁済且つ支払不能になる30日前の期限前弁済として,すべて否認できると解釈してもよいのではないか。
- 支払期限前の全額弁済は,中間利息分を過剰弁済しているのであって,否認の対象とする理由は存在している。
- 吉備国際大学大学院(通信制)知的財産学研究科の大学院生の研究指導をZoomで行いました。
- 平成18年1月24日の最高裁判決(平成17年(受)541号)を検討し,議論を行いました。(第3回目)
- (HP訪問者の延べ人数:44,360人)
- 2022年2月18日(金) 晴れ時々曇り
- マーティン・カイン=クリス・オハラ(トップスタジオ訳,セールスフォース・ジャパン監修)『カスタマーデータプラットフォーム(CDP:Customer Data Platforms)-デジタルビジネスを加速する顧客データ管理』翔泳社(2022/2/7)を読んでいます。(第5日目)
- 大学設立の条件整備について豊富な経験を持つ専門家と懇談しました。
- 基本的な考え方と大枠を決定したので,3月下旬に,第2回の懇談を行なうことになりました。
- (HP訪問者の延べ人数:44,380人)
- 2022年2月19日(土) 雨
- マーティン・カイン=クリス・オハラ(トップスタジオ訳,セールスフォース・ジャパン監修)『カスタマーデータプラットフォーム(CDP:Customer
Data Platforms)-デジタルビジネスを加速する顧客データ管理』翔泳社(2022/2/7)を読んでいます。(第6日目)
- 大分大学の経営学の先生と「経営トップ研修」のあり方,いわゆる「帝王学」について懇談しました。
- 親が一代で築き上げたノウハウを自分の子に伝承させるのは無理に近いほど困難である。そうするのではなく,子には,親とは全く異なる他人から新しい技術を修得させるべきである。「かわいい子には旅をさせよ」という諺は的を射ている。
- 子どもには,親とは異なる優れた技術を学ばせるだけでなく,優れた技術を学んでいる人々と交流する機会を与えるべきである。
- 台湾の友人のお嬢さんの誕生会をZoomで開催しました。
- 久しぶりにお嬢さんとゲームをして遊びました。元気で賢くて立派に育っていました。
- (HP訪問者の延べ人数:44,400人)
- 2022年2月20日(日) 晴れ時々曇り
- マーティン・カイン=クリス・オハラ(トップスタジオ訳,セールスフォース・ジャパン監修)『カスタマーデータプラットフォーム(CDP:Customer Data Platforms)-デジタルビジネスを加速する顧客データ管理』翔泳社(2022/2/7)を読んでいます。(第7日目)
- 東京の友人が日出町に来るので,出願が受理された特許について懇談しました。
- Microsoft PowerBIを使うことにして,入門書を注文しました。その準備として,ExcelのPivotTableの使い方を練習してみました。
- (HP訪問者の延べ人数:44,410人)
- 2022年2月21日(月) 晴れ
- マーティン・カイン=クリス・オハラ(トップスタジオ訳,セールスフォース・ジャパン監修)『カスタマーデータプラットフォーム(CDP:Customer
Data Platforms)-デジタルビジネスを加速する顧客データ管理』翔泳社(2022/2/7)を読んでいます。(第8日目)
- 「まちと学びのイノベーション研究所」の所長と明日の委員会の議事の相談をZoomで行ないました。
- 台湾の友人とZoomミーティングを行いました。
- 西剛志『脳科学者が教える子供の自己肯定感は3・7・10歳で決まる』PHP研究所(2020/4/2)を読んで議論します(第6日目)
- Nagoya RyuNetの臨時理事懇談会(Zoom)に出席します。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行います。
- (HP訪問者の延べ人数:44,420人)
- 2022年2月22日(火) 晴れ時々晴れ
- 子どもの貧困の対策等について,データ連携を中心に自治体の職員と懇談します。
- 河本薫『会社を変える分析の力』講談社現代新書(2013/7/18)を読みました。
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河本薫
『会社を変える分析の力』
講談社現代新書(2013/7/18) |
- データ分析を経営者の意思決定を支援するための道具と捉え,経営に貢献せずに数字の遊びに堕してはならないとする本です。
- 本書の目次は以下の通りです。
- 第1章 データ分析に関する勘違い
- 第2章 データ分析でビジネスを変える力
- 第3章 分析力を向上するための流儀
- 第4章 分析プロフェッショナルへの道
- データサイエンティストを目指す人に対して,分析スペシャリストではなく,報酬を得ることができる分析プロフェッショナルとなることを薦める点に本書の特色があります。
- 理系の専門家が執筆した本にもかかわらず,文系の考え方を身に着けることを薦める点でも,データサイエンスを文理融合の学問として進化させるために大きく貢献する文献となっています。
- データ分析の成功例として詳しく説明されているアイスクリームの在庫量を最適化したとする架空事例「アナリシスクリーム社」が本書の大きな特色となっています(第3幕仕立て:本書68-75頁)。
- 第1幕:データ分析で現状の意思決定プロセスを改善しようと思い至るまで。
- 第2幕:データ分析を行って問題を解決するところ。
- 第3幕:開発した予測手法を,実際の仕入れ業務に使うところ。
- (HP訪問者の延べ人数:44,430人)
- 2022年2月23日(水) 曇り時々晴れ
- 河本薫『データ分析・AIを実務に活かす データドリブン思考』ダイヤモンド社(2022/1/11)を読んでいます。(第1日目)
- まちと学びのイノベーション研究所に対する取材に対応して,動画の撮影をしていただきました。
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事務所でケーブルテレビの取材を受ける |
- 取材項目は以下の通りです。
- まちと学びのイノベーション研究所の名前の由来・趣旨
- 自己紹介と研究所の名前の由来
- まちと学びのイノベーションのメンバーと活動内容
- データ活用の方法と範囲
- 将来の展望
- 高校改革と小中学校との接続
- 大学設置と高大接続
- 社会人の受け入れ
- (HP訪問者の延べ人数:44,440人)
- 2022年2月24日(木) 晴れ
- 河本薫『データ分析・AIを実務に活かす データドリブン思考』ダイヤモンド社(2022/1/11)を読んでいます。(第2日目)
- 注文していた清水優吾『Microsoft Power BI入門』翔泳社(2021/9/15)が届いたので読み始めました。(第1日目)
- 川崎公民館でダンスの個人レッスンを受けました。
- 子どものための法学入門の編集会議(Zoom)を開催します。
- 明治学院大学・消費者法研究会(Zoom会議)に参加して,議論を盛り上げます。
- 吉備国際大学大学院(通信制)知的財産学研究科の大学院生の研究指導をZoomで行いました。
- 平成18年1月24日の最高裁判決(平成17年(受)541号)を検討し,議論を行いました。(第4回目)
- (HP訪問者の延べ人数:44,450人)
- 2022年2月25日(金) 晴れ
- 河本薫『データ分析・AIを実務に活かす データドリブン思考』ダイヤモンド社(2022/1/11)を読み終わりました。(第3日目)
- 諸外国に比べて労働生産性が低く,従業員の給料を上げることができないという問題に悩むわが国の企業に対して,企業が,組織を含めた変革を遂げるためには,取り組むべき課題を明確にし,意思決定のプロセスの類型に応じたデータ分析をどのように実施すべきかを体系的に論じた本です。
- 本書の目次は以下の通りです。
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河本薫
『データ分析・AIを実務に活かす
データドリブン思考』
ダイヤモンド社(2022/1/11) |
- はじめに データ分析やAIを活かせないのはなぜか
- 序章 データ分析に成功して,ビジネスで失敗する理由
- 第1章 データ分析をビジネスの成功につなげる
- 1 問題発見と課題設定を意識する
- 2 ビジネス課題を意思決定プロセスの 課題と捉え直す
- 3 データ分析をビジネスの成功につなげるフレームワーク
- 第2章 データドリブン思考を身につける
- データ分析をするために意思決定プロセスを整える
- A.反復選択型の意思決定プロセス
- B.体制選択型の意思決定プロセス
- C.原因特定型の意思決定プロセス
- D.計画策定型の意思決定プロセス
- E.仮説試行型の意思決定プロセス
- F.経営判断型の意思決定プロセス
- 第3章 データドリブンな企業に変革する
- 1 企業の変革を阻む3つの壁
- 2 社員の心理的な抵抗を行動から変える
- おわりに
- 注
- ワークシート
- 本書の著者が2013年に出版した『会社を変える分析の力』講談社現代新書(2013/7/18)では,企業内のデータ分析プロフェッショナルとして,データ分析に成功した設例(アナリシスクリーム社の事例)を中心に,データ分析の方法論と心構えが論じられていました。
- それから8年後に出版された本書は,意思決定プロセスの6類型に応じて,それぞれの類型に適合するデータ分析のあり方を,多くの失敗例を紹介しながら詳細かつ体系的に解説するものとなっています。
- そのエッセンスを概観すると以下の通りです。
- ①解消したい問題の発見
- ②解決したい課題への捉え直し
- ③意思決定プロセスの改善
- 3-1 改善のための選択肢の収集
- 3-2 改善の手がかりを模索
- 3-3 最善の選択肢を選択する,または,創造する。
- ④課題の解決
- ⑤問題の解消
- 台湾の友人とZoomミーティングを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:44,470人)
- 2022年2月26日(土) 晴れ
- 清水優吾『Microsoft Power BI入門』翔泳社(2021/9/15)を読んでいます。(第2日目)
- 本書が到達目標として例示する著者の作成した東京都のコロナ感染者に関するダッシュボードは圧巻です。
- このダッシュボードには,職業別の感染者のグラフが省略されているので,これを補うことができるまで,きちんと読み込もうと思いました。
- (HP訪問者の延べ人数:44,480人)
- 2022年2月27日(日) 晴れ
- 清水優吾『Microsoft Power BI入門』翔泳社(2021/9/15)を読んでいます。(第3日目)
- 本書を読みながら,著者がYouTubeに投稿している以下のサイトも閲覧しました。
- その中で強調されているBI(Business Intelligence)とは何か(BIのループ)という図がとてもよくできているので,紹介します。
- この図は,本書の26頁にも掲載されているのですが,AIとの関係が図示されていないので,YouTubeの図の方を掲載しました。右の図で示された「BIのループ」の内容は以下の通りです(本書26頁)。
- 日常業務で自動的にデータが溜まる。〔世界中で溜まっているWeb上のデータも利用できる。〕
- 溜まったデータを可視化する。〔BIは,自動更新によるリアルタイムの可視化に適している。〕
- 業務を知っている人がそれを見て現状を把握する。〔業務を知っている人がBIで自作できればなおよい。〕
- 目標に向かって何が不足しているかを考える。〔解消すべき問題を発見する。〕
- 改善案〔問題を解消するための課題の解決案〕ができたら,試してみる。
- 日常業務に改善案を適用して,溜まったデータがどう変化したかを検証する。
- 以上のループ(BIのループ)を回し続ける。
- 私がこれまで読んできた,河本薫『会社を変える分析の力』講談社現代新書(2013/7/18),および,河本薫『データ分析・AIを実務に活かす データドリブン思考』ダイヤモンド社(2022/1/11)の考え方を実際にパソコン上で具体的に実現する方法が述べられているので,とても参考になります。
- 末川民事法研究会(Zoom)に参加しました。
- 報告:「団体の構成員の情報(請求)権 -とくに民法上の組合における組合員の検査権を素材として-」
- 私は,以下のような質問をして,議論を盛り上げました。
- 最近,団体といえるかどうか明らかではないが,一番利益を上げているデジタルプラットフォームについても,透明性を求める特別法(取引透明化法:「特定デジタルプラットフォームの透明性及び公正性の向上に関する法律」(2020年5月成立,2021年2月1日から施行))が成立し,施行されている。
- いかなる団体においても,透明性は必要であり,腐敗を防止するという意味でも,団体の業務執行および財産状態に対して,構成員が,検査権(民法673条)・監視権(我妻・講義767頁)を有することは不可欠であろう。
- 組合契約において,検査権を排除する契約条項が有効だとすると,各組合員は,検査権は行使できなくなる。検査権を奪われた組合員というのは,「国民から参政権を奪う国」と同じであって,もはや組合の体をなしていない。
- したがって,業務執行・財産状態に対する組合員の検査権を奪う条項は,書かれなかったものとみなさなければならないし(その条項の無効),そのような条項を制定した業務執行社員は解任されるべきであるし,さらには,そもそも,そのような条項を持つ組合は,もはや組合という一つの団体ではなく,個別の委任契約が複数存在するに過ぎない(組合の不成立)と考えるべきではないだろうか。
- 日本民法が参照したドイツ民法旧716条,改正717条は,その意味でも優れた規定であり,この規定の背景となる根本的な理念をご教示いただきたい。
- 改正後のドイツ民法717条(組合の事務に関する各組合員の情報を求める権利及び組合の情報提供義務)
- ①各組合員は,組合に対して,組合の文書を閲覧し,そこから一覧表を作成する権利を有する。さらに,各組合員は,組合に対して,組合の事務に関する情報の提供を求めることができる。たとえ,これらの権利を排除又は制限する定款の取り決めがあるときであっても,組合員の権利行使に必要とされる限りにおいて,とりわけ,不誠実な業務執行を推認させる理由がある場合には,組合員がこれらの権利を主張することを妨げない。
- ②業務執行組合員は,自発的に組合に必要な報告を行い,要求に応じて組合の事務に関する情報を提供し,その業務執行の終了後に顛末を報告しなければならない。これらの義務を排除する定款上の合意は,無効とする。
- プラットフォームを含めて,団体の成立にとって,団体の各構成員が団体事務に関する情報を求める権利とそれに対応する団体の義務とが存在しない団体は,団体といえるのかどうかという厳しい問題について深く考えさせられる,有意義な報告でした。
- 名古屋大学の留学生と『石井他・個人情報コンメンタール(2021)』の読書会を行ないました。(第11回)
- 最初に,留学生が関心を持っているロシアのウクライナ侵略に関する問題の核心(夢の追及と国の分裂・侵略決定権者の命運)について議論しました。その後,グループで仕事をする場合の業務の進捗状況を可視化するロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)のツールについて議論し,その後で,本題の個人情報保護法の検討を行ないました。
- (HP訪問者の延べ人数:44,490人)
- 2022年2月28日(月) 晴れ 時々曇り
- 清水優吾『Microsoft Power BI入門』翔泳社(2021/9/15)を読みながらYouTubeで,清水優吾「PowerBI:BI使いへの第一歩!データと賢く付き合おう!」(https://www.youtube.com/watch?v=QyOk1l4jcQw)を見ていて,DXの具体的な進め方について,以下のようなの素晴らしい図を閲覧することができました。
-
- これで,データ活用によって,わが国の最大の問題の一つである「労働生産性の向上」に対する具体的で有力な方法が明らかになったように思います。
- 「まちと学びのイノベーション研究所」の所長と明日の委員会の議事の相談をZoomで行ないました。
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2月23日収録されたケーブルテレビの番組が放映されました。ぶっつけ本番で,かつ,取り直しなしで収録されたものなので,発音に聞き取りにくい個所等がありますが,3月5日まで毎日放映されるので,3月5日に開催されるイベントの宣伝としては,大きな効果をあげることが期待できそうです。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行いました。
- 私が現在学習中のMicrosoft Power BIを紹介するYouTubeの番組をいくつか紹介したところ,興味を持ってもらいました。無料でRPA(Robotic
Process Automation)を学習できるので,収入がまだ少ない若い人には良いインセンティブとなると思います。。
- (HP訪問者の延べ人数:44,510人)
- 2022年3月1日(火) 曇り後雨
- 「まちと学びのイノベーション研究所」(CLII)の運営委員会を開催します(第11回)
- 今回は,3月5日(土)に真庭市で開催される「デジタルを活用したまち・ひと・仕事のイノベーション」というシンポジウムの進行台本を含めて,具体的な問題について,審議を行います。
- 事務所の土地・建物の取得に関する契約書(案)を作成しました。
- 日出ロータリークラブのZoom例会に出席します。
- (HP訪問者の延べ人数:44,520人)
- 2022年3月2日(水) 晴れ
- 3月5日のシンポジウムの「まとめ」を構造化しました。
- デジタル社会とは何か
- デジタル社会の定義
- デジタル社会はどのような時代か
- デジタル社会はどこで実践されているか
- デジタル社会の理想的な人物像とは
- データを活用する方法
- データ活用のサイクル(全体像)
- データ活用の第1段階(アナログからデジタルへ)
- データ活用の第2段階(データ収集・分析の自動化による労働生産性の向上)
- データ活用の第3段階(データ収集の多様化)
- デジタル社会の問題点(光と影)
- 個人の影響力の拡大,労働生産性の向上
- スマホ依存症の拡大),読書力・読解力の低下
- 人類とAIの共存のために
- 清水優吾『Microsoft Power BI入門』翔泳社(2021/9/15)を読んでいます。(第4日目)
- (HP訪問者の延べ人数:44,540人)
- 2022年3月3日(木) 晴れ
- 清水優吾『Microsoft Power BI入門』翔泳社(2021/9/15)を読んでいます。(第5日目)
- データを活用した企業研修のあり方についてまちと学びのイノベーション研究所の顧問と企業の従業員とを交えたZoom会議を開催しました。
- まちと学びのイノベーション研究所の事務所の経営方針について,事務所の所有者と懇談しました。
- (HP訪問者の延べ人数:44,550人)
- 2022年3月4日(金) 晴れ後曇り
- アンデッシュ・ハンセン(久山洋子訳)『最強脳』新潮社(2021/11/20)を読みました。
- 「運動しよう-そうすれば脳は確実に強くなる」という本です。本書の主張は,もう少し丁寧に言うと,以下の3つにまとめられています(本書199-200頁)。
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アンデッシュ・ハンセン
(久山洋子訳)
『最強脳』
新潮社(2021/11/20) |
- 脳の成長は止まることがない。いつまでも成長させられます。
- 脳を助ける一番良い方法は運動です。
- 脳はどんな運動をしているかは気にしません。ともかく運動さえすればよいのです。
- 本書の目次は,以下の通りです。
- 日本の読者の皆さんへ
- まえがき―あなたの脳は変えられる
- 第1章 もっと幸せな自分になる
- 第2章 イヤな自分とさよならする
- 第3章 サバンナ脳を取り戻す
- 第4章 集中力を上げる
- 第5章 落ち着きがないのには意味がある
- 第6章 発想力豊かになる
- 第7章 脳の仕組みを知る
- 第8章 ゲームが上手くなる
- 第9章 スマホについて考えてみる
- 第10章 記憶力を良くする
- 第11章 もっと運動の話
- 訳者あとがき
- 本書は,スエーデンでベストセラーとなった一流脳(アンデシュ・ハンセン(御舩由美子訳)『一流の頭脳』 サンマーク出版(2018/2/23))のジュニア版です。
- 私にとって,印象的な記述は,以下の通りです。
- 第1は,7歳の子供にとって,一日の次回配分の理想形が以下のようにまとめられています。残念なことに,この時間配分を保てているのは,20人に1人程度だそうです。
- 運動…1日最低でも1時間
- 睡眠…毎晩9~11時間
- スクリーンタイム…(スマホ,タブレット,パソコン,テレビといった機会を使う時間)1日2時間まで
- 第2は,短期記憶と長期記憶の違いと,運動記憶(一度修得するとほぼ一生にわたって忘れない記憶)についての記述です。
- 短期記憶…海馬に保存される。作業記憶ともいう。
- 長期記憶…海馬が記憶に細かくタグをつけて大脳皮質のあちこちに送り出す(たいていは,夜寝ている間にこの「固定化」が行なわれる)。大脳皮質のあちこちに散らばっており,巨大なネットワークの中でパソコンが何台もつながっているイメージとして捉えられている。従来の見解のような,「ハードディスクに蓄えられている記憶」というものではないらしい。
- 運動記憶…体の動きを通じた経験・練習によって,脳細胞同士のネットワークが繋げられた「記憶の小道」のようなもの。くり返しの回数によって,強化される。
- 本書の主張は,その主張を逆から辿ると,①運動をする。そうすると,②血液を循環させる組織・筋力がアップする。その結果,③血流が良くなって,脳は成長を続け,かつその機能を十分に発揮できるようになる,ということだと思います。
- まちと学びのイノベーション研究所のHPの更新を開始しました。
- 明日に迫ったシンポジウムの準備をパネリストたちと行ないました。
- (HP訪問者の延べ人数:44,570人)
- 2022年3月5日(土) 晴れ時々曇り
- 岡山県真庭市の勝山文化センター ポンテホールで,「デジタルを活用したまち・ひと ・仕事のイノベーション」という講演会を開催します。
- プログラムは,以下の通りです。
- 1.開会
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まちと学びのイノベーション研究所・講演会 |
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- 2.司会の趣旨説明
- 3.主催者挨拶
- 4.市長 挨拶
- 5.基調講演講師 佐々木康子氏(セールスフォース・ジャパン) 紹介
- 6.第一部 基調講演 「デジタル時代のキャリア形成」
- 7.休憩(10分)
- 8.第二部 シンポジウム
- テーマ「デジタル時代のヒーローになろう!」
- パネリスト
- 原口誠(北海道大学名誉教授・理学/数学)
- 廣川佐千男(九州大学名誉教授・理学/数学)
- 鵜崎清貴(大分大学経済学部教授・経営学)
- 伊東栄典(九州大学情報基盤研究開発センター准教授・情報学)
- モデレータ
- 加賀山茂(名古屋大学・明治学院大学名誉教授・法学)
- 9.アンケート記入
- 10.閉会
- 高校生の司会が素晴らしく,シンポジウムでは,質疑応答の時間をタップリとることができて参加者の皆さんも満足されていました。
- アンケート結果は,集計が終わり次第,概要を書き込みたいと思います。
- 法と経営研究学会第2分科会(地方とDX)の第11回会議(Zoom会議)を開催しました。
- 会員の報告テーマ:地方創生はDX×英語から(その2)
- (HP訪問者の延べ人数:44,580人)
- 2022年3月6日(日) 晴れ
- 真庭市での講演会「デジタルを活用したまち・ひと ・仕事のイノベーション」を成功裏に終えて,大分に帰りました。
- 明治学院大学法学部の非常勤講師として行なう講義「契約法2(契約法総論)」のシラバスを登録しました。
- (HP訪問者の延べ人数:44,590人)
- 2022年3月7日(月) 晴れ
- まちと学びのイノベーション研究所」の所長と明日の委員会の議事の相談をZoomで行ないます。
- 台湾の友人とZoomミーティングを行います。
- 今回は,読書会の予定を変更して,緊迫するウクライナ情勢の分析と,台湾に与える影響について懇談しました。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:44,600人)
- 2022年3月8日(火) 晴れ
- 「まちと学びのイノベーション研究所」(CLII)の運営委員会を開催します(第12回)。
- 今回は,3月5日に開催したイベントの振り返りを中心に,以下の事項を審議します。
- 事務所の賃借から所有への変更することの承認,および,それに伴う増資と資金運用計画の検討
- 役員の一人が連携すべき高校の「情報Ⅰ」の非常勤講師,およびコンピュータ・クラブの監督に就任することの承認
- もう一人の役員が地方自治体のアドバイザーに就任することの承認
- 民間企業に対するデータ分析,および,研修計画の概要の承認
- それに伴って,役員を変更する時期の検討
- 日出ロータリークラブのハイブリッド例会(Zoom例会)に出席します。
- 今回は,日出町長の外来卓話(来年度予算(一般会計114億円)と組織改革(日出町DX))を拝聴しました。
- (HP訪問者の延べ人数:44,620人)
- 2022年3月9日(水) 晴れ
- 知能システム工学講座の教授と,地域デジタル通貨について懇談しました。
- 「振込み型」のデジタル通貨について,私の方から,改正民法477条(新設)を念頭に置いて,債権譲渡と債務引受の組み合わせとして,振込みのメカニズムを説明した後,デジタル通貨におけるブロックチェーンの役割について,議論しました。
- 第477条(預金又は貯金の口座に対する払込みによる弁済)
- 債権者の預金又は貯金の口座に対する払込みによってする弁済は,債権者がその預金又は貯金に係る債権の債務者に対してその払込みに係る金額の払戻しを請求する権利を取得した時に,その効力を生ずる。
- 民法477条が,「振込み」ではなく,「払込み」という変な用語を用いている理由は,銀行と郵貯で「振込み」と「振替え」について用語法の混乱が生じているからです。このため,改正民法では,「振込み」という用語を避けて,あえて「払込み」という変な用語を使うことになったのです。
- 次回は,「トークン型」のデジタル通貨について議論します。
- トークンとは,「しるし」「象徴」「証拠品」という意味のほか,「代用貨幣」「引換券(coupon)」などの意味で使われています。デジタル通貨のような資金決済システムにおいては,トークンとは,「ブロックチェーン技術を用いた分散型台帳によって表示した電子的記録・記号」を意味するとされています(高橋康文=堀天子=森毅『新・逐条解説 資金決済法』金融財政事情研究会(2021/7/27)442頁参照)。
- セールスフォース・ジャパンの担当者と懇談します。
- ダッシュボードを備えて,学生からの入力をも受け付ける学生管理システム構想について議論しました。
- (HP訪問者の延べ人数:44,630人)
- 2022年3月10日(木) 晴れ
- 川崎公民館でダンスの個人レッスンを受けました。
- Basic Jive…合格点をいただきました。
- Rumba…いつものルーティンを踊った後で,ルンバウォークが良くないとの先生からの指摘を受けて,ウォークの基本ステップを練習しました。
- Cha cha…基本のステップをくり返し練習した後,シャドーの練習をしました。
- Tango…ルーティンを踊りながら,間違った箇所を指摘していただきました。いまだにTangoは苦手です。
- 理髪店に行って,散髪をしてもらいました。
- 高橋康文=堀天子=森毅『新・逐条解説 資金決済法』金融財政事情研究会(2021/7/27)を読んでいます。(第1日目)
- 吉備国際大学大学院(通信制)知的財産学研究科の大学院生の研究指導をZoomで行いました。
- 平成18年1月24日の最高裁判決(平成17年(受)541号)を検討し,議論を行います。(第5回目)
- (HP訪問者の延べ人数:44,650人)
- 2022年3月11日(金) 晴れ
- 確定申告の書類を作成し,別府税務署へ郵送しました。
- 昨年同様,10万余円を追加納税することになりました。
- まちと学びのイノベーション研究所の分科会を開催しました。
- 高等学校の「情報Ⅰ」のカリキュラムの概要を検討するとともに,同窓会館で行なうクラブ活動で何を指導すべきかを議論し,その骨子を作成しました。
- 「情報Ⅰ」の授業運営支援
- コンピュータ部での指導内容(DPP)
- D:データ分析技法の修得(Date Analysis)→さらに,BI(Business Intellgence)with RESASの実践
- P:プログラミングの修得(Python Programming)→さらに,ドローン制御,画像解析
- P:高度なプレゼンテーション技法の修得(Presentation with Design)→さらに,Webサイト作成,プロジェクションマッピング
- (HP訪問者の延べ人数:44,660人)
- 2022年3月12日(土) 晴れ
- 高橋康文=堀天子=森毅『新・逐条解説 資金決済法』金融財政事情研究会(2021/7/27)を読んでいます。(第2日目)
- 本書を読み進めるにつれて,銀行業(銀行法),プリペイドカード業(資金決済法),クレジットカード業(割賦販売法)というように,業態も規制法もバラバラに理解されてきた資金決済サービスを統一的に理解することができる気がしてきました。
- (HP訪問者の延べ人数:44,670人)
- 2022年3月13日(日) 晴れ後曇り
- 高橋康文=堀天子=森毅『新・逐条解説 資金決済法』金融財政事情研究会(2021/7/27)を読んでいます。(第3日目)
- 本書を読んでいて,33頁の図表2-1-1「資金決済サービスと本法の対象」という図が素晴らしかったので,その図を参考にしながら,「資金決済サービスの法体系」という図を描いてみました。
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資金決済サービスの法体系 |
- 電子マネーは,資金決済法で規制され,クレジットカードは,割賦販売法で規制されていますが,民法改正によって新設された債務引受の規定と,債権譲渡の規定を組み合わせると,いずれも,資金移動による資金決済という同じ性質を有しており,民法改正によって新設された「払込み」という銀行振込みの制度も含めて,すべての資金決済サービスを統一的に理解できるように思いました。
- 明治学院時代に知り合った中国語の先生とウクライナ情勢等についてZoomで懇談しました。
- (HP訪問者の延べ人数:44,680人)
- 2022年3月14日(月) 曇り
- 高橋康文=堀天子=森毅『新・逐条解説 資金決済法』金融財政事情研究会(2021/7/27)を読んでいます。(第4日目)
- 本書を読みながら,「資金決済サービスにおけるクレジットカード業の位置づけ」というプレゼンテーションを作成しています。(第1日目)
- はじめに-資金決済サービスの法体系
- 1.デジタル社会における日本の課題
- (1) デジタル社会とは何か(デジタル社会基本法),その目的は何か
- (2) デジタル社会とはどんな時代で,どこで実現されているか
- (3) デジタル社会で求められる人物とは
- 2.資金決済業界の課題
- (1) 民法(債権関係)改正によって完備した資金決済の分析ツール
- (2) 資金決済類型ごとの課題
- (3) 割賦販売法におけるクレジットカード取引の位置づけ
- 3.資金決済サービスの将来展望
- (1) 地域デジタル通貨による信用創造(地方創生)
- (2) 中央銀行デジタル通貨(CBDC:Central Bank Digital Currency)による電子マネーの消滅
- (3) デジタル通貨とスマホ決済の普及によるクレジットカードの消滅(後払い機能は残る)
- おわりに-資金決済業界の生き残り戦略としての決済後サービス
- 「まちと学びのイノベーション研究所」の所長と明日の委員会の議事の相談をZoomで行ないました。
- 台湾の友人とZoomミーティングを行いました。
- 西剛志『脳科学者が教える子供の自己肯定感は3・7・10歳で決まる』PHP研究所(2020/4/2)を読んで議論します(第7日目)。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:44,700人)
- 2022年3月15日(火) 晴れ
- 高橋康文=堀天子=森毅『新・逐条解説 資金決済法』金融財政事情研究会(2021/7/27)を読んでいます。(第5日目)
- 本書を読みながら,「資金決済サービスにおけるクレジットカード業の位置づけ」というプレゼンテーションを作成しています。(第2日目)
- ■■■第1回■■■
- はじめに-資金決済サービスの法体系
- 1.デジタル社会における日本の課題
- (1) デジタル社会とは何か(デジタル社会基本法),その目的は何か
- (2) デジタル社会とはどんな時代で,どこで実現されているか
- (3) デジタル社会で求められる人物とは
- 2.資金決済サービス業界の課題
- ■■■第2回■■■
- (1) 民法(債権関係)改正によって完備した資金決済の分析ツール
- 1) 債権譲渡における抗弁の対抗(民法468条,469条)
- 2) 債務引受の新設(民法470条~472条の4)
- 3) 払込み(振込み)規定の新設(民法477条)
- ■■■第3回■■■
- (2) 資金決済類型ごとの課題
- 1) 電子マネー (資金決済法3・4条)
- 2) 預金通貨 (民法477条)
- 3) クレジットカード (割賦販売法2条3項,30~35条の3)
- ■■■第4回■■■
- (3) 割賦販売法におけるクレジットカード取引の位置づけ
- 1) 売買から自社割賦(売買+準消費貸借)へ (割賦販売法2条1項,3条~10条)
- 2) 自社割賦から銀行が介入するローン提携販売へ (割賦販売法2条2項,29条の2~29条の4)
- 3) ローン提携販売からクレジット会社が介入する信用購入あっせんへ (割賦販売法2条3項,30条~35条の3)
- ■■■第5回■■■
- 3.資金決済サービスの将来展望
- (1) 地域デジタル通貨による信用創造(地方創生)
- (2) 中央銀行デジタル通貨(CBDC:Central Bank Digital Currency)による電子マネーの消滅
- (3) デジタル通貨とスマホ決済の普及によるクレジットカードの消滅(後払い機能は残る)
- おわりに-資金決済業界の生き残り戦略としての決済後サービス
- まちと学びのイノベーション研究所の資本構成の見直し,事務所のリノベーション等を検討するため,真庭市に出張しました。
- 日出ロータリークラブのハイブリッド例会(Zoom例会)にZoomで出席しました。
- 今回から,日出ロータリークラブの独自のZoomアドレスを使ったハイブリッド例会が実現しました。
- 前回の出席率100%には及びませんでしたが出席率が90%を超える成果を出すことができました。
- (HP訪問者の延べ人数:44,710人)
- 2022年3月16日(水) 晴れ
- まちと学びのイノベーション研究所が賃借している事務所(町の中心部に位置する2階建ての立派なオフィスビル)の所有権取得に関する契約交渉をオフィスビルの建物と敷地の所有権者との間で行ないました。
- 銀行から売買代金相当額を借り入れて,事務所の売買契約を締結し,事務所の2階部分をシェアオフィスとして数社に賃貸し,賃料収入から銀行からの借入金を返済することで合意しました。
- 売買契約締結後は,研究所がそのオフィスビル(1階部分が,研究所の事務所と研修実施スペース,2階部分がシェアオフィス)を所有することになります。
- さらに,銀行からは,研究所の事業運営計画を勘案し,売買代金のほかに無理のない範囲で借入額を提示してもらえることになりました。
- これで,事務所に常駐する事務員を一人確保することができるので,研究所の今年度からの事業計画を余裕をもって実行できることになりそうです。
- 真庭市の出張を終えて,大分に帰りました。
- 今回の出張の最大の目的(オフィスビルの獲得)は達成できましたが,資本構成等の点で課題の一部がペンディングとなったため,来週にもう一度出張して,当面のすべての課題を解決する予定です。
- (HP訪問者の延べ人数:44,720人)
- 2022年3月17日(木) 晴れ後曇り
- 母のリハビリの付き添いを勤めるため,自転車(電動アシスト自転車)で自宅と病院との間を往復しました。
- 川崎公民館でダンスの個人レッスンを受けました。
- 今日は,私が最も苦手とするTango を集中的に練習しました。まだ練習していないルーティンの最も難しいステップをくり返し練習しているうちに,コツがつかめてきて,急に上達することができました。
- 上達するにつれて,苦手で嫌いなTangoが徐々に好きになってきました。不思議なものです。
- 経営学の専門家と,クレジット会社の研修計画についてZoomで懇談しました。
- 会議を通じてクレジット会社の新入社員向けの研修プログラムを完成させ,事務局に送付ました。
- 吉備国際大学大学院(通信制)知的財産学研究科の大学院生の研究指導をZoomで行いました。
- 平成18年1月24日の最高裁判決(平成17年(受)541号)を検討し,議論を行いました。(第6回目)
- (HP訪問者の延べ人数:44,740人)
- 2022年3月18日(金) 雨
- 高橋康文=堀天子=森毅『新・逐条解説 資金決済法』金融財政事情研究会(2021/7/27)を読んでいます。(第6日目)
- 「資金決済サービスにおけるクレジットカード業の位置づけと課題」のプレゼンファイルに,自家型発行者と第三者型発行者の二つのタイプの前払式支払手段の図を追加しました。
- まちと学びのイノベーション研究所と地域の高等学校との間で包括的な連携に関する協定を締結するための会議(Zoom会議)に参加します。
- 先日作成した高校活性化支援のための提案書についても,高校側に詳しく説明して,協定締結の合意を得るようにします。
- (HP訪問者の延べ人数:44,750人)
- 2022年3月19日(土) 曇り一時雨
- 『子どものための法学入門』の編集会議を開催します。
- 小貫篤『法は君のためにある-みんなとうまく生きるには?』筑摩書房(2021/11/1)の存在を知り,早速,Kindle版で内容を把握しました。
- 明治学院大学・消費者法研究会(Zoom会議)に参加して,議論を盛り上げます。
- 報告:消費生活相談の経緯と課題―国民生活センターにおける消費生活相談を中心にー
- 「消費生活相談」という用語は,「消費者相談」ともいわれており,その定義について議論がなされました。
- e-Gov法令検索システムで検索したところ,消費者契約法第13条第3項第5号イに,以下のような消費生活相談の定義があるのを見つけました。
- 消費生活に関する消費者と事業者との間に生じた苦情に係る相談(第40条第1項において「消費生活相談」という。)
- 報告者からは,この消費生活相談の定義は,消費者契約法40条の定義としては理解できるが,相談内容が苦情に限定されているのは,狭すぎるとの見解が示されました。
- その後,消費者相談と消費者教育との関係について議論がなされました。
- 私は,消費生活センター等で行われる相談という相談員と消費者との対話を通じて,最高度の消費者教育が行われているとの以下のような自論(消費者教育の2類型論)を披露しました。
- 消費者啓発:一般的な消費者教育。従来の学校教育と同様,一方通行の教育,たとえ双方向教育であっても,教育のテーマを決定するのは,教育する側であるという,従来型の教育。
- 消費者相談:個別最適化の教育。大学院での教育と同様に,テーマを決めるのは教育者でなく,その相手方。すなわち,博士課程の教育のように,消費者自身が教育のテーマを決め,消費者と相談員が問題解決に向けて,ともに教えあい,学び合うという,最高度の教育。
- これで,議論が盛り上がりました。
- 新年度の次回からは,10年にわたって使ってきた「消費者法研究会」という名称を「これからの暮らしと法を考える研究会(略称:コレクラ研)」と変更することになりました。
- そしてその次回は,「暮らしにおける錯誤」についての報告の後に,私が「資金決済サービスの法体系」について報告することになりました。
- (HP訪問者の延べ人数:44,770人)
- 2022年3月20日(日) 曇り後晴れ
- 高橋康文=堀天子=森毅『新・逐条解説 資金決済法』金融財政事情研究会(2021/7/27)を読んでいます。(第7日目)
- 名古屋大学の留学生と『石井他・個人情報コンメンタール(2021)』の読書会を行ないました(第12回)。
- 4月1日から施行される改正個人情報保護法に則ったプライバシーポリシーの改訂の実例(ANA,楽天など)について検討しました。
- 法と経営学会の分科会の座長者会議に参加しました。
- 分科会同士で関連する話題が数多くあり,活発に情報交換をしました。
- (HP訪問者の延べ人数:44,780人)
- 2022年3月21日(月) 曇り後晴れ後雨
- 高橋康文=堀天子=森毅『新・逐条解説 資金決済法』金融財政事情研究会(2021/7/27)を読んでいます。(第8日目)
- 「まちと学びのイノベーション研究所」の所長と明日の委員会の議事の相談をZoomで行ないました。
- 台湾の友人とZoomミーティングを行いました。
- 西剛志『脳科学者が教える子供の自己肯定感は3・7・10歳で決まる』PHP研究所(2020/4/2)を読んで議論します(第8日目)
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行います。
- (HP訪問者の延べ人数:44,800人)
- 2022年3月22日(火) 雨後晴れ
- 「まちと学びのイノベーション研究所」(CLII)の運営委員会を開催します(第13回)。
- 個人情報保護法の改正法が4月1日からされるのに備えて,以下の本を読み始めました。
- 岡村久道『個人情報保護法の知識<第5版>』日経文庫(2021/7/16)
- 影島広泰(監修)日本経済新聞出版(編集)『これで安心! 個人情報保護・マイナンバー 新版』日本経済新聞出版(2022/3/17)
- 豊岡公民館でのダンス教室に参加します。
- 真庭市に出張します。
- (HP訪問者の延べ人数:44,810人)
- 2022年3月23日(水) 曇り後雨
- 岡村久道『個人情報保護法の知識<第5版>』日経文庫(2021/7/16) を読みながら,本書88頁の「図4-2 基本的な義務の概要」を参考にして,改正個人情報の重層的な概念,および,個人情報取扱事業者の重層的な義務を図式化してみました。
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改正個人情報の重層的な概念
個人情報取扱事業者の重層的な義務 |
- 4月から政策アドバイザーに就任するため,挨拶を行ないました。
- 「真庭市政策アドバイザーを委嘱する(地方公務員法第3条第3項第3号に規定する非常勤の特別職)」との市長からの委嘱状を総合政策課長から受け取りました。
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真庭市長からの委嘱状 |
- 地方公務員法3条(一般職に属する地方公務員及び特別職に属する地方公務員)
- ①地方公務員(地方公共団体及び特定地方独立行政法人(地方独立行政法人法(平成十五年法律第百十八号)第二条第二項に規定する特定地方独立行政法人をいう。以下同じ。)の全ての公務員をいう。以下同じ。)の職は,一般職と特別職とに分ける。
- ②一般職は,特別職に属する職以外の一切の職とする。
- ③特別職は,次に掲げる職とする。
- 一 就任について公選又は地方公共団体の議会の選挙,議決若しくは同意によることを必要とする職
- 一の二 地方公営企業の管理者及び企業団の企業長の職
- 二 法令又は条例,地方公共団体の規則若しくは地方公共団体の機関の定める規程により設けられた委員及び委員会(審議会その他これに準ずるものを含む。)の構成員の職で臨時又は非常勤のもの
- 二の二 都道府県労働委員会の委員の職で常勤のもの
- 三 臨時又は非常勤の顧問,参与,調査員,嘱託員及びこれらの者に準ずる者の職(専門的な知識経験又は識見を有する者が就く職であつて,当該知識経験又は識見に基づき,助言,調査,診断その他総務省令で定める事務を行うものに限る。)
- 三の二 投票管理者,開票管理者,選挙長,選挙分会長,審査分会長,国民投票分会長,投票立会人,開票立会人,選挙立会人,審査分会立会人,国民投票分会立会人その他総務省令で定める者の職
- 四 地方公共団体の長,議会の議長その他地方公共団体の機関の長の秘書の職で条例で指定するもの
- 五 非常勤の消防団員及び水防団員の職
- 六 特定地方独立行政法人の役員
- 法律の専門家として,改正民法(債権関係)の改正,および,4月1日から施行される改正・個人情報保護法の概要に関する職員向けのレクチャー,並びに,中央銀行のデジタル通貨の調査動向を踏まえた上でのデジタル通貨通貨に関する情報提供,地方創生のための自治体DXの進め方等についてアドバスできるように,万全の準備を開始します。
- 法律の専門家として,改正民法(債権関係)の改正,および,4月1日から施行される改正・個人情報保護法の概要に関する職員向けのレクチャー,並びに,中央銀行のデジタル通貨の調査動向を踏まえた上でのデジタル通貨通貨に関する情報提供,地方創生のための自治体DXの進め方等についてアドバスできるように,万全の準備を開始します。
- 友人に頼まれて,民法改正によって明文上も認められることになった「借用書」ではない,真正の「消費貸借契約」を参考までに作成してみました。「借用書」と「消費貸借契約書」の違いがよく理解できました。
- (HP訪問者の延べ人数:44,820人)
- 2022年3月24日(木) 曇り後晴れ
- まちと学びのイノベーション研究所と高等学校との間で包括的な連携協定を締結する運びとなり,その調印式が開催されました。
- 地域のメディア(新聞社,ケーブルテレビ)が取材に来てくれたので,私もCOOとして取材に対応しました。
- 岡村久道『個人情報保護法の知識<第5版>』日経文庫(2021/7/16) を読みながら,本書241頁の「図10-2 基本的な義務の概要(行政機関等)」を参考にして,改正個人情報の重層的な概念,および,行政機関の重層的な個人情報保護義務を図式化してみました。
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改正個人情報の重層的な概念
行政機関等の重層的な義務 |
- (HP訪問者の延べ人数:44,830人)
- 2022年3月25日(金) 晴れ時々曇り
- 地銀の研究所を訪問し,まちと学びのイノベーション研究所の研修計画について懇談しました。
- 真庭市の出張を終えて,大分に帰りました。
- 岡村久道『個人情報保護法の知識<第5版>』日経文庫(2021/7/16) を読みながら,本書66頁の「図3-1 個人情報の要件」を参考にして,個人情報とは何かをフローチャート(アニメーション)で図式化してみました。
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「個人情報」とは何か? |
- (HP訪問者の延べ人数:44,850人)
- 2022年3月26日(土) 雨後曇り ウグイスの初音を聞きました
- 母の96歳の誕生日を祝いました。
- 岡村久道『個人情報保護法の知識<第5版>』日経文庫(2021/7/16) を読みながら,本書93頁の「図4-3 個人情報データベース等」を参考にして,「個人情報データベース等」とは何かをフローチャート(アニメーション)で図式化してみました。
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「個人情報データベース等」とは何か? |
- 吉備国際大学大学院(通信制)知的財産学研究科の大学院生の研究指導をZoomで行います。
- 平成18年1月24日の最高裁判決(平成17年(受)541号)を検討し,議論を行います。(第7回目)
- (HP訪問者の延べ人数:44,870人)
- 2022年3月27日(日) 晴れ時々曇り
- 経営実務法学会の理事会(Zoom)会議に参加しました。
- 末川民事法研究会(対面とZoomのハイブリッド会議)にZoomで参加しました。
- 報告:建設アスベスト訴訟最高裁判決(最判令3・5・17民集75巻5号1359頁,同6号2303頁,判時2498号52頁,同2500号49頁)の検討―建材メーカーの責任を中心に
- 私は,以下の質問をして議論を盛り上げました。
- 本件のように,被害原因がアスベスト建材という欠陥商品であることが明確である場合に,民法719条1項前段ではなく,加害者不明の場合の後段を適用・類推するというのはいただけない。民法719条前段の適用,少なくとも前段の類推なのではないだろうか。
- 建材メーカーの責任を追及するという訴訟における戦略としては,製造物責任の考え方をも援用すべきではないだろうか。製造物責任法は,第1に,責任開始の時期を「引き渡した時期(流通に置いた時期)」としており(法2条2項),第2に,消滅時効についても,アスベスト訴訟を前提とした考慮をしており(法5条3項),第3に,民法の適用も肯定している(法6条)。このような法理を使うのが戦略的に有利だと思われるが,どうだろうか。
- 民法719条の連帯責任は,最終的には,求償を通じて分割責任に落ち着くが,落ち着くまでは,加害者に対して,あくまで連帯責任を課している。初めから,分割責任を主張する学説の意図がわからない。なぜ,そのような学説が有力となっているのだろうか。
- 報告者も同様の問題意識を持っていたので,議論がうまくかみ合いました。
- 影島広泰(監修)日本経済新聞出版(編集)『これで安心! 個人情報保護・マイナンバー 新版』日本経済新聞出版(2022/3/17)を読みながら,「改正個人情報保護法の概要(個人データ利活用の基本的な考え方)」というプレゼンテーションファイルを作成しています。
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個人情報保護法の改正のポイント |
- (HP訪問者の延べ人数:44,880人)
- 2022年3月28日(月) 曇り
- 「まちと学びのイノベーション研究所」の所長と明日の委員会の議事の相談をZoomで行ないました。
- 台湾の友人とZoomミーティングを行いました。
- 西剛志『脳科学者が教える子供の自己肯定感は3・7・10歳で決まる』PHP研究所(2020/4/2)を読んで議論します(第9日目)。
- 岡村久道『個人情報保護法の知識<第5版>』日経文庫(2021/7/16) を読みながら,本書106-107頁の「図5-1 個人情報に関する義務の概要」を参考にして,「個人情報をどのようにして取得し,どのように利用すべきか?」というフローチャート(アニメーション)を作成しています。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:44,900人)
- 2022年3月29日(火) 曇り後晴れ
- 「まちと学びのイノベーション研究所」(CLII)の運営委員会を開催しました(第14回)。
- 岡村久道『個人情報保護法の知識<第5版>』日経文庫(2021/7/16) を読みながら,本書106-107頁の「図5-1 個人情報に関する義務の概要」を参考にして,「個人情報をどのようにして取得し,どのように利用すべきか?」というフローチャート(アニメーション)を作成してみました。
- 日出ロータリークラブのハイブリッド例会(Zoom例会)に出席しました。
- (HP訪問者の延べ人数:44,910人)
- 2022年3月30日(水) 曇り
- 岡村久道『個人情報保護法の知識<第5版>』日経文庫(2021/7/16) を読みながら,本書132頁の「図6-1 個人データに関する義務の概要」を参考にして,「個人データをどのように取り扱うすべきか?」というフローチャート(アニメーション)を作成してみました。
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個人データをどのように扱うべきか(紫色部分は詳細説明のリンク) |
- まちと学びのイノベーション研究所のプライバシーポリシー(案)を作成し,メンバーに送付しました。
- 金曜日の臨時運営委員会で正式なプライバシーポリシーとするために審議します。
- 明治学院大学・民事法共同研究会(Zoom会議)に参加しました。
- 第1報告:「下請負人の建築請負報酬債権を被担保債権とする民事留置権の成否」
- 第2報告:「再生債権者がいわゆる「巻き戻し」の結果としてその後に取り消された再生債務者の担保不動産競売手続において支出していた費用の償還を求める債権は「共益債権」には該当しないとした事例」(大阪高判平成25・6・19金融・商事判例1427号22頁)
- (HP訪問者の延べ人数:44,920人)
- 2022年3月31日(木) 曇り時々雨
- まちと学びのイノベーション研究所のZoom会議を開催しました。
- 母のリハビリの付き添いを勤めるため,自転車(電動アシスト自転車)で自宅と病院との間を往復しました。
- 川崎公民館でダンスの個人レッスンを受けました。
- (HP訪問者の延べ人数:44,940人)
- 2022年4月1日(金) 晴れ ツバメが飛来
- 法と経営学会の会長(理事)を辞任し,「法と経営学会・名誉会長」という名誉職を拝命しました。
- 真庭市の「政策アドバイザー」(地方公務員法3条3項3号:非常勤の特別職)に就任しました。
- まちと学びのイノベーション研究所の臨時運営員会を開催しました。
- 昨年度の事業の振り返りと,今後の事業計画について議論を行ないました。
- 個人情報の改正に伴う研究所のコンプライアンス体制について議論しました。
- 大学の設立に向けて,専門家の意見を聴取しました。
- 3年後の開学に向けてのスケジュール,準備すべき財源,施設,設備等が明確になってきました。
- (HP訪問者の延べ人数:44,960人)
- 2022年4月2日(土) 晴れ
- 影島広泰(監修)日本経済新聞出版(編集)『これで安心! 個人情報保護・マイナンバー 新版』日本経済新聞出版(2022/3/17)の第4章(個人情報保護・マイナンバー確認テスト)のすべての問題と解答(本書91-100頁)は,個人情報保護法の改正を理解する上で,非常に有用です。
- ただし,この確認テストは,解答に必ずしも根拠条文が示されていないという欠点があります。そこで,私は,この問題の解答すべてに根拠条文を追加したデータベースを作成した上で,問題を適用される根拠条文順に並べ替え,その上で,以下のように,問題と解答を全て変更する作業を行うことにしました(問題01~10まで。問題11~50は,鋭意作成中)。
- なお,以下の問題の解答欄は,見えないようにしているだけで,実は,すでに解答が書き込まれています。解答欄をドラッグすると,解答を見ることができます。まずは,自分で解答を試みた後に解答欄をドラッグして,答え合わせをしてみてください。理由欄もドラッグするとよく見ることができます。
- 問題01
- 令和3年(2001年)の改正法によって,これまで一本化されていた「個人情報保護法」が,多様性と専門性を高めるために,①民間の個人情報保護法,②行政機関などの個人情報保護法,③地方公共団体が定める個人情報保護条例などとして,それぞれ独立して規定されることになった。
- 解答(×)
- 理由:令和3年(2021年)の改正法によって,行政機関などの個人情報保護法と地方公共団体が定める個人情報保護条例などが,「個人情報保護法」に一本化されるこれによって,私立病院と国立病院などのデータを同じルールで取り扱えるようになった。
- 問題02
- 「わが社の顧客の70%は大都市圏在住の50代男性である」は統計情報であり,個人情報保護法の規制の対象とならない。
- 解答(〇)
- 理由:この情報は,集団の傾向や性質などを数量的に把握する統計情報であり,個人情報にも,仮名加工情報にも,匿名加工情報にも,個人関連情報にも該当しない。
- 問題03
- 亡くなった人の情報は個人情報ではない。
- 解答(〇)
- 理由:物故者の情報法は個人情報ではない(2条1項反対解釈)。ただし,死者の情報が,遺族のプライバシーや個人情報となるケースがあり,取扱には注意が必要である。
- 問題04
- 指紋認識データばかりでなく,顔認識データも,それ自体が個人情報である。
- 解答(〇)
- 理由:指紋認識データ,顔認識データは,1号個人識別符号(法2条2項1号)なので,個人情報に該当する。掌紋も同じ。
- 問題05
- 運転免許証の番号,旅券(パスポート)番号,マイナンバーばかりでなく,クレジットカード番号も,それ自体が個人情報である。
- 解答(×)
- 理由:運転免許証の番号,旅券(パスポート)番号,マイナンバー(個人番号)は,2号個人識別符号(2条2項2号)なので個人情報に該当する。しかし,クレジットカード番号は,個人だけでなく会社の番号も含まれるため,個人識別符号とは認定されていない。
- 問題06
- 採用活動に応募してきた学生の両親が特定の宗教法人に勤務していることがわかった場合,学生本人も特定の心情を持っていると推知できるので,その情報は要配慮個人情報である。
- 解答(×)
- 理由:特定の宗教法人に勤務しているという情報は要配慮個人情報を推知させるに過ぎない情報であり,要配慮個人情報ではない(2条3項)。
- 問題07
- 「病歴」は要配慮個人情報であるが,健康診断の結果として何も異常がなければ,その健康診断の結果そのものは,センシティブなものとはいえないため,要配慮個人情報ではない。
- 解答(×)
- 理由:確かに,法2条3項の「要配慮個人情報」の定義には,「病歴」が規定されており,「健康診断の結果」は規定されていない。しかし,施行令には,「病歴」に準じるものとして「健康診断の結果」,「診療情報・調剤情報」が「要配慮個人情報」であることが規定されている。
- 問題08
- 名刺(個人情報)をパソコンで管理すると「個人データ」になる。そればかりでなく,名刺ホルダーなどアナログな方法で管理した場合も「個人データ」に当たる。
- 解答(〇)
- 理由:紙で管理していても,容易に検索ができるように体系的に構成されていれば,個人情報データベース等に該当する(16条1項2号)。
- 問題09
- 氏名を黒塗りにした名簿は個人を特定できないので,個人データの第三者提供に当たることはない。
- 解答(×)
- 理由:ガイドラインによれば,個人データかどうかは当該情報の提供元である事業者において判断されるとしている。したがって,提供先では個人が特定されなくても,提供元では黒塗り前のデータを使うなどして個人を特定できる場合には,個人データに該当する。
- 問題10
- 町内会,一般社団法人,NPO 法人は営利企業ではないので,個人情報取扱事業者には含まれない。
- 解答(×)
- 理由:個人情報取扱事業者とは,個人情報データベース等を事業のように供している者をいう(16条7項)。この「事業」とは,「営利・非営利の別は問わない」とされており,例えば,町内会,マンションの管理組合,一般社団・財団法人,NPO法人などもこれに含まれる。
- 法と経営学会の第2分科会(地方創生とDX)の定例会議を開催しました。
- 「地方創生とDXの実現は,高校教育のDXから」というテーマで報告をしました。
- (HP訪問者の延べ人数:44,970人)
- 2022年4月3日(日) 晴れ
- 影島広泰(監修)日本経済新聞出版(編集)『これで安心! 個人情報保護・マイナンバー 新版』日本経済新聞出版(2022/3/17)を読んで,第4章(個人情報保護・マイナンバー確認テスト)の問題のうち,個人情報保護法に関係する問題(40問)と解答(本書91-98頁)を根拠条文を追加した上で,根拠条文順に整理し直し,問題文と解答とを適宜変更・修正したデータベースを完成させました。
- 現在,私が作成中のプレゼンテーション「改正個人情報保護法の概要と個人情報の利活用戦略」にそれらの問題を組み込んで,ゲーム感覚で楽しめるプレゼンテーションにするつもりです。
- 大分市田中町公民館で開催される大分県ダンススポーツ連盟の2021年度第3回理事会に理事長と一緒に参加しました。
- ブレイク・ダンスのプロも参加してくださったので,議論が大いに盛り上がりました。
- 6月11日(土)に別府市ビーコンプラザで開催される第1回別府歌謡際「チャリティ歌の花たば」に出場しないかとの誘いを受け,「老人枠」で出場することにしました。
- (HP訪問者の延べ人数:44,990人)
- 2022年4月4日(月) 晴れ
- 「まちと学びのイノベーション研究所」の所長と明日の委員会の議事の相談をZoomで行ないました。
- 真庭市に出張するための乗車券・特急券を購入するのを兼ねて,杵築駅まで自転車でサイクリングしながら,満開の桜で花見をしました。
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日出総合高校前の桜並木 |
- Nagoya RyuNetの理事懇談会(Zoom)に参加しました。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:45,010人)
- 2022年4月5日(火) 晴れ
- 「まちと学びのイノベーション研究所」(CLII)の運営委員会を開催しました(第15回)。
- 高校での授業・部活動の運営計画,行政職員研修,決算・予算,今年度の事業計画について議論しました。
- 豊岡公民館でのダンス教室に参加しました。
- Basic Jive:ルーティンに限ってですが,マスター出来ました。
- Rumba:腕の振りはできていませんが,ステップは踏めるようになってきました。
- Waltz:枠がすぐに緩くなる上に,アップダウンがまだできていません。
- Tango:相変わらずですが,ステップが速いため,追いつけない状態が続いています。
- 日出ロータリークラブのハイブリッド例会(Zoom例会)に出席しました。
- ロータリークラブの会員満足度,および,顧客満足度について議論しました。
- 真庭市に出張します。
- (HP訪問者の延べ人数:45,030人)
- 2022年4月6日(水) 晴れ
- 企業研修,および,行政職員研修の一つの柱となる改正個人情報保護法について,加賀山茂「改正個人情報保護法の概要と個人情報の利活用戦略」というプレゼンテーションファイル(PowerPoint
Ver.3)を作成しています。
- 高校生を対象にデータサイエンス教育を行うことになった私たちのまちと学びのイノベーション研究所の活動に興味を持った山陽新聞の記者が,事務所に取材に来てくれました。
- わが社のCEO,COO,CMOが取材に対応しました。
- 明治学院大学の非常勤講師として,契約法2(契約法総論)の講義をZoomで開始します。(第1回:オリエンテーション)
- 受講者が一昨年は1名,昨年は10名だったのですが,今年は,なぜか,57名の学生が集まってくれました。厳しい授業を行う予定なので,正式に受講登録をする学生は減ると思いますが,学生たちに,講義の全体像を伝えることができたのは,幸いでした。
- (HP訪問者の延べ人数:45,040人)
- 2022年4月7日(木) 晴れ時々曇り,にわか雨
- 樹齢1,000年といわれている醍醐桜が満開となったというニュース聞き,花見に行きました。
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樹齢1,000年の醍醐桜 |
- 行政職員研修の研修計画について,市の職員と懇談しました。
- 懇談を踏まえて,加賀山茂「改正個人情報保護法の概要と個人データの利活用戦略」というプレゼンテーションファイル(PowerPoint Ver.3)を完成させました。
- Ⅰ 個人情報保護法の改正で何が変わったのか?
