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自己紹介
作成:1994年12月28日
加賀山 茂
- 履歴
- 業績:業績目録,本文が読めるリンク付の業績一覧(作業中),著書紹介,ビデオ教材の紹介
- 研究分野:民法,消費者法,法情報学,法教育,法と経営学
- 研究者への道のり
- 大阪大学の学生(1967年4月~1979年9月)
- ドイツ語,石川 実教授との出会い
- 大学紛争,雑誌『自由』(1970/2)への寄稿
- 恩師の影響(浜上 則雄先生から学んだこと(阪大人国記「恩師とその弟子達」に収録)) ,フランス語との出会い
- 留学生,黄 宗楽さん(後の台湾大学教授,公平取引委員会・主任委員)との出会いと交流
- 代表論文Ⅰ「民法613条の直接訴権」の執筆と公表 (1977年) (29歳)
- 石田 喜久夫 「民法学のあゆみ」法律時報51巻3号(1979/03)159-160頁(鈴木 禄弥教授(当時55歳)とともに,民法学に一石を投じた」との評価)
- 米倉 明 教授,野村 好弘 教授との鼎談 (1981年) (この座談会によって独立の研究者として受け入れられた)
- 副産物としての初エッセー「文献の引用方法」 (1977年)
- 国民生活センター (1979年10月~1984年3月)
- 消費者問題,消費者法の実務経験
- 特別法(訪販法など)と基本法(民法)との関係についての知見を得る→基本と応用との関係
- 野村 好弘教授との出会い(横浜国大,都立大学での非常勤講師の経験),吉野 一教授との出会い(法律エキスパート研究会)
- 大阪大学の講師・助教授・教授 (1984年4月~1997年3月)
- 理科系の学生との交流,ゼミ生との交流 ,いわゆる弟子の育成の開始
- ワープロからパソコン,そして,エキスパートシステム,櫻井成一朗助手との出会い,人工知能へ
- 代表論文Ⅱ「対抗不能の一般理論」 の執筆と公表(1986年) (38歳)
- 中舎寛樹 「『対抗スルコトヲ得ス』と無効」椿寿夫・伊藤進編著『法律行為の無効』 (別冊NBL66号)166-167頁, 629-658頁の評価
- ドイツ・フランス留学の経験 (1993年10月~1994年9月)
- 名古屋大学 (1996年4月~2005年3月)
- 法整備支援の経験 (モンゴル,中国,カンボジア,ベトナム,ラオス,ウズベキスタン)(フランスの法整備支援の調査)
- 留学生に対する英語での講義(Contract Law, Tort Law)
- 法科大学院設立準備(アメリカ合衆国,カナダ) →「実務を身につけるとは?」,「厳格な成績評価とは?」
- 恩師への弔辞
- 明治学院大学 (2005年4月~2017年3月)
- 法科大学院
- 担保法革命の提唱(自称:民法学への最大の貢献)と代表著書『現代民法 担保法』信山社(2009)の執筆と公表(61歳)
- 代表論文Ⅲ「不法行為における定量分析の必要性」(2011年)の執筆と公表 (PDF)
- 代表論文Ⅳ「銀行振込みと組戻しの民法理論」(2013)の執筆と公表 (PDF)
- 代表論文Ⅴ「民事訴訟法理論の破綻と修復」(2014)の執筆と公表 (PDF)
- ビデオ教材の制作の開始(2012年~)
- 法学研究科(博士後期課程)・法学部
- <科学研究費の申請> 消費者団体の差止請求(小額・大量被害の未然防止)の実態調査(EU諸国)
- <ドクターの養成> 大学院生の指導の改善とその成果(学位取得者の記録)
- <ビデオ教材による授業の透明化> 授業の可視化の必要性,予習のためのビデオ教材の作成,厳格な成績評価
- <社会教育・法教育の実践> 広報改革・少子化対策(ビデオ教材の一般公開,高等学校における法教育の実践)
- 法と経営学研究科 創設メンバー,初代委員長 公式ホームページ 参照
- 明治学院大学大学院 「法と経営学」研究科のめざすもの
- 研究論文「『法と経営学』研究序説」明治学院大学法科大学院ローレビュー 19号(2013/12)1-11頁 (PDF)の執筆と公表(2013)
- 模擬授業の実施と一般誌(法学セミナー)での公表