- 改正のポイント,旧法の体系,新法の体系,罰則の強化,注意すべき過剰反応・過剰保護
- Ⅱ 個人情報とは何か,どのように取り扱うべきか?
- フロー図,個人識別符号,要配慮個人情報,個人情報の取得の原則・例外,個人情報の利用の原則・例外
- Ⅲ 個人データとは何か?どのように取り扱うべきか?
- 個人データの要件・効果,フロー図,個人データの取扱い,安全管理・具体的措置,トレーサビリティ
- Ⅳ 保有個人データとは何か?どのように取り扱うべきか?
- 保有個人データとは何か,プライバシーポリシー, 開示等の請求手続
- Ⅴ 仮名加工情報とは何か?匿名加工情報とはどこが違うのか?
- Ⅵ 個人関連情報とは何か?どのように取り扱うべきか?
- Ⅶ 個人情報の概念構造と保護の態様はどのように関連しているのか?
- Ⅷ 行政機関等における個人情報の保護は,民間の場合とどこが異なるのか?
- Ⅸ 個人情報の利活用戦略
- 個人データは誰のものか,本人の意思と利益の尊重,意思に反する利用の効果,利活用戦略
- 理解度チェックのための小テスト(40問)
- 改正のポイント,個人情報の定義・取扱 ,個人情報の取扱,個人データの定義・取扱,保有個人データの定義・取扱 ,仮名加工情報・匿名加工情報,個人関連情報
- 参考文献
- (HP訪問者の延べ人数:45,070人)
- 2022年4月8日(金) 晴れ
- 影島広泰(監修)日本経済新聞出版(編集)『これで安心! 個人情報保護・マイナンバー 新版』日本経済新聞出版(2022/3/17)44頁の図(DMPサービスによる閲覧履歴の分析結果の第三者提供)を参考にして,個人関連情報の定義と効果に関する以下の図(Cookieを含む個人関連情報規制)を作成しました。
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Cookieを含む「個人関連情報」の規制 |
- 大学設立の基本戦略,および,地域デジタル通貨の方式について,CMOと一緒にまちと学びのイノベーション研究所の方針を再検討しました。
- 投資をしてくださった企業に今期の実績と今後の事業計画について説明に伺いました。
- 市長と面談し,自治体のdX計画,大学設置計画,デジタル地域通貨の基本構想について,議論しました。
- 大学設置計画については,意見の一致を見ることができませんでしたが,自治体の職員研修については実施計画の策定が認められたほか,デジタル地域通貨言ついては,政策アドバイザーとして知見を述べる機会をいただけることになりました。
- (HP訪問者の延べ人数:45,090人)
- 2022年4月9日(土) 晴れ
- 田中浩之=北山昇『令和2年改正個人情報保護法Q&A』中央経済社(2020/8/1)を読みました。
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田中浩之=北山昇
『令和2年改正個人情報保護法Q&A』
中央経済社(2020/8/1) |
- 個人情報保護法が2020年に改正された直後に,政令等がまだ作成されていない時点で,一般読者が疑問に思っている点を,Q&Aの形式で解説した本です。
- 本書の出版時点では,政令やガイドラインが制定されていないため,詳細が不明な個所がありますが,その一方で,改正法とEUのGDPR(General
Data Protection Regulation:一般データ保護規則)との違いが簡潔かつ要領よく紹介されており,今後の個人情報保護法の改正の道筋が見通せる点で,優れた著作となっています。
- 本書の目次は以下の通りです。
- 第1章 改正個人情報保護法の全体像等
- 第2章 個人の権利のあり方に関する改正
- 第3章 事業者の守るべき責務のあり方
- 第4章 事業者による自主的な取組みを促す仕組みのあり方
- 第5章 データ利活用に関する施策のあり方
- 第6章 ペナルティのあり方
- 第7章 法の域外適用・越境移転のあり方
- 2020年・2021年の個人情報保護法の改正で採用されなかったEUのGDPR(General Data Protection Regulation)の本人の権利拡大と事業者規制に関して,本書で紹介されている主要なものは,以下の通りです。
- データ・ポータビリティの権利(本書21-22頁)
- データ保護影響評価(DPIA)(本書67-70頁)
- データ保護責任者(DPO)の選任義務(71-73頁)
- 厳格なCookie規制(本書123-124頁)
- 課徴金(制裁金)の制度(本書137頁)
- 資金決済の専門家とデジタル地域通貨について,口座型とトークン型のメリット・デメリットについてZoomで議論しました。
- (HP訪問者の延べ人数:45,100人)
- 2022年4月10日(日) 晴れ
- 宇賀克也=宍戸常寿=髙野祥一『法改正に対応すべき実務がわかる!自治体職員のための2021年改正個人情報保護法解説』第一法規(2021/11/15)を読んでいます。(第1日目)
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宇賀克也=宍戸常寿=髙野祥一
『法改正に対応すべき実務がわかる!
自治体職員のための
2021年改正個人情報保護法解説』
第一法規(2021/11/15) |
- 個人情報保護法の2021年大改正によって,民間もプライバシーポリシーを全面改訂するなどの大きな影響を受けていますが,一番影響を受けるのは,民間でも,国の行政機関でもなく,おそらく,国に先駆けて個人情報保護条例を制定・運用してきた地方公共団体でしょう。
- なぜなら,すべての自治体が,その個人情報保護条例を2023年までに「法の施行に合わせて基本的に廃止するか,必要事項のみを残す大幅な改正を行うこと」(本書128-129頁)を実現しなければならなくなったからです。
- 条例で使われてきた「個人情報」の定義も変更され,「要配慮個人情報」の範囲も限定されています。また,「照合可能性」の要件が「容易照合可能性」に変更されたり,「非識別加工情報」という概念が「匿名加工情報」へと統一されたり,多くの変更を余儀なくされます。
- 監督機関が個人情報保護委員会に統一されたことから,従来,自治体で大きな役割を演じてきた「個人情報審議会」と「個人情報保護委員会」との関係調整も必要となります。
- そこで,本書は,第2章で,第1に,法改正により地方公共団体の個人情報保護制度に生じる影響,第2に,地方公共団体等における例規整備について,懇切丁寧な解説を行っています。
- 本書の目次は以下の通りです。
- 序章 個人情報保護法制の一元化の意義
- (1) 従前の法制
- (2) 個人情報保護に関する3法律の一本化
- (3) 地方公共団体または地方独立行政法人の保有する個人情報の保護に関する共通ルールの設定
- (4) 学術研究と医療事業に係る個人情報保護
- (5) 学術研究目的での個人情報の取扱いに係る適用除外の見直し
- (6) 十分性認定との関係
- 第1章 個人情報保護法制の展開と令和3年改正の概要
- (1) はじめに
- (2) 令和3年改正以前の個人情報保護法制
- (3) 令和3年改正以後の個人情報保護法制
- (4) 結びに代えて
- 第2章 自治体の実務への影響と法改正に伴う例規整備のポイント
- (1) はじめに
- (2) 法改正により地方公共団体の個人情報保護制度に生じる影響
- (3) 地方公共団体等における例規整備
- (4) おわりに
- 資料編 個人情報の保護に関する法律
- 本書は,国に先駆けて各地で制定されてきた個人情報保護条例について,良い点を残しつつ,改正個人情報保護法の趣旨を生かしながら,個人情報保護条例の改定作業を担当することになる全ての自治体職員にとって有益な本であり,精読をお薦めします。
- (HP訪問者の延べ人数:45,120人)
- 2022年4月11日(月) 晴れ後雨
- 宇賀克也=宍戸常寿=髙野祥一『法改正に対応すべき実務がわかる!自治体職員のための2021年改正個人情報保護法解説』第一法規(2021/11/15)を読んでいます。(第2日目)
- 本書228-241頁を読んでいて,自治体の「個人情報保護条例」を必ず改訂しなければならない箇所が以下のように判明したので,実際の条例について,どのように変更すべきなのか,検討を開始します。
- 条例要配慮個人情報(法60条5項)…たとえば,「LGBTに関する事項」,「生活保護の受給」,「一定の地域の出身である事実」などを条例に盛り込むかどうか検討が必要です。
- 個人情報取扱事務登録簿(法75条5項)…法75条1項で必須とされた個人情報ファイル簿の作成・公表(法75条1項)だけでなく,従来からの個人情報取扱事務登録を使い続けるのであれば,改めて条例に規定する必要があります。
- 保有個人情報の開示請求に係る不開示情報(法78条2項)…法で規定されていない不開示情報,例えば,法76条2項には規定されていないただし書を必要とする場合,すなわち,「未成年者又は成年被後見人の法定代理人は,本人に代わって開示請求をすることができる。ただし,当該開示請求が,本人の利益に反することが明確である場合にはこの限りでない」(都条例12条2項)という規定が必要であれば,このような不開示情報を条例で追加的に規定する必要があります。
- 開示請求に関する手数料(法89条)…例えば,閲覧は無料,実費負担という実務を行なう場合には,手数料として条例で規定する必要があります。
- 行政機関等匿名加工情報の利用に関する手数料(法119条)…行政機関等匿名加工情報を利用させる契約を締結する場合を想定して,条例で手数料(実費を勘案して政令で定める額を標準とする)の額を条例で定める必要があります。
- その他条例で定めることができる事項(法108条)
- 法は開示請求の手続きを書面に限定している(法77条1項)。しかし,口頭による開示請求を認めている条例も存在する。改めて条例で定めることによって簡易な開示請求手続きを実現することが可能となります。
- 開示請求に係る決定期間は,法では原則30日以内としている(法83条1項)。この点についても,条例で15日以内と規定することが可能となります。そのほかにも,条例で規定できる事項があります。
- このほかに,法律で規定されていることは除外した条例を制定するのか,法律の規定を含めて,全体像が理解しやすい個人情報保護条例を制定するのか,両方の条例改正案を試作してみたした上で,どのような条例を制定するのが市民にとって有用なのかを検討することにします。
- 「まちと学びのイノベーション研究所」の所長と明日の委員会の議事の相談をZoomで行ないます。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行います。
- (HP訪問者の延べ人数:45,130人)
- 2022年4月12日(火) 曇り後晴れ
- 「まちと学びのイノベーション研究所」(CLII)の運営委員会を開催しました(第16回)。
- 知能システム工学講座の教授と,地域デジタル通貨について懇談しました。
- デジタル地域通貨のさるぼぼコインと白虎とのビジネスモデルについて,比較検討を行いました。
- 日出ロータリークラブのハイブリッド例会(Zoom例会)に出席しました。
- 日出ロータリークラブの会員のアンケート集計結果から,私たちのクラブの潜在的な問題点が浮き彫りになりました。この点について改善策を検討します。
- 日出ロータリークラブのクラブ戦略計画について議論を行いました。小委員会で,詳しい検討を行ないます。
- (HP訪問者の延べ人数:45,150人)
- 2022年4月13日(水) 晴れ後曇り後雨
- 武田雅人=高橋友範『はじめてのGoogleフォームの教科書2020』 Independently published (2021/11/13)を読んでいます。(第1日目)
- 明治学院大学の非常勤講師として,契約法2(契約法総論)の講義をZoomで開始します。(第2回:契約法総論の全体像)
- 受講者名簿がまだできていないので,Googleフォームを自作して,出席確認をやってみました。
- 初めての経験でしたが,自作のGoogleフォームが期待通りに機能して,出席者全員の出席確認と,学生たちのかなり熱い思いの感想をGoogleシートに自動的に収集することができました。
- 『ソラミツ』の著者とデジタル地域通貨のあり方についてZoomで議論しました。
- 著者をはじめ関連会社のスタッフ,仲介してくれた会社のスタッフも加わって,私の質問にすべて答えていただきました。連休前に真庭市に来ていただいて,私たちの事務所見学をしていただくという話に発展して,楽しかったです。
- まちと学びのイノベーション研究所のCMOとZoom会議を行いました。
- 全ての活動に説得力のある見積書をつけるという習慣を身につけようということになりました。
- 東京書籍の高等学校の教科書『新編 情報Ⅰ』の第1章(情報で問題を解決する)に掲載されている「章末問題」(教科書30-31頁)をGoogleフォームを使って,自動採点できる小テストに変換してみました。
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『情報Ⅰ』東京書籍(2022/2/10) |
- 章末問題を以下のブロックに分けて,ラジオボタンを使った択一式問題,チェックボックスを使った複数回答受付問題へと再構成を行ない,受講生が回答後に正解を参照できて,採点も自動的にできるように工夫してみました。
- 問題解決の流れ
- 情報社会におけるモラルと法
- 情報モラル,情報社会の安全を守る法律,電子商取引,著作権の保護,個人情報の保護
- 情報化と私たちの生活の変化
- 電子マネー,バーチャルリアリティ(VR)・拡張現実(AR),人工知能(AI),テクノストレス,デジタルデバイド,ネット依存 (スマホ依存)
- 数時間を掛けて作成した小テストを私自身が使ってみたところ,自動採点が実現できることがわかりました。これならば,受講生が何人いても,採点が苦になりません。評判にたがわず,Googleフォームの機能は素晴らしいです。
- (HP訪問者の延べ人数:45,170人)
- 2022年4月14日(木) 雨
- 武田雅人=高橋友範『はじめてのGoogleフォームの教科書2020』 Independently published (2021/11/13)を読んでいます。(第2日目)
- 本書を読みながら,昨日作成したGoogleフォームによる「情報Ⅰ」の小テストを改善しました。
- 母のリハビリの付き添いを勤めます。
- 川崎公民館でダンスの個人レッスンを受けました。
- Basic Jive:Toe Heel Cross の足の向きについて指導を受けました。
- Rumba:ルーティンを流しながら,要所要所でチェックをしていただきました。
- ChaCha:基本ステップを少し速度を速めてくり返し練習しました。
- Waltz:ルーティンを通して,まずい個所を重点的に練習しました。
- Tango:まだ,ステップを覚えていないので,中盤から後半部分のステップを練習しました。
- 大学院生と著作権法の判例研究を行ないました。
- 大学院生が,たまたま財布を拾って交番に届けたとのことだったので,遺失物法28条(報労金)および民法240条(遺失物の拾得),並びに民法697条(事務管理)の相互関係について,議論をしました。
- (HP訪問者の延べ人数:45,200人)
- 2022年4月15日(金) 曇り
- 武田雅人=高橋友範『はじめてのGoogleフォームの教科書2020』 Independently published (2021/11/13)を読んでいます。(第3日目)
- 東京で一緒にボランティア活動をしていた友人(最終講義にも参加してくださった読書家)が福岡に来られるというので,4年ぶりに会いに博多に出かけました。
- この友人は,幼少時に博多に住んでいたことがあるとのことで,積もる話の交換の場所として大濠公園のカフェを選び,4年間のブランクを埋める議論を行ないました。
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福岡大濠公園のレストランにて |
- 南海トラフ巨大地震(2034年3月までに発生する確率が高い)によって大都市が崩壊する前に行なうべき地方創生の鍵は?
- 地方創生の鍵は,ヒト,モノ,カネ,情報の循環(停滞の解消)にある。目標は,「循環型デジタル地域社会」
- 目標は,南海トラフ巨大地震の影響を受けない中山間地域に,いざというときに,大都市からの多数の避難民を受け入れることができる施設を建設できる余裕を持てるほどの豊かな地域に再生する。
- 循環の停滞(いわば,うっ血状態)を解消する方法は?
- ヒト:権力は腐敗に向かう。したがって,権力の交替を促進する。
- 具体的には,リーダーの任期を最大4年(見習い1年,引継ぎ・伴走1年を含む)とし,更新を許さず交替(後継リーダーの養成)を義務づける。
- モノ:単独所有から共有・共同利用を促進する。
- すべてのモノにIDを付与し(モノの情報化),IoT,VA,VRを使って流動性をコントロールし,すべての産業を活性化する。
- カネ:国家が独占してきた通貨発行権限を自治体が平和的に奪還する。
- 具体的には,デジタル地域通貨の増価発行と期限付きによる減価の仕組みを構築することによって,地方財政を国家に頼らずに財政を再建する。
- 滞納情報を活用して,すべての市民を納税義務を果たせるよう,包括的な支援を行なう。
- (HP訪問者の延べ人数:45,220人)
- 2022年4月16日(土) 晴れ
- 武田雅人=高橋友範『はじめてのGoogleフォームの教科書2020』 Independently published (2021/11/13)を読み終わりました。(第4日目)
- 本書は,Googleが提供する無料のアンケート作成・収集アプリとして有名な「Googleフォーム」の解説書です。
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武田雅人=高橋友範
『はじめてのGoogleフォームの教科書2020』
Independently published (2021/11/13) |
- 私は,本書を読んで,「講義の出席確認フォーム」を作成し,学生の講義に対す感想・質問・要望をスプレッドシート形式で自動的に収集することができるようになりました。
- さらに,自動採点できる小テスト問題のフォームを作成することもできるようになりました。
- 本書によって,私は,授業アンケートの収集や小テストの採点を自動化するための教員にとっての基本的なスキルを獲得することができました。
- 確かに,現在の教員は,現職でいる限り,教育機関が提供する高価な公務システムを使って,授業アンケートのの収集や小テストの採点の自動化を行なうことができます。しかし,私のように,定年退職してからも,一般人を対象としたイベントでのアンケート作成・収集や企業や行政での研修で小テストを行おうとする場合には,Googleフォームのような無料のシステムを使う術を心得ていた方が安心だと,私は考えています。
- 本書の目次は以下の通りです。
- 第1章 Googleフォームを使ってみよう
- 第2章 Googleフォームのすべての質問っ形式の体験
- 第3章 Googleフォームの様々な活用法
- 授業への出席確認フォームを作ってみよう。
- イベント予約フォームを作ってみよう
- 動画への感想アンケートを作ってみよう
- 小テストを行う
- お問い合わせフォームを作ってみよう
- 日程調整用アンケートを作ってみよう
- 意識調査アンケートを作ってみよう
- 第4章 Gogleフォームを使いこなそう
- テンプレートでフォームを作成してみよう
- 共同編集
- 短縮URLやQRコードの生成
- 本書は,Googleフォームの入門から活用方法まで,懇切丁寧に説明してくれる本です。
- あまりにも有名なため,今さら「Googleフォーム」の使い方を教えてもらうのが憚れるとか,恥ずかしいとか思っている人に,お薦めしたいと思います。
- (HP訪問者の延べ人数:45,230人)
- 2022年4月17日(日) 晴れ
- 一昨日,友人と博多で議論した「循環型デジタル地域社会」の具体的イメージをA4で4枚にまとめる作業を行ないました。
- 「循環型デジタル地域社会」 の構築プラン
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気象庁
https://www.data.jma.go.jp/
svd/eqev/data/nteq/assumption.html |
- はじめに コロナ禍の次の「南海トラフ巨大地震」に備える
- Ⅰ 循環型デジタル社会の必要性
- 1.諸悪の根源としての循環の停滞
- (1) 血流の停滞…万病のもと
- (2) 労働生産性の停滞…賃金の伸び悩み
- (3) 経済の血液としての通貨の停滞…失われた30年
- 2.通貨の好循環による経済の再生
- (1) 期限付きデジタル通貨による循環の実現
- (2) デジタル通貨の発行益による信用創造(現代貨幣理論)
- (3) SDGsと難民対策の同時実現
- Ⅱ 循環型デジタル社会を実現するための条件
- 1.ヒトの循環…リーダーの養成と交代の義務化
- 2.モノの循環…デジタルIDによるモノの情報化
- 3.カネの循環…トークン型デジタル地域通貨による信用創造
- Ⅲ 循環型デジタル社会を実現するための戦略
- 1.デジタル地域通貨によって相当額の信用を創造
- 2.ブロックチェーンを使ったIDによってモノをデジタル化
- 3.モノ,カネの動きをトレースし,循環の停滞を解消
- おわりに
- 参考文献
- (HP訪問者の延べ人数:45,250人)
- 2022年4月18日(月) 曇り後晴れ
- まちと学びのイノベーション研究所」の所長と明日の委員会の議事の相談をZoomで行ないました。
- 台湾の友人とZoomミーティングを行いました。
- ロータリークラブでの卓話の関係で,短い時間しか取れませんでしたが,充実した議論を行うことができました。
- 大分1985ロータリークラブで,「子どもの貧困」について,南海トラフ巨大地震に備えるための「循環型デジタル地域社会の構築プラン」を絡めて卓話を行いました。
- 会場からは,ロータリークラブの中核的価値観に関連した「こどもの教育」に関する質問があり,終了後は,一部の会員から「循環型デジタル地域社会の構築プラン」の話をもっと聞きたいとの希望がありました。「アフターコロナ禍の次なる難題」というテーマで,卓話をする必要がありそうです。
- (HP訪問者の延べ人数:45,270人)
- 2022年4月19日(火) 晴れ
- 「まちと学びのイノベーション研究所」(CLII)の運営委員会を開催しました(第17回)。
- 豊岡公民館でのダンス教室に参加しました。
- Basic Jive…スムーズに踊れるようになりました。
- Rumba…手の動作を加えようとしましたが,そうするとステップが乱れてうまくいきません。手足の両立は先の話です。
- Cha cha…音楽に合わせようとするとステップが追いつかずに,乱れます。地道にシャドウ練習をしなければならないと思いました。
- Tango…メンバーについていけません。努力はしているのですが,タンゴは,私にとって一番苦手なままです。
- 日出ロータリークラブのハイブリッド例会(Zoom例会)に出席しました。
- 会員が4名脱会した後,加入者が補充出来ずにいたのですが,やっと新会員が加入してくれて,会員が15名になりました。
- (HP訪問者の延べ人数:45,290人)
- 2022年4月20日(水) 晴れ後曇り
- 明治学院大学法学部の非常勤講師として,契約法2(契約総論)の講義(Zoom)を行いました(第3回)。今回のテーマは,「契約の成立・不成立」です。
- まず,前回実施したGoogleフォームで集計した授業の出席確認の最後に学生たちが記入してくれた講義に対する感想・質問・要望について,私が一人ひとりに回答したスプレッド・シートを学生にチャット機能を使って配布しました。
- 学生から,直ちに,以下のような感想が寄せられました。
- 「感想に対してフィードバックがあることが意外であり新鮮でした。他の授業において,読んでいるかもわからないのになぜ感想を書かなければならないのだろうと考えていたため,生徒側としてもありがたいです。」
- 学生の一人ひとりの感想に対して,私がすべてに回答したことに対して,学生から評価してもらい,やりがいを感じました。
- 次に,前回やり残した「契約自由の原則とその例外」について,以下の順序で説明しました。
- 第1に,民法(債権関係)改正によって新設された民法521条(契約締結及び内容の自由),民法522条(契約の成立と方式)を紹介しました。
- 第2に,契約自由の原則を明らかにした伝統的な民法91条(任意規定と異なる意思表示),民法92条(任意規定と異なる慣習)について,旧民法の規定(旧民法財産編第327条)とその母法であるフランス民法典1103条(改正前1134条1項)「適法に成立した契約は,その契約を成立させた当事者間で法律に代わる。(Les contrats légalement formés tiennent de la loi à ceux qui les ont faits.)」との対比で詳しく説明しました。
- 第3に,契約自由の原則の例外として,消費者契約法10条を紹介しました。そして,消費者契約条項が無効となる理由とその重要性を,クリーニング契約約款(洗濯物の引渡から6か月で消滅時効にかかる)と民法613条(不適合を知ってから1年後に消滅時効にかかる)との対比で詳しく説明し,民法改正によって新設された定型約款が,同様にして,約款が無効となる法理(民法)を詳しく解説しました。
- 学生からは,クリーニング事故の例として解説した消費者契約法10条について,「『法令中の公の秩序に関しない規定の適用による場合に比して〜』とあり,これは条文を比較している訳ではなく,結果を比較している。」との感想が寄せられました。一部の学生だけかもしれませんが,学生が消費者契約法10条の最も重要な意義を正確に理解してくれたことに感激しました。
- 第4に,消費者契約法10条の考え方が,民法改正によって新設された民法548条の2第2項の約款無効の法理へと繋がっていることを説明し,契約自由の原則とその例外の説明を終えました。
- 補足的に,民法の立法理由を知るために紹介した名古屋大学の佐野智也「法律情報基盤」についても,学生から,素晴らしい,参照したいとの感想が寄せられました。
- 「法律情報基盤というサイトがとてもわかりやすく感動した。それと同時にこんなにも良いサイトということはこのサイトを作るのにどれぐらいの期間を要したのだろうかと感じた。」
- 最後に,本題に入って,契約の成立・不成立について,典型的な6類型について解説をはじめましたが,時間が足りなくなってきたため,最初の3類型だけを説明して,後半の3類型は,次回に解説することにしました。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:45,310人)
- 2022年4月21日(木) 雨後曇り
- 母のリハビリの付き添いを勤めるため,自転車(電動アシスト自転車)で自宅と病院との間を往復します。
- 川崎公民館でダンスの個人レッスンを受けます。
- 大学院生と著作権法の判例研究を行ないます。
- 明治学院大学法学部の非常勤講師として講義を行っている「契約法2(契約法総論)」の講義に関する特別のページを立ち上げました。
- 契約法2(契約法総論)講義のためのHome Page(受講生のための全資料)
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契約法総論講義のWebサイトを新設 |
- 契約法総論の全条文の自学自習教材(穴埋め問題で,条文の具体例をマスターする)
- 2022年度講義レジュメ(PowerPoint)(全15回分)
- 学生アンケート一覧(毎回追加)
- (参考資料)
- 国際物品売買条約に関する国際連合条約(CISG:United Nations Convention on Contracts for the
International Sale of Goods)
- 加賀山茂「教育・研究・生活日誌」(2022年)
- (HP訪問者の延べ人数:45,340人)
- 2022年4月22日(金) 晴れ
- 明治学院大学法学部の非常勤講師として講義を行っている「契約法2(契約法総論)」の講義に関する特別のページを充実・改訂しています。(第1日目)
- まちと学びのイノベーション研究所のCMOとZoom会議を行いました。
- 産業プラットフォームの設計について,Zoom会議を開催しました。
- (HP訪問者の延べ人数:45,360人)
- 2022年4月23日(土) 曇り後雨
- 明治学院大学法学部の非常勤講師として講義を行っている「契約法2(契約法総論)」の講義に関する特別のページを充実・改訂しています。(第2日目)
- 民法(債権関係)改正によって削除された民法旧522条(承諾の通知の延着)とCISG21条2項(通信の遅延)とは,実は,以下のように,信義則を尊重するという同一の精神に基づく優れた規定であり,民法旧522条を削除する必要がなかったことを図解しました。
- 通信手段を信頼した被申込者には,通信手段の遅延によって生じる損害を回避するための保護手段が必要である。
- その方法として,タイムスタンプ等から遅延の事情を知った申込者に対して,法は,信義則上の「情報提供義務」(被申込者への延着通知の発信義務)を課している。
- そして,申込者が,この信義則上の「情報提供義務」に違反した場合には,遅延はなかったとみなす(承諾期間内に承諾が到達したとみなす)と規定すべきである。
- これが,民法旧522条,および,CISG21条2項の共通の法意である。
- 民法(債権関係)改正によって旧527条が削除され,旧524条(承諾期間の定めのない申込み)が改正されて出来上がった民法525条(承諾期間の定めのない申込み)は,欠陥のある規定であり,改正が必要である。この点も図解しました。
- なぜなら,承諾の到達主義には二つの例外規定(①現実売買における承諾の発信主義,②申込みの撤回通知が到達する前の承諾の発信主義)が必要であり,CISG16条1項は,第2の例外規定を明確に規定しているのに対して,民法525条には,そのような例外規定が欠落しており,承諾期間に定めがないことを信頼した被申込者が不当な扱いを受けることになっているからである。
- 『子どものための法学入門』の編集会議を開催します。
- 明治学院大学・これからの暮らしと法を考える研究会(コレクラ法研)に出席して議論を盛り上げます。
- 第1報告:「なんらかの問題が付着した意思表示が無効の場合・取り消しうべき場合・有効の場合について-ドイツ民法を中心に-」
- 第2報告:「資金決済サービスにおけるクレジットカード事業の位置づけと課題」
- (HP訪問者の延べ人数:45,370人)
- 2022年4月24日(日) 雨後曇り
- 明治学院大学法学部の非常勤講師として講義を行っている「契約法2(契約法総論)」の講義に関する特別のページを充実・改訂しています。(第3日目)
- 自学・自習教材の意味づけ(抽象と具体との間のスムーズな行き来による解釈力の向上)を追加
- CISGの条文と解説書(英文)の追加
- 契約法に関する著書の紹介追加
- アンジェラ・ダックワース(神崎朗子 訳)『GRITやり抜く力-人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける』ダイヤモンド社(2016/9/8)を読みました。
- 本書は,人を成功に導くのは生まれつきの才能ではなく,努力によって上達が可能な「やり抜く力(Grit)」によるということを心理学の視点から論じる本です。
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アンジェラ・ダックワース(神崎朗子訳)
『GRITやり抜く力-
人生のあらゆる成功を決める
「究極の能力」を身につける』
ダイヤモンド社(2016/9/8) |
- 自らの理想を実現するためにも,また,自らを売り込むための履歴書に必要な業績を築くためにも,「やり抜く力」は不可欠です。その「やり抜く力」が,自分にあるかどうかは,グリット・スケール使ったテストで算定が可能です(本書83頁)。
- 自分のやり抜く力のレベルを知った上で,それを伸ばす方法は何なのでしょうか,それに答えるのが以下の4つのステップです(本書131-134頁)。
- 「興味」のあることをやってみる。
- 「練習」によって,高めに設定した目標を達成する。
- 練習で大切なのは,うまくできた部分よりも,うまくできなかった部分を知ってそれを克服するという,意図的な練習でなければならないということである(本書164-201頁)。
- 「目的」を自分の利益だでなく人に役立つことに向ける。そうすると人格が高められる。
- 「希望」を掲げて,粘り強く継続する。
- 本書の目次は以下の通りです。
- はじめに ─「生まれつきの才能」は重要ではなかった!
- PART 1 「やり抜く力」とは何か? なぜそれが重要なのか?
- 第1章 「やり抜く力」の秘密─ なぜ彼らはそこまでがんばれるのか?
- 第2章 「才能」では成功できない─「成功する者」と「失敗する者」を分けるもの
- 第3章 努力と才能の「達成の方程式」─ 一流の人がしている当たり前のこと
- 第4章 あなたには「やり抜く力」がどれだけあるか?─「情熱」と「粘り強さ」がわかるテスト 〔グリット・スケール〕
- 第5章 「やり抜く力」は伸ばせる─自分をつくる「遺伝子と経験のミックス」
- PART 2 「やり抜く力」を内側から伸ばす
- 第6章 「興味」を結びつける─ 情熱を抱き,没頭する技術
- 第7章 成功する「練習」の法則─ やってもムダな方法,やっただけ成果の出る方法
- 第8章 「目的」を見出す─ 鉄人は必ず「他者」を目的にする
- 第9章 この「希望」が背中を押す─「もう一度立ち上がれる」考え方をつくる
- PART 3 「やり抜く力」を外側から伸ばす
- 第10章 「やり抜く力」を伸ばす効果的な方法─科学では「賢明な子育て」の答えは出ている 〔要求は厳しく,支援を惜しまない子育て〕
- 第11章 「課外活動」を絶対にすべし─「1年以上継続」と「進歩経験」の衝撃的な効果
- 第12章 まわりに「やり抜く力」を伸ばしてもらう─ 人が大きく変わる「もっとも確実な条件」
- 第13章 最後に─ 人生のマラソンで真に成功する
- 訳者あとがき
- 偉業を達成した人で「やり抜く力(Grit)」の強くない人などいないのですが(本書370頁),その力を手に入れる科学的な方法は,知られていませんでした。
その方法を子どもの教育にまで詳細に明らかにした本書は,わが子の成功を願う親にとって,貴重な文献です。
- 本書が多くの人々に読まれることによって,家庭教育のあり方が根本的に改善されるように思われます。
- (HP訪問者の延べ人数:45,390人)
- 2022年4月25日(月) 晴れ
- 明治学院大学法学部の非常勤講師として講義を行っている「契約法2(契約法総論)」の講義に関する特別のページを充実・改訂しています。(第4日目)
- まちと学びのイノベーション研究所」の所長と明日の委員会の議事の相談をZoomで行ないましあ。
- 台湾の友人とZoomミーティングを行いました。
- 西剛志『脳科学者が教える子供の自己肯定感は3・7・10歳で決まる』PHP研究所(2020/4/2)を読んでいます(第10日目)。
- 真庭市に出張しました。
- (HP訪問者の延べ人数:45,410人)
- 2022年4月26日(火) 曇り後雨
- 2020年11月21日に第3章まで読んで,理解したつもりになっていたMMT理論ですが,デジタル通貨に応用しようと思うと,以下の3つの疑問点(ノーベル賞級の課題か?)が生じてきたため,L・ランダル・レイ(中野
剛志=松尾 匡・解説, 島倉 原=鈴木 正徳・訳)『MMT現代貨幣理論入門』東洋経済新報社 (2019/8/30)を読み直しています。(第1日目)
- 近い将来に発行されると予想されるデジタル通貨について,その循環を促すためにデジタル通貨に期限を設定することは合理的か。
- デジタル通貨の消滅時効を発行から20年と設定した場合,消滅時効を全く設定しない場合と比較した場合のデジタル通貨の循環速度は,どの程度高まるか。これに対して,消滅時効を発行から10年と設定した場合には,通貨の循環速度はどの程度高まるか。
- 前記の議論について,数学的根拠(小集団モデルを使った数量経済学理論でも可)を示して答えることが可能か。また,通貨の失効期間に応じた通貨の循環速度が計算された場合に,循環速度の向上に応じて通貨の発行量を比例的に減少させることは可能か。
- 前記の二つの議論を踏まえた上で,デジタル通貨の消滅時効を通常の債権(口座型)の消滅時効と同様に,発行から10年と考えるべきか(民法166条1項),それとも,トークン型を債権以外の財産権と考えて,20年と考えるべきか(民法166条2項)。
- 前期の数学的根拠が示されたとして,税収に先だって発行する初年度のデジタル通貨は,予定税収の何割とすべきか。次年度以降の発行において,デジタル通貨のプレミアムは,予定税収の何割とすべきか。
- デジタル通貨と現在の通貨(現金)との交換に際して,それを為替取引(外国為替取引を含む)と考えて,手数料を取るべきか。手数料をとる場合には,何パーセントの手数料をとるべきか。
- 「まちと学びのイノベーション研究所」(CLII)の運営委員会を開催します(第18回)。
- 現在立ち上がっているプロジェクトの現状をまとめて報告しました。
- 会議の後,政策アドバイザーとして,市の総合政策(人口関連表の作成)について意見交換をしました。
- 産業プラットフォームの設計について,研究所のCIOと議論しました。
- まちと学びのイノベーション研究所の事務所の売買代金相当額の借入れについて,地元の銀行と協議を行ないました。
- (HP訪問者の延べ人数:45,430人)
- 2022年4月27日(水) 晴れ
- L・ランダル・レイ(中野 剛志=松尾 匡・解説, 島倉 原=鈴木 正徳・訳)『MMT現代貨幣理論入門』東洋経済新報社 (2019/8/30)を読み直しています。(第2日目)
- 通貨がなぜ債務証書なのか?(日銀の貸借対照表でも,通貨は負債の部に仕分けされている)
- 本書を最初に読んだときは,非兌換紙幣としての通貨が,なぜ「債務証書」なのかは理解できませんでした。
- しかし,紙幣(現金)の他に,デジタル通貨を発行する場合のことを考えると,この場合,デジタル通貨は,現金との両替を義務づけらるので,デジタル通貨が債務証書であるという意味が理解できるようになりました。
- さらに考えを進めると,金融機関が倒産した場合のことを考えると,紙幣も,実は,現実的な価値への交換が必要な債務証書であることを理解できるようになりました。
- まちと学びのイノベーション研究所の事務所の売買契約(土地建物の売買契約)について,所有者と詰めの協議を行ないました。
- 税理士に,今期の決算報告書,次期の事業計画書について,アドバイスをいただきました。
- 明治学院大学法学部の非常勤講師として,契約法2(契約総論)の講義(Zoom)を行いました。
- 今回(第4回)は契約の成立・不成立の続きを説明した後,申込みと承諾の経営戦略というテーマで,手付の現代的意義と,手付は,二重譲渡の弊害を未然に防止する機能あることを詳しく説明しました。
- 高等学校の校長と,教育改革の進め方について協議を行いました。
- 真庭市の出張を終えて,大分に帰りました。
- (HP訪問者の延べ人数:45,450人)
- 2022年4月28日(木) 晴れ後曇り
- L・ランダル・レイ(中野 剛志=松尾 匡・解説, 島倉 原=鈴木 正徳・訳)『MMT現代貨幣理論入門』東洋経済新報社 (2019/8/30)を読み直しています。(第3日目)
- 母のリハビリの付き添いを勤めるため,自転車(電動アシスト自転車)で自宅と病院との間を往復しました。
- 川崎公民館でダンスの個人レッスンを受けました。
- 個人レッスンに参加していた相手方が退会し,新しい相手が入会したため,私と新入会員の二人で先生のレッスンを受けることになりました。
- Rumba:ルーティンを通して練習しました。
- Tango:苦手意識を解消しようと,シャドー・レッスンを盛り込みながら,一つ一つのステップを確実にできるまで練習しました。先生のリードがあると,不完全ながら何とかついていけるようになりましたが,一人でシャドー・レッスンしようとすると,全然うまくいかない状態です。
- 明治学院大学の第4回目の講義(契約法総論)で行なった学生アンケートについて,Googleフォームがシートに集計してくれた一人ひとりの感想に対して回答を記入する作業を開始しました(第1日目)。
- 受講生全員の感想に対して,回答を作成しました。
- 前回は,完成したシートが4枚だったのですが,学生たちの書き込みの質と量とが増えたため,回答のシートも5枚になりました。
- (HP訪問者の延べ人数:45,480人)
- 2022年4月29日(金)(昭和の日) 雨後曇り
- 明治学院大学の第4回目の講義(契約法総論)で行なった学生アンケートについて,Googleフォームがシートに集計してくれた一人ひとりの感想に対して回答を記入する作業を行なっています(第2日目)。
- 受講生全員に対する感想を改訂し,次回の講義で取り上げるべき感想をマークするとともに,回答の中で,根拠を示すのが良いと思われる個所に,適切と思われる参考文献を追加しました。
- 2021年(令和3年)に成立した民法(所有者不明の土地利用の円滑化)改正(施行は公布から2年(2023年)以内)の条文を現行民法に組み入れる作業を行なっています。(第1日目)
- 共有者が不明な場合の相隣関係・共有地利用の円滑化
- 相隣関係
- 第209条(隣地の使用),第213条の2(継続的給付を受けるための設備の設置権等)〔その1〕,第213条の3(継続的給付を受けるための設備の設置権等)〔その2〕,第233条(竹木の枝の切除及び根の切取り)
- 共有関係
- 第249条(共有物の使用),第251条(共有物の変更),第252条(共有物の管理),第252条の2(共有物の管理者),第258条(裁判による共有物の分割)〔その1〕,第258条の2(裁判による共有物の分割)〔その2〕,第262条の2(所在等不明不動産の共有者の持分の取得),第262条の3(所在等不明不動産の共有者の持分の譲渡),第264条(準共有)
- 所有者不明土地・建物管理制度の創設
- 所有者不明土地・建物管理制度
- 第264条の2(所有者不明土地管理命令),第264条の3(所有者不明土地管理人の権限),第264条の4(所有者不明土地等に関する訴えの取扱い),第264条の5(所有者不明土地管理人の義務),第264条の6(所有者不明土地管理人の解任及び辞任),第264条の7(所有者不明土地管理人の報酬等),第264条の8(所有者不明建物管理命令),
- 管理不全土地・建物管理制度
- 第264条の9(管理不全土地管理命令),第264条の10(管理不全土地管理人の権限),第264条の11(管理不全土地管理人の義務),第264条の12(管理不全土地管理人の解任及び辞任),第264条の13(管理不全土地管理人の報酬等),第264条の14(管理不全建物管理命令)
- 長期間経過後の遺産分割の見直し
- 第904条の3(期間経過後の遺産の分割における相続分)等
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行います。
- (HP訪問者の延べ人数:45,490人)
- 2022年4月30日(土) 曇り一時晴れ
- 2021年(令和3年)に成立した民法(所有者不明の土地利用の円滑化)改正(施行は公布から2年(2023年)以内)の条文を現行民法に組み入れる作業を行なっています。(第2日目)
- 民法学研究会にZoomで参加します。
- 次回の研究会で,最近の民法改正とSDGsとの関連について,「民法(所有者不明の土地利用の円滑化)改正の有効性-SDGsの第11ゴールの視点から-」という報告をすることになりました。
- (HP訪問者の延べ人数:45,500人)
- 2022年5月1日(日) 曇り
- 2021年(令和3年)に成立した民法(所有者不明の土地利用の円滑化)改正(施行は公布から2年(2023年)以内)の条文を現行民法に組み入れる作業を行なっています。(第3日目)
- 共有物分割と遺産分割との相互関係について整理しています。
- 遺産分割の優先性が,10年の不作為によって失われ,共有物分割手続に劣後するに至るという考え方が興味深いです。
- 今回の民法(所有者不明の土地利用の円滑化)改正は,停滞している物権秩序に循環を取り戻すという観点から考察するのが良いと思います。
- 大分ダンススポーツ連盟の総会に出席しました。
- 総会で議長に選任され,総会の議長を務めました。
- 全ての議案を十分に審議し,原案を一部修正のうえで,全ての議案について承認を得ることができました。
- 別府ビーコンプラザで開催された「2022年別府市長杯・JBDF九州ボールルームダンス競技別府大会」を観戦しました。
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JBDF九州Ballroom Dance競技
別府大会(ジュニア ラテン) |
- コロナ禍で中止が続き,3年ぶりに開催された大会は,観客も多く,大変な盛り上がり様でした。
- ダンス教室の先生といっしょに観戦したのですが,競技会に出場する人たちのレベルの高い踊りを堪能することができました。
- 特に,ジュニア級の演技が素晴らしかったので,スマホで録画しました。そして,ジュニアの選手たちの基礎がしっかりできているのに改めて感心しました。
- 録画した動画を何度も見ているうちに,私の練習意欲も自ずと高まりました。
- 真庭市に出張する途中で,東京の研究仲間と岡山で合流し,事務所見学,真庭観光,重要人物との会見を含めて,会社の発展のためのプランについて,意見を交換しました。
- 第1に,民法(債権関係)改正について,一般市民だけでなく事業者に対するセミナーが必要であったように,個人情報保護法の大改正(来年度までに必要な条例改正を含む)ばかりでなく,空家対策のための一連の法律(空き家特措法の制定(2014年),民法(所有者不明の土地利用の円滑化)改正(2021年改正・施行は2023年),不動産登記法改正(2021年))に関する事業者用,および,行政用のセミナーの必要性を実感しました。
- 第2に,観光を活発化させるためには,インフラが不可欠であり,その中に,電子マネーによる決済も含まれるという研究仲間の発言が私の印象に残りました。
- (HP訪問者の延べ人数:45,520人)
- 2022年5月2日(月) 晴れ 一時雨
- 東京の研究仲間に私たちの研究所の事務所を見学してもらったり,真庭市を観光してもらったり,重要人物と会見してもらったりするために,高速バスで真庭市に出張しました。
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蒜山高原のCLT記念建造物 by 隈研吾 |
- 「まちと学びのイノベーション研究所」の所長と明日の委員会の議事の相談をZoomで行ないました。
- 台湾の友人とZoomミーティングを行いました。
- まちと学びのイノベーション研究所の事務所をZoomで案内しました。
- 東京の研究仲間を研究所のCOOが運転するサラ号で蒜山高原に案内しました。
- Nagoya RyuNetの理事懇談会(Zoom)に参加しました。
- 日程調整の上で,個人情報保護法の検討会を開催することになりました。
- 東京の研究仲間を市長に紹介し,懇談しました。
- (HP訪問者の延べ人数:45,530人)
- 2022年5月3日(火)(憲法記念日) 晴れ時々曇り
- まちと学びのイノベーション研究所の取締役社長の交代について,CEO と懇談しました。
- 東京の研究仲間にまちと学びのイノベーション研究所の株主および役員になってもらう交渉を行いました。
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「神庭の滝」自然公園にて |
- 東京の研究仲間は,デジタル通貨の専門家だけでなく,外国人を日本に招待して起業を手伝ったり,観光ツアーを手がける仕事もされているため,真庭市をめぐってもらいました。
- 昨日は蒜山高原を案内したので,今日は,中国地方の滝では最大規模の一つと言われている「神庭の滝」自然公園を観光してもらいました。
- 実は,私も神庭の滝を見るのは初めてのことで,新緑の美しさの中で,華厳の滝を思わせる雄大な神庭の滝をみて,感動しました。
- 自然公園の中にある手作りそばのお店にも寄って,美味しいお蕎麦も味わうことができました。新緑のもみじがとても美しかったので,秋の紅葉の時期をお店の方に尋ねると,11月中旬ということでした。そこで,その季節にもう一度,みんなで紅葉狩りに行きましょうということになりました。
- 真庭市での業務を終えて,大分に帰りました。
- (HP訪問者の延べ人数:45,540人)
- 2022年5月4日(水)(みどりの日) 晴れ
- 改正個人情報保護法について,Googleフォームを使った小テスト問題を作成しています。(第1日目)
- 2時間ほどかけて,個人情報保護法の2021年改正に対応したGoogleフォームによる小テストを作成することができました。
- 誰かにこの小テスト問題を実際に解いてもらって,改善したいと思います。
- 令和3年(2021年)の個人情報保護法の改正の概要
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Googleフォームを利用した
個人情報保護法の小テスト |
- 「個人情報」とは何か
- 「要配慮個人情報」とは何か
- 「個人データ」とは何か
- 個人情報の利用目的の特定・制限
- 個人情報の取得・利用
- 個人情報取扱業者の個人データの保存・管理義務
- 個人情報の第三者提供とその制限
- 個人データの海外への移転制限
- 個人関連情報
- 個人情報に関する本人の権利の強化
- 仮名加工情報
- 東京の発明家が九州に来られるので,町に出て懇談しました。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:45,550人)
- 2022年5月5日(木) 晴れ
- 改正個人情報保護法について,Googleフォームを使った小テスト問題を作成しています。(第2日目)
- Googleフォームの小テストを完成させたので,12問の選択肢全てについて,正否の解説を作成します。
- 母が使っていたジューサー・ミキサーが摩耗して使えなくなったため,家電量販店で買い換えました。
- 昼寝をしていて,一零地域通貨(Digital Local Currency)の夢を見ました。
- 夢の中で,私は,ある自治体に滞在していました。
- その自治体では,1月から3月15日までの間に,住民が昨年度の収支決算書と今年度の予算計画書を提出すると,自治体の職員が今年度の収入予定額を計算して,その年度の予定収入額の地方税額に相当する零一地域通貨を4月1日から月割りで発行してくれる仕組みを採用していました。
- 発行される一零地域通貨ですが,地域では,全ての支払がこの地域通貨でできる上に,通貨発行の際の割増し制度が進んでおり,人気を博していました。
- その上,この自治体は,世界各国の政府と通貨流通相互協定を締結しており,協定国間では,この自治体の一零地域通貨がその時の為替相場で携帯機器によって自動決済ができるのだそうです。もちろん,日本円とも手数料なしに現金相当額で決済できます。
- この自治体の一零地域通貨管理部(現金の1割増しで一零地域通貨を発行し,納税を通じて資金源を確保している部署)の職員によると,現金(日本円)は,外国では通用しないため,手数料の高い両替が必要だが,この自治体の一零地域通貨の場合は,外国でも直接決済ができるので,現金(日本円)よりも人気があるとのことでした。
- この自治体では,地方税を一零地域通貨で支払うことができるばかりでなく,国との協定によって,国税も一零地域通貨で支払えるようになっているため,この自治体では,現金を使う必要性は全くないとのことでした。
- 一零地域通貨管理部の職員の話によると,一零地域通貨は,自治体の発行する一零小切手のようなもので,地域内での強制通用力を確保する債務が生じているのだとのことでした。
- なるほど,日銀もその貸借対照表をみると,発行通貨を負債として計上しています。つまるところ,通貨とは発行主体の負う,強制通用力(日本銀行法46条2項)の実現の債務に他ならないということになります。
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- その上,自治体が債務を負えば,よいことに民間は黒字となります。
- そうだとすると,民間をを黒字にし,税収で担保される一零地域通貨の発行で自治体の赤字を補填するという,「官」の赤字経営こそが「民」を潤す自治体の責務だということになるのでしょう。
- 「地方創生は,地域通貨のDX(Digital Transformation),すなわち,地方税によって担保された一零地域通貨の発行から」という興味深いテーマについて考え事をしていると,寝ている間も,考え続けているのだなと思いました。
- (HP訪問者の延べ人数:45,560人)
- 2022年5月6日(金) 曇りときどき晴れ
- アンダース エリクソン=ロバート プール(土方奈美訳)『超一流になるのは才能か努力か?』文藝春秋 (2016/7/29)を読んでいます(第1日目)
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アンダース・エリクソン=
ロバート プール(土方奈美訳)
『超一流になるのは才能か努力か?』
文藝春秋 (2016/7/29) |
- 天才といわれる人も,人知れず「限界練習」という質の高い学習を長時間にわたって行った結果としてそうなったのであって,生まれつきの天才は存在しない。逆に,どんな能力も,生まれつきの才能ではなく,学習の質(自分の能力を少しだけ超える負荷をかけつづけ,ノーミスを達成するという練習の高い質)と量(少なくとも1万時間以上の練習量)で決まるという,これまでの常識を覆す事実を明らかにした本です。
- 本書の目次は以下の通りです。
- 第1章 コンフォート・ゾーンから飛び出す「限界的練習」
- 第2章 脳の適応性を引き出す
- 第3章 心的イメージを磨きあげる
- 第4章 能力の差はどうやって生まれるのか?
- 第5章 なぜ経験は役に立たないのか?
- 第6章 苦しい練習を続けるテクニック
- 第7章 超一流になる子供の条件
- 第8章 「生まれながらの天才」はいるのか?
- 終 章 人生の可能性を切り拓く
- 本書によって,どんな人も,理想の完成イメージ(心的イメージ)を描き,苦しくて質の高い練習を少なくとも1万時間以上地道に行うことで,超一流といわれる能力を獲得することができることが明らかにされました。
- 確かに,本書によって,全ての人に希望が与えられたのですが,そのような苦しい努力を続けられない人は,夢が破れるという過酷な現実に直面せざるを得ません。
- 余計なお世話かもしれませんが,全ての人が過酷な練習を耐え抜くことのできる分野を発見するにはどうしたらよいのだろうかということを考えながら,本書を読み続けています。
- (HP訪問者の延べ人数:45,580人)
- 2022年5月7日(土) 曇り
- アンダース エリクソン=ロバート プール(土方奈美訳)『超一流になるのは才能か努力か?』文藝春秋 (2016/7/29)を読んでいます(第2日目)
読み終わりました。
- 生まれつきの天才は存在せず,誰でも超一流になれる。「人類とは,「限界練習(deliberlate practice)」を通じて,自らの脳を発達させることによって,人生の可能性を広げ,未来を切り拓く種(ホモ・エクセサンス)である」(本書334頁)という結論が素敵でした。
- 教育は,「限界練習」を通じて,知識を応用可能な技術へと変化させることであり,具体的には,特定分野における技術の全体に関する「心的イメージ」を形成するように支援することだというアドバイス(329頁)が心に残りました。
- 例えば,私の契約法における心的イメージは,以下のように整理することができそうです。
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契約法に関する私の「心的イメージ」 |
- 散髪のため,まちに出て,ついでに野菜等の買物をしました。
- 法と経営学会第2分科会(地方創生とDX)のZoom会議に参加しました。
- 報告:「中小企業のためのカーボンニュートラル経営」
- (HP訪問者の延べ人数:45,590人)
- 2022年5月8日(日) 晴れ
- アンダース エリクソン=ロバート プール(土方奈美訳)『超一流になるのは才能か努力か?』文藝春秋 (2016/7/29)を読んだ影響で,私の法律に関する心的イメージを可視化することが容易になりつつあります。
- 昨日は,私の契約法に関する「心的イメージ」を可視化してみたのですが,今回は,契約の土台を形成している,契約外債権・債務(事務管理・不当利得・不法行為)の相互関係に関する私の「心的イメージ」を可視化してみました。
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契外債権・債務(事務管理・不当利得・不法行為)
の相互関係に関する私の「心的イメージ」 |
- この後も,私の法全体に関する「心的イメージ」に関連して,法と道徳と宗教との関係,国際秩序と憲法との関係,憲法と民法との関係,債権と物権との関係,担保法全体,債権総論と契約法との関係に関する私の「心的イメージ」を可視化する試みを継続します。
- まちと学びのイノベーション研究所のCTOとZoomミーティングを行います。
- CTOの所属会社への訪問の日程の調整,研修プログラムの様式の統一化,人事構想について意見を交わします。
- (HP訪問者の延べ人数:45,610人)
- 2022年5月9日(月) 曇り時々雨
- まちと学びのイノベーション研究所」の顧問と「情報Ⅰ」の授業展開についてZoomで情報交換行ないました。
- まちと学びのイノベーション研究所のCOOと明日の運営委員会の議事の相談をZoomで行ないました。
- デジタル・プラットフォームの設計についてまちと学びのイノベーション研究所のCTO,CIO,COOと自治体の職員を交えてZoomで議論しました。
- アンダース エリクソン=ロバート プール(土方奈美訳)『超一流になるのは才能か努力か?』文藝春秋 (2016/7/29)を読んだ影響で,私の法律に関する心的イメージを可視化することが容易になりつつあります。
- 昨日は,私の契約外債権・債務に関する「心的イメージ」を可視化してみたのですが,今回は,法の効力の衝突を回避するために不可欠なメタ規範に関する私の「心的イメージ」を可視化してみました。
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オブジェクト法規(通常の法律)を制禦する「メタ」法規としての
法の適用に関する通則法(通則法)に関する私の「心的イメージ」 |
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行います。
- (HP訪問者の延べ人数:45,620人)
- 2022年5月10日(火) 曇り
- 「まちと学びのイノベーション研究所」(CLII)の運営委員会を開催します(第19回)。
- 役員の交代と株主総会の議事(案)について審議します。
- アンダース エリクソン=ロバート プール(土方奈美訳)『超一流になるのは才能か努力か?』文藝春秋 (2016/7/29)を読んだ影響で,私の法律に関する心的イメージを可視化することが容易になりつつあります。
- 昨日は,法の効力の衝突を回避するために不可欠なメタ規範に関する私の「心的イメージ」を可視化してみたのですが,今回は,「民法の体系とSDGsの17の目標との関係に関する私の「心的イメージ」を可視化してみました。
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民法の体系とSDGsの17の目標との関係
私の「民法の全体像に関する心的イメージ」 |
- 民法…3.全ての人に健康と福祉を(民法は市民生活の憲法),9.産業と技術革新の基盤をつくろう(民法は市民生活の法的基盤)
- 通則…16.平和と公正をすべての人に(公共の福祉,信義則,権力の腐敗防止が民法の基本原則)
- 財産法…7.エネルギー(を含む財産)をみんなにそしてクリーンに
- 総則…8.働きがいも経済成長も,10.人や国の不平等をなくそう(権利能力・意思能力・行為能力)
- 物権…11.住み続けられるまちづくりを(所有者不明土地・建物問題の解決),13.気候変動に具体的な対策を,15.陸の豊かさもまもろう(土地所有権の制限)
- 債権…6.安全な水とトイレを世界中に(契約・条約),12.つくる責任つかう責任(PL法),13.海の豊かさを守ろう(条約)
- 家族法…17.パートナーシップで目標を達成しよう
- 親族…2.飢餓をゼロに,3.質の高い教育をみんなに(衣食足りて礼節を知る)
- 相続…1.貧困をなくそう,5.ジェンダー平等を実現しよう(財産の平等分配)
- 豊岡公民館でのダンス教室に参加しました。
- Cha cha…基本のステップを練習しました。
- Tango…ルーティンの前半部分をくり返し練習しました。
- 日出ロータリークラブのハイブリッド例会(Zoom例会)に出席しました。
- (HP訪問者の延べ人数:45,630人)
- 2022年5月11日(水) 雨
- 2022年5月12日(木) 雨後曇り
- アンダース エリクソン=ロバート プール(土方奈美訳)『超一流になるのは才能か努力か?』文藝春秋 (2016/7/29)を読んだ影響で,私の法律に関する心的イメージを可視化することが容易になりつつあります。
- 昨日は,「法と道徳と宗教との関係に関する私の「心的イメージ」を可視化してみたのですが,今回は,民法に戻って,「民法の目的・目標」に関する私の「心的イメージ」を可視化してみました。
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立法提案を通じて形成された
民法の「目的」に関する私の「心的イメージ」 |
- 現在のすべての法律は,その法律の第1条において,法律の「目的」とか「趣旨」とかが規定されているのですが,近代法の整備時期のしかも最初の頃に制定された法律である民法においては,どこにも,その「目的」が規定されていません。
- そこで,私は,民法第1条に「民法の目的」を規定することを提案しています。そうすると,現在の民法1条は,実は,この「目的(私権制定の目的)」を前提とした上で,私権の制限を規定したものとして,明確な位置づけをすることができます。
- 母のリハビリの付き添いを勤めました。
- 川崎公民館でダンスの個人レッスンを受けました。
- ChaCha…基本のステップを練習しました。
- Tango…基本のルーティンを通して踊った後に,一つ一つのステップをくり返し練習しました。
- 大学院生と著作権法の判例研究を行ないました。
- 東京地決平15・6・11判時1840号106頁(「ノグチ・ルーム移築工事差止仮処分」事件)の判例評釈を読みながら議論をしました。
- (HP訪問者の延べ人数:45,680人)
- 2022年5月13日(金) 雨
- アンダース エリクソン=ロバート プール(土方奈美訳)『超一流になるのは才能か努力か?』文藝春秋 (2016/7/29)を読んだ影響で,私の法律に関する心的イメージを可視化することが容易になりつつあります。
- 昨日は,「民法の目的・目標」に関する私の「心的イメージ」を可視化してみたのですが,今回は,「民法と刑法の違い」に関する私の「心的イメージ」を可視化してみました。
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刑法との対比による
民法の機能に関する私の「心的イメージ」 |
- ポール・タフ(高山真由美訳)『成功する子 失敗する子-何が「その後の人生」を決めるのか』英治出版(2013/12/25)を読んでいます。(第1日目)
- (HP訪問者の延べ人数:45,700人)
- 2022年5月14日(土) 曇り後晴れ
- ポール・タフ(高山真由美訳)『成功する子 失敗する子-何が「その後の人生」を決めるのか』英治出版(2013/12/25)を読み終わりました。(第2日目)
- 本書は,先に紹介したアンダース エリクソン=ロバート プール(土方奈美訳)『PEAK:超一流になるのは才能か努力か?』文藝春秋 (2016/7/29),アンジェラ・ダックワース(神崎朗子
訳)『GRITやり抜く力-人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける』ダイヤモンド社(2016/9/8)等の研究成果を踏まえた上で,ストレスに苛まされる貧困な子どもたち,期待に押しつぶされそうになっている裕福な子どもたちに対して,健康で充実した人生を送ることができるようにするために,私たちは何をすべきかを明らかにする本です。
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ポール・タフ(高山真由美訳)
『成功する子 失敗する子-
何が「その後の人生」を決めるのか』
英治出版(2013/12/25) |
- 本書の目次は,以下の通りです。
- 序章 明からになる新事実
- 第1章 失敗する子,しない子
- 第2章 何が気質を育てるのか
- 第3章 考える力
- 第4章 成功への道
- 第5章 わたしたちに何ができるのか
- 人生を幸福に生き抜く,つまり,健康であると同時に有意義で充実した人生を送るためには,従来は,知能とか学力(結果としての学歴)が成功の鍵だと考えられてきました(本書14-16頁)。
- しかし,最近では,これらの能力とは別に,「非認知的能力」,例えば,ものごとを楽観的に考える力,自制心,やり抜く力(grit)などが必要であること,むしろ,このような「非認知的能力」の方が,人生を生き抜く上で,知能や学力よりも重要であることが明らかになりつつあります(本書14-28頁)。
- 本書は,幼児期における貧困による様々なストレスが,体の免疫システムを不全に陥らせ,体を損なうだけでなく,大切な「非認知能力」の発達を阻害するということを明らかにしている点に特色があります(本書44-45頁,49-55頁)。
- 他方で,本書は,そのような深刻な問題にも解決策は存在するとして,幼児期の母親のアタッチメント(愛着),その後の良い習慣の形成が非認知的能力としての,性格の強み(楽観主義,自制心,公正,寛大,やり抜く力)を育てることができることも明らかにしています(本書92-134頁)。
- 私が特に注目したのは,自由を抑制するものとして邪魔者扱いされることの多い規律,特に,自らが作る規律(ルール作り)が,自制心等の良い習慣を形成するのに必須とされてきた「意思の強さ」を代替する効果があるとの指摘です(本書141-152頁)。
- 私が,同僚たちに健康のための食習慣の改善とか,毎日のストレッチ・筋トレとか,生涯学習の方法とかを推奨すると,「あなたは意思が強いからできるのであって,私には/僕には無理。」とよく言われてきました。確かに,私には,並外れた(常識外れの)「意志の強さ」があることを認めざるを得ず,それ以上の推奨はできませんでした。
- しかし,本書を読んでいて,自他ともに認める私の「意志の強さ」は,生来のものでも,がむしゃらに努力して獲得したものでもないことに気づきました。実は,自分自身で以下のような「ルール」を作って,それをまじめに(誠実に)実行しているだけです。自分に課したルールを守ることを通じて「意志の強さ」を楽々と身につける(習慣化する)ことができているのだと気づきました。
- 歳のせいか朝5時に自然に目が覚めるので,すぐに洗面と歯磨きをして水を飲み,続けてストレッチ・筋トレを20分間行う。次に,この「教育・研究・生活日誌」をつけ,一日のスケジュールを立ててから,朝食までの間,集中的な学習(読書と執筆活動)を行う。
- 運動については,毎朝のストレッチ・筋トレの外,少なくとも週2回,往復1時間のサイクリングを要する場所(豊後豊岡)に赴き,社交ダンスの練習を2時間行なって,汗をかく。
- 食事については,「美味しいものは食べ過ぎるという弊害がある」のでなるべく食べない(腹八分目に病なし)。
- むしろ,お腹を減らして,栄養バランスの取れた粗食(玄米・豆・乾燥野菜の炊き込みご飯,または,自作の全粒粉・ライ麦パンとチーズ,りんごとプレーンヨーグルトの組合せ)」をよく噛んでいただく(粗食礼賛)。
- 蛋白質は重要だが,肉,特に牛肉は,私の体質に合わないので食べない。蛋白質は,玄米と豆類の炊き込みご飯,自作の黒パンから採取する。外食の場合も,肉を避け,魚をいただく(緩やかな菜食)。
- 白砂糖は絶対に使わない。食塩は,最小限に抑える。白砂糖も食塩も常備しない。味付けは,味噌か醤油か梅肉を少しだけ使う(穏やかな減糖・減塩)。
- 酒類はなるべく控える(穏やかな禁酒)。少なくとも,酔う前に飲むのをきっぱりと止める。通常は,遅くとも午後7時までには食事を終えるが,会食の場合でも,午後10時以降は,水やお茶を飲む以外何も食べない。
- 言ったこと(自作のルール)は,必ず実行する。失敗したらやり直す。
- そういうわけなので,私の「意志の強さ」と言われているものは,自らが作った以上のルール(一言で言うと,「健康に良いことだけをする(健康に悪いことはしない)」というルール)を守っているうちに,自然に形成されただけに過ぎないことがよくわかりました。
- 各人が自分のためのルール作り行うようになれば,やがて,それらはみんなのためのルール作りへと発展し,多くの人々の非認知能力の形成に役立つということを考えれば,ルール作りが得意な法律家の役割が肯定されたことになるようにも思われます。
- 最後に,本書の一文が,印象に残りました。
- 教育者にとって一番大切な仕事は,「生徒たちが失敗するのを防ぐことではない。それぞれの失敗から学ぶ方法,自分の失敗を瞬きもせずまっすぐに見つめる方法,自分がしくじった理由と真正面から向き合う方法を教えることだった。」(本書270-271頁,実例は本書165-179頁)。
- 子どもたちが自分で作るルールの中に「私は失敗をおそれない。もしも失敗したら,失敗の原因と正面から向き合い,必ずやり直す」というルールを取り込むならば,子ども親も幸せになるのではないかと思いました。
- RI2720の地区大会に参加しました。
- コシノジュンコ氏の基調講演は,さすがに迫力がありました。
- 大画面に短い言葉だけを投影して,3分ほど話し,次にまた短い言葉だけを大画面に投影して話を続けるというスタイルが新鮮でした。
- 最後は,「カキクケコ」という文字だけを投影して話を閉められました。
- その心は,「カ」…感謝,「キ」…希望,「ク」…くよくよしない,「ケ」…健康,「コ」…好奇心でしたが,今日読んだ本のエッセンスとかけ合わせると面白いと思いました。
-
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コシノジュンコ |
タフ
『子どもの成功』 |
両者の統合 |
カ |
感謝 |
感謝,寛大 |
感謝し,寛大な心を育む。 |
キ |
希望 |
気質,勤勉 |
聴いて共感し,協調し,勤勉な気質を共有する。 |
ク |
くよくよしない |
苦難 |
くよくよせず,苦難を好機へ変える。 |
ケ |
健康 |
限界練習 |
健康第一で限界練習にチャレンジする。 |
コ |
好奇心 |
公正,高潔性 |
好奇心から高潔性を磨き,公正な奉仕の行動へ。 |
- 日出ロータリークラブは,オランダ・イエナプランへの教員の派遣,子ども食堂の支援,大学の誘致を目指していますが,大会の最後の方に報告を行なったクラブでは,「いのちの相談」を支援する活動を行っているとのことで,参考になりました。
- 「いのちの相談」において重視される「傾聴,共感,受容」というプロセスを,ロータリークラブの中核的価値観(多様性,親睦,高潔性,リーダーシップ,奉仕)へとつなげて考えている点も参考になりました。
- L・ランダル・レイ(中野 剛志=松尾 匡・解説, 島倉 原=鈴木 正徳・訳)『MMT現代貨幣理論入門』東洋経済新報社 (2019/8/30)を読み直しています。(第4日目)
- (HP訪問者の延べ人数:45,720人)
- 2022年5月15日(日) 曇り
- 民法のエッセンスを20回の講義にまとめて録画する計画について,具体的な作業に入りました。(第1日目)
- 第1部 法を学ぶ
- Ⅰ なぜ法を学ぶ必要があるのか
- 第1回 世界のトップリーダーたち(バイデンも習近平もプーチンも,そしてゼレンスキーも)は,なぜ,法学部出身者ばかりなのか(法を学ぶことの効用)。
- 第2回 人に信頼される人間(人格者)になるには何をすべきか(自分でルールを作って守ることの効用)。
- 第3回 なぜ,人間は戦争をするのか。戦争をせずに平和的に解決することはできないのか(契約・条約の効用)。
- Ⅱ 法とは何か
- 第4回 法と道徳と宗教はどう違うのか。どの点で内容が重なっているのか(黄金律・白金律・唐金律)。
- 第5回 法の全体はどのような姿をしているのか(木構造,メタ構造)。
- 第6回 法律家の思考方法とはどういうものか(IRAC(Issue, Rules, Argument, Conclusion)とトゥールミンの議論の技法)。
- Ⅲ 法の解釈と立法
- 第7回 法の解釈とは何か,法の解釈はなぜ必要で,どのような解釈方法があるのか(文言解釈,拡大解釈,縮小解釈,反対解釈,勿論解釈,類推解釈)。
- 第8回 法律の条文はどのような構造をしているのか。法律同士,条文同士の衝突・矛盾はどのようにして回避されているのか(メタ規範とオブジェクト規範)。
- 第9回 理想的な条文はどのようなものか(民法770条の改正案),法律の条文を作るのに必要なコツとは何か(法令用語の基礎知識)。
- 第2部 民法を学ぶ
- Ⅳ 市民生活の基本法(憲法)としての民法を学ぶ
- 第10回 民法は何を目指して制定されているのか。
- 第11回 民法と憲法と刑法とはどのような関係にあるのか。
- 第12回 民法は,SDGsとどのような関係があるのか。
- Ⅴ 民法の中で「最も重要な四つの条文」をマスターする
- 第13回 ボランティア精神のあり方を教えてくれる民法697条(事務管理)。
- 第14回 他人に迷惑を掛けない方法と迷惑をかけた場合の償いを教えてくれる民法709条(不法行為)。
- 第15回 お隣とも良い関係を保つことができる方法を教えてくれる民法209条(相隣関係)。
- 第16回 約束が守れなくなってしまった場合のリセットのしかたを教えてくれる民法541-542条(契約の解除),並びに,民法770条(裁判上の離婚原因)。
- Ⅵ 民法の中で「最も奇妙な四つの条文の謎」にチャレンジする
- 第17回 大泥棒でも,20年間占拠したら大地主になる(民法162条)。こんなことがなぜ許されるのか?借金を10年間踏み倒したらチャラになる(民法166条)。なぜ,こんなことが許されるのか?
- 第18回 隣の木の枝は切ってはいけない(民法233条1項)。ところが,隣の木の根は切ってもよい(民法233条4項)。こんなの区別は,どこから生じているのか?タケノコは地下茎(根ではなく枝)だが,切ってもよいのか?
- 2021年民法(所有者不明の土地の利用の円滑化)改正を踏まえて相隣関係・共有の謎を解明する。
- 第19回 起業したい三人が,債権者からそれぞれ100万円,200万円,300万円(合計600万円)を借りて,連帯して責任を負うことにしたとする。この場合,債権者は,100万円しか借りてない者を含めて,全員に対して600万円ずつの請求ができるとされている(民法436条(連帯債務者に対する履行の請求))。しかし,それはいくら何でもやり過ぎではないのか。しかも,最終的には,債権者は,600万円×3=1,800万円ではなく,600万円しか請求できないというのは,どういう計算になっているのだろうか?
- 相互保証理論によって連帯債務・連帯責任・連帯保証の謎を解明する。
- 第20回 「契約は守らなければならない」というはずなのに,「手付」を打っておくと,何の理由もなしに契約をキャンセルできる(民法557条(手付))。契約の拘束力に明らかに反するこのようなことが許されるのはなぜなのか?
- 双方向オプション契約の視点から手付の謎を解明する。
- (HP訪問者の延べ人数:45,730人)
- 2022年5月16日(月) 曇り
- 佐藤航陽『世界2.0 メタバースの歩き方と創り方』幻冬舎(2022/3/31)を読んでいます。(第1日目)
- まちと学びのイノベーション研究所」の顧問と「情報Ⅰ」の授業展開についてZoomで情報交換行ないました。
- まちと学びのイノベーション研究所のCOOと明日の運営委員会の議事の相談をZoomで行ないました。
- Nagoya RyuNetの個人情報保護委員会に参加しました。
- プライバシーポリシーを作成するに際して,このNPOがどのような個人情報をどのような目的で使うことになりそうか,データの洗い出し作業を行うことになりました。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行います。
- 水曜日の講義で,グループワークを実施する前に,Zoomのブレークアウトルーム機能とGoogleドライブによる各ルームの作業の可視化について実験をしてみました。
- Googleドライブの共有機能のうち,細かい設定ができていないことに気づき,改善することができました。
- (HP訪問者の延べ人数:45,740人)
- 2022年5月17日(火) 晴れ
- 佐藤航陽『世界2.0 メタバースの歩き方と創り方』幻冬舎(2022/3/31)を読み終わりました。(第2日目)
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佐藤航陽『世界2.0
メタバースの歩き方と創り方』
幻冬舎(2022/3/31) |
- 人類に残されたフロンティアは,メタバース(Meta+Universeの合成語)という仮想空間,および,火星をはじめとする宇宙空間しか残されておらず,これからの産業は,この二つの空間において成長するし,人類は,これらの空間に賭けるべきだとする本です。
- 本書の目次は以下の通りです。
- 第1章 メタバースの衝撃
- 第2章 世界の創り方 I【視空間】
- 第3章 世界の創り方 II【生態系】
- 第4章 競争から創造の世紀へ
- 第5章 ポストメタバースの新世界
- 終章 世界の真実は自分の目で確かめるべき
- メタバースの効用は,誰もが三次元の独創的な世界を創作できることであり,都市計画を含めた将来計画を三次元空間でシミュレーションできる点にあります。
- このようなシミュレーションによれば,例えば,都市計画における市民の合意形成を,従来とは比べ物にならないほどスムーズに行うことができるようになります。したがって,メタバースの製作は,行政の民主化,行政のDXに大きく貢献することが期待できます。
- 著者によれば,メタバースの実現にとって,【視空間(アバター,景色)】の作成は比較的容易ですが,【生態系(自律的,有機的,分散的要素)】の作成は至難の業であり,システムを円滑に動かすためのルール作りが決定的に重要となってくるとのことです。
- そうだとすれば,平和的な紛争解決を生業とし,契約交渉や制度設計に長けた法律家は,有難いことに,メタバース(仮想空間)であれ,宇宙空間であれ,これからも引く手あまたになりそうです。
- まちと学びのイノベーション研究所のCOOとまちづくりプランについて検討しました。
- 知能システム工学講座の教授と,地域デジタル通貨について懇談しました。
- 民法のエッセンスを20回の講義にまとめて録画する計画について,具体的な検討に入りました。(第2日目)
- 20回の講義の各回のテーマに対して,それぞれ5行ずつの講義のポイントを追加する作業を進めています。
- 第1部「法を学ぶ」の終わり(第9回)まで,作業を行ないました。
- 日出ロータリークラブのハイブリッド例会(Zoom例会)に出席します。
- 先週の土曜日に大分で開催された地区大会の報告と課題について議論します。
- (HP訪問者の延べ人数:45,750人)
- 2022年5月18日(水) 晴れ
- 民法のエッセンスを20回の講義にまとめて録画する計画について,具体的な作業に入りました。(第2日目)
- 20回の講義の各回のテーマに対して,それぞれ5行ずつの講義のポイントを追加する作業を進めています。
- 第2部「民法を学ぶ」の終わり(第20回)まで作業を行いました。
- 「まちと学びのイノベーション研究所」(CLII)の運営委員会を開催しました(第20回)。
- 明治学院大学法学部の非常勤講師として,契約法2(契約総論)の講義(Zoom)を行いました。
- 今回は,危険負担(民法536条)です。
- 危険負担の通常の講義の後に,Zoomのアウトブレーク機能を使ってグループワークを行なってみました。
- 50名以上の人数で行うのは初めての経験で,Wifiの状態が悪かったり,議論のテーマを確定しなかったせいもあったりで,学生の満足は得られませんでした。
- 次の機会(第三者のための契約のまとめの段階)には,スムーズな運営を期して,学生の満足を得たいと思います。
- (HP訪問者の延べ人数:45,770人)
- 2022年5月19日(木) 晴れ後曇り
- 民法のエッセンスを20回の講義にまとめて録画する計画について,具体的な検討に入りました。(第3日目)
- 20回の講義の各回のテーマに対して,それぞれ5行ずつの講義のポイントを追加する作業が完成したので,いよいよ,PowerPointのファイルの作成に取り掛かります。
- 全体の目次と第1部(法を学ぶ),第1章(なぜ法を学ぶ必要があるのか?),第1回(世界のトップリーダーたち,例えば,米国のバイデン大統領,中国の習近平国家主席,ロシアのプーチン大統領,そして,ウクライナのゼレンスキー大統領たちは,なぜ,法学部出身者ばかりなのか(法を学ぶことの効用))というファイルを完成させました。
- 川崎公民館でダンスの個人レッスンを受けました。
- 今回から,練習に先立って,マットを使ったストレッチを行うことになりました。
- 苦手なTangoをルーティンに従って,何度も練習しました。
- (HP訪問者の延べ人数:45,800人)
- 2022年5月20日(金) 曇り
- 民法のエッセンスを20回の講義にまとめて録画する計画について,具体的な検討に入りました。(第4日目)
- 20回の講義のうち, 第1部(法を学ぶ),第1章(なぜ法を学ぶ必要があるのか),第2回(人に信頼される人間(人格者)になるには何をすべきか(自分でルールを作って守ることの効用))という24枚のPowerPointファイルを作成しました。
- 真庭市役所の職員と研修計画等について,Zoomで懇談しました。
- 私の「個人情報保護法」の講義の実施は,9月以降にずれ込みそうです。
- まちと学びのイノベーション研究所のCOOと決算書を検討し,今後の経営方針についてCFOから多くの助言を受けることができました。
- (HP訪問者の延べ人数:45,820人)
- 2022年5月21日(土) 曇り時々晴れ
- 民法のエッセンスを20回の講義にまとめて録画する計画について,具体的な検討に入りました。(第5日目)
- 20回の講義のうち, 第1部(法を学ぶ)…第1章(なぜ法を学ぶ必要があるのか),第2章(法とは何か),第3章(法の解釈と立法)。第2部(民法を学ぶ)…第4章(市民生活の基本法(憲法)としての民法を学ぶ),第5章(民法の中で「最も重要な四つの条文」をマスターする),第6章(民法の中で「最も奇妙な四つの条文の謎」にチャレンジする)という137枚のPowerPointファイルを作成しました。
- 第11回民法史研究会(大久保先生を囲む会)にZoomで参加しました。
- 太政官布告の慣習と条理の関係について,資料に基づいて検証を行いました。最近民法に導入された「社会通念」についても議論を行いました
- 日出ロータリークラブの会員の誕生日会に参加しました。
- (HP訪問者の延べ人数:45,840人)
- 2022年5月22日(日) 晴れ
- 今日は,父の命日なので,福岡から来てくれた妹婦夫と一緒に別府に行って,父の墓参りをしました。
- 今日はあいにく霞がかかっていましたが,この墓は,別府湾から故郷の愛媛県を望める位置にあり,私たち家族が落ち着く先としては最高の場所だと,改めて思いました。
- まちと学びのイノベーション研究所の取締役会をZoomでで開催し,決算書と事業計画書を確定しました。
- 民法のエッセンスを20回の講義にまとめて録画する計画について,具体的な検討に入りました。(第6日目)
- 20回の講義:第1部(法を学ぶ)…第1章(なぜ法を学ぶ必要があるのか),第2章(法とは何か),第3章(法の解釈と立法)。第2部(民法を学ぶ)…第4章(市民生活の基本法(憲法)としての民法を学ぶ),第5章(民法の中で「最も重要な四つの条文」をマスターする),第6章(民法の中で「最も奇妙な四つの条文の謎」にチャレンジする)について,昨日は,137枚のPowerPointファイルを作成しましたが,今日は,説明が抜けている個所を補足するとともに,新たな内容を追加することによって,枚数を160枚にまで拡大しました。
- 私の民法講義を一般の人々に知ってもらうための作品としては,これまでの中で,最高の出来栄えになったと感じています。
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法全体(第1部)と民法(第2部)とを20回で講義する試み |
- (HP訪問者の延べ人数:45,860人)
- 2022年5月23日(月) 晴れ (ホトトギスの初音を聞くことができました)
- 民法のエッセンスを20回の講義にまとめて録画する計画について,具体的な検討に入りました。(第7日目)
- 20回の講義:第1部(法を学ぶ)…第1章(なぜ法を学ぶ必要があるのか),第2章(法とは何か),第3章(法の解釈と立法)。第2部(民法を学ぶ)…第4章(市民生活の基本法(憲法)としての民法を学ぶ),第5章(民法の中で「最も重要な四つの条文」をマスターする),第6章(民法の中で「最も奇妙な四つの条文の謎」にチャレンジする)について,昨日は,160枚のPowerPointファイルを作成しましたが,今日は,全てのページにアニメーションを施す作業を行ったり,相互参照の記号を追加したりして,プレゼンテーション・ファイルを完成させます。
- まちと学びのイノベーション研究所」の顧問と「情報Ⅰ」の授業展開についてZoomで情報交換行ないました。
- まちと学びのイノベーション研究所のCOOとZoomで懇談しました。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:45,880人)
- 2022年5月24日(火) 晴れ
- 民法のエッセンスを20回の講義にまとめて録画する計画について,具体的な検討に入りました。(第8日目)
- 20回の講義用のプレゼンファイル(表紙・目次を含めて170枚,アニメーション付き)が完成したので,関係者に送付しました。
- 産業プラットフォームの設計について,市役所の担当者とZoomでミーティングを行いました。
- 豊岡公民館でのダンス教室に参加しました。
- 今回は,全ての種目(Basic jive, Rumba, Cha cha, Waltz, Tango)を万遍なく復習しました。
- 日出ロータリークラブのハイブリッド例会(Zoom例会)に出席しました。
- 溝部学園の理事長の「大分県の中の朝鮮半島」という外来卓話が,郷土の名勝・地名の由来を解説するもので,質疑が大いに盛り上がりました。
- (HP訪問者の延べ人数:45,890人)
- 2022年5月25日(水) 晴れ
- まちと学びのイノベーション研究所のCTOの勤務先を訪問して,活動報告と今後の協力関係について懇談しました。
- 明治学院大学法学部の非常勤講師として,契約法2(契約総論)の講義(Zoom)を行いました。
- 今回から,第三者のためにする契約の解説を3回にわたって行ないます。
- (HP訪問者の延べ人数:45,910人)
- 2022年5月26日(木) 曇り後雨
- 明治学院大学・契約法2(契約総論)の講義(Zoom)の学生アンケートについて,自動集計されたシート上で全ての学生に対して回答を行なっています(第1日目)
- 他大学とのカリキュラムの連携を行う場合に,どのカリキュラムから連携をはじめるべきか検討を開始しました。
- 金融機関からの借入れについて,金額と時期について検討を行いました。
- まちと学びのイノベーション研究所の株主懇談会を開催しました。
- (HP訪問者の延べ人数:45,940人)
- 2022年5月27日(金) 晴れ
- 明治学院大学・契約法2(契約総論)の講義(Zoom)の学生アンケートについて,自動集計されたシート上で全ての学生に対して回答を行なっています(第2日目)
。完了しました。
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契約法総論講義の理解度チェックアンケートに対する回答 |
- 「法と民法を楽しく・深く学ぶ」のビデオ撮影を開始します。
- 真庭市の総合政策課と職員研修の実施期間と方法について懇談しました。
- 大学設置に関して,有力企業のトップと懇談しました。
- 真庭市での業務を終えて,大分に帰りました。
- (HP訪問者の延べ人数:45,960人)
- 2022年5月28日(土) 晴れ
- 母(97歳)の定期健康診断に付き添うため,病院に出かけました。
- 健康診断の結果は,蛋白質が少し不足している点,血糖値糖が少し高めであること以外は,心臓,肺,肝臓,腎臓を含めて,全て異常なしとのことでした。
母も大いに気をよくしていました。
- 民法学研究会に参加して,「民法とSDGsとの関係」について,SDGsの17のゴールが民法のどの条文,または,民法上のどの制度と密接に関連しているのかについて報告を行いました。
- その後の議論を通じて,各自の研究テーマとSDGsとの関連性については,以下の点が確認されました。
- 研究成果を一冊の研究書として刊行することを考慮するならば,各自の研究テーマが,SDGsのどのゴール,または,どのターゲットと関連するのかを,主題または副題の中で明確に示すように努める。
- SDGsのゴール,または,ターゲットに該当するかどうかは,SDGsの「持続的な発展目標」という視点,または,「誰一人取り残されない社会の実現」という趣旨をできるだけ広く解釈し,各自の研究テーマとSDGsとの関連づけを行うことができる。
- もしも,各自が選定したテーマが,SDGsのゴールまたはターゲットに該当しない場合であっても,2030年以後の「ポストSDGs」のテーマとしてふさわしいと考えられる場合には,そのことを序,または,本文等で言及することによって,今回の研究テーマとすることができる。
- 台湾の友人とZoomミーティングを行いました。
- 今回は,コロナ禍で休校となり,自宅待機しているお子さんも参加して,にぎやかなミーティングとなりました。
- 来週は,お子さんの日本語学習を支援するために,西野亮廣『えんとつ町のプペル』を英語(お子さん)・日本語(私)の順で一行ずつ読む練習をすることになりました。
- (HP訪問者の延べ人数:45,970人)
- 2022年5月29日(日) 晴れ時々曇り
- 「法と民法を楽しく・深く学ぶ20講」の第1回のビデオ撮影を通じて気が付いた点を含めて,本文の改定を行ないました。
- 日出ロータリークラブの卓話の準備として,改正個人情報保護法のプレゼンテーションの圧縮版を作成しました
- 圧縮版と,小テストにQRコードを付加したものを日出ロータリークラブの事務局に送付しました。
- (HP訪問者の延べ人数:45,980人)
- 2022年5月30日(月) 雨
- まちと学びのイノベーション研究所」の顧問と「情報Ⅰ」の授業展開についてZoomで情報交換行ないました。
- まちと学びのイノベーション研究所のCOOと明日の運営委員会の議事の相談をZoomで行ないました。
- 全員参加の運営員会を5つの会議体に分割し,月に2回の頻度で各々の会議を開催し,月に1回,全体会議を開催するという提案を明日の運営員会で行うことにしました。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:45,990人)
- 2022年5月31日(火) 曇り後晴れ
- 「まちと学びのイノベーション研究所」(CLII)の運営委員会を開催しました(第21回)。
- 5つの会議体の目的と代表者を決定し,各会議体が自主的に会議を運営することになりました。
- 引き続き,鼓山塾推進会議(第1回)を開催し,カリキュラムの検討を行い,改訂版を作成しました。
- 豊岡公民館でのダンス教室に参加しました。
- Basic JiveとRumba,Cha cha,Waltzはだいぶ慣れてきましたが,Tangoは,ステップを覚えきれておらず,苦手のままです。
- 日出ロータリークラブのハイブリッド例会(Zoom例会)に出席します。
- 卓話で「改正個人情報保護法の概要」をPower Pointを使って行ない,理解度を知るための小テストをGoogleフォームで実施しました。
- (HP訪問者の延べ人数:46,010人)
- 2022年6月1日(水) 曇り後晴れ
- 明治学院大学法学部の非常勤講師として,契約法2(契約総論)の講義(Zoom)を行いました。
- 今回は,第三者のためにする契約(その2)「第三者のためにする契約による債権譲渡・債務引受」です。
- 日出ロータリークラブの下院の経営する病院の開院28周年記念懇親会に招待されたので出席しました。
- 留学生の個人情報保護に関する研究会に参加しました。
- 留学生について収集中の情報の項目が明らかになったので,今後の情報収集の目的,情報保存の方法,情報活用の範囲等を明らかにする文書を作成するため,研究会を継続することになりました。
- (HP訪問者の延べ人数:46,030人)
- 2022年6月2日(木) 晴れ
- 昨日の明治学院大学法学部の非常勤講師として,契約法2(契約総論)の講義(Zoom)で学生に記入してもらった理解度チェックフォームの集計表に,全ての学生の質問・要望等に対する私の回答を書き込んで,明治学院の学生用のHPにアップロードしました。
- 今回の回答者は,68名で,出席状況は良好なうえ,優れたコメントや質問が書き込まれており,私見の解説を含めて,楽しく回答することができました。
- コメントを書きながら,保証契約と保証委託契約の関係を第三者のためにする契約の観点から,以下のように統一することができました。
- 「債権譲渡」について,第三者のためにする契約を用いると,従来のように債権者同士(債権譲渡人と債権譲受人間)だけでなく,債権者と債務者との間でも,債権譲渡契約を締結できることが明らかになる。この場合には,債務者が当事者となるため,債権譲渡の対抗要件としての債務者への通知・債務者の承諾は不要となる。
- 「債務引受」について,第三者のためにする契約を用いると,従来のように債権者と新債務者との間だけでなく,債務者同士(債務者と新債務者間)でも,債務引受契約が締結できることが明らかとなる(民法470条3項,472条3項)。 ここでのポイントは,契約主体が変わっても,債務引受契約という名称に変化はないという点である。すなわち,債権者と新債務者が締結するのも「債務引受」契約であるし,債務者と新債務者とが締結するのも「債務引受」契約であって,名称にも本質にも変わりはないのである。
- 「保証契約」について,従来は,債権者と保証人の間だけでできる契約であり,債務者と保証人の間ではできないとされてきた。すなわち,債務者と保証人との間の間で行なわれる契約は,保証契約ではなく,「保証委託契約」に過ぎないと考えられてきた。
- しかし,この場合においても,第三者のためにする契約を用いるならば,債務者と保証人との間で,「保証契約」を締結することができることが明らかとなる。
- むしろ,第三者のためにする契約を利用した「保証契約」こそが,保証契約の実態に即した「真の保証契約」であり,従来の債権者と保証人との間の保証契約というのは,第三者のためにする保証契約における債権者の受益の意思表示を書面化したものに過ぎず,むしろ,不要とも言うべき単なる付随行為であり,書面化すべきは,債務者と保証人との間の第三者のためにする契約の書面化であることも明らかとなる。
- このように考えるならば,債務者と保証人との間での本来の保証契約が書面によらずに行われた場合には,債権者の受益の意思表示が,たとえ,保証契約という体裁をとって書面化されていたとしても,それは,あくまでも,受益の意思表示の書面化に過ぎない。つまり,それでは保証契約が書面化されたことにはならないため,債務者と保証にとの間の第三者のためにする保証契約が書面でなされていない限り,保証契約全体が無効となる(民法446条2項)という解釈が成り立つことになる。
- またしても,保証契約に関する加賀山一人説の誕生である。
- まちと学びのイノベーション研究所のCOOとクラウドファンディングの準備を行ないます。
- 法と経営学会第2分科会(地方創生とDX)の報告資料「改正個人情報保護法の概要と課題」を作成し,事務局に送りました。
- (HP訪問者の延べ人数:46,060人)
- 2022年6月3日(金) 晴れ
- 鼓山塾のHPの作成に取り掛かります。(第1日目)
- まず,大枠を作って,カリキュラムのコンテンツを埋め込み,最後に,講師の仮の合議日程に合わせたプログラムを作成しました。
- 徐々に,講義日程に講義レジュメを埋め込んでいきます。
- まちと学びのイノベーション研究所のCTOの勤務先に出向いて,今後の委託業務に関する契約,および,委託料交渉を行いました。
- CTOの勤務会社と開発依頼元の弁護士との間で,今後の契約の枠組みについて交渉を継続することが決まりました。
- これを一例として,まちと学びのイノベーション研究所とCTOの勤務会社との間で,業務委託契約と委託料を決める交渉を継続することになりました。
- (HP訪問者の延べ人数:46,080人)
- 2022年6月4日(土) 晴れ時々曇り
- 法と経営学会の第2分科会(地方創生とDX)で,「改正個人情報保護法の概要と課題」について報告しました。
- 5月31日に日出ロータリークラブで第1回目の報告をして,時間配分に慣れてきたので,今回は,落ち着いてゆっくり目に報告をすることができました。
- 会員からの質問に対しても,丁寧に答えることができましたが,条例の改正については,もう少し具体的な話ができるようにならないといけないと思いました。
- (HP訪問者の延べ人数:46,100人)
- 2022年6月5日(日) 曇り後雨
- 日出ロータリークラブの週報に掲載する「改正個人情報保護法の概要」を執筆ています。
- 台湾の友人とZoomミーティングを行いました。
- 今回は,コロナ禍で休校となり,自宅待機しているお子さんも参加しました。
- 日本弁護士連合会情報問題対策委員会編『個人情報保護法改正に自治体はどう向き合うべきか―リセットされないための処方箋 (信山社ブックレット)』信山社(2021/1/31)を読んでいます。(第1日目)
- (HP訪問者の延べ人数:46,110人)
- 2022年6月6日(月) 晴れ時々曇り
- まちと学びのイノベーション研究所」の顧問と「情報Ⅰ」の授業展開についてZoomで情報交換行ないました。
- 日本弁護士連合会情報問題対策委員会編『個人情報保護法改正に自治体はどう向き合うべきか―リセットされないための処方箋 (信山社ブックレット)』信山社(2021/1/31)を読み終わりました。(第2日目)
- 個人情報保護法が改正され,自治体の個人情報保護条例も,来年までにこの法律に沿った改正(いわゆるリセット:廃止と新規制定)をすることが要請されています。そのような状況いおいて,本書は,自治体の個人情報保護条例をどのように改定すべきなのか,具合的な改正のヒントを与えてくれる本です。
- 本書の目次は以下の通りです。
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日本弁護士連合会
情報問題対策委員会編
『個人情報保護法改正に
自治体はどう向き合うべきか
―リセットされないための処方箋』
信山社ブックレッ(2021/1/31) |
- はしがき(齋藤 裕)
- 個人情報保護法制の法律による一元化と自治体条例〔人見剛〕
- Ⅰ はじめに
- Ⅱ 分権型個人情報保護法制の成り立ち
- Ⅲ 21世紀初頭の地方自治の状況
- Ⅳ 新個人情報保護法による個人情報保護ルールの一元化の内容
- Ⅴ 個人情報保護目的に特化した条例ルールの再構築の提案
- 自治体から見た個人情報保護法の改正について〔岡田博史〕
- Ⅰ はじめに~本稿の論点
- Ⅱ 「個人情報保護制度の見直しに関する最終報告」の考え方
- Ⅲ 政府の考え方(国会における答弁から)
- Ⅳ 政府の見解の妥当性
- 1 オンライン結合に係る規定を改正する必要性
- 2 本人へ開示したもの以外の訂正及び利用停止を可能とする規定の可否
- 3 時代を先取りした規定の可否
- Ⅴ まとめ~筆者の要望
- 日弁連「地方自治と個人情報保護の観点から個人情報保護条例の画一化に反対する意見書」の解説〔山口宣恭〕
- Ⅰ はじめに
- Ⅱ 2021年意見書を公表するに至った背景
- 1 分権的個人情報保護法制といわゆる「2000個問題」
- 2 「2000個問題」の内容の変容
- 3 日弁連の見解
- Ⅲ 現在進められようとしている解釈運用等の問題点
- 1 要配慮個人情報について
- 2 オンライン結合について
- 3 個人情報保護に関する審議会について
- 4 行政機関等匿名加工情報について
- Ⅳ 法制度的な観点からの検討
- 1 考え方の出発点
- 2 規律の考え方及びそこに述べられた制度への対応
- パネルディスカッション
- テーマ:個人情報保護法改正に伴う個人情報保護条例の改正はどうあるべきか~自治立法権の活用による自主的アプローチについて~
- パネリスト:佐藤信行・北村喜宣・三宅弘・小池知子・宍戸常寿
- 1 個人情報保護法改正について
- 2 法律と条例の関係について
- 3 個人情報保護法改正を受けて自治体はどう対応すべきか
- 4 最後に
- 〈資料1〉個人情報保護法改正の概要
- 〈資料2〉個人情報保護の規律の考え方
- 〈資料3〉第32次地方制度調査会答申
- 本書を読みながら,自治体の個人情報保護条例は,以下の項目に沿って改正すべきではないかと考えるに至りました。
- 目的規定(個人情報の作成者等が個人情報を利活用するに際しては,本人の意思と最大の利益に適合するように配慮しなければならない。さらに,個人情報の作成者と本人の利害が対立する場合には,作成者の権利・利益よりも本人の権利・利益保護を優先することが必要である)
- 基本理念(個人情報保護法の原則(本人の権利・利益と利活用の有用性の調和を図るという原則)を尊重しつつも,条例の先進性・地域特性を活かして,市民の権利のいっそうの確保を図る)
- 個人情報保護法の定義,基本的な考え方の確認規定
- 個人情報(法2条),保有個人情報(法60条1項),個人情報ファイル(法60条2項),行政機関等匿名加工情報(法60条3項,109条以下),行政機関等匿名加工情報ファイルファイル(法60条4項,110条)等の定義の確認したり,具体化したりする規定を設ける。
- 条例に委ねられた事項の決定(法108条参照)
- 要配慮個人情報の範囲の拡張(法60条5項)
- 個人情報の保有の状況に関する帳簿の作成・公表(法75条5項)
- 個人情報審議会の権限の保持(法78条2項)
- 法律の詳細化・具体化
- 個人情報の利用及び提供制限における相当の理由(法69条2項2号・3号,78条1項4号・5号)の詳細化
- 法律の修正(市民の権利保護のための横出し規定)
- 容易照合性(法2条1項1号)から厳格な照合性へ
- 個人情報の本人からの直接取得の原則(法21条),不要情報の破棄・消去(法35条5項,98条)の厳格化
- 一定の条件の下でのオンライン結合の制限規定の新設
- 条例制定に関する個人情報保護委員会への届出規定(法167条1項)の解釈変更
- 個人情報保護委員会の監督権限(法157条,158条)の制限
- 法定外の独自内容
- まちと学びのイノベーション研究所のCOOと明日の運営委員会の議事の相談をZoomで行ないます。
- Nagoya RyuNetの理事懇談会(Zoom)に参加します。
- (HP訪問者の延べ人数:46,120人)
- 2022年6月7日(火) 晴れ時々曇り
- 完成した週報用の原稿「改正個人情報法の概要」のWordファイルを事務局に送付しました。
- まちと学びのイノベーション研究所の大学構想会議(第1回)を開催しました。
- 地域の企業が望む人材を育成するという点について,ある企業を例にとって,10年後20年後の企業が必要とする人材とは何かについて,単なるデータサイエンティストを超えた存在として,どのように人物を期待するかについて議論しました。
- まちと学びのイノベーション研究所の研修推進会議(第1回)を開催しました。
- 研修の案内から実施に至るサイクルを明確にし,二社の利益配分を決定しました。
- 研修対象,研修方法,当面の研修内容の候補を決定しました。
- まちのキャッシュレス化を推進するための決済代行会社を一社に絞り込みました。
- 豊岡公民館でのダンス教室に参加しました。
- 久しぶりにジルバを踊りました。
- RumbaとCha chaとはl基本のルーティンならば,それを通して踊れるようになりました。
- Tangoは,まだ,通して踊れるには至っておらず,道のりは遥か遠くに霞んでいます。
- 日出ロータリークラブのハイブリッド例会(Zoom例会)に出席しました。
- (HP訪問者の延べ人数:46,140人)
- 2022年6月8日(水) 晴れ
- 明治学院大学法学部の非常勤講師として,契約法2(契約総論)の講義(Zoom)を行いました。
- 今回は,第三者のためにする契約(その3):クレジット契約です。
- その前に,第三者のためにする契約の復習として,自賠責保険に関する自賠法3条,15条,16条の復習と,民法に新設された「債務引受」を第三者のためにする契約によっ実現する方法(民法470条3項・4項)について,復習を行いました。
- その勢いで,保証契約を第三者のためにする契約井寄って実現する方法についても,時間を割いたため,割賦販売を基本ユニットにするクレジット契約については,駆け足で説明することになってしまいました。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行いました。
- 議論を重ねた後に,記述が不十分だった個所の追加・修正が完了したとの報告を受けました。
- (HP訪問者の延べ人数:46,160人)
- 2022年6月9日(木) 晴れ 一時夕立ち
- 昨日行なった講義に対する学生のアンケートの集計表に,私が一人ひとりの学生に対するコメントを追加して,明治学院大学の講義用のHPにアップロードしました。
- 母のリハビリの付き添いを勤めるため,自転車(電動アシスト自転車)で自宅と病院との間を往復しました。
- 川崎公民館でダンスの個人レッスンを受けました。
- Tangoのルーティンを最後まで練習しました。難しいです。
- 大学院生と著作権法の判例研究を行なう予定で,文献を読み直していましたが,相手のパソコンの不具合で,次回に持ち越しとなりました。
- 東京地決平15・6・11判時1840号106頁(「ノグチ・ルーム移築工事差止仮処分」事件)の判例評釈を読み直しました。
- (HP訪問者の延べ人数:46,190人)
- 2022年6月10日(金) 晴れ時々曇り
- 明日,別府のビーコンプラザで開催される第1回別府歌謡際のシニアの部に出場することになったため,課題曲のYou Raise Me Upの練習を行ないます。
- クラウドファンディングの開始準備として,講師に架電して日程の確認等を行ない,実施カリキュラム・講義日程の更新を行なっています。
- 「改正個人情報保護法の概要」に自治体の条例の改正の課題を追加した「改正個人情報保護法の概要と自治体の課題」の執筆を開始します。(第1日目)
- (HP訪問者の延べ人数:46,210人)
- 2022年6月11日(土) 雨
- クラウドファンディングの開始準備として,実施カリキュラム・講義日程の更新を行なっています。
- 別府のビーコンプラザで開催される第1回全国別府歌謡際(ウクライナ支援チャリティ「歌の花たば」)のシニアの部に出場しました。
- シニアの部に参加したと思っていたのが,それは予選までの話で,本選では,年齢制限も,素人・玄人の差もなしということを聞き,場違いなことろに来てしまったと悔やみました。しかし,雨の中,引き返すわけにもいかず,そのまま出演しました。
- 毎日練習している素人の方々ばかりか,プロの歌手も交じっているため,出演者の歌唱力のレベルは非常に高く,声の出し方,会場の人々への説得の方法など,今までとは違った素晴らしい学習の機会をいただくことができました。
- 出番が来たので,落ち着いて,"You Raise Me Up"を思いを込めて歌いきりました。英語を含めて外国語で歌ったのは私だけでした。観客を説得するには,日本語にはかなわないなと思いましたが,メロディーを知っている人は多かったので,多少はうけたようでした。
- 全員が歌い終わって,第2部の歌手によるコンサートに入る前の休憩時間に,MC(Master of Ceremonies:司会)を務められたフ リーのアナウンサーが私に話しかけてこられました。
- 「英語で"You Raise Me Up"を歌われた方ですよね。」
- 「はい。私ですけど。」
- 「私としては,あなたの歌が一番良かったと思ったので,声をお掛けしました。」
- 「えっ。ありがとうございます。でも,どうしてですか。」
- 「歌のうまい下手とは関係なしに,司会をしていて涙が止まらなかったんです。こんな経験は,初めてでした。」
- 「本当ですか。うれしいです。ありがとうございます。」
- 場違いなところに来てしまったと思っていたのに,こんなありがたい言葉をいただいて,音楽祭に初めて出演した甲斐がありました。
- 司会のアナウンサーがどうして私の歌に感激して下さったのかは不明でしたが,その後,4名の審査員からいただいた手書きの「寸評」,特に,女性の審査員の「寸評」を読んで,なんとなく分かったような気がしました。
- 歌謡祭(ウクライナ支援チャリティ)の最後に,審査報告がありました。日出町から一緒に参加した方と私は,入賞を逃しました。入賞したのは,プロの方を含めて,歌唱力が抜群の方々5名でした。
- 入賞を逃したとはいえ,出演者たちとの交流はとても意義深いものでした。しかも,この大会の素晴らしいところは,審査員全員の手書きの寸評を,出場者40名の全員が頂ける点です。教育に携わるものとして,全員へのフィードバックの重要性を改めて実感しました。
- 私の歌唱に対する審査員4名の「寸評」(フィードバック)は,以下の通りでした。
- 審査員Y.H氏の寸評
- とても紳士なムードが素敵です。高い声もよく出てますし,男の哀感すら伝わってくるステージングに好感が持てます。一つ,最後のロングトーンの音程に気を配りたいものです。特にワンコーラス目が少し乱れる。
- 審査員Y.W氏の寸評
- 優しげで清潔感のある若々しい歌声が印象的です。英語の発音も良く,強弱のメリハリもあって楽曲のフィーリングを上手に伝えられたと思います。よく研究されているのがうかがえます。
- 審査員M.N氏の寸評
- 誠実な歌心が伝わります。艶のあるお声で滑らかに心に届いてきます。サビの感情表現が素敵で,乱れることもなく,この歌が持つ人生の深みに心を動かされました。
- 審査員K.M氏の寸評
- 出だし落ち着いて,ダンディーでした。歌い始めたところからジーンときて,うるっときました。加賀山さんの人間性が出ているように感じられました。更には発声を工夫されるとよいと思います。最後まで集中して歌われました。ブラボー!!
- 大会が終わって,日出町から一緒に出場したご家族と一緒に楽しく夕食をして,帰宅しました。
- (HP訪問者の延べ人数:46,230人)
- 2022年6月12日(日) 晴れ
- 鼓山塾の学習・教育方法の基本的な考え方を明らかにする文章を執筆し,その趣旨を鼓山塾のHPに掲載しました。
- 誰一人取り残さない個別最適化学習を実現するため,以下の講義方法(2等分講義方式)を採用する。
- 90分授業を2等分し,講師には,講義30分,フィードバック15分の時間の合計45分を与える。受講生には,グループワーク30分,まとめの全体会議10分,アンケート記入10分の合計45分を与える。
- 講師は,授業準備に3時間,授業時間2時間,アンケートに回答する3時間を要求し,それに対応する報酬を検討する。
- 以上の2等分講義方式においては,「教えることが最高の学習である」という原理に基づいて,学生同士で「教えあう」,講師と学生との間で「教えあう」ことを重視する。
- 法と経営学会の2022年度社員総会に参加しました。
- 台湾の友人とZoomミーティングを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:46,250人)
- 2022年6月13日(月) 曇り後雨
- 「改正個人情報保護法の概要」に自治体の条例の改正の課題を追加した「改正個人情報保護法の概要と自治体の課題」の執筆を行なっています。(第2日目)
- 真庭市に出張しました。
- 市の関係者と鼓山塾の講師(真庭市関連)の運営について協議しました。
- 市長との懇談に備えて,まちと学びのイノベーション研究所のCGOと打合せを行い資料の作成を行いました。
- 鼓山塾の運営に協力してくれる大学院生と懇談しました。
- (HP訪問者の延べ人数:46,260人)
- 2022年6月14日(火) 雨
- 「改正個人情報保護法の概要」に自治体の条例の改正の課題を追加した「改正個人情報保護法の概要と自治体の課題」の執筆を行なっています。(第3日目)
- 教育委員会と鼓山塾の運営について協議しました。
- 金融機関に事業計画を説明し,借入れ計画について協議します。
- 鼓山塾に関するメディアの取材に応じました。
- 鼓山塾の広報戦略について,CMOとオンライン会議を開催しました。
- NHKの記者から妊娠中絶に関して女性の権利について意見を聴きたいとの取材の申込みがあり,明日の午後に,取材に応じることにしました。
- 参考資料として,加賀山茂「妊娠中の女性の自己決定権優先の原則」明治学院大学法科大学院ローレビュー』第25号(2016/12)57-68頁を挙げて,記者に前もって読んでいただくことにしました。
- 日出ロータリークラブのハイブリッド例会に参加しました。
- 2021-2022年度の日出ロータリークラブの反省会を行いました。
- 有力企業の社長と懇談しました。
- まちと学びのイノベーション研究所の顧問と懇談します。
- (HP訪問者の延べ人数:46,280人)
- 2022年6月15日(水) 曇り
- 鼓山塾プロジェクトのクラウドファンディングが開始されました。
- まちと学びのイノベーション研究所のCGO(Chief Governance Officer)が真庭市に到着しました。
- JCとまちと学びのイノベーション研究所の事務所の利用方法について協議しました。
- まちと学びのイノベーション研究所のCGOを真庭市長に紹介し,グローバル戦略について,市長と懇談しました。
- 明治学院大学法学部の非常勤講師として,契約法2(契約総論)の講義(Zoom)を行います。
- 産業プラットフォームの構築に関して,ネットワーク会社と仕事の分担について協議しました。
- NHKの記者の取材に応じました。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:46,290人)
- 2022年6月16日(木) 曇り 一時雨
- 昨日で,今回の出張の主要な目的を達成することができたので,今日は,まちと学びのイノベーション研究所のCGOと一緒に真庭のまちを探索しました。
- 真庭市立中央図書館の司書が同窓生であることがわかり,意見交換をしました。
- 草木染の工房を見物していて,私の好きな色合いスカーフを見つけたので,購入しました。
- 昨日の明治学院大学「契約法2(契約総論)」の理解度チェックアンケートで寄せられた学生(60名)の意見のすべてに回答して,受講生のためのHPにアップロードしました。
- (HP訪問者の延べ人数:46,330人)
- 2022年6月17日(金) 晴れ後雨
- 真庭市での仕事を終えて,大分に帰ります。
- 「改正個人情報保護法の概要」に自治体の条例の改正の課題を追加した「改正個人情報保護法の概要と自治体の課題」の執筆を行なっています。(第4日目)
- (HP訪問者の延べ人数:46,350人)
- 2022年6月18日(土) 晴れ
- 妹が尋ねてきて,母の髪をカットしてくれ,電子ピアノの使い方を大きな文字で分かりやすく説明する表を作ってくれました。
- 明治学院大学・これくら研(これからの暮らしを考える研究会=旧消費者法研究会)で,「個人情報保護法の改正の概要」について研究報告をしました。
- 第1報告:高齢者と消費者保護
- 第2報告:個人情報保護法の改正と自治体行政
- (HP訪問者の延べ人数:46,360人)
- 2022年6月19日(日) 曇り
- 「改正個人情報保護法の概要」に自治体の条例の改正の課題を追加した「改正個人情報保護法の概要と自治体の課題」の執筆を行なっています。(第5日目)
- 東京の発明家が九州に来られたので,町に出て,水素とトリチウムの遠心分離のための実験の現状について懇談しました。
- 台湾の友人とZoomミーティングを行いました。
- 友人が以下の本を読むように紹介してくれました。
- Barbara Oakley=Llav Schewe, "Learn Like A Pro", Achievement Publishing,
2021; Rutgar Bregman, "Humankind: Hopeful History", Bloomsbury
Publishing Plc, 2019
- 日本語訳が出ていることが分かったので,注文しました。
- (HP訪問者の延べ人数:46,380人)
- 2022年6月20日(月) 曇り後雨
- まちと学びのイノベーション研究所」の顧問と「情報Ⅰ」の授業展開についてZoomで情報交換行ないました。
- 鼓山塾とまちと学びのイノベーション研究所のHPの作成を新潟のベンチャー企業に依頼しました。
- まちと学びのイノベーション研究所の研修推進会議を開催し,私の『民法を楽しく・深く学ぶ20講』ビデオ作品の収録方法について検討しました。
- 中国の民法学者からメールがあり,私の著書『民法条文100選-100ヵ条で学ぶ民法(ひゃくみん)』信山社(2017/2/20)を中国語に翻訳したので,中国で出版する手続を進めているとの連絡が入りました。
- 私から日本の出版元に連絡するとともに,中国の出版社と日本の出版元との間で翻訳出版の契約を締結してもらうように依頼しました。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:46,400人)
- 2022年6月21日(火) 雨 (夏至)
- ルトガー・ブレグマン(野中香方子訳)『Humankind:希望の歴史 (上)-人類が善き未来をつくるための18章』文藝春秋(2021/7/30)が届いたので,読み始めました。(第1日目)
- まちと学びのイノベーション研究所の運営委員会を開催し,鼓山塾プロジェクトの運営について議論しました。
- 豊岡公民館でのダンス教室に参加しました。
- 日出ロータリークラブのハイブリッド例会(Zoom例会)に出席しました。
- クラブ協議会において,次年度の活動計画を審議しました。
- (HP訪問者の延べ人数:46,420人)
- 2022年6月22日(水) 曇り
- ルトガー・ブレグマン(野中香方子訳)『Humankind:希望の歴史 (上)-人類が善き未来をつくるための18章』文藝春秋(2021/7/30)を読んでいます。(第2日目) (上)を読み終わりました。
- 明治学院大学法学部の非常勤講師として,契約法2(契約総論)の講義(Zoom)を行います。
- 今回は,定型約款です。その後,これまでの講義すべてのの復習を兼ねたグループワークを行ないました。
- (HP訪問者の延べ人数:46,440人)
- 2022年6月23日(木) 晴れ
- ルトガー・ブレグマン(野中香方子訳)『Humankind:希望の歴史 (下)-人類が善き未来をつくるための18章』文藝春秋(2021/7/30)を読んでいます。(第1日目)
- 母のリハビリの付き添いを勤めるため,自転車(電動アシスト自転車)で自宅と病院との間を往復しました。
- 川崎公民館でダンスの個人レッスンを受けました。
- 大学院生と判例研究(札幌地判令3・3・17損害賠償請求事件)を行ないました。
- (HP訪問者の延べ人数:46,460人)
- 2022年6月24日(金) 晴れ後曇り
- ルトガー・ブレグマン(野中香方子訳)『Humankind:希望の歴史 (下)-人類が善き未来をつくるための18章』文藝春秋(2021/7/30)を読んでいます(第2日目)。本書の(上)・(下)をすべて読み終わりました。
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ルトガー・ブレグマン(野中香方子訳)
『Humankind:希望の歴史 (上・下)
-人類が善き未来をつくるための18章』
文藝春秋(2021/7/30) |
- 本書のメッセージは,人類とは,「自らを家畜化した類人猿」であり,その選抜基準は,「人懐っこさ」であったというものです。つまり,本書のメッセージは,人とは,Homo-puppy(子どもの犬)であり,Homo-ludence(遊び名人)であり,その副産物としてHomo-sapience(知恵者)になったのだと要約できそうです。
- このことを裏付ける実験として,1958年から始まった,獰猛なギンギツネを飼いならすという,モスクワ大学のドミトリー・ビリャーエフ教授とリュドミラ・トルート教授(当時大学院生)の試みが紹介されています。
- 自然状態に関するホッブスの性悪説とルソーの性善説の対立をメインテーマとする本書のPart1の中でも,この第3章(ホモ・パピーの台頭)は白眉だと思います。
- ドミトリー・ビリャーエフ教授らのギンギツネを飼いならす基準は,「人懐っこさ」だけであり,人懐っこいギンギツネだけを交配するというものであった(本書(上)90頁)。
- その結果,人にかみつく獰猛なギンギツネが,6年後には「しっぽを振り始めた」。そして,「耳は垂れ,尻尾は丸くカールし,毛皮には斑点が現われた。また,鼻は低くなり,骨は細くなり,オスはメスに似てきた。さらには犬のような吠え方をし始めた。やがて彼らは,飼育者に呼ばれると応えるようになった。これまでキツネでは観察されたことのない行動だ(本書(上)92頁)。
- その後,科学が進歩し,2014年にアメリカ人のチームが過去20万年の間に,人間の頭骨がどのように変化したかを調べて,人間も同様であることを突き止めました。
- 20万年の間に,人間の顔と体は,より柔和で,より若々しく,より女性的になった。脳は少なくとも10パーセント小さくなり,歯と顎骨は,発生生物学の用語使えば,ネオテニー(おとなになっても幼体の特徴を保つこと)になった。簡単に言えば,子どものようになったのである(本書(上)94頁)。
- 人間の頭とネアンデルタール人の頭を比べると,違いはさらに顕著だ。人間の脳は小さくて丸みがあり,額の隆起は小さい。人間とネアンデルタール人の関係はイヌとオオカミの関係に等しい。そしておとなのイヌがオオカミの子どもに似ているように,人間は進化の結果,サルの赤ちゃんに似ている。つまり,ホモ・パピー(puppy:子犬)である(本書(上)94頁)。
- こうしたことはいずれも,進化の観点から見れば,辻褄が合わない。人間は脆弱になり,攻撃されやすくなり,幼く見えるようになった。脳は小さくなった(本書(上)95頁)。
- このように,人間は進化の過程で,より強くなったのではなく,より弱く(子どもっぽく・メスっぽく)なったのですが,その代わりに思いやりの心が育ち,協調性,コミュニケーション能力が高まりました。それによって人間の世界は複雑かつ強固になったのです。
- 結局のところ人間は超社会的な学習機械であり,学び,結びつき,遊ぶように生まれついている。だとすれば,赤面するのが人間特有の反応なのは,それほど奇妙なことでもないだろう。顔を赤らめるのは,本質的に社会的な感情表現だ。他人の考えを気にかけているころを示し,信頼を育み,協力を可能にする(本書(上)99頁)。
- 私たちが互いの目を見る時にも,似たようなことが起きる。それは人間の目には白い部分があるからだ。これも人間だけに見られる特徴であり,おかげで,他者の視線の動きを追うことができる。霊長類は200種以上いるが,人間以外は皆,白目の部分(強膜)に色がついている。サングラスをかけたポーカープレイヤーのように,これが彼らの視線の動きをわかりにくくしている(本書(上)99頁)。
- 加えて,人間は眉の部分(眼窩の上)が平坦だ。人間は眉を微妙に動かして,感情を伝えることができるが,ネアンデルタール人やチンパンジーやオランウータンにはそれができない(本書(上)100頁)。
- つまり人間は,ポーカーフェイスと呼ぶにはほど遠いのだ。常に感情をあらわにし,周囲の人とつながりを持つようにできている。しかし,それは人間にとってハンディキャップなどではなく,スーパーパワーの源なのだ。なぜなら,社会的な人間は,一緒にいて楽しいだけでなく,より賢いからだ(本書(上)101頁)。
- 以上の考察に基づいて,著者は,下巻において,戦争のない平和な世界を作り上げるためには私たちは何をすればよいのかを探求しています。答えは,「もっと交流を」ですが,詳しく知りたい方は,本書を読んでいただきたいと思います。
- (HP訪問者の延べ人数:46,490人)
- 2022年6月25日(土) 晴れたり曇ったり,一時雨
- ルトガー・ブレグマン(野中香方子訳)『Humankind:希望の歴史 (上)(下)-人類が善き未来をつくるための18章』文藝春秋(2021/7/30)を読み終えて,人類と生物の進化についての三大実験を以下のようにまとめてみました。
- 生物の本質(エントロピーに抗して平衡状態を保つ存在)についての実験
- ルドルフ・シェーンハイマー「ネズミに放射性物質を含む餌を食べせ,細胞がどう変化するかを調査した実験」によって,食物は,生物にカロリーを与えるだけではなく,生物の細胞が消化された食物によって構成されていることを証明した(福岡伸一『生命と食』岩波ブックレット(2008/8/6))
- ウイルスの変異(弱毒化)実験
- トーマス・オースティンがオーストラリアに持ち込んだウサギが大量発生したために,毒性の強いウイルスを使ってウサギを駆除したところ,生き残ったウサギから発見されたウイルスが変異しており,感染力を保持しながらの大幅に弱毒化していたという事件(中屋敷均『ウイルスは生きている』講談社新書(2016/3/20))
- これまで家畜化されていなかった獰猛なギンギツネを短期間で家畜化した実験
- ドミトリー・ベリャーエフ=リュドミラ・トルート「ギンギツネを『人懐っこさ』だけを基準に選択・交配した結果,キツネが子どもっぽくなり,オスはメスに似てきて,イヌのような吠え方をするようになったという実験(ルトガー・ブレグマン(野中香方子訳)『Humankind
希望の歴史』(上・下)文藝春秋(2021/7/30))→人間は,自らを家畜化した類人猿であるという仮説が導かれた。
- バーバラ・オークレー=オラフ・シーヴェ(宮本喜一訳)『LEARN LIKE PRO 学び方の学び方』アチーブメント出版(2021/1/30)を読んでいます。(第1日目)
- 「宿題をするのが嫌いで,最後の最後にならないとやらないという子」のためのとっておきの方法が紹介されていました(本書169-170頁)。
- いつも帰宅するたび決まって,宿題に手を付ける気がしなくなるとしよう。
- ならば,これを試してみよう。
- 勉強の時間がおわったら,机の上を整理して翌日の準備をしておく。
- 机には勉強している書籍のページをきちんと開いておき,そして一緒にペンを並べ,その横に必要なものも置いておこう。
- 上記の『学び方の学び方』を読みながら,鼓山塾での講義「受験の心得と技法」のパワーポイントファイルを作成しました。
- 1.何のために受験するのか?