- 模擬授業のビデオ教材(ショート・バージョン,フル・バージョン)
- 加賀山茂=神田良「ロー・アングル:模擬授業『法と経営学 : 組織のリスク・マネジメント』」法学セミナー 60巻5号(2015/01)52-61頁(PDF)
- 機関誌『法と経営学研究』信山社(2016~)の編集代表として,創刊号の編集を開始。
- 明治学院大学を定年退職(2017年3月31日)。以後は,名古屋大学名誉教授として,研究・執筆活動を行う。
- 「研究者への道のり」のまとめ
- 松浦好治 「はしがき-還暦記念論文集の執筆者を代表して-」松浦好治=松川正毅=千葉恵美子編『市民法の新たな挑戦(加賀山茂先生還暦記念)』信山社(2013)i-iv頁
に,私の「研究者への道のり」についての簡潔なまとめがある。
- これからも続く道のりに思いをはせつつ,振り返ってみると,「職業としての研究者」の道のりは,遠くて厳しい道のりであることに気づく。なぜなら,研究者とは,独立して研究する能力を有する者のことであるが,研究者が,職業として成り立つ大学教授となるためには,(1)
コンスタントに独創的な論文を作成する能力を有しており,かつ,それを実践していること,(2) 独立して研究能力を有する後継者(ドクター)を輩出する能力を有し,かつ,それを実践していること,(3)
研究に必要な外部資金を調達する能力を有しており,それを実践しているいることが必要だからである。
- 職業としての研究者を目指す人も,すでに,大学教授になっている人も,自らの評価を厳しく行うために,杉原厚吉『大学教授という仕事』水曜社(2010)を熟読し,そこから多くを学ぶべきである。
- 大学教授は,その普遍的な責務(1. コンスタントに独創的な論文を作成すること,2. 独立した研究能力を有する課程博士(ドクター)を輩出すること,3. 研究を遂行するための外部資金を調達すること等)が,教授としての「自己評価基準」であることを深く自覚すべきである。
- 以上の「大学教授に普遍的な責務」を踏まえた上で,自らの付加的な目標(例えば,明治学院大学法学部の教授の場合,生き残りをかけて,「講義の透明化」のためにビデオ教材を作成し,学生だけでなく,同僚及び専門家からの評価を受けること,高等学校で法教育を実践することによって,「入学者の確保」に貢献すること等)を掲げて,大学教授としての職務を遂行すべきだと,私は考えている。
- 提言
- 人生に目標を持とう。人生に目標を持ち,かつ,困難を乗り越える方法を会得した人だけが,ストレスの少ない人生を送ることができるからである。そのために,たとえば,偉人伝を読もう。自分の生涯モデルとなる人を発見できるだけでなく,人生でたびたび出会う困難に立ち向かう方法を学ぶことができる。
- 平 光雄『こどもたちが目を輝かせて聞く偉人の話』致知出版(2015/8/25)は,幼い頃から偉人伝に親しむことの意味を教えてくれる。
- 潮見俊隆=利谷信義編著『日本の法学者』法学セミナー増刊・日本評論社(1974/6/30)を読んでみよう。私は,学生の頃,この本を読んで,モデルとなる法学者を見つけ,その学者がどのような学習と研究をしたのかを知り,日本一の民法学者になりたいと思った。
- 人格形成のために,見聞を広め,良いと思うことを実行し,習慣づけよう。人格は,「習慣化された行動」によってのみ評価される。考えているだけでは,人格の評価にはつながらない。習慣化され,「無意識のうちに出る行動」こそが,人格として評価される。
- 何かをマスターしようと思ったら,到達目標を知り,決して「ずる」と「ごまかし」をせずに学ぼう。「ずる」をした人は,決して目標に到達しない。
- 研究者をめざすなら,論文を書くことを習慣づけよう。健康でいたいなら,腹八分目と毎日のストレッチと軽い運動を習慣づけよう。
- 研究者になったら,第1に,先進的な論文をコンスタントに公表し,第2に,優秀な人材を集めて博士号を取得させ,第3に,研究環境を整えるために,研究資金の導入に努めよう。
- 自己分析(SWOT分析)
- 趣味
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