- (1) 学習成果の客観的評価
- (2) メタ認知のすすめ
- 2.学習とは,脳をどのように変化させることか?
- (1) 学習とは,作業記憶(短期記憶)にある情報を長期記憶へと移し,いつでも引き出せる知識とすること
- (2) 積極的学習と睡眠の重要性
- 3.受験の心得・技術とは何か?
- (1) 受験前の準備(ゴール,過去問,学習計画表)
- (2) 受験中の注意点(問題文の熟読,時間配分,解答の点検)
- (3) 受験後の記録
- 4.学習方法をどう改善するか?
- (1) ポモドーロ・テクニックの修得
- (2) 積極的学習の実践
- (3) 学習習慣を変える
- 参考文献
- 第12回 民法史研究会(大久保泰甫先生を囲む会)にZoomで参加します。
- (HP訪問者の延べ人数:46,510人)
- 2022年6月26日(日)曇り一時晴れ
- 鼓山塾で講義する「基礎学力の定着と向上」のパワーポイントファイルを作成しました。
- 1.基礎学力とその応用
- (1) 基礎学力とは何か?
- (2) 基礎学力から応用へと進むプロセスとは?
- 2.実用国語
- (1) 単純な論理学の応用(判決三段論法)
- (2) トゥールミンの議論の図式とは?
- (3) トゥールミンの議論図式を使ってジレンマに対抗する方法をマスターする
- (4) 議論をまとめるアイラック(IRAC)
- (5) アイラック(IRAC)を使った論理的で批判的な文章の書き方をマスターする
- 3.実用数学
- (1) 問題を等式に変換する方法とは?
- (2) 貸借対照表の謎を等式で解明する
- 4.実用英語
- (1) 自動翻訳の使い方
- (2) 自動翻訳を使って留学生のお手伝いをしよう
- 5.学習を改善する
- (1) 学習とは何か?
- (2) ポモドーロ・テクニックを習得する
- (3) 積極的学習を実践する
- (4) 学習習慣を変えよう
- 参考文献
- 台湾の友人とZoomミーティングを行いました。
- ルトガー・ブレグマン(野中香方子訳)『Humankind:希望の歴史(上・下)-人類が善き未来をつくるための18章』文藝春秋(2021/7/30)を推薦してくださったお礼と,私の読後感を伝えました。友人もたいそう喜んでくれました。
- (HP訪問者の延べ人数:46,530人)
- 2023年6月27日(月) 曇り時々晴れ ,夕立ち
- 鼓山塾で単独で講義するレジュメ(「受験の心得と技法」,「基礎学力の定着と向上」)をまちと学びのイノベーション研究所の所員に送付しました。
- まちと学びのイノベーション研究所」の顧問と「情報Ⅰ」の授業展開についてZoomで情報交換行ないました。
- まちと学びのイノベーション研究所のCOOと明日の運営委員会の議事の相談をZoomで行ないました。
- 鼓山塾でのまちと学びのイノベーション研究所のCGOとの共同講義「デジタル社会の基礎知識」(デジタル町内会を作って,デジタルの力で,地域の生活をより良くする提案を検討する)について,講義計画案をZoomで練り上げました。
- 第1回・第2回(デジタル社会のイメージ:モノのインターネット(IoT),人工知能(AI),クラウド・コンピューティング・サービス(SaaSなど)による社会の変化)
- 第3回・第4回(スマホの機能と活用,特に,自動翻訳など音声の活用を中心に)
- 第5回・第6回(データバイアスを乗り越えるためのデジタル・プラットフォームづくり)
- 第7回・第8回(デジタル町内会でまちづくり:良い意味での「おせっかい」,「迷惑有り難い」)
- 第9回・第10回(発表会:私たちのデジタル・デビュー)
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行います。
- (HP訪問者の延べ人数:46,560人)
- 2022年6月28日(火) 晴れ (例年にない早い時期での梅雨明け)
- 共同講義「デジタル社会の基礎知識」(デジタル町内会を作って,デジタルの力で,地域の生活をより良くする提案を検討する)について,講義計画案をブラッシュアップしています。
- 一昨年に契約法2を受講した学生からメールがあり,Pythonのプログラミングについて事例研究をしたいとのことだったので,プログラミング例を用いて,アドバイスを行いました。
- 山陽新聞に鼓山塾のクラウドファンディングの紹介記事が掲載されました。
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山陽新聞(2022/6/28)朝刊(岡山県・全県版) |
- まちと学びのイノベーション研究所のCTOと産業プラットフォームの詳細設計についてZoomで懇談しました。
- 豊岡公民館でのダンス教室に参加しました。
- 7月5日に開催予定の「早水ダンスクラブ第11回交流会」のリハーサルを行いました。
- 日出ロータリークラブのハイブリッド例会(Zoom例会)に出席しました。
- 真庭市に出張します。
- (HP訪問者の延べ人数:46,600人)
- 2022年6月29日(水) 晴れ
- まちと学びのイノベーション研究所のCMOと岡山で合流して,事務所に到着しました。
- 明治学院大学法学部の非常勤講師として,契約法2(契約総論)の講義(Zoom)を行いました。
- 今回は,学生たちのグループ発表(第1回)です。 以下の発表があり,学生間の質疑応答もあって,盛り上がりました。
- 契約不適合責任と瑕疵担保責任の異同
- 片務契約と双務契約の異同
- (HP訪問者の延べ人数:46,640人)
- 2022年6月30日(木) 晴れ
- デジタルプラットフォーマーのCOOを市長に紹介し,デジタル地域通貨のあり方を議論しました。
- 明治学院大学法学部の契約法2(契約総論)の理解度チェックアンケートの結果と全員に対する私からのフィードバックを学生のためのHPにアップしました。
- 鼓山塾のCF(クラウドファンディング)が,目標額200万円のところ,あと24日を残して,100万円を突破しました。このことを特別顧問に報告しました。
- (HP訪問者の延べ人数:46,680人)
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鼓山塾 |
私たち「まちと学びのイノベーション研究所」が事務局を担当し,
私も講師と進行役を勤めることになっている「鼓山塾)」プロジェクトの
クラウド・ファンディング(目標額200万円)が実施されています(山陽新聞2022/6/28岡山県全県版)
右のQRコード,又は,以下のURLから趣旨をご参照の上,参加していただきたく存じます。
https://readyfor.jp/projects/kozanjuku/
期限は7月24日までで,5,000円から150,000円の範囲でご協力いただけます。
少額で結構ですので,ご検討いただけると幸です。
- 2022年7月1日(金) 晴れ
- 真庭市の有力企業の一つの社長と懇談し,鼓山塾プロジェクトの基本方針とクラウドファンディング100万円突破の現状を報告しました。
- 従業員の方がまちと学びのイノベーション研究所の新任のCMOを施設見学に誘って下さり,建築構造等について,詳しく説明してくださいました。
- 私もCMOといっしょに建物の説明を伺ってみて,初めて理解することが多く,参考になりました。
- 鼓山塾プロジェクトに関する真庭市のケーブルTVの取材に応じました。
- 鼓山塾の講義内容と,先進的な講義方法について概説しました。
- まちと学びのイノベーション研究所のCMOと岡山に戻り,会食をしました。
- DXの研修計画の基礎レベルの研修内容,およびレベルアップの研修内容について,大枠の検討を行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:46,710人)
- 2022年7月2日(土) 晴れ
- まちと学びのイノベーション研究所のCMOと,割賦販売法も資金決済法も適されないため,消費者苦情が激増している「後払い式決済」(立替払い型の後払い決済サービス)について検討しました。
- この件に関する消費者苦情事例に対して,札幌地判令3・3・17損害賠償請求事件の法理(同じく保護されるべき個人が,類似の制度を選択した際に,一方の制度だとその個人が保護されるのに,他方の制度を選択すると全く保護されない場合に,違憲状態が生じているという判決法理)を利用できないかを検討しました。
- 岡山での仕事を終えて,大分に帰りました。
- 法と経営研究学会第2分科会(地方とDX)の第15回会議(Zoom会議)を開催しました。
- 会員の報告テーマ:「脱刑法(罰則)」は地方から?―『情報に関する法律の罰則 一覧』を素材に」
- (HP訪問者の延べ人数:46,730人)
- 2022年7月3日(日) 曇り後雨
- 城所岩生=中山信弘他『これでいいのか!2018年著作権法改正』 インプレスR&D (2019/4/2)を読んでいます。(第1日目)
- 台湾の友人とZoomミーティングを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:46,760人)
- 2022年7月4日(月) 曇り後雨
- 城所岩生=中山信弘他『これでいいのか!2018年著作権法改正』 インプレスR&D (2019/4/2)を読んでいます。(第2日目)
- Nagoya RyuNetの理事懇談会(Zoom)に参加しました。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行いました(数式の再検討を行ないました)。
- (HP訪問者の延べ人数:46,780人)
- 2022年7月5日(火) 雨後曇り(台風4号が長崎県佐世保市付近に上陸)
- 城所岩生=中山信弘他『これでいいのか!2018年著作権法改正』 インプレスR&D (2019/4/2)を読んでいます。(第3日目)読み終わりました。
- 本書は,わが国の著作権法は,2018年による改正にもかかわらず時代遅れのままであり,先進的なデジタル社会を形成するためには,著作者の権利保護だけでなく,利用者の権利も同様に保護するために,フェアユースの制度を取り入れるべきことを説得的に論証するものです。
- 本書の目次は以下の通りです。
|
城所岩生=中山信弘他
『これでいいのか!
2018年著作権法改正』
インプレスR&D
(2019/4/2) |
- はじめに
- 第1章 改正法をめぐる文化庁との折衝,自民党内での議論
- 1.1 文化庁との折衝(阿達雅志)
- 1.2 自民党内での議論(三宅伸吾)
- 第2章 平成30年著作権法改正――「柔軟な権利制限規定」の意義と今後の課題(中山信弘)
- 2.1 20世紀の著作権法と21世紀の著作権法
- 2.2 個別権利制限規定の限界
- 2.3 今回の改正
- 2.4 望まれる企業の対応
- 第3章 改正法における「柔軟な権利制限規定」の意義と課題(上野達弘)
- 3.1 柔軟な権利制限規定とは
- 3.1.1 柔軟性が高い権利制限規定(第一層)
- 3.1.2 表現非享受 (第一層①)
- 3.2 電子計算機における付随利用(第一層②)
- 3.3 相当程度柔軟性がある権利制限規定(第二層)
- 3.4 公益的政策実現のための行為類型(第三層)
- 3.5 改正の意義
- 3.8 「権利保護」と「利用促進」のバランスを図る新たな試み
- 第4章 著作権法の行く手―平成30年改正が描く未来像(島並良)
- 4.1 法規範の柔軟性とは―2つの視点
- 4.2 法実務への影響
- 4.3 立法への影響
- 4.4 知財法学への影響
- 4.5 おわりに
- 第5章 著作権法のバッファ(椙山敬士)
- 5.1 権利/権利制限の関係(二分論と三分論)
- 5.2 はるかに重要な価値
- 5.3 日本法の場合-バッファ
- 第6章 英米法との比較
- 6.1 アメリカのフェアユースとの比較,市場の観点から(潮海久雄)
- 6.2 イギリス,カナダのフェアディーリングとの比較(谷川和幸)
- 第7章 パネルディスカッションを終えて(石新智規)
- 7.1 はじめに
- 7.2 改正著作権法30条の4の柔軟な解釈―楽曲利用の事例
- 7.3 改正法47条の5の柔軟な解釈-書籍検索サービスの事例
- 7.4 柔軟な制限規定の積極的な運用と不断の検証
- 7.5 質疑応答
- 付録 改正著作権法はAI・IoT時代に対応できるのか?(城所岩生)
- 1.はじめに
- 2.米国の新技術・新サービス関連判決
- 3. 改正著作権法の柔軟な権利制限規定
- 4. 10年先取りどころか10年後追いする法改正でAI・IoT時代に対応できるのか?
- 5. 政府立法の限界
- 6. 議員立法への期待
- 7. 結びに代えて-日本版フェアユースの再提案
- 参考文献
- 著者一覧(執筆順)
- 確かに,従来は,ほんの一握りの著作者が文化の発展をリードしていたかもしれません。しかし,現在は,インターネットの発展に伴って,SNSによる発信が爆発的に増大し,ほとんどすべての市民が著作者となって文化の発展に寄与するようになっています。このように,著作者と著作の利用者とがともに激増している時代においては,著作者の権利を保護することだけでなく,それと同程度に,著作権の利用を促進することが,文化の発展に寄与する時代になっているのです。
- それにもかかわらず,わが国の著作権法は,そのような時代の変化に追いつくことができず,相変わらず,著作者の権利を最優先させ,個別の権利制限規定によって免責されない限り,著作を利用する多くの市民を犯罪者扱いするという誤りを犯し続けてきました。
- そこで,2018年の著作権法改正は,時代の最先端を行く,アメリカのフェアユース(公正な利用は著作権を侵害しないという法理)の考え方を一部取り入れて,デジタル時代にふさわしい著作権法を目指すことになりました。
- ところが,2018年の改正においても,立法者は,個別的な権利制限規定を拡大することによって問題を解決するという方法に固執したため,著作権法は,今なお,個別的な権利制限規定の枠を超える先進的なビジネスモデルの発展を阻害し,結果的にデジタル社会の形成を妨げています。
- したがって,この問題を解決するには,包括的なフェアユースの規定を導入すべきだと主張しているところが本書の特色です。
- まちと学びのイノベーション研究所のCGOと鼓山塾の共同講義について検討しました。
- 豊岡公民館でのダンス教室に参加しました。
- 今回は,雨の中ですが,第11回速見ダンス交流会を開催しました。 地元の「元気会」のメンバーの男女6名が参加してくださったおかげで,交流会が大いに盛り上がりました。
- (リハーサル)
- 開会
- オープニングダンス(10分)<Basic Jive>Solo,Formation
- ダンスタイム1(30分)(Waltz,Rumba,Samba,Chacha,Jive,Tango)
- ミキシング(20分)
- ダンスタイム2(30分)(Rumba,Chacha,Jive,Waltz,Tango,Slow)
- デモンストレーション(5分)<Waltz>
- 会員のA級昇格祝い(5分)
- 閉会
- (掃除・後片付け)
- ホテル&リゾート別府湾で打ち上げを行いました。
- 日出ロータリークラブのハイブリッド例会(Zoom例会)に出席しました。
- 今回から新年度が始まり,会長,幹事の就任式が行なわれました。
- (HP訪問者の延べ人数:46,800人)
- 2022年7月6日(水) 雨後曇り
- まちと学びのイノベーション研究所のCOOと鼓山塾の運営について懇談します。
- 明治学院大学法学部の非常勤講師として,契約法2(契約総論)の講義(Zoom)を行います。
- 今回は,学生たちのグループ発表です。以下の5グループが発表しました。
- 第1グループ:契約締結前の説明義務違反の法的性質(最二判平23・4・22民集63巻3号1405頁)
- 第2グループ:クレジットカード契約と不正利用に関する刑事事件(最二判平16・2・9刑集第58巻2号89頁)
- 第3グループ:同時履行関係
- 第4グループ:賃貸借契約と民法改正
- 第5グループ:危険負担
- 産業プラットフォームの具体案についてまちと学びのイノベーション研究所のCTO,および,その所属企業のトップと懇談しました。
- 鼓山塾のHome Pageが一応完成しました。チラシによる公開までに,ニュース等を追加するつもりです。
- (HP訪問者の延べ人数:46,830人)
- 2022年7月7日(木) 曇り一時雨
- まちと学びのイノベーション研究所の顧問とZoom会議を行ないました。
- 母のリハビリの付き添いを勤めるため,自転車(電動アシスト自転車)で自宅と病院との間を往復しました。
- 川崎公民館でダンスの個人レッスンを受けました。
- 交流会の経験を踏まえて,Tango,Rumbaの基本ステップをマスターするための個別練習をくり返し行いました。
- 鼓山塾のHPの公開前のチェックを行いました。
- Wordpressの編集権限を与えてもらったので,講義日程の編集がでいるようになりましたが,実際にやろうとすると,疑問点が続出し,レクチャーを受ける必要があることを実感しました。明日から,とりあえず,疑問点を質問し,編集方法をマスターします。
- 大学院生と著作権法の判例研究を行ないます。
- 大学院生のパソコンの調子が悪く,接続がうまくいかなかったため,明日に延期しました。
- (HP訪問者の延べ人数:46,860人)
- 2022年7月8日(金) 曇り後雨 安倍晋三元首相が暴漢に改造銃で撃たれて殺害されました。ご冥福を祈ります。
- 明治学院大学法学部の契約法2(契約総論)の理解度チェックアンケートの結果と全員に対する私からのフィードバックを行ないます。(第1日目)
- 鼓山塾のHPn編集について,レクチャーを受けました。
- 大学院生と著作権法の判例研究を行ないました。
- 東京地決平15・6・11判時1840号106頁(「ノグチ・ルーム移築工事差止仮処分」事件)の判例評釈を読みながら議論をしました。
- (HP訪問者の延べ人数:46,880人)
- 2022年7月9日(土) 雨後曇り後晴れ
- 赤木雅子=相澤冬樹『私は真実が知りたい-夫が遺書で告発「森友」改ざんはなぜ』文藝春秋(2022/7/15)を読みました。
- 本書は,「森友」問題で公文書が偽造された経緯を暴露した「手記」を遺して自殺した赤木俊夫氏の妻(赤木雅子)の夫が自殺せざるを得なかった理由を知りたいとの思い,それを受け止めて公文書偽造に至るまでの真実を知らせようとするジャーナリスト(相澤冬樹)の二人が協力して,公文書偽装の裏舞台を明らかにした本です。
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赤木雅子=相澤冬樹
『私は真実が知りたい
-夫が遺書で告発「森友」改ざんはなぜ』
文藝春秋(2022/7/15) |
- 私は,関心があって本書を半年前に購入していたのですが,読む時間がなく放置していました。しかし,昨日,安部首相の殺害を機に読んでみました。
- 本書を読み始めてみると,途中で読むのを中断することができないほどに興味深い内容が詰め込まれており,一気に読み終えてしまいました。
- 本書の内容は以下の通りです。
- 序章 赤木雅子・相澤冬樹(トッちゃんの本を出すわけ)
- 第1章 トッちゃんが遺した「手記」
- 第2章 トッちゃんと私
- 第3章 トッちゃんが壊れていく
- 第4章 上司の約束は何一つ守られなかった
- 第5章 信じていた同期の裏切り
- 第6章 一通のメールが事態を動かした
- 第7章 親しくなったり反発したり
- 第8章 運命を変えた弁護士の一言
- 第9章 提訴と手記公表 特ダネ掲載の舞台裏
- 第10章 池田んさんが告白「8億円値引きに問題ある」
- 第11章 トッちゃんを食い物にした上司は全員「異例の出世」
- 第12章 安倍首相「辞める」答弁は改ざんと「関係あった」
- 第13章 昭恵さんと籠池夫妻「3ショット」写真の話は本当だった
- 第14章 昭恵さんからLINEが来た! けど…
- 終章 あの頃のトッちゃんに言ってあげたいこと
- 赤木俊夫さんが遺した「手記」全文
- 本書は,内容の興味深さだけでなく,男性が取材する対象が女性の場合のコツを明らかにしてくれている点で,男性にとって学ぶべきことが多い本です。
- 男性は,一般的には,頭の中でいろいろ考えてから,初めて結論を述べることが多いのに対して,女性は,考えていることをプロセスの段階から仮の結論をその都度述べる傾向にあります。そのため,結論を急ぎたい男性にとっては,女性の言っていることは,結論がコロコロ変わったり,前後で言っていることが矛盾しているように感じら得ることが多いかもしれません(本書第7章参照)。
- しかし,本書の著者の取材態度からは,取材対象の言論(プロセス段階での仮の結論)の変化に丁寧に対応し,本当の結論に達するまで,辛抱強く待ち続けるならば,男性は女性から多くのことを学ぶことができるのだということを知ることができます。この点が,本書の大きな特色となっています。
- 本書には,男性には表現できない女性の感性がいたるところで表現されており,教えられることが多い本です。特に,赤木氏が自殺へと追い込まれた無念さを赤裸々に述べた赤木氏の義理の母の以下の言葉には,事件直後だけにぎょっとさせられました(本書230頁)。
- 「かわいそうでしょうがない。私は最初から,『トッちゃんは殺されたんじゃ』思って,財務官が殺した。葬儀の時『助けてあげられなかった』と謝りました。」
- そして我慢してきた思いがあふれ出した。
- 「財務省の中に鉄砲持って入りたかった。片手じゃなく両手に持って。そんなこと思うくらい,憎くて仕方ない…」
- 明治学院大学法学部の契約法2(契約総論)の理解度チェックアンケートの結果と全員に対する私からのフィードバックを行ないました。(第2日目)
- 6月11日に行われたウクライナ支援チャリティ・第1回全日本別府歌謡祭「歌の花たば」に日出町から出演しり,参加したりした人たちといっしょに反省会を行ないました。
- 反省会に加わった猟銃に詳しい友人から,元首相の殺害に使われた改造銃というのは,テレビで放映されたために周知となった例の2本の金属パイプの内部に螺旋状の溝(ライフリング)を施し(その際,3Dプリンタが利用されたかもしれない),そこに散弾を詰めて発射するというものであり,電池駆動なので銃ではなく,一種の小型ミサイルだった可能性が高いという説明を受け,事の重大性を改めて認識することができました。
- 今や,インターネットを利用した学習によって,個人が団体に頼ることなくあらゆる技術を身につけることができるようになりました。その反面,重大な副作用として,一個人が,いとも簡単に強力な小型の武器を作成し,権力に対する反乱や市民を巻き込んだ暴動を起こせる時代になっているという危機感をみんなで共有することができました。
(HP訪問者の延べ人数:46,890人)
- 2022年7月10日(日) 晴れ
- 明治学院大学法学部の契約法2(契約総論)の理解度チェックアンケートの追加分が受講学生から送られてきたので,私からのフィードバックの追加をして,学生のためのホームページにアップロードしました。
- 鼓山塾の講義の全体像を概観するプレゼンテーションファイルを作成します。
- 台湾の友人とZoomミーティングを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:46,910人)
- 2022年7月11日(月) 晴れ後曇り
- まちと学びのイノベーション研究所」の顧問と「情報Ⅰ」の授業展開についてZoomで情報交換行ないました。
- 高校生に対する期末試験の結果は,概ね良好でしたが,成績が芳しくなかった問題について,なぜ理解が不十分だったのか,詳しく検討を行いました。
- まちと学びのイノベーション研究所のCOOと事業計画について懇談しました。
- 鼓山塾の講義日程表(第1案)を作成しました。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行います。
- (HP訪問者の延べ人数:46,920人)
- 2022年7月12日(火) 曇り
- まちと学びのイノベーション研究所の各種会議をZoomで開催します。
- 鼓山塾の進行役として,リアルタイムで更新することのできる独自のHPを作成し,私の講義レジュメをアップロードしました。
- 豊岡公民館でのダンス教室に参加しました。
- Basic Jive, Rumba, Cha cha, Waltzは会員の皆さんについていけるようになったのですが,Tangoだけは,皆さんについていけない状態です。
- 知能システム工学講座の教授と,地域デジタル通貨について懇談しました。
- 日出ロータリークラブのハイブリッド例会(Zoom例会)に出席しました。
- 真庭市に出張します。
- (HP訪問者の延べ人数:46,940人)
- 2022年7月13日(水) 晴れ後曇り
- 事務所のリノベーション等について,工務店の方々と懇談しました。
- 明治学院大学法学部の非常勤講師として,契約法2(契約総論)の講義(Zoom)を行いました。
- 地域のDXについて,会議体の代表者と懇談しました。
- 地域の活性化について,異なる視点をもつ住民の方々と懇談しました。
- (HP訪問者の延べ人数:46,960人)
- 2022年7月14日(木) 雨
- 地域のケーブルテレビの常務取締役と,鼓山塾が成功した場合のテレビ番組の作成について懇談しました。
- 県民局の局長,次長と地域のDXに関する研修計画について懇談しました。
- 日本政策金融公庫に対して企業に関する融資について相談しました。
- 鼓山塾の講師たちと講義日程について調整を行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:46,990人)
- 2022年7月15日(金) 曇り後雨
- 市長に鼓山塾のクラウドファンディングの現況を説明し,今後の事業計画について報告しました。
- 地元の高等学校の校長に鼓山塾への生徒の参加を促すように依頼をしました。
- 岡山労働局に職員に対するDXの研修計画の提案を行いました。
- 大分に帰りました。
- RI第2720地区第3グループのIM(Intercity Meeting)の第1回の実行委員会に参加しました。
- IMの資料作成委員,および,第3グループの危機管理委員会のアドバイザーを引き受けることになりました。
- (HP訪問者の延べ人数:47,010人)
- 2022年7月16日(土) 雨後晴れ
- 8月1日締切りの原稿「SDGsと中小企業の役割④SDGsを活用しての競争力の強化」の執筆準備を開始しました。(第1日目)
- 刑法の専門家と『子どものための法学入門』の打合せを行います。
- 明治学院大学・これくら研に参加します。
- 第32回日弁連夏期消費者セミナー「若年者を取り巻く消費者被害~儲け話にご用心~」(Webセミナー)に参加した後,会員同士で議論を行ないます。
- 台湾の友人とZoomミーティングを行います。
- (HP訪問者の延べ人数:47,020人)
- 2022年7月17日(日) 晴れ後曇り
- 8月1日締切りの原稿「SDGsと中小企業の役割④SDGsを活用しての競争力の強化」の執筆準備を行なっています。(第2日目)
- 高井亨=甲田紫乃編『SDGsを考える-歴史・環境・経営の視点からみた持続可能な社会』ナカニシヤ出版(2020/3/30)を読み始めました。(第1日目)
- 本書は,「SDGsとは何か」について批判的立場にも配慮しつつ,文理融合の執筆陣が基礎理論から応用実務にわたって,「どうすればSDGsを実現できるか」に焦点を当てて,SDGsの実現方法を説得的に論じる本です。
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高井亨=甲田紫乃編
『SDGsを考える-
歴史・環境・経営の視点からみた
持続可能な社会』
ナカニシヤ出版(2020/3/30) |
- 本書の目次は以下の通りです。
- まえがき
- 00 風変りな序章―SDGsの下に埋もれるものたちからSDGsをみつめる(高井亨)
- 第1部 SDGsを取り巻く歴史と今
- 01 歴史からみた環境と経済開発(谷口謙治)
- 02 SDGsの来た道(相川泰)
- 03 世界はSDGsの意味において持続可能か(高井亨)
- 第2部 SDGs達成のための自然・技術・人間系の構築
- 04 持続的な自然と物理法則(足利裕人)
- 05 バイオマスでの水素製造がもたらす持続可能なエネルギー供給―エネルギーモデルの地球環境への有効性(田島正喜)
- 06 持続可能な社会における土壌資源管理とその指標化(角野貴信)
- 07 地球の気持ちに寄り添う―ジオパークという挑戦(柚洞一央)
- 08 活動における関係性―持続可能な社会に向けてのパートナーシップのあり方(甲田紫乃)
- 第3部 SDGs達成のための経営
- 09 SDGsとマーケティング(竹内由佳)
- 10 持続可能なファッションとは何か?―グローバル市場における消費と生産を考える(連宜萍)
- 11 SDGsウォッシュを考える―ストーリーとしてのサステナビリティ戦略を目指して(中尾悠利子)
- コラム:グルメコーヒーは世界を変える①②(佐藤伸)
- 本書の特色は,各章ごとに参照文献だけでなく,執筆者が選んだ3~4冊の本について,分かりやすい「読書案内」が掲載されており,読者が学習を深めることができるように配慮されている点にあります。
- (HP訪問者の延べ人数:47,040人)
- 2022年7月18日(月)(海の日) 曇り後雨
- 8月1日締切りの原稿「SDGsと中小企業の役割④SDGsを活用しての競争力の強化」の執筆準備を行なっています。(第3日目)
- 高井亨=甲田紫乃編『SDGsを考える-歴史・環境・経営の視点からみた持続可能な社会』ナカニシヤ出版(2020/3/30)を読み続けています。(第2日目)
- まちと学びのイノベーション研究所」の顧問と「情報Ⅰ」の授業展開についてZoomで情報交換行ないます。
- まちと学びのイノベーション研究所のCOOと鼓山塾の運営について情報交換を行ないます。
- 鼓山塾の講義の全体像を簡単に紹介するビデオ作品を作成しました。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行います。
- (HP訪問者の延べ人数:47,050人)
- 2022年7月19日(火) 雨後晴れ
- 8月1日締切りの原稿「SDGsと中小企業の役割④SDGsを活用しての競争力の強化」の執筆準備を行なっています。(第4日目)
- 高井亨=甲田紫乃編『SDGsを考える-歴史・環境・経営の視点からみた持続可能な社会』ナカニシヤ出版(2020/3/30)を読み続けています。(第3日目)
- 鼓山塾の講義の全体像を簡単に紹介するビデオ作品をYouTubeにアップロードしました。
- まちと学びのイノベーション研究所のZoom会議を開催して,鼓山塾に関する情報を共有しました。
- 豊岡公民館でのダンス教室に参加しました。
- 日出ロータリークラブの会員の誕生会に出席しました。
- (HP訪問者の延べ人数:47,070人)
- 2022年7月20日(水) 曇り後雨後曇り
- 鼓山塾の講義日程表を改訂して,対面講義と遠隔講義の日程を明確にしました。
- 明治学院大学法学部の非常勤講師として,契約法2(契約総論)の講義(Zoom)を行います。
- 8月1日締切りの原稿「SDGsと中小企業の役割④SDGsを活用しての競争力の強化」の執筆準備を行なっています。(第5日目)
- 高井亨=甲田紫乃編『SDGsを考える-歴史・環境・経営の視点からみた持続可能な社会』ナカニシヤ出版(2020/3/30)を読み続けています。(第4日目)
- 昨日,電車の中に忘れた上着を大分駅で預かってもらっているので,それを取りに行きました。
- (HP訪問者の延べ人数:47,070人)
- 2022年7月21日(木) 曇り後晴れ
- 鼓山塾のクラウドファンディンが200万円を突破し,成功しました。あと3日残っているので,積み上げを期待しています。
- 母のリハビリの付き添いを勤めるため,自転車(電動アシスト自転車)で自宅と病院との間を往復しました。
- 院長から,母の定期健康診断の結果の説明を受けました。97歳という年齢相応の状態とのことで安心しました。
- 鼓山塾の受講申し込みが始まったため,それを集計するエクセルのファイルを作成しました。
- Googleフォームのシートを利用して,各科目ごとの受講生,人数の合計数をまとめることができるようにしました。
- 大学院生と著作権法の判例研究を行ないました。
- タイの留学生(大学院生)の研究(日本・タイ・EUの個人情報保護法を比較研究)学外専門家として支援することになり,自己紹介と研究内容の説明を聞きました。
- (HP訪問者の延べ人数:47,100人)
- 2022年7月22日(金) 晴れ
- 8月1日締切りの原稿「SDGsと中小企業の役割④SDGsを活用しての競争力の強化」の執筆準備を行なっています。(第6日目)
- 高井亨=甲田紫乃編『SDGsを考える-歴史・環境・経営の視点からみた持続可能な社会』ナカニシヤ出版(2020/3/30)を読み終わりました。(第5日目)
- 鼓山塾の受講申し込みを集計するExcelファイルをバージョンアップしました。
- 川崎公民館でダンスの個人レッスンを受けました。
- (HP訪問者の延べ人数:47,120人)
- 2022年7月23日(土) 晴れ
- 8月1日締切りの原稿「SDGsと中小企業の役割④SDGsを活用しての競争力の強化」の執筆準備を行なっています。(第7日目)
- 高井亨=甲田紫乃編『SDGsを考える-歴史・環境・経営の視点からみた持続可能な社会』ナカニシヤ出版(2020/3/30)を読み返しています。
- 民法学研究会(Zoom会議)に参加します。
- 今後の統一テーマをSDGsと民法としたことから,今年度からの各会員の研究テーマについて検討しました。
- 国際ロータリー第2720地区の前年度のIM(Intercity Meeting)の反省会の準備を進める会に参加しました。
- 台湾の友人とZoomミーティングを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:47,130人)
- 2022年7月24日(日) 晴れ
- 8月1日締切りの原稿「SDGsと中小企業の役割④SDGsを活用しての競争力の強化」の執筆準備を行なっています。(第8日目)
- モニター デトロイト編『SDGsが問いかける経営の未来』日経BP(2018/12/19)を読み始めました(第1日目)
- 末川民事法研究会にZoomで参加しました。
- 報告:SNSによる発言に対する論評と不法行為の成否(東京地判令和3年5月26日令和2年(ワ)19351号,財高判令和4年3月26日令和3年(ネ)10060号)
- 私は,以下のコメントを行いました。
- 原告の主張は以下の通りです。
- 1 被告らは,原告に対し,連帯して220万3300円及びこれに対する令和元年11月12日から支払済みまで年5分の割合による金員を支払え。/2 被告らは,別紙書籍目録記載の書籍を複製し,頒布してはならない。/3 被告らは,別紙書籍目録記載の書籍を廃棄せよ。/4 訴訟費用は被告らの負担とする。/5 第1項につき仮執行宣言
- 原告の主張を踏まえるならば,民法だけでなく,著作権法に関する解釈を行うべきしょう。著作権法の文言だけを問題にした場合,本件は,著作者人格権,すなわち,著作権法20条(同一性保持権)に違反しており,原告の主張である著作権法112条による差し止めが是認されると評価できるようにも思われます。著作権法20条違反は,罰則も過剰です(119条2項で,5年以下の懲役,もしくは,500万円以下の罰金となる)。
- 参照判例と争点は,以下の通りです。本件の場合,ハッシュタグを変更したことが同一性保持権を侵害しているかどうかが問題tなります。
- 東京高判平3・12・19知的裁集23巻3号823頁,判時1422号123頁(法政大学懸賞論文事件・控訴審判決)において争点となったのは,「送り仮名の変更,読点の変更,中黒の読点への変更,改行の省略,加算の誤りの訂正,明らかな誤植の訂正」でした。さすがにこの点は,著作権20条違反とは認められませんでしたが,結局,目次,あとがきの日付の改変,「国民軍」を「国民党」と変更した点があったため,損害賠償が認められています。
- 鼓山塾のクラウドファンディングが今日の23時で終了しました。
- 115名の支援者の方々に支えられて,目標額の200万円を超える213万5,000円の支援をいただくことができました。明日から,鼓山塾の講義を開始しますが,講義を運営するに必要な機材等の購入・レンタル料に利用させていただきます。
- (HP訪問者の延べ人数:47,140人)
- 2022年7月25日(月) 曇り後雨後曇り
- 8月1日締切りの原稿「SDGsと中小企業の役割④SDGsを活用しての競争力の強化」の執筆準備を行なっています。(第9日目)
- モニター デトロイト編『SDGsが問いかける経営の未来』日経BP(2018/12/19)を読んでいます(第2日目)
- まちと学びのイノベーション研究所」の顧問と「情報Ⅰ」の授業展開についてZoomで情報交換行ないました。
- まちと学びのイノベーション研究所のCOOとZoomで出張計画について懇談しました。
- 元の勤務先から借用していたパソコン2台,スキャナー1台を郵パックで返却しました。
- 川崎公民館でダンスの個人レッスンを受けました。
- タンゴの基本ステップをTwo step, Linkのシャドウからはじめて,徹底的に練習しました。
- 岡山に出張します。
- 鼓山塾の第1回(オリエンテーション)・第2回(受験の心得と技法)の講義をZoomで実施しました。
- オリエンテーションには,講師陣が6名参加し,受講者は,高校生は1名でしたが,市の職員2名を含めて,4名の社会人が参加してくださいました。お互いに自己紹介をして,鼓山塾の講義の全体像をめぐって議論が盛り上がりました。
- (HP訪問者の延べ人数:47,150人)
- 2022年7月26日(火) 晴れ
- 地区のまちなか再生協議会の設立準備会に出席しました。
- まちなか再生協議会が設立され,会長に就任しました。
- 民法改正によって新設された所有者不明または管理不全の土地・建物に関する管理に関する規定を中心に,空家対策に関する法例の説明会を日程調整を行なった後に開催することになりました。
- DX戦略推進会議の設立準備会に出席しました。
- DX戦略推進会議が設立され,森林組合の組合長と共に副会長に選任されました。
- 森林組合のカーボンクレジットの取り組みについて,日程調整の後に勉強会を開催することになりました。
- 鼓山塾の第3回(基礎学力の定着と向上)・第4回(レトリックと議論の技法)の講義をZoomで実施しました。
- 受講者は1人でしたが,別の講師も加わってくれて,受講生との間で議論することができました。
- 受講生の提起した「魚を食べるべきかどうか」について,トゥールミンの図式で講師と受講生の間で議論をすることができました。
- 主張:健康のために,人は魚を食べるべきである。
- (主張のデータ)魚を食べている人は,食べない人よりも長寿の率が高い。
- (主張の根拠)魚は蛋白質(必須アミノ酸)が豊富であり,健康維持に欠かせない。
- 反論 (生徒)
- (反論のデータ)私の母は,魚は食べないが,豆が好きでとても健康である。
- (反論の根拠)魚を食べなくても,豆には蛋白質が豊富に含まれており,しかも,豆を食べる人は,食べない人よりも長寿の率が高い。
- (反論の結論)したがって,人は魚を食べなくてもよい(多少の「好き嫌い」は,代替可能なのであってもよい)。
- 8月3日に実施する鼓山塾の講義(スマホを利用した音声入力)について,共同授業の担当者とZoomで打合せを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:47,170人)
- 2022年7月27日(水) 晴れ後曇り後雨
- まちと学びのイノベーション研究所の事務所取得について信用金庫と融資の相談を行ないました。そして,口座を開設しました。
- 明治学院大学法学部の非常勤講師として,契約法2(契約総論)の講義(Zoom)を行いました。
- 勝山高校に赴き,対面講義の日程表を事務局長にお渡しし,生徒の鼓山塾への出席促進を依頼しました。
- 鼓山塾の第5回(レポート・論文の書き方)・第6回(等式の効用)の講義をZoomで実施しました。
- 受講生が小論文の書き方で提起したテーマは「二酸化炭素を減らすために自分に何ができるか」でした。そこで,このテーマについて,アイラック(IRAC)で書いてみるよう受講生に促しました。講師と受講生とで議論を重ねた結果,以下のような小論文のアウトラインが出来上がりました。
- テーマ:「二酸化炭素を減らすために自分に何ができるか」(受講生が選んだ課題)
- 1.問題の提起
- CO2が増えると,地球の温暖化が進み,気候が変動して,海面上昇とか巨大台風の発生とかによって,一方で旱魃,他方で水害など,多くの被害が発生するため,CO2の排出を制限しなければならない事態が生じている。
- 2.問題解決のための仮説
- CO2の排出を削減するためには,自分ができることとして,リサイクルを促進すべきではないか。
- 3.仮説の検証のための議論
- 確かに,ゴミを出すと,焼却の際にCO2が排出されるために,リサイクルを行うことは,CO2の発生の抑制として有意義である。
- しかし,すでに多量に排出されているCO2を削減するためには,CO2を吸収することがより重要であり,森林の伐採を制限したり,植林等を促進したりすることが必要ではないか。
- その点はよく理解できるが,自分ができることとしては,小さな一歩から始めることが肝心ではないか。
- 4.結論
- CO2の削減のために,私は,買物の際には,エコバッグを持参するなどしてリサイクルに努めることにしたい。
- (HP訪問者の延べ人数:47,190人)
- 2022年7月28日(木) 曇り後晴れ
- 地域の有力企業に対して,DX戦略推進会議に参加するよう呼びかけに参りました。
- 事務所に帰ってから,訪問先企業から,DX戦略推進会議に参加するとの返事をメールで受け取ることができました。
- 観光の拠点地区に赴き,公共施設の利用状況等を調査しました。
- 鼓山塾の対面講義の会場に行って,講義の準備と設備の点検を行いました。
- 鼓山塾の第7回(実用英語1:AI翻訳の使い方)・第8回(実用英語2:AI翻訳を使って留学生と交流)の講義をZoomで実施しました。
- 松浦好治・名古屋大名誉教授の指導の下,受講者4名が日本語で「自己紹介文」,「日常生活の紹介文」を書き,機械翻訳を利用して英文に翻訳し,名古屋大学の留学生3名にメールを送って,英語で返事をもらい,それを機械翻訳で日本語に翻訳して,日本語で返事を書き,それをまた機械翻訳で英文にして,留学生にメールするという演習を行いました。
- すべてを機械翻訳(Google翻訳,DeepL翻訳ツール)に任せきりにするのではなく,機械翻訳で得た英文をGrammarlyでチェックし,かつ,英文に問題があるとGrammarlyから指摘を受けると,Synomymsを使って,英文の曖昧さの問題を解決したり,日本語と英語の意味の対応が適切になされているかどうかを英辞郎on the WEB Proを使って,関連する文例をしながらチェックするという,かなり面倒なチェックをした上で,英文を確定するという作業を行ないました。
- 受講生たちにとっては,興味深いだけでなく,通常の授業とは比べものにならないほど負荷のかかる演習となったようです。
- 講師兼進行役兼受講生となった私にとっても,貴重な経験をさせていただきました。そして,この講義は,学生だけでなく,社会人教育にも応用可能な,非常に汎用性のある講義であることを実感することができました。
- (HP訪問者の延べ人数:47,200人)
- 2022年7月29日(金) 晴れ
- 鼓山塾の講義日程調整のため,市役所を訪問。大学設立構想との関連について懇談しました。
- 真庭市での仕事を終えて,鼓山塾の講義のため,岡山に立ち寄りました。
- 鼓山塾の第9回(AO・推薦入試・就職対策(1))・第10回(AO・推薦入試・就職対策(2))の講義の進行役を務めました。
- 今回は,一挙に高校生5名が参加してくれたお陰で,2回の講義ともグループワークが非常にうまく機能しました。
- (HP訪問者の延べ人数:47,220人)
- 2022年7月30日(土) 晴れ後曇り
- 8月1日締切りの原稿「SDGsと中小企業の役割④SDGsを活用しての競争力の強化」の執筆を開始します。(第1日目)
- 大分に帰ります。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行います。
- (HP訪問者の延べ人数:47,230人)
- 2022年7月31日(日) 曇り後雨後曇り
- 8月1日締切りの原稿「SDGsと中小企業の役割④SDGsを活用しての競争力の強化」の執筆を完了しました。(第2日目)
- はじめに(問題の所在)
- Ⅰ 中小企業を含む企業の課題としての生産性の向上
- 1.生産性の向上のためのデジタル化の課題
- 2.デジタル化を阻むわが国の著作権法
- 3.働き方改革のためのクラウドによるRPAの活用
- Ⅱ SDGsの理念に基づく発想の転換の必要性
- 1.個の能力を高める「第一人取り残さない」という精神
- 2.持続的発展のための「三方よし」から「四方よし」へ
- 3.平和の実現のための「貧困の撲滅」への寄与
- Ⅲ SDGsの精神を生かした中小企業の競争力の向上
- 1.公共と私事との壁に風穴を開ける
- 2.トップを含めた社員教育を奨励する
- 3.CSRからCSVへの転換を促進する
- おわりに(結論)
- 参照文献
- 台湾の友人とZoomミーティングを行いました。
- ロン・フリードマン(月沢李歌子訳)『最高の仕事ができる幸せな職場』日経BP(2015/11/21)を紹介してもらったので,注文をしました。
- (HP訪問者の延べ人数:47,240人)
- 2022年8月1日(月) 曇り後晴れ
- まちと学びのイノベーション研究所」の顧問と鼓山塾での授業展開についてZoomで情報交換行ないました。
- まちと学びのイノベーション研究所のCOOと事業計画の打合せをZoomで行ないました。
- 本日締切りの原稿「SDGsと中小企業の役割④SDGsを活用しての競争力の強化」の原稿を構成した後,出版社の担当者に送付しました。
- 岡山に出張します。今週は,鼓山塾での対面講義の進行を勤めるほか,名古屋大学での講義があるため,週の後半は名古屋に出張します。
- 鼓山塾の公式HPの講義日程の情報更新が送れていたため,最新の情報に更新しました。
- (HP訪問者の延べ人数:47,250人)
- 2022年8月2日(火) 晴れ
- 高等学校の校長先生と懇談し,鼓山塾を受講するように呼びかけを依頼しました。
- 結果として,6名の高校生が鼓山塾の対面講義に出席してくれました。
- 図書館で鼓山塾の第1回の対面講義を開催しました。
- 第1回のテーマは,長年中・高等学校の教育に携わった講師による「真庭市の自然・歴史・風土」です。
- 高校生6名,社会人7名が受講して下さり,ケーブルTVの取材・撮影もあって,講義と質疑応答がうまくかみ合い,対面講義の方も,幸先の良い出だしとなりました。
- 鼓山塾の6回シリーズのリモート講義「デジタル社会の基礎知識」(デジタル社会とは何か)を開催しました。
- 岡本旅館の食堂に寄ったところ,明日の講師や東京からの客人らが集まって食事をされていました。
- 講義との関連で,著作権法の第13条と第20条とのギャップの話をしたところ,法律を擬人化する話は初めて聞いたと,大受けをしてしました。法律の話が,法律の非専門家に大受けしたのは初めての経験でした。
- (HP訪問者の延べ人数:47,270人)
- 2022年8月3日(水) 晴れ
- 図書館で鼓山塾の第2回の対面講義を開催しました。
- 今回は,ボランティア団体を率いるリーダーによる「真庭市のまちづくりを考える」です。
- 図書館の談話室で,明治学院大学法学部の非常勤講師として,契約法2(契約総論)の講義(Zoom)を行いました。
- 今回は,学生によるグループ発表(第5回目)です。
- 予定していた最後のチームが準備不足だったので,日曜日に発表してもらうことにしました。
- 鼓山塾の6回シリーズのリモート講義「デジタル社会の基礎知識」(スマホの機能と効用)を開催しました。
- (HP訪問者の延べ人数:47,280人)
- 2022年8月4日(木) 晴れ一時雨
- 名古屋へ移動します。
- 名古屋大学で留学生(大学院生)に英語で民法の講義(前半部分)をしました。
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名古屋大学での留学生(大学院生)のための
日本民法の特別講義 |
- 今回は,日本民法の概説をフランス民法とドイツ民法との比較を通じて行った後に,大陸法と英米法を融合してCISGの代表的な条文(Art. 49)を例にとって,理想的な民法の条文とは,どのような構造を持った条文なのかを解説しました。
- 1. Introduction to Civil Code of Japan
- 2. General provisions and Real property law
- 3. Contract and Ex-Contract laws
- 4. Lawyers' way of thinking
- 5. Ideal structure of articles
- 6. Comperative study and presentation from graduate students
- 今回の講義の中で最も人気があったのは,連帯債務を「本来の債務」と「保証」との組合せとして解説する部分でした。
- Power Pointを使ったアニメーションだけでなく,黒板を使って,債務部分(負担部分)の弁済の効果と保証部分(連帯保証部分)の弁済の効果とが決定的に異なることを丁寧に説明し,質疑応答を繰り返したことが学生たちの理解を深めたようです。
- 例年は,不法行為の構造を電気回路を使って説明する個所が喜ばれるのですが,今回は説明を急ぎ過ぎたせいか,連帯債務の解説に対する反応には及びませんでした。
- 来年度は,不法行為の要件(特に因果関係)について,もう少し詳しい説明を行うことによって,不応行為の全体像の理解を深めるように工夫したいと思います。
- 鼓山塾の5回シリーズのリモート講義「プログラミングによる数学演習」の進行役を務めます。
- 第1回は, 「可視化」,第2回は,「連立方程式とベクトル」です。
- (HP訪問者の延べ人数:47,300人)
- 2022年8月5日(金) 曇り
- 鼓山塾の対面講義が終了したので,私が名古屋大学での講義のため進行役を務めることができなかった昨日の講義を担当していただいた講師の方々にアンケートの結果を含めて礼状をお送りしました。
- 名古屋大学で留学生(大学院生)に英語で民法の講義(後半部分)をしました。
- 1. Introduction to Civil Code of Japan
- 2. General provisions and Real property law
- 3. Contract and Ex-Contract laws
- 4. Lawyers' way of thinking
- 5. Ideal structure of articles
- 6. Comperative study and presentation from graduate students
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名古屋大学での留学生のための民法講義 |
- 鼓山塾の5回シリーズのリモート講義「デジタル社会の技術 プログラミン」の進行役を講義担当者にお願いしました。
- 第1回は, 「GoogleColabでのプログラミング」,第2回は,「逐次処理と数式プロット」です。
- 名古屋大学大学院の留学生に対する民法の講義の反省会を行ないました。
- (HP訪問者の延べ人数:47,320人)
- 2022年8月6日(土) 曇り後晴れ
- 真庭市での鼓山塾の運営と名古屋大学での特別講義の仕事を終えて,大分に帰りました。
- 名古屋から新幹線に乗る前に,ホテルから,経営実務法学会の年次総会にZoomで入って挨拶をし,今回は,参加できないことのお詫びをしました。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行いました。
- 指導教授から直接アドバイスを受けたとのことだったので,アドバイスを受けた諸点をきちんとフォローするとともに,最終段階としての論文の要約を執筆するよう促しました。
- (HP訪問者の延べ人数:47,330人)
- 2022年8月7日(日) 晴れ時々雨
- 特許法ニュースNo.15722(2022年8月24日号)に掲載される私の論文「SDGsと中小企業の役割④SDGsを活用しての競争力の強化」の初稿ゲラの校正を行い,出版社の担当者に送付しました。
- 明治学院大学法学部の非常勤講師として,契約法2(契約総論)の講義(Zoom)を行いました。
- 今回は,学生によるグループ発表(第6回目)で,今日が今学期の最後の授業でした。これから成績をつける作業を始めます。
- 台湾の友人とZoomミーティングを行いました。
- 「SDGsと中小企業の役割④SDGsを活用しての競争力の強化」を紹介しました。(第1日目)
- (HP訪問者の延べ人数:47,340人)
- 2022年8月8日(月) 晴れ
- まちと学びのイノベーション研究所の顧問と「情報Ⅰ」の授業展開についてZoomで情報交換行ないます。
- まちと学びのイノベーション研究所のCOOと事業計画等についてZoomで懇談します。
- 田島正喜「バイオマス種に応じた水素ステーション構築予測に関する研究」東京大学大学院農学生命科学研究所博士論文を読んでいます。(第1日目)
- 鼓山塾の講義の進行役を務めます。
- 今日は, デジタル社会の技術 プログラミング(3)(条件分岐(if文),および,くり返し処理(for文,while文))です。
- 特に,for文は,Pythonプログラミングの特徴が明らかになるので,for文の書き方について,受講者の反応を楽しみながら講義の進行を見守りました。
- (HP訪問者の延べ人数:47,350人)
- 2022年8月9日(火) 晴れ
- 田島正喜「バイオマス種に応じた水素ステーション構築予測に関する研究」東京大学大学院農学生命科学研究所博士論文を読み終わりました。(第2日目)
- 7月17日に読んだ,高井亨=甲田紫乃編『SDGsを考える-歴史・環境・経営の視点からみた持続可能な社会』ナカニシヤ出版(2020/3/30)に掲載されている,田島正喜「05バイオマスでの水素製造がもたらす持続可能なエネルギー供給-エネルギーモデルの地球環境への有効性-」85-98頁が,上記論文の最新情報版であることがよく理解できました。
- まちと学びのイノベーション研究所の全体会議を開催し,鼓山塾の講義の中間報告を行いました。
- 高校生の参加人数は少ないけれども,当然のこととして,「誰一人取り残されない」という個別最適化学習が実現できていること,受講者のアンケートを記録に残しているだけでなく,全ての講義をビデオに収録しており,編集すれば,貴重なアーカイブ資料となること,レジュメは,まとめて公表できことを説明して,所員の理解を得ることができました。
- 豊岡公民館でのダンス教室に参加しました。
- 今回から,突如,Slow(Slow Foxtrot)の練習が始まり,びっくりしましたが,シャドーダンスを繰り返すことによって,皆さんについていくことができました。
- 私の著書『民法条文100-100カ条で学ぶ民法-』信山社(2017)を中国語に翻訳してくださっている中国の友人に著書を郵送しました。
- 鼓山塾の講義の進行役を務めました。
- 日出ロータリークラブの青少年奉仕委員会に出席しました。
- 子ども食堂の運営に関して,公共施設やキッチンカーで運営するだけでなく,レストランとか社員食堂を運営している会社にも協力を要請することを提案しました。
- 議論の結果,最初の一歩として,来年の3月26日に日出ロータリークラブ主催の子ども食堂を川崎地区で実施する提案をまとめることができました。
- (HP訪問者の延べ人数:47,350人)
- 2022年8月10日(水) 晴れ一時曇り
- 西宮伸幸『[カーボンニュートラル]水素社会入門』河出書房新社(2021/9/20)を読みました。
- 本書は,なぜ水素が,カーボンニュートラル(脱炭素又はCO2排出ゼロ)を実現する切り札となるのかをわかりやすく説明してくれる本です。
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西宮伸幸
『[カーボンニュートラル]
水素社会入門』
河出書房新社(2021/9/20) |
- 本書の目次は以下の通りです。
- 1章 「水素社会」の革命的な仕組みとは
- 2章 日本の問題解決を担う水素エネルギー研究
- 3章 いかにして水素を“つくる”のか
- 4章 水素を“貯める・運ぶ”ための最新技術
- 5章 社会や暮らしはどう変わるのか
- 6章 水素エネルギーのメリットと課題とは
- 7章 世界の水素利用はどこまで進んだか
- 終章 2030年,エネルギー革命への道
- 本書を読むと,水素は,環境に有害な物質を出さない。再生エネルギーを含めて様々な一次エネルギーから容易に製造できる。水素を利用した燃料電池車の場合,充電に3分しかかからず,1度の充電で650kmを走行できる(本書56頁)。大量貯蔵から少量貯蔵まで可能であり,短距離輸送から長距離輸送まで可能であり,大型車ほど,電気自動車との差が出る(本書102-105頁)など,水素の優れた性能がよく理解できます。
- 本書は,水素と酸素で発電できる仕組みをわかりやすく説明しているだけでなく,再生エネルギーで生成された電気を水素に変換すれば,保存も運搬も容易となり,再生エネルギーの不安定性を改善できることについても詳しく説明しています。
- もっとも,私の個人的な関心事は,何年か後に発生することが予想されている南海トラフ巨大地震に遭遇した場合に,どの程度の水素を確保していたら,1カ月にわたると予想される停電に対しても,電気冷蔵庫,電気調理器,テレビ,パソコン,スマホの電源を確保できるのかということです。本書では,家庭用の燃料電池(水素酸化発電)についても,例えば,エネフォームの例が紹介されてはいるのですが,さすがに,南海トラフ巨大地地震を想定した問題についての回答は用意されていませんでした。
- そこで,私としては,本書で紹介されている様々な事例を参考にしながら,1カ月の停電に対応できる燃料電池の利用方法について考えてみたいと思っています。
- 鼓山塾の講義の進行役を務めます。
- (HP訪問者の延べ人数:47,370人)
- 2022年8月11日(木)(山の日) 晴れ一時雨
- デジタルプラットフォーマーのCOOとZoomミーティングを行いました。
- 市への申請書が他社との関係で優位に立つことができることが分かりました。
- ロン・フリードマン(月沢李歌子訳)『最高の仕事ができる幸せな職場』日経BP (2015/11/21)を読んでいます。(第1日目)
- 鼓山塾の「プログラミングによる数学演習(3)数列」の進行役を勤めました。
- (HP訪問者の延べ人数:47,390人)
- 2022年8月12日(金) 曇り
- ロン・フリードマン(月沢李歌子訳)『最高の仕事ができる幸せな職場』日経BP (2015/11/21)を読み終わりました。(第2日目)
- 本書は,現在の職場に愛着を持っていない人が70%に上るというギャラップの調査データを踏まえて,職場に愛着を持つ人の割合を逆転する方法を明らかにする本です。
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ロン・フリードマン(月沢李歌子訳)
『最高の仕事ができる幸せな職場』
日経BP (2015/11/21) |
- 本書の目次は以下の通りです。
- はじめに─2つの献立表の物語
- 第1部 卓越した職場体験をデザインする
- 第1章 失敗を認める職場環境を作る
- 第2章 場所の力─オフィスデザインと思考の関係
- 第3章 なぜ遊ぶために金を払うべきか
- 第4章 カジノから学ぶ
- 第5章 他人の集まりをコミュニティに変える
- 第2部 卓越したものへのモチベーション
- 第6章 強引なリーダーがチームを生産的にできない理由
- 第7章 お金より魅力的なもの─モチベーションについてゲームから学ぶ
- 第8章 人質交渉人から学ぶ─いかに説得力を高め、影響力を強め、モチベーションを与えるか
- 第9章 すぐれたマネジャーは自分自身に着目する
- 第3部 優秀な人を引きつける
- 第10章 他の人が見ないものを見る―面接の際に相手の真の素質を見抜く
- 第11章 従業員の誇りを育む
- 終わりに─すばらしい職場を作るための3つのカギ
- 従業員のやりがいの中心にあるのは報酬ではなく心理的欲求(自主性と支援(すばやいフィードバック,意味のある評価,成長するための機会の付与))である。
- 組織は,従業員の心身の限界に取り込むこと(午後のエネルギーの低い時でも頑張るべきだと主張するのではなく,従業員が精神力を維持できるような職場を作り,エネルギーが乏しくなったときには補充する機会を与える,すなわち,勤務時間内であっても,従業員が運動したり,遊んだり,昼寝をしたりするのを許すこと)で成功する。
- 仕事と家庭生活を調和させることは双方の質を高める。
- 本書の特色は,産業革命後の工場労働の時代に確立した職場が,現在の労働には適合しないことを出発点として,現代心理学の知見を総動員して,職場をどのように変えるべきかを説得的に論じている点にあります。
- 第1部では,働きやすい職場環境づくりがテーマとされています。
- 第1に,職場環境失敗を認める職場をデザインする(成功する人は失敗も多い,例えば,ホームラン王は三振王でもある。失敗体験を成功体験へと変えた経験のない人は,リーダーに向かない),第2に,オフィスデザインには原始人の知恵(安全な場所にいて広々とした場所を見渡すなどの知恵)を借りる,第3に,問題解決を容易にする遊び・運動,コーヒーよりも強力な昼寝を勤務時間中に認める,第4に,働きの見返りはモノよりも経験を与える,第5に,親友を作ることのできる職場づくりを進めるなど,常識を覆すアイディアが次々と披露されています。
- 第1点の失敗経験を尊重することについて,「失敗歴がない者は,〔リーダーの〕選考に漏れたことを将来の応募書類に記せばよい,と助言される」(本書40頁)という助言のあり方は,とても素敵だと思いました。
- 第2部では,モチベーションをあげるための工夫が提示されています。
- 第1に,自主性を育むには,管理をせず,最終目標を達成するためのスケジュールを自ら照るための支援をする,第2に,ゲームに学んで,フィードバックをすぐに行い,課題をこなし,レベルが上がるごとに,どんどん難しい仕事と大きな責任を与え続ける,第3に,人質交渉から学んで,人の話をじっと聴くことを習慣づける,第4に,人間はミラーニューロンによって物まねをする性向を持っていることを利用して,良い手本を示すことで企業文化を作り上げていく。
- 「懲罰では人の行動を変えることはできない。模倣と手本と仲間からの社会的期待が行動を促す」(本書263頁)というフレーズに,私は感動しました。
- 第3部では,職場に優秀な人を惹きつけるコツが示されています。
- 第1に,採用の方法としての面接は,目隠しオーディションでない限り,どうしても,審査員の偏見が入るため,失敗することの方が多い,マニアにしか分からない求人広告をする方がよいし,従業員を活用して優秀な人材を採用する方がよい,第2に,魅力的な物語,際立った特徴,社会貢献によって,社員の誇りを育むこと,それと同時に,職場と家庭と社会とを結ぶ架け橋となることが大切である。
- 私は,2015年に創設された明治学院大学「法と経営学研究科」の初代委員長に就任するに際して,P.F.ドラッカー(上田惇生訳)『非営利組織の経営』ダイヤモンド社(2007/01/26)を熟読して,いわゆる「帝王学」とは何かを経営学の観点から垣間見ることができました。
- 今回,(株)まちと学びのイノベーション研究所の社長に就任した後に,本書(ロン・フリードマン(月沢李歌子訳)『最高の仕事ができる幸せな職場』日経BP (2015/11/21))を読むことを通じて,心理学の視点から,「帝王学」のもう一つの観点を知ることができたように思います。本書を読むことを薦めてくれた台湾の友人に心から感謝します。
- 知ることと実行することの間には,まだまだギャップがあると感じていますが,本書の知見を研究所の所員全員と共有したいと考えているところです。
- 東京の発明家が九州に来られるので,町に出て懇談しました。
- 今回は水素社会の実現についても話し合い,水素製造会社の工場見学の計画を立てることにしました。
- 鼓山塾の「デジタル社会の基礎知識」のまとめを行います。
- (HP訪問者の延べ人数:47,410人)
- 2022年8月13日(土) 晴れ後雨
- 中山信弘『著作権法』〔第3版〕有斐閣(2020/8/30),851頁の大著を読み始めました。(第1日目)
- 明治学院大学・これくら研(Zoom会議)に参加します。
- 台湾の友人とZoomミーティングを行います。
- (HP訪問者の延べ人数:47,420人)
- 2022年8月14日(日) 晴れ
- 中山信弘『著作権法』〔第3版〕有斐閣(2020/8/30)を読んでいます。(第2日目)
- 本書を読みながら,他の資料(城所岩生=中山信弘他『これでいいのか!2018年著作権法改正』 インプレスR&D (2019/4/2))も参考にして,著作権の権利制限(著作利用者の使用権:将来的には,「フェアユース(公正利用)」として一般規定化すべき)の構造を3層構造(本書351頁)で記述する方法を解明しつつあります。
- 第1層(権利者の利益を通常害さないと評価できる利用類型1)
- 法30条の4(著作物に表現された思想又は感情の享受を目的としない利用)
- コンピュータの内部処理のみに供されるコピー等のように,著作物を享受(鑑賞等)する目的で利用しない場合
- 著作物の利用に係る技術の開発又は実用化のための試験の用に供するための利用
- ディープラーニング等AI開発のための複製
- 電子計算機による情報解析のための複製
- 電子計算機におけるキャッシュのための複製又はネットワークの機能向上のためのキャッシュ
- 法47条の4(電子計算機における著作物の利用に付随する利用等)
- セキュリティ確保のためのソフトウェアの調査解析等のように,電子計算機における著作物の利用に付随する利用の場合
- 複製機器の修理・交換のための一時的複製
- サーバー管理者による送信の障害防止の効率化等のための複製
- サイバーセキュリティ確保等のためのソフトウェアの調査解析(リバースエンジニアリング)
- ネットワークを通じた情報提供準備に必要な情報処理のための複製
- 第2層(権利者に及び得る不利益が軽微な利用類型2)
- 法47条の5(新たな知見・情報を創出する電子計算機による情報処理のための結果提供に付随する軽微な利用等)
- 1) 「所在検索サービス」のように,新たな情報・知見を創出するためのサービスの提供に付随して,著作物を軽微な形で利用する場合
- 2) 「情報解析サービス」のように,新たな情報・知見を創出するためのサービスの提供に付随して,著作物を軽微な形で利用する場合
- 第3層(著作物の市場と衝突する場合があるが,公益的政策実現等のため著作物の利用の促進が期待される利用類型3)
- 著作権法では,第2章(著作者の権利)第3節(権利の内容)第5款(著作権の制限)として,法30条~50条において,著作の自由利用に関する合計29類型が制限的に列挙されている。
- 法30条(私的使用のための複製)
- 法30条の2(付随対象著作物の利用)
- 法30条の3(検討の過程における利用)
- 法30条の4(著作物に表現された思想又は感情の享受を目的としない利用)→第1層へ
- 法31条(図書館等における複製等)
- 法32条(引用)
- 法33条(教科書用図書への掲載)
- 法33条の2(教科書用図書代替教材への掲載等)
- 法33条の3(教科書用拡大図書等の作成のための複製等)
- 法34条(学校教育番組の放送等)
- 法35条(学校その他の教育機関における複製等)
- 法36条(試験問題としての複製等)
- 法37条(視覚障碍者等のための複製等)
- 法37条の2(視覚障害者等のための複製等)
- 法38条(営利を目的としない上演等)
- 法39条(時事問題に関する論説の掲載等)
- 法40条(政治上の演説等の利用)
- 法41条(時事の事件の報道のための利用)
- 法42条(裁判手続等における複製)
- 法42条の2(行政機関情報公開法等による開示のための利用)
- 法42条の3(公文書管理法等による保存等のための利用)
- 法43条(国立国会図書館法によるインターネット資料及びオンライン資料の収集のための複製)
- 法44条(放送事業者等による一時的固定)
- 法45条(美術の著作物等の原作品の所有者による表示)
- 法46条(公開の美術の著作物の利用)
- 法47条(美術の著作物等の展示に伴う複製等)
- 法47条の2(美術の著作物の譲渡等の申出に伴う複製等)
- 法47条の3(プログラムの著作物の複製物の所有者による複製等)
- 法47条の4(電子計算機における著作物の利用に付随する利用等)→第1層へ
- 法47条の5(電子計算機による情報処理及びその結果の提供に付随する軽微利用等)→第2層へ
- 法47条の6(翻訳,翻案による利用)
- 法47条の7(複製権の制限により作成された複製物の譲渡)
- 法48条(出所の明示)
- 法49条(複製物の目的外使用等)
- 法50条(著作者人格権との関係)
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行います。
- (HP訪問者の延べ人数:47,430人)
- 2022年8月15日(月) (第77回終戦記念日) 晴れ一時雨
- 中山信弘『著作権法』〔第3版〕有斐閣(2020/8/30)を読んでいます。(第3日目)
- まちと学びのイノベーション研究所」の顧問と「情報Ⅰ」の授業展開についてZoomで情報交換行ないました。
- まちと学びのイノベーション研究所のCOO,CMOと懇談しました。
- データ利活用推進に向けた調査研究業務企画提案書について検討を行いました。
- 鼓山塾の英語の進行役を務めました。
- (HP訪問者の延べ人数:47,440人)
- 2022年8月16日(火) 晴れ一時雨
- 中山信弘『著作権法』〔第3版〕有斐閣(2020/8/30)を読んでいます。(第4日目)
- 本書を読み進めていくうちに,著作権法の条文と実際の運用とが食い違っている点が多いことがよくわかります(例えば,図書館における複写とデジタル化における法と運用の乖離(法31条,42条の2,43条)については,本書337-397頁に,引用(法32条)における法と運用の乖離ついては,本書397-410頁に詳しく解説されています)。
- 結局のところ,現行著作権法は,デジタル社会(デジタル社会形成基本法)における国民の知る権利(憲法13条)・文化の発展を阻害している(著作権法1条と矛盾)ばかりでなく,表現の自由をを規定している憲法(21条1項)に違反している法律であり,デジタル社会の進展,および,憲法秩序に即して,抜本的に改正する必要があることを痛感しています。
- 鼓山塾の進行役を講義担当者に依頼して,日出ロータリークラブの例会に出席しました。
- (HP訪問者の延べ人数:47,460人)
- 2022年8月17日(水) 雨後曇り
- 中山信弘『著作権法』〔第3版〕有斐閣(2020/8/30)を読んでいます。(第5日目)
- 本書を読み進めるにつれて,デジタル社会に対応できない著作権法の現状がますます鮮明となり,大改正のための構想が次々に浮かんできます。
- 明治学院大学の非常勤講師「契約法2(契約総論)」の成績評価を行いました。
- 点検作業をしてから,明日の採点締切日に提出します。
- (HP訪問者の延べ人数:47,470人)
- 2022年8月18日(木) 雨後曇り
- 明治学院大学の非常勤講師「契約法2(契約総論)」の成績評価を点検し,提出しました。
- 今回の採点は,Googleフォームを使った出席確認アンケートの集計表を活用したため,非常に効率的な成績評価を実現することができました。
- 第1に,出欠確認は,データを学籍版降順に並べ替え,出席日数を集計することで簡単に確認することができました。
- 第2に,毎講義ごとに実施した学生の授業に対する感想・質問・要望のアンケートを個人別に再集計してまとめて読むということは,紙で集計していた頃は大変な作業を要する苦行でした。しかし,Googleの集計表を利用してみると,集計表を学籍順にソートするだけで毎回の授業に対する感想・質問・要望を,個人別にまとめて読むことができます。このため,平常点の成績評価が非常に楽になりました。
- 第3に,グループ発表のレポートの採点結果,平常点の評価結果を集計するだけで,学籍番号順の成績評価表が簡単に作成できます。その上,この表は大学の成績報告表と順番が同じになるため,私が作成した成績表を大学の成績報告表に転記する場合の転記ミスを防止することに役立ったように思います。
- 来年度は,今回利用した採点表のフォームを再構築して,さらに効率的で楽しい採点を実現したいと考えています。
- 母のリハビリの付き添いを勤めるため,自転車(電動アシスト自転車)で自宅と病院との間を往復します。
- 川崎公民館でダンスの個人レッスンを受けました。
- 鼓山塾の講義の進行役を務めました。
- 今日の講義のテーマは,「デジタル社会のお金の教養」(3)(4)です。
- (HP訪問者の延べ人数:47,480人)
- 2022年8月19日(金) 晴れ 一日にして家計簿の作成体制が整いました(家計簿ソフト導入記念日)。
- Money Forward Me(マネフォ)をパソコンにインストールして,私のすべての取引銀行,クレジットカード,電子マネーと紐づけを行いました。
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Money Forward Me(アプリの典型例) |
- 作業が終わると,数分後に私の家計簿が完成していました。あまりにも素晴らしい成果だったので,月々500円の有料バージョンに移行し,スマホのアプリ(レシートも読み込んで整理してくれます)もインストールしました。
- 毎日のストレッチ・筋トレ,日誌の記録,健康生活の継続など,良いと思ったことは何でも継続できるのが私の長所なのですが,家計簿を付ける作業だけは,継続ができずに何度も挫折してきました。
- しかし昨日,鼓山塾の講師から薦められたのを契機として,Money Forward Meを使い始めたことで,私にとって唯一の例外であった家計簿の継続的作成がやっとのことで実現することになりました。
- 今後は支払いをキャッシュレス化するように努めますが,どうしても現金でないと決済できない場合(ダンス教室の月謝の支払いなど)も残ります。そこで,最後に,財布の中身もアプリに登録し,毎日の現金の出し入れを含めて,全ての収支をアプリで管理することにしました。
- 今年の4月に吉備国際大学大学院(通信制)知的財産学研究科の特任教授を退職し,年収が半額(300万円)になった上に,新しい会社を立ち上げる際に,私のすべての預金をその準備手続きにつぎ込んだため,今年の4月からは貯蓄もできないギリギリの生活を続けています。
- したがって,本来なら,気分が落ち込むはずのところですが,今回,すべての資産と収支が明らかになったため,私は,なぜなのか,とても幸せな気分になっています。マネフォを進めて下さった鼓山塾の講師の先生に心から感謝しています。
- 中山信弘『著作権法』〔第3版〕有斐閣(2020/8/30)を読んでいます。(第6日目)
- データ利活用推進に向けた調査研究業務企画提案書について,まちと学びのイノベーション研究所の役員で検討を行いました。
- 鼓山塾の講義の進行役を務めました。
- 今日の講義のテーマは,「デジタル社会のお金の教養」(5・最終回),および,英語(1)です。
- (HP訪問者の延べ人数:47,500人)
- 2022年8月20日(土) 晴れ
- 大分ダンススポーツ連盟の会長から,研修会の講師が新型コロナに感染したので,講師の代役を務めてほしいとの依頼があり,明日「ダンススポーツにおけるハラスメントについて」というテーマで研修を行うことになったため,その研修レジュメを作成し,担当者に送付しました。
- レジュメを作成するに際して,最近手元に届いた京野哲也編著『Q&A若手弁護士からの相談203問 企業法務・自治体・民事編』日本花序出版(2022/2/28)が役に立ったので,参考文献として引用しておきました。
- 台湾の友人とZoomミーティングを行いました。
- 松浦好治=松川正毅=千葉恵美子編『市民法の新たな挑戦(加賀山茂先生還暦記念)』信山社(2013)を紹介して,i-iv頁を読みました。
- (HP訪問者の延べ人数:47,510人)
- 2022年8月21日(日) 雨のち曇り
- 大分ダンススポーツ連盟の講習会で「ダンススポーツにおけるパワハラ・セクハラの防止」について講演を行いました(謝金5,000円)。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:47,530人)
- 2022年8月22日(月) 晴れ後曇り
- 阿部彩『弱者の居場所がない社会-貧困・格差と社会的包摂』講談社現代新書(2011/12/10)を読み始めました。(第1日目)
- 鼓山塾の後半期の講義を中心に講義の紹介を行うビデオ作品を作成し,高等学校に送付しました。
- まちと学びのイノベーション研究所」の顧問と「情報Ⅰ」の授業展開についてZoomで情報交換行ないました。
- データ利活用推進に向けた調査研究業務企画提案書が完成しました。
- 鼓山塾の進行役を務めました。
- 講義は延期になりましたが,延期に気づかずにZoomに入ってくれた受講生と話す機会に恵まれました。
- (HP訪問者の延べ人数:47,550人)
- 2022年8月23日(火) 晴れ時々曇り
- 阿部彩『弱者の居場所がない社会-貧困・格差と社会的包摂』講談社現代新書(2011/12/10)を読んでいます。(第2日目)
- 豊岡公民館でのダンス教室に参加しました。
- Basic Jive,Rumba,Waltz,Tango,Slowの練習をしました。
- 日出ロータリークラブのハイブリッド例会(Zoom例会)に出席しました。
- 今日は,防犯例会の試みとして地区を巡回した後に,信金の会議室で通常の例会を行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:47,570人)
- 2022年8月24日(水) 晴れ後曇り
- 鼓山塾の講義の日程変更等に応じたプログラムの組み換えを行い,受講希望者に通知しました。
- 阿部彩『弱者の居場所がない社会-貧困・格差と社会的包摂』講談社現代新書(2011/12/10)を読み終えました。 (第3日目)
- マズローの欲求階層説においては,欲求の5階層の内の最後の「5.自己実現の欲求」に至るまでの4段階は,1.生理的欲求,2.安全の欲求,3.所属と愛の欲求,4.他人からの承認と自尊心の欲求とされています。本書は,それらの4つの欲求を「社会的包摂」という視点から,①つながり(生存と安全),②居場所(所属と愛),③役割(承認と自尊)によって,見事に解明する本です。
- 本書の目次は,以下の通りです。
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阿部彩
『弱者の居場所がない社会
-貧困・格差と社会的包摂』
講談社現代新書(2011/12/10) |
- プロローグ 社会的包摂と震災
- 第1章 生活崩壊の実態
- 1 衣食住の崩壊
- 2 公共料金、保険料、借金
- 3 貧困は健康を蝕む
- 4 震災の長期的影響
- 第2章 「最低生活」を考える
- 1 「貧困」ってなに?
- 2 貧困の定義
- 3 「最低限の生活」に必要なおカネ
- 4 ミニマム・インカム・スタンダード
- 第3章 「つながり」「役割」「居場所」
- 1 社会的排除と社会的包摂
- 2 関係からの排除──つながりがあるということ
- 3 仕事からの排除──役割があること
- 4 場所からの排除──居場所があること
- 第4章 本当はこわい格差の話
- 1 排除と格差
- 2 格差と人間関係
- 3 格差とコミュニティ
- 4 格差と健康
- 5 格差の増幅
- 6 日本の格差は海外でどう考えられているか?
- 第5章 包摂政策を考える
- 1 ホームレスのかっちゃん
- 2 これまでの社会保障を考える
- 3 社会のユニバーサル・デザイン化
- 4 ユニバーサル・デザインな働き方は夢か?
- 第6章 インクルーシブな復興に向けて
- 1 阪神・淡路大震災の教訓
- 2 震災後の社会政策を考える
- おもな参考文献
- あとがき
- 私は,紛争を対立当事者のそれぞれの言い分を聞くことによって解決するという方法になじんできましたが,本書によって,紛争が起きないために社会の諸制度を再構成するという方法を本書から学ぶことができました。
- 簡単に言えば,法律学は,犯罪の未然防止を犯罪者の動機や行為の視点と責任を追及することによって実現しようとするのですが(犯罪を犯罪者の自己責任とする),本書の社会学的アプローチは,犯罪が起こらないようにするには社会は何をすべきかという視点から問題を解決しようとしています(犯罪が起きるのは社会の責任だと考えているかのようです)。
- 私は本書を読んで,マズローの欲求5階層説をより深く理解することができました。また,社会学とは何をする学問なのか,よくわからなかったのですが,本書を読んで,社会学のアプローチの重要な視点を理解することができました。
- それに,何にも増して,本書によって,私は,SDGsの根本精神である「誰一人取り残されない社会」の意味が,一人ひとりが他人と「つながり」を持ち,自分に「居場所」があり,自分の「役割」(存在)が必要とされていることを実感できる社会であることを学ぶことができました。
- 日本の貧困を何とかしようと考えている人にとって,本書は経済的対策とともに,「社会的包摂」の考え方が必要であることを気づかせてくれる本であり,一読をお薦めします。
- (HP訪問者の延べ人数:47,590人)
- 2022年8月25日(木) 晴れ時々曇り
- 真庭市に出張します。
- Money forward Meの使い方に慣れてきました。Amazonとも連携したため,書籍名まで正確に記録してくれるようになりました。
- 出張の際にも,タクシー代や土産店でのプレゼントを現金で支払い,レシートをMoney forward Meで読み取ると,家計簿に自動的に記入してくれ,しかも,記録と財布の中身とが常に一致するので,気分がいいです。
- 鼓山塾の講義の進行役を務めます。 今日の講義のテーマは以下の通りです。
- 真庭市のエネルギー政策(林業・バイオマス産業課)
- 真庭市のdX政策(総合政策課)
- (HP訪問者の延べ人数:47,610人)
- 2022年8月26日(金) 晴れ
- 鼓山塾の講師に,受講生たちのの感想をメールで送りました。
- 人数は少なくても,感想メールは講義と質疑応答の成果が示されており,後に公開する鼓山塾の報告書に引用するつもりです。
- 中山信弘『著作権法』〔第3版〕有斐閣(2020/8/30)を読んでいます。(第6日目)
- 高知で研修の講師を勤めたまちと学びのイノベーション研究所のCMOと事務所で合流しました。
- 真庭DX戦略推進協議会の一員として市長との懇談会に出席しました。
- 真庭DX戦略推進会議が主催した会であり,ケーブルテレビの取材も入り,熱のこもった会議になりました。
- 私は,まちと学びのイノベーション研究所のCEOとして,研究所の活動報告をしたのち,鼓山塾の運営のため,質疑応答の司会をCMOに譲りました。これが,まちと学びのイノベーション研究所のCMOの公開の場でのデビューになりました。
- (HP訪問者の延べ人数:47,630人)
- 2022年8月27日(土) 晴れ
- 真庭市での仕事を終えて,大分に帰ります。
- 中山信弘『著作権法』〔第3版〕有斐閣(2020/8/30)を読んでいます。(第7日目)
- (HP訪問者の延べ人数:47,650人)
- 2022年8月28日(土) 晴れ
- 注文していた安田渉=石本憲貴=稲葉修久=沖本一生=小田切紳=佐々木秀憲=白水美早=杉山健一郎=世良直也=谷尻真弓=古橋香緒里=松浦啓=宮本裕志(小川卓=江尻俊章監修)『Googleポータルによるレポート作成の教科書』マイナビ出版(2021/4/20)が届いたので,読み始めました。(第1日目)
- 台湾の友人の誕生日会をZoomで開催しました。
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友人の誕生日をZoomでお祝い |
- 私は,友人がピンクの花が好きだと聞いていたので,花キューピット国際便を使って,事前にお花を贈っておきました。
- まず,夕食から始めることにして,私は自家製パンのサンドイッチとサラダを用意し,友人はピザとフライドチキンを用意するというように,それぞれが夕食を用意して,Zoom越しですが,楽しく夕食をいただきました。
- 誕生会に移って,私は酒が少々飲めるため,酸化防止剤不使用の国産の赤ワインを用意し,友人はお酒が飲めないためジュースを用意し,乾杯をしました。
- 次に,それぞれが用意した小さなバースディにケーキにロウソクを灯してバースディソングを歌い,その後,誕生祝いのメールに書いた私のメッセージを説明しました。「歳を重ねることができるのはそれだけでも貴重なこと。しかも,友人の誕生日によって,私と友人との年齢差が1歳だけ縮まったのも,距離が縮まったようでうれしい(To
be able to age in good health is a precious thing in itself. Moreover,
I am glad that your birthday has reduced the age gap between the two of
us by only one year, as it seems to shortened the distance between us.)」という,たわいもない話です。
- 最後に私から友人に歌のプレゼントを贈って,Zoomでの誕生日祝いを締めくくりました。Zoom飲み会もいいですが,国境を越えたZoom誕生会もいいものです。
- (HP訪問者の延べ人数:47,670人)
- 2022年8月29日(月) 晴れ
- 安田渉=石本憲貴=稲葉修久=沖本一生=小田切紳=佐々木秀憲=白水美早=杉山健一郎=世良直也=谷尻真弓=古橋香緒里=松浦啓=宮本裕志(小川卓=江尻俊章監修)『Googleポータルによるレポート作成の教科書』マイナビ出版(2021/4/20)が届いたので,読み始めました。(第2日目)
- まちと学びのイノベーション研究所」の顧問と「情報Ⅰ」の授業展開についてZoomで情報交換行ないました。
- 新学期が始まったので,台湾の友人とZoomミーティングを週末から月曜日の午前中に戻して行いました。
- データ利活用推進に向けた調査研究業務企画提案書の審査会にZoomで参加しました。
- (HP訪問者の延べ人数:47,690人)
- 2022年8月30日(火) 晴れ(ゴルバチョフ旧ソ連大統領(91歳)死去)
- 昨日開催された審査会で,まちと学びのイノベーション研究所の「データ利活用推進に向けた調査研究業務企画提案」が採択されました。
- 快挙です。このことを研究所のメンバーに通知しました。
- 今村 雅人『図解入最新水素エネルギーの仕組みと動向がよーくわかる本』秀和システム(2020/10/)を読み始めました。(第1日目)
- 私情協の令和4年度第1回合同会議にZoomで参加しました。
- (HP訪問者の延べ人数:47,710人)
- 2022年8月31日(水) 晴れ (家計簿完成記念日)
- 今村 雅人『図解入最新水素エネルギーの仕組みと動向がよーくわかる本』秀和システム(2020/10/)を読んでいます。(第2日目)
- Money forward Meを使って,人生ではじめての完全な家計簿を完成させました。
- AIを使って自動で仕分けされた項目をすべてチェックし,不適切な仕訳はすべて適切な項目に仕分けし直しました。
- 収支データの自動入力を基本としつつも,まだ携できていない金融機関については,手入力でデータを補いました。
- 収支の計算結果と財布の中身が完全に一致しているのは,快感です。
- 完成した家計簿(2022年8月分)の仕分けの円グラフは,以下の通りです。
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食費 |
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交際費 |
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交通費 |
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教養・教育費 |
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介護費 |
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現金・カード |
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電気代 |
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通信費 |
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税・社会保障 |
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その他(振替) |
2022年8月分の家計簿の支出内訳 |
- 以上の作業を通じて,たとえ,何らかの事情で,私に対して,「全資産の情報を公開せよ」という情報開示請求がなされたとしても,私としては,余裕をもって,即座に全資産の情報を公開することができるようになりました。とても良い気分です。
- 鼓山塾の講義の進行役を務めました。
- 今回の講義は,「デジタル社会のデータ分析・活用」です。
- 受講者は社会人3名で,vRESASを使って先行研究を踏まえながら,真庭市と近隣自治体との比較研究に社会人が参加し,議論が大いに盛り上がりました。
- (HP訪問者の延べ人数:47,720人)
- 2022年9月1日(木) 曇り後雨(台風11号が接近中)
- 母のリハビリの付き添いを勤めるため,自宅と病院との間を往復しました。
- 川崎公民館でダンスの個人レッスンを受けまました。
- 今回は,Rumbaのステップを基本に戻って練習し,先生からステップおよび姿勢の誤りを徹底的に修正していただきました。
- 鼓山塾の講義の進行役を務めました。
- 1限は「デジタル社会のデータ分析・活用」です。
- RESASの使い方の講義の後,受講生を交えた地域研究の演習が行われました。真庭市の人口減少について,社会的理由についての仮説検証が行なわれ,受講生も講義に参加して,議論が行われました
- 2限は,「プログラミングによる数学演習(4) データ分析(1)」です。
- 連立方程式の解を逆行列によって求めることができる理由と,解が見つからない場合でも,近似値を求めることができることの数学的理論についての説明がなされました。次回の機械学習の数学的理解ににつながる内容でした。
- (HP訪問者の延べ人数:47,740人)
- 2022年9月2日(金) 曇り後雨
- 鼓山塾で「デジタル社会の法整備-相次ぐ法律の大改正の概要」の講義をするため,講義資料を作成しました。
- 1.法律の大改正が必要な理由としての日本の三大弱点
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デジタル社会の法整備
-相次ぐ法律の大改正の概要 |
- (1)労働生産性がOECD諸国の中で最低
- 1) ペーパーレス化の遅れ(意思決定が遅い)
- 2) RPAの導入の遅れ(仕事の効率化ができない)
- 3) 長時間労働廃止の遅れ(時間管理の不徹底)
- (2)デジタル化もOECD諸国から周回遅れ
- 1) 紙頼み,お上頼み
- 2) デジタル通貨の普及が進まない
- 3) 家計管理が困難
- (3)女性のリーダーの割合がOECD諸国の中で最低
- 1) 男性の家事時間の低さ
- 2) いまだに残る女男賃金格差
- 3) アファマティブアクションの不徹底によるデジタル人材養成の遅れ
- 2.デジタル化を進めるための法整備
- (1)官民データ活用推進基本法(2016→2021改正)
- デジタル時代の三種の神器(IoT,AI,XaaS)を定義し,官民のデジタルデータの利活用の基本方針を明らかにしている。
- (2)デジタル社会形成基本法(高度情報通信ネットワーク社会形成基本法(IT基本法)2000の進化系)
- デジタル社会とは何かを定義し,デジタル社会の未来像を明らかにしている。
- (3)デジタル社会整備法(デジタル社会の形成を図るための関係法律の整備に関する法律)(2021)
- この法律によって,個人情報保護法の大改正が実現した
- 以下の法律をまとめて,デジタル改革関連法ということもある。デジタル庁設置法,デジタル社会形成基本法,デジタル社会形成整備法,公金受取口座登録法,預貯金口座管理法,自治体システム標準化法
- 3.デジタル化を促進するための法律の大改正
- (1)民法改正(2017,2021):デジタル化に必要な道具・環境の整備
- 1) 振込みによる弁済を明文化(民法477条(預金又は貯金の口座に対する払込みによる弁済))
- 2) 債権譲渡における抗弁権の充実(民法468条,469条)・債務引受の明文化(民法470条~472条の4)
- 3) 所有者不明・管理不全の土地及び建物の管理制度の創設(民法264条の2~264条の14)
- (2)著作権法の大改正(2018,2020):経済発展を妨げていた過剰な著作権者保護の解消
- 1) 第1層に関する著作者の権利制限・利用権の拡大(著作権法30条の4,47条の4)
- 2) 第2層に関する著作者の権利制限・利用権の拡大(著作権法47条の5)
- 3) 第3層に関する著作者の権利制限・利用権の拡大(著作権法30条~50条)
- (3)個人情報保護法の大改正(2021):EU等とのデータ相互移動の前提条件の整備
- 1) 民間と行政に関する3つの法律を統合
- 2) 個人情報に関する本人の権利の拡大と利活用の促進の同時実現
- 3) 個人情報保護条例との調整(個人情報保護法5条,60条,108条)
- 講義レジュメ「デジタル社会の法整備-相次ぐ法律の大改正の概要」(PowerPoint, PDF)を作成して,講義日程表にリンクを張りました。
- 鼓山塾の講義の進行役を務めつつ講義「デジタル社会の法整備-相次ぐ法律の大改正の概要」を行ないました。
- (HP訪問者の延べ人数:47,750人)
- 2022年9月3日(土) 曇り時々雨
- 昨日鼓山塾で行なった講義「デジタル社会の法整備-相次ぐ法律の大改正の概要」のレジュメを改訂しました。
- 受講者から「フェアユースについてもっと知りたい」との要望が出て,アメリカ著作権法107条の説明をしたので,それをレジュメに追加しました。
- 参考文献を説明していて,城所氏の文献について,引用漏れに気づいたので,訂正しました。
- 松下孝太郎=山本光『スクラッチプログラミング事例大全集』(2020/9/16)を読み始めました。(第1日目)
- さっそく,日本文→英文,日本文→中文の翻訳ができ,しかも,翻訳した文章を拡張機能の合成音声で滑らかな発音を聴くことのできるプログラムを作成してみました。
- プログラミング中にエラーが一度も発生しなかったという点でも,スクラッチのプログラミング環境は素晴らしいと思いました。
-
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Scratchを使って,初めて作成した日英翻訳アプリ |
- 法と経営学会・第2分科会「地方創生とDX」第16回会議をZoomで開催します。
- 基調講演「Handling English for the 2020 Tokyo Olympics」
- 今年中の基調講演の日程等を決定し,法と経営学会の事務局に報告します。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:47,760人)
- 2022年9月4日(日) 晴れ時々雨
- 法と経営学会・第2分科会(地方創生とDX)の今年度後期の講師とテーマを仮決定し,講師との日程調整を行ないました。
- 松下孝太郎=山本光『スクラッチプログラミング事例大全集』(2020/9/16)を読み始めました。(第2日目)
- 今回は,北原白秋(作詞)=中山晋平(作曲)「あめふり」を演奏するアプリを作成してみました。
-
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Scratchで北原白秋(作詞)中山晋平(作曲)「あめふり」を作成
(上記の画面をタッチするとペンギンの演奏を聞くことができます。) |
- 岡山に出張しました。
- (HP訪問者の延べ人数:47,760人)
- 2022年9月5日(月) 晴れ時々曇り
- 昨日,Scratchで作成した「あめふり」を演奏するペンギンのプログラムを公開しました。
- 昨日の作品の画面をタッチすると,プログラムが動き出して,演奏を始めることができるようにすることができました。
- 10月に行う「個人情報保護法の改正」に関する職員研修,および,その後の「官民データデータ活用」に関する研修について,打合せを行いました。
- 真庭市久世にあるまちと学びのイノベーション研究所の事務所の賃貸借契約のあり方を検討しました。
- 鼓山塾の講義の進行役を務めました。
- (HP訪問者の延べ人数:47,780人)
- 2022年9月6日(火) 雨のち曇り(台風が九州北部をかすめるように接近中)
- 終わりに近づいた鼓山塾の経費のまとめの準備を行ないます。
- 真庭ロータリークラブの例会に参加します(メークアップ)。
- ロータリー手帳によると,メークアップ(make-up)の説明は以下の通りです。
- 自身が所属するクラブの例会に出席できなかった場合に,自己の会員身分を守り,出席の扱いを受けるために,別のロータリークラブの例会か標準ロータリークラブ定款第10条またはクラブ細則に規定する他の会合に出席すること。
- 真庭での仕事を終えて岡山に向かいました。
- 岡山のホテルで,日出ロータリークラブの例会にZoomで参加しました。
- (HP訪問者の延べ人数:47,800人)
- 2022年9月7日(水) 晴れ
- 岡山から大分に帰りました。
- 鼓山塾の講義の運営をしました。
- 今回の講義は,「ドローンを飛ばそう!」の第1日目で,Scratchの基礎を演習を交えて学びました。
- (HP訪問者の延べ人数:47,810人)
- 2022年9月8日(木) 晴れ (エリザベス女王死去(96歳)在位70年)
- 母のリハビリの付き添いを勤めるため,自転車(電動アシスト自転車)で自宅と病院との間を往復しました。
- 台湾の友人とZoomミーティングを行いました。
- Scratchによるプログラミングについて具体例を使って紹介しました。
- 川崎公民館でダンスの個人レッスンを受けました。
- 鼓山塾の講義の運営をしました。
- 今回の講義は,「ドローンを飛ばそう!」の第2日目で,講師(真庭総研)の綿密な準備の下,受講生(社会人2名)が,Scratchのプログラムを使ってドローンを自動運転することに挑戦しました。
- Scratchプログラムのアルゴリズムは,以下の通りです。
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鼓山塾:対面と遠隔のハイブリッド講義
左:受講生が,勝山スポーツセンターで,ドローンを自動制御した瞬間
右:進行役は,大分県速見郡日出町の自宅から遠隔で参加(Zoom) |
- ドローンの制御を開始する
- 離陸する
- 上昇する
- 右に移動,写真撮影をする
- 上昇,宙返り
- 左に移動,写真撮影をする
- 宙返り
- 下降する
- 着陸する
- ドローンの制御を終了する
- ScratchのプログラミングとRaspberry Pi(ラズベリーパイ)によって,ドローンを自動制御できたという成果は素晴らしく,「デジタル人材の養成」という観点から見ても,この成果をもって鼓山塾は成功したと言っても過言ではないと思いました。
- (HP訪問者の延べ人数:47,820人)
- 2022年9月9日(金) 晴れ
- 鼓山塾の報告書の作成を開始しました。(第1日目)
- 鼓山塾の講義「アントレプレナー(起業家)を目指そう!」(第1日目)の進行役を務めます。
- まちと学びのイノベーション研究所の研究員と鼓山塾の報告書のまとめ方,「デジタル人材の養成」という鼓山塾の課題について議論します。
- (HP訪問者の延べ人数:47,840人)
- 2022年9月10日(土) 晴れ時々曇り
- 鼓山塾の報告書の作成を続けています。(第2日目)
- フィンランドの留学から帰国した研究会の同僚から,「音声入力の一番簡単な方法を教えて欲しい」とのリクエストが入りました。
- 私は,タイピングが苦にならないタイプなので,今まで,音声入力はスマホでしかしたことがなかったのですが,頼まれると断れないところもあって,同僚のために,「パソコン上で作動する音声入力ソフト」をGoogleで検索して,比較検討した結果,以下の紹介記事を見つけました。
- さらに,この音声入力ソフト「Sokki Voice」を鼓山塾のビデオ記録の解説に利用してみて,以下のような着想を得ることができました。
- 鼓山塾のビデオ録画の映像を見ながら実況解説しつつ,それをテロップに変換するという方法を思いつきました。
- 録画したビデオ作品を編集する方法を模索していた私にとっては,「見た目の苦労が実は楽しみなる」という可能性を秘めた大発見となりました。つまるところ,「情けは人の為ならず」でした。
- (HP訪問者の延べ人数:47,860人)
- 2022年9月11日(日) 晴れ時々曇り
- 鼓山塾の報告書の作成を続けています。(第3日目)
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鼓山塾の講義の報告書(作成中) |
- はじめに
- 1.実施結果に関する統計資料
- (1) 鼓山塾の遠隔・対面・ハイブリッド講義の実施期間
- (2) 鼓山塾への受講申込者・受講生の数
- (3) 講義資料(PDF資料32点,ビデオ録画35本)の蓄積
- 2.講義方法の革新
- (1) 講義方法の改善
- (2) グループ討議に最適のブレークアウト・ルームの活用
- (3) 対面と遠隔を融合するハイブリッド講義(ドローンを飛ばそう!)の実践
- 3.受講生の感想(アンケートの回収結果)
- (1) 学びの型を学び,深化を図る
- 1) オリエンテーション,2) 受験の心得と技術,3) 基礎学力とその応用,4) AO・推薦入試・就職対策,5) 受験英語,6) デジタル社会の基礎知識,7)
デジタル社会のお金の教養,8) デジタル社会の技術 プログラミング,9) デジタル社会の法整備
- (2) 地域を知り,データから知識をまとめる
- 1) 真庭の自然・歴史・風土,2) 真庭市のまちづくり,3) 真庭市の産業,4) 真庭市の企業,5) 真庭市のエネルギー政策,6) 真庭市のデジタル化政策,7)
真庭市の都市政策,8) 真庭市の観光
- (3) 学びを形(結果)に変える
- 1) デジタル社会のデータ分析・活用,2) ドローンを飛ばそう!,3) アントレプレナーを目指そう,4) プログラミングによる数学演習
- 4.講義の進行役としての鼓山塾の総括
- (1) コミュニケーション能力としての語学力
- (2) 生活設計能力としてのデジタル家計簿の作成能力
- (3) デジタル社会で生き抜くために必須のプログラミング能力
- (4) 意見を集約する能力としてのアンケートの自動集計能力
- 謝辞
- (HP訪問者の延べ人数:47,870人)
- 2022年9月12日(月) 晴れ時々曇り
- 鼓山塾の報告書の作成を続けています。(第4日目)
- 一段落した報告書案(第2版)をまちと学びのイノベーション研究所のシニア研究員に送って,はじめになどを追加をしてもらい,第3版を作成しました。
- まちと学びのイノベーション研究所」の顧問と「情報Ⅰ」の授業展開についてZoomで情報交換行ないました。
- まちと学びのイノベーション研究所の役員で,懸案事項(鼓山塾の関係者への報告)の処理と今後の計画について懇談しました。
- 台湾の友人とZoomミーティングを行いました。
- 台湾でも,新型コロナ感染症の拡大が続いており,終息の見通しが立たないようです。
- 鼓山塾の講義の進行役を務めました。
- 今日の講義は,「アントレプレナー(起業家)を目指そう!」(第2日目)で,講師が,起業のプロセスと注意点を詳しく解説してくださったので,受講生も大いに関心を持ち,活発な質疑が行なわれました。
- (HP訪問者の延べ人数:47,890人)
- 2022年9月13日(火) 曇り一時雨
- 鼓山塾の報告書の作成を続けています。(第5日目)
- 豊岡公民館でのダンス教室に参加しました。
- 知能システム工学講座の教授と,デジタル人材養成講座の必須科目について懇談しました。
- 日出ロータリークラブのハイブリッド例会(Zoom例会)に出席しました。
- (HP訪問者の延べ人数:47,910人)
- 2022年9月14日(水) 晴れ
- 鼓山塾の報告書の作成を続けています。(第6日目)
- 今村 雅人『図解入最新水素エネルギーの仕組みと動向がよーくわかる本』秀和システム(2020/10/)を読んでいます。(第3日目)
- 法と経営学会第2分科会(地方創生とDX)の今年度後半期のスケジュールを会員の協力によって全て決定することができました。
- 鼓山塾の進行役を務めました。
- 今日の講義は「プログラミングによる数学演習」の最終回であり,当初の受講希望者1名のところ,もう一人の方が聴講を希望し,受講者2名で講義が行われました。
- 受講者2名は,いずれも社会人であり,かつ,プログラミングの経験者であったため,講師との間で議論をしながら講義が進みました。
- 明日の講義が担当講師の都合で中止になったため,鼓山塾のZoomによる講義は,この回をもってすべてが終了しました。
- 最後に受講生から,次年度の鼓山塾(または,社会教育への発展)の希望が述べられました。対象範囲を小中学生にも広げること,その際には,講師を引き受けてもよいことなどの意欲的な意見をいただきました。
- (HP訪問者の延べ人数:47,920人)
- 2022年9月15日(木) 曇り後晴れ 一時雨
- 鼓山塾の報告書の作成を続けています。(第7日目)
- 今村 雅人『図解入最新水素エネルギーの仕組みと動向がよーくわかる本』秀和システム(2020/10/)を読み終わりました。(第4日目)
- カーボンニュートラルの最終段階としての「水素社会」への移行が可能であることを,最新の技術と官民の取組みを通じて明らかにする本です。
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今村 雅人
『図解入最新水素エネルギーの
仕組みと動向がよーくわかる本』
秀和システム(2020/10/) |
- 本書の目次は以下の通りです。
- 第1章 水素エネルギーの基本
- 第2章 水素エネルギーの社会実装へ向けた最新動向
- 第3章 水素エネルギービジネスの全体像
- 第4章 水素の製造
- 第5章 水素の輸送・貯蔵
- 第6章 燃料電池
- 第7章 燃料電池自動車
- 第8章 水素発電
- 第9章 CO2フリー水素
- 第10章 水素社会へ向けて
- 私は,2022年8月10日(水)に,西宮伸幸『[カーボンニュートラル]水素社会入門』河出書房新社(2021/9/20)を熟読していたので,本書の内容をよく理解することができ,追加情報を取り入れることができました。
- 本書と,上記の西宮伸幸『[カーボンニュートラル]水素社会入門』河出書房新社(2021/9/20)を併せ読むことによって,私は,2030年の準備段階を経て2045年に到来するといわれているエネルギー完全自給のわが国の「水素社会」を頭の中に描くことができるようになりました。
- カーボンニュートラルの実現をめざす人にとって有用な良書だと思います。
- 川崎公民館でダンスの個人レッスンを受けます。
- 12月20日の復習会で,Rumbaを踊ることになったので,その練習,および,他の会員に追いつくためのSlow Foxtrotの練習を行いました。
- IR2720地区第3グループIM(Intercity Meeting)の資料作成委員会に出席します。
- (HP訪問者の延べ人数:47,940人)
- 2022年9月16日(金) 曇り後晴れ
- 鼓山塾の報告書の作成を続けています。(第8日目)
- 熱心な受講者と鼓山塾の課題と今後の展望について議論しました。 今日の「これくら研」に欠席する旨を伝えました。
- 川崎公民館でダンスの個人レッスンを受けました。
- Rumbaの基本のステップをくり返し練習しました。
- ASAHI Accounting Robot研究所『はじめてのPower Automate Desktop―無料&ノーコードRPAではじめる業務自動化』技術評論(2021/9/27)を読み始めました。(第1日目)
- 台湾の友人から,やむを得ない事情で,11月17日午後2時の便でに多国に移住することになったとの連絡メールが入りました。
- メールを読み台湾情勢の複雑さを知って,ショックを受けましたが,これまで通りZoomミーティングを続けることができるかどうか,友人が出発するまでに,打診することにしました。
- (HP訪問者の延べ人数:47,950人)
- 2022年9月17日(土) 曇り後雨
- ASAHI Accounting Robot研究所『はじめてのPower Automate Desktop―無料&ノーコードRPAではじめる業務自動化』技術評論(2021/9/27)を読んでいます。(第2日目)
- 本書に従って「https://flow.microsft.com/ja-jp/desktop」というWebサイトからPower Automate
Desktopをインストールしようとしたのですが,今ではこのサイトは消滅していて,Desktopではなく,その上位ソフトであるPower Automateの記事に入れ替わってました。このため,私は,このサイトからは,Power
Automate Desktopをインストールすることができませんでした。
- その理由は,本書37頁に記述があって助かったのですが,Windows11からは,Power Automate DesktopがWindowsに標準搭載されることになっており,Windows11ならば,Power
Automate Desktopをインストールする必要がなくなったためだろうと推測されます。
- ともかく,Windows10の利用者にとっては,今や,本書の記述に従ったのでは,Power Automate Desktopをインストールできなくなっていたのです。本書は,即刻,改訂の必要があるわけです。もっとも,Windows11に標準搭載されるPower Automate Desktopと従来のPower
Automate Desktopとは,内容に変更があるわけではとのことなので,本書の価値が全面的になくなったわけではありません。
- このような事情で,私は,本書を活用するためには,Windows10でPower Automate Desktopをインストールする方法を見つけなければなりませんでした。私は,この際にWindows11に乗り換えようかとも考えたのですが,ここ暫くはWindows10
で仕事をすることにして,「Windows10でPower Automate Desktopをインストールする方法を教えてほしい」というフレーズで解決方法を検索してみることにしました。
- すると,ようやく,「ご利用のデバイスに Power Automate Desktopをインストールする」というMicrosoftのWebサイトに辿り着くことができました。そして,このWebサイトの指示通りに作業をすると,無事に,Power Automate
Desktopを私のパソコンにインストールすることができました。
- これで,私は,Power Automate Desktopを使いながら本書を読み続けることができるようになりました。このように,時代の変化についていくのはなかなか大変なのですが,「Windows11から,Power
Automate Desktopが標準搭載されることになった」というのは,私にとって朗報です。なぜなら,今後は,講義を構成する際に,Power
Automate Desktopの存在を前提にして作業を進めることができようになるからです。
- いずれにせよ,本書が改訂されるまでは,上記の情報は,本書を購入しようとするWindows10の利用者にとっては,有用だろうと思います。
- 別府RC創立70周年記念行事に参加します。
- 日出ロータリークラブの一会員から,自宅から会場まで,車で送り迎えをして上げようとの親切な申出をいただきました。台風14号の接近による雨のため自転車が使えず,徒歩と電車を利用して,出かけようと思っていただけに,この申出によって,本当に助かりました。
- (HP訪問者の延べ人数:47,960人)
- 2022年9月18日(日) 雨
- ASAHI Accounting Robot研究所『はじめてのPower Automate Desktop―無料&ノーコードRPAではじめる業務自動化』技術評論(2021/9/27)を読んでいます。(第3日目)
- 第4章(Webの操作)に入って,Pythonプログラミングで苦労した経験のある私としては,「Web Scrapingがローコードで実現できるようになるぞ」と意気込んで実習を始めました。
- ところが,本書の116頁の記述通りに,実習をしたつもりが,なんとエラーが出てしまいました。
- その原因は,私は,Web Scrapingを通例のMicrosoft Edgeではなく,Firefoxで実現しようとしていたため,本書107-109頁の記述に従って,FirefoxにPower
Automate Desktopの拡張機能を追加して,「これで準備は完了です」(本書109頁)という記述を安易に信じたためでした。
- 実は,Firefoxの準備は,これで完了ではなかったのです,本書には記述されていないのですが,「新しいFirefoxを起動する」という手続まで行って,初めて,「これで準備は完了です」となるのが現実でした。
- 確かに,「新しいMicrosoft Edgeを起動する」という記述を,「新しいFirefoxを起動する」と読み替えて実行していれば,エラーは生じなかったのです。しかし,先を急いだ私は,うっかりして,この手続を飛ばして,いきなり「Webページのスクリーンショットを取得します」というアクションに突入しため,エラーが生じたのでした。
- Scratchプログラミングを体験し,エラーを出すことなく作品を完成させ続けてきた者としては,Power Automate Desktopは,まだまだ,Scratchほどの完成度に達していないと思いました。
- エラーメッセージを出すにしても,Power Automate Desktopエラーメッセージは,まだまだ不親切です。エラーを解消するには,具体的に何をすべきか,利用者の立場に立って書くところまで進んでいないからです。
- 「パラメーター'Web ブラウザーインスタンス' 変数:'Browser'が存在しません。」というエラーメッセージでは不十分だと思います。これだけでは,どうすればエラーを回避できるかがわからないからです。私からの提言としては,このエラーメッセージに加えて,「このアクションの前に,『新しいMicrosoft Edge(Google Chrome,または,Firefox)を起動する』というアクションを追加して下さい」というエラーメッセージを出すべきだと思いました。
- 現代社会においては,あらゆるシステムに,「fool-proof,fail-safe」の仕組みを組み込むべきだと私は考えています。Power Automate Desktopも,Scratchを参考にしてエラーが出ない方法,少なくとも,エラーには,エラーを回避する具体的方法を記述するように,改善を続けていただきたいと思います。
- エラーメッセージに,エラーを回避する具体的な方法を記述することができるようになれば,実は,次の段階である「エラーが出ない仕組み」を考案することは容易だからです。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行います。
- (HP訪問者の延べ人数:47,980人)
- 2022年9月19日(月) (敬老の日・夢の共有記念日) 雨後曇り後雨
- ASAHI Accounting Robot研究所『はじめてのPower Automate Desktop―無料&ノーコードRPAではじめる業務自動化』技術評論(2021/9/27)を読んでいます。(第4日目)
- 第4章(Webの操作)を読みながら実習をしていたのですが,ブラウザを変更したり,キャプチャの方法を変更したりして,あらゆる手を尽くしてみましたが,UI要素をキャプチャーできません。どうやら,Power
Automate Desktop自体にUI要素をキャプチャーするプログラム上ののバグがあるようで,埒があきません。
- 何時間も無駄な努力を続けた後に,この章の実習を諦めました。そして,第4章(Webの操作)をスキップし,第5章(Exceln操作)を読みながら,実習を行うことにしました。
- まちと学びのイノベーション研究所」の顧問と「情報Ⅰ」の授業展開についてZoomで情報交換行ないました。
- まちと学びのイノベーション研究所」の取締役と懇談を行ないました。
- 台湾の友人とZoomミーティングを行いました。
- 友人が外国に移住しても,お互いにコンタクトが取れることがわかり安心しました。11月初旬までは,これまで通りZoomミーティングを継続し,11月中旬からは,友人が移住先で落ち着くまで,メールで連絡を取り合うことにしました。
- (HP訪問者の延べ人数:47,990人)
- 2022年9月20日(火) 曇り のち台風一過の秋晴れ
- ASAHI Accounting Robot研究所『はじめてのPower Automate Desktop―無料&ノーコードRPAではじめる業務自動化』技術評論(2021/9/27)を読んでいます。(第5日目)
- 第5章(Exceln操作)を読みながら,実習を行いました。第4章(Webの操作)の場合とは異なり,全ての実習がスムーズに進行し,無事に完了しました。
- 豊岡公民館でのダンス教室に参加しました。
- 12月20日の復習会で,Rumbaを踊ることになったので,先生と一緒に踊ってみんなに見てもらったところ,アシスタントの先生から,「ステップが正確に踏めるようになったね」と初めてお褒めの言葉をいただきました。
- それに続けて,「欲を言えば,腕の動きが幼稚園児みたいなので,腕を内側から外側にスムーズに動かすように改善するとよい。」という客観的なアドバイスをいただきました。
- 手の振りもこれまで練習をしてきたのですが,実践ではうまくできていない点をきちんと指摘していただいたので,これからは,ステップはもちろんのこと,手の振りも確実にできるように,意識して練習に励むことにしました。
- 木曜日の個人レッスンが楽しみです。
- (HP訪問者の延べ人数:48,000人)
- 2022年9月21日(水) 晴れ後曇り
- ASAHI Accounting Robot研究所『はじめてのPower Automate Desktop―無料&ノーコードRPAではじめる業務自動化』技術評論(2021/9/27)を読んでいます。(第6日目)
- 第6章(UIアプリケーションの操作)に入りました。著者(会社)の作成したプログラムを使っての実習なのですが,今回は,UI要素のキャプチャーがスムーズに実行できて,実習がスムーズに進んでいます。
- 4章(Webの操作)で,UI要素のキャプチャーにことごとく失敗したあの苦労は何が原因だったのか,本書を読み終えてから,もう一度,じっくりとやり直してみることにします。
- 日出ロータリークラブのの一員として,秋の交通安全活動に参加しました。
- 別府RCの70周年記念行事を参考に,日出ロータリークラブの40周年行事のあり方について,会員と懇談しました。
- 鼓山塾の講義の反省と今後の展望について,講師を勤めたまちと学びのイノベーション研究所の所員とZoom議論を行いました。 以下のような意見が出ました。
- 何事も完成するまでに3年はかかる。鼓山塾の試みは,確かに参加人数が少なかったが,受講した人々の満足度は非常に高い。こんごは,PRする方法を改善して,小中学校と高校とをつなぐために,例えば,機械翻訳,Scratchなで,高校で使われてないデジタルツールをマスターするカリキュラムを増やして,保護の参加を促すのがよい。今回も,親子で受講した人々の満足度は格別に高かった。
- また,漢字検定と法学検定とかのように,「デジタル人材検定」という制度を目標に,デジタル社会に適応し,推進できる人材の要件とは何かを明らかにする。その上で,10級から1級までの検定試験問題を作成するところまで持っていくのがよい。
- (HP訪問者の延べ人数:48,010人)
- 2022年9月22日(木) 晴れ
- 北欧のを農場を経営する兄弟の伝統的な物語をテキスト化したいという研究仲間からの提案を受けて,音声入力でその第1章をテキスト化してみました。
- 科学技術の進展は目覚ましく,今回利用したSokki Voiceというソフトウェアは,従来の音声認識能力とは比べものにならない認識率を誇るだけでなく,誤変換した場合も補正リストを使うと,それ以後の認識率が向上するように作られており,キーボード入力よりも早く,しかも,キーボード入力とは異なり,数時間にわたって入力作業をしても,全く疲れないという利点がありました。
- もちろん,同音異義語が多い日本語のことなので,変換ミスは避けられませんが,キーボード入力を併用して,作業の区切りごとに,変換ミスを修正すると,IMEの同音異義語の変換が改善されるばかりでなく,さらに,専門用語等をIMEに単語登録し,かつ,Sokki
Voiceの補正リストを追加していくと,どんどん,作業効率が上がっていきました。
- さらに,私自身の読み方,発音にも問題があることも分かり,日本語の正しい発音を心がけると,さらに,変換効率がアップしました。
- この経験を踏まえると,著作権切れで,かつ,活字の品質,誌面の劣化が著しく,OCRが役に立たない文献のテキスト化を進めることが可能であることが実感できました。このソフトは,英文の音声入力にも対応しており,英文の翻訳作業にとっても福音をもたらすものであると思います。
- 川崎公民館でダンスの個人レッスンを受けました。
- 著作権切れの優れた作品を題材として,Scratchを使って・ビデオ教材にする計画を開始しました。
- 優秀なコンサルタントに「コンサルタントって何をして収入を得ているのですか?」と聞いてみると,答えは,単純・明快でした。
- 「人が嫌がる(苦手な)ことをさせてもらって,お金をいただいています。それが営業ですね。」
- なるほど。それなら,デジタル時代についていくのが困難な大学教員のためのコンサルタントは,苦手なデジタル化を助けてあげる人だということになります。
- 大学の教員が嫌がる仕事を講義の順序に従って示すと,以下の通りでしょうか。
- 第1は,学生のための予習教材の作成である。特に,オンデマンドに対応できるデジタル教材の作成を嫌がる教員が多い。
- 従来は学生は予習もせずに講義を受け,復習もせずに試験期間中に一夜漬けの勉強をして単位を取るという「超」効率的な勉強しかしなかった。このため,教員は,予習教材など作成する必要はなかった。せいぜいが,自分または他人の書いた教科書を指定して「自学自習するように」と書いておけばよかった。
- しかし,時代は時代は変わった。大学改革の波が押し寄せ,文科省の指導に従って,学生に授業の予習・復習をさせることが大学の使命となり,それに伴って教員は,自分の大学の学生に適合した予習・復習教材を作成せざるを得なくなった。
- コロナ禍がそれに拍車をかけた。遠隔(リモート)授業をするには,従来の紙の教科書ではなく,デジタル教材が必要となった。しかも,新型コロナに罹患して授業を受けられない学生のために,復習教材として,オンデマンドに対応できるデジタル教材(その主流はビデオ教材)の作成を半ば強制されるようになったのである。
- この変化に対応できず,大学を辞めることを考えるところまで追いつめられた教員も少なくない(デジタル教材を作成できないため,退職した教員も存在する)。
- 第2は,講義中に行う平常点の公平な評価を苦手とする教員が多い。
- 大学改革の進行につれて,最近の大学教育においては,単位認定のための評価は,従来のような筆記試験による一発勝負ではなく,出席日数を含めた,平常点を加味して採点・評価することが求められるようになっている。
- 昔も,「教務手帳」を使って,出席と平常点を神業的なスキルで記録する教員もいたが,その技術は,現在の教員には継承されておらず,平常点を公平に採点できる教員は非常に少ない。
- 実は,講義の最後の時間を使って,「予習の状況,講義に対する質問,要望など」をGoogleフォームなどのツールを使って収集し,学生の質問・要望にコメントを返すようにすると,平常点を簡単に集計できる。ところが,このようなツールを使いこなせない教員が非常に多い。
- 第3は,講義が終わって実施する試験の採点とその集計表の作成を苦手とする教員が多い。
- 大学の教員の中には,研究は好きだが,そもそも授業は苦手と言う人も少なくない。たとえ,授業が大好きだという教員であっても,受講者が100人~500人を超える授業となると,その試験の採点と集計を苦手としない教員はほとんどいない。
- 私は,2005年(平成17年)の段階で,厳格で公正な採点と集計表を自動化する方法を考案し,以下の論文にまとめて公表している。
- そして,これ以降の私の講義は,すべて,この方法によって試験等の採点を行ってきたが,今から考えると,オートメーションといえる域には達していなかった。
- 最近のBI(Business Intelligence)ツールとか,RPA(Robotic Process Automation)のツールを使って,試験の採点と集計を自動化する方法を考案することが私の今後の課題である。
- いずれにせよ,以上の3点を苦手とする大学教員が多いことが明らかので,この3点を自動化するツールを構築した上で,売り込む体制を調えるならば,大学教員のコンサルタントとして通用することがわかった。
- そこで,まず手始めに,授業の予習・復習のデジタル教材(ビデオ動画)を自動的に作成するScratchのプログラムを作成してみることにした。それが,上記のビデオ教材作成の自動化の試みである。
- (HP訪問者の延べ人数:48,030人)
- 2022年9月23日(金) (秋分の日) 曇り一時雨
- 昨日の計画に基づいて,Scratchによるビデオ教材の作成を開始します。(第1日目)
- (HP訪問者の延べ人数:48,040人)
- 2022年9月24日(土) 晴れ時々曇り
- Scratchによるビデオ教材の作成を続けています。(第2日目)
- 7人の登場人物の掛け合いをナレーションを入れながら,うまく表現することが出来ました。
- 民法学研究会にZoomで参加しました。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行いました。
- 民法における契約の不成立・無効・取消しの場合の「信頼利益」の算定と,契約不履行の場合の「履行利益」の算定の違いを明確にした上で,会社法における企業価値の「ナカリセバ価格」による算定と「シナジーを考慮した価格」の算定との対比の有効性,DCF法の優越性について議論しました。
- (HP訪問者の延べ人数:48,050人)
- 2022年9月25日(日) 晴れ時々曇り
- Scratchによるビデオ教材の作成を続けています。(第3日目)
- アレクシス・キヴィ(森本ヤス子譯)『七人兄弟』起山房(1942)の第1章をいくつかの幕に区切って表現する方法を実現しました。
- 第1章
- 第1節 序
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Scratchを使った物語の電子紙芝居化の試み |
- 第2節 登場人物の紹介
- 第3節 少年時代のいたずら・家出捜索事件
- 第4節 家出・森での生活
- 第5節 家出事件の顛末
- 第6節 遊びの時代とその終わり
- 第7節 教育受入れの相談
- 第8節 ユーコラ農場の経営の相談
- 第9節 農場生活か森の生活か
- 第10節 長男の嫁候補をめぐる確執
- 第11節 アーポの大演説と喧嘩の中止
- 第12節 教育を受ける決意
- 末川民事法研究会にZoomで参加する予定でしたが,Scratchプログラミングにはまっていて,参加しそこなってしまいました。
- (HP訪問者の延べ人数:48,060人)
- 2022年9月26日(月) 曇り後雨
- まちと学びのイノベーション研究所」の顧問と「情報Ⅰ」の授業展開についてZoomで情報交換行ないました。
- Scratchの欠点として,スプライト(キャラクター)間のプログラムコードのコピーが困難だと指摘されたので,私の方から,Ctl+C,Ctl+Vが可能であることを説明しました。
- しかし,うまくいかないとのことだったので(どの箇所にコピーされるのかがわからず,不便),もっとうまくいく方法を考えました。そして,試行錯誤の上,コードをドラッグして,スプライトリストにドロップすると,うまくいくことを発見しました。
- 全く異なるスプライトが,全く同じ動きをすることを確認して,幸せな気分になりました。
- Scratchによるビデオ教材の作成を続けています。(第4日目)
- 第1章全体を,Scratchプログラミングで電子紙芝居化することに成功しました。
- 第1章だけで,12幕40分の作品となりました。
- 台湾の友人とZoomミーティングを行いました。
- Scratchのプログラミングに夢中になって,遅刻してしまいましたが,Scratchが子供の学習に適していることを説明することが出来ましあ。来週は,Scratchプログラミングの実演をする予定です。
- 川崎公民館でダンスの個人レッスンを受けました。
- 12月20日の復習会で披露する予定のRumbaの基本を徹底的に練習しました。練習すればするほど,企保ができていないことを痛感します。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行いました。
- Scratchでの電子紙芝居化を依頼してくださった同僚とZoomでミーティングを行い,一応ですが,完成した作品について,議論しました。
- その結果を踏まえて,第1章の電子紙芝居を完成させて,共有の手続を行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:48,080人)
- 2022年9月27日(火) 雷雨のち曇り
- Scratchのスプライト(キャラクター)のコードのコピーの方法を発見したので,キャラクターに共通のの自己介コードを作成して,各登場人物の自己紹介小品を作成してみます。
- うまくいったので,昨日作成した作品に登場人物の自己紹介を挿入しました。
- 日出ロータリークラブの例会に参加しました。
- 例会終了後の懇談会で,会員の一人にScratchの紹介をしてみました。
- ネコとキリンが日本語と英語と中国語を切り替えて会話させると面白いと思い,会員の前で,即席でコードを作成して,披露しました。
- (HP訪問者の延べ人数:48,100人)
- 2022年9月28日(水) 晴れ
- 昨日,作りかけていた,ネコとキリンが日本語と英語と中国語を切り替えて会話させるScratchのプログラムを一応完成させました。
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子どもの多言語教育に資する作品作りの第一歩 |
- 英語の翻訳と中国語の翻訳を国旗のスイッチを押すことで切り替えて会話するというもので,今後,これを汎用的なものにしていくつもりです。
- この点については,松下孝太郎=山本光『スクラッチプログラミング事例大全集』(2020/9/16)のサンプル90(282頁)は,高度なプログラミング・テクニックを使って日英の会話に関する汎用的な作品を作成しており,非常に参考になります。
- ただし,この作品は,翻訳の拡張機能を使っていないので,工夫次第で,この作品を超える作品を作ることが可能です。
- というのも,この作品は,変数とリストを非常にうまく組み合わせて作成しているのですが,Scratchのリストの作成については,実は,エクセル等のスプレッドシートのCSVを取り込んだり,書き込んだりする機能がScratchにはついているため,会話文のリストを作成するのは非常に簡単だからです。
- その上で,Scratchの翻訳に関する優れた拡張機能を利用すると,多言語での会話のストーリーをうまく転換することが出来ると思われます。
- 暇を見つけて,子供の多言語教育に貢献できる作品に仕上げていきたいと思っています。
- Scratchによるビデオ教材の作成を続けています。(第5日目)
- 第1章の電子紙芝居化が完成したので,第2章のテキスト化から始めます。
- 音声入力に磨きがかかてきました。タイピング能力よりも遥かに早く,間違いも少なくなってきました。
- (HP訪問者の延べ人数:48,120人)
- 2022年9月29日(木) 曇り
- Scratchによるビデオ教材の作成を続けています。(第6日目)
- 第2章のテキスト化を音声入力を利用して進めています。(第2日目)
- 川崎公民館でダンスの個人レッスンを受けました。
- 大学院生と著作権法の判例研究を久しぶりに行ないました。
- (HP訪問者の延べ人数:48,130人)
- 2022年9月30日(金) 快晴
- Scratchによるビデオ教材の作成を続けています。(第6日目)
- 第2章のテキスト化を音声入力を利用して進めています。(第3日目)
- ネコとキリンが日本語と英語と中国語を切り替えて会話させるScratchのプログラムを拡張し,日本語,英語,フランス語,ドイツ語,中国語,韓国語に対応できる「ネコとキリンの会話作品(多言語対応版Ver.1)」に仕上げました。
- 第1に,Excelを使って,以下のような台本を作成しました。そして,英語,および,表の…部分は,を機械翻訳を使って埋め込みました。
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日本語 |
英語 |
フランス語 |
ドイツ語 |
中国語 |
韓国語 |
ネコ |
キリン |
ネコ |
キリン |
ネコ |
キリン |
ネコ |
キリン |
ネコ |
キリン |
ネコ |
キリン |
1 |
こんにちは |
久しぶり |
Hello. |
Haven't seen you. |
… |
… |
… |
… |
… |
… |
… |
… |
2 |
元気? |
元気,元気? |
How are you? |
I'm fine.
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… |
… |
… |
… |
… |
… |
… |
… |
3 |
元気 |
何してる? |
I am well. |
What kind of work? |
… |
… |
… |
… |
… |
… |
… |
… |
4 |
助けてる |
すごい |
Comforting |
Great! |
… |
… |
… |
… |
… |
… |
… |
… |
5 |
何してる? |
助けてもらっている |
Work? |
Comforted |
… |
… |
… |
… |
… |
… |
… |
… |
6 |
心配事? |
故郷が心配 |
Concern? |
My Hometown
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… |
… |
… |
… |
… |
… |
… |
… |
7 |
こちらも心配 |
では,また |
Worried |
Have a nice day! |
… |
… |
… |
… |
… |
… |
… |
… |
8 |
また会おう |
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See you! |
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… |
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… |
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… |
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… |
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- 第2に,各列(6言語,12列)をScratchのリストに読み込みました。
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脚本の自動演劇化(多言語対応)の試みの第一歩 |
- 第3に,言語と会話番号という2つの変数と12列8行のリストを使って,プログラムを作成しました。
- 第4に,プログラムの構成は,全面的に,松下孝太郎=山本光『スクラッチプログラミング事例大全集』(2020/9/16)のサンプル90(282-285頁)に依拠しました。
- 私が果たした役割は,以下の点にあるにすぎません。
- 台本の作成をExcelを使って,見通しよく作成した。
- 2言語会話を6言語対応にするためにプログラムのif文を入れ子構造にした。
- 機械翻訳の拡張機能を使って,その結果をリストに追加した。
- 翻訳の訳文の表示だけでなく,音声合成の拡張機能を使って多言語の発音を可能にした。
- 第5に,私は,韓国語の読み書きができないので,日本語訳を表示することにしました。
- 第6に,会話主体であるネコとキリンの2つのスプライト,そして,6言語に対応する国旗のスプライトの他に,全体を管理する魔法使いのスプライトを追加しました。
- 以上の作業を通じて,物語の脚本をExcelで書き,ナレーター,登場人物分の会話をリストに蓄積すると,その脚本に従って,登場人物が吹き出しによってセリフを表示しながら,合成音声にによって芸を演じる作品を自動的に作成するという方法が現実化することになったような気がします。
- 脚本を書いたら,その脚本をナレーターと登場人物が演じてくれるようになると,脚本の売込みが容易になるように思います。
- そのためにも,Scratchの合成音声を,アルトとテノールの2種類だけでなく,ソプラノ,メゾソプラノ,アルト,テノール,バリトン,バスの6種類に拡大するとともに,スプライトの種類とコスチュームの多様性を拡大していただきたいと思いました。
- 文化は,物語によって点鐘される部分が多いので,脚本の自動演劇化の試みは,社会的な意義が大きのではないかと考えています。
- (HP訪問者の延べ人数:48,140人)
- 2022年10月1日(土) 晴れ(「登場人物を脚本通りに実演させるScratchのプログラム」の完成記念日)
- 法と経営学会第2分科会(地方創生とDX)で報告するレジュメを事務担当者に送付しました。
- Scratchによるビデオ教材の作成を続けています。(第7日目)
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「登場人物を脚本通りに実演させる
Scratchのプログラム(プロトタイプ)」 |
- 第2章のテキスト化を音声入力を利用して進めています。(第4日目)テキスト化を完了しました。
- テキスト化が完了したので,これをExcelを使って,ナレーター,登場人物ごとのセリフに置き換えました。
- このExcelファイルを使って,ナレーター,および登場人物ごとのせりふのデータをScratchのリストとして読み込み,登場人物が自動的にセリフを話すScratchのコードを書くことを考えました。
- この「Excelの脚本を自動的に実演するシステム」を開発するため,ナレータを一人,登場人物を3人に限定し,しかも,セリフの回数を10回に限定したプロトタイプを作成してみました。
- 変数を「会話番号」,「幕番号」の2つとし,登場人物ごとのせりふのリストを作成し,松下孝太郎=山本光『スクラッチプログラミング事例大全集』(2020/9/16)のサンプル90(282-285頁)のプログラムを参考にしながら,Scratchのコードを完成させました。
- プログラムを起動すると,ナレーター,3人の登場人物が思い通りにセリフをしゃべり,第1幕から始めるだけでなく,第2幕から始めるという制禦もうまくいきました。
- これで,どんな長い脚本でも,登場人物が何人に増えても,幕ごとに登場人物が自分のセリフをきちんとしゃべるというシステムが完成したことになります。
- 自分ながら,快挙だと思います。
- 法と経営学会・第2分科会(地方創生とDX)の第17回会議を開催しました。
- 「デジタル社会に向けた法改正の動向-著作権法の大改正を中心に」を報告しました。
- (HP訪問者の延べ人数:48,160人)
- 2022年10月2日(日) 晴れ
- Scratchによるビデオ教材の作成を続けています。(第8日目)
- 昨日完成させた「登場人物を脚本通りに実演させるScratchのプログラム(プロトタイプ)」を応用して,現在テキスト化を進めている物語の第1章を実演させるためのScratchの応用プログラムの作成に取り掛かり,まるまる1日をかけて,そのプログラムを完成させました。
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「登場人物を脚本通りに実演させるプログラム」による
小説の戯曲化・実演化の最初の例 |
- このソフトを使って小説の各章をScratchので実演させるプロセスは以下の通りです。
- 小説の各章を音声入力ソフトを使って,デジタル化する。
- デジタル化したテキストデータを,配役ごとにExcelの表データに落とし込む。
- 配役ごとに配置されたExcelの表データを各配役ごとにテキスト化する。
- このテキストデータを配役の見出しを付加して,Wordファイルに送って,戯曲の脚本に仕上げる。
- Pythonのプログラムを作るまでもなく,ExcelのCSVファイルを正規表現が使える高機能エディタ(Notepad++など)を利用すると,配役の表示のないCSVファイルに対して,配役名を追加するテキストを簡単に作成することができる。
- 上記のExcelの配役ごとに分離されたテキストデータをScratchのリストに読み込ませる。
- 読み込んだScratchのリストを活用し,「登場人物を脚本通りに実演させるScratchのプログラム」を修正して,各章ごとの実演プログラムを作成する。
- 第1章について,以上のプロセスを踏んで,実演プログラムが完成しました。
- したがって,第2章以下についても,このプログラムをコピーし,リストに各章のデータを読み込ませることによって,最終的には,全ての章の実演を行うプログラムをつくりあげる目途が立ちました。
- 現在進行中の戯曲化・実演化プロジェクトは,14章から成り立っている小説を対象としているので,あと,13週をかけて完成させる予定です。
- (HP訪問者の延べ人数:48,170人)
- 2022年10月3日(月) 晴れ
- Scratchによるビデオ教材の作成を続けています。(第9日目)
- 第2章のExcelファイルをScratchのリストに読み込む前の準備として,誤字・脱字をチェックしました。
- まちと学びのイノベーション研究所」の顧問と「情報Ⅰ」の授業展開,特にScratchの活用についてZoomで情報交換行ないました。
- まちと学びのイノベーション研究所の役員同士で,鼓山塾の活動報告について,意見調整を行いました。
- 台湾の友人とZoomミーティングを行いました。
- 友人が外国に移住するまで,あと1箇月となり,貴重な時間をZoomで意見交流をしました。
- Nagoya RyuNetの理事懇談会(Zoom)に参加しました。
- RI第2720地区第3グループのIM(Intercity Meeting)の第3回の資料作成委員会に出席しました。
- Scratchによるビデオ教材の作成依頼者に第1章の最新版の使い方を詳しく説明しました。
- (HP訪問者の延べ人数:48,180人)
- 2022年10月4日(火) 晴れ後一時雨
- Scratchによるビデオ教材の作成を続けています。(第10日目)
- 第2章のExcelファイルから,配役ごとのデータを切り離してテキスト化し,Scratchのリストに読み込んで,演技化するプログラムの作成に成功しました。
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小説の演劇化 第2章 |
- もっとも,問題点も残っています。
- 第1に,プログラムの始めから終わりまで,継続して実行する場合には,何の問題も生じないのですが,途中から,すなわち,任意の各節から開始すると,問題が生じます。
- 各節から始めた場合,ループの回数を最終の会話番号にしているため,各節から始めてもその回数分のループが発生してしまい,最終の会話番号になっても,ストップしないことがわかり,その点は,すぐに修正をすることが出来ました。
- しかし,背景の制御については,最初からではなく,各節から実行を開始すると,背景が計画した通りに変化しないことがわかりました。この点は,プログラムの修正を試みたのですが,まだ,解決方法が見つかっていません。
- 第2に,拡張機能である音声合成が完ぺきではないため,漢字の読みが正確でない場合が発生します。
- この場合の解決法は,理論的には,表示する文と,読みを行う文を2つに分け,Scratchのリストに読みのリストを追加することで解決することが出来ます。
- しかし,現在でさえ,本文のリストが大容量となっているので,それと同じ容量のリストを追加すると,システムに負担がかかるのではないかとか,読みを間違えた個所をすべてピックアップするのは大変だなどと,躊躇する材料が多く,今後の課題としております。
- 豊岡公民館でのダンス教室に参加しました。
- 先生から,ステップごとの体重の移動が不完全なこと,姿勢が前のめりになっていることについて,厳しい指摘をいただきました。
- 日出ロータリークラブの体力アップ例会(黒岩グラウンド)に参加しました。
- (HP訪問者の延べ人数:48,190人)
- 2022年10月5日(水) 曇り後晴れ
- Scratchによるビデオ教材の作成を続けています。(第10日目)
- 第2章の演劇化のプログラムの作成にし,節の途中から始めた場合に,プログラムが終了しないというバグを修正することが出来たので,第1章のプログラムも第2章と同様となるように,改訂し,見た目も同じになるように平仄を合わせました。
- 『法と経営研究』の責任編集者から,商法の名誉教授に共同責任編集者に就任していただくことになったとの報告をいただきました。
- 日出ロータリークラブの会員活動の一環として,駅近くの料亭の代表者をロータリークラブの会員になっていただくように勧誘するとともに,今後,この料亭で,日出ロータリークラブの青少年奉仕委員会などの小委員会を開催することに賛同しました。
- この料亭で小委員会を開催することになると,各委員が費用としてその都度5,000円をしなければならなくなりますが,とても雰囲気の良い料亭なので,小委員会での議論が楽しくなりそうです。
- (HP訪問者の延べ人数:48,200人)
- 2022年10月6日(木) 曇り
- 岡山県真庭市に出張します。
- 昨年の8月末からこれまで,岡山県真庭市への出張は,その経費をすべて自己負担でやってきました。
- しかし,今回は,まちと学びのイノベーション研究所が,真庭市から「個人情報保護研修」という市の職員研修事業の委託を受けることに成功したため,出張のための交通費と研修謝金(半額は研究所の収入とする)を研究所から私に支弁してもらえることになりました。
- 昨年11月に設立した「(株)まちと学びのイノベーション研究所」ですが,やっとのことで,私を含めて,研究員に対して交通費と謝金の一部を支払えるところまで成長することができました。
- 役員報酬を実際に支払えるようになるまでには,あと2年はかかると思われますが,役員の「稼ぐ力」を涵養することで,その実現を早める努力をしていきたいと考えています。
- 真庭市中央図書館で開催される鼓山塾(勝山高校同窓会主菜)の活動を総括する会議に出席して,鼓山塾の講義の進行役を務めた私が,総括的な活動報告を行いました。
- 全てのオンライン科目を講義の進行役として受講し,鼓山塾の内容の素晴らしさを体験しただけに,いつになく力が入ってしまい,予定時間の15分を超えて報告してしまいました。
- 評価委員の評価もおおむね好意的で,来年度も,何とか予算措置を講じて,鼓山塾の継続をすることになり,実行員会を組織することで参加者の合意を形成することが出来ました。
- (HP訪問者の延べ人数:48,210人)
- 2022年10月7日(金) 雨
- 真庭市役所で職員研修として,個人情報保護法の改正について講義を行いました。
- 一通り講義を終えて,講義の感想を聞くために,一人ひとりに質問しても,「質問できる段階ではないです」とか,「特にありません」という答えしか返ってきません。
- そこで,「『よくわからなかったので,もう少し説明をしてほしい』という個所などを10分間,隣同士で話し合って,その結果をまとめて発表してください」と言って,グループ討議をしてもらいました。
- 10分間のグループ作業の後,以下のような素晴らしい質問が出てきたので,一つ一つの質問に丁寧に答えることができ,充実した講義にすることができました。
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講義の後の「グループ討議」であぶり出された質問項目 |
- 個人情報保護法第1条(目的)に規定された「個人情報の適正かつ効果的な活用」の具体的な事例を知りたい。
- 個人情報が収集できると,企業は,明確なターゲティング広告ができる。例えば,私は,Amazonでこの講義のために,「個人情報保護法」に関する書籍を1冊買った。そうすると,数日後に,Amazonから,私が,今日ここに持って来た3冊の本を薦められ,結局,購入することになった。
- このように,個人情報が得られることによって,企業は,最適のターゲティング広告が出来るようになる。そうすると,企業はそれ以前よりも大きな収入を得ることができるようになる。今回の個人情報保護法の改正で,「個人関連情報」(法2条7項,16条7項),という新しい概念が導入され,Cookie等のWeb閲覧情報に関して規制が行なわれるようになった(法31条)ことについては,すでに説明した通りである。
- 3つの法律(行政機関個人情報保護法,独立行政法人個人情報保護法,個人情報保護法)が一つにまとまったことによる具体的な効果は何か。
- 病院での個人情報の取扱いは,改正前は,①国立病院,②大学病院,③民間病院,④市民病院で,適用される法律が異なり,それぞれ,①行政機関個人情報保護法,②独立行政法人個人情報保護法,③個人情報保護法,④個人情報保護条例が適用されており,個人情報に該当するかどうかの識別基準が,「照合可能性」なのか,「容易照合可能性」なのかというように異なっており,用語の不統一(同じ概念が,「非識別加工情報」と「匿名加工情報」とに別れていた)も見られた。この点が,今回の改正によって統一され,個人情報に該当するかどうかの判断も統一されることになった。
- 個人情報保護法は3年ごとの見直しがされているとのことだが(平成27年改正法附則第12条第3項),2021年の改正の原因は,3年ごとの見直しだといってよいか。
- 今回の改正は,形式的には,3年ごとの見直しによるものである。しかし,実際の改正は,デジタル社会の形成を図るための関係法律の整備に関する法律(令和3年法律第37号)という,デジタル改革関連「整備法」50条,51条によって行なわれたのであり,改正法1条にいう「個人情報の適正かつ効果的な利用」を推進するためである。
- 個人情報保護法の改正によって,自分たちの業務にどういう影響が生じるのか知りたい。
- これまでの個人情報に関連する業務は,これまでの行政機関個人情報保護法,および個人情報保護条例によって実施されてきたが,今後は,改正された個人情報保護法によって実施されることになる。
- 来年度までに,個人情報保護条例が改正されるので,その改正が,今回の改正と同じになるのか,特に,以下の点が問題となる。
- 従前は,個人情報として取り扱ってきた「死者情報」が,今回の改正で,個人情報から除外されたため,この点について,条例で特別規定を設けて従前と取り扱いを継続するのか,改正法通りに,死者情報を保護の対象から除外するすべきなのかを検討する必要がある。
- 要配慮個人情報については,法60条4項が,地方公共団体独自の「条例要配慮情報」を定めることを認めているので,時代の要請等に応じて改正法とは異なる規定をすべきかどうか,検討する必要がある。
- これまで利用してきた「個人情報取扱事務登録簿」と改正法によって作成・公表が義務付けられることになった「個人情報ファイル簿」との関係を明らかにする必要がある。
- 住民からの個人情報の開示請求に関して,改正法通りに「開示請求前置主義」を採用するのか,必ずしも前置主義を取らなくてもよい場合があり,これを条例で具体化するかどうかの検討をする必要がある。
- 改正条例がオンライン結合制限をしている場合には,改正法との関係で,これを継続すべきかどうか検討する必要がある。
- いずれにしても,今回の改正によって,従前の自治体業務に変更が生じるかどうかは,条例改正の動向に作用されることになるので,条例をどのように改正すべきか主体的に関与することが重要となる。
- 仮名加工情報(法2条5号)と匿名加工情報(法2条6号)との違いが知りたい。
- 仮名加工情報は,他の情報と照合しない限り特定の個人を識別することができないように個人情報を加工して得られる個人に関する情報であるが,他の情報と照合すれば,個人を識別することができるため,第三者提供が禁止されている。
- これに対して,匿名加工情報は,特定の個人を識別することができないように個人情報を加工し,かつ,当該個人情報を復元することができないようにしたものであって,確かに,「個人に関する情報」ではあるが,狭義の個人情報ではなくなっており,第三者提供が可能である。
- 警察から個人情報を知らせてほしいとの問い合わせがあった場合に,法令に基づく令状による捜査でもないのに,警察だからという理由だけで,個人情報を提供してよいものだろうか。
- 法令に基づく正規の照会の場合以外は,法69条2項第3号に該当するかどうかを検討して,判断すべきである。
- 三 他の行政機関,独立行政法人等,地方公共団体の機関又は地方独立行政法人に保有個人情報を提供する場合において,保有個人情報の提供を受ける者が,法令の定める事務又は業務の遂行に必要な限度で提供に係る個人情報を利用し,かつ,当該個人情報を利用することについて相当の理由があるとき。
- 例えば,市民の中にいろいろと問題を起こしている人がいるが,関係する各担当課がその人の情報を共有することによって適切な行政事務が実現できる場合がある。その場合が,各課を超えて個人情報を共有することはできるか。
- 法69条2項第2号に該当するかどうかを検討して判断すべきである。
- 二 行政機関等が法令の定める所掌事務又は業務の遂行に必要な限度で保有個人情報を内部で利用する場合であって,当該保有個人情報を利用することについて相当の理由があるとき。
- 本人確認の書類に不備がある場合に,本人に不備を補充するように促すが,なかなか補充してもらえない場合がある。その場合に,住基システムから個人情報を引き出して,不備な情報を補充することは可能か。
- 本人のために補充することは,解釈上は,法69条2項第1号に該当するとして,この規定を準用することが可能であると考えられる。
- しかし,安全を期するのであれば,内規で,「なかなか補充してもらえない」という例を具体的に規定することが望ましい。
- 要配慮個人情報(法2条3項:本人の人種,信条,社会的身分,病歴,犯罪の経歴,犯罪により害を被った事実その他本人に対する不当な差別,偏見その他の不利益が生じないようにその取扱いに特に配慮を要するものとして政令で定める記述等が含まれる個人情報)の具体例を知りたい。
- 庄村勇人=中村重美『デジタル改革と個人情報保護のゆくえ「2000個の条例リセット論」を問う』自治体研究社 (2022/2/10)26頁によれば,「自治体の条例においては,支持政党,民族,lGBTに関する事項,遺伝子に関する情報,生活保護の受給,成年後見人,被保佐人,被補助人,一定の地域の出身である事実といった情報が要配慮個人情報として規定されてきた」とされている。詳細については,個人情報保護委員会事務局「個人情報保護条例に係る実態調査結果<資料編>」(2020年)9-11頁参照。
- イベントで撮影した個人の顔写真(法2条2項1号)を情報誌に掲載する場合に,どのような具体的な方法を取るのが適切か。
- 顔写真は,法2条第1号の個人識別符号に該当する個人情報であるため,法61条で,取得・保有制限が定められてるばかりでなく,利用に関しても法69条で厳しく制限されている。本人の同意を得るか,顔写真を完全に隠すか,顔写真を除外した部分を利用するか,いずれかの方法を選択すべきである。
- 災害時に個人情報を理由に家族等への情報提供が遅れることがあったとしても,個人情報を保護するためにはやむを得ないのではないか。
- 法69条2項第4号,および,民間業者に対する規制ではあるが,法18条3項の趣旨を考慮して,本人の利益になると判断できる場合には,家族への情報提供を迅速に行うべきである。
- 法69条2項第4号
四 前3号に掲げる場合のほか,専ら統計の作成又は学術研究の目的のために保有個人情報を提供するとき,本人以外の者に提供することが明らかに本人の利益になるとき,その他保有個人情報を提供することについて特別の理由があるとき。
- 法18条3項
③前2項の規定は,次に掲げる場合については,適用しない。
一 法令(条例を含む。以下この章において同じ。)に基づく場合
二 人の生命,身体又は財産の保護のために必要がある場合であって,本人の同意を得ることが困難であるとき。
三 公衆衛生の向上又は児童の健全な育成の推進のために特に必要がある場合であって,本人の同意を得ることが困難であるとき。
四 国の機関若しくは地方公共団体又はその委託を受けた者が法令の定める事務を遂行することに対して協力する必要がある場合であって,本人の同意を得ることにより当該事務の遂行に支障を及ぼすおそれがあるとき。
- 個人情報の本人への情報開示の場合に,代理人による開示を認めるべきか。
- 改正法では任意代理の規定が導入されている(法76条2項(開示請求),90条2項(訂正請求),98条2項(利用停止請求))。
- また,特定個人情報に関してはこれまでも,任意代理は認められてきた(マイナンバー法30条における行政個人情報保護法12条2項の読み替え規定等を参照)
- これに対して,従来の自治体の対応は様々であり,いわゆる「なりすまし」を防止するために,そもそも任意代理を認めていない自治体,任意代理を認めるが制限厳しく制限している自治体などがある。
- 確かに,改正法では任意代理を禁止または制限することは認められていない。しかし,実際の業務においては,本人確認の書類として運転免許証パスポート,国民健康保険の被保険者等が必要とされ,また,任意代理人の資格の証明のためには委任状,および,印鑑登録証明書,または委任者の運転免許証等,本人に対し一つに限り発行される書類のコピーをつける必要があった。
- 以上の点を踏まえると,各自治体の個人情報保護条例で,任意代理を認めるための要件を厳しくすること等によって,実質的に,任意代理を制限することは,改正法108条の趣旨に合致すると考えられる。
- 第三者への情報提供の制限について,具体的な事例を知りたい。
- 個人情報を第三者に譲渡するには,原則として,本人の同意が必要である(法69条1項)。
- したがって,具体例としては,本人の同意なしに譲渡できる具体例を理解することが重要である。本人の同意なしに個人情報を第三者に提供できる代表的な具体例は,以下の通りである。
- 委託先への提供は,第三者提供に当たらない(法27条5項1号参照,69条2項4号)。ただし,委託先の監督は必要(法70条)。
- 共同利用も第三者提供に当たらない(法27条5項2号参照,法69条2項2号)。
- 学術研究の目的のために提供する場合(法69条2項4号)
- 講義後,市の職員と懇談し,大分に帰りました。
- (HP訪問者の延べ人数:48,230人)
- 2022年10月8日(土) 晴れ
- Scratchによるビデオ教材の作成を続けています。(第11日目)
- (HP訪問者の延べ人数:48,240人)
- 2022年10月9日(日) 曇り時々晴れ後雨
- 真庭市で講義した「改正個人情報保護法の概要」の質疑応答の模様を再現するテキストをWordで作成して,担当者に送付しました。
- Scratchによるビデオ教材の作成を続けています。(第12日目)
- 第3章のテキスト化を完成し,Wordに読み込んで,誤変換等の誤りをチェックし,Excelで配役ごとのデータに変換しました。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:48,250人)
- 2022年10月10日(月) 晴れ
- まちと学びのイノベーション研究所」の顧問と「情報Ⅰ」の授業展開についてZoomで情報交換行ないました。
- まちと学びのイノベーション研究所のCMOと今後の研修計等画につい懇談しました。
- Scratchによるビデオ教材の作成を続けています。(第13日目)
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小説の演劇化 第3章 |
- 一昨日と昨日の作業を通じて,アレクシス・キヴィ(森本ヤス子譯)『七人兄弟』起山房(1942)の第3章を音声入力ソフトを使ってテキスト化することができたので,今日は,Excelを使って,そのテキストを配役ごとに振り分けました。
- その上で,このExcelデータをCSVに変換し,Scratchの配役ごとのリストに読み込ませ,自作の「登場人物を脚本通りに実演させるプログラム」を使って演劇化しました。原本の第3章を演劇化するのに要した日数は,4日間であり,最短記録を達成することができました。
- 日本語の音声合成は,どのようなソフトを利用したとしても,音読みと訓読みとの区別が難しく,どうしても読み間違いが生じます。
- そこで,今回は,本文のリストは別に,読み方専用のリストを作成して,読み上げを完璧にすることをめざしました。
- 「登場人物を脚本通りに実演させるプログラム」を動かしながら,音声合成によって自動的に行われる読み上げのうち,読み上げが間違っている個所が生じるごとに,読み方専用のリストを修正する作業を行いました。
- その際に,Scratchのリストを直接修正すると,元データとの間に齟齬が生じてしまうため,読み上げ専用の元データを修正してから,Scratchのリストに読み込むという方法を採用しました。さらに,読み上げによって,そもそもの元データが誤っていることを発見できた場合には,その元データを修正して,元データの健全性を確保することに務めました。
- このような作業の結果,Scratchの音声合成機能の不完全さを読み上げ専用リストの作成によって補うことができることが判明するとともに,合成音声を聞くことを通じて,元データが誤っている個所も発見することができ,一石二鳥の成果を上げることができました。
- 今回の作業を通じて,Scratchの日本語の音声合成の拡張機能の限界をカバーする方法を確立することができたように思います。
- (HP訪問者の延べ人数:48,260人)
- 2022年10月11日(火) 晴れ
- Scratchによるビデオ教材の作成を続けています。(第14日目)
- アレクシス・キヴィ(森本ヤス子譯)『七人兄弟』起山房(1942)の第3章を演劇化した作品を上演しながら,音声合成による読み間違いをチェックし,読み方専用のデータを修正し,それをScratchのリストに再読み込みして,第3章の作品を完成させました。
- 豊岡公民館でのダンス教室に参加しました。
- Rumbaの練習をしたのち,Slow Foxtrotの練習を行いました。
- 知能システム工学講座の教授と,Scratchを使った演劇化プログラムの作業手順の自動化の可能性について懇談しました。
- 日出ロータリークラブの会長・幹事会に出席しました。
- 来年度に日出ロータリークラブは,40周年を迎えるため,そのリーダーを含めて,来年度の会長・幹事,40周年行事実行委員長の候補を決定しました。私も,その推進メンバーに参画することになりました。
- (HP訪問者の延べ人数:48,270人)
- 2022年10月12日(水) 曇り時々晴れ
- Scratchによるビデオ教材の作成を続けています。(第15日目)
- アレクシス・キヴィ(森本ヤス子譯)『七人兄弟』起山房(1942)の第4章のテキスト化を開始しました。(第1日目)
- 法律の本でもないのに,以下のような,法律の核心を捉えた会話に出会って,感心しました(107-108頁)。
- トゥオマス(次男)「俺はこの痛みに対して必ず復讐してやることを誓うね。狼でなくちゃ,あんなことはできないものな。」
- ユーハニ(長男)「そうだよ。荒れ狂うお狼だ。俺も復讐を誓うぞ。」
- アーポ(三男)「そんな復讐をしたって,また結局,痛みはこっちへ戻ってくるばかりだぜ。法律なら,彼らを罰して俺らを褒めるんだよ。」
- ユーハニ(長男)「でも法律は,俺らの傷のように,奴らのどこも苦しめはしないじゃないか。」
- アーポ(三男)「その代わり,名誉と財産が苦しむよ。」
- 台湾の友人とZoomミーティングを行います。
- 友人から,外国に移住すると,暫くはZoom定期的なミーティングができなくなるため,時間が取れる時にスマホでZoomミーティングをしたいとの提案をしていただいたので,スマホでZoomをを使う実験をしてみました。最初は,画像は見えるのに,友人の音声が聞こえず,試行錯誤を繰り返しました。その結果,音声も聞こえるようになり,実験は成功しました。
- あす,外出先から,スマホでZoomミーティングを試みることになりました。
- (HP訪問者の延べ人数:48,290人)
- 2022年10月13日(木) 晴れ
- Scratchによるビデオ教材の作成を続けています。(第16日目)
- アレクシス・キヴィ(森本ヤス子譯)『七人兄弟』起山房(1942)の第4章のテキスト化を続けています。(第2日目)
- 一日かけて,テキスト化を完了することができました。
- 台湾の友人と,友人が外出先からスマホでZoomミーティングに参加できるか,実験を行います。
- この実験に成功すると,友人が外国に移住しても,必要に応じてミーティングを行うことが可能になります。
- 今回は,都合で友人が外出できなかったため,実験は,再来週に延期しました。
- 川崎公民館でダンスの個人レッスンを受けました。
- RumbaとSlow Foxtrotをくり返し練習しました。
- 大学院生と著作権法の判例研究を行ないました。
- 中山・著作権法〔第4版〕の所有権との関係の個所を読み,著作権と所有権とがが関連する判例をピックアップしました。
- 来週から,これらの判決を徐々に検討します。
- (HP訪問者の延べ人数:48,300人)
- 2022年10月14日(金) 晴れ
- Scratchによるビデオ教材の作成を続けています。(第17日目)
- アレクシス・キヴィ(森本ヤス子譯)『七人兄弟』起山房(1942)の第4章のテキスト化が終了したので,出来上がったテキスト(1万5千字)を,Wordに読み込んで,日本語のチェックするとともに,PDF化して読み上げを行い,誤字・脱字を修正しました。
- このテキストデータを,Excelを使って配役ごとに分離し,Scratchで利用するリストの元データとします。
- 昨日に続き,川崎公民館でダンスの個人レッスンを受けます。
- (HP訪問者の延べ人数:48,310人)
- 2022年10月15日(土) 晴れ時々曇り
- 別府市の野口原グラウンドで開催された第39回別府市近隣7RC親睦ソフトボール大会に,日出ロータリークラブの一員として応援に行きました。
- Scratchによるビデオ教材の作成を続けています。(第18日目)
- アレクシス・キヴィ(森本ヤス子譯)『七人兄弟』起山房(1942)の第4章を演劇化するScratchのプログラムを作成しました。
- 第4章全体を配役が読み上げるの聞いて,誤った読み方をしている個所を会話番号とともにメモに取り,読み方専用のExcelのシートを作成した後,Scratchの読み方専用のリストに読み込んで,プログラムを完成させました。
- 今回は,内容が法の核心に迫るものであるため,これまでのように,章ごとに再生するスイッチを付けるだけでなく,優れた発言について,その発言だけを再生させる仕組みをScratchのプログラムに組み込みました。
- Scratchには,「調べる」というカテゴリーの中に,「〇〇と聞いて待つ」と「答え」という,ペアのブロックが用意されており,それを使うと,ユーザーからの入力を変数やリストとして利用することができるようになります。
- 例えば,履歴書を対話方式で作成するプログラムは以下のように作ることができます。
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- そこで,現在作成中の『七人兄弟』の演劇化のプログラムにおいても,気に入った発言についてその会話番号を入力すると,その会話番号から演劇を開始することができるプログラムを追加することにました。
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小説の演劇化 第4章 |
- 例えば,私が注目している以下の発言は,会話番号93なので,インフォメーションのスイッチを押して,93の数字を入力すると,ピンポイントで,その会話から演劇をスタートすることができるようにプログラムを改良しました。
- (No.93)アーポ「なぜお前らは,そんなに破壊することばかり考えるんだろうね?腕力で復讐するよりか,法律と正義とでやればいいじゃないか。」
- (No.94)ユーハニ(長男)「俺は最初に手にかけたトーコラ人を,生のまま,髪も毛も皮も一緒に食ってやる。法と正義というのはそのことだよ。」
- …
- (No.99)トゥオマス(次男)「俺はこの痛みに対して必ず復讐してやることを誓うね。狼でなくちゃ,あんなことはできないものな。」
- (No.100)ユーハニ(長男)「そうだよ。荒れ狂う狼だ。俺も復讐を誓うぞ。」
- (No.101)アーポ(三男)「そんな復讐をしたって,また結局,痛みはこっちへ戻ってくるばかりだぜ。法律なら,彼らを罰して俺らを褒めるんだよ。」
- (No.102)ユーハニ(長男)「でも法律は,俺らの傷のように,奴らのどこも苦しめはしないじゃないか。」
- (No.103)アーポ(三男)「その代わり,名誉と財産が苦しむよ。」
- DVDで映画を見る場合のように,メニュー画面から,自分の好きな個所を選んで,ピンポイントでスタートすることができるようになったので,使い勝手が向上したように思います。
- 本書を大分大学の図書館から日出町の町立図書館を経由して借り出すことができることが分かったため,昨日,その手続きを行いました。原本が届いたら,コピーでは読めなかった部分も読み取れるようになるため,演劇化の効率が一段と向上すると思われます。
- (HP訪問者の延べ人数:48,320人)
- 2022年10月16日(日) 曇り後雨
- 『七人兄弟』の会話番号を入力すると,そこからスタートするプログラムを作成することを通じて,Scratchの入・出力管理の方法をマスターすることができました。
- Scratchによるビデオ教材の作成を続けています。(第19日目)
- 第5章のコピーを入手したので,テキスト化を開始します。
- 『七人兄弟』の教材化の依頼者とZoomミーティングを行ないました。
- (HP訪問者の延べ人数:48,330人)
- 2022年10月17日(月) 雨
- まちと学びのイノベーション研究所」の顧問と「情報Ⅰ」の授業展開についてZoomで情報交換行ないました。
- まちと学びのイノベーション研究所のCOOと直近の事業計画について懇談しました。
- 10月14日に亡くなられた畏友執行秀幸先生の遺稿を出版する計画を立て,実行に移す手順を調えました。
- 台湾の友人とZoomミーティングを行いました。
- Nagoya RyuNetの理事会(Zoom)に参加しました。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:48,340人)
- 2022年10月18日(火) 晴れ
- 勝山高校で講義する「情報Ⅰ」の中の,情報社会における法と制度(A.情報社会と法規・制度,B.個人情報の適正な利活用と保護,C.知的財産権)のPowerPointレジュメを作成し,共同講義担当者に送りました。
- 豊岡公民館でのダンス教室に参加しました。
- 12月20日練習会で行うRumbaのステップを会員の前で披露しました。
- 日出ロータリークラブのハイブリッド例会(Zoom例会)に出席しました。
- マイロータリーの記事検索機能を使って,真庭市が紹介されている記事をピックアップして,会員に説明しました。
- 日出町図書館を経由して大分大学図書館からアレクシス・キヴィ(森本ヤス子譯)『七人兄弟』起山房(1942)の原本が届いたので,まだ読んでいない5章から原本を読み始めました(第1日目)
- (HP訪問者の延べ人数:48,360人)
- 2022年10月19日(水) 晴れ
- 日出町図書館を経由して大分大学図書館から借りることができたアレクシス・キヴィ(森本ヤス子譯)『七人兄弟』起山房(1942)の原本を読んでいます。(第2日目)
- 夢中になって読み続け,読み終えました。
- 5章から10章までは,普通の面白さだったのですが,11章から劇的に感動的になり,14章まで興味深く読み終えることができました。
- これで,5章から14章までをテキスト化するインセンティブを確保することができました。
- 真庭市で行なった「改正個人情報保護法」の職員研修の受講生のアンケート結果が送付されてきました。
- 講義のスピードが速すぎてついていけなかった等の理由から,65点の厳しい評価がある一方で,グループ討議によって理解が深まった等の理由で100点を付けてくれた人もあり,アンケートを返してくれた23名の平均点は,80点でした。
- (HP訪問者の延べ人数:48,370人)
- 2022年10月20日(木) 晴れ
- 岡山県立勝山高等学校の講義(情報Ⅰ)にゲスト講師として参加し,2クラスの生徒に「情報社会における法とセキュリティ」(その1)の講義を行いました。
- 高校生に講義する「情報社会における法とセキュリティ」の講義項目は以下の通りです。
- A. 情報社会と法規・制度
- B. 個人情報の適正な利活用と保護
- C. 知的財産権
- 上記の項目を2回に分けて講義します。 1年生ののクラスが3クラスあるので,1回に2クラスずつ,3日間にわたって講義します。
- 図書館から借りた貴重な文献の内,章ごとに重要な部分をピックアップしてコピーしました。
- 大学院生と著作権法の判例研究を行ないました。
- 中山信弘『著作権法』〔第3版〕有斐閣(2020)の「著作権と所有権」に関して引用されている判例を網羅的に収集しました。
- 来週からこれらの裁判例を一つずつ検討することにしました。
- (HP訪問者の延べ人数:48,380人)
- 2022年10月21日(金) 晴れ
- 岡山県立勝山高等学校の講義(情報Ⅰ)にゲスト講師として参加し,2クラスの生徒に「情報社会における法とセキュリティ」(その1)の講義を行いました。
- 1クラスは,昨日と同じでしたが,もう1クラスは,B(個人情報の適正な利活用と保護),C(知的財産権)を講義して,最後まで進むことができました。生徒のアンケートを読むと,難しかったという感想が多かったのですが,一番新しい教科書がもう古くなっているのにびっくりしたとか,法律用語(「及び」と「並びに」,「又は」と「若しくは」,「その他」と「その他の」)の使い分けがよくわかったなど,講義が役に立ったという感想が多く,一安心しました。
- 来週の月曜日で,全ての講義を終わります。
- 母が以前習っていたピアノと声楽の先生が,お友達と二人で母の様子を尋ねて来られました。
- 先生のピアノ伴奏で,母の好きな童謡からはじめて,ドイツのリートやオペラ曲を一緒に歌いました。途中から,母の青汁を作っていただいているヘルパーさんも,ピアノの伴奏に加わって,大いに盛り上がりました。
- (HP訪問者の延べ人数:48,390人)
- 2022年10月22日(土) 晴れ
- 一日中,アレクシス・キヴィ(森本ヤス子譯)『七人兄弟』起山房(1942)の第5章のテキスト化を行ない,完成させました。
- 1日で,1章分(今回は127頁~158頁の合計32頁)のテキスト化を実現できたのは初めてです。
- 明日は,1章から,4章までの間で,コピーが不鮮明でテキスト化できなかった部分を全てテキスト化する予定です。
- (HP訪問者の延べ人数:48,400人)
- 2022年10月23日(日) 晴れ
- 日出ロータリークラブが主催する少年野球大会の開会式に参加しました。
- 東京の発明家が九州に来られたので,町に出て懇談しました。
- アレクシス・キヴィ(森本ヤス子譯)『七人兄弟』起山房(1942)の1章から4章までの入力部分の内,欠落していた部分を補う作業をして,第1章から第5章までのテキスト化を完成させました(旧仮名遣いを新かなづかいに改め,本文は,Scratchによる戯曲化に適応させるため会話体に改めています。全てが完成したら,著作権者の承諾をいただくつもりです)。
- (HP訪問者の延べ人数:48,410人)
- 2022年10月24日(月) 晴れ 後一時雨
- データ利活用推進に向けた調査研究Work3:「データ利活用推進に係る法令の整理」を作成して,まちと学びのイノベーション研究所の事務局に送りました。
- 台湾の友人とZoomミーティングを行ないました。
- 岡山県立勝山高等学校の講義(情報Ⅰ)にゲスト講師として参加し,2クラスの生徒に「情報社会における法とセキュリティ」(その2)の講義を行いました。「情報社会における法とセキュリティ」(その2)の項目は以下の通りです。
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勝山高校での「情報Ⅰ」講義レジュメ |
- 個人情報の適正な利活用と保護
- 個人情報保護法大改正Before,After
- 個人情報の保護と利活用
- 目的(個人情報保護法1条),定義(法2条)
- 個人識別符号(法2条2項),要配慮個人情報(法2条3項)
- 個人関連情報 (法2条7項,法31条)
- 知的財産権
- 著作権法の目的,パブリックドメイン(著作権法13条)
- 著作権の利活用
- 第1層(法30条の4,47条の4)
- 第2層(法47条の5)
- 第3層(法30条~50条)
- フェアユース(米国連邦著作権法107条)
- アレクシス・キヴィ(森本ヤス子譯)『七人兄弟』起山房(1942)の依頼者と,教材完成したときの 出版計画等についてZoomで懇談しました。
- (HP訪問者の延べ人数:48,420人)
- 2022年10月25日(火) 晴れ
- 真庭データ利活用推進に向けた調査研究業務に関するZoom会議に参加しました。
- 豊岡公民館でのダンス教室に参加しました。
- 日出ロータリークラブのハイブリッド例会(Zoom例会)に出席しました。
- (HP訪問者の延べ人数:48,440人)
- 2022年10月26日(水) 晴れ
- アレクシス・キヴィ(森本ヤス子譯)『七人兄弟』起山房(1942)の第5章をScratchで演劇化する作業を開始しました。(第1日目)
- 3年5カ月前に出会った台湾の友人に一昨日のZoomミーティングの感想を書いてメールで送りました。
- ロータリークラブのIM(Intercity Meeting)の実行委員会に参加しました。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:48,450人)
- 2022年10月27日(木) 曇り後晴れ
- アレクシス・キヴィ(森本ヤス子譯)『七人兄弟』起山房(1942)の第5章をScratchで演劇化しています。(第2日目)
- 川崎公民館でダンスの個人レッスンを受けました。
- 台湾の友人から,昨日私が書いた書いたメールの返事が届きました。友人が11月に外国に移住した後も,Zoomでの交流を続けることになりました。
- 大学院生と著作権法の判例研究に備えて,中山信弘『著作権法』〔第3版〕296-299頁を熟読しました。
- 『七人兄弟』の教材化の依頼者と著作権処理の方法等について懇談しました。
- (HP訪問者の延べ人数:48,460人)
- 2022年10月28日(金) 晴れ
- アレクシス・キヴィ『七人兄弟』の少年少女向けの本を福井県立図書館が所蔵していることがわかり,日出町立図書館を通じて借り出す手続きを行いました。
- アレクシス・キヴィ『七人兄弟』の英語版(Seven Brothers)があることが分かったので,Amazon.co.ukで注文しました。
- (HP訪問者の延べ人数:48,470人)
- 2022年10月29日(土) 晴れ時々曇り
- 子育てをしている友人に,私の感想を聞きたいと言われて,池田義博『子供の成功は記憶力で決まる-学力,思考力,心を育む子育て-』朝日新聞出版(2020/11/30)を読みました。
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池田義博
『子供の成功は記憶力で決まる-
学力,思考力,心を育む子育て-』
朝日新聞出版(2020/11/30) |
- 本書は,最近の教育方法論としての「暗記から思考力へ」という流れとは反対に,「記憶力を鍛えることが思考力を育てる」ばかりでなく,「心のIQであるEQ(非認知能力)をも育てる」ことを,世界の記憶力大会で優勝した経験に基づいて,明らかにする本です。
- 本書の目次(図目次を追加)は以下の通りです。
- はじめに
- 第1章 なぜ記憶力を高めることで頭が良くなるのか
- 第2章 なぜ記憶力を高めることで人間力も高まるのか
- 第3章 親として知っておきたい記憶の仕組み
- 図3:記憶は間を置いた繰り返しで強化される
- 図4:ホムンクルスの人体モデル
- 図5:エピソード記憶にするためのノートの取り方(3列方式)
- 図6:記憶のコンセプトマップ(右下の図参照)
- 第4章 子供の記憶力を上げる鍵
- 第5章 集中力を磨いて認知・非認知能力を伸ばす
- 第6章 記憶力アップのトレーニング
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図6:記憶のコンセプトマップ水平型(本書179頁) |
- 図9:暗算ゲーム
- 図10:文字並べ替えゲーム
- 図11:運動によるワーキングメモリ・トレーニング
- 図12:マス目スケッチ
- 図13:玩具で空間認識能力を鍛える
- 図14:空間を動き回る
- 図15:作家ゲーム(ストーリー法)
- 図16:抽象化トレーニング
- おわりに
- 私は,カラオケ大好き人間ですが,普通のカラオケファンとは違って,カラオケの歌詞(テロップ)を消して歌うことを目指しています。
- つまり,歌詞とメロディを暗記し,歌詞を見ずに歌う練習を繰り返しています。そうすることによって,どんな場所でも,無伴奏でも,私の唄を聴きたいという奇特な人の要求に応じて唄を歌ってあげることができるからです。
- 人を説得しようと思えば,書かれたものを読むのではなく,相手の顔を見ながら,何も見ずに話すことが絶対に必要です。
- 歌う場合も同じで,どんなにうまく歌ったとしても,歌詞を見ながら歌っていたのでは,相手に本当の感動を与えることはできません。 歌詞を暗記していなければ,満天の星を仰ぎながらリクエストに応えて愛の唄を歌うことなど出来ない相談です。
- 子供の教育であれば,なおさらでしょう。
- 何も見ることができない風呂場で唄を一緒に歌ったり,ベッドに入って,明かりを暗くしてから,暗記した物語を聞かせてあげるのが,子供の教育にとって一番です。子供も一緒に記憶力・思考力・非認知能力を獲得するようになるからです(結論)。
- 愛する人のために,日々,愛の唄の暗記に務めている私としては,この本の考え方のほぼすべてに素直に賛成することができました。
- アレクシス・キヴィ(森本ヤス子譯)『七人兄弟』起山房(1942)の第5章をScratchで演劇化しています。(第3日目)
- 私情協の会議にZoomで参加します。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行います「。
- (HP訪問者の延べ人数:48,480人)
- 2022年10月30日(日) 晴れ
- 豊岡ダンス教室の会員と連れだって,「九州ダンススポーツ協議会in大分」に出場する会員の応援のために,別府アリーナ(別府市総合体育館)に出かけました。
- ついでに,会場に設営されたダンス衣裳の専門店で,ダンス用の上下の衣装を20,800円で購入しました。
- 競技会に出場した会員のダンスの模様を,全てビデオに収録しました。
- RI第2720地区大分第3グループIM(Intercity Meeting)に参加するため,別府アリーナから,別府のホテルサンバリーアネックスにタクシーで向かいました。
- IMの全大会会議(第1部:ロータリー財団の役割と仕組み,第2部:パネルディスカッション)は,綿密な準備の甲斐があって会員60名の参加を得て,成功裏に閉幕しました。
- 両築別邸で開催されたIMの実行委員会の解散式(実質的な懇親会)に参加したところ,今回のIMを主催したガバナー補佐(両築別邸のオーナー社長)が,今期ガバナーと次期ガバナー補佐を交えて懇談したいとのことで,私を両築別邸に特別に泊めて下さることになりました。
- そして,私は,ワインをいただきながら,RI第2720地区ガバナー,今期と来期のガバナー補佐,来期の国際奉仕部門委員を交えて,今後の大分第3グループのあり方について,意見交換を行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:48,490人)
- 2022年10月31日(月) 晴れ
- まちと学びのイノベーション研究所のCOO,CMOとZoom会議を開催し,11月の予定を確認し,日程調整を行ないました。
- アレクシス・キヴィ(森本ヤス子譯)『七人兄弟』起山房(1942)の第5章をScratchで演劇化しています。(第4日目)
- Scratchによって,『七人兄弟』第5章の演劇化を完成させました。
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小説の演劇化 第5章 |
- 第5章の目次項目は以下の通りです。
- 第1幕 ユーコラからインビヴァアラへの引っ越し
- 第2幕 匐松の下の蛇の裁判所の伝説(蛇の王冠)
- 第3幕 祖父の炭焼き小屋で今後のルール作り
- 第4幕 インビヴァアラ(少女が丘)の「蒼ざめた少女」の伝説
- 第5幕 人間のさが論争と生き残った怪物の正体
- 今回の作業を通じて,これまで,コントロールが困難であった背景の変更を自由に変更できるようになりました。
- 独立した条件文ではなく,司令塔のメッセージを受けた上での条件文とすることによって,背景等のコントロールすることができることに気が付きました。
- 司令塔のメッセージを受けた上での条件文を駆使することによって,セリフのない登場動物(鶏,猫,猟犬,馬,蛇)にも,役割を持たせることが簡単になり,動画の迫力を向上させることができました。
- 今回の見せ場は,馬に乗った騎士が蛇に追いかけられるシーン(会話番号57~69)です。
- Scratchのスタートボタンを押した後に,画面の下にある「i」ボタン(インフォメーションボタン)をクリックして会話番号「57」を入力すると,そのシーンを見ることができます。
- 第5章の本来の見せ場は,実は,以下の2つのシーンです。
- 悲恋の伝説である「蒼ざめた少女」(第4幕:会話番号172~208)
- 誘惑に弱い人間のサガを論じる場面(第5幕:会話番号226~248)
- しかし,魅惑の男性ときらびやかな婦人というスプライトが不足していいて,現状では,これらの見せ場を作ることができません。
- このため,第5章の本来の見せ場については,私が,適切なスプライトを自作できるようになるまで,延期させていただくことにします。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:48,500人)
- 2022年11月1日(火) 晴れ時々曇り
- アレクシス・キヴィ(森本ヤス子譯)『七人兄弟』起山房(1942)の第6章のテキスト化を開始します。(第1日目)
- 豊岡公民館でのダンス教室に参加しました。
- 12月20日(火)のダンス教室発表会のスケジュール(開始:11:30,終了:12:30,食事会:13:00~15:00)を決めました。
- 日出ロータリークラブの臨時例会に出席しました。
- 今回は,来年度に迫った日出ロータリークラブ設立40周年行事のための実行委員会の立ち上げを行ないました。
- 大きなテーマを「青少年奉仕」と定め,青少年奉仕の歴史を振り返り,ここ10年間の日出ロータリークラブの取組み,未来への展望を行うことになりました。忘れないうちに,私の計画案をメモっておくことにしました。
- 1.日出RC青少年奉仕の歴史(帆足万里(1778-1852)から土屋元作(1866-1932)まで)
- 帆足万里の私塾(西崦精舎)→福澤百助→福沢諭吉→ロータリアン土屋元作(解説:日出町資料館長)
- 日出町出身のロータリアン「土屋元作」と日出RCがまとめた書籍『大夢翁 土屋元作』の紹介
- 日出RCの青少年奉仕活動のあゆみ
- 2.日出RC青少年奉仕の現状(30周年から40周年まで)
- 少年野球,善行褒賞(報告:40周年行事実行委員長)
- 花育の取組み(報告:職業奉仕委員長)
- 子ども食堂の取組み(報告:青少年奉仕委員長)
- 3.日出RC青少年奉仕の未来(日本の未来を担う子供のEQ(心の知能指数:非認知能力)を向上させよう。そのことに最も強い相関関係があるのは何か?)
- (1) 母親・子供塾(子ども食堂(子供の貧困ゼロを目指す)の中に以下の塾を併設する)(報告:奉仕プロジェクト委員長)
- プログラミング塾(AI:多言語翻訳を含む)(留学生の参加を促す)
- マネー塾(BI:滞納者ゼロIを目指す)(地域通貨の専門家の参加を促す)
- 環境塾(CN:カーボンニュートラル=水素社会の実現をめざす)(水素産業の協力を促す)
- (2) 女性トップ教員養成塾(報告:クラブ戦略委員長)
- イエナプランへの女性教員の派遣(教育委員会・地元企業の協力を促す)
- 合意が得られるなら,RI第2720地区 大分第3グループの共通課題として取り上げ,協力して実施する。
- 資金の裏付けとして,グローバル補助金,さらには,大規模プログラム補助金の申請を目指す。
- (3) 青少年のための官民の協力体制の構築
- 地域の教育委員会との連携
- 地域のキャラクターパークとの連携
- 地域のクリーンエネルギー産業との連携
- (HP訪問者の延べ人数:48,510人)
- 2022年11月2日(水) 晴れ
- 日出ロータリークラブ創立40周年記念行事の計画案をまとめました。
- 忘れないうちに,40周年事業計画案を日出ロータリークラブの事務局に送付しておきました。
- 日出町立図書館で,キビ(内野富男文=藤沢友一絵)「七人兄弟」が収録されている『ワイドカラー版 少年少女世界の名作』〔第40巻:北欧編2〕小学館(1970/12/25)を借りることができたので,該当部分をコピーし,熟読しました。
- アレクシス・キヴィ(森本ヤス子譯)『七人兄弟』起山房(1942)の第6章のテキスト化を行なっています。(第2日目)
- (HP訪問者の延べ人数:48,520人)
- 2022年11月3日(木) 晴れ
- 法と経営学会第2分科会(地方創生とDX)の基調報告のプレゼンファイルが事前に送られてきたので,目を通してみると,高等学校の情報Ⅰのプログラミングに関して,Scratchではなく,Pythonが選択されているのは適切である旨の記述があり,最初の例として「2から100までの間で『素数』を生成するプログラム」が取り上げられていました。
- 確かにPythonならば,僅か7行のコーディングでこの課題を実現できます。
- Pythonのプログラム
- limit = 100
- for i in range(2, limit):
- Pythonによる解の出力
- 2 3 5 7 11 13 17 19 23 29 31 37 41 43 47 53 59 61 67 71 73 79 83 89 97
- ところが,Scratchには,breakという機能がないため,「~まで続ける」という機能と,素数か素数でないかを判定する余計な変数を使って,素数の生成をする必要があります。
- 確かに,Pythonプログラミングに比べると,行数の多いプログラムになりましたが,素数でないことを述べるネコと素数であることを宣言するキリンとが,吹き出しによる表示と合成音声による音声出力が出来ているので,迫力はまるっきり違います。
-
Scratchによる「2から100までの『素数』生成のプログラミング |
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|
|
「素数」生成のプログラム |
ネコとキリンの協働による結果の出力 |
ネコ |
キリン |
変数・素数かどうかの判定表示(音声),リスト |
- 実用性を考慮すると,高校の情報Ⅰの教育においては,プログラミング言語としてPythonを選択することは適切であるというのが,基調報告者の見解ですが,ビジュアル,および,動画を重視する現代社会においては,Scratchの方が,ずっと実用的なのではないかというのが,私の見解です。
- 教科書によって差があるのですが,東京書籍の『情報Ⅰ』は,70頁~77頁において,すべてのプログラム例をPythonとScratchとを対比して掲載しています。
- 数研出版の教科書と,東京書籍の教科書を読み比べながら,これからの情報Ⅰにおけるプログラミング教育は,ScratchとPythonとを対比しながら,場合に応じて,いずれでも選択して活用できる能力を養うという方向に向かっていくのではないかとの感想を,私は持ちました。
- 日出町立図書館経由で,大分県立図書館から,アレクシイ・キヴィ(尾崎義訳)「七人兄弟」(155-294頁)が収録されている『少年少女世界文学全集37(北欧編第3巻)講談社(1965/3/20))を借りて,該当箇所をコピーして帰りました。
- 久しぶりに,『七人兄弟』のビジュアル教材化の依頼者とZoomで会議しました。
- 私が,『七人兄弟』を掲載している子供向けの文学全集(以下の2冊)を図書館から借り出したという報告をしたところ,依頼者は大いに喜ばれ,ゆくゆくは,著作権の切れた原書から直接日本語に翻訳を行い,共同で本の出版をしてはどうかという話題で盛り上がりました。
- アレクシイ・キヴィ(尾崎義訳=永井潔挿絵)「七人兄弟」『少年少女世界文学全集』〔37(北欧編第3巻)〕講談社(1965/3/20)155-294頁(後日譚を除いて,ほぼ全訳)
- キビ(内野富男文=藤沢友一絵)「七人兄弟」『ワイドカラー版 少年少女世界の名作』〔第40巻:北欧編2〕小学館(1970/12/25)141-208頁(抄訳だが,内容を深く掘り下げた意訳が見事)
- (HP訪問者の延べ人数:48,530人)
- 2022年11月4日(金) 晴れ
- アレクシス・キヴィ(森本ヤス子譯)『七人兄弟』起山房(1942)の第6章のテキスト化を行なっています。(第3日目)
- 高等学校における「情報Ⅰ」においても,Scratchプログラミングの有用性を主張するプレゼンファイルを作成しています。(第1日目)
- (HP訪問者の延べ人数:48,540人)
- 2022年11月5日(土) 晴れ
- アレクシス・キヴィ(森本ヤス子譯)『七人兄弟』起山房(1942)の第6章のテキスト化を行なっています。(第4日目)
- 高等学校における「情報Ⅰ」においても,Scratchプログラミングの有用性を主張するプレゼンファイルを作成しています。(第2日目)
- 東京書籍の高等学校の「情報Ⅰ」の教科書(70-77頁)は,PythonとScratchを対比して記述していることがわかり,励みになりました。
- プログラムの基本構造 1.プログラミングをはじめよう,2.演算
-
Python |
Scratch |
1 |
print('Hello!'+'World.') |
#HelloとWorldを
#つなげて表示表示 |
|
実行結果 |
Hello! World. |
|
- プログラウの基本構造 3.値の扱い方
-
Python |
Scratch |
1 |
x=10 |
#xに10を代入 |
|
2 |
x=x+5 |
#xにx+5(=15)を代入 |
3 |
print(x) |
#xを表示 |
実行結果 |
15 |
|
- 発展的なプログラム(2) 2.関数
-
Python |
Scratch |
1 |
def circle(r): |
#関数circle(r) を定義 |
|
2 |
return r*r*3.14 |
#戻り値を半径rの円の面積にする |
3 |
|
|
4 |
r=int(input('半径?')) |
#半径を入力させてrに代入 |
5 |
area=sircle(r) |
#circle(r)の計算結果をareaに代入 |
6 |
print(area) |
#areaを表示 |
実行結果 |
半径?
314.0 |
|
- このように,PythonとScratchを対比しながらプログラミングの教育をすることが今後の情報教育の一大潮流になるものになると思います。
- 法と経営学会・第2分科会(地方創生とDX)の第18回会議を開催しました。
- 基調報告「高等学校の『情報Ⅰ』教育と地方創成DX」
- 基調報告の「まとめ」は以下の通りでした。
- 高校の「情報1」においては,pythonを採用しているものも少なくないだろうが,プログラミングの教育に関しては,python以外のプログラミング言語たとえば,「ドリトル」のような初心者向けのプログラミング言語も想定されている。
- scratchのようなプログラミングは,プログラミングに親しみを与えることはできても,初等的プログラミングはローコード・ノーコードにより置き換えられる可能性が高く,社会実装にはあまり役立たない。
- たとえば,社会実装には情報セキュリティが安定した運用のためにも重要である。
- DXを実現するためには,業務に精通すると共に,情報技術の社会実装という視点こそが重要である。
- Scratchにはまっている私としては,以下のようなコメントをして,議論を盛り上げました。
- 1.情報Ⅰの授業時間数が少なすぎて,プログラミング教育に時間が取れないのであれば,なおさらのこと,Scratchからはじめるべきではないだろうか。
- Pythonにはまる生徒は少数だが,Scratchなら,多数の生徒がプログラミングが好きになる。先生は少し教えるだけで,生徒たちがゲームを作ったりしながら,教えあい・学び合うという好循環が生まれる。
- Scratchのプログラミングは,左の欄に体系的列挙されているコードブロックを積み重ねていくだけなので,Pythonとは違って,エラーで悩まされることがない。
- Scratchでプログラミングの面白さを知った後で,Scratchと対比しながらPythonを導入すれば,生徒は,短時間の導入授業だけで,自発的に両言語をマスターする方向に進むと思われる。
- 2.教育現場では,情報Ⅰと各教科との関係をどのように進めるかが問題とされている。
- この点も,Scratchであれば,数十か国語に対応している翻訳機能を使って,国語や英語教育だけでなく,多言語教育を簡単に実現できる。数学もScratchで視覚化しながら学べるし,物理,化学,生物も,さらには,地理,歴史,政治・経済などの社会科学系の教科についても,さらには,音楽や美術についても,生徒が自分に合った教材を自作できる。
- 小学校のScratchを使った教材例(松下孝太郎=山本光『スクラッチプログラミング事例大全集』技術評論社(2020/9/16)205-286頁)を見ていただければ,Scratchなら,情報Ⅰと他の教科との連携がいかに簡単に実現できるか理解していただけると思う。
- 3.東京書籍の情報Ⅰの教科書では,ありとあらゆる箇所で,PythonとScratchとが対比しながら取り上げられている。
- 情報Ⅱでは,Pythonが必須となるのであれば,なおさらのこと,Scratchから始めるべきではないだろうか。
- Scratchのプログラムは,テキスト,映像,音声ファイルをZipファイルで圧縮したものである。したがって,Pythonとは違って,プログラムをテキストファイルだけで表現できないというデメリットがある。しかし,その逆に,視覚化・音声化が容易なために,どんな教科にも適合的であるというメリットがある。
- 出力の結果としてテキストが必要なら,リストを使えばよく,Excel等のスプレッドシートとの連携も容易である。
- 4.その上に,Scratchは,さまざまな情報機器との接続が容易である。
- 私は,2か月前に,Scratchでドローンを飛ばす授業にも立ち会ったが,一日のScratchの学習だけで,受講者がドローンを完璧に制御することができたのには驚いた。
- 5.プログラミング教育の敷居を下げ,短時間でプログラミングの意味を理解させようと思うのであれば,Scratchが最適である。したがって,小学校でScratchを学んでいない現在の高校1年生には,Pythonより先に,少なくともPythonとともに,Scratchを教えるべきではないだろうか(結論)。
- (HP訪問者の延べ人数:48,550人)
- 2022年11月6日(日) 晴れ
- アレクシス・キヴィ(森本ヤス子譯)『七人兄弟』起山房(1942)の第6章のテキスト化を行なっています。(第5日目)
- 今回の第5章は,これまでの章の倍ほどの分量があり,テキスト化に時間がかかりましたが,やっとテキスト化を終了することができました。
- 大分市ホルトホールで開催される大分県ダンススポーツ協会の「スポーツ・ガバナンス研修会」に出席しました。
- 講師が,あまりにも,カタカナ外国語を連発されるので,以下のような質問をしました。
- 私たちの団体であるダンス(舞踏)の立場からすると,本日のテーマの一つである「スポーツ」とは,「美しい技を競う」という意味を込めて,「競技」という日本語で表現してよいと思います。
- 講師のより広い立場からするならば,「スポーツ」を日本語で表現するとすれば,どのようになりますか?
- ところが,講師は,「スポーツ」は,「ゲーム」という言葉でしか説明できず,日本語では表現できないと断言されました。
- 私としては,本当は,その次に,以下のような質問をしようと思っていました。
- 本日の主題である,「ガバナンス」について,私は,「組織の目的(講師の言葉では,レゾン・デートル)を実現するための自己規律」という意味で,「統治」でよいと思うのですが,どうでしょうか?今日の講義では,ガバナンスを「統治」というと,誤解が生じるということでしたが,なぜでしょうか?
- しかし,講師は,「スポーツ」でさえ,日本語にできないとのことだったので時間の関係もあって,続きの質問は断念しました。
- 中国語のように,外来語をすべて自国語に翻訳するという努力を続けることなく,カタカナ日本語に頼って,外来語を日本語に翻訳する努力を怠っていると,そのうち,日本語はカタカナ外来語で埋め尽くされ,本来の日本語は死滅するのではないかという危機感を覚えました。
- なにごとも,「世界をリードする役割を果たしたい」という意欲を失うと,腐敗が進むのだなと,自戒を込めてため息をつきました。
- (HP訪問者の延べ人数:48,560人)
- 2022年11月7日(月) 晴れ
- まちと学びのイノベーション研究所」の顧問と「情報Ⅰ」の授業展開についてZoomで情報交換行ないました。
- まちと学びのイノベーション研究所のCOO,CMOと懸案事項について懇談しました。
- アレクシス・キヴィ(森本ヤス子譯)『七人兄弟』起山房(1942)の第6章のテキスト化が終了したので,Excelを使って,登場人物ごとにセリフを割り付ける作業を行いました。その後,そのデータをScratchのリストの読み込んで,演劇化プログラムを作成しています。
- NagoyaRyuNetの総会と理事会に出席し,理事として留任することになりました。博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:48,570人)
- 2022年11月8日(火) 晴れ (皆既月食)
- アレクシス・キヴィ(森本ヤス子譯)『七人兄弟』起山房(1942)の第6章のScratchによる演劇化が完成したので,依頼者にURLを送りました。
- 『七人兄弟』の第6章は,分量が多く,完成したScratchのプログラムをそのまま再現すると1時間20分を要するので,全ての章の演劇化が完成した後は,簡略版を作成する必要性を感じています。
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キヴィ『七人兄弟』第6章の演劇化 |
- 1.分量が多いと,当然のことですが,まず,テキスト化に時間がかかります。
- Sokki Voiceという音声入力システムをフル活用して,入力の負担を軽減していますが,同音異義語が多い日本語においては,完璧なテキスト化は無理です。したがって,タイピング入力の場合と同様,修正に時間が必要です。
- 2.テキスト化した文章のScratchによる音声合成は,かなり優れていますが,ときどき,とんでもない発音をしてしまいます。
- 音声を聞きながら,このミスを別ファイルで修正しているのですが,この作業が,もっとも時間を食います。この点も,優れたソフトウェアの探索が必要です。
- 3.Excelによるセリフの役割分担作業は,苦になりません。しかし,それをCSVを通じてScratchのリストに読み込ませた後,発音の誤りを修正して,もとのExcelとの同期を取る作業を手作業でしているため,この時間もばかになりません。この作業の自動化が,今後の課題です。
- 4.役割分担したセリフをスプライトに振り分ける作業も,スプライトの数,合成音声の種類が少ないため,苦労します。
- スプライトを簡単に作ることができるソフトウエアを探す必要があります。
- 以上の点を改善しながら,全14章の演劇化を実現するため,今後とも,時間に追われながら地道な作業を続けます。
- というわけで,ふりだしに戻って,第7章のテキスト化の作業を明日から開始します。
- 豊岡公民館でのダンス教室に参加しました。
- 知能システム工学講座の教授と,Scratchの実用性について懇談しました。
- Pythonにあって,Scratchに欠けているのは,おそらく,再帰プログラミング機能と正規表現などの文字列処理機能だろうということでした。
- 日出ロータリークラブのハイブリッド例会(Zoom例会)に出席しました。
- 今回は,社会奉仕部門からの出前セミナーで,RCC(Rotary Community Corps:ロータリー地域社会共同隊)についての卓話を聞きました。
- 私から,日出ロータリークラブで展開中の子ども食堂支援活動としての「なかよしクラブ」をRCCとして編成できるかどうか,年会費は,どのくらいに設定すべきかを質問しました。
- 社会奉仕部門長からは,RCCとしての編成は可能であり,年会費は,3,000円程度であるとの回答をいただきました。
- (HP訪問者の延べ人数:48,580人)
- 2022年11月9日(水) 晴れ
- 深谷格=森山浩江=金子敬明編著『生と死の民法学』成文堂(2022/11/20)301頁が発刊されました。
- 出版社から,本書1冊と,抜き刷り30余部が送られてきました。
- 私の論文は,本書の最後の章である第4章「隠喩としての生と死」に,加賀山茂「民法(債権関係)改正で削除された条文の生と死-動的平衡(dynamic
equilibrium)理論の視点から-」として掲載されていました。
- ルトガー・ブレグマン『隷属なき道-AIとの競争に勝つベーシックインカムと一日三時間労働-』文藝春秋(2017/5/25)がアマゾンから届いたので,読み始めました。(第1日目)
- 台湾の友人とZoomミーティングを行いました。
- 友人が11月17日に多国へ移住した後の連絡方法について検討しました。
- (HP訪問者の延べ人数:48,580人)
- 2022年11月9日(木) 晴れ
- ルトガー・ブレグマン『隷属なき道-AIとの競争に勝つベーシックインカムと一日三時間労働-』文藝春秋(2017/5/25)を読んでいます。(第2日目)
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ルトガー・ブレグマン
『隷属なき道-
AIとの競争に勝つベーシックインカムと
一日三時間労働-』
文藝春秋(2017/5/25) |
- 本書は,すべての市民が自立し,格差の少ない社会を形成するためには,平等にBI(Basic Income)が不可欠であることを明らかにした本です。
- BI,すなわち,ベーシックインカムとは,国民に対して健康で文化的な最低限の生活を保障するという国・自治体の責任として,複雑な手続と無駄な費用を要する社会福祉制度を廃止し,その代わりに,削減した額の相当額をすべての国民に無条件で給付し,貧困を撲滅し,すべての人を納税者に変えるという制度〔滞納者ゼロ政策〕のことです。
- 本書は,このBI(国民の権利として,政府がすべての国民に一定の生活費を無条件で現金を給付する制度)に対する従来の偏見(現金給付は,人を怠惰にし,人が働かなくなる)を正すために,これまでに行われてきた以下のようなBIの歴史を再検討し,BIは,人が働けるようになる基盤となり,人を不幸にする最大の原因である貧困を撲滅にするのに有効であることを論証しています。
- 1795年,英バークシャー州スピーナムランド村で実施されたBIであるスピーナムランド制度(大失敗との公式報告は捏造で,実は,成功例)。
- 1970,1971年,米大統領ニクソンが提出し,下院では承認されたが,上院で否決されたBI法案。
- 1973年,カナダで実施された世界最大規模のBIであるミンカムの成功例。
- 1997年,米ノースカロライナ州で,カジノの収益金から,チェロキー族一人当たり6000ドルを給付した成功例。
- 本書の目次は以下の通りです。
- 第1章 過去最大の繁栄の中、最大の不幸に苦しむのはなぜか?
- 第2章 福祉はいらない、直接お金を与えればいい
- 第3章 貧困は個人のIQを13ポイントも低下させる
- 第4章 ニクソンの大いなる撤退
- 第5章 GDPの大いなる詐術
- 第6章 ケインズが予測した週一五時間労働の時代
- 第7章 優秀な人間が、銀行家ではなく研究者を選べば〔才能はより社会に還元される〕
- 第8章 AIとの競争には勝てない
- 産業革命時代,織物工は蒸気機関に仕事を奪われた。そして今,AIとロボットが「中流」と呼ばれる人々の仕事を奪う。その結果,富の不均衡は極大化する。今こそ,時間と富の再分配,〔すなわち,〕労働時間短縮とベーシックインカムが必要だ。
- 第9章 国境を開くことで富は増大する
- 第10章 真実を見抜く一人の声が、集団の幻想を覚ます
- 終章 「負け犬の社会主義者」が忘れていること
- 本書のもともとの題名は,"Utopia for realists"『現実主義者のための理想郷』です。豊かな人生を送るためには,人間にはユートピアが必要であり,中世において夢見られてきた,乳と蜜の流れる土地「コケイン」païs de cocaigne(満ち足りた土地),というユートピアがほぼ実現された現代においては,新しいユートピアが必要であり,それが,BIによる貧困の撲滅であるというわけです。
- 本書の日本語の題名は,著者との相談の上で,ハイエクの『隷属の道』を念頭において,『隷属なき道』とされたとのことです。
- 本書で「隷属の道」として批判の対象とされているのが,無駄な手続で役人を焼け太りさせ,本人のプライバシーと自尊心を踏みつけにする生活保護等の社会福祉制度です。
- 正しいと信じられてきた社会福祉制度を廃止して,BIを実現することが「隷属なき道」になるというのですから,その論証は並大抵の努力では足りません。
- 本書は,この困難な課題について,奴隷制度の廃止とか,女性の解放とかのように,「その当時は夢物語であり,実現不能と思われてきたことが,人類の歴史を通じて実現されてきた」という文脈の下において論証を進めています。
- 本書は,現代におけるユートピアは,貧困が撲滅された社会であることを説得的に論証しつつ,「貧困は本人の自己責任であり,BIは,人を怠惰にし,人を働かないようにさせる危険な政策である」という考え方が,実は,データに基づかない,または,捏造されたデータに基づく偏見であることを論証しています。そして,現実には,貧困者は,BIによって始めて働く環境を手に入れることができ,貧困から脱出して納税者となるのであって,財政的にも問題が生じないことを論証しています。
- もっとも,本書の副題である「AIとの競争に勝つベーシックインカムと一日三時間労働」は,本書の内容(特に,第8章:AIとの競争には勝てない)と矛盾しています。
- ベーシックインカムと一日3時間労働が必要なのは,いずれ(おそらく,2045年までには),すべての人間が機械(AIとロボット)との競争に負けるからこそ,敗者である人間にも,機械(勝者)と人間(敗者)とが生産した富と時間とを公平に再分配する仕組みが必要となるからです。
- AIとロボットの競争に負けて失業したら,「何か別の仕事を始めたり,覚えたりすればいい」という人もいます。しかし,新たな仕事の技術を身につけても,苦労が報われるという保証はありません。なぜなら,また別の機械が作られて,それが新しい仕事を奪うからです(本書199頁)。
- したがって,本書の副題(おそらく出版社がつけたのでしょう)は,「人間がAIとの競争に負けるから必要となるベーシックインカムと一日3時間労働」と改訂すべきでしょう。
- 本書は,BIが危険な政策だと思っている人ばかりでなく,BIを進めるための理論的な根拠を求めている人に対しても推薦できる良書だと思います。特に,後者にとっては,本書の本文の最後のページ(269-270頁)のアドバイスは,とても魅力的です。
- 図太くなることだ。人が語る常識に流されてはいけない。世界を変えたいのであれば,わたくしたちは非現実的で,無分別で,とんでもない存在になる必要がある。思い出そう。かつて,奴隷制の廃止,女性の選挙権,同性婚の容認を求めた人々が狂人とみなされたことを。だがそれは,彼らが正しかったことを歴史が証明するまでの話だった。
- 川崎公民館でダンスの個人レッスンを受けました。
- Rumbaに特化して,流れを分割しながらステップを確認し,先生にダメ出しを行ってもらいました。
- (HP訪問者の延べ人数:48,600人)
- 2022年11月11日(金) 晴れ
- ルトガー・ブレグマン『隷属なき道-AIとの競争に勝つベーシックインカムと一日三時間労働-』文藝春秋(2017/5/25)を読んでいます。(第3日目)
- 1968年2月3日から9日間ニューヨークで起こったゴミ収集員のストライキの甚大な影響と,1970年5月4日から半年間に及ぶ銀行員のストライキの軽微な影響との対比が秀逸です(本書157-176頁)。
- 富を創造する仕事(農業・工業産業)でも,供給量が増えれば,市場価格は下がります。富を移動するだけで富を創造しない仕事(怪しげなサービス産業)でも,資格制度を創設して供給量を減らせば,市場価格は上がります〔私は,市場のパラドックスと呼びたい〕。
- 筆者が「進歩のパラドックス」と呼ぶこの現象によって,現代は,儲かるだけで社会にとって有益とは言えない仕事に人々が集まり過ぎて,多くの人無駄な努力を重ねすぎているのではないだろうか〔死ぬ間際になって,を後悔する人が多する〕,というのが筆者の考え方です。
- 現代の教育に対する筆者の以下の批判も,耳が痛くなる思いです。
- (誤った問題設定)2030年の市場で雇用されるために,今日の学生はどのような知識とスキルを身につけるべきか?
- (正しい問題設定)2030年に自分の子ども〔今日の学生〕に備えてほしい,〔それで生計を立てたい〕知識とスキルとは何か?
- その理由は,現在のすべての仕事に意味があるという信条も,給料が高ければ,その仕事の社会的価値も高いという誤った考えも棄てるべきだからです(本書175頁)。〔意味のある仕事には,もちろん,貴賤はない。〕
- アレクシス・キヴィ(森本ヤス子譯)『七人兄弟』起山房(1942)の第7章のテキスト化を開始します。(第1日目)
- (HP訪問者の延べ人数:48,620人)
- 2022年11月12日(土) 晴れ後曇り
- ルトガー・ブレグマン『隷属なき道-AIとの競争に勝つベーシックインカムと一日三時間労働-』文藝春秋(2017/5/25)を読んでいます。(第4日目)
- 本書の第8章(AIとの競争には勝てない)を読んでいて,本書の副題(おそらく,出版社がつけたものでしょう)「AIとの競争に勝つベーシックインカムと一日三時間労働」が第8章(AIとの競争には勝てない)の内容と矛盾していることに気づきました。
- 本書の白眉ともいえる第8章を尊重するのであれば,本書の副題は,「人間がAIとの競争に負けるから必要となるベーシックインカムと一日3時間労働」へと変更すべきだと思います。
- 自然災害との戦いにおいても,ウイルスとの戦いにおいても,AIロボットとの戦いにおいても,人間は「負ける存在」であることを自覚すべきです。負けることを認めることによって(負けたからといって卑屈になる必要はありません。Win-Winと思っておけばよいのです),自然との共存,ウイルスとの共存,AIロボットとの共存が実現できるのです。
- アメリカと中国と戦争して負けることを知ったからこそ,日本は戦争の悲惨さを体験し,平和を享受できているのです(アメリカ軍に隷属している現状は,行き過ぎですが…)。同様にして,女性から生まれた男性が,女性に勝てると思ってはなりません。女性をあらゆる面で支援してこそ,男性の存在価値が生まれることを世の男性は知るべきでしょう。
- 私たち人類は,巨大生物に対して「負ける存在」として出発したのであり,いまなお,負ける存在であることを自覚し,「強者の論理」を棄てて,自然とも,生物とも,ロボットとも,そして,人間同士とも共存する道(本書のいう「隷属なき道」)を模索すべき時代になっていると,私は信じています。
- アレクシス・キヴィ(森本ヤス子譯)『七人兄弟』起山房(1942)の第7章のテキスト化を続けています。(第2日目)
- 本書の第7章のテキスト化を音声入力で一応の完成をさせました。ただし誤変換を訂正する作業が残りました。
- 日出ロータリークラブの会長エレクトとして,玖珠・大分1985・日出 3ロータリークラブの合同例会に参加しました。
- 合同例会は,やまなみきのこ産業の工場を見学した後,飯田高原ひねもす丘で開催されました。
- 秋晴れの温暖な気候の下,360度のパノラマ展望を楽しみながら,玖珠RC=大分185RC=日出RCという3つのロータリークラブの人々と昼食をしながら交流をすることが出来ました。
- この3RCを姉妹クラブへと発展させようという将来計画の提案もなされました。
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玖珠RC・大分1985RC・日出RCの合同例会 in ひねもす丘 |
- 台湾の友人とZoomミーティングを行いました。
- 友人が外国に移住しても,きちんと連絡を取り合うことが出来るようにするための手段(e-mail,PCまたはスマホでのZoomミーティング,無料電話接続など)を実際に試してみて,すべてうまく機能することを確認できました。
- (HP訪問者の延べ人数:48,630人)
- 2022年11月13日(日) 雨 後曇り
- ルトガー・ブレグマン『隷属なき道-AIとの競争に勝つベーシックインカムと一日三時間労働-』文藝春秋(2017/5/25)を読んでいます。(第5日目)
- 本書を読み終えました。本書のアイディアは,おそらく,以下の3点にまとまるように思います。
- 現代社会の抱える課題は,貧困問題であり,以下の3つの課題を解決することによって解決できる。
- 所得の公正な分配…BI(Basic Income)の実施による。滞納者ゼロが実現される。〔MMTという理論が裏付けとなる〕
- 時間の公正な分配…一日3時間労働の実施による。失業者ゼロが実現される。〔あらゆる差別の廃止という考え方が支えとなる〕
- 空間の公正な分配…国境の開放(移民の受入れ)による。多様性の確保と格差の是正により,いじめゼロが実現される〔移民の歴史と移民に関するのデータ分析が裏付けとなる〕
- アレクシス・キヴィ(森本ヤス子譯)『七人兄弟』起山房(1942)の第7章のテキスト化を続けています。(第3日目)
- テキスト化が完成したので,Excelによる登場人物の役割の配分を行い,戯曲化が完成しました。明日から,Scratchnプログラムを作成する作業に入ります。
- (HP訪問者の延べ人数:48,640人)
- 2022年11月14日(月) 晴れ時々曇り
- まちと学びのイノベーション研究所」の顧問と「情報Ⅰ」の授業展開についてZoomで情報交換行ないます。
- まちと学びのイノベーション研究所のCOO,CMOと今後の人事構想について検討します。
- 台湾の友人とZoomミーティングを行います。
- 友人が外国に移住するため,当分の間,定期的なZoom会議は今日で終わります。
- 明治学院大学・これくら研の日程調整を行ないました。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:48,650人)
- 2022年11月15日(火) 晴れ
- アレクシス・キヴィ(森本ヤス子譯)『七人兄弟』起山房(1942)の第7章のScratchによる演劇化作品(75分もの)が完成したので,作品のアップロード先のURLを教材作成の依頼者に送付しました。
- 豊岡公民館でのダンス教室に参加しました。
- 12月20日の内部での成果発表会に向けて,それぞれの種目別に練習を行いました。私は,Rumbaを選択して,練習に励みました。
- 日出ロータリークラブのハイブリッド例会(Zoom例会)に出席しました。
- ゲストに日出町で活躍しているたんぽぽ食堂の代表者,里海ホームの代表者を招いて,子供の貧困の実態について報告を受け,今後,お互いに協
力し合うことを合意しました。
- (HP訪問者の延べ人数:48,660人)
- 2022年11月16日(水) 晴れ
- 今週は,Scratch作品の作成だけでなく,そのほかの原稿締め切りが迫っているため,今日は,アレクシス・キヴィ(森本ヤス子譯)『七人兄弟』起山房(1942)のテキスト化を集中して行いました。
- その結果,第8章のテキスト化を1日で完成することが出来ました。もちろん,丸一日はかかりました。
- Scratchでの演劇化は,週末を利用して作成します。
- (HP訪問者の延べ人数:48,670人)
- 2022年11月17日(木) 晴れ一時雨
- 母が体調を壊したので,病院に付き添いで出かけました。
- 血液検査の結果,一定期間処方薬を使い,水分を余分に摂って様子を見る必要があることがわかりました。
- 台湾の友人が外国に移住するので,Zoomで見送りをしました。
- (HP訪問者の延べ人数:48,680人)
- 2022年11月18日(金) 晴れ
- 井上拓『SNS別 最新 著作権法入門-「これって違法!?」の心配が消えるITリテラシーを高める基礎知識-』誠文堂新光社(2022/8/20)を読みました。
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井上拓
『SNS別 最新 著作権法入門-
「これって違法!?」の心配が消える
ITリテラシーを高める基礎知識-』
誠文堂新光社(2022/8/20) |
- 今年から高校教育で必修科目となった「情報Ⅰ」では,情報に関する法律も大きく取り上げられるようになりました。この教科書との対比で,本書を読み進めました。
- 以下に述べるように,『情報Ⅰ』の教科書の著作権に関する解説が不十分である点を考慮すると,本書は『情報Ⅰ』の著作権法の解説を補足する副読本として,有用であると思われます。
- もっとも,2018年,2020年の著作権法改正の最重要ポイントである,著作権法30条の4(著作物に表現された思想又は感情の享受を目的としない利用),47条の4(電子計算機における著作物の利用に付随する利用等),および,47条の5(新たな知見・情報を創出する電子計算機による情報処理の結果提供に付随する軽微利用等)についての言及がない点は,残念なところであり,他の図書によって追加する必要があります。
- 本書の目次は以下の通りです。
- 第1章 著作権って何?
- 第2章 SNS投稿の気になる事例を解説! これってアウト? セーフ?
- 第3章 SNSで正しく著作物を扱うために知っておきたいこと
- SNS別 利用規約・ガイドラインの抜粋
- 著作権の支分権のまとめ
- 索引
- 上記の図書と対比すべき東京書籍の『情報Ⅰ』の場合,巻末の資料編には,「いろいろな法律」というタイトルの下に,以下の法律が,条文を含めて紹介されています。資料の最初の法律が基本法といわれている六法ではなく,「著作権法」であるのが新鮮です。
- ①著作権法(1条(目的),10条(著作物の例示),18条~20条(著作者人格権),30条(私的使用のための複製),32条(引用),35条(学校その他の教育機関における複製等),47条の3(プログラムの著作物の複製物の所有者による複製等),51条(保護期間の原則),119条(罰則)
- 作成に時間がかかる教科書の限界とはいえ,フェアユース(公正な利用)の拡大へと向かいつつある最新の大改正(第1層:30条の4,47条の4,第2層:30条の2,47条の5)が全く紹介されていないのは,残念です。この点は,上記の図書も同じです。
- ②個人情報の保護に関する法律(個人情報保護法)(1条,2条,15条~18条,23条,76条,83条)
- ここにおいても,教科書の限界とはいえ,個人情報保護関連の三つの法律が統一化されるという大改正が紹介されていないのも残念です。
- ③不正アクセス行為の禁止等に関する法律(不正アクセス禁止法)(1条,2条,3条,7条)
- ④特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律(プロバイダ責任制限法)(1条,3条,4条)
- 教科書本文では,個人情報の流出(No.5 ),著作権(No.7),より良い情報社会へ(No.10),産業財産権,著作権の例外規定,クリエイティブ・コモンズ(章末資料),情報セキュリティ(No.35)の順序で,上記の法律の解説・言及がなされています。従来の高校教育における法の紹介が憲法や,基本法とされている民法,刑法,商法ではない点が特色となっています。
- この教科書では,「著作権法」は,見開きの2ページを使って以下の順序で解説されています(18-19頁)。
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東京書籍『情報Ⅰ』(2022/2/10)
「情報Ⅰ」は今年度から高校の必修科目 |
- 1.知的財産権
- 2.著作権とは
- 3.著作者の2つの権利
- 引用のルール
- 第1の「知的財産権」の個所では,著作権と並立する「産業財産権」への言及がありますが,産業財産権については,章末資料として別個に取り上げられており,アイデアを保護する「産業財産権」と,思想・感情の表現を保護する「著作権法」との棲み分けと関連性が記述されていません。この点,上記の図書7頁の図「著作権のしくみ,著作権の目的」は,非常に有用です。
- 知的財産権の中で著作権を位置づけるのであれば,次のような体系を簡略化して示す必要があるように思われます。
- 知的財産権
- 1.産業財産権
- 基本権
- 特許権 (特許法)
- 実用新案権 (実用新案法)
- 意匠権 (意匠法)
- 商標権 (商標法)
- その他の産業財産権
- 回路配置利用権(半導体回路配置保護法)
- 育成者権(種苗法)
- 商号(商法11条~18条の2)
- 営業秘密(不正競争防止法2条6号)
- 2.著作権 (著作権法)
- 基本権
- 著作者人格権
- 著作財産権 (著作権といえば,通常は,この著作財産権を示す)
- 出版権
- 著作隣接権
- 第2の「著作権とは」の個所では,著作権を「人が創作した作品と作者を守るための権利である」と記述し,作品を広める人の権利である「著作隣接権(1条,89条~104条)」,「出版権(79条~88条)」が無視されていますし,利用者の権利(著作権の制限)については,章末資料で,「著作権の例外規定」として,補足的に取り上げられているに過ぎません。
- 第3の「著作者の2つの権利」の個所では,著作者人格権と著作権(著作財産権)とが区別して記述されていますが,わが国の著作権法は,他の諸国と比較して,著作者人格権の保護が過剰であるため,著作物の利用が大幅に制限されています。
- 例えば,著作者の主観の過大な重視によって引用が困難となっており,また,パロディが禁止されると解釈されているため,日本の伝統である「本歌取り」が阻害されていることについての言及がなされていません。
- このような,著作者人格権の過保護状態によって,わが国の文化の発展ばかりでなく,わが国の経済の発展にも支障が出ている点についての記述が欠けています。
- 「引用のルール」の個所では,引用のルールが5つに分けて,具体例の下で分かりやすく解説されています。もっとも,5つのルール(①引用する必然性がある,②引用部分が他の部分と区別できる,③引用部分を勝手に変えない,④引用部分が全体の一部である,⑤出典が明記されている)とすると,ルールの数が多すぎて覚えにくいので,上記の図書35頁「引用にあてはまる条件」のように,以下の三つのルールにまとめて説明する方が良いと思われます。
- 明瞭区別性
- ②引用部分が他の部分と区別できる,⑤出典が明記されている
- 主従関係
- 正確・正当な範囲
- ①引用する必然性がある(不要な部分まで引用しない),③引用部分を勝手に変えない
- いずれにしても,次年度以降の教科書には,今回の著作権法大改正(2018年,2020年改正)を取り込む必要があります。
- 今回の改正が,利用者のフェアユース(公正な利用)の範囲を拡大する方向への動きを強めていることから考えても,著作権を著作者だけの権利として記述するのではなく,著作権法を作品の著作者,作品を広める著作隣接権者,作品を享受する利用者という三者の権利義務を調和するための法律として解説することが重要であると思われます。
- 母の病気,友人の外国への移住など,気がかりな問題が解決したので,DXの法律問題について執筆を再開しました。
- 「データ利活用推進に係る法令の整理」というPowePointのファイルを作成したので,まちと学びのイノベーション研究所のCOOに送付しました。
- (HP訪問者の延べ人数:48,690人)
- 2022年11月19日(土) 曇り
- 母の病気が回復に向かっているかどうか,病院で検診を受けるため,母の付き添いをしました。
- 全快していないため,1週間,様子を見ることになりました。
- DXに関する「データ利活用・推進に係る法令の整理」について,情報を追加しました。
- アレクシス・キヴィ(森本ヤス子譯)『七人兄弟』起山房(1942)の演劇化を行なうため,せりふをExcelで配役ごとに整理をし,Scrachのプログラミングを開始し,一応完成をしました。
- (HP訪問者の延べ人数:48,700人)
- 2022年11月20日(日) 曇り後雨
- アレクシス・キヴィ(森本ヤス子譯)『七人兄弟』起山房(1942)の第8章の演劇化のプログラムが完成したので,合成音声が正しく機能しているかどうか検査し,誤りを訂正しました。
- (HP訪問者の延べ人数:48,710人)
- 2022年11月21日(月) 雨後晴れ
- まちと学びのイノベーション研究所」の顧問と「情報Ⅰ」の授業展開についてZoomで情報交換行ないました。
- まちと学びのイノベーション研究所」のCOO,CMOと明日の真庭市役所での報告の打ちあわせを行いました。
- 岡山県真庭市に出張します。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行います。
- (HP訪問者の延べ人数:48,720人)
- 2022年11月22日(火) 晴れ
- 内海聡『医師が教える新型コロナワクチンの正体-本当は怖くない新型コロナウイルスと本当に怖い新型コロナワクチン』ユサブル(2021/6/15)を読み始めました。(第1日目)
- 岡山のホテルを出て,まちと学びのイノベーション研究所のCMOとともに,真庭市の事務所に向かいます。
- 真庭市役所で,真庭市データ利活用推進に向けた調査研究業務に関して,「WORK3(データ利活用推進に係る法令の整理)」の調査報告を行いました。次回は,今日の議論を踏まえて,12月22日に,さらに充実した報告を行う予定です。
- 真庭市役所での仕事を終えて,大分に帰りました。
- 帰宅後,名古屋大学の台湾からの留学生に対して,日本のアスベスト被害に関する法律と判例の現状について,Zoomで説明をを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:48,730人)
- 2022年11月23日(水) 勤労感謝の日 雨後曇り (ワールドカップで,日本チームが尊敬するドイツチームを2対1で破りました。快挙です。)
- 内海聡『医師が教える新型コロナワクチンの正体-本当は怖くない新型コロナウイルスと本当に怖い新型コロナワクチン』ユサブル(2021/6/15)を読んでいます。(第2日目)
- アレクシス・キヴィ(森本ヤス子譯)『七人兄弟』起山房(1942)の第9章の演劇化を行います。
- (HP訪問者の延べ人数:48,740人)
- 2022年11月24日(木) 晴れ
- 内海聡『医師が教える新型コロナワクチンの正体-本当は怖くない新型コロナウイルスと本当に怖い新型コロナワクチン』ユサブル(2021/6/15)を読み終わりました。(第3日目)
- 本書は,製薬会社から資金提供を受けなければ,研究が出来なくなる,いわゆる御用学者の唱える新型コロナウイルスに対するワクチンの有効性に対して,根本的な批判を行なった啓蒙書です。
- 結論が正しいか,正しくないのかは,歴史の判断に委ねざるを得ませんが,私が法律の専門家,消費者問題の専門家として疑問に思ってきた以下の点について,すべて明快な判断を下しており,ワクチンを信頼している人も,信頼していない人も一読に値する画期的な本だと思います。
- マスコミに登場する医学の専門家に対する私の疑問
- 従来の薬害に対しては,死亡と薬品との間の因果関係を厳密に認定すべきことを主張してきたにもかからず,今回のコロナ禍においては,死亡とウイルスとの間の因果関係について,いとも簡単に因果関係を認定しているのは,なぜなのか?
- 医学者が死亡と持病との因果関係を無視して,ウイルスを死因だと認定して平気でいられるのはなぜなのか?風邪やインフルエンザの場合も,そうしてきたのか?
- 食品の遺伝子組み換えに反対する人々に対する私の疑問
- 食物の遺伝子組み換えに反対する人々が,人間の体にRNA遺伝子を取り込むことに無神経なのはなぜなのか?
- 私たちのような老人はまだしも,これから子孫を残す可能性のある若い人々にRNA遺伝子を注入することになぜ反対しないのか?
- 財政赤字に批判的な人々に対する私の疑問
- 受益者負担・自己責任を標榜してきたにもかかわらず,血税で購入された高価なワクチンを無料で摂取することに反対せずに,平気で摂取することが出来るのはなぜなのか?
- ワクチン接種が有効であると信じるのであれば,財政赤字を増価させる無料摂取に反対し,相応の対価を支払って摂取する制度への変更を促進すべきではないのか?
- 本書を読んで,私は,上記の疑問に対する答えを得ることができました。興味がある方々は,本書を読んで,いろいろ考えていただけるとうれしいです。
- 特に,私たちの免疫システムについて,基本に立ち返って解説している個所(本書112-127頁)は,有用だと思います。
- 本書の目次は,以下の通りです。
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内海聡
『医師が教える新型コロナワクチンの正体
-本当は怖くない新型コロナウイルスと
本当に怖い新型コロナワクチン』
ユサブル(2021/6/15) |
- はじめに
- 第1部 新型コロナウイルスを理解する
- 第1章 新型コロナウイルスとは何なのか?
- 第2章 なぜ新型コロナウイルスが怖いという話になったのか?
- 第3章 本当に新型コロナウイルス感染は多いのか?
- 第4章 海外で死亡者数が多い謎,日本で緊急事態宣言が何度も出されることの問題
- 第5章 新型コロナ情報で垂れ流される様々なウソ
- 第6章 今の対策には本当に効果があるのか?
- 第2部 新型コロナワクチンの正体
- 第7章 そもそもワクチンとは何なのか?
- 第8章 ワクチンを考える時に最も重要な「効果がない」という事実
- 第9章 ワクチンは効かないだけでなく,有害である
- 第10章 新型コロナウイルスワクチンの正体
- 第11章 始まったワクチン接種によって世界で何が起こっているか
- 第12章 新型コロナワクチンが導入される時の問題点
- 第13章 情報を操作する利権団体の存在
- 第14章 なぜ新型コロナを煽り,ワクチン推奨をするのか?
- 第3部 緊急特別対談 ロバート・ケネディ・ジュニア×内海 聡
- おわりに
- 本書は,お金に弱い学者たち(御用学者?)の姿を浮き彫りにしています。
- 研究にお金が必要だとしても,製薬会社に有利なことを言わなければ資金調達ができないということはないはずです。お金をもらって研究を進展させ,製薬会社のやり方が間違っている場合には,その誤りを正し,製薬会社に正しい道を歩ませるのが,学者の仕事だと,私は考えています(医学や薬学と分野には,本当のことをいわれても,その人に金を出したいと思われているほどに優れた学者はいないのでしょうか?)。
- そのような本当の学者がどんどん少なくなって,研究が出来さえすればよい,製薬会社に不利なことは公表するまでもないと考え,金のために学問的良心を失っていく学者(御用学者)が増価していることこそが,人類の悲劇だと私は考えています。
- 私は,良心を失っていないと信じている学者に対して,以下の点を問いたいと思います。
- 「新型コロナウイルスが原因で亡くなった人は,インフルエンザが原因で亡くなった人と比べて多いのか?」
- 「遺伝子合成技術を使って作られたmRNAワクチンを人体に注入することで,ウイルス感染を未然に防止することが出来るのか?RNA遺伝子を人体に注入して大丈夫なのか?」
- 「これまで,製薬会社からどれくらいの資金援助を受けているのか?これからの資金援助はどうなのか?」
- 「資金援助を受けるためなら,製薬会社や国に不都合なことは公表しないつもりなのか?」
- アレクシス・キヴィ(森本ヤス子譯)『七人兄弟』起山房(1942)の第9章の演劇化のScratchプログラムを完成させました。
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キヴィ『七人兄弟』第9章の演劇化 |
- キヴィ『七人兄弟』第9章の私なりにつけた目次は以下の通りです。
- 第9章 野生化した牡牛への銃撃と賠償問題
- 第1幕 肉三昧の生活
- 第2幕 肉を平らげるための賭けゲームの提案
- 第3幕 ラウリの森での採集作業と昼寝の夢
- 第4幕 賭けゲームの顛末
- 第5幕 牛殺し事件の調査団の訪問
- 第6幕 牛殺し事件の解決策の検討
- 定期的な賠償を選択した七人兄弟の選択が素晴らしいです。現代日本の青年の法的思考のレベルと比較すると,法学教育の問題点が浮き彫りになるように思います。
- 第7幕 牛殺し事件の賠償の開始
- 川崎公民館でダンスの個人レッスンを受けました。
- 12月20日のダンス教室の内部発表会に備えて,Rumbaを集中的に練習しました。
- (HP訪問者の延べ人数:48,750人)
- 2022年11月25日(金) 晴れ
- アレクシス・キヴィ(森本ヤス子譯)『七人兄弟』起山房(1942)の第9章の演劇化を完成させたので,今日から第10章のテキスト化を開始しました。
- 集中してテキスト化を進めたところ,今回も,1日で,第10章のテキスト化を完成させることが出来ました。
- 第10章は,頁数が前回の第9章(21頁,文字数:13,213字)と比べて,26頁(文字数:16,883字)というように,3,000字以上多かったので,テキスト化のスピードは,今回が最短記録だと思っています。
- (HP訪問者の延べ人数:48,760人)
- 2022年11月26日(土) 曇り時々晴れ
- 母の病気が全快したかどうか,病院で検診を受けるため,母の付き添いをします。
- 病院の医師から,「検査の結果,完治しています。」との診断結果をいただきました。これで安心です。
- 明日開催される「法と経営学会」総会に出席するため,東京に出張します。
- 久しぶりの東京行の新幹線(N700S系)に乗車してみて,これまでのいろいろな課題が解決されているのに気がつきました。
- 九州から東京まで乗車すると,少なくとも1度は,トイレを利用することになります。
- トイレを利用するなら,通路側の席が便利なのですが,通路側の席の場合,これまでは,電源を利用することができませんでした。電源を利用できるのは,グリーン車を除いて,窓側の席だけだったのです。このため,これまでは,電源を利用することを優先してトイレ行の不便を我慢するか,それとも,トイレ行を優先して電源利用を断念するか,いずれかを選択するほかなかったのです。
- ところが,N700S系では,通路側の席にも電源プラグが設置されたため,通路側の席は,トイレの利用も自由,かつ,電源の利用も自由という理想的な環境が整うことになりました。
- それだけではありません。これまで,トイレにウォッシュレットが設置されている車両は少なかったし,グリーン車でさえ,設置されていない車両がありました。ところが,N700S系の車両には,全てのトイレにウォッシュレットが設置されています。
- というわけで,今回の東京出張は,自由席の通路側の席を選択し,フリーWiFiと電源を利用しつつ,好きな時にトイレを利用することが出来て,実に快適な旅行を楽しむことができました。有難いことです。
- 常井健一『地方選-無風王国の「変人」を追う』KADOKAWA(2020/9/25)を読み始めました。(第1日目)
- (HP訪問者の延べ人数:48,770人)
- 2022年11月27日(日) 晴れ
- 常井健一『地方選-無風王国の「変人」を追う』KADOKAWA(2020/9/25)を読んでいます。(第2日目)
- 学習院女子大学で開催される「法と経営学会」の年次大会に参加しました。
- 基調講演:上村達男「企業法制は誰のためにあるのか」
- ガバナンスを日本語にするとどうなるかについても議論をしました。
- 「統治」は上から目線過ぎるように思われる。組織の「目的」とか,「存在理由」に基づいて自らを治めるという意味で,中国語の「治理」という翻訳は優れているが,日本語にはないので,どのような日本語にすべきか議論しました。
- 私は,「造反有理」に倣って,「統治有理」はどうだろうか,とか,順序を逆にして,「有理統治」の方が良くはないかなど,自問自答し続けておりました。
- 特別講演:角家哲雄「米国議会制裁法案と闘った想い出(1987年東芝機械事件)」
- 人の心を打つ講談でした。時間のたつのを忘れて,聞き入りました。
- (HP訪問者の延べ人数:48,780人)
- 2022年11月28日(月) 曇り
- 「法と経営学会」の年次大会への参加を終えて,東京から大分へ帰ります。
- 帰りの新幹線は,残念ながらN700S系ではなく,旧型車両でした。指定座席を通路側にしていたため,通路側でも電源が使えるように予め用意しておいた二股プラグを取り出し,窓側の席に座っている乗客にその利用の許可をいただいた上で,パソコンを目いっぱい使うことが出来ました。
- 新幹線のフリーWiFiは,30分ごとに接続品薄必要があって面倒ですが,通信速度やセキュリティのことを考えると,賢明な措置だと納得しながら,利用させていただきました。
- 常井健一『地方選-無風王国の「変人」を追う』KADOKAWA(2020/9/25)を読んでいます。(第3日目)
- まちと学びのイノベーション研究所」の顧問と「情報Ⅰ」の授業展開についてZoomで情報交換行ないます。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行います。
- (HP訪問者の延べ人数:48,800人)
- 2022年11月29日(火) 雨時々曇り
- 常井健一『地方選-無風王国の「変人」を追う』KADOKAWA(2020/9/25)を読んでいます。(第4日目)
- 豊岡公民館でのダンス教室に参加しました。
- 12月20日の練習発表会に向けての個別練習を行ないました。
- 外国に移住した台湾の友人と,久しぶりで通話しました。元気な様子で良かったです。 Zoomの再開を要望しておきました。
- 日出ロータリークラブのハイブリッド例会(Zoom例会)に出席しました。
- ガバナー公式訪問に向けて式次第等の計画を決定しました。
- (HP訪問者の延べ人数:48,810人)
- 2022年11月30日(水) 曇り
- 常井健一『地方選-無風王国の「変人」を追う』KADOKAWA(2020/9/25)を読んでいます。(第5日目)
- 12月5日に開催される法と経営学会・第2分科会(地方創生とDX)では,私が今年のまとめの報告をすることになっているため,その報告の準備を行っています。
- 外国に移住した台湾の友人と2週間ぶりにZoomミーティングを再開しました。
- 再開したZoom対談では,カタカナ日本語の「ガバナンス」を正規の日本語に翻訳するにはどうしたらよいかということについて議論しました。
- 「ガバナンス」(Governance)という言葉は,日本では,日本語に翻訳しないまま,「コーポレート・ガバナンス」(Corporate governance)など,カタカナのまま使われています。
- その理由のひとつは,Governanceを「統治」と訳してしまうと,大日本帝国憲法の「万世一系ノ天皇之ヲ統治ス」が思い起こされ,専制的な意味が含まれてしまうため,「もっとガバナンスを効かせなくちゃだめだよ。」などと,カタカナのままで用いられているのです。
- しかし,中国語ではGovernanceは,「治理」というように,きちんと国語に翻訳されています。
- 第1に,中国語の「治理」のうちの「治」には,日本でも「治水」といえばわかるように,「制禦」とか「マネジメント」とかの意味があります。
- 第2に,中国語の「治理」のうちの「理」は,日本人にとっては,「理由」が思い起こされますが,台湾の友人によれば,「整理・整頓」の「理」,すなわち,「秩序正しいこと」だそうです。
- 第3に,「治」と「理」とを結合すると,したがって,"Management with (public) order "という意味になるのですが,このことを表現するのに適した日本語の熟語は見当たりません。
- そこで,「組織を,その目的に適合するように,秩序正しく制禦する」という「ガバナンス」の意味を伝える日本語を考案しなければなりません。
- すぐに解決がつくような問題ではないので,折に触れて,解決案を探求していくことにしました。
- (HP訪問者の延べ人数:48,830人)
- 2022年12月1日(木) 曇り後晴れ
- 常井健一『地方選-無風王国の「変人」を追う』KADOKAWA(2020/9/25)を読み終わりました。(第6日目)
- 12月5日(土)に開催される法と経営学会・第2分科会(地方創生とDX)での報告原稿「2022年の活動報告と来年度に向けての提言」をまとめて,事務局に送りました。
- 川崎公民館でダンスの個人レッスンを受けました。
- 12月20日のダンス教室の内部発表会に備えて,Rumbaを集中的に練習しました。
- 台湾の友人とZoomミーティングを行ないました。
- (HP訪問者の延べ人数:48,840人)
- 2022年12月2日(金) 曇り後晴れ(ワールドカップで,日本チームが最強のスペインチームを2対1で破りました。快挙です。)
- 経営学会・第2分科会(地方創生とDX)での報告原稿「2022年の活動報告と来年度に向けての提言」を追加・修正しました。
- 第2分科会(地方創生とDX2022年の活動のまとめと展望
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法と経営学会・第2分科会(地方創生とDX)
2022年のまとめと展望 |
- 2022年のまとめ
- (1) 法と経営学会 第2分科会「地方創生とDX」2022年基調報告リスト
- (2) 基調報告に刺戟を受けて読んだ本
- (3) 驚きの高等学校必修科目「情報Ⅰ」(ふりがなプログラミング)
- 日本の三大弱点-その解決のためのDX
- (1) 労働生産性の低さ
- (2) デジタル化の遅れ
- (3) 女性のリーダーの割合の低さ
- 日本の三大弱点の解決を求めて
- (1) ルトガー・ブレグマン『隷属なき道-AIとの競争に勝つベーシックインカムと1日3時間労働』文藝春秋(2017)
- (2) NHKスペシャル取材班『ヒューマン-なぜヒトは人間になれたのか-』角川書店(2012/3/25)
- (3) 所得・時間・空間を分かち合おう
- 今後の提言-地方から調査をはじめよう-
- 番外編“Governance”の訳語「治理」をめぐって
- 久しぶりに,理髪店で散髪をします。
- (HP訪問者の延べ人数:48,850人)
- 2022年12月3日(土) 晴れ後曇り
- キヴィ『七人兄弟』第10章の演劇化プログラムの開始に先立って,テキスト化された文章をExceを使ってシナリオ・データ化する作業を開始しました。
- 経営学会・第2分科会(地方創生とDX)での報告原稿「2022年の活動報告と来年度に向けての提言」に次の項目を追加しました。
- コロナ後の私の法的思考-SDGsと憲法の組合せ-
- 1.SDGs前文
- 我々は,極端な貧困を含む,あらゆる形態と側面の貧困を撲滅することが最大の地球規模の課題であり,持続可能な開発のための不可欠な必要条件であると認識する。…我々はこの共同の旅路に乗り出すにあたり,誰一人取り残さないことを誓う。
- 2.日本国憲法
- (1) 国民の基本的人権と国・自治体の責務(BI(Basic Income)を実施する責務)
- 第25条【生存権】
- ①すべて国民は,健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
- ②国は,すべての生活部面について,社会福祉,社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。
- (2) 国民の三大義務と国・自治体の責務(国民の三大義務を支援する責務)
- 第26条【教育を受ける権利と受けさせる義務】
- 第27条【勤労の権利と義務,勤労条件の基準及び児童酷使の禁止】
- 第30条【納税の義務】
- 台湾の友人とZoomミーティングを行ないました。
- 経営学会・第2分科会(地方創生とDX)の第回会議を開催し,第2分科会の座長として2022年のまとめの報告を行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:48,860人)
- 2022年12月4日(日) 曇り
- 昨日開催された第19回法と経営学会・第2分科会(地方創生とDX)で報告した「2022年の活動報告と来年度に向けての提言」をビデオ録画したので,議事録としてテキスト化してもらうため事務担当に送付しました。
- キヴィ『七人兄弟』第10章の演劇化プログラムを作成しました。
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キヴィ『七人兄弟』第10章の演劇化 |
- 第10章
- 第1幕 開拓による債務の完済とビールの醸造
- 第2幕 麦酒の販売・収益計画
- 第3幕 背任の後に帰還したエーロへの折檻とシメオニの逃亡
- 第4幕 家に連れ戻されたシメオニの夢物語と予言
- 第5幕 神への畏怖と麦酒醸造器の打ち毀し
- 第6幕 タミスト農場へ向かう途中での豚の寓話
- 第7幕 タミスト農場でのトーコラ青年との喧嘩(第3回戦)
- 潜在的な能力を持ち,一方で精力的に開拓に取り組み,借金を完済するという成果をしながら,他方で,喧嘩,飲酒の悪習から抜け出せないでいる状態から,少しずつ立ち直るきっかけをつかみつつあるのですが,その立ち直りをぶち壊す事件が勃発します。
- この小説のクライマックスである第11章に向かう,序章に当たる章です。
- 台湾の友人とZoomミーティングを行ないます。
- キヴィ『七人兄弟』の教材化の依頼者とZoomミーティングを行ないました。
- (HP訪問者の延べ人数:48,870人)
- 2022年12月5日(月) 曇り
- まちと学びのイノベーション研究所」の顧問,研究員と「情報Ⅰ」の授業展開についてZoomで情報交換行ないました。
- 今年度中に,「情報Ⅰ」の全ての範囲について練習問題を,研究員一人について100問を作成することにしました。
- まちと学びのイノベーション研究所の取締役会をZoomで開催しました。
- Nagoya RyuNetの理事懇談会(Zoom)に参加します。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行います。
- (HP訪問者の延べ人数:48,880人)
- 2022年12月6日(火) 晴れ
- 深夜まで,ワールドカップ日本対クロアチア戦を最後までABEMATVで見ていて,朝の8時まで寝てしまいました。
- 豊岡公民館でのダンス教室に参加しました。
- 12月20日に開催される,教室内の発表会の準備を行ないました。
- 日出ロータリークラブのハイブリッド例会(Zoom例会)に出席しました。
- 今回は,会員のフラワーアレンジメントの専門家の指導の下で,クリスマスのデコレーションを作成しました。
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日出RCの特別例会で作成した作品 |
- 毎年,この時期になると,会員のフラワーアレンジメントの専門家が,日出ロータリークラブの会員が手作りできるように,会員分の材料を下ごしらえして下さいます。
- 私たち会員は,その専門家の指導の下で,クリスマスのデコレーションを手作りします。
- この日には,日出ロータリークラブの会員だけでなく,家族会員も参加して,和やかな雰囲気の中で,クリスマスのデコレーションの作成に精を出します。今回は,会員の3家族がクリスマスのデコレーションづくりに参加して,熱心に,作品作りに励んでくださいました。
- 私も,専門家の指導の下,手際よく作業を進めて,満足のいく作品を作成することが出来ました。
- 出来上がった作品は,私の書斎に飾って,急に寒くなって,厳しさを増してきた冬の生活を楽しんでいます。
- (HP訪問者の延べ人数:48,890人)
- 2022年12月7日(水) 晴れ時々曇り
- キヴィ『七人兄弟』第11章の演劇化プログラムを完成させました。
- キヴィ『七人兄弟』第11章の演劇化は,本文を読みながら,以下のような7幕で構成することにしました。
- 第1幕 大喧嘩の責任の取り課としての軍隊への志願
- 第2幕 軍隊志願についての郡長とのやり取り
- 第3幕 七人兄弟の混乱と退却
- 第4幕 情報を収集してきたアーポのABC学習案
- 第5幕 アーポの農場大改革案
- 第6幕 エーロをABCの教師とするために教区へ派遣
- 第7幕 エーロの七人兄弟への教育と方法の修正
- (HP訪問者の延べ人数:48,900人)
- 2022年12月8日(木)
- キヴィ『七人兄弟』第11章の演劇化を完成させたので,次のステップとして,第12章のテキスト化を行ないました。
- 川崎公民館でダンスの個人レッスンを受けました。
- 大学院生と著作権法の判例研究を行ないました。
- (HP訪問者の延べ人数:48,910人)
- 2022年12月9日(金) 晴れ
- キヴィ『七人兄弟』との対比でマーク・トウェイン(西田 実)『ハックルベリー・フィンの冒険』〔上〕岩波文庫(1977)を読みました。
- (HP訪問者の延べ人数:48,920人)
- 2022年12月10日(土) 晴れ
- 明治学院大学・これからの暮らしを考える研究会で「AI時代の日本の課題」について報告するのに備えて,レジュメを作成しました。
- レジュメを作成する過程でテーマを「コロナ禍後の新しい生活」(Ver.1)に変更しました。
- 1.私のコロナ禍の生活(苦労した年金生活への切り替え)
- 2.ウイルスの正体(ウイルスは生きている,しかも,絶滅はできない)
- 3.ワクチンの正体(ワクチン有効性は疑問,しかも,RNA型のワクチン安全性は不明)
- 4.食物と人体との関係(エネルギー源だけではない。体細胞は,食物から造られている(ルドルフ・シェーンハイマー))
- 5.何を食べればよいか(ご飯,具たくさんの味噌汁,水(お茶)だけで十分)
- 6.人間の本質(分かち合う心)
- 7.生きるために何が必要か(マズローの欲求5段階説,居場所)
- 8.お金はどれだけ必要か(限界費用ゼロ社会におけるMMTに基づくBIの可能性)
- 9.自給できるエネルギーとは何か(水素社会への展望)
- 10.日本の三大弱点とその解決策(労働生産性,デジタル化,女性のリーダー)
- 11.法はどのように再構成されるべきか(SDGsと憲法の融合)
- 12.結論:所得・時間・空間を分かち合う
- 13.実践:自治体の現状・課題・展望の調査-自分の住む自治体から始めよう
- キヴィ『七人兄弟』との対比でマーク・トウェイン(西田 実)『ハックルベリー・フィンの冒険』〔下〕岩波文庫(1977)を読みました。
- 二つの作品でロマンスはどのように取り扱われているのかの対比が明確になりました。
- ハックルベリーフィンの冒険
- 少年の淡い恋心を通じて,少年にとっての理想の女性像が描かれている。
- 七人兄弟
- ロマンチックな恋物語は,少年の一人が伝説を紹介するという形でしか登場しない。
- その代わりに,少年たちが,配偶者が人間の一生にとってどれほど大切かを実践的に探求し,プロポーズとその失敗,自立への努力,プロポーズの再挑戦と成功というプロセスとして描写されている。更には,それぞれの少年の婚姻後の生活が具体的に記述されている。
- (HP訪問者の延べ人数:48,930人)
- 2022年12月11日(日) 曇り一時雨
- 1月7日に「明治学院大学・これくら研」で報告予定の「コロナ禍後の新しい生活」をブラッシュアップしました(Ver.2)。
- Ⅰ コロナ禍を通じて見えてきたもの
- ウイルスとは何か
- 福岡伸一『生物と無生物のあいだ』講談社現代新書(2007/5/20)
- 中屋敷 均『ウイルスは生きている』講談社現代新書 (2016/3/20)
- 武村政春『生物はウイルスが進化させた-巨大ウイルスが語る新たな生命像-』ブルーバックス(2017/5/1)
- 武村政春『ヒトがいまあるのはウイルスのおかげ!-役に立つウイルス・かわいいウイルス・創造主のウイルス』さくら舎(2019/1/11)
- ウイルスに対抗する手段としての人間の抗体とは何か
- 中屋敷均『生命のからくり』講談社現代新書(2014/6/20)
- 内海聡『医師が教える新型コロナワクチンの正体-本当は怖くない新型コロナウイルスと本当に怖い新型コロナワクチン』ユサブル(2021/6/15)
- ワクチンは有効か,安全か
- 内海聡『医師が教える新型コロナワクチンの正体-本当は怖くない新型コロナウイルスと本当に怖い新型コロナワクチン』ユサブル(2021/6/15)
- 福岡伸一「ウイルスは撲滅できない 共に動的平衡を生きよ」養老孟司=ユヴァル・ノア・ハラリ=福岡伸一=ブレイディみかこ=ジャレド・ダイアモンド=角幡唯介他(朝日新聞社編)『コロナ後の世界を語る 現代の知性たちの視線』朝日新書(2020/8/11)
- Ⅱ 人間の本質に迫る
- 生物としての人間
- 福岡伸一『せいめいのはなし』新潮文庫(2014/11/1)
- 福岡伸一『新版 動的平衡1-生命はなぜそこに宿るのか(生命とは何か)-』小学館新書(2017/6/5)
- 福岡伸一『新版 動的平衡2-生命は自由になれるのか(生命はどこから来たのか)-』小学館新書(2018/10/8)
- 福岡伸一『動的平衡3-チャンスは準備された心にのみ降り立つ-』木楽舎(2017/12/1)
- 類人猿との違い
- 今西錦司『生物の世界』 弘文堂(1941),講談社文庫(1972/1/15)
- NHKスペシャル取材班『ヒューマン-なぜヒトは人間になれたのか-』角川書店(2012/3/25)
- 分かち合う心
- NHKスペシャル取材班『ヒューマン-なぜヒトは人間になれたのか-』角川書店(2012/3/25)
- 田淵俊彦=NNNドキュメント取材班 『発達障害と少年犯罪』新潮新書(2018/5/16)
- Ⅲ 人間の生活に必要なものとは何か
- 総論
- 欲求5段階説(アブラハム・マズロー(金井 寿宏=大川 修二訳)『完全なる経営』日本経済新聞出版社(2001/11/30)149頁)
- ルトガー・ブレグマン『隷属なき道-AIとの競争に勝つベーシックインカムと1日3時間労働』文藝春秋(2017)
- 健康
- 健康に必要な水と食糧
- 福岡伸一『生命と食』岩波ブックレット(2008/8/6)
- 幕内秀夫『子どもをじょうぶにする食事は,時間も手間もかからない』ブックマン社(2019/10/10)
- 安心できる居場所
- 阿部彩『子どもの貧困-日本の不公平を考える』岩波新書(2008/1/22)
- 阿部彩『子どもの貧困II-解決策を考える』岩波新書(2014/1/22)
- 阿部彩『弱者の居場所がない社会-貧困・格差と社会的包摂』講談社現代新書(2011/12/10)
- 快適な生活を送るための電気等のエネルギー
- 最首公司『水素社会宣言-脱酸素「減炭」政策のために-』エネルギーフォーラム(2005/11/21)
- 今村 雅人『図解入最新水素エネルギーの仕組みと動向がよーくわかる本』秀和システム(2020/10/)
- 西宮伸幸『[カーボンニュートラル]水素社会入門』河出書房新社(2021/9/20)
- 文化
- 自分を高めるための学習
- 新井紀子『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』東洋経済新聞社(2018/2/15)
- 渡辺信一『AIに負けない「教育」』大修館(2018/8/1)
- 新井紀子『AIに負けない子どもを育てる』東洋経済新報社(2019/9/19)
- 西川順『個別最適化の教育-人生100年時代を生き抜く子を育てる!』学陽書房(2019/11/5)
- 石戸奈々子編『日本のオンライン教育最前線-アフターコロナの学びを考える』明石書店(2020/10/1)
- 木村泰子『10年後の子どもに必要な「見えない学力」の育て方』青春出版(2020/11/20)
- 人と協力して成果を出すための仕事
- ルトガー・ブレグマン『隷属なき道-AIとの競争に勝つベーシックインカムと1日3時間労働』文藝春秋(2017)
- 渡邉正裕『10年後に食える仕事食えない仕事-AI,ロボット化で変わる職のカタチ』東洋経済新報社(2020/3/12)
- 義務を果たすためのお金
- ジェレミー・リフキン(柴田裕之訳)『限界費用ゼロ社会-<モノのインターネット>と共有型経済の台頭-』NHK出版 (2015/10/27)
- ジェレミー・リフキン(柴田裕之=伊藤陽子訳)『スマート・ジャパンへの提言-日本は限界費用ゼロ社会へ備えよ-』NHK出版(2018/4/25)
- L・ランダル・レイ(中野 剛志=松尾 匡・解説, 島倉 原=鈴木 正徳・訳)『MMT現代貨幣理論入門』東洋経済新報社 (2019/8/30)
- 宮沢和正『ソラミツ世界初の中銀デジタル通貨「バコン」を実現したスタートアップ-日本発のブロックチェーンで世界を変える-』日経BP(2020/12/21)
- Ⅳ 世界の視点から見た日本の三大弱点とその克服方法
- 労働生産性
- 金川顕教『時給思考-1時間で10倍の成果を生み出す最強最速スキル』すばる舎 (2017/11/23)
- 河本薫『データ分析・AIを実務に活かす データドリブン思考』ダイヤモンド社(2022/1/11)
- デジタル化
- 河本薫『会社を変える分析の力』講談社現代新書(2013/7/18)
- 安宅和人『シン・ニホン-AI×データ時代における日本の再生と人材育成』NewsPicksパブリッシング(2020/2/20)
- 野口悠紀雄『データエコノミー入門-激変するマネー,銀行,企業』PHP新書(2021/10/28)
- 女性のリーダー
- 齋藤有紀子編著『母体保護法とたたくしたち-中絶・多胎減数・不妊手術をめぐる制度と社会-』明石書店(2002/9/10)
- 江口聡(編・監訳)『妊娠中絶の生命倫理-哲学者たちは何を議論したか』勁草書房 (2011/10/11)
- 田嶋陽子『愛という名の支配』新潮文庫(2019/11/1)
- 福岡伸一『できそこないの男たち』光文社新書(2008/10/20)
- Ⅴ 法はどのように再構成すべきか
- SDGsの前文の精神
- 高井亨=甲田紫乃編『SDGsを考える-歴史・環境・経営の視点からみた持続可能な社会』ナカニシヤ出版(2020/3/30)
- 蟹江憲史『SDGs(持続可能な開発目標)』中公新書 (2020/8/20)
- SDGsと日本国憲法の融合
- 日本国憲法第25条の実現
- Ⅵ 結論:分かち合う生活
- 所得の公平な分配(MMTに基づくBI,デジタル中央通貨,デジタル地方通貨)
- 時間の公平な分配(働き方改革,残業の撲滅)
- 空間の公平な分配(人口減少時代の都市計画,移民対策)
- Ⅶ 将来の展望:腐敗の防止のための憲法15条1項の実質化に向けて
- コロナ禍で進んだ学習環境の改善と将来展望
- コロナ禍で暴露された腐敗の実態と将来展望
- 憲法15条1項の実現に向けた取組みの将来展望
- キヴィ『七人兄弟』第12章のテキスト化を完成させたので,次のステップとして,第12章の演劇化のプログラムを作成するための台本をExcelファイルを作成しました。
- (HP訪問者の延べ人数:48,950人)
- 2022年12月12日(月) 晴れ時々曇り
- キヴィ『七人兄弟』第12章の演劇化のプログラムを作成しました。
- 第12章の演劇化プログラムは,以下のように構成しました。
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キヴィ『七人兄弟』第12章の演劇化 |
- 第1幕 兄弟の勉学,冷害とインビヴァラ農場の改善
- 第2幕 兄弟の勉学の進展と冷害に対する農場の再改善
- 第3幕 久しぶりの猟とその成果
- 第4幕 黄金の夏と勉学の成果
- 第5幕 インビヴァアラ農場の改善の成果
- 第6幕 10年の賃貸の終了によるユーコラ農場の復帰
- 第7幕 農場経営と配偶者の夢
- 第12章の特色は,アーポ(三男)が,兄弟たちに向けて,配偶者の重要性と,選ぶに際してのポイントと,配偶者を選んだ後の処遇について,大演説を行っている点にあると思います。
- 結婚前の若者が,ここまで深く考えているとは思えず,おそらく作者自身の思いがこもった大演説だと思われるので,その核心部分を紹介しておきます。
- アーポ(三男)「…それだからこそ,結婚ということは,誰でも一生の中で,一番真剣に考えなければならんことだ。」
- アーポ(三男)「…女房というものは,天から与えられた,最も良い友達であり,名誉であり,喜びであり,その家を平和と喜びの天国にするものだ。」
- アーポ(三男)「そういう女房の夫になった男は,彼女を一番大事な宝とし,目に入れるほど可愛がらなきゃいかん。」
- アーポ(三男)「夫は,もし,自分の若い相手に対して,その悪い点を治そうとするなら,親切な言葉と,愛情のある目つきで,優しく言わなければならんのだ。」
- アーポ(三男)「決して,『お隣の良い奥さんは…』とか,今は墓の下に安らかに眠っている母親を『あの親切なお母さんは…』などと言っては駄目なんだ。」
- まちと学びのイノベーション研究所」の顧問,研究員と「情報Ⅰ」の授業展開についてZoomで情報交換行ないます。
- まちと学びのイノベーション研究所」の取締役会をZoomで開催します。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行います。
- (HP訪問者の延べ人数:48,960人)
- 2022年12月13日(火) 雨後晴れ
- 12月22日に市長と会見するに際して,政策アドバイザーとして私が果たすべき役割と,法律の専門家として市長にアドバイスすべき提言を短い文書にまとめてみました。
- 豊岡公民館でのダンス教室に参加しました。
- 12月20日に行う「教室内成果発表会」のリハーサルを行いました。Rumbaのステップが力強くなってきたと,ダンスの先生から初めてお褒めの言葉をいただきました。
- 日出ロータリークラブでRI2720地区(熊本・大分)のガバナー公式訪問の歓迎と懇談の行事が行なわれるため,この行事に参加しました。そして,その後の日出ロータリークラブのハイブリッド例会(Zoom例会)にも出席しました。
- RI2720地区ガバナーのガバナーアドレスの中で,DEI(Diversity, Equity, Inclusion)を取り上げられた点に,私は大いに興味を持ちました。
- DEI(多様性,衡平,包摂)を説明する際に,ガバナーは,多様性(Diversity)と包摂(Inclusion)とを説明した後に,衡平(Equity)を平等(Equality)との対比で説明されました。
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平等(Equality) |
衡平(Equity) |
出典:Equality v.s. Equity - 西尾泰和のScrapbox |
- 非常にわかりやすい説明でした。中でも,説明の中で示された右の図を見て,私は,懸案のBI(Basic Income)の説明にも使える素晴らしい図だと思いました。それと同時に,ガバナーの説明に多少の違和感を覚えました。
- 右の図は,高い木になっているリンゴを取ろうとしている背の高い人A,中くらいの背の人B,背の低い人Cに対して,何を与えるのが適切かを問うものです。
- Aにも,Bにも,Cにも,踏み台を1台ずつ与えるのが平等(Equolity)の考え方であり,背の高さに応じて,Aには1台,Bには2台,Cには3台の踏み台を与えるのが衡平(Equity)の考え方であるというのが,ガバナー説明でした。
- ガバナーの説明は,この図の説明としては完璧であり,その結果も,妥当です。しかし,この図においては,衡平を実現するのに,平等(3台の踏み台)の2倍の費用(6台の踏み台)を必要としています。
- 私は,Aにも,Bにも,Cにも,踏み台を1台ずつ与えれば,済む問題だと考えました。
- なぜなら,Aがリンゴを取った後,AがBに1台の踏み台を貸してやり,次に,Bがリンゴを取った後,Bが不要になった2台の踏み台をCに貸してやれば,平等と同じ費用で,平等が衡平に変わるのであり,E(平等)からE(衡平)を実現するのが,D(多様性)とI(包摂)の力であると説明すれば,DEI(多様性,衡平,包摂)の説明が完結すると考えたからです。
- 私が以上の説明をすると,ガバナーも納得されて,「今後に行うガバナーアドレスでは,バージョンアップを考えましょう」と応じて下さいました。
- (HP訪問者の延べ人数:48,970人)
- 2022年12月14日(水) 曇り後晴れ
- キヴィ『七人兄弟』第12章の演劇化を完成させたので,次のステップとして,第13章のテキスト化を開始します。(第1日目)
- ガバナー公式訪問・懇親会の際に行ったスピーチを原稿(「DEIにおける平等と衡平の関係について」)にまとめて,日出ロータリークラブの事務局に送付しました。
- キヴィ『七人兄弟』の教材化の依頼主と今後の展開(単行本化)について,懇談しました。
- (HP訪問者の延べ人数:48,980人)
- 2022年12月15日(木) 晴れ
- キヴィ『七人兄弟』第12章の演劇化を完成させたので,次のステップとして,第13章のテキスト化を行なっています。(第2日目)
- 川崎公民館でダンスの個人レッスンを受けました。
- 12月20日の教室内成果発表会に向けて,Rumbaの練習をくり返し行いました。
- 大学院生と著作権法の判例研究を行ないます。
- キヴィ『七人兄弟』の教材化の依頼主と,今年度の残りの時間の教材活用について懇談しました。
- (HP訪問者の延べ人数:48,990人)
- 2022年12月16日(金) 晴れ後曇り
- キヴィ『七人兄弟』第12章の演劇化を完成させたので,次のステップとして,第13章のテキスト化を行なっています。(第3日目)
- キヴィ『七人兄弟』の教材化の依頼主と,来年度の教材活用について懇談しました。
- (HP訪問者の延べ人数:49,000人)
- 2022年12月17日(土) 雨後曇り
- キヴィ『七人兄弟』第12章の演劇化を完成させたので,次のステップとして,第13章のテキスト化を行なっています。(第4日目)
- 大分ダンス・スポーツ連盟の理事会に出席しました。
- 理事会後,大分駅近くの魚料理店で昼食をとりながら会長と懇談しました。
- 久世まちなか再生ビジョン会議(Zoom)に参加しました。
- 妹夫婦が年末の挨拶に泊りがけでやって来てくれました。
- 購入したまま裾上げをしていなかったダンス用のパンツの裾上げを手伝ってもらいました。
- これで,12月20日のダンス教室での発表会の準備が整いました。
- (HP訪問者の延べ人数:49,010人)
- 2022年12月18日(日) 曇り後晴れ
- キヴィ『七人兄弟』第12章の演劇化を完成させたので,次のステップとして,第13章のテキスト化を行なっています。(第5日目)
- (HP訪問者の延べ人数:49,020人)
- 2022年12月19日(月) 晴れ後曇り
- キヴィ『七人兄弟』第12章の演劇化を完成させたので,次のステップとして,第13章のテキスト化を行なっています。(第6日目)
- まちと学びのイノベーション研究所」の顧問,研究員と「情報Ⅰ」の授業展開についてZoomで情報交換行ないました。
- まちと学びのイノベーション研究所の取締役会をZoomで開催しました。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:49,020人)
- 2022年12月20日(火) 晴れ
- 豊岡公民館でのダンス教室に参加しました。
- 今日は,この1年間の練習の成果を発表する会が開催されるので,参加しました。
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教室内での発表会
Rumbaの基本ステップ |
- 私は,プログラムに従って,最初に,大分ダンススポーツ連盟の理事として挨拶をしたのち,教室の会員代表者とBasic Jiveを踊り,プログラムの中ごろに,教室の先生とペアを組んで,Rumbaの基本ステップを披露しました。
- 発表会になると,緊張するため,普段の練習の50%程度の実力しか出せないそうなので,力を抜いて,姿勢を正して躍ることにしたのですが,ビデオで撮影してみると,自分の踊りが欠点だらけであることがよくわかりました。
- ステップが音楽に合っていない箇所が何か所もあります(致命的)。
- ただ基本に従って踊っているだけで,メリハリがありません(不可評価)。
- 先生にリードされていて,自発的な踊りが出来ていません(不可評価)。
- ステップに自信がない個所で,下を向いてしまっていました(致命的)。
- このようなことは,普段から先生に指摘されていたのですが,ビデオを見るまで,よく理解できていませんでした。しかし,これで,先生から指摘されていたことが実感として理解できました。ビデオの威力は素晴らしいです。
- ビデオを見ることによって,次からの練習の課題が明らかになりました。来年の発表会に向けて,相手を楽しくリードできるように練習を重ねることにします。
- (HP訪問者の延べ人数:49,040人)
- 2022年12月21日(水) 雨後曇り
- キヴィ『七人兄弟』第12章の演劇化を完成させたので,次のステップとして,第13章のテキスト化を行なっています。(第7日目)
- 岡山県真庭市に出張します。
- 今日は岡山で一泊し,明日の朝早く,真庭市に向かいます。
- まちと学びのイノベーション研究所のCOOに勧められて,礒津政明『2040教育のミライ』実務教育出版(2022/7/10)を読み始めました。(第1日目)
- (HP訪問者の延べ人数:49,050人)
- 2022年12月22日(木) 曇り後晴れ
- 市のdX推進連絡協議会に出席し,法的問題について報告を行いました。
- 市長と面談し,来年度における市の政策アドバイザーとしての活動計画を市に提案しました。
- 礒津政明『2040教育のミライ』実務教育出版(2022/7/10)を読んでいます。(第2日目)
- 大学院生と著作権法の判例研究を行ないました。
- 最判平16・2・13ギャロップレーサー事件を読みました。
- (HP訪問者の延べ人数:49,060人)
- 2022年12月23日(金) 雪時々曇り
- 礒津政明『2040教育のミライ』実務教育出版(2022/7/10)を読んでいます。(第3日目)
- まちと学びのイノベーション研究所の顧問と高校を訪問して校長先生と面談し,情報Ⅰの教育を中心に,PBLへの参画について協議しました。
- まちと学びのイノベーション研究所の取締役,および,市の政策アドバイザーとしての仕事を終えて,大分に帰りました。
- (HP訪問者の延べ人数:49,070人)
- 2023年12月24日(土) 晴れ
- 礒津政明『2040教育のミライ』実務教育出版(2022/7/10)を読み終わりました。(第4日目)
- 今年(2023年)に生まれた子供が成人を迎える18年後(2040年)の教育がどうなっているのか(第1章~第2条),または,その時の教育はどうあるべきなのか(第3章~第4章)について,貧困家庭の子どもでも,最高度の最適化学習を実践できる方法(第5章:メタバースを利用した教育方法)を具体的に示す本です。
- 本書の目次は以下の通りです。
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礒津政明
『2040教育のミライ』
実務教育出版(2022/7/10) |
- はじめに
- 第1章 教育の未来を決める5大当事者
- 第2章 教育改革は「個別最適化」で加速する
- 第3章 「探究型学習」で先の見えない時代を生き抜く力を身につける
- 第4章 学校では教えてくれない「プログラミング教育」の本質
- 第5章 ソニー流「教育×メタバース」の新世界
- 特別対談(①平井一夫×礒津政明/②田村哲夫×礒津政明)
- 5年前に,明治学院大学法学部で,すでに,反転教育を実践していた私としては,本書の未来予測,または,あるべき教育論について,賛同する個所が多いばかりでなく,メタバースを利用した教育(第5章)については,教えられることばかりで,本書を読んで本当に良かったと思います。
- 特に,以下の記述は,白眉だと思います。
- 「現実のロボットが仮想空間で動き,同じく仮想空間で作られたロボットが現実でも同じように動く。この現実と仮想の行ったり来たりこそが,『具体と抽象の往来』であり,創造力・想像力を解き放つのにとても大切な要素なのです。」(本書308頁)
- もっとも,筆者が「はしがき」で以下のように述べられているので,筆者と異なる意見を持つ箇所について,私の異論を具体的に述べておくことにします。
- 「教育というテーマは,各自が思い入れを持っているものです。読み進めるにあたり,私の考えや提案に異なる意見をお持ちになる方もいらっしゃるでしょう。」(本書45頁)
- そこで,私としては,筆者と異なる二つの見解を明記しておくことにします。
- 第1点は,プログラミング教育の目的・効用についてです。
- 筆者は,プログラミング教育に論理的思考力を身につけさせることを強調すべきではないとして,以下のように論じています。
- 「あいまいさを許さないプログラミングの世界で筋道の立っていない命令を書いても,コンピュータは正確に動いてくれません。その命令を頭で考える過程で論理的思考力が鍛えられる側面は確かにあります。しかし,本来,人間の論理的思考力はコンピュータを一切使わなくても,数学や言語を操ることで鍛えることが出来るものです。」(本書244頁)
- この点は,論理型のプログラミング言語(Prolog)を使って,法的推論を鍛えてきた私とすれば,コンピュータで稼働する論理型言語を利用したプログラミングによって,論理的思考力を飛躍的に発展することが出来ることを強調したいと思います。
- 法律ほどに,複雑な論理を扱うようになると,例えば,条文の論理を述語論理で書き表してみると,あまりにも複雑となってしまい,その論理式が正しいかどうか評価することが非常に困難になります。
- そのような場合に,その述語論理をプログラミング言語に変換し,具体的なデータを入力してその推論結果と演算過程を出力してみると,その論理式がどこで間違っているかが手に取るようにわかるようになります。
- 確かに,コンピュータの力を借りずに,論理式を操ることが出来る達人も存在しますが,その達人が記述した論理式をその達人自身が,その論理式が誤っていたことに気づいて書き換える現場に立ち会った経験があります。
- ところが,書き換えた論理式に,またも,誤りが見つかり,何度も誤りを訂正されているのを目撃してしまいました。
- このような誤りは,論理式を計算可能な言語に変換しておけば,簡単に避けることができます。つまり,論理的思考力を強化する上で,コンピュータで稼働する論理言語を利用することの効用の素晴らしさを私は,折りに触れて実感しています。
- 本書の筆者自身も,第4章(学校では教えてくれない『プログラミング教育』の本質)において,「失敗こそ,プログラミングの本質」というタイトルの下に,以下のように,論理的な誤りを含めて,失敗することの大切さを,他人から指摘される前に教えてくれる,したがって,論理的思考を鍛えてくれるプログラミングの重要性を説いているのですから,「プログラミング教育に論理的思考力を身につけさせることを強調すべきではない」(本書244頁)とする筆者の見解は,以下の記述と矛盾しており,誤っていると思います。
- 「日本に『未来クリエイター』が少ないのは,失敗が悪いことだと信じきっている人が多いからです。そういう子供たちに『失敗することの大切さ』を教えられる数少ない機会が,プログラミングなのです。」(本書266頁)
- 大切なことは,プログラミングをすることによって,人間は,他人に指摘される前に,自分の間違いに気づくことができ,人知れず間違いを事前に修正することができるという点にあります。
- 人間は,他人に指摘されないと間違いや失敗にに気づかないにもかかわらず,他人に間違いや失敗を指摘されるのを嫌うという性向を持っています。このため,間違いや失敗を恐れて,チャレンジをしない人が多いのです。
- プログラミングをすることによって,自分では気づくことができない論理的な誤りをコンピュータが指摘してくれます。このことによって,他人に指摘される前に,自分自身で論理的な思考を向上させることができる点に,プログラミングをする最大の利点があるのです。
- 第2点は,本書の学習目標(ラーニングターゲット)には,倫理的側面が欠落していると思われる点です。
- 本書では,学習目標を以下のように提言しています。
- 「デザイン&アート,テクノロジー&ナレッジ,リーダーシップ&コミュニケーション,その3つが交わる部分に位置するのが『創造性とチャレンジ精神』です。」(本書306-307頁)
- このような側面と同時に,高潔性(Integrity)と奉仕の精神が追加されないと,人材育成理念(本書307頁)としてはいびつなものとなってしまうように思われます。
- 以上のような問題点を指摘できるものの,本書の描く「2040年の教育の未来」は,データに裏付けられた未来予測であり,子供を育てている方々,そして,何よりも,本書によって「信用されていない」地元の公立学校(本書84頁)の先生方,「デジタルリテラシーの低さ」(256頁)がやり玉に挙げられている教員にこそ読んでいただきたいと思います。
- (結論)本書は,全ての教員の必読の書と評価することができる良書です。
- 外国に移住した友人から久しぶりに連絡が来たのでさっそくZoomを立ち上げ,二人ででクリスマス・イブを祝うことができました。
- (HP訪問者の延べ人数:49,080人)
- 2022年12月25日(日) 晴れ
- キヴィ『七人兄弟』第12章の演劇化を完成させたので,次のステップとして,第13章のテキスト化を行なっています。(第8日目)
- 外国に移住した友人とZoomでクリスマス・ディナーを楽しみました。
- 日本人に最も大きな影響力を与えている「同調圧力」の問題点を整理してみました。
- 周りの皆と同じレベルの能力を維持しなければならない。
- 1.皆と同じレベルよりも下にいるわけにはいかない。
- 経済成長の時には,皆が努力し,競争し,「猛烈社員」化する。
- その裏返しとして,皆のレベルを下げることになる失敗は許されない。失敗するよりは,何もしない方が良い(公務員の腐敗の典型例)。
- 2.皆と同じレベルであれば,安心していられる。
- 低成長,または,マイナス成長時には,労働生産性の低いままで平気でいられる(ぬるま湯に浸る「ゆでガエル」社員がその典型例)
- 現在の日本は,まさに,この状態。
- 同調圧力を跳ね返すためには,したがって,「失敗をおそれず,チャレンジする能力」を身につける必要があります。その方法は,おそらく,「同調圧力を逆手に取る」という,以下のやり方です。
- 1.失敗をする前に,自分の間違いを指摘してくれるプログラミングの能力(小学校教育から始まっている)を身につける。
- その訓練を通じて,人知れず失敗を最小限に抑えることができるようになるので,自己肯定感が得られる。
- プログラミングの訓練を通じて,失敗こそが,成功につながることが理解できるようになる。
- 2.失敗を未然に防止してくれる,同調圧力からの批判が貴重なものであることを理解する。
- そうすると,同調圧力からの批判に対して,素直になれる。自分への批判者が,タダで雇ったコーチに見えてくる。
- その批判を,相手にも返して,WinWinの関係を構築できるようになる。
- (HP訪問者の延べ人数:49,090人)
- 2022年12月26日(月) 晴れ
- キヴィ『七人兄弟』第12章の演劇化を完成させたので,次のステップとして,第13章のテキスト化を行なっています。(第9日目)
- 第13章のテキスト化が完了しました(各幕のタイトルは,私の創作です)。
- 第1幕 (序)インビヴァラからユーコラ農場への帰還の道筋
- 第2幕 帰還祝いへの納所僧の招待と仲裁役の依頼
- 第3幕 帰還祝いへのジプシーのラジャマキ隊の招待
- 第4幕 帰還祝いへのコリスチン爺さんの招待と失敗
- 第5幕 ユーコラ農場へ到着とユーハニの再プロポーズの成就
- 第6幕 納所僧の仲裁によるトーコラ青年との和解
- 第7幕 (大団円)カドリールとポルカ
- まちと学びのイノベーション研究所」の顧問と「情報Ⅰ」の授業展開についてZoomで情報交換行ないました。
- まちと学びのイノベーション研究所」の定例取締役会にZoomで参加しました。
- 改正消費者保護条例に対する評価コメントを書くことにしました。
- 博士論文を執筆している社会人とZoomミーティングを行い,社会人が執筆している原稿について,私が民法の立場からアドバイスを行いました。
- (HP訪問者の延べ人数:49,100人)
- 2022年12月27日(火) 晴れ
- キヴィ『七人兄弟』第13章のテキスト化を完成させたので,次のステップとして,第14章(最終章)のテキスト化を行ないます。(第1日目)
- 知能システム工学講座の教授から,AI技術の最前線について講義を受けます。
- 注文していた,田代ひとみ=中村則子=初鹿野阿れ=清水知子=福岡理恵子『新完全マスター読解 日本語能力試験N2』スリーエーネットワーク(2011/8/23)が届いたので,読み始めました。(第1日目)
- いきなり,N1から始めるより,N2からはいる方が良いと思って,N2から読み始めることにしました。もちろん,N2を読み終えたら,N1も読みこなす予定です。
- (HP訪問者の延べ人数:49,110人)
- 2022年12月28日(水) 晴れ時々曇り
- 田代ひとみ=中村則子=初鹿野阿れ=清水知子=福岡理恵子『新完全マスター読解 日本語能力試験N2』スリーエーネットワーク(2011/8/23)を読み終わりました。(第2日目)
- 日本語の文章を理解するにはどうしたらよいかという問題について,文章全体の理解のための分析方法を明らかにするとともに,その分析結果を統合することによって,文章の読解能力が養成できることを実践的に明らかにした本です。
- 本書の目次は以下の通りです。
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田代ひとみ=中村則子=
初鹿野阿れ=清水知子=福岡理恵子
『新完全マスター読解 日本語能力試験N2』
スリーエーネットワーク(2011/8/23) |
- 実力養成編
- 第1部 評論・解説・エッセイなど
- 1.文章のしくみを理解する-文章全体の意味をとらえる練習
- 2.問いを解く技術を身につける-文章の細かい部分を正確に読み取る練習
- 第2部 広告・お知らせ・説明書きなど
- 1.全体をつかむ-全体的な内容を尋ねる問い
- 2.情報を探し出す-部分的な内容を尋ねる問い
- 第3部 実戦問題
- 1.内容理解(中文)
- 2.主張理解(長文)
- 3.統合理解
- 4.情報検索
- 模擬試験
- 別冊 解答と解説
- 私は,高校時代の過酷な自治会活動を通じて,実践的な本の読み方をマスターしたこともあって,国語力では学年の枠を超えて,優秀であることが認められていました。
- また,大学時代には,大学紛争の際の文書合戦,および,法律学の精緻な理論を学ぶことによって,高度な読解力を養ってきました。
- しかし,読解力を養うにはどうすればよいのかという方法論については,「興味のある本を精読したら?」という程度の助言をすることしかできず,他人に対して,読解力を養成する方法教える術を知りませんでした。
- このたび,外国の友人の日本語能力の向上を支援するため,および,高等学校で「情報Ⅰ」を講義する際に必要なわかりやすい補助教材を作成するために,本書を購入して読んでみました。
- 本書の第1部第1章(文章のしくみを理解する)を読むことを通じて,私が得意とする「文章を要約したり,見出しを的確につけたりする方法」を,他人に教えることができるようになったように思います。
- その方法の要点は,文章を「対比」,「言い換え」,「比喩」,「疑問提示文」,「主張表現」という点に着目して,文章構造を箇条書きに書き直し,その要点を繋げると,文章全体の要約文が完成するというものです。
- この能力を育てながら,第2章(問いを解く技術を身につける)で細かい留意点を身につけ,最後に,第2部(広告・お知らせ・説明書きなど)を読んで,一般の人々に向けて書かれた「正解が一つしかない」問題(お知らせ文の中には,命に係わる避難勧告文などのように,解釈が一つしかないという文章もありえます)を解くことによって,読解力が確実に養われることを確認することができました。
- 本書を読んだおかげで,来年度も実際の高校の「情報Ⅰ」の講義を補助する際に,昨年度のように法律文の読み方・書き方を講義する以外に,一般的な読解力を向上させる方法についても,しっかりした講義をすることができるという確信を得ることができました。
- そればかりでなく,外国人留学生に対しても,日本語能力を向上させるための支援を行うことができるようになったと思います。
- (HP訪問者の延べ人数:49,120人)
- 2022年12月29日(木) 晴れ時々曇り
- 昨日N2の読解を教科書を読み終えたので,N2の文法の教科書である友松悦子=福島佐知=中村かおり『新完全マスター文法 日本語能力試験N2』スリーエーネットワーク(2011/7/20)を読み始めました。(第1日目)
- 読み始めて,違和感を覚えました。確かに例題もよく,説明も分かりやすいのですが,あたかも,100本ノックをさせられてるようで,日本語文法の全体像が見えてきません。昨日読み終えた,N2読解の教科書とは,レベルが違うように思えてなりません。
- そこで,外国人向けの日本語の文法の体系がわかる本を検索して読むことにしました。
- 原沢伊都夫『日本人のための日本語文法入門』講談社現代新書(2016/11/1)を読みました。
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原沢伊都夫
『日本人のための日本語文法入門』
講談社現代新書(2016/11/1) |
- 本書は,私たちが学校の国語で習う文法(国文法/学校文法)とは異次元の文法(日本語文法)の概説書書です。その内容は,外国人に日本語を理解してもらうための日本語文法の概説書なのですが,その考え方を,わざわざ,日本人のために,体系的にレクチャーしてくれる有難い本です。
- 外国人に日本語を教えたいと思っている,今の私の要望を存分に叶えてくれる理想的な日本語文法の教科書でした。
- 本書の目次と,重要事項とは以下の通りです。
- 第1章 学校で教えられない「日本語文法」
- 日本語の文型
- 日本語の基本的な構造(コト)は,述語を中心に複数の成分からなり,それぞれの成分と述語との関係は,格助詞によって示される。
- 日本語のパーツ(成分)をつなぐ「格助詞」
- 格助詞を覚える語呂合わせとしては,「鬼までが夜からデート(ヲ/ニ/マデ/ガ/ヨリ/カラ/デ/ヘ/ト)」がある。 詳細は以下の通り。
- ヲ格(目的語),ニ格(場所,時,到達点),マデ格(到達点),ガ格(主語),ヨリ格(起点,比較),カラ格(起点),デ格(場所,手段・方法,原因・理由),ヘ格(方向),ト格(相手)
- 第2章 「主題(~は))と解説(コト+ムード)」という構造
-
(例) その日に父親は,台所でカレーライスを作ったそうだ。
(下の図については,本書51頁参照) |
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コトの例:(父親)が(台所)で(カレーライス)を(作った)。 |
主題の切り出し(1):(父親)は,(台所)で(カレーライス)を(作った)。 |
主題の切り出し(2):(台所で)は,(父親)が(カレーライス)を(作った)。 |
主題の切り出し(3):(カレーライス)は,(父親)が(作った)。 |
- 第3章 「自動詞」と「他動詞」の文化論
- 第4章 日本人の心を表す「ボイス」〔態〕
- 第5章 動詞の表現を豊かにする「アスペクト」〔相〕
- 第6章 過去・現在・未来の意識「テンス」〔時制〕
- 第7章 文を完結する「ムード」の役割
- 「は/が」の使い分け
- 「が」は新規情報,これに対して,「は」は既存・旧情報(桃太郎の事例が典型例)
- むかし,むかし,あるところに,おじいさんとおばあさん「が」住んでいました。おじいさん「は」,山に柴刈りに,おばあさん「は」,川へ洗濯に行きました。
- Once upon a time, an old man and an old woman lived in a small village. One day the old man went to the mountain to gather firewood and the old woman went to the river to wash clothes.
"Momotaro, The Peach Boy"
- 第8章 より高度な文へ、「複文」
- 留学生に対する日本語の論文指導をしていて,一番困ったのは,格助詞の指導と,副助詞「は」と格助詞「が」の使い分けの指導でした。
- 本書によって,いずれの問題についても,指導の方法をよく理解することができました。これで長年の課題が一気に解決することになり,今後の留学生の指導が愉しみになりました。
- このようにして,本書によって,日本語の文章の構造をを体系的に理解することができたので,友松悦子=福島佐知=中村かおり『新完全マスター文法 日本語能力試験N2』スリーエーネットワーク(2011/7/20)をつつがなく,読み終えることができそうです。
- 個人情報保護法の改正によって,各自治体は,個人情報保護条例の改定を行っています。そして,多くの自治体が,従来の個人情報保護条例を廃止し,それに代わるものとして,「個人情報保護法施行条例」を制定しつつあるのが現状です。
- そこで,私は,具体的な「個人情報保護法施行条例」について,従来の個人情報保護条例との比較対照表を作成した上で,新しい条例が,市民の権利利益を保護するものとなっているかどうかを検討する意見書を作成してみました。
- (HP訪問者の延べ人数:49,130人)
- 2022年12月30日(金) 晴れ後曇り
- 原沢伊都夫『日本人のための日本語文法入門』講談社現代新書(2016/11/1)を読み終えて,日本語文法の体系を理解することができたので,その応用編として, 友松悦子=福島佐知=中村かおり『新完全マスター文法 日本語能力試験N2』スリーエーネットワーク(2011/7/20)を読んでいます。(第2日目)
- 外国に移住した友人が連絡をしてくれて,愚痴をこぼしはじめたので,聴き役に徹しながら,ときどき励ましの言葉を返しました。
- キヴィ『七人兄弟』の教材化の依頼者とZoomミーティングを行ないました。
- (HP訪問者の延べ人数:49,140人)
- 2022年12月31日(土) 晴れ
- 2022年の私(74歳)の日常生活,および,研究・教育活動の総括を行いました。
- 田舎で母(96歳)の世話をする,いわゆる孝行息子としてデジタル家計簿(MoneyForwardMe)を活用した月収20万円での倹約生活
- 遠く離れた友人とZoomで行う,心が癒される相互交流
- 大分ダンス・スポーツ連盟の理事,および,日出ダンス・スポーツ連盟の会長として励むべき,厳しいダンスの練習
- 日出ロータリークラブ(日出RC)の会員(会長エレクト)としての親睦・奉仕活動
- (一社)「法と経営学会」の名誉会長,および,同学会・第2分科会「地方創生とDX」の座長としての研究活動
- (株)「まちと学びのイノベーション研究所」の代表取締役としての「鼓山塾」での高校生・社会人を対象とした教育奉仕活動
- 真庭市の「政策アドバイザー」としての市の職員研修のための「個人情報保護法」,および,「著作権法」の研究活動
- (NPO法人)名古屋留学生ネットの理事としてのAI翻訳(DeepL等)を活用した留学生支援活動
- 修士論文,博士論文を執筆中の社会人,および,大学での教材開発を行なっている先生方への研究・教育支援活動
- 本業としての民法研究
- キヴィ『七人兄弟』の教材化の依頼者とZoomミーティングを行ないました。
- (HP訪問者の延べ人数:49,150人)
- 田舎暮らし
- 規則正しい生活
- 毎朝,一日も欠かさずに行ったストレッチと筋トレ(腹筋,腕立伏せ,腸腰筋運動,各100回ずつ)
- 手を掛けずに行う果物(柑橘類)と野菜(大根)の収穫
- いわゆる親孝行
- 炊事,洗濯,掃除の励行,および,ヘルパーさんたちとの共同作業
- デジタル家計簿の導入と活用
- 自費での出張も,贅沢な食事も廃止して,玄米と乾物の炊き込みを主とした健康食で食費を3万円で賄うことを可能にした。
- そのことを通じて,月収20万円で,月収40万円の一年前と同じレベルの豊かな暮らしを実現することに成功。
- 遠く離れた友人とのZoomによる相互交流
- 分野の違った良書情報を交換し,良書を読み込み,書評を書くことを通じて見識を広げることができている。
- 社交ダンス
- 年末のダンス教室内発表会でRumbaの基本ステップを披露することができた。
- 日出ロータリークラブ
- 来年度の創立40周年記念行事に向けて2度目の会長エレクト(次期会長)に選任された。
- 法と経営学会
- 第2分科会(地方創生とDX)運営と基調報告を率先して行った。
- まちと学びのイノベーション研究所
- 取締役社長への就任と優秀な人材の確保を実現した。
- 高校生と社会人を対象としたDX教育を中心とした鼓山塾の運営を行なった。
- 取締役社長を退任して,平の取締役となり,研究所のシンクタンクとしての役割を担う仕事に専念することになった。
- 真庭市政策アドバイザー
- 個人情報保護法の改正に関する職員研修を実施することができた。市の改正条例について,意見を述べる予定である。
- 留学生支援
- 社会人教育・研究指導
- 修士論文,博士論文を執筆中の社会人に対する論文の書き方の支援をを毎週行なった。
- 教材開発中の教員に対するデジタル・デバイス支援を継続している。
- 非常勤講師
- 明治学院大学法学部(契約法総論)の非常勤講師を行なった。
- 名古屋大学 法政国際教育協力研究センター(CALE)で,留学生のために民法概論の講義を英語で行った。
- 民法研究
- 民法改正
- 債権関係改正の評価行ない,論文を公表することができた。
- 所有権・相隣関係・共有に関する改正に対する評価を所有者不明の土地・建物の処置というから行なっている。
- 学術論文
- 加賀山茂「民法(債権関係)改正で削除された条文の生と死-動的平衡(dynamic equilibrium)理論の視点から-」深谷格=森山浩江=金子敬明編著『生と死の民法学』成文堂(2022/11/20)(301頁)の535-595頁に所収
- 研究ノート
- 加賀山茂「SDGsを活用しての競争力の強化-SDGsと中小企業の役割④」特許ニュース2022年8月24日号 (No.15722) 1-8 頁
- 学会発表
- (1) 2022年4月2日法と経営学会・第2分科会(地方創生とDX)での基調報告
- 加賀山茂「『地方創生とDX』は,『高校教育のDX』から」
- (2) 2022年6月4日法と経営学会・第2分科会(地方創生とDX)第14回会議での基調報告
- (3) 2022年10月1日 第17回会議での基調報告
- 加賀山茂「デジタル社会の法整備 相次ぐ法律の大改正の概要」
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